JP2003348151A - 中継装置およびマルチキャスト経路制御方法 - Google Patents

中継装置およびマルチキャスト経路制御方法

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JP2003348151A
JP2003348151A JP2002155730A JP2002155730A JP2003348151A JP 2003348151 A JP2003348151 A JP 2003348151A JP 2002155730 A JP2002155730 A JP 2002155730A JP 2002155730 A JP2002155730 A JP 2002155730A JP 2003348151 A JP2003348151 A JP 2003348151A
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multicast
group
network system
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Hidehiro Fukushima
英洋 福島
Shigeki Morimoto
茂樹 森本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】独自に運用管理されているドメインを複数含む
マルチキャストネットワークシステムにおける運用管理
負担の増加を防止する。 【解決手段】下流ドメイン60bの端末が新規グループ
G2に参加すると、下流ドメインの境界ルータ10は、
グループG2宛てのマルチキャストパケットを送信する
端末を含む上流ドメイン60cの境界ルータ40fに、
グループ管理プロトコルにしたがう参加要求メッセージ
123a1を送信する。一方、下流ドメイン60bのす
べての端末がグループG2から離脱すると、下流ドメイ
ンの境界ルータ10は、グループ管理プロトコルにした
がう離脱要求メッセージ127を上流ドメイン60cの
境界ルータ40fに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独自の運用管理ポ
リシーに基づき運用管理されているドメイン間に介在
し、一方のドメインからのマルチキャストパケットを他
方のドメイン内に中継する中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチキャストとは、特定のグループ
(以下、マルチキャストグループと呼ぶ)に属する端末に
対して1つのパケット(以下、マルチキャストパケット
と呼ぶ)を送信する通信方式のことである。端末は、自
己が接続されたマルチキャストルータに、グループ管理
プロトコルにしたがった制御パケットを送信することに
よって、マルチキャストグループへの参加およびマルチ
キャストグループからの離脱を自由に表明することがで
きる。代表的なグループ管理プロトコルとして、IGM
P(Internet Group Management Protocol)およびMLD
(Multicast ListenerDiscovery)が知られている。これ
ら2種類のプロトコルは、それぞれ、IETF(Interne
t Engineering Task Force)が発行した標準勧告文書(R
FC:Request For Comments)2236およびRFC27
10に規定されている。
【0003】そして、マルチキャストルータは、マルチ
キャスト経路制御プロトコルにしたがった制御パケット
を他のマルチキャストルータに送信することによって、
マルチキャストパケットの配信に必要なマルチキャスト
配信ツリーを生成する。代表的なマルチキャスト経路制
御プロトコルとしては、PIM−SM(Protocol Indepe
ndent Multicast - Sparse Mode)およびMOSPF(Mul
ticast Open ShortestPath First)が知られている。こ
れら2種類のプロトコルは、それぞれ、RFC2362およびR
FC1584に規定されている。その他、代表的なマルチキャ
スト経路制御プロトコルとして、ドラフト文書として公
開されているPIM−DM(Protocol Independent Mult
icast-Dense Mode)およびDVMRP(Distance Vector
Multicast Routing Protocol)が知られている。
【0004】ところで、独自の運用管理ポリシーにした
がって運用管理されている各ネットワークシステム(以
下、ドメインと呼ぶ)においては、マルチキャスト経路
制御プロトコルが独自に採用されている。このようなド
メインを複数含むネットワークシステム(例えば、イン
ターネット、企業内ネットワークまたはイントラネッ
ト)において、送信端末と受信端末とが、互いに異なる
ドメインに存在している場合、ドメイン間のマルチキャ
スト経路制御をサポートするプロトコル(ドメイン間マ
ルチキャスト経路制御プロトコル)が必要になる。代表
的なドメイン間マルチキャスト経路制御プロトコルとし
ては、RFC2858で規定されたMBGP(Multiprot
ocol-extensions for Border Gateway Protocol)、ドラ
フト文書として公開されたMSDP(Multicast Source
Discovery Protocol)およびDWR(Domain Wide Repor
t)が知られている。
【0005】以上の他にも、マルチキャストに関する技
術として、米国特許6182147号が知られている。
この技術は、送信端末側のルータと受信端末側のルータ
との間に、送信端末側から受信端末側への片方向リンク
が介在する衛星通信システムにおいてマルチキャスト経
路制御を実現するものである。具体的には、送信端末側
のルータと受信端末側のルータとの間に、受信端末側か
ら送信端末側への片方向リンクをさらに設け、この片方
向リンクを利用して、受信端末側のルータが、グループ
管理プロトコルにしたがう制御パケットを送信端末側の
ルータに送信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、独自の運用
管理ポリシーにしたがって運用管理されている複数のド
メイン間のマルチキャストパケット中継をサポートする
場合、上記従来の技術によれば、ドメイン内に適用され
るマルチキャスト経路制御プロトコルの他にドメイン間
マルチキャスト経路制御プロトコルも、ドメイン間のル
ータ上で動作させる必要がある。このため、ドメイン管
理者は、ドメイン間マルチキャスト経路制御プロトコル
に関する知識を習得する必要がある。また、ドメイン間
のルータ上でドメイン間マルチキャスト経路制御プロト
コルを動作させることに伴って、管理情報が増加する。
以上のことから、ドメイン管理者の運用管理負担が増大
する。
【0007】一方、米国特許6182147号は、受信
端末と送信端末との間に片方向リンクが存在する衛星通
信システムへの適用技術であり、その適用範囲は限定さ
れている。
【0008】そこで、本発明は、独自の運用管理ポリシ
ーにしたがって運用管理されているドメインを複数含む
マルチキャストネットワークシステムにおける運用管理
負荷の増大を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様によれ
ば、第1ネットワークシステムに含まれる端末が参加し
たグループ宛てのマルチキャストパケットを、当該マル
