JP2003344459A - 光電磁界センサー及び光電磁界検出装置 - Google Patents

光電磁界センサー及び光電磁界検出装置

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JP2003344459A
JP2003344459A JP2002158542A JP2002158542A JP2003344459A JP 2003344459 A JP2003344459 A JP 2003344459A JP 2002158542 A JP2002158542 A JP 2002158542A JP 2002158542 A JP2002158542 A JP 2002158542A JP 2003344459 A JP2003344459 A JP 2003344459A
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laser light
array
optical crystal
photoelectric
crystal
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JP2002158542A
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Eiji Suzuki
英治 鈴木
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Telecommunications Advancement Organization
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TDK Corp
Telecommunications Advancement Organization
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多点の磁界情報や多点の電界情報をそれぞれ
同時に取得する。 【解決手段】 1枚の光学結晶14及び、光線の径をそ
れぞれ調節する複数のレンズ16Aをアレイ状である面
状に配列して形成した1組のアレイレンズ16が、セン
サ本体12を構成する。アレイレンズ16を構成する各
レンズ16Aが光学結晶14に接着して固定され、光学
結晶14が電界情報や磁界情報を検出可能なように、電
磁界中に配置され得るようになる。レーザー発光装置、
光ファイバ及びコリメート用レンズアレイ等が、アレイ
化されたレーザー光Lを発生する光源を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界情報や磁界情
報を取得する光電磁界センサー及び光電磁界検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の発達に伴って、集積回
路基板等から周囲に漏れる磁界及び電界を高精度に測定
する必要が生じるようになった。そして、磁界情報や電
界情報を取得する為の従来の電磁界センサーとして、以
下のような例えば2つの従来例が知られている。
【0003】まず第1の従来例として、特許第3063
369号公報に示されるものが知られている。この公報
には、図7に示すようにレーザー光である光信号102
と磁気光学結晶101を用いたセンサ100が示されて
いる。この図7に示すセンサ100では、光ファイバ1
03から送られた1本のレーザー光を磁気光学結晶10
1に入射することで、1回の測定において1点の電界若
しくは磁界を測定するようになっている。
【0004】また、第2の従来例として、特開2001
−324525号公報に示に示されるものが知られてい
る。この公報には、図8及び図9に示すように電気光学
結晶111及び光学系112をアレイ化して、光スイッ
チ113若しくは電気スイッチ114を用いてこれら個
々の電気光学結晶111及び光学系112を順次切り替
える事により、測定を高速化した電界センサ110が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示す従
来のセンサ100はレーザー光が1本であり、1回の測
定において1点の測定しかできなかった。この為、広範
