JP2003346431A - データ記録媒体、データ記録方法および装置 - Google Patents

データ記録媒体、データ記録方法および装置

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JP2003346431A
JP2003346431A JP2002156045A JP2002156045A JP2003346431A JP 2003346431 A JP2003346431 A JP 2003346431A JP 2002156045 A JP2002156045 A JP 2002156045A JP 2002156045 A JP2002156045 A JP 2002156045A JP 2003346431 A JP2003346431 A JP 2003346431A
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Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
Tatsuya Inoguchi
達也 猪口
Shunsuke Furukawa
俊介 古川
Takashi Kihara
隆 木原
Kiri Aida
桐 會田
Akinari Saito
昭也 斎藤
Yoriaki Kaneda
頼明 金田
Tatsufumi Sano
達史 佐野
Yoshiro Miyoshi
義郎 三好
Toshihiko Sakino
敏彦 先納
Yoshinobu Usui
吉伸 碓氷
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Computer Security & Cryptography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 意図的に欠陥を挿入せずに、オリジナルかコ
ピーかの判別が可能で、コピー防止に寄与できるデータ
記録媒体を提供する。 【解決手段】 端子6Bから、標準的なサブコードバイ
トと共にエンコードするとDSV累積値を一方的に増加
させるような特殊データが入力される。この特殊データ
が記録される際には、EFMフレームのサブコードデー
タとして当該特殊データと共にエンコードするとDSV
累積値を一定範囲内とするような特殊サブコードが端子
7Cから入力される。このように形成された記録信号が
記録されたディスクをCD−Rなどで複製すると、エン
コードの際にサブコードデータが標準的なものに置き換
えられてしまうため、作成されたディスクを通常のCD
再生装置で再生すると、DSVの累積値が正常なデータ
の再生を妨げるおそれがあるほど増加され、結果的に、
ディスクのコピープロテクションを実現することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば読み出し
専用(ROM)タイプの光ディスクに対して適用される
データ記録媒体、データ記録方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc )やCD−ROM(C
ompact Disc Read Only Memory) 等の光ディスクは、取
り扱いが容易で、製造コストも比較的安価なことから、
データを保存しておくための記録媒体として、広く普及
している。また、近年、データを追記録可能なCD−R
(Compact Disc Recordable)ディスクや、データの再記
録が可能なCD−RW(Compact Disc ReWritable)ディ
スクが登場してきており、このような光ディスクにデー
タを記録することも簡単に行えるようになってきてき
る。このことから、CD−DAディスクや、CD−RO
Mディスク、CD−Rディスク、CD−RWディスク
等、CD規格に準拠した光ディスクは、データ記録媒体
の中核となってきている。更に、近年、MP3(MPEG1 A
udio Layer-3 )やATRAC(Adaptive TRansform Aco
ustic Coding) 3でオーディオデータを圧縮して、CD
−ROMディスクやCD−Rディスク、CD−RWディ
スク等に記録することが行われている。
【0003】ところが、CD−RディスクやCD−RW
(Compact Disc ReWritable)ディスクの登場により、C
Dのディスクに記録されているデータは簡単にコピーで
きるようになってきている。このため、著作権の保護の
問題が生じてきており、CDのディスクにコンテンツデ
ータを記録する際に、コンテンツデータを保護するため
の対策を講じる必要性がある。
【0004】図14は、コピーの流れを概略的に示すも
のである。参照符号41で示す再生装置によって、オリ
ジナルのディスク例えばCD42を再生する。参照符号
43が光ピックアップであり、参照符号44が再生信号
処理部である。そして、再生装置41からの再生データ
を記録装置51の記録処理部52に供給し、光ピックア
ップ53によって光ディスク例えばCD−R54に対し
て記録する。CD−R54には、オリジナルのCD42
の記録内容がコピーされる。このように再生装置41と
記録装置51とを使用して容易にオリジナルのCD42
のコピーディスクが作成できる。
【0005】CDの場合では、再生処理部44は、図1
5に示すように、入力端子45からの再生信号からシン
ク検出部46によってフレームシンクを検出し、EFM
復調器47によってEFM(eight to fourteen modula
tion)の復調を行い、さらに、EFM復調された再生デ
ータがCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Cod
e)デコーダ48に供給され、CIRCデコーダ48に
おいて、エラー訂正がなれる。EFMでは、各シンボル
(8データビット)が14チャンネルビットへ変換さ
れ、14チャンネルビット同士の間に3ビットのマージ
ビットが追加される。また、サブコードデコーダ49に
よって再生データ中のサブコードが復号され、再生サブ
コードが得られる。
【0006】図16は、記録処理部52の概略的構成を
示す。記録すべきデータが入力端子55からCIRCエ
ンコーダ56に供給され、CIRCの符号化の処理を受
ける。また、サブコードが入力端子57からサブコード
エンコーダ58に供給され、サブコードのフォーマット
に変換される。CIRCエンコーダ56の出力およびサ
ブコードエンコーダ58の出力がマルチプレクサ60に
供給される。マルチプレクサ60には、さらに、入力端
子59からフレームシンクが供給される。マルチプレク
サ60によってこれらのデータが所定の順序で配列さ
れ、マルチプレクサ60の出力がEFM変調器61に供
給され、EFM変調の処理を受ける。
【0007】CDのディスクに記録されているコンテン
ツデータを保護するための一つの方法は、オリジナルの
CDであるか、オリジナルのCDからコピーされたディ
スクであるかを判別することである。例えばオリジナル
のCDの場合であれば、コピーが許可されるのに対し
て、コピーされたディスクの場合では、さらなるコピー
を禁止することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】オリジナルかコピーか
の判別のために、原盤製作時に欠陥を挿入しておき、オ
リジナルディスクの再生時にその欠陥を検出してオリジ
ナルと判定する方法が提案されている。しかしながら、