チキャストパケットを送信する端末を含む第2ネットワ
ークシステムから、前記第1ネットワークシステムに中
継する中継装置であって、前記第1ネットワークシステ
ムに接続される第1インタフェースと、前記第2ネット
ワークシステムに接続される第2インタフェースと、前
記第1ネットワークシステムの端末が参加しているグル
ープの識別情報を含む管理情報を保持する記憶手段と、
前記第1ネットワークシステム内からのメッセージを前
記第1インタフェースが受け付けたことにより前記第1
ネットワークシステムの端末の参加グループが増減した
場合に、前記管理情報を更新する制御手段とを備え、前
記制御手段は、前記第2ネットワークシステムの端末が
マルチキャストパケットの宛先とするグループに参加し
ている端末が前記第1ネットワークシステムに存在する
か否かを前記管理情報に基づき判断し、当該判断結果に
応じて、当該グループへの参加を表明する参加要求メッ
セージおよび当該グループからの離脱を表明する離脱要
求メッセージのいずれか一方を、グループ管理プロトコ
ルにしたがって生成し、前記第2インタフェースから出
力させる、ことを特徴とする中継装置が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
【0011】まず、本実施の形態に係るマルチキャスト
ネットワークシステムの概略構成について説明する。
【0012】本実施の形態に係るマルチキャストネット
ワークシステムには、独自の運用管理ポリシーにしたが
って運用管理されているネットワークシステム(ドメイ
ン)が複数含まれている。ドメイン間は、どのような接
続形態で接続されていてもよい。これらのドメインのう
ち、少なくとも1つには、マルチキャストグループ宛て
のマルチキャストパケットを発信する情報処理装置(送
信端末)が1台以上含まれている。さらに、その他のド
メインのうち、少なくとも1つには、マルチキャストグ
ループ宛てのマルチキャストパケットを受信する情報処
理装置(受信端末)が1台以上含まれている。このような
例として、図7に、3つのドメイン(受信端末を含む下
流ドメイン60b、送信端末を含む2つのドメイン60
a,60c)を含むシステム構成を示す。以下において
は、この、図7に示したシステム構成例に基づき説明を
する。
【0013】各ドメイン60a,60b,60cには、そ
れぞれ、グループ管理プロトコルにしたがった制御パケ
ット(参加要求メッセージ、離脱要求メッセージ)を他の
ドメインのルータとの間で交換するマルチキャストルー
タ(以下、境界ルータと呼ぶ)10,40b,40fが含ま
れている。その他にも、各ドメイン60a,60b,60
cには、それぞれ、マルチキャスト経路制御プロトコル
にしたがった制御パケット(配送要求メッセージ、配送
停止要求メッセージ)を自ドメインの境界ルータとの間
で交換するマルチキャストルータ、グループ管理プロト
コルにしたがった制御パケットを自ドメイン内のいずれ
かのマルチキャストルータ(境界ルータを含む)との間で
交換する情報処理装置が含まれている。
【0014】例えば、下流ドメイン60bには、グルー
プ管理プロトコルにしたがった制御パケットを上流ドメ
イン60a,60cの境界ルータ40b,40fとの間で
交換する境界ルータ10の他、マルチキャスト経路制御
プロトコルにしたがった制御パケットを境界ルータ10
との間で交換する2つのマルチキャストルータ40c,
40dと、グループ管理プロトコルにしたがった制御パ
ケットを自ドメイン内のいずれかのマルチキャストルー
タ(境界ルータを含む)との間で交換する情報処理装置
(受信端末)51a,51b,51cと、が含まれている。
また、一方の上流ドメイン60aには、グループ管理プ
ロトコルにしたがった制御パケットを下流ドメイン60
bの境界ルータ10と交換する境界ルータ40bの他、
マルチキャスト経路制御プロトコルにしたがった制御パ
ケットを境界ルータ40bとの間で交換するマルチキャ
ストルータ40aと、グループ管理プロトコルにしたが
った制御パケットを自ドメイン内のいずれかのマルチキ
ャストルータ(境界ルータを含む)との間で交換する情報
処理装置(送信端末)50aと、が含まれている。また、
他方の上流ドメイン60cには、グループ管理プロトコ
ルにしたがった制御パケットを下流ドメイン60bの境
界ルータ10との間で交換する境界ルータ40fの他、
マルチキャスト経路制御プロトコルにしたがった制御パ
ケットを境界ルータ40fとの間で交換するマルチキャ
ストルータ40eと、グループ管理プロトコルにしたが
った制御パケットを自ドメイン内のいずれかのマルチキ
ャストルータ(境界ルータを含む)との間で交換する情報
処理装置(送信端末)50cと、が含まれている。さら
に、これら3つのドメイン60a,60b,60cのいず
れかのマルチキャストルータ(境界ルータを含む)には、
それぞれ、少なくとも1台ずつ、ドメインの運用管理処
理(例えば、ドメイン内のルータの保持情報の取得また
は設定、ドメイン内の障害検出等の監視)を実行する情
報処理装置(管理端末)55a,55b,55cが接続され
ている。
【0015】このようなネットワークシステムに含まれ
るマルチキャストルータ10,40f,40bは、例え
ば、図2に示すように、CPU20、マルチキャストパ
ケットの中継等に必要な情報およびCPU20が実行す
るプログラムを保持するバッファメモリ22、メインメ
モリ21、ネットワークインタフェースをそれぞれ有す
る複数のネットワークコントローラ23、これらを相互
に接続するバス24、を有している。
【0016】そして、下流ドメイン60bの境界ルータ
10は、このようなハードウエア構成およびCPU20
の実行する処理によって、図1に示すような機能構成を
実現する。具体的には、(1)自ドメイン内または上流ド
メインからのパケットをいずれかのネットワークインタ
フェースで受信するパケット受信部11、(2)マルチキ
ャストパケットの中継等に必要な情報として2種類のデ
ータテーブル17,14を保持する記憶部、(3)パケッ
ト受信部11が受信したパケットの種類(マルチキャス
トパケット、マルチキャスト経路制御プロトコルまたは
グループ管理プロトコルにしたがった制御パケット)を
判断するパケット判別部12、(4)受信パケットが上流
ドメインからのマルチキャストパケットと判断された場
合に、そのマルチキャストパケットの中継処理をマルチ
キャスト中継テーブルの登録内容に基づき実行するパケ
ット中継部10、(5)受信パケットが自ドメイン内から
の制御パケット(マルチキャスト経路制御プロトコルに
したがった配送要求/配送停止要求メッセージ、グルー
プ管理プロトコルにしたがった参加要求/離脱要求メッ
セージ)であった場合にマルチマルチキャスト中継テー
ブルの更新処理を実行するマルチキャスト経路制御部1
6、(6)受信パケットが上流ドメインからの制御パケッ
ト(グループ管理プロトコルにしたがう参加グループ問
合せメッセージ)であった場合またはマルチマルチキャ
スト中継テーブルのエントリ数に変更があった場合に、
グループ管理プロトコルにしたがう制御パケット(参加
要求メッセージ、離脱要求メッセージ)を発行するグル
ープメンバ管理部15、いずれかのネットワークインタ
フェースからパケット(パケット中継部10に中継され
たマルチキャストデータ、グループメンバ管理部15が
生成した制御パケット)を送出するパケット送信部1
8、を実現する。
【0017】記憶部に保持される一方のテーブル(マル
チキャスト中継テーブル)17には、図5に示すよう
