JP2003346294A - 通信ボードユニット及びこれを用いた情報提供システム - Google Patents

通信ボードユニット及びこれを用いた情報提供システム

Info

Publication number
JP2003346294A
JP2003346294A JP2002155254A JP2002155254A JP2003346294A JP 2003346294 A JP2003346294 A JP 2003346294A JP 2002155254 A JP2002155254 A JP 2002155254A JP 2002155254 A JP2002155254 A JP 2002155254A JP 2003346294 A JP2003346294 A JP 2003346294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
communication board
position information
board unit
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002155254A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruji Muramatsu
治司 村松
Hiromoto Oishi
博基 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2002155254A priority Critical patent/JP2003346294A/ja
Publication of JP2003346294A publication Critical patent/JP2003346294A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置が容易で短期間でのシステム構築が可能
であり、更に低コストでの運用が可能な通信ボードユニ
ットを提供する。また、この通信ボードユニットを用い
て、種々の有用な情報提供システムを提供する。 【解決手段】 携帯電話パケット通信部、GPS受信部
を含む端末装置13、電源アダプタ装置14及び赤外線
センサ15が一体化された薄型の通信ボードユニットで
ある。特に、通信ボードユニットの一部である上蓋11
は、強化プラスティックにて形成され、太陽電池18を
構成する電池セルが一体化されると共に、赤外線センサ
15が車両を検知するための透明の受光窓部111が設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池、GPS
(Global Positioning Systems)受信機、及び各種セン
サを一体化した薄型の通信ボードユニット、及びこの通
信ボードユニットを用いた情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、所定の地点において所定の検知器
にて種々の事象を検出し、この検出結果をその地点の位
置情報と共に情報管理センタに送信し、管理センタにて
それらを集計してユーザに情報提供する種々のシステム
が提案されている。例えば、この種の情報提供システム
として、交通渋滞情報(以下、単に渋滞情報とよぶ)を
提供するシステムが挙げられる。このシステムでは、基
本的に、位置情報に上記検出信号としての渋滞情報を付
加して、これら情報をユーザに提供するものである。
【0003】渋滞情報提供システムでは、例えば、主要
道路沿等、所定の観測地点に設置された車両検知器やテ
レビカメラ、或いはパトロールカー等によって、交通
量、通過車両の時間的な密度、速度を検出し、渋滞有無
の判定、渋滞距離の観測を行っている。そして、これら
渋滞情報が渋滞情報管理センタにて集計されて、これが
ユーザに提供される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、渋滞情報提
供システムをはじめとして、この種の情報提供システム
では以下のような問題がある。すなわち、検出器の設置
場所や商用電源供給等の観点から、設置場所の制約が大
きい。また、信号線や電源線の配線工事が必要となる。
更に、システム導入時に、情報管理センタでは各検知器
の設置場所の位置登録が必要である。また更に、電気料
金や通信費等により運用コストも多大になる。
【0005】よって本発明は、上述した現状に鑑み、設
置が容易で短期間でのシステム構築が可能であり、更に
低コストでの運用が可能な通信ボードユニットを提供す
ることを課題としている。また、本発明は、上記通信ボ
ードユニットを用いて、渋滞情報提供システムのみなら
ず、種々の有用な情報提供システムを提供することを課
題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の通信ボードユニットは、所定
の検出信号及びこの検出信号が発せられた地点を示す位
置情報を取得して、ユーザに種々の情報を提供する管理
センタに、少なくとも前記検出信号及び前記位置情報
を、無線回線を含む所定の通信網を介して送信する薄型
の通信ボードユニットであって、GPS信号を受信して
自ユニットの存在位置を示す前記位置情報を生成する位
置情報生成部と、この通信ボードユニット上を通過する
物体を検知して、この検知結果を前記検出信号として出
力する物体検知部と、前記通信網を介して前記管理セン
タに、前記位置情報及び前記検出信号を対応づけて送信
する送信部と、前記位置情報生成部、前記物体検知部及
び前記送信部に駆動電力を供給する太陽電池と蓄電池と
を組み合わせた電源部と、前記位置情報生成部、前記物
体検知部、前記送信部及び前記電源部を収容する筐体
と、から構成されることを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、本ユニット
は薄型であって、位置情報生成部、物体検知部、送信部
及び電源部が収容されている。位置情報生成部は、GP
S信号を受信して自ユニットの存在位置を示す位置情報
を生成する。物体検知部は、この通信ボードユニット上
を通過する物体を検知して、この検知結果を検出信号と
して出力する。送信部は、無線回線を含む所定の通信網
を介して管理センタに、位置情報及び検出信号を対応づ
けて送信する。そして、太陽電池と蓄電池とが組み合わ
せられた電源部は、位置情報生成部、物体検知部及び送
信部に駆動電力を供給する。このように本ユニットは、
薄型であり、商用電源が不要であるので、設置場所の制
約をうけることが少ない。また、本ユニット上を通過す
る物体を検知してこの検知結果も位置情報と共に送信す
るようにしているので、所定の場所における物体検知を
利用した種々の有用な情報提供システムが、短期間に容
易に構築可能になる。また、システム導入時に通常必要
とされる各ユニットの設置場所の登録作業も不要であ
る。
【0008】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の通信ボードユニットは、請求項1記載の通信ボ
ードユニットにおいて、前記位置情報には、前記GPS
信号を利用して取得された時刻情報も含まれる、ことを
特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、位置情報に
は、GPS信号を利用して取得された時刻情報も含まれ
るので、管理センタはより正確で綿密な情報を提供でき
る。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の通信ボードユニットは、請求項1又は2記載の
通信ボードユニットにおいて、前記送信部は、携帯電話
パケット通信部を含んで構成される、ことを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載の発明によれば、携帯電話パ
ケット通信部が含まれるので、既成のデータ従量制課金
方式のサービスが適用可能になり、低料金でのシステム
