JP2003346151A - 画像認識方法および装置並びにプログラム - Google Patents

画像認識方法および装置並びにプログラム

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JP2003346151A JP2002155525A JP2002155525A JP2003346151A JP 2003346151 A JP2003346151 A JP 2003346151A JP 2002155525 A JP2002155525 A JP 2002155525A JP 2002155525 A JP2002155525 A JP 2002155525A JP 2003346151 A JP2003346151 A JP 2003346151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像の種類を認識する画像認識方法お
よび装置において、画像の種類の認識を精度よく行な
う。 【解決手段】 画像における像構造に基づく複数の像特
徴量と、色に基づく複数の色特徴量とをそれぞれ算出
し、複数の像特徴量に基づいて上記画像について第1の
認識を行ない、その第1の認識により認識された画像に
ついてさらに上記複数の色特徴量に基づいて第2の認識
を行なうことにより画像の種類を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像の種類
を認識する画像認識方法および装置並びに画像認識方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラなどの発達にとも
ない、そのデジタルカメラ等で撮影された画像の画像処
理についても様々な方法が提案されている。上記のよう
な画像処理を施す際、予め画像の種類がわかっていれば
その画像の種類毎に適切な画像処理などを施すことが可
能であるが、このような画像の種類毎に適切な画像処理
等を施すためには、まず画像の種類を適切に認識するこ
とが必要である。
【0003】一方、一般的に情報の種類の認識を行なう
方法として、自己組織化アルゴリズムを用いたものが提
案されている。この自己組織化アルゴリズを用いた情報
認識方法としては、自己組織化マップ(self−or
ganizing map:SOM)を利用したアルゴ
リズムが“T.Kohonen:The self−o
rganizing map ,Proc.IEEE,v
ol.78(9),p.1464−80,1990”な
どに提案されている。この自己組織化アルゴリズムを用
いた情報認識方法においては、入力情報をn次元の入力
ベクトルとして扱う。そして、この入力ベクトルと同じ
次元の参照ベクトルが2次元空間上に多数配列された出
力層において、予め情報の種類が既知である入力ベクト
ルと最も近似した参照ベクトルを選択し、この選択され
た参照ベクトルとその近傍の参照ベクトルとを入力ベク
トルに近づけることにより学習させ、予め類似した情報
をクラスタリングして自己組織化マップを生成する。そ
して、この自己組織化マップ上において、情報の種類が
未知の入力ベクトルの属するクラスタを認識することに
より、その入力情報の種類を認識する。上記のような自
己組織化アルゴリズムを用いた情報の種類の認識方法
は、様々な情報について適用することができ、たとえ
ば、特開平10−283336号公報には、入力波形を
認識する方法が提案されており、この方法においては、
入力された波形信号を量子化し、この量子化された波形
データに基づいて自己相関関数を生成し、この自己相関
関数を入力ベクトルとして上記認識方法を適用してい
る。
【0004】ここで、上述したような画像の種類の認識
を行なう際にも、上記自己組織化アルゴリズムを用いた
認識方法が適用でき、具体的には、画像における像構造
や色の特徴量を抽出し、この特徴量を入力ベクトルとす
ることにより、上記のようにして自己組織化マップ上に
種類の近似する画像をクラスタリングし、そのクラスタ
リングされた自己組織化マップにより画像の種類を認識
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように画像における種類の異なる特徴量をすべて同じ入
力ベクトルとして自己組織化マップにおいてクラスタリ
ングすると、複雑な特徴量を有する画像の適切なクラス
タリングは困難である。たとえば、像特徴量と色特徴量
を同じ入力ベクトルしてクラスタリングした際には、色
特徴量の方がクラスタリングに対する寄与度が大きいた
め、複雑な像構造の特徴量を有する画像の適切な認識を
行なうことができない。
【0006】本発明は、上記のような事情に鑑み、画像
の種類の認識を精度よく行なうことができる画像認識方
法および装置並びに画像認識方法を実行するプログラム
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像認識方法
