JP2003345344A - 竹炭製管楽器と製造方法 - Google Patents

竹炭製管楽器と製造方法

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JP2003345344A
JP2003345344A JP2002151056A JP2002151056A JP2003345344A JP 2003345344 A JP2003345344 A JP 2003345344A JP 2002151056 A JP2002151056 A JP 2002151056A JP 2002151056 A JP2002151056 A JP 2002151056A JP 2003345344 A JP2003345344 A JP 2003345344A
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pipe
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Fumio Yamamoto
文夫 山本
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HAKUTACHO
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竹炭管の表面組織部分に合成樹脂剤を含浸
し、竹炭粉を塗布層の骨材とし竹炭管の機械的強度を向
上させると共に、竹炭管独特の音色を発揮させることが
できる竹炭製管楽器と製造方法を提供する。 【解決手段】 含浸性及び乾燥硬化性を有する合成樹脂
剤12に、微細粒子状の竹炭粉13を混練してなるコー
ティング材15を、炭化させた竹炭管1aの内周壁11
に塗布した竹炭製管楽器にした。また節基部16を残し
節抜きをした竹素材1'を、新聞紙等の炭化可能な炭化
緩衝部材19で囲った状態で補助竹管17内に収納し、
炭化窯20内で補助竹管17及び炭化緩衝部材19を介
し、竹素材1'を炭化させて竹炭管1aを製造する竹炭
製管楽器の製造方法にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竹を炭化してなる
竹炭製管楽器と製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、尺八に適応した長さに切断した竹
素材を炭化窯で炭化させて竹炭管にすると共に、この竹
炭管を所謂1尺八寸(略590ミリ程度)の長さに形成
し、所定の位置に歌口及び複数の指孔を加工し、竹炭製
の尺八(以下竹炭管尺八と言う)を製造することは既に
知られている。この竹炭管尺八はそのままでは脆くて折
れ易い強度上の不安があるので、エポキシ系合成樹脂や
フェノール系合成樹脂等の塗料用の合成樹脂剤を竹炭管
尺八の内周壁及び外周壁に塗布し、表面組織に含浸させ
て乾燥固化することにより、強度の向上を図りながら竹
炭製の管楽器を製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来のよう
な竹炭管尺八の製造方法によると、竹炭管独特の響きと
柔らかな音色が出ないだけでなく、竹炭管尺八の割れを
防止する上で、一旦燻煙処理した竹素材を炭化窯に入れ
て炭化させる2段階の炭焼きが行われるので、多くの手
間とコストがかかる欠点がある。また炭化時の割れ防止
のため、炭化温度(炭焼き最高温度)は略800℃あた
りの比較的低い温度域で行われるので、硬質な竹炭管が
得られないで竹炭管の強度及び音色も劣る等の問題があ
る。さらに上記のように一般的な炭焼方法で炭化された
竹炭管は、表面に無数の亀裂状の割れ傷が存在してお
り、この割れ部分に合成樹脂剤を表面塗布作業によって
充填させると、割れ傷内で硬化する合成樹脂剤の量が多
くなり、竹炭管本来のまろやかな響きのある独自の音色
の発生を妨げる等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による竹炭製管楽器と製造方法は、第1に、含