この方法は、オリジナルディスクに欠陥が含まれてしま
う問題がある。また、欠陥の種類によっては、そのまま
コピーが可能で、CD−Rへの複製を防げない問題があ
った。
【0009】したがって、この発明の目的は、意図的に
欠陥を挿入せずに、オリジナルかコピーかの判別が可能
で、コピー防止に寄与できるデータ記録媒体、データ記
録方法および装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、所定ビット数のデータシンボルを
より多いビット数のコードシンボルに変換し、コードシ
ンボル同士を接続する接続ビットを予め用意された複数
のビットパターンから選択することでランレングスが所
定の制約条件に収まるように制御された記録データを生
成するディジタル変調方式を使用してディジタルデータ
が記録されているデータ記録媒体であって、所定のエリ
アに記録されたデータに続くデータを、所定のエリアに
記録されたデータが特殊データである場合には、ランレ
ングスが制約された状態でデータの正常な再生が可能な
所定範囲内にDSVの累積値を制御可能で、所定のエリ
アに記録されたデータが標準的なデータである場合に
は、正常なデータの再生を妨げるおそれを生じさせるほ
どDSVの累積値を増加させるように選択した記録信号
が記録されたことを特徴とするデータ記録媒体である。
【0011】また、この発明は、所定ビット数のデータ
シンボルをより多いビット数のコードシンボルに変換
し、コードシンボル同士を接続する接続ビットを予め用
意された複数のビットパターンから選択することでラン
レングスが所定の制約条件に収まるように制御された記
録データを生成するディジタル変調方式を使用してディ
ジタルデータを記録媒体に記録するデータ記録方法であ
って、所定のエリアに記録されたデータに続くデータ
を、所定のエリアに記録されたデータが特殊データであ
る場合には、ランレングスが制約された状態でデータの
正常な再生が可能な所定範囲内にDSVの累積値を制御
可能で、所定のエリアに記録されたデータが標準的なデ
ータである場合には、正常なデータの再生を妨げるおそ
れを生じさせるほどDSVの累積値を増加させるように
選択した記録信号を記録媒体に記録するようにしたこと
を特徴とするデータ記録方法である。
【0012】また、この発明は、所定ビット数のデータ
シンボルをより多いビット数のコードシンボルに変換
し、コードシンボル同士を接続する接続ビットを予め用
意された複数のビットパターンから選択することでラン
レングスが所定の制約条件に収まるように制御された記
録データを生成するディジタル変調方式を使用してディ
ジタルデータを記録媒体に記録するデータ記録装置であ
って、所定のエリアに記録されたデータに続くデータ
を、所定のエリアに記録されたデータが特殊データであ
る場合には、ランレングスが制約された状態でデータの
正常な再生が可能な所定範囲内にDSVの累積値を制御
可能で、所定のエリアに記録されたデータが標準的なデ
ータである場合には、正常なデータの再生を妨げるおそ
れを生じさせるほどDSVの累積値を増加させるように
選択した記録信号を記録媒体に記録するようにしたこと
を特徴とするデータ記録装置である。
【0013】上述したように、この発明は、所定ビット
数のデータシンボルをより多いビット数のコードシンボ
ルに変換し、コードシンボル同士を接続する接続ビット
を予め用意された複数のビットパターンから選択するこ
とでランレングスが所定の制約条件に収まるように制御
された記録データを生成するディジタル変調方式を使用
してディジタルデータが記録されているデータ記録媒体
に対し、所定のエリアに記録されたデータに続くデータ
を、所定のエリアに記録されたデータが特殊データであ
る場合には、ランレングスが制約された状態でデータの
正常な再生が可能な所定範囲内にDSVの累積値を制御
可能で、所定のエリアに記録されたデータが標準的なデ
ータである場合には、正常なデータの再生を妨げるおそ
れを生じさせるほどDSVの累積値を増加させるように
選択した記録信号を記録するようにしているため、この
ような記録媒体の複製時に所定のエリアに標準的なデー
タが記録されると、再生時にDSVが増加され正常なデ
ータの再生が妨げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて説明する。この発明では、特定のデータパターンを
持ち、且つ、そのデータパターン部分で、サブコードを
通常のサブコード(Rチャンネル〜Wチャンネル=0)
としてエンコードするとDSV(Digital Sum Variatio
n)の累積値が一定範囲を超え、サブコードをこの発明に
よる特殊サブコード(Rチャンネル〜Wチャンネル≠
0)としてエンコードするとDSVの累積値が一定範囲
内になる信号が記録されたコンパクトディスクなどの記
録媒体を提供する。すなわち、上述の特定のデータパタ
ーンのデータに対して特殊サブコードを付加し、EFM
を行う。EFMにおいて、DSVの累積値が一定範囲内
に収まるように記録信号として出力し、ディスクを製作
する。
【0015】このようにして製作されたディスクは、特
定データパターン部分でのDSVの累積値が特殊サブコ
ードにより一定範囲を超えないようにされているため、
問題なく再生できる。一方、このディスクに記録された
データをCD−Rなどに複製した場合に、サブコードの
Rチャンネル〜Wチャンネルの値を、通常のサブコード
Rチャンネル〜Wチャンネルの値として用いられる値で
ある0に置き換えてしまうと、当該CD−Rの再生時
に、特定データパターン部分におけるDSVの累積値が
一定範囲を超えてしまい、再生動作が破綻し、結果的
に、CDの複製が防がれる。
【0016】図1は、この発明によるデータ記録媒体を
作成するためのマスタリング装置の構成の一例を示す。
マスタリング装置は、例えばArイオンレーザ、He−
CdレーザやKrイオンレーザ等のガスレーザや半導体
レーザであるレーザ1と、このレーザ1から出射された
レーザ光を変調する音響光学効果型または電気光学型の
光変調器2と、この光変調器2を通過したレーザ光を集
光し、感光物質であるフォトレジストが塗布されたディ
スク状のガラス原盤4のフォトレジスト面に照射する対
物レンズ等を有する記録手段である光ピックアップ3を
有する。
【0017】光変調器2は、記録信号にしたがって、レ
ーザ1からのレーザ光を変調する。そして、マスタリン
グ装置は、この変調されたレーザ光をガラス原盤4に照
射することによって、データが記録されたマスタを作成
する。また、光ピックアップ3をガラス原盤4との距離
が一定に保つように制御したり、トラッキングを制御し
たり、スピンドルモータ5の回転駆動動作を制御するた
めのサーボ部(図示せず)が設けられている。ガラス原
盤4がスピンドルモータ5によって回転駆動される。
【0018】光変調器2には、EFM変調器12からの
記録信号が供給される。入力端子6Aからは、記録する
メインのディジタルデータが供給される。メインのディ
ジタルデータは、例えば2チャンネルステレオのディジ
タルオーディオデータである。また、入力端子6Bか
ら、特殊データ、すなわち、上述した特定のデータパタ
ーンを構成するデータが供給される。入力端子6Aおよ
び6Bから供給されたデータは、それぞれスイッチ回路
16の一方および他方の入力端に供給される。
【0019】スイッチ回路16は、後述するDSV制御
部13の制御に基づき、一方および他方の端子が所定の
タイミングで切り換えられる。スイッチ回路16の出力