は、複数の画像の種類を認識する画像認識方法におい
て、画像における像構造に基づく複数の像特徴量と色に
基づく複数の色特徴量とをそれぞれ算出し、複数の像特
徴量に基づいて画像について第1の認識を行ない、その
第1の認識により認識された画像についてさらに複数の
色特徴量に基づいて第2の認識を行なって画像の種類を
認識することを特徴とする。
【0008】ここで、上記「画像の種類」とは、画像の
内容の種類を意味し、たとえば、「空」、「建物」、
「木」などをいう。
【0009】また、上記「像特徴量」とは、たとえば、
画像におけるエッジに関する情報を意味する。
【0010】また、上記第1の認識は、複数の像特徴量
を第1の入力ベクトルとして自己組織化アルゴリズムを
用いて第1の自己組織化マップを生成し、その第1の自
己組織化マップにより画像を認識する処理とし、上記第
2の認識は、第1の自己組織化マップ上における第1の
入力ベクトルに応じた発火要素の座標および複数の色特
徴量を第2の入力ベクトルとして自己組織化アルゴリズ
ムを用いて第2の自己組織化マップを生成し、その第2
の自己組織化マップにより画像を認識する処理とするこ
とができる。
【0011】ここで、上記「発火要素」とは、上記第1
の入力ベクトルを第1の自己組織化マップに入力するこ
とにより反応した参照ベクトルを意味し、たとえば、第
1の入力ベクトルと最もユークリッド距離が近い参照ベ
クトルのことをいう。
【0012】本発明の画像認識装置は、複数の画像の種
類を認識する画像認識装置において、画像における像構
造に基づく複数の像特徴量を算出する像特徴量算出手段
と、画像における色に基づく複数の色特徴量を算出する
色特徴量算出手段と、複数の像特徴量に基づいて画像に
ついて第1の認識を行なう像構造認識手段と、第1の認
識により認識された画像についてさらに複数の色特徴量
に基づいて第2の認識を行なう色認識手段とを備え、第
1の認識および第2の認識により画像の種類を認識する
ものであることを特徴とする。
【0013】また、上記像構造認識手段は、複数の像特
徴量を第1の入力ベクトルとして自己組織化アルゴリズ
ムを用いて第1の自己組織化マップを生成し、その第1
の自己組織化マップにより第1の認識を行なうものと
し、上記色認識手段は、第1の自己組織化マップ上にお
ける第1の入力ベクトルに応じた発火要素の座標および
複数の色特徴量を第2の入力ベクトルとして自己組織化
アルゴリズムを用いて第2の自己組織化マップを生成
し、その第2の自己組織化マップにより第2の認識を行
なうものとすることができる。
【0014】本発明の画像認識方法を実行するためのプ
ログラムは、複数の画像の種類を認識する画像認識のプ
ログラムであって、画像における像構造に基づく複数の
像特徴量と色に基づく複数の色特徴量とをそれぞれ算出
する手順と、複数の像特徴量に基づいて画像について第
1の認識を行なう手順と、その第1の認識により認識さ
れた画像についてさらに複数の色特徴量に基づいて第2
の認識を行なう手順とをコンピュータに実行させ、第1
の認識および第2の認識により画像の種類を認識するこ
とを可能にすることを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】本発明の画像認識方法および装置並びに
プログラムによれば、画像における像構造に基づく複数
の像特徴量と色に基づく複数の色特徴量とをそれぞれ算
出し、複数の像特徴量に基づいて画像について第1の認
識を行ない、その第1の認識により認識された画像につ
いてさらに複数の色特徴量に基づいて第2の認識を行な
って画像の種類を認識するようにしたので、複雑な特徴
量を有する画像に対してもその画像の種類の認識を精度
よく行なうことができる。したがって、複数の画像つい
てその画像の種類毎に分類するような場合においても精
度よくその分類を行なうことができる。
【0016】また、上記第1の認識は、複数の像特徴量
を第1の入力ベクトルとして自己組織化アルゴリズムを
用いて第1の自己組織化マップを生成し、その第1の自
己組織化マップにより画像を認識する処理とし、上記第
2の認識は、第1の自己組織化マップ上における第1の
入力ベクトルに応じた発火要素の座標および複数の色特
徴量を第2の入力ベクトルとして自己組織化アルゴリズ
ムを用いて第2の自己組織化マップを生成し、その第2
の自己組織化マップにより画像を認識する処理とした場
合には、多数の像特徴量および色特徴量を有する画像の
種類の認識をより簡易な方法により行なうことができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1に本発明の画像認識
方法を実施する画像認識装置の概略構成を示す。
【0018】図1に示すように、本発明の画像認識装置
は、画像における像構造に基づく複数の像特徴量を算出
する像特徴量算出手段10、画像における色に基づく複
