JP2003345869A - 水道施設管理委託システム - Google Patents

水道施設管理委託システム

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JP2003345869A
JP2003345869A JP2002156668A JP2002156668A JP2003345869A JP 2003345869 A JP2003345869 A JP 2003345869A JP 2002156668 A JP2002156668 A JP 2002156668A JP 2002156668 A JP2002156668 A JP 2002156668A JP 2003345869 A JP2003345869 A JP 2003345869A
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Koichi Miyata
浩一 宮田
Sumio Yokoshima
澄男 横島
Masayuki Ejima
正之 江島
Hirozo Nishida
浩造 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水道施設の運転・維持管理の外部委託を活性
化する環境を提供し、運転・維持管理を効率良く、安価
に実施するのに供し得るシステムを提供する。 【解決手段】 本発明に係る水道施設管理委託システム
10は、ネットワーク3を介してクライアント端末2a
〜2eに接続可能な管理サーバ1を備えている。管理サ
ーバ1は、複数の自治体がそれぞれ保有する水道施設の
運転・維持管理に関して、各自治体の所望する外部委託
情報がクライアント端末2aから送信された場合、これ
を各自治体毎に整理して記憶する。また、管理サーバ1
は、複数の自治体が選択された場合、これらの外部委託
情報の全てを満足するために最小限必要となる技術者の
人数を算出する。さらに、管理サーバ1には、水道施設
の運転・維持管理をなし得る技術者に関する技術者情報
が記憶されており、外部委託情報に適合する技術者を検
索して抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道施設の運転・
維持管理を外部(第三者)に委託する際に利用できる水
道施設管理委託システム及び当該システムを動作させる
ためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】わが国に水道が導入されて以来100年
が経過し、平成11年度の水道普及率(=現在給水人口
/総人口)は、96.4%に達している。従って、ライ
フラインとしての「安全・安心・低廉」である水道は、
ほぼ整備されてきたと考えてよい状況になっており、新
世紀における水道事業の方向性が、建設の時代から、維
持管理或いは老朽化施設更新の時代に遷移していくこと
は、衆目の一致するところである。
【0003】このような状況下、浄水場やポンプ場など
の水道施設の運転・維持管理業務は、ライフラインとし
て水を消費者に24時間供給しなければならないという
公益性の観点等から、各自治体の職員自ら実施している
場合が多く、既に外部委託がなされているのは、水質検
査業務、施設巡回点検業務、薬品補充業務など一部の業
務に限られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各自治
体の水道担当職員(特に、給水人口5000人以下の簡
易水道事業を担当する職員)は、通常の行政事務を抱え
たままで、水道施設の運転・維持管理を兼務しているこ
とも少なくない。ここで、漏水や停電などのトラブルが
発生した場合、通常の行政事務を中断するのみならず、
昼夜を問わない復旧対応をしなければならないため、職
員は過負荷状態となってしまうという問題がある。ま
た、トラブルが発生しない場合でも、平日の就業時間外
(夜間)や休日ですら、万一のトラブル発生に備えて、
迅速に現場に急行できる体制が要求されており、年間を
通じて事実上拘束されているという問題がある。
【0005】また、各自治体では、定期的に職場のロー
テーション(人事異動)が実施されることが多く、前述
した水道施設の運転・維持管理業務を兼務している職員
に異動があった場合、後任の職員は、運転・維持管理の
技術面でゼロからのスタートとなり、技術やノウハウの
伝承が円滑に実施できないケースもある。
【0006】一方、水を消費する消費者の視点からみれ
ば、より豊かな生活環境を求めるライフスタイルにおい
ては、高額なペットボトル入りの水の売れ行きが堅調な
ことからも伺えるように、「美味しい水」に対する要望
が年々高まりつつある。斯かる消費者の視点を重要視
し、各自治体においても、膜濾過の他、オゾン殺菌と活
性炭処理とを併用した高度浄水処理の導入が盛んになっ
てきている。しかし、各自治体の水道施設が高度化すれ
ばするほど、施設の運転・維持管理に、より一層の専門
的で高度な知識が必要とされるため、当該業務を担当す
る職員に対する十分な教育・訓練を要し、小規模・小人
数の自治体(水道事業者)では、十分な対応が困難であ
るという問題がある。