浸性及び乾燥硬化性を有する合成樹脂剤12に、微細粒
子状の竹炭粉13を混練してなるコーティング材15
を、炭化させた竹炭管1aの内周壁11に塗布して管楽
器を構成したことを特徴としている。
【0005】第2に、節抜きをして炭化された竹炭管1
aの節基部16を所定の高さに形成し、竹炭管1aの内
周壁11にコーティング材15を節基部16の高さに塗
布したことを特徴としている。
【0006】第3に、竹炭管1aを長さ方向の中途部で
根本側管部6と先端側管部7に分割し、両者の接合端内
に炭化させた接手管8を内挿して、根本側管部6と先端
側管部7を一体的に連結したことを特徴としている。
【0007】第4に、所定の長さに切断し節基部16を
残し節抜きをした竹素材1'を、新聞紙等の炭化可能な
炭化緩衝部材19で囲った状態で、竹素材1'より長大
で径大な補助竹管17内に収納し、炭化窯20内で補助
竹管17及び炭化緩衝部材19を介し、竹素材1'を炭
化させて竹炭管1aを製造することを特徴としている。
【0008】第5に、竹素材1'を炭化緩衝部材19で
囲って収納した補助竹管17を、炭化窯20内で複数の
割り竹21を束ねて形成した割り竹束22で囲うと共
に、補助竹管17と隣接する割り竹束22とで形成され
る隙間に、割り竹21を充填して炭化させることを特徴
としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明に係る竹炭製管楽器1の1
例として示す竹炭管尺八(以下単に尺八と言う)の全体
図であり、図2は尺八1の構成を示す側断面図である。
図3〜図9は尺八1の製造工程並びに製造手段等を示す
説明図である。この尺八1は伐採した竹を乾燥させて製
作した在来の尺八と同様に、管頭側の端部に歌口2を形
成すると共に、管長における複数の節3間に音階を定め
る複数の指孔5を規定の位置に形成している。また本実
施形態では尺八1の長さ方向の中途部を切断し、竹の根
本側管部(管末側)6と先端側管部(管頭側)7とに分
割し、両者を後述する連結手段によって、接合端の筒孔
内に挿入した接手管8を介して一体的に連結したものを
示している。
【0010】そして、尺八1の竹素材1'は、所定の長
さで切断したものを節抜きした状態で炭化し、炭化させ
た竹素材1'(以下竹炭管1aと言う)の筒の内周壁1
1の全面に、後述する合成樹脂剤12に竹炭粉13を所
定の割合を以て混合し、混練することによって得たコー
ティング材15で所定の厚さの塗布層を形成するように
塗布している。また竹炭管1aの外周面に上記の合成樹
脂剤12を塗布し、竹炭製の尺八1の表面保護と機械的
強度を高める一方、竹炭独特の音色の発生を損なうこと
がない構成にしている。さらに、尺八1の外周面には糸
又は紐或いは帯等からなる巻付け部材9を適所に間隔を
有して巻付けることにより、尺八1の補強と装飾を図る
と共に使用時の滑りを防止し扱い易くしている。
【0011】以下図3〜図9を参照し上記尺八1の製造
方法について説明する。先ず、竹林から尺八1の竹素材
1'となる竹を、根本部分から伐採し所定の長さに切断
して確保する。この際の竹素材1'は、製品となる尺八
1が一般的な長さの590ミリ程度である場合に、炭化
時の収縮や両端の炭化面の仕上がりや加工代等を考慮
し、両端に数10ミリから100ミリ程度の余裕寸法を
加えて切断形成することが望ましい。これにより、炭化
を完了した竹素材1'から尺八1に適合する形状と寸法
の竹炭管1aの選定と加工製造を行い易くする。尚、竹
素材1'は孟宗竹或いは真竹等の中から厚肉で外径60
ミリ〜70ミリ程度のものを選定する。
【0012】次いで図3で示すように、竹素材1'の各
節3の節抜きを従来のものと同様な孔あけ手段によって
行う。このとき本実施形態では、節孔は各節3の基部側
を内周壁11から略5ミリ程度の高さを残し、筒内にリ
ング状に突出した節基部16を形成する。これにより、