に、マルチキャスト中継情報が登録される。各マルチキ
ャスト中継情報には、マルチキャストパケットの送信端
末のアドレス(送信元アドレス)と宛先マルチキャストグ
ループのアドレス(宛先グループアドレス)とを対応付け
た(S,G)エントリ情報17a、マルチキャストパケット
が入力されるネットワークインタフェースの識別情報
(入力インタフェース情報)17b、マルチキャストパケ
ットを出力するネットワークインタフェースの識別情報
リスト(出力インタフェース情報リスト)17c、が含ま
れている。さらに、各マルチキャスト中継情報には、必
要に応じて、マルチキャストパケットのカプセル化に必
要な情報等が付加情報17dとして含まれることもあ
る。
【0018】上流ドメインからのマルチキャストデータ
には、図3に示すように、アドレス情報(送信元アドレ
ス34、宛先グループアドレス35)およびTTL(Time To
Live)値33が設定されるヘッダ部31、送信端末のア
プリケーションが生成した通信データ等が設定されるデ
ータ部32が含まれている。このようなマルチキャスト
パケットを上流ドメインから境界ルータ10が受信した
ときに、そのマルチキャストパケットのヘッダ部に含ま
れているアドレス情報35およびマルチキャストパケッ
トの受信ネットワークインタフェースの識別情報が、新
規マルチキャスト中継情報の(S,G)エントリ情報17
aおよび入力インタフェース情報17bとしてマルチキ
ャスト中継テーブル15に登録される。その後、境界ル
ータ10が、自己に直結された受信端末51cから、グ
ループ管理プロトコルにしたがった参加要求メッセージ
を受信した場合、または、境界ルータ10が、自己に直
結されたルータ40d,40cから、マルチキャスト経
路制御プロトコルにしたがった配送要求メッセージを受
信した場合に、そのメッセージの受信ネットワークイン
タフェースの識別情報が、そのメッセージの宛先グルー
プアドレスを含むマルチキャスト中継情報の出力インタ
フェース情報リスト17cに追加される。
【0019】例えば、図4に示すように、マルチキャス
トグループG1宛てのマルチキャストパケットの送信端
末50a(アドレスS1)を含む第1上流ドメイン60a
の境界ルータ40bと、2つのマルチキャストグループ
G1,G2宛てのマルチキャストパケットの送信端末5
0c(アドレスS2)を含む第2上流ドメイン60cの境
界ルータ40fとが、境界ルータ10のネットワークイ
ンタフェースIF0,IF1に接続されている場合に
は、マルチキャスト中継情報テーブル15には、3つの
(S,G)エントリ情報(S1,G1),(S1,G2),(S2,
G1)が登録される。
【0020】さらに、下流ドメイン60b内において、
受信端末51a,51bがルータ40c,40dに接続さ
れ、これらのルータ40c,40と受信端末51cとが
境界ルータ10のネットワークインタフェースIF2,
IF3,IF4に接続されている場合に、グループアド
レスG2を含む参加要求メッセージを受信端末51cが
送信すると、境界ルータ10は、この配送要求メッセー
ジをネットワークインタフェースIF4で受信し、グル
ープアドレスG2を含む(S,G)エントリ情報(S2,G
2)に対応付けられた出力インタフェース情報リストに
ネットワークインタフェースの識別子IF4を追加す
る。その反対に、グループアドレスG2を含む離脱要求
メッセージを受信端末51cが送信すると、境界ルータ
10は、この離脱要求メッセージをネットワークインタ
フェースIF4で受信し、グループアドレスG2を含む
(S,G)エントリ情報(S2,G2)に対応付けられた出力
インタフェース情報リストからネットワークインタフェ
ースの識別子IF4を削除する。
【0021】また、グループアドレスG1を含む参加要
求メッセージを受信端末51bが送信すると、グループ
アドレスG1を含む配送要求メッセージをルータ40d
が送信する。境界ルータ10は、その配送要求メッセー
ジをネットワークインタフェースIF3で受信すると、
グループアドレスG1を含む(S,G)エントリ情報(S
1,G1)に対応付けられた出力インタフェース情報リス
トにネットワークインタフェースの識別子IF3を追加
する。その反対に、グループアドレスG1を含む離脱要
求メッセージを受信端末51bが送信すると、グループ
アドレスG1を含む配送停止要求メッセージをルータ4
0dが送信する。境界ルータ10は、その配送停止要求
メッセージをネットワークインタフェースIF3で受信
すると、グループアドレスG1を含む(S,G)エントリ
情報(S1,G1)に対応付けられた出力インタフェース
情報リストからネットワークインタフェースの識別子I
F3を削除する。
【0022】記憶部に保持される他方のテーブル(ドメ
イン内メンバ管理テーブル)14には、図6に示すよう
に、下流ドメイン内の受信端末の参加および離脱が境界
ルータ10によって管理されるマルチキャストグループ
ごとにそれぞれ管理情報が登録される。
【0023】各グループ管理情報には、グループアドレ
ス14aおよびこのグループアドレスの種別を表す種別
情報14cが含まれている。種別情報14cには、無効
「invalid」、動的「dynamic」および静的「static」のうちの
いずれかを設定することができる。「invalid」は、それ
に対応付けられたグループアドレスが、自ドメイン内の
受信端末の参加が制限されたマルチキャストグループの
グループアドレス(参加要求メッセージに含められない
無効なグループアドレス)であることを示し、「dynamic」
は、それに対応付けられたグループアドレスが、自ドメ
イン内の受信端末の属しているマルチキャストグループ
のグループアドレスであって、境界ルータ10による動
的変更(削除等)が可能なものであることを示す。また、
「static」は、それに対応付けられたグループアドレス
が、自ドメイン内の受信端末の属しているマルチキャス
トグループのグループアドレスであって、境界ルータ1
0により変更(削除等)が不可能なグループアドレスであ
ることを示す。ドメイン内テーブルは外部から編集可能
であるため、下流ドメイン60bのドメイン管理者は、
下流ドメイン60b内の管理端末から、あるマルチキャ
ストグループのグループ管理情報の種別情報14cに「i
nvalid」を設定することによって、そのマルチキャスト
グループへの参加を制限することができる。また、ある
マルチキャストグループのグループ管理情報の種別情報
14cに「dynamic」を設定することによって、そのマル
チキャストグループからの離脱およびそのマルチキャス
トグループへの参加を任意とすることもできる。さら
に、あるマルチキャストグループのグループ管理情報の
種別情報14cに「static」を設定することによって、そ
のマルチキャストグループからの離脱を制限することも
できる。
【0024】また、「dynamic」および「static」のいずれ
か一方が種別情報14cとして設定されたグループ管理
情報には、さらに、マルチキャストグループ宛てマルチ
キャストパケットの送信元アドレス14b、グループ宛
てマルチキャストパケットの送信端末を含む上流ドメイ
ンの境界ルータとの間で制御パケットを送受信するネッ
トワークインターフェースの識別情報リスト(外部イン
タフェース情報リスト)14d、が含まれている。本実
施形態では、特定の送信端末からのマルチキャストパケ
ットだけを受信するマルチキャストグループのグループ
管理情報には、その送信端末のアドレスが送信元アドレ
スとして設定されるが、すべての送信端末からのマルチ