は、CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)エ
ンコーダ9に供給される。CIRCエンコーダ9では、
スイッチ回路16から供給されたデータに対して、エラ
ー訂正用のパリティデータ等を付加するエラー訂正符号
化処理やスクランブル処理が施される。すなわち、1サ
ンプルあるいは1ワードの16ビットが上位8ビットと
下位8ビットとに分割されてそれぞれシンボルとされ、
このシンボル単位で、例えばCIRCによるエラー訂正
用のパリティデータ等を付加するエラー訂正符号化処理
やスクランブル処理が施される。
【0020】入力端子7Aから、現行のCD規格に基づ
いたチャンネルP、Qのサブコードが供給される。ま
た、入力端子7Bから、全てのデータが0であるチャン
ネルR〜Wのサブコードが供給される。さらに、入力端
子7Cから、上述した特殊サブコード(≠0)がチャン
ネルR〜Wのサブコードデータとして供給される。入力
端子7Bおよび7Cから供給されたデータは、それぞれ
スイッチ回路17の一方および他方の入力端に供給され
る。スイッチ回路17は、後述するエリア制御部15の
制御に基づき、一方および他方の端子が所定のタイミン
グで切り換えられる。
【0021】入力端子7AからのチャンネルP、Qのサ
ブコードおよびスイッチ回路17からのチャンネルR〜
Wのサブコードデータは、サブコードエンコーダ10に
供給される。サブコードエンコーダ10は、供給された
チャンネルP、Q、ならびに、チャンネルR〜Wのサブ
コードデータを、サブコードのEFMフレームを有する
サブコードに変換する。
【0022】CIRCエンコーダ9の出力、サブコード
エンコーダ10の出力がマルチプレクサ11に供給され
る。マルチプレクサ11に供給されたこれらの信号は、
所定の順序に配列され、出力される。マルチプレクサ1
1の出力データがEFM変調器12に供給され、変換テ
ーブルに従って8ビットのシンボルが14チャンネルビ
ットのデータシンボルへ変換される。さらに、変換され
たデータは、同期信号付加回路14から供給されたフレ
ームシンク信号が所定のタイミングで付加されて、EF
M変調器12から出力される。
【0023】EFM変調器12では、14チャンネルビ
ットに変換されたデータシンボルのDSVが検出され
る。検出されたDSVは、DSV制御回路13に供給さ
れる。DSV制御回路13では、供給されたDSVの検
出結果に基づきデータシンボルとデータシンボルとを接
続する3ビットの接続ビットが選択される。EFM変調
器12では、この選択結果に基づき、データシンボルに
対して3ビットの接続ビットが追加される。
【0024】なお、DSVは、EFM後のハイレベル側
のチャンネルクロックの周期分を+1、ローレベル側の
チャンネルクロックの周期分を−1として加算した値で
ある。また、以下では、DSVの累積値が絶対値的に増
加することをDSVの増加とし、DSVが0に近づくこ
とをDSVの減少とする。
【0025】接続ビットは、「000」、「001」、
「010」および「100」の4種類あり、コンパクト
ディスクの規格に従い接続ビットの挿入後に3T未満の
パターンや、11Tよりも大きなパターンが出現しない
ようにされると共に、DSVが収束するように、接続ビ
ットの選択が制御される。
【0026】なお、エリア制御回路15は、入力端子7
Cから供給された特殊サブコードがEFMされた信号が
サブコードの所定の領域に記録されるように、スイッチ
回路17の切り換えを制御する。
【0027】また、DSV制御部13では、上述のエリ
ア制御部15によるスイッチ回路17の制御に連動し
て、スイッチ回路16の切り換えを制御する。エリア制
御部15によるスイッチ回路17の制御により、入力端
子7Cから特殊サブコードの供給に対応して、特定のパ
ターンを有する特殊データが入力端子6Bから供給され
るように、DSV制御部13の制御によりスイッチ回路
16が制御される。
【0028】EFM変調器12からCDのEFMフレー
ムフォーマットの記録信号が発生される。この記録信号
が光変調器2に供給され、光変調器2からの変調された
レーザビームによってガラス原盤4上のフォトレジスト
が露光される。このように記録がなされたガラス原盤4
を現像し、電鋳処理することによってメタルマスタを作
成し、次に、メタルマスタからマザーディスクが作成さ
れ、さらに次に、マザーディスクからスタンパが作成さ
れる。スタンパーを使用して、圧縮成形、射出成形等の
方法によって、光ディスクが作成される。
【0029】図2は、CDの1EFMフレームのデータ
構成を示す。CDでは、2チャンネルのディジタルオー
ディオデータ合計12サンプル(24シンボル)から各
4シンボルのパリティQおよびパリティPが形成され
る。この合計32シンボルに対してサブコードの1シン
ボルを加えた33シンボル(264データビット)をひ
とかたまりとして扱う。つまり、EFM変調後の1フレ
ーム内に、1シンボルのサブコードと、24シンボルの
データと、4シンボルのQパリティと、4シンボルのP
パリティとからなる33シンボルが含まれる。
【0030】EFM変調方式(eight to fourteen modu
lation: EFM)では、各シンボル(8データビット)
が14チャンネルビットへ変換される。EFM変調の最
小時間幅(記録信号の1と1との間の0の数が最小とな
る時間幅)Tmin が3Tであり、3Tに相当するピット
長が0.87μm となる。Tに相当するピット長が最短
ピット長である。また、各14チャンネルビットの間に
は、3ビットの接続ビットが配される。さらに、フレー
ムの先頭にフレームシンクパターンが付加される。フレ
ームシンクパターンは、チャンネルビットの周期をTと
する時に、11T、11Tおよび2Tが連続するパター
ンとされている。このようなパターンは、EFM変調規
則では生じることがないもので、特異なパターンによっ
てフレームシンクを検出可能としている。1EFMフレ
ームは、総ビット数が588チャンネルビットからなる
ものである。フレーム周波数は、7.35kHzとされて
いる。
【0031】このようなEFMフレームを98個集めた
ものは、サブコードフレーム(またはサブコードブロッ
ク)と称される。98個のフレームを縦方向に連続する
ように並べ換えて表したサブコードフレームは、サブコ
ードフレームの先頭を識別するためのフレーム同期部
と、サブコード部と、データおよびパリティ部とからな
る。なお、このサブコードフレームは、通常のCDの再
生時間の1/75秒に相当する。
【0032】図3は、サブコード部のデータ構成を示
す。サブコード部は、98個のEFMフレームから形成
される。サブコード部における先頭の2フレームは、そ
れぞれ、サブコードフレームの同期パターンであるとと
もに、EFMのアウトオブルール(out of rule)のパタ
ーンである。また、サブコード部における各ビットは、
それぞれ、P,Q,R,S,T,U,V,Wチャンネル
を構成する。このサブコード部のP〜Wチャンネルから
なる8ビットをサブコードバイトと称する。
【0033】PチャンネルおよびQチャンネルは、ディ
スクに記録されているディジタルデータの再生時におけ
るピックアップのトラック位置制御動作に用いられるも
のである。
【0034】Pチャンネルは、ディスク内周部に位置す
るいわゆるリードインエリアでは、「0」の信号を、デ
ィスクの外周部に位置するいわゆるリードアウトエリア
では、所定の周期で「0」と「1」とを繰り返す信号を
記録するのに用いられる。また、Pチャンネルは、ディ