リング状に残置された節基部16は炭化時に竹素材1'
の補強部材となり、炭化時の割れや加圧による押し潰し
を防止でき、竹炭管1aの製品歩留りを向上させると共
に、突出させた節基部16は後工程で行われる竹炭管1
a内のコーティング作業時のガイド部材に兼ねさせるこ
とができ、尺八1の内面の仕上げ精度を向上させる。ま
た採取した竹素材1'は、数週間〜数カ月程度の自然乾
燥を行ったのち、炭化工程に移行させるので、従来の製
造方法のものより竹炭製管楽器の製造を短期間で行うこ
とができ、また炭化時の割れや表面の変色等の品質上の
劣化を低減できる。
【0013】一方、図4で示すように竹素材1'の炭化
作業の前に、竹素材1'を収容せしめた状態で炭化させ
るための、補助竹素材(以下補助竹管と言う)17を同
竹林から伐採し準備する。この補助竹管17は充分に成
長した孟宗竹が望ましく、この長さと太さは竹素材1'
を収納したとき、両者間に一定の断熱隙間(空間部)を
有する太さで、且つ数十ミリ程度以上の長さに選定切断
をする。また基部側の節は残した状態で残りの節を節抜
きをする。
【0014】次いで、竹素材1'はその外周に新聞紙等
の炭化緩衝部材19を巻き付けて覆った状態で、これを
一側から補助竹管17内に収納する。これにより炭化緩
衝部材19によって周囲を囲われた竹素材1'は、径の
大きい補助竹管17内においてその略中心部に安定支持
される。また上記三者が後述する炭化窯20内で炭化さ
れるとき、炭化中及び炭化後においても竹素材1'は炭
化緩衝部材19によって補助竹管17の中央部に保持さ
れるので、均一で高品質な炭化を行うことができると共
に、窯出しの際及び運搬時の移動における竹炭管1aの
破損等を防止することができる。
【0015】尚、この実施形態で炭化緩衝部材19は、
使用後の利用が可能で、取扱い易い低コストな新聞紙を
用い、これを6重程度に巻きつけるようにしたが、竹素
材1'と共に炭化しながら支持部材になる材料なら何で
もよく、例えば杉や竹等の枝葉或いは籾殻,おが屑等を
詰め込んで竹素材1'を囲ってもよい。またこれら素材
を選定し炭化時に竹炭管1aの表面に炭化緩衝部材19
の接触模様を適宜付与してもよい。
【0016】次に、補助竹管17に収納した竹素材1'
を炭化窯20内に入れて炭化する。この場合の炭化手段
について図5,図6を参照し説明する。先ず、別途伐採
した竹を所定の長さと大きさに割り切断して割り竹21
を作り、複数の割り竹21を束ねて所定の大きさの割り
竹束22を作る。次いで、複数の割り竹束22を炭化窯
20内に敷設し、この上に竹素材1'を入れた補助竹管
17(素材入り補助竹管)を窯内の所定の位置に纏め横
向きに積み重ねる。
【0017】このとき積み重ねた複数の素材入り補助竹
管17の周りを、割り竹束22を積み重ねて囲う。また
素材入り補助竹管17及び各割り竹束22の間に形成さ
れる隙間内に、割り竹21を差し込み充填し、素材入り
補助竹管17に対し熱気流が均等に回るようにする。上
記のように窯入れし中桟23等を用い、その上に割り竹
束22を積み重ね、均等な燃焼と熱伝達を図ると共に、
煙道口25の前面に雑木類を設置し灰止めを行って、炭
焼き準備工程を完了した後乾燥焚きの着火をする。
【0018】この乾燥焚きは、煙道26を所定量だけ開
き燃焼室27において数日程度にわたって行い、煙道2
6の煙温度が略70数℃程度になったとき燃焼室27で
本格燃焼点火される。次いでこの燃焼を確認した後は、
煙道26の排出口と空気流入口の調節を行い、その後は
煙道温度を略80℃とし数日間にわたり維持させ、窯内
温度を170℃〜180℃程度に保つ。次に乾燥焚きを
経た後は炭化焚きを行う。この場合には煙道温度を35
0℃程度とし、空気流入口の調節を繰り返し、煙道温度
が450℃前後になるまで上げる。このとき窯内温度は
500℃〜600℃程度の赤色焼きと、1100℃〜1
200℃程度の高温域で青色焼きを繰り返す精錬作業、
即ち、しめ焼きが行われることになり、これにより素材