キャストパケットを受信するマルチキャストグループの
グループ管理情報には、任意の送信端末を表す情報(こ
こでは、記号*)が送信元アドレスとして設定されるよ
うになっている。具体的には、境界ルータ10が受信し
た配送要求メッセージまたは参加要求メッセージに、マ
ルチキャストパケットの送信元アドレスの指定が含まれ
ていれば、この送信元アドレスがグループ管理情報に設
定され、境界ルータ10が受信した配送要求メッセージ
または参加要求メッセージに、マルチキャストパケット
の送信元アドレスの指定が含まれていなければ、任意の
送信端末を表す情報(*)がグループ管理情報に送信元ア
ドレスとして設定されるようになっている。
【0025】つぎに、図7のマルチキャストネットワー
クシステムで実行される経路制御処理の概要について説
明する。ここでは、下流ドメイン内のマルチキャスト経
路制御プロトコルとしてPIM−SMを用いた場合、お
よび、下流ドメイン内のマルチキャスト経路制御プロト
コルとしてPIM−DMを用いた場合を例に挙げる。
【0026】図8に、下流ドメイン内のマルチキャスト
経路制御プロトコルとしてPIM−SMを用いた場合に
おけるメッセージシーケンス例を示す。マルチキャスト
経路制御プロトコルを採用したドメイン内においては、
少なくとも1つのルータがRP(Rendezvous Point)に設
定される。いずれのルータをRPとするかはドメイン管
理者の任意であるが、マルチキャストグループG2への
参加要求リクエストが境界ルータ10に到達するよう
に、ここでは、境界ルータ10をRPに設定してある。
【0027】マルチキャストグループG2に属する受信
端末が下流ドメイン60bに存在していない場合に、マ
ルチキャストグループG2宛てのマルチキャストパケッ
ト120a1,120a2が送信端末50cから送信され
ても、そのマルチキャストパケット120a1,120a
2は、下流ドメイン60bの境界ルータ10には中継さ
れない。このような状態において、下流ドメイン60b
内の受信端末51bが、新たなマルチキャストグループ
G2に参加すべく、グループ管理プロトコルにしたがっ
て、グループアドレスG2を含む参加要求メッセージ1
21を生成して、それを最寄のルータ40dに送信する
と、以下の処理が実行される。
【0028】境界ルータ10は、自身がRPであること
を認識させるためのメッセージを、定期的に、下流ドメ
イン60b内の他のルータに配信している。受信端末5
1bからの参加要求メッセージ121を受け付けたルー
タ40dは、マルチキャスト経路制御プロトコルにした
がって、グループアドレスG2を含む配送要求メッセー
ジ(JOINメッセージ)122を生成し、それを送信す
る。このJOINメッセージ122は、受信端末51b
からの最短経路上に存在するルータを介して、RPであ
る境界ルータ10へ配送される。境界ルータ10は、そ
のJOINメッセージ122に含まれているグループア
ドレスG2が新規グループアドレスであるため、そのグ
ループアドレスG2および種別情報「dynamic」を含むグ
ループ管理情報をドメイン内メンバ管理テーブル14に
登録するとともに、そのグループアドレスG2を含む参
加要求メッセージ123(すなわち、マルチキャストグ
ループG2のメンバが自ドメイン内に存在することを示
すメッセージ)をグループ管理プロトコルにしたがって
生成し、それを、送信端末50cが存在する上流ドメイ
ン60cの境界ルータ40fに送信する。上流ドメイン
60cの境界ルータ40fは、下流ドメイン60bの境
界ルータ10からの参加要求メッセージ123a1を受
信すると、以降、送信端末50cがグループアドレスG
2宛てマルチキャストパケット120a3を送信するご
とに、それを、下流ドメイン60bのRPである境界ル
ータ10に中継するようになる。マルチキャストパケッ
ト120a3は、受信端末51bまでの最短経路上に存
在するルータを介して、受信端末51bに配送される。
なお、その後、下流ドメイン60bの境界ルータ10
は、グループアドレスG2を含む参加要求メッセージを
自ドメイン60b内の他の受信端末から送信されても、
グループ管理プロトコルしたがう参加要求メッセージ
を、上流ドメイン60cの境界ルータ40fには送信し
ない。
【0029】このようにして、上流ドメイン60cの境
界ルータ40fは、下流ドメイン60bの境界ルータ1
0からの参加要求メッセージ123a1を一回受け付け
ると、その後は、グループ管理プロトコルにしたがう参
加グループ問合せメッセージ124を定期的に下流ドメ
イン60bの境界ルータ10に送信する。この参加グル
ープ問合せメッセージ124に応じて、下流ドメイン6
0bの境界ルータ10は、下流ドメイン60b内の受信
端末51bが参加したマルチキャストグループのグルー
プアドレスG2を含む参加要求メッセージ(すなわち、
マルチキャストグループG2のメンバが自ドメイン内に
存在することを示すメッセージ)123a2を、グループ
管理プロトコルにしたがって生成し、それを応答メッセ
ージとして返信する。上流ドメイン60cの境界ルータ
40fは、この参加要求メッセージ123a2を受け付
けると、以後も、グループアドレスG2宛てマルチキャ
ストパケット120a4を、下流ドメイン60bの境界
ルータ10に中継し続ける。
【0030】一方、下流ドメイン60bの受信端末51
bが、グループアドレスG2を含む離脱要求メッセージ
125をグループ管理プロトコルにしたがって生成し、
それを最寄のルータ40dに送信すると、以下の処理が
実行される。
【0031】まず、受信端末51bからの離脱要求メッ
セージ125を受け付けたルータ40dは、マルチキャ
スト経路制御プロトコルにしたがって、グループアドレ
スG2を含む配送停止要求メッセージ(PRUNEメッ
セージ)127を生成し、それを送信する。このPRU
NEメッセージ127は、受信端末51bから境界ルー
タ10までの最短経路上に存在するルータを介して境界
ルータ10に配送される。境界ルータ10は、受信端末
51bが、自ドメイン内でマルチキャストグループG2
に属している最後のメンバであれば、そのグループアド
レスG2を含むグループ管理情報をドメイン内メンバ管
理テーブル14から削除するとともに、グループアドレ
スG2を含む離脱要求メッセージ(すなわち、マルチキ
ャストグループG2のメンバが自ドメイン内に存在しな
いことを示すメッセージ)127を、グループ管理プロ
トコルにしたがって生成し、それを、上流ドメイン60
cの境界ルータ40fに送信する。上流ドメイン60c
の境界ルータ40fは、この離脱要求メッセージ127
を受信すると、以降、送信端末50cがグループアドレ
スG2宛てマルチキャストパケット120a5,120a
6を送信しても、それを下流ドメイン60bの境界ルー
タ10には中継しなくなる。なお、その後、下流ドメイ
ン60bの境界ルータ10は、グループアドレスG2を
含む参加要求メッセージを自ドメイン内の受信端末から
送信されると、上述の場合と同様に、グループ管理プロ
トコルしたがう参加要求メッセージを、上流ドメイン6
0cの境界ルータ40fに送信するようになる。なお、
ここでは、下流ドメイン60bのRPに境界ルータ10
を定めているが、境界ルータ10の処理負荷を軽減する
ため、境界ルータ10を、RPに関する情報の配布だけ
を行う擬似RPとしてもよい。
【0032】また、ここでは、RP経由でマルチキャス
トパケットを配送しているが、RP経由の配送経路より
も最適な配送経路が存在する場合には、その最適な配送
経路上のルータへのJOINメッセージ送信によって、
