JP2003348017A - 可変利得等化装置及び遠隔制御型利得等化監視方法 - Google Patents

可変利得等化装置及び遠隔制御型利得等化監視方法

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JP2003348017A
JP2003348017A JP2002156162A JP2002156162A JP2003348017A JP 2003348017 A JP2003348017 A JP 2003348017A JP 2002156162 A JP2002156162 A JP 2002156162A JP 2002156162 A JP2002156162 A JP 2002156162A JP 2003348017 A JP2003348017 A JP 2003348017A
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gain
signal
equalizer
variable
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JP2002156162A
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Ryuji Hazama
竜二 間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設計の困難さを解消し、光伝送路の利得特性を
監視して、利得特性を制御する。 【解決手段】光伝送路22からの信号に対して波長ごと
に透過帯域を可変するバンドパスフィルタ10と、バン
ドパスフィルタ10の透過帯域を制御する透過帯域制御
信号、バンドパスフィルタ10の出力を測定した透過帯
域ごとの信号パワーからなる応答信号、光伝送路22の
利得特性を所定の波長帯域にわたって制御する利得制御
信号を出力する監視制御手段13と、監視制御手段13
が出力する応答信号を制御信号として変調信号を光伝送
路22へ出力する光増幅手段6と、監視制御手段13が
出力する利得制御信号を制御信号として光伝送路21の
利得特性を制御する可変利得等化手段5と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、WDM(Wave
length Division Multiplex
ing:波長分割多重化)光中継システムの利得等化装
置に関し、特に光伝送路中の利得特性を監視し、光伝送
路中の利得特性を平坦にする(利得偏差を補償する)た
めにそれぞれの波長における利得を可変自在な可変利得
等化装置及びこの可変利得等化装置を用いた光中継シス
テム並びに遠隔制御型利得等化監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光中継システムにおいて、その利得特性
は中継器製造バラツキやケーブルの製造バラツキに起因
する各ライン毎・区間毎に異なる特性を示す。また海底
ケーブルシステムのような場合、海底での温度変化によ
る中継器・ケーブルの変化、経年劣化に伴う変化等によ
りシステムの利得特性の最適化は非常に困難であった。
【0003】今まではこれらの諸特性を均一になるよう
な管理やシステムマージンを見込んだ設計を行ってそれ
ぞれの波長における利得が固定である利得等化器を使用
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この設計の
困難さを解消し、光伝送路の利得特性を監視して、利得
特性を制御すること目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の可変利得等化装
置は、波長帯域ごとの信号パワーからなる応答信号を出
力し、全ての前記波長帯域にわたって利得特性を制御す
ることを特徴とする。
【0006】本発明の可変利得等化装置は、光伝送路の
利得特性を制御する可変利得等化装置であって、前記光
伝送路からの信号に対して波長ごとに透過帯域を可変す
るバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタの前
記透過帯域を制御する透過帯域制御信号、前記バンドパ
スフィルタの出力を測定した前記透過帯域ごとの信号パ
ワーからなる応答信号、前記光伝送路の利得特性を所定
の波長帯域にわたって制御する利得制御信号を出力する
監視制御手段と、前記監視制御手段が出力する前記応答
信号を制御信号として変調信号を前記光伝送路へ出力す
る光増幅手段と、前記監視制御手段が出力する前記利得
制御信号を制御信号として前記光伝送路の利得特性を制