入り補助竹管17を介し竹素材1'の炭化工程が完了さ
れ、硬質で粘性の高い竹炭管1aが製造される。そし
て、窯内温度が低下してから素材入り補助竹管17等の
窯出しを行う。
【0019】以上のような炭焼きにおいて、所定の長さ
で節基部16を残した竹素材1'は、新聞紙等の炭化緩
衝部材19で囲った状態で補助竹管17内に収納して、
炭化窯20内で補助竹管17及び炭化緩衝部材19を介
して炭化する。そして、炭化窯20で発生する熱気流
は、補助竹管17を加熱し次いで内部空間(空間部)の
温度を高めて炭化緩衝部材19を介し竹素材1'を加熱
する。このとき加熱によって補助竹管17から空間部側
に滲み出る水分と、竹素材1'から滲み出る水分は、水
蒸気になって合流し空間部に充満する。またこの水蒸気
は炭化加熱初期において、炭化緩衝部材19を湿らした
状態で筒外への放出が抑制される。
【0020】このように補助竹管17は空間部に水蒸気
を保持するので、熱気流によって高温に加熱されたと
き、竹素材1'は空間部及び水蒸気並びに炭化緩衝部材
19等を介し加熱されるから、急激な加熱が抑制され緩
やかに加熱昇温される。これにより、竹素材1'は内部
の水分を急速に放出しないで徐々に放出することがで
き、炭化初期の昇温及び水蒸気の放出に伴う、縦割れや
表面の亀裂等の裂損の発生が防止され、燻製状態になっ
て綺麗な表面状態を得ることができる。また水分を逐次
放出した竹素材1'は、割り竹束22及び補助竹管17
の炭化に伴い、さらに加熱されて安定した燻製状態を経
て炭化するが、このとき激しく生ずる火炎や熱気流は、
補助竹管17によって竹素材1'との直接的な接触を妨
げられるので、竹素材1'の表面剥離等が防止される。
【0021】従って、竹素材1'は熱気流との局部的な
接触と加熱を防止し、補助竹管17の空間部によって全
体が略均等に加熱され均質な炭化が行われる。また炭化
緩衝部材19は、竹素材1'を間接的に加熱し自身も炭
化したとき、竹素材1'と補助竹管17との直接的な接
触を防止する緩衝部材になるので、炭化した補助竹管1
7と竹素材1'即ち竹炭管1aとの硬い表面が互いに接
当することによる破損も防止し、竹炭管1aを綺麗な表
面状態に保護する。この際、竹素材1'は節基部16を
所定の高さだけ残しているので、節剛性によって炭化時
の変形や表面の割れ等を防止する。
【0022】また本発明では、炭化緩衝部材19で囲っ
た竹素材1'を収納した補助竹管17を、炭化窯20内
で複数の割り竹21を束ねて形成した割り竹束22で囲
うと共に、補助竹管17に隣接する割り竹束22との隙
間に割り竹21を充填して炭化させるので、割り竹21
を束ねた割り竹束22は炭化窯20内の所定の位置にお
いて、通気性を損なうことなく火力を維持し炭化を適正
に促進させると共に、割り竹束22が炭化した際に、各
割り竹21がばらばらになることなく原型を略維持し、
全体としての束剛性を保持する。
【0023】従って、相隣なる炭化した割り竹束22の
間に大きな空隙の発生を防止することができ、空隙に伴
う割り竹束22の座屈や崩れを抑制するので、炭化窯2
0内に並べた補助竹管17に大きな姿勢の変化や衝撃を
与えることがない。また補助竹管17に隣接する割り竹
束22との隙間に、割り竹21を充填して炭化させるの
で、割り竹束22と共に熱気流を補助竹管17の周囲に
均一に発生させ、また炭化した割り竹21は補助竹管1
7と割り竹束22及び割り竹束22間の隙間を埋めて座
屈や崩れの発生を防止する。
【0024】以上のようにして炭化工程を終えたのち
は、炭化窯20内の温度が下がった時点で窯出しをす
る。この窯出しは炭化した割り竹束22及び割り竹21
を取り出したのち、又はその中途に補助竹管17を引き
出すことによって行われる。このとき竹炭管1aは、炭
化した補助竹管17内で炭化した炭化緩衝部材19によ
って略中央部に保持されると共に、補助竹管17は竹炭
管1aを収容するケースになるから、補助竹管17が不
測の姿勢で取り扱われたり、外部の異物と接当したとし