スクのリードイン領域とリードアウト領域との間に位置
するプログラム領域では、CDに記録されているディジ
タルオーディオデータの再生時における各曲の頭出しの
ために、各曲の間のポーズ(PAUSE)期間を
「1」、それ以外を「0」という信号を記録するのに用
いられる。すなわち、プログラム領域のPチャンネルに
は、ポーズ期間以外は「0」が記録される。
【0035】Qチャンネルは、CDに記録されているデ
ィジタルオーディオデータの再生時におけるより精細な
制御を可能とするために設けられ、楽曲の時間情報など
が記録される。したがって、Qチャンネルに記録される
ビットは、「0」または「1」である。Qチャンネルの
1サブコードフレームの構造は、同期ビット部と、コン
トロールビット部と、アドレスビット部と、データビッ
ト部と、CRCビット部とにより構成される。
【0036】R〜Wチャンネルは、CD規格のうちCD
−G(グラフィック)など、例えば静止画やいわゆるカ
ラオケの文字表示等の特殊な用途に用いられるものであ
る。このCD−GやCDや、CDにテキストデータを埋
め込むことができるCDテキスト以外の標準モードのC
D、例えば通常のCD−DAやCD−ROMでは、この
サブコードR〜Wチャンネルは、用いられず、R〜Wチ
ャンネルの各ビットは、「0」が記録される。
【0037】図4は、上述したマスタリングおよびスタ
ンピングによって作成された光ディスクを再生する再生
装置の構成の一例を示す。再生装置は、既存のプレー
ヤ、ドライブと同一の構成であるが、この発明の理解の
参考のために以下に説明する。図4において、上述した
マスタリング、スタンピングの工程で作成されたディス
ク21がスピンドルモータ22により回転駆動され、デ
ィスク21に記録された信号が光ピックアップ23によ
り再生される。光ピックアップ23は、レーザ光をディ
スク21に照射する半導体レーザ、対物レンズ等の光学
系、ディスク21からの戻り光を受光するディテクタ、
フォーカスおよびトラッキング機構等からなる。さら
に、光ピックアップ23は、スレッド機構(図示しな
い)によって、ディスク21の径方向に送られる。
【0038】光ピックアップ23の例えば4分割ディテ
クタからの出力信号がRF部24に供給される。RF部
24は、4分割ディテクタの各ディテクタの出力信号を
演算することによって、再生(RF)信号、フォーカス
エラー信号、トラッキングエラー信号を生成する。再生
信号がシンク検出部25に供給される。シンク検出部2
5は、各EFMフレームの先頭に付加されているフレー
ムシンクを検出する。検出されたフレームシンク、フォ
ーカスエラー信号、トラッキングエラー信号がサーボ部
26に供給される。サーボ部26は、RF信号の再生ク
ロックに基づいてスピンドルモータ22の回転動作を制
御したり、光ピックアップ23のフォーカスサーボ、ト
ラッキングサーボを制御する。
【0039】フレームシンク検出部25から出力される
メインデータがEFM復調器27に供給され、EFM復
調の処理を受ける。EFM復調器27からのメインディ
ジタルデータは、CIRCデコーダ28に供給され、エ
ラー訂正の処理を受ける。さらに、補間回路29によっ
て補間され、出力端子30に再生データとして取り出さ
れる。EFM復調器27からのサブコードデータがシス
テムコントローラ32に供給される。
【0040】システムコントローラ32は、マイクロコ
ンピュータによって構成されており、再生装置全体の動
作を制御する。システムコントローラ32と関連して、
操作ボタンおよび表示部33が設けられている。システ
ムコントローラ32は、ディジタル21の所望の位置に
アクセスするために、サーボ部26を制御するようにな
されている。
【0041】図5〜図10は、EFM変調器12におけ
る8ビットのデータビット(適宜データシンボルと称す
る)を14ビットのチャンネルビット(適宜コードシン
ボルと称する)へ変換する規則を示す変換テーブルを示
す。図5〜図10では、データビットが16進表記(0
0h〜FFh)と、10進表記(0〜255)と、2進
表記とで示されている。また、コードシンボルの14ビ
ット中の"1" は、値が反転する位置を示している。デー
タシンボルが8ビットであるので、256通りのコード
シンボルのパターンが存在する。
【0042】14ビットのコードシンボルの全ては、最
小時間幅(記録信号の1と1との間の0の数が最小とな
る時間幅)Tminが3T、すなわち1と1との間の0が
2個以上であり、最大時間幅(記録信号の1と1との間
の0の数が最大となる時間幅)Tmaxが11T、すなわ
ち1と1との間の0が10個以下であるEFMの規則
(以下、適宜ランレングスリミット条件と呼ぶ)を満た
している。
【0043】14ビットのコードシンボル同士を接続す
る場合でも、上述したTmin=3T、Tmax=11Tのラ
ンレングスリミット条件を満たすために接続ビットが必
要とされる。接続ビットとして、「000」、「00
1」,「010」,「100」の4種類のパターンが用
意されている。14ビット同士の接続のために接続ビッ
トが使用される一例について、図11を参照して説明す
る。なお、以下の例は、「コンパクトディスク読本(改
定3版)」(平成13年3月25日、オーム社発行)に
記載されているものである。
【0044】図11Aに示すように、前の14ビットの
パターンが「010」で終わり、次のデータシンボルが
「01110111」(16進表記では、77h、10
進表記では、119)の場合を考える。このデータシン
ボルは、14ビットのパターン「0010001000
0010」に変換される。タイミングt0で前の14ビ
ットのパターンが終わり、接続ビットの間隔の後のタイ
ミングt1で次の14ビットのパターンが始まり、タイ
ミングt2 で次の14ビットのパターンが終わるものと
している。
【0045】上述した4種類の接続ビットとして、「1
00」を適用した場合では、Tmin=3Tという条件が
満たされなくなるので、この接続ビットは、使用されな
い。後の3個の接続ビットは、使用可能である。3個の
接続ビットの内で実際に使用する接続ビットとして、D
SVを減少させるものが選択される。DSVは、波形が
ハイレベルであれば+1を与え、波形がローレベルであ
れば、−1を与えることで求められるものである。一例
として、タイミングt0におけるDSVが(−3)であ
ると仮定する。
【0046】図11Bは、接続ビットとして「000」
を使用した場合の波形を示す。期間(t0−t1)のDS
Vが+3であり、期間(t1−t2)のDSVが+2であ
るので、タイミングt2 におけるDSVは、(−3+3
+2=+2)となる。図11Cは、接続ビットとして
「010」を使用した場合の波形を示す。期間(t0
1)のDSVが−1であり、期間(t1−t2)のDS
Vが−2であるので、タイミングt2 におけるDSV
は、(−3−1−2=−6)となる。図11Dは、接続
ビットとして「001」を使用した場合の波形を示す。
期間(t0−t1)のDSVが+1であり、期間(t1
2)のDSVが−2であるので、タイミングt2 にお
けるDSVは、(−3+1−2=−4)となる。結局、
タイミングt2におけるDSVが最も0に近くなる接続
ビット「000」が選択される。
【0047】接続ビット選択部は、EFM変調器12
(図1参照)内に備えられている。上述したように、接
続ビット選択部は、EFM変調のランレングスリミット
条件である、Tmin=3、Tmax=11を満たす接続ビッ
トを選択し、その中で、DSVを収束させるものを選択
