JP2003343665A - 多段歯車変速装置 - Google Patents

多段歯車変速装置

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JP2003343665A
JP2003343665A JP2002150883A JP2002150883A JP2003343665A JP 2003343665 A JP2003343665 A JP 2003343665A JP 2002150883 A JP2002150883 A JP 2002150883A JP 2002150883 A JP2002150883 A JP 2002150883A JP 2003343665 A JP2003343665 A JP 2003343665A
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JP
Japan
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drive shaft
station
gear
stations
driving shaft
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JP2002150883A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Atsumi
和弘 渥美
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多段のステーションにおいて順次変化する変
速比を歯車列を用いて簡単に実現する。 【解決手段】 原動主軸となる第1駆動軸D1に沿うn
個のステーションにおいて、この第1駆動軸D1から歯
車列を用いて第1駆動軸D1に平行なn個の回転軸1,
2,3,…nをそれぞれ変速駆動する装置であって、i
番目のステーションと(i+1)番目のステーションと
の間にこれに平行で第1駆動軸D1から変速駆動される
第j駆動軸Djを設けて(i+1)番目のステーション
の回転軸(i+1)を変速駆動させ、同時にこの(i+
1)番目ステーション以降には第1駆動軸D1に平行で
第j駆動軸Djから駆動される第(j+1)駆動軸D
(j+1)を設け、以降下流の各ステーションの各回転
軸4,5…は順次直ぐ上流に位置する駆動軸から駆動さ
れるように構成されて成る多段歯車変速装置である。た
だし前記nは≧1の正整数、i,jは≧2の正整数とす
るである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は多段歯車変速装
置、さらに詳しく言えば、駆動軸から歯車列を介して駆
動される回転軸がその駆動軸の長手方向に沿って多段に
配設されている場合に、各回転軸の回転数が順次異なる
ように各段ごとに変速比を変化させるように構成された
多段歯車変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の趣旨を理解するために実際的な
ケース例を挙げる。図4を参照されたい。俗にスペーサ
と呼ばれる溝付きロッド11の溝13に、光ファイバ心
線をテープ状にまとめたテープ心線12を落とし込む
(挿入する)方法はいろいろあるが、溝13がSZ溝の
場合にはテープ心線12の束をこのSZ溝13の円周方
向の移動につれてこの溝付きロッド11の周りに左、右
に振り回して追随するやり方がとられることが多い。
【0003】SZ溝13の円周方向の変化角度は2百数
十度に及ぶものであるから、時に数十本を越えるほどの
テープ心線12の束が溝付きロッド11の矢印方向の走
行に従ってこの溝付きロッド11の周りを右に、左に1
回転に近く振り回されて溝付きロッド11に絡みつく状
態を放置できず、これを案内整理する必要がある。図4
ではSZ溝13の1本しか図示していないが、実際はこ
のSZ溝の数は数本以上あり、錯綜の状況は深刻であ
る。
【0004】実際にはテープ心線12の束をまとめる適
宜のアーム(図示せず)を溝付きロッド11の周りに回
転する方法が採られる。このアームは落し込み点ではS
Z溝13の実際の円周方向の角変位に合わせて2百数十
度、それよりテープ心線の供給源(図4では右方にあ
る)に近い適宜位置ではこれより何十度か小さい角度、
というように順次小さい角度だけ左、右に振り回し、供
給源では0度というように複数のステーションにおいて
アームを回転させるテープ心線12の案内整理手段が設
けられる。
【0005】この案内整理用のアームの回転は、溝付き
ロッド11の進行方向に平行に配設される主駆動軸、以
下の本発明の説明中では第1駆動軸D1と呼ぶ駆動軸か
ら順次変速比を変えて回転駆動するやり方が好適であ
る。本発明の発明動機は以上の通りであるが、本発明は
このことに限定されるものではなく、さらに一般的な使
途がある。
【0006】さてこのような目的の、つまり1本の主駆
動軸から歯車列によって順次変速比を変えて複数の回転
軸を駆動する従来技術の一例を図2について調べてみ
る。
【0007】簡単のために図2では頭から3段目までの
ステーションを示している。この例ではすべてのステー
ションにおいて、第1駆動軸D1から歯車列による直接