ても、補助竹管17内で炭化緩衝部材19が竹炭管1a
との接触を緩衝し、また竹炭管1aと異物との直接的な
接当を回避するので、次の切断工程等への移動を破損を
防止し能率よく行うことができる。
【0025】次に、上記のように製造された竹炭管1a
によって、尺八1を製品にする方法ついて説明する。先
ず補助竹管17から取り出した竹炭管1aは、図7で示
すように、尺八1としての長さと形態を定めて、その両
端の管頭側と管末側を切断することにより発生する管音
と外観の形状を決める。次いで、竹炭管1aの外表面に
後述する合成樹脂剤12を、スプレー吹きつけ或いは刷
毛塗り手段によって塗布し、乾燥させて管の表面保護を
図る。これにより竹炭管1aは、補助竹管17から取り
出して外気に触れる初期に生じ易い微小な割れや亀裂
(表面傷)の発生、及び以後の取扱いに伴う損傷を防止
する。
【0026】この後、図8で示すように、尺八1として
の長さと形状が定められた竹炭管1aを、根本側管部6
と先端側管部7とに2分するように切断する。このとき
孔明け工程で穿設される指孔5の3孔と4孔の中間位
置、即ち図7で示す竹炭管1aを長さ方向の中央部で、
節3,3間の切断位置30部分を切断することが望まし
い。次いで、先端側管部7の端部を斜めに削り込んで歌
口2を形成し、該歌口2に前記合成樹脂剤12を塗布し
保護する。
【0027】次に、根本側管部6及び先端側管部7の内
径仕上げ作業を行う。この内径仕上げ作業は、尺八1を
既述の規定内径にするために、先ず仕上げドリル或いは
丸ヤスリ、サンドペーパー、ガリ棒等の孔加工具を用
い、節抜きをした節基部16を概ね規定内径に近づける
ように管径の大きさに適応させ、内周壁11からの高さ
を、例えば略3ミリ程度に成形し、この後図9で示すよ
うな手段によって内径補正作業を行う。
【0028】内径補正作業は、先ず合成樹脂剤12と竹
炭粉13を混練して得たコーティング材15を、根本側
管部6と先端側管部7の節基部16の間の内周壁11
に、節基部16を塗布層の厚さ基準のガイド部材として
略一定の厚さに塗布する。次いで、根本側管部6と先端
側管部7の接合端側の内周壁11にコーティング材15
を塗布し、この後接手管8を両者の内周壁11に嵌挿
し、接手管8を介して根本側管部6と先端側管部7を接
着し連結した状態で、塗布層内周面の全体を均して安定
するまで乾燥させる(図9)。
【0029】次いで、塗布層が乾燥した竹炭管1aは、
尺八1の基本となる「ロ音」(完成された尺八1の全指
孔5を閉鎖した状態で発生される音)が出るように、塗
布層を前記孔加工具を用いて削り調整して内径を定め、
内周壁11を仕上げることで内径補正作業が完了され
る。そして、上記「ロ音」の発生を可能にした竹炭管1
a(以下尺八1と言う)は、全指孔5の孔明けを行うと
共に内径の調整作業を行う。
【0030】この孔明け作業は、一般的な在来の尺八と
同様に定められた設計図に基づき、ドリルによって5ケ
の指孔5を所定の位置に開口する。また内径の調整作業
は、根本側管部6と先端側管部7を接手管8で連結した
状態で、各指孔5の音階順に音色を確認し、各指孔5に
おける適正音を調整スリコミ及び調整肉盛り等の手段に
よって孔の大きさと形状を定める。このとき、音程チュ
ーナ等の適宜な音程計測器を用い基本音程に調節する。
この調整作業はサンドペーパ等を用い、指孔5を上下に
擦り込むことによって広げたり、指孔5にコーティング
材15を塗布して肉盛りすることによって小さく調整す
る。
【0031】このようにして音の調整を終えた尺八1
は、内周壁11及び各指孔5の内周面に合成樹脂剤12
を塗布し乾燥させて仕上げる。そして、完成された尺八
1は、その長さ方向の外周面の適所に糸又は紐或いは帯
部材等からなる巻付け部材9を巻付けることが望まし
く、この場合には巻付け部材9が尺八1の補強と表面の
保護をすると共に装飾を兼ねる。また巻付け部材9は伸
縮性を有する糸にすると、尺八1に対する巻き付けを簡