している。
【0048】この発明の一実施形態では、入力データと
して、接続ビットが一意にしか決定できないような、あ
る特定のデータパターンを有する特殊データを考える。
このような特殊データの一例として、データ「92h」
の繰り返しパターンがある。図12は、特殊データとし
て「92h」の繰り返しパターンを用いてEFMした場
合のDSVと一部の波形を示す。なお、「h」は、その
表記が16進表記であることを示す。
【0049】「92h」が変換されたコードシンボル
は、図5〜図10を参照し、「10010010000
001」となる。このコードシンボルが連続する場合、
挿入される接続ビットは、上述のランレングスリミット
条件であるTmax=11、Tmin=3に従えば、「00
0」しか選択できない(図12A参照)。すなわち、接
続ビット「001」、「010」および「100」で
は、何れもTmin=3の条件を満たすことができない。
【0050】特殊データ「92h」が連続された場合、
このようにして接続ビットが一意に選択されて記録信号
が出力される。このとき、DSVは、接続ビットによる
制御ができないため、元のコードシンボルのパターンに
より決定される。この「92h」によるパターンすなわ
ちコードシンボル「10010010000001」に
基づく波形が繰り返された場合、図12Bに示されるよ
うにDSVの累積値が増加し続け、1EFMフレームに
付き例えば100以上増加される。
【0051】図12Bの例では、最初の接続ビットの終
端位置でDSVの累積値が+3、次の接続ビットの終端
位置でDSVの累積値が+6とされ、DSVの累積値が
コードシンボルおよび接続ビットを周期として+3ずつ
増加しているのが分かる。DSVは、この「92h」の
パターンが繰り返されている間、増加し続ける。
【0052】また、この「92h」の繰り返しパターン
が終了し、データが例えばPCMデータによるランダム
データになった場合、増加したDSVを0に近付けるた
めに、DSVを減少させるような接続ビットが選択さ
れ、DSVが急激に減少されることになる。
【0053】一般的なCDの再生装置では、DSVの累
積値が50を超えると、再生信号に追従できなくなり、
再生動作が破綻するおそれがある。また、DSVが急激
に減少した場合にも、再生動作が破綻を来す。
【0054】次に、サブコードバイトについて考える。
上述したように、P〜Wチャンネルの8ビットからなる
サブコードバイトにおいて、Pチャンネルは、ポーズ期
間以外は「0」、Qチャンネルは、時間情報などが記録
されるため「0」または「1」、R〜Wチャンネルは、
CD−GやCDテキスト以外では、「0」とされる。そ
のため、一般には、サブコードバイトは2進表記で「0
0000000」または「01000000」、すなわ
ち「00h」または「40h」とされる。データ「00
h」および「40h」は、コードシンボルに変換される
と、それぞれ「01001000100000」および
「01001000100100」となる。
【0055】これらデータ「00h」および「40h」
は、次に続くデータが、「00h」では「9Dh」また
は「9Eh」、「40h」では「95h」または「B5
h」などの場合、上述したTmax=11の制約により、
接続ビットとして「000」という、後続するコードシ
ンボルによる波形を反転させない非反転パターンを選択
することができない。すなわち、これらの場合、接続ビ
ットとしては、「100」、「010」または「00
1」の、後続するコードシンボルによる波形を反転させ
る反転パターンが強制的に選択されてしまい、DSVを
制御できなくなる。
【0056】より具体的には、データ「9Dh」および
「9Eh」は、上述の図5〜図10を参照すると、次の
ようなコードシンボルに変換されることがわかる。 「9Dh」=「00001000000001」 「9Eh」=「00010000000001」
【0057】これに対し、サブコードバイトが「00
h」であれば、「00h」が変換されたコードシンボル
が「01001000100000」であるため、接続
ビットとして「000」を選択すると、11個以上の
「0」が連続することになり、T max=11を満たせな
くなる。したがって、ここでは、接続ビットとして「0
01」、「010」および「100」の何れかが選択さ
れる。さらに、データ「9Dh」および「9Eh」のコ
ードシンボルは、上述のように末尾が「1」となってお
り、コードシンボルの先頭が「1」であるデータ「92
h」が後ろに続く場合は、Tmin=3により、接続ビッ
トとして「000」が一意的に選択される。したがっ
て、接続ビットによるDSVの制御ができないことにな
る。
【0058】サブコードバイトに続くこれらデータ「9
Dh」や「9Eh」、データ「92h」の繰り返しは、
1EFMフレーム単位で付加するとよい。
【0059】サブコードバイト「40h」と、データ
「95h」または「B5h」の場合も同様である。デー
タ「95h」および「B5h」は、上述の図5〜図10
を参照すると、次のようなコードシンボルに変換される
ことが分かる。 「95h」=「00000010000001」 「B5h」=「00000010001001」
【0060】サブコードバイト「40h」が変換された
コードシンボルが「01001000100100」で
あるため、接続ビットとして「000」を選択すると、
11個以上の「0」が連続することになり、Tmax=1
1を満たせなくなる。したがって、ここでは、接続ビッ
トとして「001」、「010」および「100」の何
れかが選択される。さらに、データ「95h」および
「B5h」のコードシンボルは、上述のように末尾が
「1」となっており、コードシンボルの先頭が「1」で
あるデータ「92h」が後ろに続く場合は、Tmin=3
により、接続ビットとして「000」が一意的に選択さ
れる。したがって、接続ビットによってDSVをコント
ロールできないことになる。
【0061】ここで、サブコードバイトとして、上述し
た「00h」や「40h」の代わりに、他の値を用いる
ことを考える。サブコードのチャンネルPおよびQ以外
は、上述したように、一般的には用いられていない。そ
のため、これらチャンネルPおよびQ以外、すなわちチ
ャンネルR〜Wの値が「00h」や「40h」の対応す
る値(=0)と異なる値であっても、通常のCD再生装
置で問題が発生する可能性は少ない。
【0062】先ず、サブコードバイトとして、「00
h」の代わりに、「24h」または「3Fh」を用いる
場合について考える。「24h」および「3Fh」は、
上述の図5〜図10を参照すると、それぞれ次のような
コードシンボルに変換されることが分かる。 「24h」=「01000100001000」 「3Fh」=「00100000001000」
【0063】これらサブコードバイト「24h」または
「3Fh」に上述したデータ「9Dh」または「9E
h」が続く場合、これらのデータに対する接続ビット
は、反転/非反転パターンの全て、すなわち、「00
0」、「001」、「010」および「100」の全て
が選択可能である。したがって、波形の反転/非反転に
よるDSVの制御が可能となる。
【0064】「24h」および「3Fh」は、共に、変
換されたコードシンボルの末尾側において「1」の後ろ
に「0」が3個連続して配置され、一方、「9Dh」お
よび「9Eh」は、変換されたコードシンボルの先頭か
ら「0」がそれぞれ4個および3個連続した後に「1」
が配置される。したがって、接続ビットとして「00