囲にわたっての電界若しくは磁界を測定する場合、セン
サ100を多数回移動する必要が有り、それに伴って測
定に長時間を要していた。一方、図8及び図9に示す電
気光学結晶111や光学系112をアレイ化した電界セ
ンサ110によれば、第1の従来例より高速で測定可能
となるものの、光スイッチ113若しくは電気スイッチ
114によって電気光学結晶111及び光学系112の
切り替えを行う為、多点における同時情報は得られなか
った。
【0006】以上より、これら第1及び第2の従来例で
は、多点の電界情報や多点の磁界情報を同時に取得でき
なかった。この為、過渡信号やパルス信号の形状等を測
定する場合に、同期させて何度も測定を繰り返す必要が
あるだけでなく、電磁波の位相情報の取得も困難であっ
た。本発明は上記事実を考慮し、多点の磁界情報や多点
の電界情報をそれぞれ同時に取得し得る光電磁界センサ
ー及び光電磁界検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1による光電磁界
センサーは、レーザー光が通過されるレンズをアレイ状
に複数並べて形成したアレイレンズと、アレイレンズを
通過したレーザー光が入射される少なくとも1枚の光学
結晶と、を有したことを特徴とする。
【0008】請求項1に係る光電磁界センサーによれ
ば、レーザー光がレンズをアレイ状に並べて形成したア
レイレンズをそれぞれ通過し、1枚の光学結晶に、この
アレイ化されたレーザー光がそれぞれ入射されるという
構成になっている。従って、本請求項によれば、アレイ
レンズを形成する各レンズがレーザー光の径を絞り、こ
の径が絞られた各レーザー光が光学結晶に同時に入射さ
れることにより、レーザー光が電磁界情報を担った偏光
状態となり、このレーザー光を検出すると共に処理する
ことで、電界情報や磁界情報が得られる。さらに、本請
求項は、光スイッチや電気スイッチを用いていないの
で、これらのスイッチの切り替えを行う必要がなくな
り、多点の磁界情報や多点の電界情報をそれぞれ同時に
取得可能となる。
【0009】また、本請求項では、アレイ化されたレン
ズであるアレイレンズが光学結晶の前に配置されている
ので、このアレイレンズがレーザー光の径を調節して光
学結晶にレーザー光が入射されることになる。つまり、
複数のレンズがアレイ化されて形成されたアレイレンズ
によって各レーザー光を絞ることができ、レーザー光の
集光度や分解能をこのアレイレンズで任意に設定するこ
とにより、より小さい被測定範囲を個々に正確に測定で
きるようになる。
【0010】一方、本請求項によれば、光学結晶が単体
の一体的な構造となっているので、複数の光学結晶にレ
ーザー光を個々に入射する場合と比較して、光学結晶の
平行度を出すことが容易となり、結果として測定が容易
となると共に測定精度が向上することにもなる。尚ここ
で光学結晶とは、電磁界中に設置された場合において電
界若しくは磁界によりその光学結晶自身の誘電率が変化
し、光学結晶内を通過する光の偏光状態を変化させるも
のであり、例えば電気光学結晶若しくは磁気光学結晶が
ある。
【0011】以上より、多点それぞれの電界情報や磁界
情報を同時に測定できる為、電界情報や磁界情報を広範
囲に測定する場合において、この光電磁界センサーの移
動回数を大幅に低減でき、測定時間の大幅な短縮が可能
となる。さらに、多点それぞれの電界情報や磁界情報を
同時に測定できる為、過渡信号やパルス信号の形状を測
定する場合において、従来のように同期して繰り返して
測定する必要がなく、一度の測定でパルス形状を把握す
ることが可能となる。また、これに伴って同一の理由に
より、電磁波の位相情報の取得も容易となる。
【0012】請求項2に係る光電磁界センサーによれ
ば、請求項1の光電磁界センサーと同様の構成の他に、
アレイレンズを構成する各レンズが、光学結晶上に固定
又は、光学結晶に対してレーザー光の入射方向上流側に
位置を調整可能に設置されるという構成を有している。
【0013】つまり、アレイレンズを構成する各レンズ
を光学結晶上に固定することで、アレイレンズと光学結
晶とが一体的に形成される形となり、結果として光電磁
界センサーの移動が容易となる。これに伴って、光電磁
界センサーを移動しつつ広範囲に測定することがより容