御する可変利得等化手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】本発明の可変利得等化装置は、前記可変利
得等化手段が、減衰特性を可変する可変光減衰手段であ
ることを特徴とする。
【0008】本発明の可変利得等化装置は、前記可変利
得等化手段が、所定波長帯域で周期的に透過率が変化す
る複数の光フィルタであることを特徴とする。
【0009】本発明の可変利得等化装置は、前記可変利
得等化手段が、所定波長帯域で周期的に透過率が変化す
る複数の光フィルタと、減衰特性を可変する可変光減衰
手段と、で構成されることを特徴とする。
【0010】本発明の可変利得等化装置は、前記可変利
得等化手段が、出力パワーが制御される発光手段と、前
記発光手段の出力を前記光伝送路へ結合する分岐手段
と、で構成されることを特徴とする。
【0011】本発明の可変利得等化装置は、前記光増幅
手段が、前記光伝送路に結合する分岐手段であることを
特徴とする。
【0012】本発明の遠隔制御型利得等化監視方法は、
端局装置と、前記端局装置の間に設けた回線と、前記回
線に設けた可変利得等化装置と、を備える遠隔制御型利
得等化監視方法であって、前記端局装置から前記回線の
利得特性を取得する第1のコマンド信号を前記可変利得
等化装置へ送信し、前記可変利得等化装置から前記回線
の利得特性を前記端局装置へ送信し、前記端局装置から
前記回線の利得特性を制御する第2のコマンド信号を前
記可変利得等化装置へ送信し、前記可変利得等化装置が
前記回線の利得特性を制御することを特徴とする。
【0013】本発明の遠隔制御型利得等化監視方法は、
端局装置と、前記端局装置の間に設けた上り回線及び下
り回線と、前記上り回線及び下り回線にそれぞれ設けた
可変利得等化装置と、を備える遠隔制御型利得等化監視
方法であって、前記端局装置から前記上り回線の利得特
性を取得する第1のコマンド信号を前記上り回線の前記
可変利得等化装置へ送信し、前記上り回線の前記可変利
得等化装置から前記利得特性を前記端局装置及び前記下
り回線の前記可変利得等化装置へ送信し、前記端局装置
から前記上り回線の利得特性を制御する第2のコマンド
信号を前記上り回線の前記可変利得等化装置へ送信し、
前記上り回線の前記可変利得等化装置が前記上り回線の
利得特性を制御することを特徴とする。
【0014】本発明の遠隔制御型利得等化監視方法は、
前記可変利得等化装置が、アドレス手段を備え、前記第
1及び第2のコマンド信号が自身に送られてきたものと
認識することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、全図を通して実質的に同一の
部分には同一の符号を付し、同一の符号が付された説明
済みの部分についてはその説明を省略している。
【0016】図1は、本発明の可変利得等化装置の第1
の実施形態のブロック図である。図1を参照して、可変
利得等化装置100の構成を説明する。
【0017】可変利得等化装置100は、入力ポートI
N及び出力ポートOUTの間を接続する光伝送路21に
結合して信号の一部を分岐する第1の分岐カプラ(CP
L1)4(第1の分岐手段)と、第1の分岐カプラ4が
分岐した信号を光/電気変換する第1のフォトダイオー
ド(PD1)8(第1の光/電気変換手段)と、筐体外
部からの通過特性情報用コマンド信号(第1のコマンド
信号)及び可変利得等化器制御用コマンド信号(第2の
コマンド信号)を入力とし、透過帯域制御信号、応答信
号、利得制御信号を出力する監視制御回路13(監視制
御手段)と、光伝送路22の利得特性(通過特性)を監
視するために光伝送路22に結合して信号の一部を分岐
する第2の分岐カプラ(CPL2)7(第2の分岐手
段)と、監視制御回路13からの透過帯域制御信号を入
力とし主信号波長帯域内の各チャネルを透過させる制御
信号を出力する第3の制御回路3(第3の制御手段)
と、第3の制御回路3が出力する制御信号を入力として
主信号波長帯域内のチャネル(つまり、波長)を可変し
て特定のチャネルの光パワーを透過させる透過波長可変
型(透過帯域可変型)のバンドパスフィルタ(BPF)
10と、バンドパスフィルタ(BPF)10を透過した
光パワーを光/電気変換する第2のフォトダイオード
(PD2)11(第2の光/電気変換手段)と、第2の
フォトダイオード(PD2)11で光/電気変換された
電気信号から利得特性(利得プロファイル)の形状情報
を記憶するメモリ12と、監視制御回路13がメモリ1
2のデータから生成した応答信号を入力として第1のレ
ーザーダイオード9の駆動電流を変調する制御信号を出
力する第2の制御回路2(第2の制御手段)と、第2の