0」を選択しても、「0」が11個以上連続することが
なく、ランレングスリミット条件のTmax=11が満た
される。また、接続ビットとして「001」、「01
0」および「100」の何れを選択しても、「0」の連
続個数が2個以上となり、ランレングスリミット条件の
min=3が満たされる。
【0065】次に、サブコードバイトとして、「40
h」の代わりに「74h」または「7Fh」を用いる場
合について考える。「74h」および「7Fh」は、上
述の図5〜図10を参照すると、それぞれ次のようなコ
ードシンボルに変換されることが分かる。 「74h」=「01000010000010」 「7Fh」=「00100000000010」
【0066】これらサブコードバイト「74h」または
「7Fh」に上述したデータ「95h」または「B5
h」が続く場合、これらのデータに対する接続ビット
は、「000」、「001」および「010」が選択可
能とされ、波形の反転/非反転パターンの両方を、適
宜、選択することができ、波形の反転/非反転によるD
SVの制御が可能となる。
【0067】「74h」および「7Fh」は、共に、変
換されたコードシンボルの末尾側において「1」の後ろ
に1個の「0」が配置され、一方、「95h」および
「B5h」は、変換されたコードシンボルの先頭から
「0」が6個連続した後に「1」が配置される。したが
って、接続ビットとして「000」を選択しても、
「0」が11個以上連続することがなく、ランレングス
リミット条件のTmax=11が満たされる。また、接続
ビットとして「001」および「010」の何れを選択
しても、「0」の連続個数が2個以上となり、ランレン
グスリミット条件のTmi n=3が満たされる。
【0068】このようにして、サブコードバイトとして
「24h」および「3Fh」、または、「74h」およ
び「7Fh」を用い、それに続くデータとして、サブコ
ードバイトが「24h」および「3Fh」の場合には例
えばデータ「9Dh」または「9Eh」、サブコードバ
イトが「74h」および「7Fh」の場合には例えばデ
ータ「95h」または「B5h」を用い、さらに続くデ
ータとしてデータ「92h」のパターンが繰り返された
記録信号を用いてCDが製作される。
【0069】このとき、サブコードバイトとしての「2
4h」および「3Fh」、または、「74h」および
「7Fh」と、サブコードバイトに続けられるデータ
「9Dh」や「9Eh」、あるいは、データ「95h」
や「B5h」とを接続する接続ビットは、上述したよう
に、反転/非反転パターンのパターンの中から選択して
用いることができる。したがって、接続ビットを適宜、
選択することで、その後のDSVを好ましい方向に誘導
することが可能とされる。
【0070】こうして製作されたCDを例えばCD−R
を用いて複製する場合、一般的なコピーツールでは、通
常のCDやCD−ROMでは用いられないサブコードR
チャンネル〜Wチャンネルに0以外の値が格納されてい
ても、それらの値が0とされてしまう。すなわち、一般
的なコピーツールでは、サブコードバイトのうちチャン
ネルR〜Wの値が0とされてしまう。
【0071】すると、上述したように、サブコードバイ
トとサブコードバイトに続くデータ「9Dh」または
「9Eh」、ならびに、「95h」または「B5h」と
の間の接続ビットにおいて「001」、「010」また
は「100」の反転パターンが強制的に選択され、さら
に、その後に続くデータ「92h」の繰り返しパターン
において接続ビットが強制的に「000」とされる。
【0072】このようにして作成されたディスクは、一
般的なCD再生装置やCD−ROMドライブで再生した
場合、特定のデータパターン(データ「92h」の繰り
返し)が挿入された部分においてDSVを制御できず、
DSVの累積値が増加し続け、その部分の終了後、DS
Vが急激に下降する。一般的に、CDを再生する再生装
置を用いて再生を行った場合、DSVの変化はアシンメ
トリ補正などに影響するが、上述のようにしてデータ
「92h」を用いたパターンが記録されたディスクで
は、元のデータが再生できないほどの影響が確認され
る。
【0073】したがって、こうして作成されたCD−R
を一般のCD再生装置で再生させると、DSVの累積値
が増加し続け、再生動作が破綻する。すなわち、結果的
に、この発明による特殊サブコードや特殊データ、特定
のデータパターンを挿入されて製作されたディスクは、
CD−RやCD−RWによる複製ができないことにな
る。
【0074】このことについて、図13を用いてより具
体的に説明する。図13は、DSV累積値の一例の変動
の様子を示す。縦軸に、初期値Aに対するDSVの累積
値が示されている。サブコードバイトに「00h」、サ
ブコードバイトに続くデータとして「9Dh」をそれぞ
れ用いた場合のDSV累積値の変動の例が図13中に点
線で示される。また、サブコードバイトに「24h」、
サブコードバイトに続くデータとして「9Dh」を用い
た場合のDSV累積値の変動の例が図13中に実線で示
される。
【0075】サブコードバイトに「00h」が用いられ
た場合、サブコードバイトとサブコードバイトに続くデ
ータ「9Dh」との間の接続ビットが反転パターンの中
からしか選択できない。図13の例では、「010」が
接続ビットとして選択されている。そのため、DSVの
制御を行うことができず、データ「9Dh」に続くデー
タ「92h」の繰り返しにおいて、DSVの累積値が増
加し続けてしまう。
【0076】これに対し、サブコードバイトに「24
h」が用いられた場合は、サブコードとサブコードバイ
トに続くデータ「9Dh」との間の接続ビットを4種類
のデータパターンの中から任意に選択することができ
る。したがって、図13に示されるように、データ「9
Dh」以降、すなわちデータ「92h」の繰り返しにお
いてDSVの累積値がマイナス方向に変動するように、
DSVの制御を行うことが可能とされる。
【0077】ここで、初期値Aを、一例として、DSV
累積値のプラス方向の所定値とした場合を考える。例え
ば初期値Aが+40であるとする。この場合、サブコー
ドバイトとして「00h」が用いられていると、図13
の右端の状態でDSVの累積値が既に+50となってし
まう。データ「92h」の繰り返しパターンでは、DS
Vの累積値は、増加し続けるため、さらにデータ「92
h」が繰り返された場合、一般のCD再生装置において
は、再生動作が破綻してしまうおそれがある。
【0078】一方、サブコードバイトとして「24h」
が用いられている場合、サブコードバイトとサブコード
バイトに続くデータ「9Dh」との間の接続ビットを適
当に選択することで、データ「92h」の繰り返し部分
でのDSVの累積値をマイナス方向に変動させるように
でき、図13の例では、図13の右端の状態でDSVの
累積値が+38となる。この場合、データ「92h」の
繰り返しによりDSVの累積値がさらにマイナス方向に
変動していくため、DSVの累積値が一般のCD再生装
置において再生動作が破綻してしまう程の値になるに
は、時間的に相当の余裕があるといえる。
【0079】なお、接続ビットの選択は、例えば、DS
V制御部13によるスイッチ回路16の制御およびDS
V制御部13と連動したエリア制御部15によるスイッ
チ回路17の制御に基づき、DSV制御部13によりな
される。
【0080】すなわち、例えば上述のデータ「92h」
のような特殊データをあるEFMフレームの記録データ
として挿入する際には、エリア制御部15からのエリア
制御信号に基づき、当該EFMフレームのサブコードデ