易ともなる。また、光学結晶に対してレーザー光の入射
方向上流側部分に位置を調整可能に、アレイレンズを構
成する各レンズが、設置されたことで、レーザー光の径
をアレイレンズにより調節して光学結晶に入射させるこ
とができる。従って、この結果として、レーザー光の集
光度や分解能を調節できることになる。
【0014】請求項3に係る光電磁界センサーによれ
ば、請求項1及び請求項2の光電磁界センサーと同様の
構成の他に、光学結晶が少なくとも1枚の電気光学結晶
及び少なくとも1枚の磁気光学結晶により構成され、ア
レイレンズ、電気光学結晶及び磁気光学結晶をレーザー
光の入射方向上流側から順に設置し、或いはアレイレン
ズ、磁気光学結晶及び電気光学結晶をレーザー光の入射
方向上流側から順に設置したという構成を有している。
つまり、このように少なくとも1枚の電気光学結晶及び
少なくとも1枚の磁気光学結晶をそれぞれ有すること
で、多点の電界情報と同時に多点の磁界情報をも同時に
一体的に取得可能となる。
【0015】請求項4による光電磁界検出装置は、アレ
イ化されたレーザー光を発生する光源と、アレイ化され
たレーザー光がそれぞれ通過されるレンズをアレイ状に
複数並べて形成したアレイレンズと、アレイレンズを通
過したレーザー光が入射され且つ内部で反射される少な
くとも1枚の光学結晶と、光学結晶で反射して電磁界情
報を担った状態の反射レーザー光を分離する偏光ビーム
スプリッターと、反射レーザー光から電磁界の複数点そ
れぞれにおける情報を同時に取得可能とするアレイ光処
理部と、を有したことを特徴とする。
【0016】請求項4に係る光電磁界検出装置によれ
ば、光源がアレイ化されたレーザー光を発生し、このレ
ーザー光がレンズをアレイ状に複数並べて形成したアレ
イレンズをそれぞれ通過し、1枚の光学結晶でこのアレ
イ化されたレーザー光がそれぞれ入射され且つ内部で反
射されるという構成になっている。そして、光学結晶で
反射して電磁界情報を担った偏光状態の反射レーザー光
を偏光ビームスプリッターが分離し、さらに、アレイ光
処理部がこの反射レーザー光を検出すると共に処理し
て、反射レーザー光から電磁界の複数点それぞれにおけ
る情報をこのアレイ光処理部が同時に取得する。つま
り、本請求項に係る光電磁界検出装置は、請求項1と同
様に、多点の磁界情報や多点の電界情報をそれぞれ同時
に取得可能となる。
【0017】従って、請求項1と同様に、多点の電界情
報や多点の磁界情報を同時に測定できる為、電界情報や
磁界情報を広範囲に測定する場合において、センサー部
分である光電磁界センサーの移動回数を大幅に低減で
き、測定時間の大幅な短縮が可能となると共に、過渡信
号やパルス信号の形状を測定する場合において、一度の
測定でパルス形状を把握することが可能となる。また、
これに伴って同一理由により、電磁波の位相情報の取得
も容易となる。
【0018】請求項5及び請求項6に係る光電磁界検出
装置によれば、請求項4の光電磁界検出装置と同様の構
成の他に、請求項2及び請求項3とそれぞれ同一の構成
を有している。この為、これら請求項も、請求項2及び
請求項3と同様の作用効果を奏することになる。
【0019】請求項7に係る光電磁界検出装置によれ
ば、請求項4の光電磁界検出装置と同様の構成の他に、
アレイ光処理部が、前記アレイ化されたレーザー光の数
と同数のフォトディテクターを有し、このフォトディテ
クターで電磁界情報を担った状態の反射レーザー光を受
光することで、電磁界の同時情報を検出するという構成
を有している。つまり、これら複数のフォトディテクタ
ーを介して、アレイ光処理部が電磁界の複数点それぞれ
における情報を同時に取得可能となる。
【0020】請求項8に係る光電磁界検出装置によれ
ば、請求項4の光電磁界検出装置と同様の構成の他に、
アレイ光処理部が光電板を有し、この光電板で電磁界情
報を担った状態の反射レーザー光を受光することで、電
磁界の同時情報を検出するという構成を有している。つ
まり、この面状に形成された光電板を介して、アレイ光
処理部が電磁界の複数点それぞれにおける情報を同時に
取得可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光電磁界セン
サー及び光電磁界検出装置の第1の実施の形態を図面に