制御回路からの出力を入力として変調信号を出力する第
1のレーザーダイオード(LD1)9(第1の発光手
段)と、第1のレーザーダイオード(LD1)9からの
出力を入力として変調信号を光伝送路22に出力する光
アンプ(AMP)6(光増幅手段)と、筐体外部からの
可変利得等化器制御用コマンド信号を入力して監視制御
回路13が出力する利得制御信号を、入力して制御信号
を出力する第1の制御回路1(第1の制御手段)と、第
1の制御回路1が出力する制御信号を入力して光伝送路
21の利得特性を主信号の波長帯域において平坦化する
可変利得等化器5(可変利得等化手段)と、可変利得等
化装置100固有の識別機能を有するアドレス部14
と、を含んで構成される。光アンプ6の出力が、可変利
得等化器5へ入力する構成であってもよい。
【0018】コマンド信号の流れに沿って、監視制御回
路13の機能をさらに、説明する。監視制御回路13
は、筐体外部からの通過特性情報用コマンド信号を入力
としてアドレス部14と照合して自身に送付されたもの
と認識してバンドパスフィルタ10を制御する透過帯域
制御信号を第3の制御回路3へ出力し、メモリ12が記
憶している利得特性(利得プロファイル)の形状情報を
入力として応答信号を生成して第2の制御回路2へ出力
し、さらに、筐体外部からの可変利得等化器制御用コマ
ンド信号を入力としてアドレス部14と照合して自身に
送付されたものと認識して利得制御信号を第1の制御回
路1へ出力する。
【0019】次に、本発明の実施の形態の動作について
図面を参照して説明する。図2は、光中継システムの構
成例である。光中継システム200は、両端に端局装置
201と端局装置202とを備え、上り回線と下り回線
とを備える。上り回線は、可変利得等化装置1011
101i、101nと、光伝送路203と、光増幅器20
4とを備え、下り回線は、可変利得等化装置1021
102i、102nと、光伝送路205と、光増幅器20
6とを備える構成である。ここで可変利得等化装置10
1、101i、101n、1021、102i、102
nは、それぞれが可変利得等化装置100である。
【0020】以下、上り回線に関して説明する。上り回
線においては、端局装置201から通過特性情報用コマ
ンド信号を送信し、可変利得等化装置101iが応答信
号を返信し、さらに、端局装置201から可変利得等化
器制御用コマンド信号を送信する場合を例にとって説明
する。なお、下り回線に関しては、端局装置201を端
局装置202に、可変利得等化装置101iを可変利得
等化装置102iに読み替えれば良い。
【0021】可変利得等化装置101iの機能は、通
過特性(利得特性)情報を端局装置201、202に伝
えることであり、さらに、内部の可変利得等化器5を
制御して通過特性(利得特性)を可変させ平坦化するこ
とである。
【0022】このとき端局装置201、202は、上記
2点の機能を制御するコマンド信号(通過特性情報用コ
マンド信号及び可変利得等化器制御用コマンド信号)を
送ることにより可変利得等化装置101iを遠隔制御す
る。
【0023】以下に、可変利得等化装置101i内部の
動作を図1を参照して説明する。ここで、図3は、主信
号波長帯域内の各チャネルの光パワーを測定する説明図
である。図4は、自回線(上り回線)及び対向回線(下
り回線)でコマンド信号を受信し応答信号を送信する構
成例である。図5は、可変利得等化器5の出力の通過特
性(利得特性)の一例である。図6は、応答信号のデー
タ列である。
【0024】通過特性情報を端局装置201へ伝える
機能 端局装置201から送られた通過特性情報用コマンド信
号によって、可変利得等化装置101iは、監視制御回
路13でアドレス部14にある自身のアドレスと比較す
ることにより、通過特性情報用コマンド信号が自身に送
られたものであることを認識する。認識の結果、バンド
パスフィルタ10の透過帯域を制御し、図3に示すよう
に主信号波長帯域内の各チャネルの光パワーを測定す
る。その過程は、図3(a)に示す主信号特性において
任意に設定された主信号波長帯域を、図3(b)のi番
目のλiの例に示すように任意の波長ステップでバンド
パスフィルタ10の透過帯域を可変し、i番目の主信号
光パワーを測定する(図3(c)にi番目の例を示
す)。第2のフォトダイオード(PD2)11が主信号
通過特性(利得特性)の各チャネルの光パワーを光/電
気変換し、メモリ12の内部にデータを記憶する。
【0025】主信号波長帯域内のデータを記憶したら
(つまり、全データを取得して記憶することによって、
利得特性(利得プロファイル)の形状情報が完成す
る)、監視制御回路13は、第2の制御回路2を経由し
て第1のレーザーダイオード(LD1)9の駆動電流を
