JP2003345721A - 移動ロボット - Google Patents

移動ロボット

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JP2003345721A
JP2003345721A JP2002150689A JP2002150689A JP2003345721A JP 2003345721 A JP2003345721 A JP 2003345721A JP 2002150689 A JP2002150689 A JP 2002150689A JP 2002150689 A JP2002150689 A JP 2002150689A JP 2003345721 A JP2003345721 A JP 2003345721A
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JP2002150689A
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English (en)
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Masahito Takuhara
雅人 宅原
Shintaro Kumano
信太郎 熊野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールを受信し、電子メールの受信者に
電子メールを届けることができる移動ロボットを提供す
ることにある。 【解決手段】 本発明による移動ロボット(1)は、移
動機構(41)と、電子メールを受信する受信装置(7
1)と、既定の受信者の名前に関連付けられた場所を含
む地図情報(53)を記憶した記憶装置(50)と、演
算装置(10)と、出力装置(30)と、を具備する。
本発明による移動ロボット(1)の受信装置(71)
は、既定の受信者宛ての電子メールを受信し、演算装置
(10)は、受信した前記電子メールの受信者名を確認
し、地図情報(53)から受信者名に関連付けられた場
所を検索し、受信者名に関連付けられた場所に移動する
ように移動機構(41)を制御し、受信者へ電子メール
を提示するように出力装置(30)を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メールを送受信で
きる移動ロボットに関し、特に受信したメールを宛名人
に配達する機能を有する受信メール配達機能付移動ロボ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットやイントラネット等のネ
ットワークを通じて、電子メール等の電子情報が送受信
されている。電子メールを送受信する端末として、パー
ソナルコンピュータなどの設置型端末、ノート型パソコ
ンなどの中型携帯端末、携帯電話などの小型携帯端末が
使用されている。
【0003】デスクトップなどの設置型端末の場合、携
帯することができず、メールが送信されてから受信者が
短時間で受信を確認するためには、受信者は設置型端末
の前にいて、頻繁にメールサーバにアクセスするか、ま
たは、メール受信通知機能がある場合には、モニタを監
視するか、メールの受信を知らせる音声等に注意を払う
必要がある。さらに、設置型端末がインターネット等に
常時接続されていない場合は、接続および受信確認作業
をしなければメールの受信確認ができない。
【0004】ノートパソコンなどの中型携帯端末の場
合、常時持ち運ぶには携帯性の点から適当でない場合が
多い。また、メールが送信されてから受信者が短時間で
確認するためには、設置型端末と同様、受信者は頻繁に
メールサーバにアクセスするか、または、メール受信通
知機能がある場合には、モニタを監視するか、メールの
受信を知らせる音声等に注意を払う必要がある。さら
に、中型携帯端末がインターネット等に常時接続されて
いない場合は、接続および受信確認作業をしなければメ
ールの受信確認ができない。
【0005】携帯電話などの小型携帯端末の場合、常時
持ち運ぶことが可能であり、メール受信時に、受信を使
用者に音声等で知らせる機能を有している。しかし、小
型携帯端末では表示画面のサイズが小さく表示できる文