マルチキャストデータの配送経路が切り替わるようにし
てもよい。
【0033】図9に、下流ドメイン内のマルチキャスト
経路制御プロトコルとしてPIM−DMを用いた場合に
おけるメッセージシーケンス例を示す。
【0034】下流ドメイン60bの境界ルータ10のド
メイン内メンバ管理テーブル14には、予め、下流ドメ
イン内の受信端末が参加するマルチキャストグループの
グループアドレスG2および種別情報「dynamic」を含む
グループ管理情報が登録されている。境界ルータ10
は、そのドメイン内メンバ管理テーブル14に登録され
たグループアドレスG2を含む参加要求メッセージ(す
なわち、マルチキャストグループG2のメンバが自ドメ
イン内に存在することを示すメッセージ)151をグル
ープ管理プロトコルにしたがって生成し、それを、送信
端末50cが存在する上流ドメイン60cの境界ルータ
40fに送信する。上流ドメイン60cのルータ40f
は、この参加要求メッセージ151a1を受信すると、
以後、送信端末50cがマルチキャストグループG2宛
てマルチキャストパケット150a 1を送信するごと
に、それを、下流ドメイン60bの境界ルータ10に中
継するようになる。そのマルチキャストパケット150
1は、下流ドメイン60b内においてPIM−DMが
動作しているすべてのルータに配送される。ここで、下
流ドメイン60b内のルータ40dは、自己に直結され
た受信端末のなかにマルチキャストグループG2のグル
ープメンバが存在していないと判断すると、グループア
ドレスG2を含む配送停止メッセージ(PRUNEメッ
セージ)152をマルチキャスト経路制御プロトコルに
したがって生成し、それを送信する。下流ドメイン60
bの境界ルータ10は、自ドメイン内のすべてのルータ
からPRUNEメッセージを受信すると、グループアド
レスG2を含むグループ管理情報をドメイン内メンバ管
理テーブル14から削除するとともに、グループアドレ
スG2を含む離脱要求メッセージ(すなわち、マルチキ
ャストグループG2のメンバが自ドメイン内に存在しな
いことを示すメッセージ)153a1を、グループ管理プ
ロトコルにしたがって生成し、それを上流ドメイン60
cの境界ルータ40fに送信する。上流ドメイン60c
の境界ルータ40fは、この離脱要求メッセージ153
1を受信すると、以後、送信端末50cがグループア
ドレスG2宛てマルチキャストパケット150a2,15
0a3を送信しても、それを下流ドメイン60bの境界
ルータ10には中継しない。すなわち、下流ドメイン6
0bの境界ルータ10からの離脱要求メッセージ153
1の受信後、上流ドメイン60cの境界ルータ40f
は、下流ドメイン60bの境界ルータ10への不要なマ
ルチキャストパケットの送信を行わなくなる。
【0035】その後、下流ドメイン60bの受信端末5
1bが、グループアドレスG2を含む参加要求メッセー
ジ154を、グループ管理プロトコルにしたがって生成
し、それを最寄のルータ40dに送信すると、ルータ4
0dは、グループアドレスG2を含む参加要求メッセー
ジ(GRAFT)155を、マルチキャスト経路制御プロ
トコルにしたがって生成し、それを境界ルータ10に送
信する。境界ルータ10は、このGRAFTメッセージ
155を受信すると、グループアドレスG2および種別
情報「dynamic」を含むグループ管理情報をドメイン内メ
ンバ管理テーブル14に登録するとともに、グループア
ドレスG2を含む参加要求メッセージ(すなわち、マル
チキャストグループG2のメンバが自ドメイン内に存在
することを示すメッセージ)151a2をグループ管理プ
ロトコルにしたがって生成し、それを、上流ドメイン6
0cの境界ルータ40fに送信する。上流ドメイン60
cのルータ40fは、この参加要求メッセージ151a
2を受信すると、以後、送信端末50cがグループアド
レスG2宛てマルチキャストパケット150a4を送信
すると、それを下流ドメイン60bの境界ルータ10に
中継するようになる。このマルチキャストパケット15
0a4は、ルータ40dを介して受信端末51bに配送
される。
【0036】その後、上流ドメイン60cの境界ルータ
40fは、グループ管理プロトコルにしたがう参加グル
ープ問合せメッセージ156を定期的に下流ドメイン6
0bの境界ルータ10に送信する。この参加グループ問
合せメッセージ156に応じて、下流ドメイン60bの
境界ルータ10は、下流ドメイン60b内の受信端末5
1bが参加したマルチキャストグループのグループアド
レスG2を含む参加要求メッセージ(すなわち、マルチ
キャストグループG2のメンバが自ドメイン内に存在す
ることを示すメッセージ)151a3を、グループ管理プ
ロトコルにしたがって生成し、それを応答メッセージと
して返信する。上流ドメイン60cの境界ルータ40f
は、この参加要求メッセージ151a3を受け付ける
と、以後も、グループアドレスG2宛てマルチキャスト
パケット150a5を、下流ドメイン60bの境界ルー
タ10に中継し続ける。
【0037】一方、下流ドメイン60bの受信端末51
bが、グループアドレスG2を含む離脱要求メッセージ
157をグループ管理プロトコルにしたがって生成し、
それを最寄のルータ40dに送信すると、以下の処理が
実行される。
【0038】まず、受信端末51bからの離脱要求メッ
セージ157を受け付けたルータ40dは、マルチキャ
スト経路制御プロトコルにしたがって、グループアドレ
スG2を含む配送停止要求メッセージ(PRUNEメッ
セージ)152a2を生成し、それを送信する。このPR
UNEメッセージ152a2を受け付けた境界ルータ1
0は、受信端末51bが、自ドメイン内でマルチキャス
トグループG2に属している最後のメンバであれば、グ
ループアドレスG2を含むグループ管理情報をグループ
管理テーブル14から削除するとともに、グループアド
レスG2を含む離脱要求メッセージ(すなわち、マルチ
キャストグループG2のメンバが自ドメイン内に存在し
ないことを示すメッセージ)153a2を、グループ管理
プロトコルにしたがって生成し、それを、上流ドメイン
60cの境界ルータ40fに送信する。上流ドメイン6
0cの境界ルータ40fは、この離脱要求メッセージ1
53a2を受信すると、以降、送信端末50cがグルー
プアドレスG2宛てマルチキャストパケット150a6,
150a7を送信しても、それを下流ドメイン60bの
境界ルータ10には中継しなくなる。なお、その後、下
流ドメイン60bの境界ルータ10は、グループアドレ
スG2を含む参加要求メッセージを自ドメイン内の受信
端末から送信されると、上述の場合と同様に、グループ
管理プロトコルしたがう参加要求メッセージを、上流ド
メイン60cの境界ルータ40fに送信するようにな
る。
【0039】つぎに、図7のマルチキャストネットワー
クシステムで実行される経路制御処理をより詳細に説明
する。
【0040】図10に、下流ドメイン60bの境界ルー
タ10が、上流ドメインの境界ルータからのパケット受
信時に実行する処理のフローチャートを示す。
【0041】パケット受信部11がいずれかのネットワ
ークインタフェースでパケットを受信すると、パケット
判別部12は、そのパケットが、マルチキャストパケッ
トおよび制御パケットのいずれであるかを判別する(S
200)。
【0042】その結果、パケット受信部11が受信した
パケットが制御パケットであれば、パケット判別部12
は、さらに、そのパケットを受信したネットワークイン
タフェースを識別し、それが、自ドメイン60bおよび