運用が可能になる。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の通信ボードユニットは、請求項1〜3のいずれ
か一項に記載の通信ボードユニットにおいて、前記筐体
は、前記位置情報生成部、前記物体検知部、前記送信部
及び前記電源部が装着される受け皿状の格納ケースと、
この格納ケースに覆設される平板状の上蓋と、から構成
され、前記上蓋は、強化プラスティックにて形成され、
前記太陽電池を構成する電池セルが一体化されると共
に、前記物体検知部が物体を検知するための透明の窓部
が設けられている、ことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によれば、通信ボード
ユニットの一部である上蓋は、強化プラスティックにて
形成され、太陽電池を構成する電池セルが一体化される
と共に、物体検知部が物体を検知するための透明の窓部
が設けられているので、薄型化が促進されると共に頻繁
に荷重がかかるような場所への設置も可能になる。
【0014】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の通信ボードユニットは、請求項1〜3のいずれ
か一項に記載の通信ボードユニットにおいて、前記物体
検知部に替えて、この通信ボードユニットに対する所定
量の降雨を検知して、この検知結果を前記検出信号とし
て出力する降雨検知部を有し、前記物体検知部に替え
て、前記電源部は、前記降雨検知部に駆動電力を供給
し、前記物体検知部に替えて、前記筐体は、前記降雨検
知部を収容する、ことを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、物体検知部
に替えて、この通信ボードユニットに対する所定量の降
雨を検知して、この検知結果を検出信号として出力する
降雨検知部を有しているので、所定の場所における降雨
検知を利用した種々の有用な情報提供システムが容易に
構築可能になる。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の渋滞情報提供システムは、請求項1〜4のいず
れか一項に記載の通信ボードユニットを用いた情報提供
システムであって、前記通信ボードユニットが、道路に
おける車両が通過する部位に複数個、分散的に埋め込ま
れており、前記管理センタは、前記通信ボードユニット
からそれぞれ、少なくとも前記検出信号及び前記位置情
報を受信して、これらに基づいた交通渋滞情報を提供す
る、ことを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明によれば、物体検知部
を有する通信ボードユニットが、道路における車両が通
過する部位に複数個、分散的に埋め込まれているので、
通信ボードユニットは車両の通過を検知してこれを位置
情報と共に送信できる。そして、管理センタは、複数の
場所からの車両検知と位置情報とを受信して、これらに
基づいた交通渋滞情報をリアルタイムで提供することが
できる。また、上述したように、このような情報を提供
するシステムの導入も容易であるうえ、低コストでのシ
ステムの運用も可能になる。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載の降雨情報提供システムは、請求項1〜3又は5
のいずれか一項に記載の通信ボードユニットを用いた情
報提供システムであって、前記通信ボードユニットが、
観測対象地域において複数個、分散的に埋め込まれてお
り、前記管理センタは、前記通信ボードユニットからそ
れぞれ、少なくとも前記検出信号及び前記位置情報を受
信して、これらに基づいた降雨情報を提供する、ことを
特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明によれば、降雨検知部
を有する通信ボードユニットが、観測対象地域において
複数個、分散的に埋め込まれているので、通信ボードユ
ニットは降雨や降雪を検知してこれを位置情報と共に送
信できる。そして、管理センタは、複数の場所からの降
雨検知と位置情報とを受信して、これらに基づいた降雨
情報をリアルタイムで提供することができる。上述した
ように、このような情報を提供するシステムの導入も容
易であるうえ、低コストでのシステムの運用も可能にな
る。
【0020】上記課題を解決するためになされた請求項
8記載の通信ボードユニットは、GPS信号を受信して
自ユニットの存在位置を示す位置情報を生成する位置情
報生成部と、携帯電話パケット通信網を介してこの通信
網に接続された所定の管理センタに、少なくとも前記位
置情報を送信する携帯電話パケット通信部と、前記位置
情報生成部及び前記送信部に駆動電力を供給する太陽電
池と蓄電池とを組み合わせた電源部と、前記位置情報生
成部、前記送信部及び前記電源部を収容する薄型の筐体
と、から構成される通信ボードユニットであって、前記
筐体は、前記位置情報生成部、前記送信部及び前記電源
部が装着される受け皿状の格納ケースと、この格納ケー
スに覆設される平板状の上蓋と、から構成されており、
更に、前記上蓋は、強化プラスティックにて形成され、
前記太陽電池を構成する電池セルが一体化されている、
ことを特徴とする。
【0021】請求項8記載の発明によれば、本ユニット
の筐体は薄型であり、位置情報生成部、送信部及び電源
部が装着される受け皿状の格納ケースと、この格納ケー
スに覆設される平板状の上蓋と、から構成されており、
更に、上蓋は、強化プラスティックにて形成され、太陽
電池を構成する電池セルが一体化されている。このよう
に本ユニットは、薄型であり、商用電源が不要であるの
で、設置場所の制約をうけることが少ない。位置情報を
無線にて送信可能なので、変位する可能性のある移動体
に装着されて本発明は特に有効となる。更に、携帯電話
パケット通信部を含んで構成されるので、既成のデータ
従量制課金方式のサービスが適用可能になり、低コスト
でのシステムの運用が可能になる。
【0022】上記課題を解決するためになされた請求項
9記載の通信ボードユニットは、請求項8記載の通信ボ
ードユニットにおいて、前記位置情報には、前記GPS
信号を利用して取得された時刻情報も含まれる、ことを
特徴とする。
【0023】請求項9記載の発明によれば、位置情報に
は、GPS信号を利用して取得された時刻情報も含まれ
るので、管理センタはより正確で綿密な情報を提供でき
る。
【0024】上記課題を解決するためになされた請求項
10記載のトレーラ位置情報提供システムは、請求項8
又は9記載の通信ボードユニットを用いた情報提供シス
テムであって、前記通信ボードユニットが、トレーラ車
両のトラクタに連結可能な複数のトレーラの屋根部にそ
れぞれ貼設されており、前記管理センタは、前記通信ボ
ードユニットからそれぞれ、少なくとも前記位置情報を
受信して、これらに基づいた前記複数のトレーラそれぞ
れの存在位置に関する情報を提供する、ことを特徴とす
る。
【0025】請求項10記載の発明によれば、通信ボー
ドユニットが、トレーラ車両のトラクタに連結可能な複
数のトレーラの屋根部にそれぞれ貼設されているので、
管理センタは各トレーラの存在位置に関する情報を受信
して、これをユーザに提供することができる。したがっ
て、本発明はトレーラの盗難防止や効率的な運行管理等
に役立てることができる。
【0026】上記課題を解決するためになされた請求項
11記載の船舶位置情報提供システムは、請求項8又は
9記載の通信ボードユニットを用いた情報提供システム
であって、前記通信ボードユニットが、複数の小型船舶
上にそれぞれ搭載されており、前記管理センタは、前記
通信ボードユニットからそれぞれ、少なくとも前記位置
情報を受信して、これらに基づいた前記複数の小型船舶
それぞれの存在位置に関する情報を提供する、ことを特
徴とする。
【0027】請求項11記載の発明によれば、複数の船
舶上にそれぞれ搭載されているので、管理センタは各小