【0007】以上に説明したような状況を踏まえて、平
成13年7月4日に公布され、平成14年4月1日から
施行されている水道法の一部を改正する法律では、以下
に示すように、技術力の高い第三者に業務を委託して適
正に管理を行うことが認められている。すなわち、「水
道事業者は、政令で定めるところにより、水道の管理に
関する技術上の業務の全部又は一部を他の水道事業者若
しくは水道用水供給事業者又は当該業務を適正かつ確実
に実施することができる者として政令で定める要件に該
当する者に委託することができる」(水道法第24条の
3)である。
【0008】上記水道法の改正により、第三者への委託
は可能になったものの、外部委託を活性化する環境が整
備されていないという問題がある。また、経営基盤が磐
石ではない中小規模の自治体(水道事業者)にとって
は、外部委託に要する費用が高額であるという問題があ
る。
【0009】本発明は、斯かる従来の問題点を解決する
べくなされたものであり、水道施設の運転・維持管理の
外部委託を活性化する環境を提供し、運転・維持管理を
効率良くひいては安価に実施するのに供し得る水道施設
管理委託システム及び当該システムを動作させるための
プログラムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる課題を解決するべ
く、本発明は、請求項1に記載の如く、ネットワークを
介してクライアント端末に接続可能な管理サーバを備え
たシステムであって、前記管理サーバは、複数の自治体
がそれぞれ保有する水道施設の運転・維持管理に関し
て、各自治体の所望する外部委託情報がクライアント端
末から送信された場合、当該送信された外部委託情報を
各自治体毎に整理して記憶することを特徴とする水道施
設管理委託システムを提供するものである。
【0011】請求項1に係る発明によれば、管理サーバ
に、複数の自治体がそれぞれ保有する水道施設の運転・
維持管理に関して、各自治体の所望する外部委託情報
(自治体名称、必要とする有資格者の種類、技術者の年
齢制限の有無(有る場合は条件)、要求する勤務形態、
運転・維持管理を希望する週又は月単位でのタイムテー
ブル、週又は月単位での拘束時間帯など)が、各自治体
毎に整理して記憶される。従って、管理サーバに記憶さ
れた複数の自治体に関する外部委託情報のそれぞれを管
理サーバの管理者(当該管理者が、外部委託する自治体
と、受託する技術者との仲介者の役割を果たすことにな
る)が閲覧することにより、例えば、互いに近隣に所在
する複数の自治体の外部委託情報を同時に満足するよう
な技術者のチームを編成し、当該編成チームによって、
前記複数の自治体が保有する各水道施設を運転・維持管
理することを提案する運用が可能である。これにより、
水道施設の運転・維持管理の外部委託を活性化する環境
が提供されると共に、水道施設の運転・維持管理を効率
良く実施することができ、各自治体にとっては、単独で
運転・維持管理を外部委託する場合に比べ、費用を安価
に抑え得ることが期待できる。従って、特に、外部委託
のニーズが高い給水人口5000人以下の簡易水道事業
体である自治体にとっては、本発明に係るシステムを利
用する価値は極めて高いといえる。なお、前記ネットワ
ークとしては、インターネットの他、電話回線、LA
N、これらの組み合わせ等を適用することも可能であ
る。また、各自治体の所望する外部委託情報は、各自治
体の担当職員自身がクライアント端末から送信する場合
の他、管理サーバの管理者に書面で送付し、当該管理者
が送付された書面を見て、各自治体の担当職員の代わり
にクライアント端末(或いは、管理サーバが具備する端
末)から送信することも可能である。
【0012】好ましくは、請求項2に記載の如く、前記
管理サーバは、複数の自治体が選択された場合、当該複
数の自治体のそれぞれについて記憶された外部委託情報
の全てを満足するために最小限必要となる技術者の人数
を算出するように構成される。
【0013】請求項2に係る発明によれば、複数の自治
体を選択(管理サーバが具備する端末や、ネットワーク
を介して管理サーバに接続されたクライアント端末によ
って選択する)した場合、当該複数の自治体のそれぞれ
について記憶された外部委託情報の全てを満足するため
に最小限必要となる技術者の人数が自動的に算出され
る。従って、管理サーバの管理者は、外部委託情報に適
合する技術者のチームを編成する上で最低限必要な人数
を直ちに知ることができ、技術者のチームを迅速に編成
することが可能である。なお、最小限必要となる技術者
の人数は、例えば、各自治体の外部委託情報の内の「勤
務形態」や「拘束時間帯」に基づき、各自治体毎に、運
転・維持管理を行う技術者の勤務タイムテーブル(週単
位等)を作成した後、当該作成した勤務タイムテーブル
を前記選択した全ての自治体について纏め、纏められた
勤務タイムテーブルを満足し得る最小人数として算出す
ることが可能である。また、前記「人数」は、文言通り
に人数を意味する場合の他、「人工(にんく)」や「工
数」等、人数に換算し得る数値をも含む概念である。
【0014】好ましくは、請求項3に記載の如く、前記
管理サーバには、水道施設の運転・維持管理をなし得る