基づき説明する。本実施の形態に係る光電磁界検出装置
10は、図1から図3に示すように、被測定対象とする
電磁界E中に配置される光電磁界センサーであるセンサ
本体12及び、レーザー光Lを送受光し得る光学系によ
り、構成されている。
【0022】つまり、図1及び図2に示すように本実施
の形態では、板状に形成された1枚の光学結晶14及
び、光線の径をそれぞれ調節する複数のレンズ16Aを
アレイ状である面状に配列して形成した1組のアレイレ
ンズ16が、センサ本体12を構成しており、この内の
少なくとも光学結晶14が、電界情報や磁界情報を検出
可能なように、電磁界E中に配置され得るようになって
いる。そして、本実施の形態では、アレイレンズ16を
構成する各レンズ16Aが光学結晶14に接着して固定
される形となっている。尚、本実施の形態では、4列×
6列の計24個のレンズ16Aにより1組のアレイレン
ズ16が形成されている。但し実際には、さらに多数の
レンズ16Aを用いることが考えられる。
【0023】次に、本実施の形態に係る光電磁界検出装
置10の光学系全体について、図3に基づき説明する。
図3に示すように本実施の形態では、複数のレーザー光
Lを発生する一つのレーザー発光装置20を有してお
り、このレーザー発光装置20にそれぞれ接続された複
数の光ファイバ22の端部には、発光部22Aが設けら
れている。この為、この発光部22Aがレーザー発光装
置20から送られたレーザー光Lを射出する形になって
いる。但し、各発光部22Aには、各レーザー光Lが平
行光線になるようにコリメート用レンズ24Aが、それ
ぞれ配置されている。
【0024】そして、これら各発光部22A及びコリメ
ート用レンズ24Aは図3において3つづつのみ記載さ
れているが、アレイレンズ16を構成する各レンズ16
Aと同様の数及び同様の位置関係で配置されており、こ
れら各コリメート用レンズ24Aによりコリメート用レ
ンズアレイ24が形成されている。従って、これらレー
ザー発光装置20、光ファイバ22及びコリメート用レ
ンズアレイ24等が、アレイ化されたレーザー光Lを発
生する光源を構成することになる。
【0025】この発光部22Aに取り付けられたコリメ
ート用レンズ24Aから射出されたレーザー光Lの射出
方向下流側には、レーザー光Lの光軸Xに対して45°
の角度で傾いた分離面28Aを有した構造の偏光ビーム
スプリッタ28が、配置されている。これらコリメート
用レンズ24Aと偏光ビームスプリッタ28との間に
は、偏光方向を揃える偏光子25及び、偏光ビームスプ
リッタ28側から反射して戻ってくるレーザー光Lによ
る相互干渉を取り除く為の一つのアイソレータ26が、
順に配置されている。
【0026】一方、この偏光ビームスプリッタ28に対
してレーザー光Lの射出方向下流側には、センサ本体1
2を構成する前述のアレイレンズ16及び光学結晶14
が順に配置されており、これら偏光ビームスプリッタ2
8とセンサ本体12との間には、レーザー光Lの偏光を
調整する波長板30が設置されている。
【0027】つまり、コリメート用レンズ24Aが取り
付けられた発光部22Aと光学結晶14との間には、発
光部22A側から順に、アイソレータ26、偏光ビーム
スプリッタ28、波長板30及び複数のレンズ16A
が、直線上に並んで配置されている。従って、レーザー
発光装置20がレーザー光Lを発生すると、この光ファ
イバ22内を通過すると共に発光部22Aからアレイ化
された複数のレーザー光Lが射出されて、上記の順でこ
のレーザー光Lが通過し、1組のアレイレンズ16を構
成する各レンズ16Aを最後に通過した後に、1枚の光
学結晶14にそれぞれ入射されることになる。
【0028】そして、この光学結晶14内を通過すると
共に光学結晶14の入射側の表面と反対側の表面でレー
ザー光Lは反射され、このレーザー光Lが進んで来た経
路を逆に戻るようになる。また、この戻ってきて電磁界
情報を担った偏光状態の反射レーザー光Lが偏光ビーム
スプリッタ28の分離面28Aで光軸Xに対して直交す
る方向に反射されると共に、この偏光ビームスプリッタ
28によって偏光状態の変化が光の強度変化に変換され
る。尚、光学結晶14の入射側の表面と反対側の表面に
は、誘電体からなる図示しない反射膜等が設けられてい
て、レーザー光Lが確実に反射されるようになってい