型船舶の存在位置に関する情報を受信して、これをユー
ザに提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1を用いて、通信ボード
ユニットの形状について説明する。図1は、本発明の一
実施形態の通信ボードユニットを示す平面図である。図
1において、通信ボードユニット1の筐体は、略正方形
で平板状の上蓋11と、正方形で受け皿状の格納ケース
12とから構成される。上蓋11は、強化プラスティッ
クにて形成され、格納ケース12に覆設される。防水性
をもたせるために、上蓋11は、図示しないパッキン等
を介して、格納ケース12に覆設される。また、上蓋1
1には、太陽電池18を構成する複数の電池セルが一体
化されると共に、後述の赤外線センサ15が物体を検知
又は感知するための透明の受光窓部111がその中央部
に設けられている。なお、後述のGPSアンテナ133
aに対応する部位には、電池セルは設けられていない。
また、上蓋11の四隅には、貫通孔112a〜112d
が穿設されている。このように、上蓋11は、強化プラ
スティックにて形成され、太陽電池18を構成する電池
セルが一体化されると共に受光窓部111が設けられて
いるので、薄型化が促進されると共に頻繁に荷重がかか
るような場所への設置も可能になる。
【0029】格納ケース12もまた、強化プラスティッ
クにて形成され、端末装置13、電源アダプタ装置1
4、赤外線センサ15、電源制御部16、コネクタ1
7、パケット通信アンテナ132a、GPSアンテナ1
33a、及び接続線L1〜L4を収容する。また、格納
ケース12の四隅には、上記貫通孔112a〜112d
に対応する位置に貫通孔122a〜122dが穿設され
ている。なお、この格納ケース12に上記上蓋11が覆
設されると、500mm×500mm×40mm程度
の、薄型箱状の外形を呈する。
【0030】この格納ケース12に収容される端末装置
13、電源アダプタ装置14、及び電源制御部16等も
薄型の箱状の外形をしている。それらの高さはいずれ
も、40mm以内であり、格納ケース12の所定位置に
図示しないネジ止め等により、それぞれ固設されてい
る。端末装置13には、棒状のパケット通信アンテナ1
32aが突設されると共に、アンテナケーブルからなる
接続線L4にて四角片状のGPSアンテナ133aが接
続されている。端末装置13は接続線L3を介して電源
アダプタ装置14に接続されている。この接続線L3
は、電源線及び電源アダプタ装置14に接続された赤外
線センサ15による検出信号を電送する信号線を含む。
【0031】電源アダプタ装置14は接続線L2を介し
て電源制御部16に接続され、電源制御部16は接続線
L1を介してコネクタ17に接続される。接続線L1、
L2は共に電源線である。コネクタ17は、上蓋11側
に設けられた図示しないコネクタに結合される。上蓋1
1のコネクタからは、この上蓋11に一体化された太陽
電池18による発電電力が出力される。
【0032】更に、図2を用いて、上記形状の通信ボー
ドユニットについて説明を加える。図2は、本発明の一
実施形態の通信ボードユニットを示すブロック図であ
る。図2に示すように、端末装置13は、制御部13
1、この制御部131に内部バスを介して接続される、
携帯電話パケット通信部132、GPS受信部133、
及び記憶部134を含んで構成される。
【0033】制御部131は、基本的にCPU、RO
M、及びRAMを含むマイクロコンピュータから構成さ
れ、CPUはROMに記憶されている制御プログラムに
したがって本実施形態に係る制御を含む各種の処理を実
行する。RAMには、CPUが各種の処理を実行するう
えにおいて必要なデータ、プログラム等が適宜記憶され
る。制御部131は、上記制御プログラムにしたがっ
て、記憶部134に格納されている各種情報を読み出し
たり、GPS受信部133を利用して位置情報を取得し
たりする。また、信号入力端子RX13bを介して赤外
線センサ15等からの検出信号を受け、これを位置情報
と共に送信するために、携帯電話パケット通信部132
に指令を出したりする。これらに係る処理については、
図4以降で再度説明する。
【0034】GPS受信部133は、GPSアンテナ1
33aを介してGPSを構成する複数のGPS衛星から
供給される測位用電波であるGPS信号を受信し、これ
に基づいて現在位置情報を取得し、この情報を制御部1
31に供給する。また、GPS信号に含まれる時間情報
も受信し、制御部131に供給する。携帯電話パケット
通信部132は、パケット通信アンテナ132aを介し
て、携帯電話パケット通信網の無線基地局に無線接続さ
れる。これら携帯電話パケット通信部132及びGPS
受信部133は、公知の装置を利用可能である。なお、
上記GPS受信部133及び制御部131は請求項の位
置情報生成部に相当し、携帯電話パケット通信部132
は請求項の送信部に相当する。
【0035】記憶部134には、この装置13を特定す
る特定情報等が格納されている。但し、管理センタ側で
は位置情報及び検出信号が取得できればよいので、必ず
しもこの特定情報は必要ではないが、より正確性を向上
させるために割り当ておいてもよい。
【0036】一方、電源アダプタ装置14は、制御部1
41及び電池142を含んで構成される。この電源アダ
プタ装置14は、基本的に、端末装置13に対して、駆
動電力及び赤外線センサ15等からの検出出力を供給す
る機能を有する。制御部141は、信号入力端子RX1
4bを介して赤外線センサ15からの検出信号を受け
て、これを信号出力端子TX14bを介して端末装置1
3の端子RX13bに出力する。制御部141は、ま
た、端末装置13に供給する電力を常に最適になるよう
に制御する。電池142は、繰り返し充電可能な2次電
池が用いられる。この電池142は、電源入力端子RX
14aを介して、電源制御部16から、太陽電池18に
て発電された電力を受けて充電される。この電池142
は、電源出力端子TX14aを介して、端末装置13の
電源入力端子RX13aに所定の駆動電力、例えば、5
ボルト程度、を出力すると共に、自装置14の制御部1
41にも所定の駆動電力を供給する。なお、この装置1
4には、各入出力端子に接続されるインターフェース部
も含まれるが、それらは省略されている。
【0037】信号入力端子RX14bに接続される赤外
線センサ15は、通信ボードユニット上を通過する物体
を感知又は検知して、この検知結果を検出信号として出
力するもので、公知のデバイスが利用可能である。この
赤外線センサ15による検出信号は、例えば、後述の渋
滞情報提供システムに利用される。また、信号入力端子
RX14bには、赤外線センサ15に替えて、降雨セン
サ15a等の他の検出デバイスが適宜接続可能である。
降雨センサ15aによる検出信号は、例えば、後述の降
雨情報提供システムに利用可能である。上記赤外線セン
サ15及び降雨センサ15aはそれぞれ、請求項の物体
検知部及び降雨検知部に相当する。
【0038】電源制御部16は、電池142への充電電
流を制御する。この電源制御部16は、電池142の端
子電圧の上昇に伴うサイリスタのオンオフ動作を利用し
て充電電流を制御する公知技術が適用可能である。
【0039】この電源制御部16には、コネクタ17を
介して、太陽電池18が接続されている。コネクタ17
は、上記のように、上蓋11側に設けられた図示しない
コネクタに結合されて、電源制御部16と太陽電池18
とを電気的に接続する。太陽電池18は、図1で示した
ように、複数のセルから構成され、太陽光からの日射エ
ネルギーを電気エネルギーに変換して出力する公知のデ
バイスである。この太陽電池18及び上記電池142
は、請求項の電源部に相当する。なお、上記端末装置1
3、電源アダプタ装置14及び電源制御部16の各筐体
は、別体化してもよいし、共通化してもよい。
【0040】このような構成の通信ボードユニット1の
作用効果を簡単に説明すると、GPS受信部133にて
GPS信号を受信して自ユニットの存在位置を示す位置
情報が生成される。赤外線センサ15は、この通信ボー