字数等に制限がある。また、情報処理機能が制限され、
電子メールに添付された添付ファイルを開けない等の問
題がある場合がある。
【0006】携帯する必要がなく、メール受信から短時
間でメールの受信を確認でき、さらに、メール表示機能
としても設置型端末相当もしくはそれ以上の機能を有す
るメール受信装置が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
メールを受信し、電子メールの受信者に電子メールを届
けることができる移動ロボットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許
請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との
対応関係を明らかにするために付加されたものである
が、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【0009】本発明による移動ロボット(1)は、移動
機構(41)と、電子メールを受信する受信装置(7
1)と、出力装置(30)と、を具備する。本発明によ
る移動ロボットは、受信装置(71)で、既定の受信者
宛ての電子メールを受信し、移動機構(41)で、受信
者の近くに移動し、出力装置(30)で、受信者に電子
メールを提示することができる。
【0010】本発明による移動ロボット(1)は、移動
機構(41)と、電子メールを受信する受信装置(7
1)と、既定の受信者の名前に関連付けられた場所を含
む地図情報(53)を記憶した記憶装置(50)と、演
算装置(10)と、出力装置(30)と、を具備する。
本発明による移動ロボット(1)の受信装置(71)
は、既定の受信者宛ての電子メールを受信し、演算装置
(10)は、受信した電子メールの受信者名を確認し、
地図情報(53)から受信者名に関連付けられた場所を
検索し、受信者名に関連付けられた場所に移動するよう
に移動機構(41)を制御し、受信者へ電子メールを提
示するように出力装置(30)を制御する。
【0011】上記に記載された移動ロボット(1)は、
さらに、センサ(20)を具備する。記憶装置(50)
は、さらに、既定の受信者の特徴量を含む個人認証デー
タ(54)を記憶し、演算装置(10)は、電子メール
を受信者に提示する前に、センサ(20)で検出した受
信者の特徴量と受信者名に対応する個人認証データ(5
4)の特徴量を比較して受信者の個人認証を行ない、認
証された受信者に電子メールを提示するように出力装置
(30)を制御する。
【0012】上記に記載された移動ロボット(1)は、
個人認証の結果、認証を行なった人が受信者でないと認
証された場合、地図情報(53)の既定の範囲内にいる
人の個人認証を行なうことにより、受信者を捜索するこ
とができる。
【0013】上記に記載された移動ロボット(1)は、
既定の範囲で受信者を発見できなかった場合、受信者の
端末もしくは携帯端末に、受信した電子メールもしくは
電子メールの内容の一部を送信することができる。
【0014】上記に記載された移動ロボット(1)にお
いて、演算装置(10)は、個人認証で受信者の認証確
率が低いと判断した場合に、さらに確認動作を行なうよ
うに出力装置(30)を制御し、センサ(20)は、確
認動作に対する受信者の反応を検出し、演算装置(1
0)は、さらに反応から受信者の認証を行なうことがで
きる。
【0015】上記に記載された移動ロボット(1)にお
いて、確認動作は、出力装置(30)からの音声による
受信者の名前の呼び掛けであり、センサ(20)で検出
する反応は、受信者の返事である。
【0016】上記に記載された移動ロボット(1)にお
いて、演算装置(10)は、受信者に電子メールを提示
する前に、受信者に電子メールを提示することの確認を
するように出力装置(30)を制御し、センサ(20)
は、確認に対する受信者の反応を検出し、演算装置(1
0)は、反応により電子メールを提示することを決定す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明によ
る移動ロボット1の実施の形態を以下に説明する。本発
明の移動ロボット1は、電子メールの送受信機能を有
し、電子メールを受信したときに特定の範囲を移動し