単に行うことができると共に、外周の締め付けによって
縦割れ防止の補強をすることができる。尚、尺八1は巻
付け部材9を施した後、再度合成樹脂剤12を塗布する
ことが望ましい。
【0032】以上のような尺八1の製造において、コー
ティング材15に用いる合成樹脂剤12は、無数の気孔
を有した竹炭管1aに塗布するに望ましい塗料を選定し
た結果、大谷塗料株式会社製の「ウレポンクリヤー♯S
R」が相応しいものとして採用した。この「ウレポンク
リヤー♯SR」はポリウレタン系の木工用の塗料とし
て、塗布時の表面組織に対する含浸性に優れ且つ乾燥硬
化時の密着性と屈曲性に富み、硬化時の塗膜が硬くて光
沢を備え、また耐水性及び耐熱性,耐薬品性に優れてい
ること、及び他の木工用塗料に比べて肉持ち特性に優
れ、竹炭粉13との馴染みがよい等の特徴がある。
【0033】また上記「ウレポンクリヤー♯SR」は、
指定のシンナーで所定の割合を以て薄めると、スプレー
塗り及び刷毛塗りも簡単に行うことができるので、内周
壁11に塗布層を形成するコーティング材15用のもの
と、表面に塗布したときニス塗り状の透明な光沢面を得
ることができる塗料として用いることができ、これによ
り、合成樹脂剤12は一種類のものを準備すればよい等
の利点もあり、塗布作業を煩雑にすることなく能率よく
高品質に行うことができた。
【0034】またコーティング材15に用いる竹炭粉1
3は、前記炭化した割り竹21を粉砕機にかけて1ミリ
以下の微細な粒状の粒子であるものが望ましく、上記合
成樹脂剤12に混合し混練したとき、乾燥後の塗布層が
竹炭管1aが有する独自の音色を損なわないと共に、塗
布層の強度及び耐久性を維持する割合を以て配合するよ
うにしている。尚、本実施形態でコーティング材15
は、合成樹脂剤12と竹炭粉13との割合を体積比で、
2:8程度にしており、この場合に塗布施工性及び乾燥
固化後における、竹炭管1aの色調と同質な表面仕上が
りが優れていた。
【0035】これによって得られるコーティング材15
は、内周壁11に厚く塗布する際に液崩れ現象を伴うこ
となく、所定の厚さの塗布層の形成作業を簡単に行うこ
とができた。また竹炭管1aの表面に割れ傷部分が生じ
ている場合に、この割れ傷にコーティング材15を充填
して埋めたとき、周囲の黒い炭色と同色になり外観を損
なうことがない。そして、割れ傷内で硬化する合成樹脂
剤12の量を竹炭粉13の存在によって最小限にするこ
とができ、竹炭管1aが有する本来の音色を損なうこと
がなく、補修仕上げを簡単にすることができる。
【0036】またコーティング材15が施工された尺八
1は、表面の色艶に優れて美観を呈すると共に、多孔質
の表面組織部分に合成樹脂剤12が含浸した状態で、竹
炭粉13が塗布層の骨材となり乾燥固化したとき、硬質
でありながら粘弾性を有し、且つ機械的強度が向上する
と共に、竹炭管独特の音色を発生することができた。即
ち、この尺八1から発生される音は、竹炭管1aが有す
る音質を損なうことなく遠くにまで響き、また音色は竹
炭管1a内に単に合成樹脂剤12や漆等の塗料を塗布し
たものより、綺麗な金属的な音と柔らかくまろやかな音
を合わせ持っている。
【0037】また長い管楽器としての尺八1は、竹素材
1'を炭化して竹炭管1aにしたのち、根本側管部6と
先端側管部7とに分割した状態で、コーティング材15
を両者の内周壁11に各別に塗布し、塗布層を成形する
コーティング処理が可能になるので、精度の高いコーテ
ィングを簡単に行うことができる。この後、根本側管部
6と先端側管部7を同質な竹炭管で形成した接手管8で
一体的に連結したので、コーティング材15と同様に竹
炭管1aの音色を変えることなく、優れた共鳴音を発生
させることができる。
【0038】尚、根本側管部6と先端側管部7を単に連
結するだけなら、プラスチック製のパイプ材や金属製の
パイプからなる接手管8でもよいが、これら竹と異質な
素材の接手管8で連結した場合は、音の共鳴が低下し竹
炭製の尺八1の音色が出せず、在来の竹製の尺八の硬い