技術者に関する技術者情報が記憶されており、前記管理
サーバは、前記技術者情報に基づき、前記外部委託情報
に適合する技術者を検索して抽出するように構成され
る。
【0015】請求項3に係る発明によれば、管理サーバ
に技術者情報(技術者の氏名、年齢、保有している資
格、職歴、住所、勤務可能地域など)が記憶され、当該
技術者情報に基づき、前記外部委託情報に適合する技術
者が自動的に検索され、抽出されることになる。従っ
て、管理サーバの管理者が、外部委託情報に適合する技
術者を検索する際の手間が軽減し、迅速に技術者のチー
ムを編成することが可能である。なお、外部委託情報に
適合する技術者の検索は、例えば、技術者情報の内の
「保有している資格」が外部委託情報の内の「必要とす
る有資格者の種類」に合致しているか、技術者情報の内
の「年齢」が外部委託情報の内の「技術者の年齢の条
件」に合致しているか等(各条件をANDにするかOR
にするかを含めて)、検索条件を予め設定することによ
って、自動的に実施することが可能である。また、技術
者情報は、外部委託情報と同様に、技術者自身がクライ
アント端末から送信して管理サーバに記憶する場合の
他、管理サーバの管理者に書面で送付し、当該管理者が
送付された書面を見て、各技術者の代わりにクライアン
ト端末(或いは、管理サーバが具備する端末)から送信
し記憶することも可能である。
【0016】好ましくは、請求項4に記載の如く、前記
管理サーバには、各自治体が保有する水道施設の水質検
査に関して、各自治体の所望する外部委託情報と、水道
施設の水質検査をなし得る技術者に関する技術者情報と
が記憶されており、前記管理サーバは、前記技術者情報
に基づき、前記外部委託情報に適合する技術者を検索し
て抽出するように構成される。
【0017】請求項4に係る発明によれば、水道施設の
水質検査に関して、各自治体の所望する外部委託情報
(自治体名称、必要とする有資格者の種類、水質検査項
目とその頻度、採水の必要性の有無など)が記憶され、
外部委託情報に適合する技術者が自動的に検索され、抽
出されることになる。従って、管理サーバの管理者が、
水質検査に関する外部委託情報に適合する技術者を検索
する際の手間が軽減し、迅速に技術者のチームを編成す
ることが可能である。また、前記技術者のチームが、水
質検査のみならず、水道施設の運転・維持管理をも併せ
て実施するように編成することも可能であるため、各自
治体にとっては、水質検査単独で外部委託する場合に比
べ、費用を安価に抑え得ることが期待できる。なお、水
質検査に関する外部委託情報に適合する技術者の検索
は、水道施設の運転・維持管理の場合と同様に、例え
ば、技術者情報の内の「保有している資格」が外部委託
情報の内の「必要とする有資格者の種類」に合致してい
るか等、検索条件を予め設定することによって、自動的
に実施することが可能である。また、技術者情報及び外
部委託情報は、各自治体の職員自身や技術者自身がクラ
イアント端末から送信して管理サーバに記憶する場合の
他、管理サーバの管理者に書面で送付し、当該管理者が
送付された書面を見て、各職員や技術者の代わりにクラ
イアント端末(或いは、管理サーバが具備する端末)か
ら送信し記憶することも可能である。
【0018】好ましくは、請求項5に記載の如く、前記
管理サーバには、ネットワークを介して、複数の水道施
設にそれぞれ配置された第1のクライアント端末と、前
記複数の水道施設の運転・維持管理を外部委託した技術
者の拠点に配置された第2のクライアント端末とが接続
されており、前記管理サーバは、前記各第1のクライア
ント端末から受信した各水道施設の運転状態を集約し、
前記第2のクライアント端末に送信するように構成され
る。
【0019】請求項5に係る発明によれば、複数の水道
施設の運転・維持管理を外部委託した技術者の拠点に配
置された第2のクライアント端末に、前記複数の水道施
設の運転状態が集約されるため、前記拠点での集中監視
が可能であり、水道施設の運転・維持管理を極めて効率
良く実施することができる。
【0020】好ましくは、請求項6に記載の如く、前記
第2のクライアント端末は、ネットワークを介して、前
記複数の水道施設の運転・維持管理を外部委託した技術
者が携帯する携帯端末に接続可能であり、前記第2のク
ライアント端末は、前記管理サーバから受信した水道施
設の運転状態に異常が発生した場合、前記ネットワーク
を介して、前記異常が発生した水道施設の運転・維持管
理を行う技術者が携帯する携帯端末に、異常が発生した
旨の電子メールを送信するように構成される。
【0021】請求項6に係る発明によれば、水道施設の
運転状態に異常が発生した旨が、各技術者が携帯する携
帯端末(携帯電話やモバイルコンピュータ等)に電子メ
ールで送信されるため、夜間時や緊急時においても、異
常が発生した施設に技術者が急行することができ、信頼
性の高い水道施設の運転・維持管理を実施することが可
能である。
【0022】好ましくは、請求項7に記載の如く、前記
管理サーバは、前記技術者情報に基づき、前記外部委託
情報に適合する技術者の中から、水道技術管理者の資格
を有する者と、外部委託する自治体の在住者とを抽出す