て、受信した電子メールの宛名人である受信者を探し、
受信者にメールを提示することができる。さらに、本発
明の移動ロボット1は、受信者の個人認証を行なってか
ら、受信者にメールの提示を行なうことができる。
【0018】図1に移動ロボット1の、外見の例を示
す。図1に示される移動ロボット1は、頭部2、胴部3
を持ち、カメラ21、マイク22、モニタ31、スピー
カ32、アーム42、移動機構41、ハンド43、通信
装置70等を具備している移動ロボット1が例示されて
いる。
【0019】移動ロボット1は、人間の各部に対応した
位置に、同様の機能を持つセンサや出力装置を備えるこ
とが、人とコミュニケーションをとるために好ましい。
具体的には、頭部2の人の目に対応する位置にカメラ2
1を備え、口の位置にスピーカ32を備え、耳の位置に
マイク22を備えることである。人は移動ロボット1の
顔の部分を見て移動ロボット1に話し掛けるため、移動
ロボット1の顔に相当する位置にカメラ21を備えるこ
とで、対面する人の顔の画像を撮影することができる。
人に近い構成を持つことで、移動ロボット1を使用する
人は、移動ロボット1に親近感を持ち、移動ロボット1
を人と擬制して扱うようになる。特に、移動ロボット1
が介護に使用される場合においては、人に親近感を持た
れ、家族や友人のように感じられる移動ロボット1が望
まれる。
【0020】図2に移動ロボット1の構成を示す。移動
ロボット1は、演算装置10、センサ20、出力装置3
0、動作装置40、記憶装置50、入力装置60、通信
装置70を具備する。
【0021】演算装置10は、機能的には中央演算部1
1、センサ情報処理部12、出力装置制御部13、動作
装置制御部14、通信情報処理部17を具備する。演算
装置10の上記各部は機能上の分類であり、装置の構成
は単数もしくは複数のCPUを具備するコンピュータに
代表される。
【0022】センサ情報処理部12は、センサ20で検
出した情報を処理し、中央演算部11に送信する。セン
サ情報処理部12はセンサ20の種類により、個別に構
成されてもよい。具体的には、カメラ21には画像処理
部が対応し、マイク22には音声処理部が対応する等で
ある。
【0023】出力装置制御部13は、中央演算部11が
決定した出力に関する指令に対応して、出力装置30の
制御を行なう。出力装置制御部13は、出力装置30に
より、個別に構成されてもよい。動作装置制御部14
は、中央演算部11が決定した動作に関する指令に対応
して、動作装置40の制御を行なう。動作装置制御部1
4は、動作装置40の種類により、個別に構成されても
よい。
【0024】センサ20は、カメラ21、マイク22、
赤外線センサ23、重量感知器24、触覚感知器25、
姿勢感知器26などに代表され、移動ロボット1に要求
される機能に合わせ、必要なセンサが、単数または複数
選択されて装着される。
【0025】カメラ21はCCDカメラに代表され、移
動ロボット1の移動経路上の障害物を検出するための撮
影、人を探索するための撮影、個人認証に使用される顔
や虹彩等の特徴量を検出するための撮影等を行なう。カ
メラ21で撮影された画像は、センサ情報処理部12で
画像処理される。
【0026】マイク22は、人の声などを検出し、会話
者の声の検出、個人認証のための声紋確認による声検出
等に使用される。また、電子メールや命令の音声入力に
も使用される。赤外線センサ23は、赤外線が切断され
ることにより人や物の存在を確認するセンサや、温度差
により人の存在等を検出する赤外線カメラに代表され
る。
【0027】重量感知器24は、移動ロボット1が物を
持ったときに重さを感知したり、物を持っていることを
検出したりする。触覚感知器25は、物にぶつかったこ
とや、持っている物の固さ、もしくは使用者に撫でられ
た、または、叩かれたことを検知する。また、触覚感知
器25は、個人認証のための指紋などを検出する機能を
有することもできる。姿勢感知器26は、移動ロボット
1が自分の姿勢を感知し、感知結果は移動時などの姿勢
制御に使用される。
【0028】出力装置30は、モニタ31、スピーカ3
2、発光部33、印刷部34などに代表され、移動ロボ
ット1に要求される機能に合わせ、必要な出力装置が単