他のドメイン60a,60cのいずれに接続されている
ネットワークインタフェースであるかを判断する(S2
02)。そして、パケットの受信ネットワークインタフ
ェースが他のドメイン60a,60cに接続されている
場合には、グループメンバ管理部15が、図12に示し
たドメイン内メンバ管理処理(S204)を実行し、パケ
ットの受信ネットワークインタフェースが自ドメイン6
0bに接続されている場合には、マルチキャスト経路制
御部16が、図11に示したマルチキャスト経路制御処
理(S203)を実行する。
【0043】一方、パケット受信部11が受信したパケ
ットがマルチキャストパケットであれば、パケット中継
部13が、そのマルチキャストパケットのヘッダからア
ドレス情報(送信元アドレスS,宛先グループアドレス
G)を抽出し、そのアドレス情報に合致する(S,G)エン
トリ情報を含むマルチキャスト中継情報をマルチキャス
ト中継テーブル17で検索する。
【0044】この検索により、該当するマルチキャスト
中継情報がマルチキャスト中継テーブル17から取り出
された場合には、そのマルチキャスト中継情報に含まれ
ている入力インタフェース情報が、マルチキャストパケ
ットの受信ネットワークインタフェースを示しているか
否かを判断する。その結果、入力インタフェース情報が
マルチキャストパケットの受信ネットワークインタフェ
ースを示していれば、そのマルチキャストパケットの複
製をパケット送信部に送信させる。これにより、マルチ
キャスト中継情報の出力インタフェース情報リストに含
まれていた各識別情報の示すネットワークインタフェー
スから、マルチキャストパケットの複製がそれぞれ送信
される。これに対して、入力インタフェース情報がマル
チキャストパケットの受信ネットワークインタフェース
を示していなければ、マルチキャストパケットを廃棄す
る。
【0045】例えば、図5に示した3つのマルチキャス
ト中継情報がマルチキャスト中継テーブル17に登録さ
れている場合に、アドレス情報(送信元アドレスS1,宛
先グループアドレスG1)を含むマルチキャストパケッ
トがネットワークインタフェースIF1で受信される
と、そのマルチキャストパケットは廃棄される。これに
対して、そのマルチキャストパケットがネットワークイ
ンタフェースIF0で受信されると、そのマルチキャス
トパケットは、TLL値が1だけデクリメントされた後に
複製され、2つのネットワークインタフェースIF2,
IF3からそれぞれ出力される。
【0046】また、該当するマルチキャスト中継情報が
マルチキャスト中継テーブル17から取り出されなかっ
た場合には、マルチキャストパケットの宛先グループア
ドレスと同じグループアドレスを含む配送要求メッセー
ジまたは参加要求メッセージを受信していれば、マルチ
キャスト経路制御部16が、マルチキャストパケットの
アドレス情報および受信ネットワークインタフェースの
識別情報を、新たなマルチキャスト中継情報の(S,G)
エントリ情報および入力インタフェース情報としてマル
チキャスト中継テーブル17に登録する。マルチキャス
トパケットの宛先グループアドレスと同じグループアド
レスを含む配送要求メッセージまたは参加要求メッセー
ジを受信していなければ、マルチキャストパケットを廃
棄するとともに、マルチキャストパケットの受信ネット
ワークインタフェースから配送停止要求メッセージを送
信する(S201)。
【0047】図11に、マルチキャスト経路制御部16
がS203で実行するマルチキャスト経路制御処理のフ
ローチャートを示す。
【0048】マルチキャスト経路制御部16は、受信パ
ケットがグループ管理プロトコルパケットおよびマルチ
キャスト経路制御プロトコルパケットのうちのいずれで
あるかを判断する(S210)。
【0049】その結果、受信パケットがマルチキャスト
経路制御プロトコルパケットであれば、さらに、その受
信パケットが配送停止要求メッセージまたは配送要求メ
ッセージであるか否かを判断する(S212)。受信パケ
ットが配送停止要求メッセージおよび配送要求メッセー
ジのいずれかであれば、その受信ネットワークインタフ
ェースの識別情報と受信パケットのデータ部に含まれて
いたアドレス情報(マルチキャストデータの送信元アド
レス、宛先グループアドレス)とに基づきマルチキャス
ト中継テーブルを更新する(S213)。具体的には、受
信パケットが配送要求メッセージであれば、そのデータ
部に含まれる(S,G)エントリ情報を含むマルチキャス
ト中継情報の出力インタフェース情報リスト17cに、
受信ネットワークインタフェースの識別情報を追加す
る。また、受信パケットが配送停止要求メッセージであ
れば、そのデータ部に含まれる (S,G)エントリ情報を
含むマルチキャスト中継情報の出力インタフェース情報
リスト17cから、受信ネットワークインタフェースの
識別情報を削除する。
【0050】このとき実行されたテーブル更新処理によ
って、下流ドメインの受信端末が参加するマルチキャス
トグループの数が変化したか否かを判断する(S21
4)。すなわち、マルチキャスト中継情報の新規登録、
および、既存のマルチキャスト中継情報の出力インタフ
ェース情報リストからの全要素削除のうちの少なくとも
一方の処理がなされたか否かを判断する。その結果、下
流ドメインの受信端末が参加するマルチキャストグルー
プの数が変化した場合、すなわち、マルチキャスト中継
情報の新規登録、および、既存のマルチキャスト中継情
報の出力インタフェース情報リストからの全要素削除の
うちの少なくとも一方の処理がなされた場合には、図1
2に示したドメイン内メンバ管理処理をグループメンバ
管理部15に実行させる(S215)。一方、受信パケッ
トがグループ管理プロトコルパケットであれば(S21
0)、さらに、そのパケットが参加要求メッセージまた
は離脱要求メッセージであるか否かを判断する(S21
1)。その結果、受信パケットが参加要求メッセージお
よび離脱要求メッセージのいずれかであれば、そのメッ
セージの受信ネットワークインタフェースの識別情報と
そのメッセージのデータ部に含まれているアドレス情報
とに基づきマルチキャスト中継テーブルを更新する(S
216)。具体的には、受信パケットが参加要求メッセ
ージであれば、そのデータ部に含まれる (S,G)エント
リ情報を含むマルチキャスト中継情報の出力インタフェ
ース情報リスト17cに、受信ネットワークインタフェ
ースの識別情報を追加し、受信パケットが配送停止要求
メッセージであれば、そのデータ部に含まれる(S,G)
エントリ情報を含むマルチキャスト中継情報の出力イン
タフェースリスト17cから、受信ネットワークインタ
フェースの識別情報を削除する。
【0051】その後は、S214以下の処理を実行す
る。
【0052】図12に、グループメンバ管理部15が、
図10のS204および図11のS215で実行するド
メイン内メンバ管理処理のフローチャートを示す。
【0053】図10のS204および図11のS215
のいずれの処理であるかに応じて処理を分岐させる (S
240)。具体的には、図10のS204の処理であれ
ば、S244以降の処理を実行し、図11のS215の
処理であれば、S241以降の処理を実行する。図10
のS204の処理であれば、まず、受信パケットが、グ
ループ管理プロトコルにしたがった参加グループ問合せ
パケットであるか否かを判断する(S244)。その結
果、受信パケットが、グループ管理プロトコルにしたが
った参加グループ問合せパケットでなかった場合には、
処理を終了させる。これに対して、受信パケットが、グ