ドユニット上を通過する物体や降雨を検知して、この検
知結果を検出信号として出力する。携帯電話パケット通
信部132は、渋滞情報や降雨情報提供のために、携帯
電話パケット通信網を介して後述の管理センタに、位置
情報及び検出信号を対応づけて送信する。上記位置情報
生成、検知及び送信のタイミングは、予め定められた所
定インターバルにしたがって定期的に行うようにする。
この端末装置13は、太陽電池18と電池142とが組
み合わせられた電源部を有する電源アダプタ装置14に
て駆動電源が供給される。
【0041】このように本ユニット1は、薄型であり、
商用電源が不要であるので、設置場所の制約をうけるこ
とが少ない。また、本ユニット上を通過する物体や降雨
を検知してこの検知結果も位置情報と共に送信するよう
にしているので、所定の場所における物体及び降雨検知
を利用した種々の有用な情報提供システムが、短期間に
容易に構築可能になる。なお、各ユニットから位置情報
を送信するようにしているので、システム導入時に通常
必要とされる各ユニットの設置場所の登録作業も不要と
なる。
【0042】次に、このような通信ボードユニット1
の、渋滞情報提供や降雨情報提供等種々の情報提供シス
テムへの適用例について説明する。通信ボードユニット
1は、道路における車両が通過する部位(図4参照)
や、観測対象地域における所定の場所に埋設されて利用
される。但し、太陽電池18が設けられた上蓋11は、
地表に露呈するように埋設される。図3は、通信ボード
ユニット1が埋設される際に用いられる取付台を含む、
本実施形態に係る通信ボードユニットの組立図である。
図4は、本発明の一実施形態に係り、上記通信ボードユ
ニット1を用いた渋滞情報提供システムを示すブロック
図である。図5は、図4の渋滞情報提供システムにおけ
る通信ボードユニット側、情報管理センタ側、及びユー
ザ側におけるそれぞれの処理、並びにそれらの間で行わ
れる通信シーケンスを示すフローチャートである。図6
は、ユーザ側における表示例を示す図である。なお、図
中、図1及び図2と共通する部分には、同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0043】図3に示す組立図において、取付台19
は、観測地点に相当する道路等に図示しない背面側が固
定される。この取付台19は例えば金属製であり、通信
ボードユニット1と同様の正方形で平板状をしている。
その四隅にはそれぞれ、通信ボードユニット1の高さと
同等のボルト191a〜191dが延設されている。ボ
ルト191a〜191dはそれぞれ、通信ボードユニッ
ト1を構成する、上記上蓋11及び格納ケース12に穿
設されている貫通孔112a〜112d、貫通孔122
a〜122dを貫通して、ナット等の締め金具20a〜
20dにて、締め付け固定される。なお、締め金具20
a〜20dが取り付けられる上蓋11の四隅は、締め金
具20a〜20dの厚さに相当する分だけ、やや窪んで
いる。また、上蓋11の表面は、この上を通過する車両
がスリップしないように、細かい凹凸が設けられてい
る。
【0044】図4に示す渋滞情報提供システムを示すブ
ロック図において、道路RDには、上記のようにして、
複数の通信ボードユニット1(1a〜1h)が埋設され
る。各通信ボードユニット1は、観測地域に敷設された
道路RDにおける車両が通過する部位、例えば、センタ
ラインを挟んで道路RDの左右側に均等に、複数個、分
散的に埋設される。各通信ボードユニット1は、太陽電
池18にて太陽光SLからの日射エネルギーを受けて駆
動電源として利用する。各通信ボードユニット1は、G
PS衛星6からのGPS信号を利用して位置情報を取得
し、これを赤外線センサ15から出力される検出信号と
共に、携帯電話パケット通信網2を介して、渋滞情報管
理センタ3に送信する。
【0045】携帯電話パケット通信網2は、例えば、株
式会社NTTドコモからサービス提供されているDoP
aが利用される。このサービスは、携帯電話網において
パケット交換方式を利用したデータ通信サービスであ
り、通信したデータ量に応じて通信料が計算されるデー
タ従量制課金方式である。この方式は低料金で本交通管
制システムを運用する際の一助となる。この携帯電話パ
ケット通信網2は、例えば、NTTドコモのiモードセ
ンタと呼ばれる接続センタ31を介して、渋滞情報管理
センタ3に通信接続される。
【0046】渋滞情報管理センタ3は、インターネット
に接続されて、渋滞情報を提供する一種のプロバイダー
であり、接続センタ31、制御装置32、記憶装置33
及び表示装置34を含んで構成される。制御装置32
は、通信ボードユニット側との通信機能や各種処理制御
を行うCPU、RAM及びROMを有するコンピュータ
装置本体である。制御装置32には、その処理結果を記
憶する記憶装置33及びそれを表示する表示装置34が
接続されている。記憶装置33は、通信ボードユニット
側から送信されてくる各種データを一時的又は恒久的に
保存するハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク
等である。制御装置32は、通信ボードユニット側から
送信される、位置情報、時刻情報及び検出信号から、関
連地域の地図に渋滞情報を付加した渋滞マップ33aを
作成又は更新して、これを記憶装置33に格納してお
く。この際、関連地域の地図情報は、インターネットを
介して既成の地図データ提供サイトから取得してもよい
し、地図情報が予めCD―ROMやDVDに格納された
既成の地図データを利用してもよい。
【0047】渋滞情報管理センタ3の接続センタ31
は、上記携帯電話パケット通信網2と共に、インターネ
ット4にも通信接続されている。インターネット4に
は、本システムのユーザ5に所有されるインターネット
端末装置としてのパーソナルコンピュータ51やインタ
ーネット対応携帯電話52が通信接続される。なお、こ
のインターネット4には、公知のインターネット対応携
帯電話網も含まれ、このインターネット対応携帯電話網
の無線基地局を介して、インターネット対応携帯電話5
2が通信接続される。このインターネット対応携帯電話
網は、例えば、NTTドコモからサービス提供されてい
るiモードサービスが利用可能であるが、KDDIから
サービス提供されているEzwebやJ−フォンからサ
ービス提供されているJ−スカイであってもよい。
【0048】このようなシステム構成において、各通信
ボードユニット1は、所定インターバルにしたがって、
自通信ボードユニット上を通過した車両10a、10
b、10cにともなう検出信号を、位置情報と共に送信
する。これを受けた渋滞情報管理センタ3では、位置情
報、検出信号を集計して渋滞マップ33aを生成して記
憶装置33に格納しておく。ユーザ5は、パーソナルコ
ンピュータ51や携帯電話52からインターネット4を
利用して渋滞情報管理センタ3にアクセスして、この渋
滞マップ33aを取得可能である。なお、通信ボードユ
ニット1が降雨センサ15aを有している場合には、通
信ボードユニット1は所定量の雨RNや雪SNにともな
う検出信号を、渋滞情報管理センタ3と同様の構成の所
定の降雨情報管理センタ(不図示)に送信可能である。
そして、ここで集計された降雨情報は、同様にユーザ5
からアクセス可能となる。
【0049】上記渋滞情報提供システムに係る処理手順
を図5のフローチャートを用いて説明する。なお、現実
には、通信ボード側処理は、複数の通信ボードにてそれ
ぞれ行われるものであるが、図5においては、代表して
ひとつだけ示す。
【0050】図5に示す渋滞情報提供システムに係る通
信ボード側処理においては、予め定められた所定インタ
ーバルにしたがった観測時刻又はサンプリング時刻にな
ると、ステップS101において、GPS受信部133
にてGPS信号を利用して自ユニット1の緯度及び経度
で構成される位置情報が取得される。このとき、ステッ
プS102に示すようにGPS信号に含まれる時刻信号
も取得される。但し、予め定められた所定インターバル