数または複数選択されて装着される。
【0029】モニタ31は、液晶ディスプレイ等に代表
され、電子メールの表示や意思確認の質問を文字や記号
等で表示する。また、モニタ31は、移動ロボット1自
身の感情表現や情報伝達のために文字等を表示するため
に用いられる場合もある。モニタ31は、通常のコンピ
ュータに使用されるモニタと同等の大きさがあること
が、表示の制限を受けにくくするために好ましい。
【0030】スピーカ32は、音声を発生する。スピー
カ32は、移動ロボット1がする質問や移動ロボット1
がする返事を含む会話、電子メールの音声提示などに使
用される。スピーカ32から出力される音声は、合成
音、録音した音声の再生等を含む。
【0031】発光部33は、移動ロボット1の顔に当た
る部分に設置されるLEDなどに代表される。LEDの
点灯により顔の表現などを示すことができ、移動ロボッ
ト1の感情表現や状態表示などに用いられる。具体的に
は、緊急時や移動時には、赤色のLEDを点滅させて周
囲の人の注意を促したり、顔の位置に取り付けられたL
EDをさまざまに点灯させて、顔の表情を表現したり、
文字を表示したりすることができる。また、待機中や情
報処理中などの移動ロボット1の状態を表すこともでき
る。
【0032】印刷部34は、電子メールの内容などを受
信者が印刷するよう移動ロボット1に命令した場合、命
令された範囲を印刷することができる。また、FAX受
信機能等を具備する場合に、受信した内容を印刷するこ
とができる。
【0033】動作装置40は、移動機構41、アーム4
2、ハンド43、本体/首の動作機構44に代表され、
移動ロボット1に要求される機能に合わせ、必要な動作
装置が単数または複数選択されて装着される。
【0034】移動機構41は、移動ロボット1が移動す
るための機構で、2足歩行用脚、4足歩行用脚、その他
の移動用脚、車輪、クローラ等に代表され、移動ロボッ
ト1が移動することが想定される場所や必要な移動速度
に合わせて選択される。
【0035】アーム42は、人間の腕に相当する機能を
有し、移動ロボット1の本体に可動的に取り付けられ
る。アーム42の先端にハンド43が取り付けられる。
ハンド43は、アーム42の先に取り付けられ、可動す
る指を具備し、物を掴む機能を有する。アーム42及び
ハンド43は、物を把持する時に使用される。また、ア
ーム42とハンド43は、移動ロボット1が、ジェスチ
ャをする時にも使用される。
【0036】本体/首の動作機構44は、本体もしくは
首を振ったり、回したりする機構で、方向転換、会話し
ている人の方へ向きの変更、センサ20の向きの変更、
もしくは、首を動かして意思表示や感情表現を行なうた
めに使用される。
【0037】記憶装置50は、動作履歴51、通信情報
52、地図/領域情報53、個人認証データ54、など
のデータから、移動ロボット1の機能に合わせ、必要な
データを記憶している。
【0038】動作履歴51は、移動ロボット1が行なっ
た動作を時間毎に記録したデータである。動作履歴によ
り行動パターンやルーチンの行動を認識し、効率よい行
動パターンを学習することに利用される。
【0039】通信情報52は、電子メールなどの受信履
歴及び内容、担当する人のメールアドレス、メールサー
バ情報、アドレス帖などの通信に関する情報を含む。
【0040】地図/領域情報53は、移動ロボット1が
担当するエリアの地図情報、担当する人に関連付けられ
た場所、物の位置、障害物情報などの情報を含む。地図
/領域情報53は、移動ロボット1が移動したときに入
手する情報により、順次更新されることが好ましい。
【0041】個人認証データ54は、個人認証に使用さ
れるデータ、具体的には顔、指紋、手形、虹彩、声紋、
体型(骨格)などの特徴量、もしくは、暗証番号、ID
カード等に記憶された磁気もしくは電気的な情報などの
IDデータと、個人名を関連付ける情報を含む。個人認
証は、中央演算部11が、個人認証データ54と、セン
サ20または入力装置60から入手した特徴量やIDデ
ータを比較して行なう。個人認証で使用される特徴量等
は、単数、もしくはいずれか特徴量が組合わされて使用
される。個人認証の技術は、公知の技術から適当なもの
を選択して使用することができる。
【0042】入力装置60は、スイッチ61、キー6