音色に近づくものであった。また真竹並びに淡竹を炭化
させて形成した接手管8で連結したところ、音の共鳴が
やや低下し硬い音色に近づく欠点があり、またこれらの
竹は炭化時に表面の割れが多くて強度が不足するもので
ある。
【0039】そこで、篠竹を選定し炭化し接手管8にし
たところ、表面の割れも無く綺麗な肌で、且つ篠竹の特
有な繊維組織によることから肉薄にしても粘り強く、ま
た内外径の削りや磨き加工が容易にできると共に、これ
による尺八1は共鳴性に優れ竹炭管本来の音色を発生す
ることが顕著であった。従って、竹炭管1aを長さ方向
の中途部で根本側管部6と先端側管部7に分割し、両者
の接合端内に炭化させた接手管8を内挿し、根本側管部
6と先端側管部7を一体的に連結した尺八1は、短くし
た根本側管部6と先端側管部7の内周壁11を直接的に
注視しながらコーティング作業を能率よく行うことがで
き、両者を接手管8で連結したとき音色を維持すると共
に、充分な機械的強度を得ることができた。
【0040】またコーティング材15による塗布層の厚
さを変化させると、発生する音色を好みにより変えて得
ることができるものであり、尺八1の他に例えば篠笛や
クラリネット,フルート等の管楽器に対しても、コーテ
ィング材15を塗布した竹炭管1aを用いることができ
る。参考までに図10,図11を参照し、他の竹炭製管
楽器を製造する一例について説明する。尚、上記のもの
と同様な構成等についての説明は省略する。同図の管楽
器1は、竹炭管1aの管頭側にリード等の発音部31を
備えた吹き口部32を着脱可能に取り付けた構成にし、
例えばクラリネット等のように吹き口部32を有する管
楽器を製造できる。33は吹き口部32を竹炭管1aに
取付固定するバンド等からなる取付具である。
【0041】尚、本実施形態で合成樹脂剤12は「ウレ
ポンクリヤー♯SR」を用いたが、これに限定すること
なく用途や施工性等の条件により、例えばエポキシ系合
成樹脂,フェノール系合成樹脂,エステル系合成樹脂等
の熱硬化性の合成樹脂剤や、シリコン系合成樹脂,ユリ
ア系合成樹脂等にしてもよい。さらに本発明の竹炭管1
aの製造方法では、炭焼き時に竹素材1'を収納した補
助竹管17も同時に竹炭管状態で得るので、炭化された
補助竹管17は竹炭管製尺八1及び在来の竹製尺八を保
管する保管ケースとして有効利用でき、この場合には調
湿性及び防黴性を備えた保管ケースにできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の竹炭製管楽
器と製造方法は、以下に記載するような効果を奏する。
含浸性及び乾燥硬化性を有する合成樹脂剤に、微細粒子
状の竹炭粉を混練したコーティング材を、竹炭管の内周
壁に塗布し内周壁を仕上げるようにしたことにより、竹
炭管の表面組織部分に合成樹脂剤が含浸した状態で、竹
炭粉が塗布層の骨材となり粘弾性を付与し竹炭管の機械
的強度を向上すると共に、竹炭管独特の音色を発揮させ
ることができる。また竹炭管の割れ傷部等にコーティン
グ材を充填したとき、割れ傷内で硬化する合成樹脂剤の
量を竹炭粉によって低減でき、竹炭管独自の音色を維持
できる補修仕上げ等が簡単になる。
【0043】節基部を残し節抜きをした竹素材を炭化さ
せて竹炭管を形成すると共に、節基部を所定の内径に形
成し、該節基部の高さを基準としてコーティング材を内
周壁に塗布するから、炭化時に節基部が竹素材を補強し
割れや押し潰し等を防止すると共に、成形した節基部を
コーティング材を塗布するガイド部材にして、竹炭管の
内面のコーティング作業及び仕上げ作業等を行い易くす
る。
【0044】中途部から根本側管部と先端側管部に分割
された竹炭管は、短くした内周壁のコーティング作業を
簡単に行うことができると共に、両者を接合端内に炭化
させた接手管を内挿して一体的に連結した管楽器は、丈
夫で竹炭管独特の音色を維持する。
【0045】竹素材を炭化緩衝部材で囲って補助竹管内