直接変調することで主信号に応答信号を変調する。
【0026】端局装置202はこの変調信号を復調する
ことで可変利得等化装置101iからの通過特性情報を
得る。
【0027】図2に示す光中継システム200におい
て、図4に示すのような可変利得等化装置101iと可
変利得等化装置102iとの間で、応答信号103を送
受信する回路構成をとることで、この応答信号103
を、自回線(この場合は、上り回線で、端局装置202
へ送られる)に送ることも対向回線(この場合は、下り
回線で、端局装置201)に送ることも可能である。同
様にコマンド信号に自回線及び対向回線の識別を付けて
端局装置201、202から送信すれば対向回線の通過
特性情報も得ることができる。
【0028】次に、応答信号について説明する。例え
ば、図5に示すような通過特性(利得特性)の利得偏差
(AdB)が、10dB存在し0.1dBの精度で情報
を送るとき、各チャネルの光情報は7bit(27>1
00)必要となる。図6に示すように自身のアドレス
(必要であれば自回線及び対向回線の識別を付ける)と
各チャネル(波長帯域ごと)の光信号パワー情報を一連
長のデータ列とした応答信号とすればよい。このときデ
ータ列を冗長構成とすることで応答信号の信頼性を上げ
ることも可能である。
【0029】内部の可変利得等化器5を制御して通過
特性(利得特性)を変化させ、平坦化する機能。
【0030】の機能と同様に端局装置201から送ら
れた可変利得等化器制御用コマンド信号により、可変利
得等化装置101iは自身に送られたものであることを
認識し、主信号通過特性(利得特性)を最適化するため
に可変利得等化器5の利得特性を制御する。以下、具体
的に動作を説明する。
【0031】端局装置201から送られた可変利得等化
器制御用コマンド信号により可変利得等化装置101i
は、監視制御回路13でアドレス部14にある自身のア
ドレスと比較することにより、可変利得等化器制御用コ
マンド信号が自身に送られたものであることを認識す
る。認識の結果、監視制御回路13は、第1の制御回路
1へ利得制御信号を出力する。第1の制御回路1は、監
視制御回路13からの利得制御信号を入力とし、可変利
得等化器5の利得特性を制御する制御信号を出力する。
制御信号を入力した可変利得等化器5は利得を平坦化し
て出力する。
【0032】《第2の実施形態》図7は、図1に示す可
変利得等化器5が、可変光減衰器(VOA)31(VO
A:Variable Optical Attena
ter:可変光減衰手段)である第2の実施形態のブロ
ック図である。
【0033】通過特性の傾き成分のみを補償するのであ
れば、減衰特性を可変する可変光減衰器(VOA)31
の減衰量を制御する。
【0034】第1の制御回路111は、監視制御回路13
からの利得制御信号を入力とし、可変光減衰器(VO
A)31に所定の減衰量を与えるように制御し、減衰特
性を可変させる。
【0035】《第3の実施形態》図8は、可変利得等化
器5が、複数個のエタロン(Etalon)フィルタ3
1、322、32nでなる第3の実施形態のブロック図
である。通過特性のうねり成分を補償するのであれば、
複数個のエタロンフィルタ321、322、32n(所定
波長帯域で周期的に透過率が変化する光フィルタ)を組
み合わせることによって様々な利得波長依存性を示す利
得等化機能を実現できる。
【0036】第1の制御回路11、12、1nは、それぞ
れ監視制御回路13からの制御信号を入力とし、エタロ
ンフィルタ321、322、32nの透過率波長特性を制
御する制御信号を出力する。
【0037】《第4の実施形態》図9は、可変利得等化
器5が、可変光減衰器(VOA)31と複数個のエタロ
ンフィルタ321、322、32nとで構成される第4の
実施形態のブロック図である。通過特性の傾き成分とう
ねり成分の両方を補償するならば、可変光減衰器(VO
A)31とエタロンフィルタ321、322、32nの両
方を併用することが可能である。
【0038】第1の制御回路111は、監視制御回路13
からの制御信号を入力とし、可変光減衰器(VOA)3
1に所定の減衰量を与える制御信号を出力する。
【0039】第1の制御回路11、12、1nは、それぞ
れ監視制御回路13からの制御信号を入力とし、エタロ
ンフィルタ321、322、32nの透過率波長特性を制
御する制御信号を出力する。
【0040】《第5の実施形態》図10は、可変利得等
化器5が、複数個の第2のレーザーダイオード(LD
2)331、332、33n(第2の発光手段)で構成さ
れる第5の実施形態のブロック図である。光伝送路21
のラマン利得により通過特性を制御するならば、発振波
長の異なる又は同じ波長の複数個の第2のレーザーダイ