2、カード読取装置63に代表され、移動ロボット1に
要求される機能に合わせ、必要な入力装置60が単数ま
たは複数選択されて装着される。スイッチ61は、電源
入切や各種設定などを切替えるスイッチである。キー6
2は、複数でキーボード等を形成し、使用者がキー62
を使用して、暗証番号の入力や各種条件設定、命令等を
入力することができる。また、利用者は、キー62を使
用して、電子メールの入力をすることもできる。カード
読取装置63は、個人認証のために、IDカードの磁気
やバーコード等を読み取る場合に使用される。
【0043】通信装置70は、送受信部71を具備し、
インターネットやイントラネットなどのネットワークを
通じて、電子メール等の情報を送受信できる。通信は、
無線通信であることが好ましい。無線通信できない場合
でも、移動ロボット1は待機中に、特定の端子を接続ネ
ットワークに接続し、移動するときに、接続を切り離す
ように構成することもできる。
【0044】(動作の説明)図3を参照して、本発明の
移動ロボット1の動作が説明される。移動ロボット1
は、移動ロボット1に割り当てられた人の電子メールを
受信することができる。一台の移動ロボット1に割り当
てられる人は、単数でも複数でもよい。移動ロボット1
は、通信装置70で割り当てられた担当者のメールサー
バに定期的にアクセスして、電子メールの受信を確認す
る。メール着信機能がある場合や、常時接続で自動的に
サーバからメールが配信される場合は、移動ロボット1
は、着信通知や電子メールの着信を監視している。
【0045】移動ロボット1は、送受信部71で電子メ
ールを受信する(S1)。電子メールの着信を確認した
場合、移動ロボット1は、通信情報処理部17で、受信
した電子メールを処理し、宛先欄のメールアドレスもし
くは宛名から電子メールの受信者を確認する(S2)。
【0046】中央演算部11は、受信者を特定する。さ
らに、中央演算部11は、記憶装置50に記憶されてい
る個人認証データ54と地図/領域データ53を検索し
て、受信者の特徴量と、受信者がいる可能性が高い場所
を抽出する。個人認証データ54は、担当者の個人認証
のために必要な特徴量のデータの一つまたは複数を含ん
でいる。地図/領域データ53は、移動ロボット1に割
り当てられた範囲の地図データと、担当者がどの場所に
いる可能性が高いか示す情報を含んでいる。具体的に
は、部屋の位置、座席の位置、ベッドの位置等に、その
位置に関連付けられた人が記憶されている。
【0047】移動ロボット1は、抽出した受信者がいる
可能性が高い場所と特徴量から受信者の探索を行なう
(S3)。移動ロボット1は、地図/領域データ53を
参照し受信者がいる可能性が高い場所に、移動機構41
で移動する(S4)。
【0048】移動ロボット1は、センサ20で移動した
場所に人(以下、候補者)を発見した場合は、その候補
者の個人認証を行ない(S5)、電子メールの受信者で
あることを確認する。個人認証は、センサ20等から候
補者の特徴量等を入手し、中央制御部11がセンサ20
等から入手した電子メールの宛先人の特徴量等と、個人
認証データ54の特徴量等を照合することにより行な
う。個人認証技術は、公知の技術から適当なものが選択
して使用される。
【0049】移動した場所に候補者がいなかった場合
は、決められたエリアにいる人または受信者がいる可能
性が高い場所にいる人を順次個人認証し、受信者を捜索
する。移動した場所にいた候補者が個人認証の結果、受
信者でなかった場合も、決められたエリアにいる人を順
次個人認証し、受信者を捜索する。
【0050】決められた範囲で受信者を発見できなかっ
た場合は、通信装置70が、受信者の携帯電話などの携
帯端末に、電子メールの受信があったことの着信通知を
送付する(S9)。着信通知の内容は、送付人、題、表
示できる範囲の本文を含むことが好ましい。着信通知を
受信した受信者は、移動ロボット1の場所まで移動する
か、近くの端末に移動して電子メールを読む事ができ
る。
【0051】個人認証の結果、受信者が正確に把握でき
なかった場合(認証の確率が低い場合)、移動ロボット
1は、受信者確認動作(S6)を行なうことが好まし
い。受信者確認動作は、受信者に対して、スピーカ32