ループ管理プロトコルにしたがった参加グループ問合せ
パケットであった場合には、そのパケットの受信ネット
ワークインタフェースの識別情報を含む外部インタフェ
ース情報に対応付られたグループアドレスをドメイン内
メンバ管理テーブルで検索する(S245)。この検索が
成功したら、この検索により得られたグループアドレス
を含む参加要求メッセージを、グループ管理プロトコル
にしたがって生成し、それを、参加グループ問合せパケ
ットに対する応答メッセージとして返信させる(S24
6)。一方、図11のS215の処理の場合には、ま
ず、以下の(1)(2)に示すように、ドメイン内管理テー
ブルが更新可能であるか否かを判断する(S241)。 (1)受信パケットが、自ドメイン内の受信端末からの離
脱要求メッセージおよび自ドメイン内のルータからの配
送停止要求メッセージのいずれかである場合には、受信
パケットに含まれていたグループアドレスを含むグルー
プ管理情報をドメイン内管理テーブルで検索する。この
検索により得られたグループ管理情報に含まれている種
別情報が「dynamic」であれば、ドメイン内管理テーブル
が更新可能であるため、受信パケットに含まれていたグ
ループアドレスを含むグループ管理情報をドメイン内管
理テーブルから削除する。 (2)受信パケットが、自ドメイン内の受信端末からの参
加要求メッセージおよび自ドメイン内のルータからの配
送要求メッセージのいずれかである場合には、受信パケ
ットに含まれていたグループアドレスを含むグループ管
理情報をドメイン内管理テーブルで検索する。この検索
によりグループ管理情報が得られなければ、ドメイン内
管理テーブルが更新可能であるため、受信パケットに含
まれていたグループアドレス、種別情報「dynamic」、送
信元アドレス「*」、マルチキャスト中継テーブルの入力
インタフェース情報に追加登録した識別情報を含む外部
インタフェース情報を、新規グループ管理情報として登
録する。
【0054】その後、以上の処理(1)(2)のいずれの処
理を実行したかを判断する。すなわち、ドメイン内メン
バ管理テーブル14に新規グループ管理情報を登録した
か、それとも、ドメイン内メンバ管理テーブル14から
グループ管理情報を削除したかを判断する(S242)。
【0055】その結果、処理(2)を実行した場合、すな
わち、ドメイン内メンバ管理テーブル14に新規グルー
プ管理情報を登録した場合には、受信パケットに含まれ
ていたグループアドレスを含む参加要求メッセージを、
グループ管理プロトコルにしたがって生成する。そし
て、ドメイン内メンバ管理テーブル14に新規登録した
グループ管理情報の外部インタフェース情報に含まれて
いる各識別情報が示すネットワークインタフェースか
ら、その参加要求メッセージを送出させる(S246)。
【0056】一方、処理(1)を実行した場合、すなわ
ち、ドメイン内メンバ管理テーブル14からグループ管
理情報を削除した場合には、受信パケットに含まれてい
たグループアドレスを含む離脱要求メッセージを、グル
ープ管理プロトコルにしたがって生成する。そして、ド
メイン内メンバ管理テーブル14から削除したグループ
管理情報の外部インタフェース情報に含まれていた各識
別情報が示すネットワークインタフェースから、その離
脱要求メッセージを送出させる(S243)。
【0057】なお、以上において、ドメイン内メンバ管
理テーブル14が更新不可能であった場合には、境界ル
ータ10は、参加要求メッセージおよび離脱要求メッセ
ージのいずれも上流ドメインには送出しない。
【0058】このように、下流ドメインの境界ルータ1
0は、自ドメイン内のルータまたは受信端末から制御パ
ケットを受け付けると、グループ管理プロトコルにした
がった制御パケットを上流ドメインの境界ルータに送信
する。このため、上流ドメインの境界ルータは、境界ル
ータ10を含む下流ドメイン全体を、あたかも1台の受
信端末であるかように扱うことができる。したがって、
上流ドメインおよび下流ドメインの双方において、独自
の運用管理ポリシーにしたがったマルチキャスト経路制
御プロトコルが採用されていても、それらドメイン間の
境界ルータ上でドメイン間マルチキャスト経路制御プロ
トコルを動作させる必要がなくなる。その結果、いずれ
のドメインのドメイン管理者も、ドメイン間マルチキャ
スト経路制御プロトコルについての知識を習得する必要
がなくなる。また、下流ドメインの境界ルータは、グル
ープ管理テーブルを保持すれば足りるため、ドメイン間
マルチキャスト経路制御プロトコルを動作させる場合お
よびマルチキャスト経路制御に関する情報をドメイン間
で交換する場合と比較して管理項目の増大が抑制され
る。以上のことから、ドメイン管理者の運用管理負荷の
増大防止が図られる。
【0059】ところで、本実施の形態に係るマルチキャ
ストルータのハードウエア構成は、必ずしも、図2に示
した通りのものである必要はない。例えば、図13に示
すように、CPU85とメモリ86とネットワークコン
トローラ87とが個別に搭載された中継処理カード83
を複数備えるマルチキャストルータ80を、本実施の形
態に係るマルチキャストネットワークシステムのマルチ
キャストルータとして用いてもよい。このマルチキャス
トルータ80は、複数の中継処理カード83の他、CP
U81、CPU81が実行するプログラムおよびマルチ
キャストパケットの中継等に必要な情報を保持するメモ
リ82、各部の間をつなぐ内部バス84、等を有してい
る。このマルチキャストルータ80を下流ドメインの境
界ルータ10として用いた場合には、このマルチキャス
トルータ80は、図1に示した機能構成を実現する。具
体的には、複数の中継処理カード83が実行する処理に
よって、パケット受信部11、パケット送信部18、パ
ケット判別部12およびパケット中継部13が実現さ
れ、CPU81が実行する処理によって、グループメン
バ管理処理15およびマルチキャスト経路制御部16が
実現される。また、ドメイン内メンバ管理テーブル14
およびマルチキャスト中継テーブル17を保持する記憶
部は、メモリ82によって実現される。ただし、中継処
理カード83は、メモリ82からメモリ86にマルチキ
ャスト中継テーブル17をダウンロードすることによっ
てキャッシュテーブルを作成し、パケット中継処理の際
には、このキャッシュテーブルを参照する。
【0060】このようなマルチキャストルータを下流ド
メインの境界ルータ10として用いれば、パケット中継
処理等に関する負荷が複数のCPU85,80および複
数のネットワークコントローラ87に分散されるため、
下流ドメイン10の境界ルータ10の処理能力をより向
上させることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、独自の運用管理ポリシ
ーに基づき運用管理されているドメインを複数含むマル
チキャストネットワークシステムの運用管理負担の増加
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るマルチキャストル
ータの機能構成図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るマルチキャストル
ータのハードウェア構成図である。
【図3】マルチキャストパケットのフォーマット例であ
る。
【図4】下流ドメインの境界ルータの各ネットワークイ
ンタフェースと、情報処理装置およびルータとの接続関
係の一例を示した図である。
【図5】本発明の実施の一形態に係るマルチキャスト中
継テーブルのデータ構造を概念的に示した図である。