にしたがって検出動作が行われているので、渋滞情報管
理センタ3におけるタイマ等を利用しても時刻把握が可
能である。したがって、必ずしもGPS信号から時刻情
報を取得しなくてもよいが、GPS信号から時刻情報を
取得すれば、位置情報が取得された時刻がより正確に把
握可能になる。なお、以下の説明では、時刻情報は、G
PS信号から取得されるものとする。
【0051】次に、ステップS103において、サンプ
リング時刻における赤外線センサ15からの検出信号が
取得される。なお、検出信号は、サンプリング時刻にお
ける赤外線センサ15の出力値であるので、このサンプ
リング時刻において、自通信ボードユニット上を車両等
が通過していなければ、その出力値は検出無を示す値と
してゼロ等を示す場合もあり得る。すなわち、検出信号
の内容は、検出有又は検出無を示す場合がある。そし
て、ステップS104において、上記位置情報、時刻情
報及び検出信号が、携帯電話パケット通信網2から送信
される。これら位置情報、時刻情報及び検出信号は、携
帯電話パケット通信網2を介して渋滞情報管理センタ3
に受信される。このようなステップS101〜ステップ
S104に示す処理は、所定の終了トリガがない限り、
所定インターバルにしたがって繰り返し実行されてい
る。
【0052】渋滞情報管理センタ側処理では、ステップ
S301において、位置情報、時刻情報及び検出信号が
受信されるとステップS302に進み(ステップS30
1のY)、さもなければステップS304に進む(ステ
ップS301のN)。ステップS302においては、受
信された複数の位置情報、時刻情報及び検出信号に基づ
いて、渋滞マップが作成又は更新される。上記記憶装置
33には、各位置情報、時刻情報及び検出信号の履歴が
対応づけて格納されており、制御装置32は、これらに
基づいて、地図データ上の所定観測位置における現在の
渋滞状況を示す渋滞マップを生成する。渋滞判断の方法
としては、例えば、所定位置において、連続する5回の
サンプリング時点の検出信号の内容がいずれも車両等の
検出有を示すものであれば、この場所に渋滞が発生して
いると判断する。渋滞判断基準は、適宜変更可能である
し、渋滞レベルを細分化することも可能である。このよ
うにして作成及び更新された渋滞マップは、ステップS
303において一旦、記憶装置33に格納される。この
とき、表示装置34に渋滞マップを表示させるようにし
てもよい。
【0053】次に、ステップS304において、インタ
ーネット4を介して、ユーザ5側からの渋滞情報要求が
受信されるとステップS305に進み(ステップS30
4のY)、さもなければ一連の処理が終了する。ステッ
プS305においては上記記憶装置33に格納されてい
る渋滞マップが読み出されて、ステップS306におい
てはインターネット4を介して、渋滞情報要求を出して
きたユーザ側にこの渋滞マップが送信される。このよう
な、ステップS301〜ステップS306に示す処理
は、所定の終了トリガがない限り、繰り返し実行されて
いる。
【0054】ユーザ側処理では、ステップS501にお
いて、渋滞情報の要求が出される。この渋滞情報の要求
は、ユーザ5に所有されるパーソナルコンピュータ51
やインターネット対応携帯電話52による、所望サイト
へのアクセス時に行う公知の操作によって実行可能であ
る。ステップS502においては、渋滞マップが受信待
機されており(ステップS502のN)、インターネッ
ト4を介して、渋滞情報管理センタ3からの渋滞マップ
が受信されるとステップS503に進む(ステップS5
02のY)。そして、ステップS503において、パー
ソナルコンピュータ51や携帯電話52の表示部(不図
示)に図6に示すような渋滞マップ511が表示され
る。
【0055】図6に示すように、この渋滞マップ511
では、まず、ユーザ5にて指定された地域を示す地図が
表示される。この地図には、主要な道路RD、信号機5
14、ランドマークや、地名等が示される。そして、図
中、渋滞箇所512a、512b、512cが例えば矢
印にて示される。渋滞箇所は、矢印以外のマークであっ
てもよいし、赤色等の目立つ色で表示するようにしても
よい。なお、通信ボードユニット1に降雨センサ15a
が用いられる場合には、降雨地点513を黒丸で示すこ
とも可能である。そして、このような表示が行われた
後、所定の終了トリガがあると、ユーザ側における一連
の処理が終了する。このようにして、ユーザ5は、イン
ターネットを介して渋滞情報や降雨情報を容易に取得す
ることができる。
【0056】更に、図7及び図8を用いて、本通信ボー
ドユニットの他の情報提供システムへの適用例を例示す
る。図7は、本発明の一実施形態に係り、本通信ボード
ユニットをトレーラ位置情報提供システムに適用した例
を示す図である。図8は、本発明の一実施形態に係り、
本通信ボードユニットを船舶位置情報提供システムに適
用した例を示す図である。
【0057】トレーラ位置情報提供システムにおいて
は、トレーラ車両7は、図7に示すように、運転席やエ
ンジン等を有するトラクタ71a、及びトラクタ71a
に連結可能なトレーラ72aから構成される。トラクタ
71aとトレーラ72aとは、カップラ73aを介して
機械的に連結されている。トラクタ71aには、それぞ
れ異なる荷物が荷積みされたトレーラ72b、72c、
72dも連結可能である。トラクタ71aは、トレーラ
72a、72b、72c、72dを連結して目的場所ま
で牽引する。
【0058】トレーラ72a、72b、72c、72d
は、周知のように、タイヤ付きのフレーム状の荷台部に
直方体状のコンテナ部が搭載されたような形状をしてい
る。各トレーラ72a、72b、72c、72dの屋根
部には、上記通信ボードユニット1と同等の構成の通信
ボードユニット1′が貼設されている。但し、通信ボー
ドユニット1′には、上記取付台19がボルトオンされ
ておらず、接着材等を用いて、各平板状の通信ボードユ
ニット1′の背面が直接的に、各トレーラ72a、72
b、72c、72dの屋根部に接着されている。
【0059】また、各通信ボードユニット1′は、赤外
線センサ15や降雨センサ15aに替えて、カップラ7
3a、73b、73c、73dを利用して、トラクタ7
1aとトレーラ72a、72b、72c、72dとの連
結状態を検出できるようになっている。連結状態を検出
することにより、通信ボードユニット1′の電源管理や
トレーラの状態把握が可能になる。更に、各通信ボード
ユニット1′は、各トレーラ72a、72b、72c、
72d内に設けられたドア開閉センサ等で構成される各
外部センサ15′と電気的に接続されている。すなわ
ち、通信ボードユニット1′は、連結状態やドア開閉セ
ンサ等からの信号を入力可能な入力端子部を備えてい
る。
【0060】このようなトレーラの位置を管理するため
のシステム構成は、図4で示した渋滞情報提供システム
と同様である。但し、上記渋滞情報管理センタ3に替え
て、本実施形態では、トレーラ管理センタ(不図示)が
設置されることになる。また、通信ボードユニットは道
路には埋設されず、各トレーラに貼設される。そして、
ユーザは、インターネットに接続されたパーソナルコン
ピュータ等を利用して、各トレーラの位置を把握するこ
とができる。トレーラの位置は、図6で示したような地
図上に表示される。
【0061】したがって、ユーザは、許可無しにトレー
ラが牽引され、盗難されたことを容易に把握できる。こ
のとき、上記外部センサからの信号も、トレーラ管理セ
ンタにて取得できるようにしておけば、各トレーラが故
意に開けられて、荷物が盗難されていること等も把握で
きる。このように、トレーラの位置を把握できるのでユ
ーザは適切な対応を迅速に行うことができ、トレーラの
盗難防止や効率的な運行管理等に役立てることができ
る。また、トラクタの屋根部は、太陽光の照射エネルギ
ーを得やすく発電効率がよい上、平面状であるので通信
ボードユニットの設置が容易であるというメリットもあ
る。また、車載バッテリに接続する必要もないので、車