る。
【0029】他方、この偏光子の役割をも有する偏光ビ
ームスプリッタ28内におけるレーザー光Lの光軸Xと
直交する方向には、光学結晶14内を通過して電磁界情
報を担った状態の反射レーザー光Lを検出すると共に処
理するアレイ光処理部32が、配置されており、このア
レイ光処理部32が、電磁界Eの複数点それぞれにおけ
る情報を同時に取得可能になっている。つまり、図4に
示すように、このアレイ光処理部32の受光部として、
光の強度の変化を電流量の変化に変換する複数のフォト
ディテクタ34(図4においてPDで表す)をアレイ状
に並べて配置しており、アレイ化された反射レーザー光
Lをこれらフォトディテクタ34で同時に受光すること
で、反射レーザー光Lを検出できるようになっている。
【0030】このフォトディテクタ34において受光量
に応じて生じる電子量は、電磁界Eの同時情報を担って
おり、それぞれのフォトディテクタ34の寄生容量に電
子量が同時に蓄積される。そして、このフォトディテク
タ34には、受光により生じた微小な高周波電気信号を
抽出する為の低域カットフィルター36の一端側が接続
されている。但し、この低域カットフィルター36は必
須のものでなく、低域カットフィルター36を用いなく
とも良い。
【0031】さらに、アレイ光処理部32内には、垂直
方向に沿って配置された各フォトディテクタ34内の電
子量である情報をそれぞれ読み出す為の垂直シフトレジ
スター38及び、水平方向に沿って配置された各フォト
ディテクタ34内の電子量である情報をそれぞれ読み出
す為の水平シフトレジスター40が、それぞれ配置され
ており、これら垂直シフトレジスター38及び水平シフ
トレジスター40がそれぞれスイッチ機能を果たすよう
になっている。
【0032】これらフォトディテクタ34に繋がる低域
カットフィルター36の他端側と垂直シフトレジスター
38及び水平シフトレジスター40との間を接続する配
線42内には、スイッチ44が設置されている。この
為、このスイッチ44を順次一つづつ導通状態として、
これらフォトディテクタ34それぞれに蓄積された電気
量を一つづつ読み出して処理するようになる。以上よ
り、電界情報や磁界情報は一つのフォトディテクタ34
毎に処理されるものの、それらの情報は同時刻における
電磁界Eによるものとなる。
【0033】次に、本実施の形態に係るセンサ本体12
及び光電磁界検出装置10の作用を説明する。図3に示
すレーザー発光装置20が発生したレーザー光Lが発光
部22Aでアレイ化されたレーザー光Lとされ、この各
レーザー光Lが偏光子25、アイソレータ26、偏光ビ
ームスプリッタ28及び波長板30等を通過した後、図
1及び図2に示す複数のレンズ16Aをアレイ状に並べ
て形成した1組のアレイレンズ16をそれぞれさらに通
過する。この後、1枚の光学結晶14に、このアレイ化
された各レーザー光Lがそれぞれ入射されるようになっ
ている。
【0034】そして、この光学結晶14内を通過すると
共に反射して戻り、電磁界情報を担った偏光状態の各反
射レーザー光Lが偏光ビームスプリッタ28の分離面2
8Aで屈曲されることで、この各反射レーザー光Lが偏
光ビームスプリッタ28により分離される。この結果、
アレイ光処理部32のアレイ状に配置されたフォトディ
テクタ34が各反射レーザー光Lを同時に受光するよう
になり、これに伴って、アレイ光処理部32がこの反射
レーザー光Lを検出すると共に処理して、電磁界Eの複
数点それぞれにおける情報をこのアレイ光処理部32が
同時に取得する。
【0035】従って、本実施の形態によれば、アレイレ
ンズ16を構成する各レンズ16Aがレーザー光Lの径
を絞り、この径を絞られたレーザー光Lが光学結晶14
に同時に入射されて通過することになる。これに伴っ
て、レーザー光Lが電磁界情報を担った偏光状態となる
反射レーザー光Lとされ、この反射レーザー光Lをアレ
イ光処理部32で検出すると共に処理することで、電界
情報や磁界情報が得られる。さらに、本実施の形態は、
光スイッチや電気スイッチを用いていないので、これら
のスイッチの切り替えを行う必要がなくなり、多点の磁
界情報や多点の電界情報をそれぞれ同時に取得可能とな
る。
【0036】また、本実施の形態では、アレイ化された