オード331、332、33n(Cバンド伝送ならば、1
480nm帯レーザーダイオード等)を搭載し、それぞ
れの出力パワーを制御すれば良い。
【0041】第2のレーザーダイオード331、332
33nは、光伝送路21の励起光源の役割を果たしてい
る。ラマン利得とは、ラマン散乱という物理現象を利用
した光増幅であって、光伝送路21に強い励起光を入射
させて光増幅させる。
【0042】第1の制御回路11、12、1nは、それぞ
れ、監視制御回路13からの利得制御信号を入力とし、
第2のレーザーダイオード331、332、33nの駆動
電流を制御する制御信号を出力する。第2のレーザーダ
イオード331、332、33 nの出力は、それぞれ第3
の分岐カプラ(CPL3)341、342、34n(第3
の分岐手段)を経由して光伝送路21へ結合される。
【0043】《第6の実施形態》図11は、光アンプ6
に替えて第4の分岐カプラ(CPL4)35を設けた第
6の実施形態のブロック図である。この場合、応答信号
を特定のレーザーダイオード波長を応答信号波長として
いる。光アンプ6が、不要となり経済的にも効果的であ
る。
【0044】第2の制御回路2は、監視制御回路13か
ら出力された応答信号を入力とし、第1のレーザダイオ
ード(LD1)9の駆動電流を変調する。第1のレーザ
ダイオード(LD1)9から出力する変調信号は、第4
の分岐カプラ35(第4の分岐手段)で光伝送路22に
結合する。
【0045】
【発明の効果】第1の効果は、光伝送路中の利得特性を
遠隔制御によって監視出来ることである。その理由は、
端局装置から通過特性情報用コマンド信号を可変利得等
化装置に送信し、可変利得等化装置からの応答信号を受
信することによって、光伝送路中の利得特性を監視でき
るからである。
【0046】第2の効果は、可変利得等化装置から送信
された利得特性を基に的確に光伝送路中の利得特性を遠
隔調整出来ることである。その理由は、端局装置から可
変利得等化器制御用コマンド信号を送信し、可変利得等
化器を制御することによって、光伝送路の利得特性を平
坦化しているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変利得等化装置の第1の実施形態の
ブロック図である。
【図2】光中継システム200の構成例である。
【図3】主信号波長帯域内の各チャネルの光パワーを測
定する説明図である。
【図4】自回線及び対向回線でコマンド信号を受信し応
答信号を返信する構成例である。
【図5】可変利得等化器5出力の通過特性の一例であ
る。
【図6】応答信号のデータ列である。
【図7】可変利得等化器5が、可変光減衰器(VOA)
31で構成される第2の実施形態のブロック図である。
【図8】可変利得等化器5が、複数個のエタロンフィル
タ321、322、32nで構成される第3の実施形態の
ブロック図である。
【図9】可変利得等化器5が、複数個のエタロンフィル
タ321、322、32nと可変光減衰器(VOA)31
とで構成される第4の実施形態のブロック図である。
【図10】可変利得等化器5が、複数個の第2のレーザ
ーダイオード331、332、33 nで構成される第5の
実施形態のブロック図である。
【図11】光アンプ6に替えて第4の分岐カプラ35を
設けた構成で、応答信号を特定のレーザーダイオード波
長を応答信号波長とする第6の実施形態のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、11、12、1n、111 第1の制御回路 2 第2の制御回路 3 第3の制御回路 4 第1の分岐カプラ(CPL1) 5 可変利得等化器 6 光アンプ(AMP) 7 第2の分岐カプラ(CPL2) 8 第1のフォトダイオード(PD1) 9 第1のレーザーダイオード(LD1) 10 バンドパスフィルタ(BPF) 11 第2のフォトダイオード(PD2) 12 メモリ 13 監視制御回路 14 アドレス部 21、22 光伝送路 31 可変光減衰器(VOA) 321、322、32n エタロンフィルタ 331、332、33n 第2のレーザーダイオード
(LD2) 341、342、34n 第3の分岐カプラ(CPL