るように構成されている。
【0023】請求項7に係る発明によれば、外部委託情
報に適合する技術者の中から、技術者チームのリーダー
になり得る水道技術管理者の資格を有する者が抽出され
ると共に、外部委託する自治体の在住者も抽出されるこ
とになる。従って、管理サーバの管理者は、水道法上の
責任を負う管理業務を受託するという観点から、前記抽
出された水道管理技術者の資格を有する者の中から技術
者チームのリーダを選定する一方、その他のメンバー
を、前記抽出された外部委託する自治体の在住者の中か
ら選定する編成を容易に実施することが可能である。こ
のように、外部委託する自治体の在住者の中から編成チ
ームのメンバーを選定すれば、当該自治体における雇用
機会を創出でき、ひいては当該自治体の活性化に通じる
ことを期待できる。
【0024】なお、本発明は、請求項8に記載の如く、
前記管理サーバに、請求項1から5及び7のいずれかに
記載の動作(請求項1に記載の「複数の自治体がそれぞ
れ保有する水道施設の運転・維持管理に関して、各自治
体の所望する外部委託情報がクライアント端末から送信
された場合、当該送信された外部委託情報を各自治体毎
に整理して記憶する」という動作、請求項2に記載の
「複数の自治体が選択された場合、当該複数の自治体の
それぞれについて記憶された外部委託情報の全てを満足
するために最小限必要となる技術者の人数を算出する」
という動作、請求項3に記載の「前記技術者情報に基づ
き、前記外部委託情報に適合する技術者を検索して抽出
する」という動作、請求項4に記載の「前記技術者情報
に基づき、前記外部委託情報に適合する技術者を検索し
て抽出する」という動作、請求項5に記載の「前記各第
1のクライアント端末から受信した各水道施設の運転状
態を集約し、前記第2のクライアント端末に送信する」
という動作、請求項7に記載の「前記技術者情報に基づ
き、前記外部委託情報に適合する技術者として、水道技
術管理者の中から抽出すると共に、水道技術管理者では
なく且つ外部委託する自治体の在住者の中からも抽出す
る」という動作)を実行させるためのプログラムとして
も提供され、当該プログラムを管理サーバにインストー
ルすることにより、水道施設管理委託システムとしての
機能を奏することが可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明に
係る水道施設管理委託システムの一実施形態を示す概略
構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る水
道施設管理委託システム10は、インターネット3を介
してクライアント端末2a〜2eに接続可能な管理サー
バ1を備えており、管理サーバ1とクライアント端末2
a〜2eとの間で各種データの送受信が可能とされてい
る。
【0026】管理サーバ1は、水道施設の運転・維持管
理に関する外部委託情報が記憶されたデータベース(以
下、運転・維持管理データベースという)1aと、水道
施設の水質検査に関する外部委託情報が記憶されたデー
タベース(以下、水質検査データベースという)1b
と、水道施設の運転・維持管理をなし得る技術者及び水
質検査をなし得る技術者に関する技術者情報が記憶され
たデータベース(以下、技術者データベースという)1
cとを備えている。
【0027】クライアント端末2aは各自治体の担当職
員が管理サーバ1にアクセスするべく操作する端末であ
り、クライアント端末2bは雇用を希望する技術者が管
理サーバ1にアクセスするべく操作する端末である。ま
た、クライアント端末2cは、複数の水道施設Wのそれ
ぞれに配置され、各水道施設Wの運転状態が記憶されて
いる。クライアント端末2dは、前記複数の水道施設W
の運転・維持管理(水質検査を含む場合もある)を外部
委託した技術者チームの拠点B(複数の水道施設Wの何
れかとされる場合もある)に配置されている。クライア
ント端末2eは、前記複数の水道施設Wの運転・維持管
理を外部委託した技術者が携帯する携帯端末である。
【0028】以下、さらに図2〜図4をも適宜参照しつ
つ、前記構成を有する水道施設管理委託システム10の
動作及び利用方法について説明する。
【0029】図2は、水道施設管理委託システム10の
動作及び利用方法の概要を示すフロー図である。図2に
示すように、水道施設管理委託システム10の管理サー
バ1は、インターネット3を介してクライアント端末2
a、2bで閲覧可能なホームページを提供しており、当
該ホームページにおいて、水道施設の運転・維持管理に
関する外部委託業務の仕様を入力するための書式、水道
施設の水質検査に関する外部委託業務の仕様を入力する
ための書式、及び、雇用を希望する技術者が登録するた
めの書式を公開している(ステップS1)。
【0030】クライアント端末2aによって、前記外部
委託業務の仕様を記入するための書式を閲覧(ステップ
S2)した各自治体の担当職員が、興味を抱いた場合
(外部委託を所望する場合)、前記書式に必要事項を入
力することにより(ステップS3)、入力した内容が外
部委託情報として管理サーバ1に送信される(ステップ
S4)。同様にして、クライアント端末2bによって、