複数のレンズ16Aにより構成される1組のアレイレン
ズ16が光学結晶14の前に配置されているので、この
アレイレンズ16がレーザー光Lの径を予め調節した状
態で1枚の光学結晶14にレーザー光Lが入射されるこ
とになる。つまり、複数のレンズ16Aがアレイ化され
たアレイレンズ16によってレーザー光Lをそれぞれ絞
ることができ、レーザー光Lの集光度や分解能をこのア
レイレンズ16で任意に設定することにより、より小さ
い被測定範囲を個々に正確に測定できることになる。一
方、本実施の形態によれば、光学結晶14が単体の一体
的な構造となっているので、複数の光学結晶にレーザー
光Lを個々に入射する場合と比較して、光学結晶14の
平行度を出すことが容易となり、結果として測定が容易
となると共に測定精度が向上することにもなる。
【0037】以上より、多点それぞれの電界情報や磁界
情報を同時に測定できる為、電界情報や磁界情報を広範
囲に測定する場合において、センサ本体12の移動回数
を大幅に低減でき、測定時間の大幅な短縮が可能とな
る。そして、本実施の形態では、アレイレンズ16を構
成する各レンズ16Aが光学結晶14に接着して固定さ
れているので、アレイレンズ16と光学結晶14とが一
体的に形成される形となる。この結果としてセンサ本体
12の移動がより一層容易となり、これに伴って、セン
サ本体12を移動しつつ広範囲に測定することがより容
易ともなる。
【0038】さらに、多点それぞれの電界情報や磁界情
報を同時に測定できる為、過渡信号やパルス信号の形状
を測定する場合において、従来のように同期して繰り返
して測定する必要がなく、一度の測定でパルス形状を把
握することが可能となる。また、これに伴って同一の理
由により、電磁波の位相情報の取得も容易となる。
【0039】次に、本発明に係る光電磁界検出装置の第
2の実施の形態を図5に基づき説明する。尚、第1の実
施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を
付して、重複した説明を省略する。本実施の形態の光電
磁界検出装置10も、第1の実施の形態と同様にセンサ
本体12、レーザー発光装置20、光ファイバ22、コ
リメート用レンズアレイ24、偏光子25、アイソレー
タ26、偏光ビームスプリッタ28及び波長板30等を
図示しないものの有している。
【0040】この一方、図5に示すように本実施の形態
に係るアレイ光処理部52は、フォトディテクタ34を
アレイ状である面状に複数配列すると共に、複数のLE
D54をアレイ状である面状に配列し、これら複数のフ
ォトディテクタ34と複数のLED54との間の相互に
対向するもの同士をそれぞれ配線56により接続する。
つまり、図5においてこれらフォトディテクタ34及び
LED54は上下にそれぞれ並んでいるが、レーザー光
Lの数と同数となるように、図5において紙面に垂直な
方向にも、図示しないもののこれらフォトディテクタ3
4及びLED54は並んで配置されている。
【0041】さらに、これらフォトディテクタ34とL
ED54との間の配線56内に、フォトディテクタ34
での受光により生じた微小な高周波電気信号を抽出する
為の低域カットフィルター36が配置されている。但
し、前述と同様に、この低域カットフィルター36は必
須のものでなく、低域カットフィルター36を用いなく
とも良い。
【0042】このような構造とした結果、センサ本体1
2において電磁界情報を担った状態とされるアレイ化し
た各反射レーザー光Lをフォトディテクタ34が受光す
ると、これに伴って生じる電気量に応じた強度の光がL
ED54から発光される。この際、LED54が発光し
た可視光Vを目視により直接観測しても良い。但し、本
実施の形態のように、CCDカメラ58等をLED54
に対向して配置し、このCCDカメラ58によりこの可
視光Vを撮影し、センサ本体12における電磁界Eの同
時情報をデジタル記録として取得するようにしてもよ
い。
【0043】次に、本発明に係る光電磁界検出装置の第
3の実施の形態を図6に基づき説明する。尚、第1の実
施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を
付して、重複した説明を省略する。本実施の形態の光電
磁界検出装置10も、第1の実施の形態と同様の構造を