3) 35 第4の分岐カプラ(CPL4) 100 可変利得等化装置 1011、101i、101n 可変利得等化装置 1021、102i、102n 可変利得等化装置 103 応答信号 200 光中継システム 201、202 端局装置 203、205 光伝送路 204、206 光増幅器 IN 入力ポート OUT 出力ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 14/00 14/02 Fターム(参考) 5F072 AK06 HH02 JJ20 KK08 KK30 PP07 QQ07 RR01 YY17 5K102 AA55 AD01 KA12 KA42 MA03 MB05 MB09 MB10 MC15 MD01 MD04 MH03 MH14 MH22 MH24 PC04 PC12 PC16 PC18 PH11 PH14 PH32 PH42 PH49 RD28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長帯域ごとの信号パワーからなる応答
    信号を出力し、全ての前記波長帯域にわたって利得特性
    を制御することを特徴とする可変利得等化装置。
  2. 【請求項2】 光伝送路の利得特性を制御する可変利得
    等化装置であって、前記光伝送路からの信号に対して波
    長ごとに透過帯域を可変するバンドパスフィルタと、前
    記バンドパスフィルタの前記透過帯域を制御する透過帯
    域制御信号、前記バンドパスフィルタの出力を測定した
    前記透過帯域ごとの信号パワーからなる応答信号、前記
    光伝送路の利得特性を所定の波長帯域にわたって制御す
    る利得制御信号を出力する監視制御手段と、前記監視制
    御手段が出力する前記応答信号を制御信号として変調信
    号を前記光伝送路へ出力する光増幅手段と、前記監視制
    御手段が出力する前記利得制御信号を制御信号として前
    記光伝送路の利得特性を制御する可変利得等化手段と、
    を備えることを特徴とする可変利得等化装置。
  3. 【請求項3】 前記可変利得等化手段が、減衰特性を可
    変する可変光減衰手段であることを特徴とする請求項2
    に記載の可変利得等化装置。
  4. 【請求項4】 前記可変利得等化手段が、所定波長帯域
    で周期的に透過率が変化する複数の光フィルタであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の可変利得等化装置。
  5. 【請求項5】 前記可変利得等化手段が、所定波長帯域
    で周期的に透過率が変化する複数の光フィルタと、減衰
    特性を可変する可変光減衰手段と、で構成されることを
    特徴とする請求項2に記載の可変利得等化装置。
  6. 【請求項6】 前記可変利得等化手段が、出力パワーが
    制御される発光手段と、前記発光手段の出力を前記光伝
    送路へ結合する分岐手段と、で構成されることを特徴と
    する請求項2に記載の可変利得等化装置。
  7. 【請求項7】 前記光増幅手段が、前記光伝送路に結合
    する分岐手段であることを特徴とする請求項2に記載の
    可変利得等化装置。
  8. 【請求項8】 端局装置と、前記端局装置の間に設けた
    回線と、前記回線に設けた可変利得等化装置と、を備え
    る遠隔制御型利得等化監視方法であって、前記端局装置
    から前記回線の利得特性を取得する第1のコマンド信号
    を前記可変利得等化装置へ送信し、前記可変利得等化装
    置から前記回線の利得特性を前記端局装置へ送信し、前
    記端局装置から前記回線の利得特性を制御する第2のコ
    マンド信号を前記可変利得等化装置へ送信し、前記可変
    利得等化装置が前記回線の利得特性を制御することを特
    徴とする遠隔制御型利得等化監視方法。
  9. 【請求項9】 端局装置と、前記端局装置の間に設けた
    上り回線及び下り回線と、前記上り回線及び下り回線に
    それぞれ設けた可変利得等化装置と、を備える遠隔制御
    型利得等化監視方法であって、前記端局装置から前記上
    り回線の利得特性を取得する第1のコマンド信号を前記
    上り回線の前記可変利得等化装置へ送信し、前記上り回
    線の前記可変利得等化装置から前記利得特性を前記端局
    装置及び前記下り回線の前記可変利得等化装置へ送信
    し、前記端局装置から前記上り回線の利得特性を制御す
    る第2のコマンド信号を前記上り回線の前記可変利得等
    化装置へ送信し、前記上り回線の前記可変利得等化装置
    が前記上り回線の利得特性を制御することを特徴とする
    遠隔制御型利得等化監視方法。
  10. 【請求項10】 前記可変利得等化装置が、アドレス手
    段を備え、前記第1及び第2のコマンド信号が自身に送
    られてきたものと認識することを特徴とする請求項8又
    は9に記載の遠隔制御型利得等化監視方法。
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