載バッテリに負担をかけることもなく、電源線の配線作
業も全く不要である。
【0062】また、船舶位置情報提供システムにおいて
は、図8に示すように、港PTの繋留所81に停泊する
釣り船8a〜8e等の小型船舶にはそれぞれ、通信ボー
ドユニット1″が搭載されている。この通信ボードユニ
ット1″は、上記通信ボードユニット1と同等の外形を
しているが、赤外線センサ15や降雨センサ15a等の
センサ類は装備されていない。すなわち、太陽電池を主
電源として、少なくとも、位置情報を取得する機能を有
するシンプルなものである。通信ボードユニット1″
は、上記のような取付台19を用いて船舶に取付てもよ
いし、接着材等を用いて、各平板状の通信ボードユニッ
ト1″の背面を直接的に船舶に接着してもよい。
【0063】このような船舶8a〜8eの位置を管理す
るためのシステム構成も、図4で示した渋滞情報提供シ
ステムと同様となる。但し、上記渋滞情報管理センタ3
に替えて、本実施形態では、釣り船管理センタ(不図
示)が設置されることになる。或いは、釣り船管理セン
タを設けず、所定のASPに釣り船管理を任せ、釣り船
の管理者はこのASPから、インターネットを介してパ
ーソナルコンピュータ等を利用して、釣り船の位置情報
を取得するようにしてもよい。船舶8a〜8eのそれぞ
れの位置は、図6で示したような地図に替えて、所定の
海洋図上に表示される。
【0064】したがって、釣り船の管理者は、各船舶8
a〜8eの位置や、これに乗船中の釣り人の現在位置を
正確に把握することができる。これにより、釣り人の安
全性の確保や船舶8a〜8eの盗難防止ができる。ま
た、船舶8a〜8eは、太陽光の照射エネルギーを得や
すく発電効率がよい上、通信ボードユニットの設置が容
易であるというメリットもある。また、車載バッテリに
接続する必要もないので、電源線の配線作業も全く不要
である。
【0065】以上のように、本発明の実施形態による
と、所定の場所に設置が容易で短期間での種々のシステ
ム構築を可能にし、更に低コストでのシステムの運用を
可能にする通信ボードユニットが提供される。また、上
記通信ボードユニットを用いて、渋滞情報提供システム
をはじめとする種々の有用な情報提供システムを提供す
ることができる。
【0066】なお、上記実施形態においては、各種情報
は表示データにて提供される例を示したが、本発明はこ
れを限定するものではなく、例えば、各種情報は文字や
音声によるものであってもよい。また、上記実施形態に
おいては、位置情報及び検出信号は所定のインターバル
にしたがって取得される例を示したが、本発明はこれを
限定するものではなく、例えば、検出信号の内容の変化
をトリガとして送信するようにしてもよい。本発明は、
その主旨を逸脱しない範囲で変更されたものも含む。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、本ユニットは薄型であって、位置情報生成
部、物体検知部、送信部及び電源部が収容されている。
位置情報生成部は、GPS信号を受信して自ユニットの
存在位置を示す位置情報を生成する。物体検知部は、こ
の通信ボードユニット上を通過する物体を検知して、こ
の検知結果を検出信号として出力する。送信部は、無線
回線を含む所定の通信網を介して管理センタに、位置情
報及び検出信号を対応づけて送信する。そして、太陽電
池と蓄電池とが組み合わせられた電源部は、位置情報生
成部、物体検知部及び送信部に駆動電力を供給する。こ
のように本ユニットは、薄型であり、商用電源が不要で
あるので、設置場所の制約をうけることが少ない。ま
た、本ユニット上を通過する物体を検知してこの検知結
果も位置情報と共に送信するようにしているので、所定
の場所における物体検知を利用した種々の有用な情報提
供システムが、短期間に容易に構築可能になる。なお、
各ユニットから位置情報を送信するようにしているの
で、システム導入時に通常必要とされる各ユニットの設
置場所の登録作業も不要である。
【0068】請求項2記載の発明によれば、位置情報に
は、GPS信号を利用して取得された時刻情報も含まれ
るので、管理センタはより正確で綿密な情報を提供でき
る。
【0069】請求項3記載の発明によれば、携帯電話パ
ケット通信部が含まれるので、既成のデータ従量制課金
方式のサービスが適用可能になり、低料金でのシステム
運用が可能になる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、通信ボード
ユニットの一部である上蓋は、強化プラスティックにて
形成され、太陽電池を構成する電池セルが一体化される
と共に、物体検知部が物体を検知するための透明の窓部
が設けられているので、薄型化が促進されると共に頻繁
に荷重がかかるような場所への設置も可能になる。した
がって、適用範囲が拡張される。
【0071】請求項5記載の発明によれば、物体検知部
に替えて、この通信ボードユニットに対する所定量の降
雨を検知して、この検知結果を検出信号として出力する
降雨検知部を有しているので、所定の場所における降雨
検知を利用した種々の有用な情報提供システムが容易に
構築可能になる。
【0072】請求項6記載の発明によれば、物体検知部
を有する通信ボードユニットが、道路における車両が通
過する部位に複数個、分散的に埋め込まれているので、
通信ボードユニットは車両の通過を検知してこれを位置
情報と共に送信できる。そして、管理センタは、複数の
場所からの車両検知と位置情報とを受信して、これらに
基づいた交通渋滞情報をリアルタイムで提供することが
できる。また、上述したように、このような情報を提供
するシステムの導入も容易であるうえ、低コストでのシ
ステムの運用も可能になる。
【0073】請求項7記載の発明によれば、降雨検知部
を有する通信ボードユニットが、観測対象地域において
複数個、分散的に埋め込まれているので、通信ボードユ
ニットは降雨や降雪を検知してこれを位置情報と共に送
信できる。そして、管理センタは、複数の場所からの降
雨検知と位置情報とを受信して、これらに基づいた降雨
情報をリアルタイムで提供することができる。上述した
ように、このような情報を提供するシステムの導入も容
易であるうえ、低コストでのシステムの運用も可能にな
る。
【0074】請求項8記載の発明によれば、本ユニット
の筐体は薄型であり、位置情報生成部、送信部及び電源
部が装着される受け皿状の格納ケースと、この格納ケー
スに覆設される平板状の上蓋と、から構成されており、
更に、上蓋は、強化プラスティックにて形成され、太陽
電池を構成する電池セルが一体化されている。このよう
に本ユニットは、薄型であり、商用電源が不要であるの
で、設置場所の制約をうけることが少ない。位置情報を
無線にて送信可能なので、変位する可能性のある移動体
に装着されて本発明は特に有効となる。更に、携帯電話
パケット通信部を含んで構成されるので、既成のデータ
従量制課金方式のサービスが適用可能になり、低コスト
でのシステムの運用が可能になる。
【0075】請求項9記載の発明によれば、位置情報に
は、GPS信号を利用して取得された時刻情報も含まれ
るので、管理センタはより正確で綿密な情報を提供でき
る。
【0076】請求項10記載の発明によれば、通信ボー
ドユニットが、トレーラ車両のトラクタに連結可能な複
数のトレーラの屋根部にそれぞれ貼設されているので、
管理センタは各トレーラの存在位置に関する情報を受信
して、これをユーザに提供することができる。したがっ
て、本発明はトレーラの盗難防止や効率的な運行管理等
に役立てることができる。また、トラクタの屋根部は、
太陽光の照射エネルギーを得やすく発電効率がよい上、
平面状であるので通信ボードユニットの設置が容易であ
るというメリットもある。
【0077】請求項11記載の発明によれば、複数の船
舶上にそれぞれ搭載されているので、管理センタは各小
型船舶の存在位置に関する情報を受信して、これをユー
ザに提供することができる。したがって、本発明は小型