有している。この一方、図6に示すように本実施の形態
に係るアレイ光処理部62は、センサ本体12において
電磁界情報を担った状態とされるアレイ化した各反射レ
ーザー光Lが入射される面状に形成された光電板64、
電界により加速して電子数を増幅するマイクロチャンネ
ルプレート等の機器である電子倍増部66及び、電子の
衝突を可視化する面状に形成された蛍光板68を有して
いる。
【0044】従って、アレイ化した各反射レーザー光L
が受光部である光電板64に入射されることで、アレイ
光処理部62が電磁界Eの複数点それぞれにおける情報
を同時に取得可能となり、これに伴って、光信号強度に
応じた量の電子が光電板64から放出され、電界によっ
て加速することで電子数を増幅する電子倍増部66に、
電位差によりこの電子を導いた後、蛍光板68に電子を
衝突させて可視化することになる。
【0045】このような構造とした結果、センサ本体1
2において電磁界情報を担った状態とされるアレイ化し
た各反射レーザー光Lが光電板64に衝突されると、こ
れに伴って、生じる電子の数に応じた強度の光が蛍光板
68から発光される。この際、蛍光板68が発光した可
視光Vを目視により直接観測しても良い。但し、本実施
の形態のように、CCDカメラ58等を蛍光板68に対
向して配置し、このCCDカメラ58によりこの可視光
Vを撮影し、センサ本体12における電磁界Eの同時情
報をデジタル記録として取得するようにしてもよい。
【0046】他方、上記実施の形態と異なって、光学結
晶14に対してレーザー光Lの入射方向上流側に位置を
調整可能に、1組のアレイレンズ16を設置しても良
い。このように位置を調整可能にアレイレンズ16を設
置すれば、レーザー光Lの径をこのアレイレンズ16に
より調節して光学結晶14にレーザー光Lを入射させる
ことができる。従って、この場合にはレーザー光Lの集
光度や分解能を簡易に調節できることになる。
【0047】さらに、上記実施の形態と異なって、光学
結晶14が少なくとも1枚の電気光学結晶及び少なくと
も1枚の磁気光学結晶により構成される構造とし、これ
に伴って、アレイレンズ16、電気光学結晶及び磁気光
学結晶をレーザー光Lの入射方向上流側から順に設置
し、或いはアレイレンズ16、磁気光学結晶及び電気光
学結晶をレーザー光Lの入射方向上流側から順に設置す
ることが、考えられる。この場合、多点の電界情報を同
時に取得可能な少なくとも1枚の電気光学結晶及び、多
点の磁界情報を同時に取得可能な少なくとも1枚の磁気
光学結晶をそれぞれ有することで、多点の電界情報と多
点の磁界情報とを一体的に同時に取得可能となる。
【0048】尚、上記実施の形態では、1つの光学系が
複数のレーザー光を発生していたが、アレイ化されたレ
ーザー光と同じ数だけの光学系を用意して、それぞれレ
ーザー光を発生するようにしてもよい。一方、上記実施
の形態で説明した光学結晶として、ニオブ酸リチウム
(LiNbO3 )やタンタル酸リチウム(LiTa
3 )等の材料を採用することができるが、他の電気光
学結晶や磁気光学結晶を採用しても良い。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、多点の磁界情報や多点
の電界情報をそれぞれ同時に取得し得る光電磁界センサ
ー及び光電磁界検出装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るセンサ本体の
斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るセンサ本体の
側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る光電磁界検出
装置を示す全体図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る光電磁界検出
装置に適用されるアレイ光処理部を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る光電磁界検出
装置に適用されるアレイ光処理部を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る光電磁界検出