前記技術者が登録するための書式を閲覧(ステップS
5)した技術者が、興味を抱いた場合(雇用を所望する
場合)も、前記書式に必要事項を入力することにより
(ステップS3)、入力した内容が技術者情報として管
理サーバ1に送信される(ステップS4)。
【0031】ここで、水道施設の運転・維持管理に関す
る外部委託情報としては、例えば、自治体名称、必要と
する有資格者(水道技術管理者、電気主任技師、一級土
木施工管理技士、環境計量士など)の種類、技術者の年
齢制限の有無(有る場合は条件)、要求する勤務形態、
週又は月単位での拘束時間帯などを挙げることができ、
前記ホームページの書式は、これらの各項目を逐次入力
できるように構成されている。また、水道施設の水質検
査に関する外部委託情報としては、例えば、自治体名
称、必要とする有資格者の種類(環境計量士など)、水
質検査項目とその頻度、採水の必要性の有無などを挙げ
ることができ、前記ホームページの書式は、これらの各
項目を逐次入力できるように構成されている。さらに、
技術者情報としては、例えば、技術者の氏名、年齢、保
有している資格、職歴、住所、勤務可能地域などを挙げ
ることができ、前記ホームページの書式は、これらの各
項目を逐次入力できるように構成されている。
【0032】なお、各自治体の担当職員が、外部委託業
務の仕様を記入するための書式を閲覧する(ステップS
2)ことの動機付けを高めるべく、管理サーバ1の管理
者は、業界紙を通じた告知や宣伝の他、業界紙等の取材
に積極的に応じたり、各自治体の水道部署にダイレクト
メール(電子メールを含む)を送付したりして営業努力
することが肝要である。技術者が、登録するための書式
を閲覧する(ステップS5)ことの動機付けを高めるに
も、同様の営業努力をすることが肝要である。
【0033】前述のようにして、管理サーバ1に送信さ
れた外部委託情報は、運転・維持管理データベース1a
(ステップS6)及び水質検査データベース1b(ステ
ップS7)に、各自治体毎に整理して記憶される。ま
た、管理サーバ1に送信された技術者情報は、技術者デ
ータベース1c(ステップS8)に記憶される。
【0034】次に、管理サーバ1の管理者が、一つの技
術者チームで纏めて運転・維持管理(水質検査を含む場
合もある)を実施しようとする複数の自治体を選択する
(互いに近隣に所在する自治体を選択することが好まし
い)ことにより(ステップS9)、管理サーバ1は、前
記選択した複数の自治体のそれぞれについて記憶された
外部委託情報の全てを満足するために最小限必要となる
技術者の人数を算出する(ステップS10)。
【0035】さらに、ステップS10では、前記最小限
必要となる技術者の人数に基づいて、後述するように予
算(人工)を算出する一方、複数の自治体が保有する水
道施設をそれぞれ独立別個の技術者によって管理する場
合に必要となる予算(人工)を算出する。従って、管理
サーバ1の管理者は、これら算出された結果を比較する
ことができる(ステップS11)。これにより、予算を
低減可能な場合(或いは、予算の低減額(低減人工)が
所定値以上になった場合)には、前記選択した複数の自
治体に対して提案書を作成する(ステップ12)。予算
を低減できない場合(或いは、予算の低減額(低減人
工)が所定値以下であった場合)には、一つの技術者チ
ームで纏めて運転・維持管理を実施しようとする複数の
自治体を選択し直せばよい。
【0036】一方、前述のようにして複数の自治体を選
択することにより(ステップS9)、管理サーバ1は、
技術者データベース1cに記憶された技術者情報に基づ
き、前記複数の自治体の外部委託情報に適合する技術者
を検索して抽出する(ステップS13)。なお、外部委
託情報に適合する技術者の検索は、例えば、技術者情報
の内の「保有している資格」が外部委託情報の内の「必
要とする有資格者の種類」に合致しているか、技術者情
報の内の「年齢」が外部委託情報の内の「技術者の年齢
の条件」に合致しているか等(各条件をANDにするか
ORにするかを含めて)、検索条件を予め管理サーバ1
に設定しておくことによって、自動的に実施することが
できる。
【0037】なお、以上に説明した技術者の自動抽出に
際しては、外部委託情報に適合する技術者の中から、さ
らに、水道技術管理者の資格を有する者か、或いは、外
部委託する自治体の在住者であるか、何れかの条件を具
備するものが抽出されるように予め条件設定しておくこ
とが好ましい。これにより、後述する管理サーバ1の管
理者が行う技術者チームの編成に際し、水道法上の責任
を負う管理業務を受託するという観点から、水道管理技
術者の資格を有する者の中から技術者チームのリーダを
選定し、その他のメンバーを、自治体の在住者の中から
選定するという編成を容易に実施することが可能であ
る。このように、外部委託する自治体の在住者の中から
編成チームのメンバーを選定すれば、当該自治体におけ
る雇用機会を創出でき、ひいては当該自治体の活性化に
通じることを期待できる。
【0038】最後に、前記提案書が前記複数の自治体に
採択されれば、管理サーバ1の管理者は、前記抽出され
た技術者の中から、前記算出された最小限必要となる人
数分の技術者を選定し、前記複数の自治体が保有する水