船舶の盗難防止や乗船者の安全確保に役立てることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の通信ボードユニットを示
す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態の通信ボードユニットを示
すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る通信ボードユニット
の組立図である。
【図4】本発明の一実施形態に係り、本通信ボードユニ
ットを用いた渋滞情報提供システムを示すブロック図で
ある。
【図5】図4の渋滞情報提供システムにおける通信ボー
ドユニット側、情報管理センタ側、及びユーザ側におけ
るそれぞれの処理、並びにそれらの間で行われる通信シ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図6】図4の渋滞情報提供システムにおけるユーザ側
における表示例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係り、本通信ボードユニ
ットをトレーラ位置情報提供システムに適用した例を示
す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係り、本通信ボードユニ
ットを船舶位置情報提供システムに適用した例を示す図
である。
【符号の説明】
1 通信ボードユニット 2 携帯電話パケット通信網 3 渋滞情報管理センタ 4 インターネット 5 ユーザ 6 GPS衛星 7 トレーラ車両 8a〜8e 釣り船(小型船舶) 10a〜10c 車両 11 上蓋 12 格納ケース 13 端末装置 14 電源アダプタ装置 15 赤外線センサ 16 電源制御部 17 コネクタ 18 太陽電池 51 パーソナルコンピュータ 52 インターネット対応携帯電話 111 受光窓部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA01 AA20 AA25 AA30 BB05 BB09 BB13 BB15 CC02 DD04 EE10 EE13 FF05 FF13 FF22 FF27 FF32 5K067 AA21 BB21 DD51 EE02 FF01 FF03 JJ56 KK05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の検出信号及びこの検出信号が発せ
    られた地点を示す位置情報を取得して、ユーザに種々の
    情報を提供する管理センタに、少なくとも前記検出信号
    及び前記位置情報を、無線回線を含む所定の通信網を介
    して送信する薄型の通信ボードユニットであって、 GPS信号を受信して自ユニットの存在位置を示す前記
    位置情報を生成する位置情報生成部と、 この通信ボードユニット上を通過する物体を検知して、
    この検知結果を前記検出信号として出力する物体検知部
    と、 前記通信網を介して前記管理センタに、前記位置情報及
    び前記検出信号を対応づけて送信する送信部と、 前記位置情報生成部、前記物体検知部及び前記送信部に
    駆動電力を供給する太陽電池と蓄電池とを組み合わせた
    電源部と、 前記位置情報生成部、前記物体検知部、前記送信部及び
    前記電源部を収容する筐体と、 から構成されることを特徴とする通信ボードユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信ボードユニットにお
    いて、 前記位置情報には、前記GPS信号を利用して取得され
    た時刻情報も含まれる、 ことを特徴とする通信ボードユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の通信ボードユニッ
    トにおいて、 前記送信部は、携帯電話パケット通信部を含んで構成さ
    れる、 ことを特徴とする通信ボードユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の通
    信ボードユニットにおいて、 前記筐体は、前記位置情報生成部、前記物体検知部、前
    記送信部及び前記電源部が装着される受け皿状の格納ケ
    ースと、この格納ケースに覆設される平板状の上蓋と、
    から構成され、 前記上蓋は、強化プラスティックにて形成され、前記太
    陽電池を構成する電池セルが一体化されると共に、前記
    物体検知部が物体を検知するための透明の窓部が設けら
    れている、 ことを特徴とする通信ボードユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の通
    信ボードユニットにおいて、 前記物体検知部に替えて、この通信ボードユニットに対
    する所定量の降雨を検知して、この検知結果を前記検出
    信号として出力する降雨検知部を有し、 前記物体検知部に替えて、前記電源部は、前記降雨検知
    部に駆動電力を供給し、 前記物体検知部に替えて、前記筐体は、前記降雨検知部
    を収容する、 ことを特徴とする通信ボードユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の通
    信ボードユニットを用いた情報提供システムであって、 前記通信ボードユニットが、道路における車両が通過す
    る部位に複数個、分散的に埋め込まれており、 前記管理センタは、前記通信ボードユニットからそれぞ
    れ、少なくとも前記検出信号及び前記位置情報を受信し
    て、これらに基づいた交通渋滞情報を提供する、 ことを特徴とする渋滞情報提供システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3又は5のいずれか一項に記
    載の通信ボードユニットを用いた情報提供システムであ
    って、 前記通信ボードユニットが、観測対象地域において複数
    個、分散的に埋め込まれており、 前記管理センタは、前記通信ボードユニットからそれぞ
    れ、少なくとも前記検出信号及び前記位置情報を受信し
    て、これらに基づいた降雨情報を提供する、 ことを特徴とする降雨情報提供システム。
  8. 【請求項8】 GPS信号を受信して自ユニットの存在
    位置を示す位置情報を生成する位置情報生成部と、 携帯電話パケット通信網を介してこの通信網に接続され
    た所定の管理センタに、少なくとも前記位置情報を送信
    する携帯電話パケット通信部と、 前記位置情報生成部及び前記送信部に駆動電力を供給す
    る太陽電池と蓄電池とを組み合わせた電源部と、 前記位置情報生成部、前記送信部及び前記電源部を収容
    する薄型の筐体と、から構成される通信ボードユニット
    であって、 前記筐体は、前記位置情報生成部、前記送信部及び前記
    電源部が装着される受け皿状の格納ケースと、この格納
    ケースに覆設される平板状の上蓋と、から構成されてお
    り、更に、前記上蓋は、強化プラスティックにて形成さ
    れ、前記太陽電池を構成する電池セルが一体化されてい
    る、 ことを特徴とする通信ボードユニット。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の通信ボードユニットにお
    いて、 前記位置情報には、前記GPS信号を利用して取得され
    た時刻情報も含まれる、 ことを特徴とする通信ボードユニット。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の通信ボードユニ
    ットを用いた情報提供システムであって、 前記通信ボードユニットが、トレーラ車両のトラクタに
    連結可能な複数のトレーラの屋根部にそれぞれ貼設され
    ており、 前記管理センタは、前記通信ボードユニットからそれぞ
    れ、少なくとも前記位置情報を受信して、これらに基づ