に収納し、炭化窯内で補助竹管及び炭化緩衝部材を介し
竹素材を炭化させるようにしたことにより、炭化加熱初
期において補助竹管は、竹素材の急激な加熱を抑制する
と共に、熱気流と竹素材との直接的な接触を妨げるの
で、割れや亀裂等の発生を抑制した竹炭管を得ることが
できる。また竹素材を囲う炭化緩衝部材は、竹素材と補
助竹管との直接的な接触を緩衝し、竹炭管を綺麗な表面
状態に保護する。
【0046】炭化緩衝部材で囲った竹素材を収納した補
助竹管を、炭化窯内で複数の割り竹を束ねて形成した割
り竹束で囲うと共に、補助竹管に隣接する割り竹束との
隙間に割り竹を充填して炭化させることにより、割り竹
束は火力を安定よく維持し炭化を促進させ、炭化した各
割り竹が炭化した割り竹束の束剛性を保持し、炭化窯内
の補助竹管の姿勢変化や衝撃を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって製造した尺八の全体斜視図であ
る。
【図2】図1の構成を示す側断面図である。
【図3】竹素材の要部を示す側断面図である。
【図4】竹素材を補助竹管内に収納した状態を示す側断
面図である。
【図5】炭化窯内の炭焼き態様を示す側断面図である。
【図6】図5の正断面図である。
【図7】竹炭管の側面図である。
【図8】分割した竹炭管と接手管を示す側面図である。
【図9】図1の内部を示す要部の側断面図である。
【図10】竹炭管に吹き口具を装着した竹炭製管楽器を
示す斜視図である。
【図11】図10の要部の構成例を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 竹炭製の管楽器(尺八) 1' 竹素材 1a 竹炭管 2 歌口 3 節 5 指孔 6 根本側管部 7 先端側管部 8 接手管 9 巻付け部材 12 合成樹脂剤 13 竹炭粉 15 コーティング材 16 節基部 17 補助竹管 19 炭化緩衝部材 20 炭化窯 21 割り竹 22 割り竹束

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含浸性及び乾燥硬化性を有する合成樹脂
    剤(12)に、微細粒子状の竹炭粉(13)を混練して
    なるコーティング材(15)を、炭化させた竹炭管(1
    a)の内周壁(11)に塗布して管楽器を構成した竹炭
    製管楽器。
  2. 【請求項2】 節抜きをして炭化された竹炭管(1a)
    の節基部(16)を所定の高さに形成し、竹炭管(1
    a)の内周壁(11)にコーティング材(15)を節基
    部(16)の高さに塗布した請求項1の竹炭製管楽器。
  3. 【請求項3】 竹炭管(1a)を長さ方向の中途部で根
    本側管部(6)と先端側管部(7)に分割し、両者の接
    合端内に炭化させた接手管(8)を内挿して、根本側管
    部(6)と先端側管部(7)を一体的に連結した請求項
    1又は2の竹炭製管楽器。
  4. 【請求項4】 所定の長さに切断し節基部(16)を残
    し節抜きをした竹素材(1')を、新聞紙等の炭化可能
    な炭化緩衝部材(19)で囲った状態で、竹素材
    (1')より長大で径大な補助竹管(17)内に収納
    し、炭化窯(20)内で補助竹管(17)及び炭化緩衝
    部材(19)を介し、竹素材(1')を炭化させて竹炭
    管(1a)を製造する請求項1又は2又は3の竹炭製管
    楽器の製造方法。
  5. 【請求項5】 竹素材(1')を炭化緩衝部材(19)
    で囲って収納した補助竹管(17)を、炭化窯(20)
    内で複数の割り竹(21)を束ねて形成した割り竹束
    (22)で囲うと共に、補助竹管(17)と隣接する割
    り竹束(22)とで形成される隙間に、割り竹(21)
    を充填して炭化させる請求項4の竹炭製管楽器の製造方
    法。
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