道施設の運転・維持管理(水質検査を含む場合もある)
を纏めて実施する技術者チームを編成する(ステップS
14)。これにより、水道施設の運転・維持管理を効率
良く実施することができ、各自治体にとっては、単独で
運転・維持管理を外部委託する場合に比べ、費用を安価
に抑え得ることが期待できる。
【0039】以上のようにして編成された技術者チーム
は、図1に示す拠点Bを中心にして、複数の水道施設W
の運転・維持管理を行うことになる。この際、本実施形
態に係る管理サーバ1は、各水道施設Wに配置されたク
ライアント端末2cから、各水道施設Wの運転状態をリ
アルタイムで受信し、受信した各水道施設Wの運転状態
を集約して、拠点Bに配置されたクライアント端末2d
に送信するように構成されている。従って、拠点Bでの
集中監視が可能であり、各水道施設Wの運転・維持管理
を極めて効率良く実施することができる。
【0040】また、拠点Bに配置されたクライアント端
末2dは、クライアント端末2cから管理サーバ1を介
して受信した各水道施設Wの運転状態に異常が発生した
場合(クライアント端末2c側又は管理サーバ1側で所
定のアルゴリズムに従い異常の有無を判定する構成か、
或いは、クライアント端末2d側で異常の有無を判定す
る構成の何れであっても良い)、技術者が携帯するクラ
イアント端末2eに、異常が発生した旨の電子メールを
送信するように構成されている。従って、夜間時や緊急
時においても、異常が発生した水道施設Wに技術者が急
行することができ、信頼性の高い水道施設Wの運転・維
持管理を実施することが可能である。
【0041】以下、前述した最小限必要となる技術者の
人数(以下、最小必要人数という)を算出する(ステッ
プS10)際のアルゴリズムの一例について詳述する。
【0042】図3は、最小必要人数を算出するアルゴリ
ズムの概要を説明するフロー図である。図3に示すよう
に、一つの技術者チームで纏めて運転・維持管理を実施
しようとする複数の自治体を選択することにより(ステ
ップS9)、各自治体毎に週単位での勤務タイムテーブ
ル(週間タイムテーブル)が作成される(ステップS1
01)。より具体的には、各自治体の外部委託情報の中
に含まれる「勤務形態」及び「拘束時間帯」に基づき、
週間タイムテーブルが作成される。
【0043】ここで、本実施形態の場合、「勤務形態」
は、以下の3種類に区分されている。つまり、(1)完
全常駐(水道施設に技術者が実際に常駐し、拘束時間帯
において常時管理する勤務形態)、(2)遠隔常駐(水
道施設に技術者が実際に常駐する必要は無いが、IT技
術等を利用した遠隔管理で、拘束時間帯において常時管
理する勤務形態)、及び、(3)巡回(所定の頻度で
(週1回、所定の曜日等)水道施設に技術者が実際に出
向く勤務形態)という3種類の区分である。
【0044】また、前記完全常駐及び遠隔常駐における
「拘束時間帯」は、以下の3種類に区分されている。つ
まり、(a)全日24時間(全日24時間の拘束)、
(b)定時外(全日定時外、つまり、平日の夜間(1
7:00〜9:00)及び土・日・祝日の24時間の拘
束)、(c)土・日・祝日(土・日・祝日の24時間の
拘束)という3種類の区分である。
【0045】図4は、ステップS101で作成された週
間タイムテーブルの一例を示す。図4に示す例では、複
数の自治体として選択されたA町、B町、C町、D町及
びE村の計5つの自治体の週間タイムテーブルを図示し
ている(黒で塗り潰した範囲が拘束時間帯を意味す
る)。図4は、A町が「遠隔常駐」で且つ「定時外」
を、B町が「遠隔常駐」で且つ「全日24時間」を、C
町が「完全常駐」で且つ「土・日・祝日」を、D町が
「遠隔常駐」で且つ「土・日・祝日」を、E村が「巡
回」で且つ頻度が水曜日の定時内を、それぞれ外部委託
情報の中に含んでいる場合に作成される週間タイムテー
ブルである。なお、作成された週間タイムテーブルは、
管理サーバ1にデータとして記憶される(図1に示す運
転・維持管理データベース1aに、各自治体の外部委託
情報と関連付けて記憶することも可能である)他、適
宜、管理サーバ1が具備するモニタ(図示せず)に閲覧
可能に表示される。
【0046】次に、図3に示すように、前述した予算の
比較(ステップS11)に供するべく、作成された週間
タイムテーブルに基づき、自治体毎に1週間の労働時間
(拘束時間)を算出する(ステップS102)。つま
り、各自治体の週間タイムテーブルの時間軸方向に拘束
時間を積算する。例えば、図4に示すA町では、1週間
の拘束時間は128時間となる。さらに、前記算出した
1週間の労働時間に基づき、自治体毎に必要となる人工
を算出する(ステップS103)。例えば、図4に示す
A町では、3.2人工(=128/(8×5))とな
る。このようにして算出した人工を全ての自治体(A町
〜E村)について積算することにより、複数の自治体が
保有する水道施設をそれぞれ独立別個の技術者によって
管理する場合に必要となる予算(人工)を算出すること
ができる。例えば、図4に示す例では、10.8人工
(=(128+168+64+64+8)/40)とな
る。
【0047】一方、前記ステップS101で作成された