から名前を呼んで確認する、入力装置60に暗証番号を
入力してもらう、または、触覚感知器25に指紋を提示
してもらうなど、より認証確率の高い個人認証を行なう
ことにより受信者を確認する。具体的には、移動ロボッ
ト1は、顔の特徴量による個人認証で認証が不充分と判
断した場合、受信者の名前を音声で呼んで返事をしても
らう。返事が肯定的だった場合、さらに、マイク22で
入手した声紋の特徴量が受信者の個人認証データと一致
した場合、受信者と判断することができる。これによ
り、移動ロボット1が誤って他人に電子メールの内容を
提示してしまうことを防止できる。
【0052】移動ロボット1は、受信者を確認した場
合、電子メールを提示してよいか電子メール提示確認を
行なう(S7)。具体的には、受信者に送信者や題名、
緊急度、重要度などをスピーカ32から音声で、もしく
はモニタ31に提示して、受信者がその電子メールを直
ちに見るか確認する。移動ロボット1は受信者の回答
を、センサ20、もしくは、入力装置60から入手す
る。
【0053】受信者が、直ちにメールを見る意思表示を
した場合、移動ロボット1は、電子メールをモニタ31
に提示する(S8)。受信者から、移動ロボット1に音
声で電子メールを提示するように指示があった場合、移
動ロボット1は、音声(合成音)で電子メールを提示す
ることもできる。基本的には、移動ロボット1が受信者
の個人認証を行なうため、受信者は電子メールを見るた
めに暗証番号などを入力する必要がない。
【0054】受信者が、忙しいなどの理由により、すぐ
にメールを見ない旨の意思表示をした場合、移動ロボッ
ト1は、待機する(S10)。または、移動ロボット1
は、電子メールを受信者の端末もしくは指定された端末
に送付することもできる。
【0055】本発明の移動ロボット1が受信者に電子メ
ールを配達するため、受信者は携帯端末を持ち歩く必要
がない。移動ロボット1は、パソコンなどのコンピュー
タと同等またはそれ以上の情報処理機能、および、モニ
タ31などの表示機能を有するので、受信者は受信した
データを携帯端末より制限を受けないで見ることができ
る。
【0056】移動ロボット1は、設定により、受信した
メールを全て配達するのではなく、緊急度が高い印や重
要度の高い印がついた電子メールだけ配達し、その他の
電子メールは、受信者が自分の端末で確認するように各
人の端末に電子メールを送信することもできる。もしく
は、受信者が一定時間確認していない電子メールや、期
限のある電子メールなどを配達するように設定すること
もできる。また、送信者の名前や、仕事とプライベート
などの区分により配達するか、各人の端末に送付するか
設定することもできる。
【0057】さらに、送信者が配達日時を指定すること
で、移動ロボット1が電子メールを受信者に配達する日
時を指定できるように構成することも可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明の移動ロボットは、電子メールを
受信し、電子メールの受信者に電子メールを届けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の移動ロボットの外観の例を示
す。
【図2】図2は本発明の移動ロボットの構成を示す。
【図3】図3は本発明の移動ロボットが電子メールを配
達する動作のフローを示す。
【符号の説明】
1 移動ロボット 2 頭部 3 胴部 10 演算装置 11 中央演算部 12 センサ情報処理部 13 出力装置制御部 14 動作装置制御部 17 通信情報処理部 20 センサ 21 カメラ 22 マイク 23 赤外線センサ 24 重量感知器 25 触覚感知器 26 姿勢感知器 30 出力装置 31 モニタ 32 スピーカ 33 発光部 34 印刷部 40 動作装置 41 移動機構 42 アーム 43 ハンド 44 本体/首動作機構 50 記憶装置 51 動作履歴 52 通信情報 53 地図/領域情報 54 個人認証データ 60 入力装置 61 スイッチ 62 キー 70 通信装置 71 送受信部
フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS24 CS08 KS33 KS39 KT01 KV00 WB16 WB22 WC00 WC06 5E501 AA17 AB16 AC25 AC37 BA17 CA04 CA08 CB15 FA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動機構と、 電子メールを受信する受信装置と、 出力装置と、を具備し、 前記受信装置で、既定の受信者宛ての電子メールを受信
    し、 前記移動機構で、前記受信者の近くに移動し、 前記出力装置で、前記受信者に前記電子メールを提示す
    る、移動ロボット。
  2. 【請求項2】移動機構と、 電子メールを受信する受信装置と、 既定の受信者の名前に関連付けられた場所を含む地図情
    報を記憶した記憶装置と、 演算装置と、 出力装置と、を具備し、 前記受信装置は、前記既定の受信者宛ての電子メールを
    受信し、 前記演算装置は、受信した前記電子メールの受信者名を
    確認し、前記地図情報から前記受信者名に関連付けられ
    た場所を検索し、前記受信者名に関連付けられた場所に
    移動するように前記移動機構を制御し、前記受信者へ前
    記電子メールを提示するように前記出力装置を制御す
    る、移動ロボット。
  3. 【請求項3】請求項2に記載された移動ロボットにおい
    て、 さらに、センサを具備し、 前記記憶装置は、さらに、前記既定の受信者の特徴量を
    含む個人認証データを記憶し、 前記演算装置は、前記電子メールを前記受信者に提示す
    る前に、前記センサで検出した前記受信者の特徴量と前
    記受信者名に対応する前記個人認証データの特徴量を比
    較して前記受信者の個人認証を行ない、認証された前記
    受信者に前記電子メールを提示するように前記出力装置
    を制御する、移動ロボット。
  4. 【請求項4】請求項3に記載された移動ロボットにおい
    て、 前記個人認証の結果、認証を行なった人が前記受信者で
    ないと認証された場合、 前記地図情報の既定の範囲内にいる人の個人認証を行な
    うことにより、前記受信者を捜索する、移動ロボット。
  5. 【請求項5】請求項4に記載された移動ロボットにおい
    て、 前記既定の範囲で前記受信者を発見できなかった場合、 前記受信者の端末もしくは携帯端末に、受信した前記電
    子メールもしくは前記電子メールの内容の一部を送信す
    る、移動ロボット。
  6. 【請求項6】請求項3に記載された移動ロボットにおい
    て、 前記演算装置は、前記個人認証で前記受信者の認証確率
    が低いと判断した場合に、さらに確認動作を行なうよう
    に前記出力装置を制御し、 前記センサは、前記確認動作に対する前記受信者の反応
    を検出し、 前記演算装置は、さらに前記反応から前記受信者の認証
    を行なう、移動ロボット。
  7. 【請求項7】請求項6に記載された移動ロボットにおい
    て、 前記確認動作は、前記出力装置からの音声による前記受
    信者の名前の呼び掛けであり、 前記反応は、前記受信者の返事である、移動ロボット。
  8. 【請求項8】請求項3〜4もしくは請求項6または7の
    いずれかに記載された移動ロボットにおいて、 前記演算装置は、前記受信者に前記電子メールを提示す
    る前に、前記受信者に前記電子メールを提示することの
    確認をするように前記出力装置を制御し、 前記センサは、前記確認に対する前記受信者の反応を検
    出し、 前記演算装置は、前記反応により前記電子メールを提示
    することを決定する、移動ロボット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148794A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Secom Co Ltd 移動ロボットの制御装置
JP2014086878A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Sharp Corp 自走式電子機器および携帯端末
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