数の色特徴量を算出する色特徴量算出手段20、像特徴
量に基づいて画像について第1の認識を行なう像構造認
識手段30および第1の認識により認識された画像を色
特徴量に基づいて第2の認識を行なう色認識手段40を
備え、上記第1の認識および第2の認識により画像をそ
の画像の種類を認識するものである。
【0019】像特徴量算出手段10は、入力された画像
信号にウェーブレット変換を施すことにより、画像信号
における6つの像構造に基づく像特徴量を算出するもの
である。
【0020】色特徴量算出手段20は、入力された画像
信号に対してLab変換を施し、L成分、a成分、b成
分の3つの色特徴量を算出するものである。
【0021】像構造認識手段30は、像特徴量算出手段
10において算出された6つの像特徴量を第1の入力ベ
クトルとして自己組織化アルゴリズムを用いて第1の自
己組織化マップを生成し、該第1の自己組織化マップに
より第1の認識を行なうものである。
【0022】色認識手段40は、上記像構造認識手段3
0において生成された第1の自己組織化マップ上におけ
る上記第1の入力ベクトルに応じた第1の発火要素の座
標(x,y)と、色特徴量算出手段20において算出さ
れた3つの色特徴量とを第2の入力ベクトルとして自己
組織化アルゴリズムを用いて第2の自己組織化マップを
生成し、該第2の自己組織化マップにより第2の認識を
行なうものである。
【0023】次に、上記実施の形態の画像認識装置の作
用について説明する。本実施の形態の画像認識装置にお
いては、まず、予め画像の種類がわかっている複数の画
像信号が入力され、この画像信号の入力により像構造認
識手段30および色認識手段40において自己組織化ア
ルゴリズムによる学習が行なわれる。そして、この学習
後、像構造認識手段30において生成された第1の自己
組織化マップおよび色認識手段40において生成された
第2の自己組織化マップにより画像信号を認識すること
により画像の種類を認識する。
【0024】まず、上記学習の過程について説明する。
学習過程においては、まず、画像信号として、図2に示
すような32画素(主走査方向)×32画素(副走査方
向)の矩形であって、RGBの3面の画像データが像特
徴量算出手段10および色特徴量算出手段20にそれぞ
れ入力される。像特徴量算出手段10は、入力されたR
GBの3面の画像データに対してLab変換を施し、L
成分についてウェーブレット変換を施すことにより像特
徴量を算出する。なお、本実施の形態におけるウェーブ
レット変換は、ウェーブレット変換の各係数が直交する
直交ウェーブレット変換を行うものであり、Marc
Antoniniらの“Image Coding Us
ing Wavelet Transform,IEEE
TRANSACTIONS ON IMAGE PROC
ESSING,VOL.1,NO.2,p205−22
0,APRIL 1992”に記載されているものであ
る。
【0025】本実施の形態では、上記ウェーブレット変
換により求められたウェーブレット変換係数信号のうち
最高解像度における水平方向(主走査方向)高周波帯域
の信号VW1、垂直方向(副走査方向)高周波帯域の信
号WV1、斜め方向(主副方向)高周波帯域の信号WW
1の各帯域の信号の平均値、および2番目の解像度にお
ける各帯域の信号VW、WV、WWの平均値を6
つの像特徴量とする。
【0026】一方、色特徴量算出手段20においては、
3つの色特徴量が算出される。この3つの色特徴量は上
記RGBの3面の画像データをLab変換して得られた
L成分、a成分およびb成分の各成分の画像データの平
均値である。
【0027】そして、図3にフローチャートで示すよう
に、まず、画像データの6つの像特徴量が、6個の数値
要素からなる6次元の第1の入力ベクトルとして像構造
認識手段30に入力される。像構造認識手段30は、上
記第1の入力ベクトルを受け取り、自己組織化アルゴリ
ズムを用いて第1の自己組織化マップを生成する。
【0028】ここで、第1の自己組織化マップとは、図
1および図4に示すように、入力層31と出力層32と
から構成される。入力層31は、第1の入力ベクトルの
次元の数である6個のユニット33から構成される。出
力層32は、たとえば、16×16=256のユニット
34から構成される2次元のマップとする。出力層32
を構成するユニット34は、それぞれ参照ベクトルを持
つ。参照ベクトルは入力ベクトルと同じ次数を持つベク
トルである。
【0029】第1の入力ベクトルxi(iは第1の入力
ベクトルの番号を表し、本実施の形態ではd個の第1の
入力ベクトルが学習用に入力されるものとする。)は、
まず、上記入力層31に入力される(S50)。次に繰
り返し回数tを0に初期化し(S51)、第1の入力ベ
クトルの数iを0に初期化する。そして、出力層32に
おいて、第1の入力ベクトルxiに最も近似した(たと
えば最もユークリッド距離等の近い)参照ベクトルをも