週間タイムテーブルに基づき、管理サーバ1は、勤務形
態毎に最小必要人数を算出する(ステップS104)。
ここで、勤務形態が「遠隔常駐」の場合には、複数の自
治体が保有する水道施設を管理する場合であっても、そ
の性質上、技術者は1人で足りる。一方、勤務形態が
「完全常駐」又は「巡回」の場合には、水道施設に実際
に技術者が居なくてはならないため、各勤務形態毎に技
術者が最低1人は必要となる。従って、図4に示す例で
は、「遠隔常駐」(A町、B町、D町)についての最小
必要人数は1人、「完全常駐」(C町)についての最小
必要人数は1人、「巡回」(E村)についての最小必要
人数は1人であると、それぞれ算出されることになる。
【0048】次に、前記算出された勤務形態毎の最小必
要人数に基づき、全ての自治体について一週間に必要と
される最小必要人数が算出される(ステップS10
5)。つまり、前記算出された勤務形態毎の最小必要人
数が加算され、図4に示す例では、「遠隔常駐」に1
人、「完全常駐」に1人、「巡回」に1人の計3人とな
る。このように、複数の自治体のそれぞれについて記憶
された外部委託情報の全てを満足するために最小限必要
となる技術者の人数が自動的に算出されため、管理サー
バ1の管理者は、外部委託情報に適合する技術者のチー
ムを編成する上で最低限必要な人数を直ちに知ることが
でき、迅速な編成を行うことが可能である。
【0049】さらに、本実施形態に係る管理サーバ1
は、前述した予算の比較(ステップS11)に供するべ
く、勤務形態毎に必要となる人工を算出する(ステップ
S106)。この際、勤務形態が「遠隔常駐」の場合に
は、技術者1人で複数の自治体が保有する水道施設を管
理することが前提とされているため、各自治体の週間タ
イムテーブルにおける各時間枠において、複数の自治体
についてオーバラップしている時間枠は除外して積算す
ることにより、人工を算出するための労働時間(拘束時
間)が求められる。図4に示す例で説明すれば、例え
ば、火曜日の「定時外」の時間枠は、A町及びB町で遠
隔常駐がなされることになるが、両町を1人の技術者が
同時に管理することになるため、A町の定時外の労働時
間を積算する必要は無く、結果的に火曜日の労働時間は
24時間となる。他の時間枠についても同様にして労働
時間を積算すれば、結局、「遠隔常駐」については、B
町の労働時間である168時間に基づき、人工が算出さ
れる。一方、勤務形態が「完全常駐」又は「巡回」の場
合には、単純に、各自治体の週間タイムテーブルにおけ
る各時間枠を積算することにより、人工を算出するため
の労働時間(拘束時間)が求められる。図4に示す例で
は、「完全常駐」(C町)について64時間、「巡回」
(E村)について8時間が、それぞれ労働時間として求
められ、これらの労働時間に基づき、人工が算出され
る。
【0050】最後に、前記算出された人工に基づき、全
ての自治体について必要とされる人工が算出される(ス
テップS107)。つまり、前記算出された勤務形態毎
に算出された人工が加算され、図4に示す例では、6人
工(=(168+64+8)/8)となる。
【0051】図4に示す例では、A町〜E村を全て管理
するための技術者は、最小必要人数で評価すれば3人
(独立別個に管理する場合は最低5人必要)、人工で評
価すれば6人工(独立別個に管理する場合は10.8人
工必要)で済むことになり、本システム10を利用する
ことにより、各自治体にとっても、単独で運転・維持管
理を外部委託する場合に比べ、費用を安価に抑え得るこ
とが期待できる。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る水
道施設管理委託システムによれば、管理サーバに、複数
の自治体がそれぞれ保有する水道施設の運転・維持管理
に関して、各自治体の所望する外部委託情報(自治体名
称、必要とする有資格者の種類、技術者の年齢制限の有
無(有る場合は条件)、要求する勤務形態、運転・維持
管理を希望する週又は月単位でのタイムテーブル、週又
は月単位での拘束時間帯など)が、各自治体毎に整理し
て記憶される。従って、管理サーバに記憶された複数の
自治体に関する外部委託情報のそれぞれを管理サーバの
管理者(当該管理者が、外部委託する自治体と、受託す
る技術者との仲介者の役割を果たすことになる)が閲覧
することにより、例えば、互いに近隣に所在する複数の
自治体の外部委託情報を同時に満足するような技術者の
チームを編成し、当該編成チームによって、前記複数の
自治体が保有する各水道施設を運転・維持管理すること
を提案する運用が可能である。これにより、水道施設の
運転・維持管理の外部委託を活性化する環境が提供され
ると共に、水道施設の運転・維持管理を効率良く実施す
ることができ、各自治体にとっては、単独で運転・維持
管理を外部委託する場合に比べ、費用を安価に抑え得る
と共に、必要とする技術者を獲得することが期待でき
る。従って、特に、外部委託のニーズが高い給水人口5
000人以下の簡易水道事業体である自治体にとって
は、本発明に係るシステムを利用する価値は極めて高い
といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る水道施設管理委託シス