ータとして標準のサブコードデータの代わりに特殊サブ
コードデータ(例えば上述の「24h」など)が入力さ
れるように、スイッチ回路16が制御される。また、D
SV制御部13からの制御信号に基づき、メインデータ
の代わりに特殊データ(上述の例では「9Dh」や「9
2h」)が入力されるように、スイッチ回路17が制御
される。
【0081】このとき、エリア制御回路15の制御によ
り入力された特殊サブコードデータに応じた特殊データ
が入力されるように制御される。
【0082】これら特殊サブコードデータや特殊データ
は、それぞれサブコードエンコーダ10やCIRC回路
9において所定の処理を施され、マルチプレクサ11に
より所定の順番に並べられ、同期信号が付加されてEF
M変調器12に供給される。EFM変調器12では、供
給されたデータに対してEFMを施し、供給されたデー
タをコードシンボルに変換する。このとき、4種類の接
続ビットがDSVの累積値が小さくなるように適宜、選
択されて、コードシンボルとコードシンボルとの間に挿
入される。
【0083】なお、上述では、標準的なサブコードバイ
ト「00h」および「40h」の代わりになる特殊サブ
コードデータとして、「24h」および「3Fh」、な
らびに、「74h」および「7Fh」を用いるものとし
て説明したが、これはこの例に限定されず、他のデータ
を用いることも可能である。また、DSVの累積値が一
方的に増加する特殊データを「92h」として説明した
が、これはこの例に限定されない。同様に、この特殊デ
ータ「92h」とサブコードデータとの間に挿入される
データを「9Dh」および「9Eh」、ならびに、「9
5h」および「B5h」としたが、これはこの例に限定
されるものではない。これらは、既に説明したような所
定の条件を満たすようなものであれば、他のデータを用
いることもできる。
【0084】この発明は、上述したこの発明の一実施形
態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱
しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば
EFM以外の変調方式としてEFMPlusに対しても
この発明を適用することができる。EFMPlusで
は、8ビットのデータシンボルを16ビットのコードシ
ンボルに変換するもので、接続ビットを使用しないもの
である。EFMPlusの場合でも、DSVが絶対値的
に増加する特定のデータパターンが存在するので、標準
のコード変換テーブルに変更を加えたエンコーダを使用
することで、特定のデータパターンであっても、DSV
の増加を防止することができる。それによって、この発
明が適用されたエンコーダを使用して作成されたオリジ
ナルのディスクか、従来のエンコーダを使用して作成さ
れたコピーのディスクかを判別することが可能となる。
【0085】この発明は、例えばCD−DAのフォーマ
ットのデータとCD−ROMのフォーマットのデータを
それぞれ記録するマルチセッションの光ディスクに対し
ても適用できる。また、光ディスクに記録される情報と
しては、オーディオデータ、ビデオデータ、静止画像デ
ータ、文字データ、コンピュータグラフィックデータ、
ゲームソフトウェア、およびコンピュータプログラム等
の種々のデータが可能である。光ディスクに記録される
情報がビデオデータや静止画像データである場合には、
例えば、再生映像および/または画像においてより灰色
に近い表示を行うデータを、特殊データとして用いるこ
とができる。したがって、この発明は、例えばDVDビ
デオ、DVD−ROMに対しても適用できる。さらに、
円板状に限らずカード状のデータ記録媒体に対してもこ
の発明を適用できる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、所定のエリアに記録されたデータに続くデータを、
所定のエリアに記録されたデータが特殊データである場
合にはDSVの累積値を所定範囲内に制御可能で、所定
のエリアに記録されたデータが標準的なデータである場
合にはDSVの累積値が所定範囲外になってしまうよう
に選択した記録信号を記録媒体に記録するようにしてい
る。そのため、この記録媒体を通常の方法で複製した記
録媒体は、通常の再生装置で再生した場合に、DSVが
所定範囲外になってしまい、再生に不都合が生じるよう
になり、記録媒体のコピープロテクションを実現できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデータ記録媒体を作成するため
のマスタリング装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図2】CDの1EFMフレームのデータ構成を示す略
線図である。
【図3】サブコード部のデータ構成を示す略線図であ
る。
【図4】光ディスクを再生する再生装置の構成の一例を
示すブロック図である。
【図5】EFMの変換テーブルを示す略線図である。
【図6】EFMの変換テーブルを示す略線図である。
【図7】EFMの変換テーブルを示す略線図である。
【図8】EFMの変換テーブルを示す略線図である。
【図9】EFMの変換テーブルを示す略線図である。
【図10】EFMの変換テーブルを示す略線図である。
【図11】接続ビットの選択方法を説明するための略線
図である。
【図12】特殊データとして「92h」の繰り返しパタ
ーンを用いてEFMした場合のDSVと一部の波形を示
す略線図である。
【図13】DSV累積値の一例の変動の様子を示す略線
図である。
【図14】ディスクのコピーの流れを説明するためのブ
ロック図である。
【図15】従来の再生処理部の概略を示すブロック図で
ある。
【図16】従来の記録処理部の概略を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1・・・レーザ、3・・・光ピックアップ、4・・・ガ
ラス原盤、10・・・サブコードエンコーダ、11・・
・マルチプレクサ、12・・・EFM変調器、13・・
・DSV制御回路、15・・・エリア制御回路、16,
17・・・スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪口 達也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 古川 俊介 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 木原 隆 東京都品川区東五反田2丁目20番4号 ソ ニー・ヒューマンキャピタル株式会社内 (72)発明者 會田 桐 東京都品川区北品川6丁目7番35号 株式 会社ソニー・ディスクテクノロジー内 (72)発明者 斎藤 昭也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 株式 会社ソニー・ディスクテクノロジー内 (72)発明者 金田 頼明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐野 達史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 三好 義郎 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 先納 敏彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 株式 会社ソニー・ディスクテクノロジー内 (72)発明者 碓氷 吉伸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 株式 会社ソニー・ディスクテクノロジー内 Fターム(参考) 5D044 AB05 AB07 BC04 CC06 DE17 DE50 DE58 EF05 GL21