つユニットcを選択する(S53)。次に、出力層32
のユニットcの近傍集合Nc=Nc(t)を形成する。
この近傍集合はたとえば、下式(1)で定義する。
【0030】 Nc(t)=Nc(0)*(1−t/T) … (1) ただし、Nc(0)は初期値であり、Tは行なわれるべ
き学習での予定された全更新学習回数である。
【0031】近傍集合は、たとえば、図5に示すよう
に、ユニットcに対して5×5=25個のユニットの範
囲を近傍集合とする。次に、近傍集合に属するユニット
の参照ベクトルを下式(2)にしたがって更新する。
【0032】 mj(t+1)=mj(t)+α(t){xi(t)−mj(t)} (j∈Nc(t)) mj(t+1)=mj(t) (jはNc(t)以外) …(2) すなわち、近傍集合Nc(t)に属するユニットの参照
ベクトルはその値を式(2)にしたがって更新し、それ
以外のユニットの参照ベクトルは何もしない。そして、
S53からS55までの処理を第1の入力ベクトル数d
だけ繰り返す。その後、学習回数tが更新され(S5
8)、再びS52に戻る。そして、S53からS55ま
での処理をd回繰り返す処理が、学習回数Tの回数だけ
繰り返される。ここで、学習係数α(t)は、学習回数
tに対して、一様に減少させ、それとともにNc=Nc
(t)も同様にその範囲を減らしていく。そして、上記
のような処理を経て第1の自己組織化マップが生成され
る(S60)。
【0033】上記のようにして像構造認識手段30にお
いて第1の自己組織化マップが生成されるとともに、一
方、色認識手段40においては、色特徴量に基づく第2
の自己組織化マップが生成される。このとき、色認識手
段40には、上記第1の自己組織化マップの生成過程の
S53において、t=0のときに選択されたユニットc
の座標(x,y)(第1の発火要素の座標)と、色特徴
量算出手段20において求められた3つの色特徴量とが
5次元の第2の入力ベクトルとして入力される。なお、
このとき第2の入力ベクトルにおける座標値(x、y)
と色特徴量とは同一の画像信号に応じたものである。つ
まり、上記複数の画像信号に応じた第2の入力ベクトル
が色認識手段40に入力される。
【0034】そして、色認識手段40においては、上記
に示した像特徴量に基づく自己組織化アルゴリズムを用
いた第1の自己組織化マップの生成過程と同様の過程に
より、第2の自己組織化マップが生成される。なお、第
2の自己組織化マップは、第1の自己組織化マップと同
様に、入力層41と出力層42とから構成されるが、入
力層41は、第2の入力ベクトルの次元の数である5個
のユニットから構成される。
【0035】次に、上記のようにして生成された第1の
自己組織化マップおよび第2の自己組織化マップを利用
して、未知の画像の種類を認識する作用について説明す
る。
【0036】まず、種類が未知である画像のRGBの3
面の画像データが像特徴量算出手段10および色特徴量
算出手段20にそれぞれ入力される。像特徴量算出手段
10は、上記学習過程と同様にして、入力されたRGB
の3面の画像データに対してLab変換を施し、L成分
についてウェーブレット変換を施すことにより6つの像
特徴量を算出する。
【0037】一方、色特徴量算出手段20においては、
上記学習過程と同様にして、3つの色特徴量が算出され
る。
【0038】そして、まず、画像データの6つの像特徴
量が、6個の数値要素からなる6次元の第1の入力ベク
トルとして像構造認識手段30に入力される。像構造認
識手段30は、上記第1の入力ベクトルを受け取り、第
1の自己組織化マップの出力層32においてその第1の
入力ベクトルに最も近似した参照ベクトルをもつユニッ
トcを選択する。そして、その選択されたユニットcの
座標(x,y)(第1の発火要素の座標)と、色特徴量
算出手段20において求められた3つの色特徴量とが5
次元の第2の入力ベクトルとして入力される。そして、
色認識手段40は、第2の自己組織化マップの出力層4
2においてその第2の入力ベクトルに最も近似した参照
ベクトルをもつユニットcを選択する。そして、その選
択されたユニットcの座標(x,y)(第2の発火要素
の座標)が出力される。そして、第2の自己組織化マッ
プにおいて、第2の発火要素の座標の属するクラスタの
画像の種類が、上記種類が未知の画像の種類と認識され
る。
【0039】上記第2の自己組織化マップにおける上記
座標(x,y)と画像の種類との対応付けについては、
上記学習過程後に生成された第2の自己組織化マップに
応じた2次元出力マップを生成し、その2次元出力マッ
プ上にユーザがマニュアルでクラスタの範囲を設定した
ものを利用するようにしてもよいし、修正対向伝搬ネッ
トワーク(MCP:Modified Countep
ropagation)を利用して、画像の種類を自動
的に認識するようにしてもよい。
【0040】上記実施の形態の画像認識装置によれば、