【図6】本発明の実施の一形態に係るドメイン内メンバ
管理テーブルのデータ構造を概念的に示した図である。
【図7】本発明の実施の一形態に係るマルチキャストネ
ットワークシステムの概略構成図である。
【図8】図7の下流ドメインのマルチキャスト経路制御
プロトコルとしてPIM―SMを採用した場合における
メッセージシーケンス例を示した図である。
【図9】図7の下流ドメインのマルチキャスト経路制御
プロトコルとしてPIM―DMを採用した場合における
メッセージシーケンス例を示した図である。
【図10】図7の下流ドメインの境界ルータが実行する
パケット受信処理のフローチャートである。
【図11】図7の下流ドメインの境界ルータが実行する
マルチキャスト経路制御処理のフローチャートである。
【図12】図7の下流ドメインの境界ルータが実行する
グループメンバ管理処理のフローチャートである。
【図13】本発明の実施の一形態に係るマルチキャスト
ルータのハードウェア構成図である。
【符号の説明】
10…下流ドメインの境界ルータ、11…パケット受信
部、12…パケット判別部、13…パケット中継部、1
4…ドメイン内メンバ管理テーブル、15…グループメ
ンバ管理部、16…マルチキャスト経路制御部、17…
マルチキャスト中継テーブル、18…パケット送信部、
20…CPU、21…メインメモリ、22…バッファメ
モリ、23…ネットワークコントローラ、40b,40
f…上流ドメインの境界ルータ、50a,50c…通信
端末(上流ドメインの送信端末)、51a,51b…通信
端末(下流ドメインの受信端末)、55a,55b,55c
…管理端末、60a,60c…上流ドメイン、60b…
下流ドメイン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA11 HA08 HC13 HD03 JA07 KA05 LB05 LD06 MD07 5K033 AA03 CB08 CB13 CC01 DB16 DB18 EC02 EC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ネットワークシステムに含まれる端末
    が参加したグループ宛てのマルチキャストパケットを、
    当該マルチキャストパケットを送信する端末を含む第2
    ネットワークシステムから、前記第1ネットワークシス
    テムに中継する中継装置であって、 前記第1ネットワークシステムに接続される第1インタ
    フェースと、 前記第2ネットワークシステムに接続される第2インタ
    フェースと、 前記第1ネットワークシステムの端末が参加しているグ
    ループの識別情報を含む管理情報を保持する記憶手段
    と、 前記第1ネットワークシステム内からのメッセージを前
    記第1インタフェースが受け付けたことにより前記第1
    ネットワークシステムの端末の参加グループが増減した
    場合に、前記管理情報を更新する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記第2ネットワークシステムの端末がマルチキャスト
    パケットの宛先とするグループに参加している端末が前
    記第1ネットワークシステムに存在するか否かを前記管
    理情報に基づき判断し、当該判断結果に応じて、当該グ
    ループへの参加を表明する参加要求メッセージおよび当
    該グループからの離脱を表明する離脱要求メッセージの
    いずれか一方を、グループ管理プロトコルにしたがって
    生成し、前記第2インタフェースから出力させる、 ことを特徴とする中継装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の中継装置であって、 グループ管理プロトコルにしたがった参加グループ問合
    せメッセージを前記第2インタフェースが受け付けた場
    合に、前記制御手段は、前記参加要求メッセージを前記
    第2インタフェースから出力させる、 ことを特徴とする中継装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の中継装置であっ
    て、 前記制御手段は、前記管理情報を更新した場合に、前記
    参加要求メッセージまたは前記離脱要求メッセージを前
    記第2インタフェースから出力させる、 ことを特徴とする中継装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の中継装置であって、 マルチキャスト経路制御プロトコルにしたがったメッセ
    ージを前記第1インタフェースが受信したことにより前
    記第1ネットワークシステムの端末が参加しているグル
    ープが増減した場合に、前記制御手段は、前記管理情報
    を更新する、 ことを特徴とする中継装置。
  5. 【請求項5】第2ネットワークシステム内の端末が送信
    したマルチキャストパケットを、当該マルチキャストパ
    ケットの宛先とされたグループに参加した、前記第1ネ
    ットワークシステム内の端末に中継するマルチキャスト
    経路制御方法であって、 前記第1ネットワークシステムと前記第2ネットワーク
    システムとに接続された中継装置に、 前記第1ネットワークシステムの端末が参加しているグ
    ループの識別情報を含む管理情報を保持する処理と、 前記第2ネットワークシステムの端末がマルチキャスト
    パケットの宛先とするグループに参加している端末が前
    記第1ネットワークシステムに存在するか否かを前記管
    理情報に基づき判断し、当該判断結果に応じて、当該グ
    ループへの参加を表明する参加要求メッセージおよび当
    該グループからの離脱を表明する離脱要求メッセージの
    いずれか一方を、グループ管理プロトコルにしたがって
    生成し、前記第2ネットワークシステムに送信する処理
    と、 を実行させることを特徴とするマルチキャスト経路制御
    方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載のマルチキャスト経路制御方
    法であって、 前記中継装置は、グループ管理プロトコルにしたがった
    参加グループ問合せメッセージを前記第2ネットワーク
    システムから受け付けた場合に、前記参加要求メッセー
    ジを前記第2ネットワークシステムへ送信する、 ことを特徴とするマルチキャスト経路制御方法。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載のマルチキャスト経
    路制御方法であって、 前記中継装置は、前記管理情報を更新した場合に、前記
    参加要求メッセージまたは前記離脱要求メッセージを前
    記第2ネットワークシステムに送信する、ことを特徴と
    するマルチキャスト経路制御方法。
  8. 【請求項8】請求項5、6および7のいずれか1項に記
    載のマルチキャスト経路制御方法であって、 マルチキャスト経路制御プロトコルにしたがったメッセ
    ージを前記中継装置が前記第1ネットワークシステムか
    ら受信したことにより前記第1ネットワークシステムの
    端末が参加しているグループが増減した場合に、前記中
    継装置は、前記管理情報を更新する、 ことを特徴とするマルチキャスト経路制御方法。
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