    いた前記複数のトレーラそれぞれの存在位置に関する情
    報を提供する、 ことを特徴とするトレーラ位置情報提供システム。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9記載の通信ボードユニ
    ットを用いた情報提供システムであって、 前記通信ボードユニットが、複数の小型船舶上にそれぞ
    れ搭載されており、 前記管理センタは、前記通信ボードユニットからそれぞ
    れ、少なくとも前記位置情報を受信して、これらに基づ
    いた前記複数の小型船舶それぞれの存在位置に関する情
    報を提供する、 ことを特徴とする船舶位置情報提供システム。
JP2002155254A 2002-05-29 2002-05-29 通信ボードユニット及びこれを用いた情報提供システム Withdrawn JP2003346294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155254A JP2003346294A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 通信ボードユニット及びこれを用いた情報提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155254A JP2003346294A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 通信ボードユニット及びこれを用いた情報提供システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003346294A true JP2003346294A (ja) 2003-12-05

Family

ID=29771820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002155254A Withdrawn JP2003346294A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 通信ボードユニット及びこれを用いた情報提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003346294A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323548A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Nichibei Denshi Kk シャーシ用位置管理システム
JP2007519551A (ja) * 2003-12-15 2007-07-19 バリー ジョン ブライアー、 トレーラアイソレータ組立体
JP2010203995A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Daiwa House Industry Co Ltd 雨量データ収集システム
JP2013079882A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Dainippon Printing Co Ltd 検知システム及び検知装置
US10389184B2 (en) * 2016-08-31 2019-08-20 Intel Corporation Data transfer using beamed power

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007519551A (ja) * 2003-12-15 2007-07-19 バリー ジョン ブライアー、 トレーラアイソレータ組立体
JP2006323548A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Nichibei Denshi Kk シャーシ用位置管理システム
JP2010203995A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Daiwa House Industry Co Ltd 雨量データ収集システム
JP2013079882A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Dainippon Printing Co Ltd 検知システム及び検知装置
US10389184B2 (en) * 2016-08-31 2019-08-20 Intel Corporation Data transfer using beamed power

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1484731B1 (en) Stolen-vehicle tracking system
KR100443921B1 (ko) 내비게이션장치
US8989920B2 (en) Travel information sensing and communication system
EP2709083B1 (en) Method and device for detecting presence of a vehicle in a parking space
AU633494B2 (en) Road vehicle locating system
US5221925A (en) Position identification system
CN101097252B (zh) 具有省电功能的可携式电子装置及省电方法
US6856902B1 (en) Systems and methods for providing alerts to a navigation device
WO2008132165A1 (en) Location method and system and locatable portable device
JP2002286482A (ja) 車両用ナビゲーションシステム
KR20110094489A (ko) 절전 및 무선통신 기능을 구비한 자전거용 휴대형 네비게이션 단말기와 그 제어 방법 및 이를 이용한 자전거 도난 방지 시스템
KR20090032804A (ko) 항법 위성을 이용한 차량 주차 정보 제공 시스템 및 그방법
WO2011069267A1 (en) Modular collision warning apparatus and method for operating the same
JP5030613B2 (ja) 乗務員支援システム及びその車載端末装置
JP2003346294A (ja) 通信ボードユニット及びこれを用いた情報提供システム
CN213069905U (zh) 一种基于北斗/gps定位的新型obu装置
CN113852925A (zh) 一种车辆指挥方法和系统
JPH08136639A (ja) 盗難車追跡方法
EP4042398A1 (en) Device, system and method for assisting mobile robots in autonomously crossing roads
US20040252050A1 (en) Vehicle fleet navigation system
JP2003034233A (ja) 車輌の盗難検知装置
EP3974267A1 (en) Position estimation system and position estimation method
KR100666547B1 (ko) 차량 위치추적 시스템
GB2390347A (en) Portable interface device for a vehicle
JP2004061247A (ja) 電動カートの運行支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802