テムの一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】 図2は、図1に示す水道施設管理委託システ
ムの動作及び利用方法の概要を示すフロー図である。
【図3】 図3は、図2に示すフローにおける最小必要
人数を算出するアルゴリズムの概要を説明するフロー図
である。
【図4】 図4は、図3に示すフローで作成される週間
タイムテーブルの一例を示す。
【符号の説明】
1…管理サーバ 2a〜2e…クライアント端末
3…インターネット10…水道施設管理委託システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 浩造 大阪府守口市外島町2−3−403

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してクライアント端末
    に接続可能な管理サーバを備えたシステムであって、 前記管理サーバは、複数の自治体がそれぞれ保有する水
    道施設の運転・維持管理に関して、各自治体の所望する
    外部委託情報がクライアント端末から送信された場合、
    当該送信された外部委託情報を各自治体毎に整理して記
    憶することを特徴とする水道施設管理委託システム。
  2. 【請求項2】 前記管理サーバは、複数の自治体が選択
    された場合、当該複数の自治体のそれぞれについて記憶
    された外部委託情報の全てを満足するために最小限必要
    となる技術者の人数を算出することを特徴とする請求項
    1に記載の水道施設管理委託システム。
  3. 【請求項3】 前記管理サーバには、水道施設の運転・
    維持管理をなし得る技術者に関する技術者情報が記憶さ
    れており、 前記管理サーバは、前記技術者情報に基づき、前記外部
    委託情報に適合する技術者を検索して抽出することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の水道施設管理委託シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記管理サーバには、各自治体が保有す
    る水道施設の水質検査に関して、各自治体の所望する外
    部委託情報と、水道施設の水質検査をなし得る技術者に
    関する技術者情報とが記憶されており、 前記管理サーバは、前記技術者情報に基づき、前記外部
    委託情報に適合する技術者を検索して抽出することを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載の水道施設管
    理委託システム。
  5. 【請求項5】 前記管理サーバには、ネットワークを介
    して、複数の水道施設にそれぞれ配置された第1のクラ
    イアント端末と、前記複数の水道施設の運転・維持管理
    を外部委託した技術者の拠点に配置された第2のクライ
    アント端末とが接続されており、 前記管理サーバは、前記各第1のクライアント端末から
    受信した各水道施設の運転状態を集約し、前記第2のク
    ライアント端末に送信することを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載の水道施設管理委託システム。
  6. 【請求項6】 前記第2のクライアント端末は、ネット
    ワークを介して、前記複数の水道施設の運転・維持管理
    を外部委託した技術者が携帯する携帯端末に接続可能で
    あり、 前記第2のクライアント端末は、前記管理サーバから受
    信した水道施設の運転状態に異常が発生した場合、前記
    ネットワークを介して、前記異常が発生した水道施設の
    運転・維持管理を行う技術者が携帯する携帯端末に、異
    常が発生した旨の電子メールを送信することを特徴とす
    る請求項5に記載の水道施設管理委託システム。
  7. 【請求項7】 前記管理サーバは、前記技術者情報に基
    づき、前記外部委託情報に適合する技術者として、水道
    技術管理者の中から抽出すると共に、水道技術管理者で
    はなく且つ外部委託する自治体の在住者の中からも抽出
    することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載
    の水道施設管理委託システム。
  8. 【請求項8】 前記管理サーバに、請求項1から5及び
    7のいずれかに記載の動作を実行させるためのプログラ
    ム。
JP2002156668A 2002-05-30 2002-05-30 水道施設管理委託システム Withdrawn JP2003345869A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016074135A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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