装置に適用されるアレイ光処理部を示すブロック図であ
る。
【図7】第1の従来例の構成図である。
【図8】第2の従来例のブロック図である。
【図9】第2の従来例における変形例のブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 光電磁界検出装置 12 センサ本体(光電磁界センサー) 14 光学結晶 16 アレイレンズ 16A レンズ 20 レーザー発光装置 22 光ファイバ 24 コリメート用レンズアレイ 32 アレイ光処理部 34 フォトディテクタ 52 アレイ光処理部 62 アレイ光処理部 64 光電板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光が通過されるレンズをアレイ
    状に複数並べて形成したアレイレンズと、 アレイレンズを通過したレーザー光が入射される少なく
    とも1枚の光学結晶と、 を有したことを特徴とする光電磁界センサー。
  2. 【請求項2】 アレイレンズを構成する各レンズが、光
    学結晶上に固定又は、光学結晶に対してレーザー光の入
    射方向上流側に位置を調整可能に設置されたことを特徴
    とする請求項1に記載の光電磁界センサー。
  3. 【請求項3】 光学結晶が少なくとも1枚の電気光学結
    晶及び少なくとも1枚の磁気光学結晶により構成され、 アレイレンズ、電気光学結晶及び磁気光学結晶をレーザ
    ー光の入射方向上流側から順に設置し、或いはアレイレ
    ンズ、磁気光学結晶及び電気光学結晶をレーザー光の入
    射方向上流側から順に設置したことを特徴とする請求項
    1或いは請求項2に記載の光電磁界センサー。
  4. 【請求項4】 アレイ化されたレーザー光を発生する光
    源と、 アレイ化されたレーザー光がそれぞれ通過されるレンズ
    をアレイ状に複数並べて形成したアレイレンズと、 アレイレンズを通過したレーザー光が入射され且つ内部
    で反射される少なくとも1枚の光学結晶と、 光学結晶で反射して電磁界情報を担った状態の反射レー
    ザー光を分離する偏光ビームスプリッターと、 反射レーザー光から電磁界の複数点それぞれにおける情
    報を同時に取得可能とするアレイ光処理部と、 を有したことを特徴とする光電磁界検出装置。
  5. 【請求項5】 アレイレンズを構成する各レンズが、光
    学結晶上に固定又は、光学結晶に対してレーザー光の入
    射方向上流側に位置を調整可能に設置されたことを特徴
    とする請求項4に記載の光電磁界検出装置。
  6. 【請求項6】 光学結晶が少なくとも1枚の電気光学結
    晶及び少なくとも1枚の磁気光学結晶により構成され、 アレイレンズ、電気光学結晶及び磁気光学結晶をレーザ
    ー光の入射方向上流側から順に設置し、或いはアレイレ
    ンズ、磁気光学結晶及び電気光学結晶をレーザー光の入
    射方向上流側から順に設置したことを特徴とする請求項
    4或いは請求項5に記載の光電磁界検出装置。
  7. 【請求項7】 アレイ光処理部が、前記アレイ化された
    レーザー光の数と同数のフォトディテクターを有し、こ
    のフォトディテクターで電磁界情報を担った状態の反射
    レーザー光を受光することで、電磁界の同時情報を検出
    することを特徴とする請求項4記載の光電磁界検出装
    置。
  8. 【請求項8】 アレイ光処理部が光電板を有し、この光
    電板で電磁界情報を担った状態の反射レーザー光を受光
    することで、電磁界の同時情報を検出することを特徴と
    する請求項4記載の光電磁界検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005308455A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Nec Corp 電磁界検出素子とそれを用いた電磁界測定装置
JP2008523401A (ja) * 2004-12-13 2008-07-03 シュランベルジェ、ホールディング、リミテッド 磁気光学センサ
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