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ビット数のデータシンボルをより多
    いビット数のコードシンボルに変換し、コードシンボル
    同士を接続する接続ビットを予め用意された複数のビッ
    トパターンから選択することでランレングスが所定の制
    約条件に収まるように制御された記録データを生成する
    ディジタル変調方式を使用してディジタルデータが記録
    されているデータ記録媒体であって、 所定のエリアに記録されたデータに続くデータを、上記
    所定のエリアに記録されたデータが特殊データである場
    合には、上記ランレングスが制約された状態でデータの
    正常な再生が可能な所定範囲内にDSVの累積値を制御
    可能で、上記所定のエリアに記録されたデータが標準的
    なデータである場合には、正常なデータの再生を妨げる
    おそれを生じさせるほどDSVの累積値を増加させるよ
    うに選択した記録信号が記録されたことを特徴とするデ
    ータ記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ記録媒体におい
    て、 上記所定のエリアは、サブコードエリアであることを特
    徴とするデータ記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデータ記録媒体におい
    て、 上記所定のエリアに記録されたデータに続くデータは、
    フレーム単位で付加されることを特徴とするデータ記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のデータ記録媒体におい
    て、 上記データは、EFMで変調されることを特徴とするデ
    ータ記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のデータ記録媒体におい
    て、 上記特殊データは、標準モードでは用いられないデータ
    であることを特徴とするデータ記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のデータ記録媒体におい
    て、 上記データは、EFMplusにより変調されることを
    特徴とするデータ記録媒体。
  7. 【請求項7】 所定ビット数のデータシンボルをより多
    いビット数のコードシンボルに変換し、コードシンボル
    同士を接続する接続ビットを予め用意された複数のビッ
    トパターンから選択することでランレングスが所定の制
    約条件に収まるように制御された記録データを生成する
    ディジタル変調方式を使用してディジタルデータを記録
    媒体に記録するデータ記録方法であって、 所定のエリアに記録されたデータに続くデータを、上記
    所定のエリアに記録されたデータが特殊データである場
    合には、上記ランレングスが制約された状態でデータの
    正常な再生が可能な所定範囲内にDSVの累積値を制御
    可能で、上記所定のエリアに記録されたデータが標準的
    なデータである場合には、正常なデータの再生を妨げる
    おそれを生じさせるほどDSVの累積値を増加させるよ
    うに選択した記録信号を記録媒体に記録するようにした
    ことを特徴とするデータ記録方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のデータ記録方法におい
    て、 上記所定のエリアは、サブコードエリアであることを特
    徴とするデータ記録方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のデータ記録方法におい
    て、 上記所定のエリアに記録されたデータに続くデータは、
    フレーム単位で付加されることを特徴とするデータ記録
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載のデータ記録方法にお
    いて、 上記データは、EFMで変調されることを特徴とするデ
    ータ記録方法。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載のデータ記録方法にお
    いて、 上記特殊データは、標準モードでは用いられないデータ
    であることを特徴とするデータ記録方法。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載のデータ記録方法にお
    いて、 上記データは、EFMplusにより変調されることを
    特徴とするデータ記録方法。
  13. 【請求項13】 所定ビット数のデータシンボルをより
    多いビット数のコードシンボルに変換し、コードシンボ
    ル同士を接続する接続ビットを予め用意された複数のビ
    ットパターンから選択することでランレングスが所定の
    制約条件に収まるように制御された記録データを生成す
    るディジタル変調方式を使用してディジタルデータを記
    録媒体に記録するデータ記録装置であって、 所定のエリアに記録されたデータに続くデータを、上記
    所定のエリアに記録されたデータが特殊データである場
    合には、上記ランレングスが制約された状態でデータの
    正常な再生が可能な所定範囲内にDSVの累積値を制御
    可能で、上記所定のエリアに記録されたデータが標準的
    なデータである場合には、正常なデータの再生を妨げる
    おそれを生じさせるほどDSVの累積値を増加させるよ
    うに選択した記録信号を記録媒体に記録するようにした
    ことを特徴とするデータ記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のデータ記録装置に
    おいて、 上記所定のエリアは、サブコードエリアであることを特
    徴とするデータ記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載のデータ記録装置に
    おいて、 上記所定のエリアに記録されたデータに続くデータは、
    フレーム単位で付加されることを特徴とする記載のデー
    タ記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載のデータ記録装置に
    おいて、 上記データは、EFMで変調されることを特徴とするデ
    ータ記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載のデータ記録装置に
    おいて、 上記特殊データは、標準モードでは用いられないデータ
    であることを特徴とするデータ記録装置。
  18. 【請求項18】 請求項13に記載のデータ記録装置に
    おいて、 上記データは、EFMplusにより変調されることを
    特徴とするデータ記録装置。
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