画像における像構造に基づく複数の像特徴量と色に基づ
く複数の色特徴量とをそれぞれ算出し、複数の像特徴量
に基づいて画像について第1の認識を行ない、その第1
の認識により認識された画像についてさらに複数の色特
徴量に基づいて第2の認識を行なって画像の種類を認識
するようにしたので、複雑な特徴量を有する画像に対し
てもその画像の種類の認識を精度よく行なうことができ
る。したがって、複数の画像ついてその画像の種類毎に
分類するような場合においても精度よくその分類を行な
うことができる。
【0041】また、本実施の形態の画像認識装置はハー
ドウェア資源を用いて実現してもよいし、本発明の画像
認識方法を実行する画像認識プログラムとコンピュータ
との協働により実現するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像認識方法を実施する画像認識装置
の概略構成図
【図2】図1に示す画像認識装置に入力される画像デー
タを示す図
【図3】自己組織化アルゴリズムを用いて第1の自己組
織化マップを生成する過程を説明するフローチャート
【図4】第1の自己組織化マップを示す図
【図5】自己組織化アルゴリズムにおける近傍集合を説
明する図
【符号の説明】
10 像特徴量算出手段 20 色特徴量算出手段 30 像構造認識手段 31 入力層 32 出力層 40 色認識手段 41 入力層 42 出力層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像の種類を認識する画像認識方
    法において、 前記画像における像構造に基づく複数の像特徴量と色に
    基づく複数の色特徴量とをそれぞれ算出し、 前記複数の像特徴量に基づいて前記画像について第1の
    認識を行ない、 該第1の認識により認識された画像についてさらに前記
    複数の色特徴量に基づいて第2の認識を行なって前記画
    像の種類を認識することを特徴とする画像認識方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の認識が、前記複数の像特徴量
    を第1の入力ベクトルとして自己組織化アルゴリズムを
    用いて第1の自己組織化マップを生成し、該第1の自己
    組織化マップにより前記画像を認識する処理であり、 前記第2の認識が、前記第1の自己組織化マップ上にお
    ける前記第1の入力ベクトルに応じた発火要素の座標お
    よび前記複数の色特徴量を第2の入力ベクトルとして自
    己組織化アルゴリズムを用いて第2の自己組織化マップ
    を生成し、該第2の自己組織化マップにより前記画像を
    認識する処理であることを特徴とする請求項1記載の画
    像認識方法。
  3. 【請求項3】 複数の画像の種類を認識する画像認識装
    置において、 前記画像における像構造に基づく複数の像特徴量を算出
    する像特徴量算出手段と、 前記画像における色に基づく複数の色特徴量を算出する
    色特徴量算出手段と、 前記複数の像特徴量に基づいて前記画像について第1の
    認識を行なう像構造認識手段と、 前記第1の認識により認識された画像についてさらに前
    記複数の色特徴量に基づいて第2の認識を行なう色認識
    手段とを備え、 前記第1の認識および第2の認識により前記画像の種類
    を認識するものであることを特徴とする画像認識装置。
  4. 【請求項4】 前記像構造認識手段が、前記複数の像特
    徴量を第1の入力ベクトルとして自己組織化アルゴリズ
    ムを用いて第1の自己組織化マップを生成し、該第1の
    自己組織化マップにより前記第1の認識を行なうもので
    あり、 前記色認識手段が、前記第1の自己組織化マップ上にお
    ける前記第1の入力ベクトルに応じた発火要素の座標お
    よび前記複数の色特徴量を第2の入力ベクトルとして自
    己組織化アルゴリズムを用いて第2の自己組織化マップ
    を生成し、該第2の自己組織化マップにより前記第2の
    認識を行なうものであることを特徴とする請求項3記載
    の画像認識装置。
  5. 【請求項5】 複数の画像の種類を認識する画像認識を
    コンピュータに実行させるプログラムであって、 前記画像における像構造に基づく複数の像特徴量と色に
    基づく複数の色特徴量とをそれぞれ算出する手順と、 前記複数の像特徴量に基づいて前記画像について第1の
    認識を行なう手順と、 該第1の認識により認識された画像についてさらに前記
    複数の色特徴量に基づいて第2の認識を行なう手順とを
    コンピュータに実行させ、 前記第1の認識および第2の認識により前記画像の種類
    を認識することを可能にすることを特徴とするプログラ
    ム。
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