減速方法を採用して各ステーションのそれぞれの回転軸
101,102,103を回転駆動する。
【0008】第1ステーションの回転軸101は第1駆
動軸D1から、歯車G1(歯数は図に書き入れてあるよ
うに28、以下同様)、中間歯車G2を経て回転駆動さ
れる歯車G3の軸に取り付けられており、この結果第1
駆動軸D1の回転数を1として0.86、つまりこの減
速比で減速回転される。
【0009】第2ステーションの回転軸102は同様に
第1駆動軸D1から、歯車列G4,G5,G6を介して
駆動され、この場合所望の減速比0.81を得るため
に、上記の各歯車は図中記入のような歯数を選択してい
る。
【0010】同様に第3ステーションの回転軸103も
第1駆動軸D1から歯車列G10,G11,G12を介
して直接駆動され、所望の減速比0.70を得るために
各歯車は図中記入のような歯数を選択している。
【0011】次に別な従来技術として図3の場合を調べ
てみる。第2ステーションまでは図2の例と同じである
が、第3ステーションの回転軸103を回転駆動するた
めに第2ステーションの後に減速機5を設け、これによ
って第1番目の減速駆動軸RD1を駆動する。
【0012】しかして第3ステーションの回転軸103
はこの減速駆動軸RD1から歯車列G13,G14,G
15を介して所望の減速比0.70が得られるように駆
動される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図2の従来例のよう
に、全てのステーションにおいて第1駆動軸D1から歯
車列を介して直接駆動するようにするときは、歯車G1
2の歯数40が既に示すように、ステーションの段数が
大きくなって減速比が大きくなるにつれて、歯数が大き
くなり、もちろんこれはピッチ円直径が大きい歯車を必
要とすることを意味し、装置全体としての横方向への拡
がりも増し、機械設計的にも好ましいものではない。
【0014】また図3の従来例ではたとえばステーショ
ンの2,3段ごとに減速機を必要とし、これまた設備費
用の増大を招く欠点がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
すべて解決するためになされたものであって、請求項1
の発明によるその解決手段は、原動主軸となる第1駆動
軸に沿う複数個のステーションにおいて、この第1駆動
軸から歯車列を用いて前記第1駆動軸に平行なn個の回
転軸をそれぞれ変速駆動する装置であって、i番目のス
テーションと(i+1)番目のステーションとの間にこ
れに平行で前記第1駆動軸から変速駆動される第j駆動
軸(Dj)を設けて前記(i+1)番目のステーション
の回転軸(i+1)を変速駆動させ、同時にこの(i+
1)番目ステーション以降には前記第1駆動軸に平行で
前記第j駆動軸(Dj)から駆動される第(j+1)駆
動軸を設け、以降下流の各ステーションの各回転軸は順
次直ぐ上流に位置する駆動軸から駆動されるように構成
されて成る多段歯車変速装置である。ただし前記nは≧
1の正整数、i,jは≧2の正整数とする。
【0016】また請求項2の発明によるその解決手段
は、前記複数のステーションが一つの溝付きロッドの走
行線に沿って配設され、各ステーションの回転軸の回転
数がそのステーションの番数が大きくなるに従って所望
の割合で順次少なくなるように前記第1駆動軸から減速
駆動されるようにされたことを特徴とする請求項1記載
の多段歯車変速装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照してこの発明の一実施
例を説明する。図1では、従来技術の説明に用いたと同
じ要素については同じ符号を用い、説明は省略する。
【0018】この実施例では第2ステーションの中間歯
車G5に、その軸として第2駆動軸D2を取り付ける。
この第2駆動軸D2はもちろん第1駆動軸D1と平行に
なるわけであるが、他端に第3ステーションの中間歯車
G8をその軸が同軸となるように固着し、これに噛み合
う歯車G9に第3ステーションの回転軸3を取り付け
る。
【0019】一方この歯車G8には歯車G7を噛み合わ
せ、この軸として第3駆動軸D3を延ばす。もちろんこ
の第3駆動軸D3は第1駆動軸D1に平行となり、下流
の第4ステーション以降の回転軸はこれから駆動され
る。
【0020】この実施例において歯車G4,G5,G
7,G8の各歯数は、それぞれ26,36,36,34
に選択してあり、したがって歯車G5の軸である第2駆
動軸D2の、歯車G4の軸である第1駆動軸D1に対す
る減速比は26/36=0.72である。
【0021】また歯車G7の軸である第3駆動軸D3は
第1駆動軸D1に対して、減速比で0.68の関係にあ
る。また歯車G9の歯数は34で歯車G8とは1:1で
あるから、回転軸3の第1駆動軸D1に対する減速比は
0.72である。
【0022】図1では簡単のために第3駆動軸D3まで
の場合しか説明していないが、もちろん所望の減速比を
得るため終端のステーションにおける歯車の大きさが大
き過ぎるようなら、上記と同様の仕方で第4駆動軸D
4、第5駆動軸D5、…を設けてつないでゆく。
【0023】図1の実施例説明は第3ステーションまで
の簡単な図で説明したが、正整数を代表する文字i,j
を用いれば、請求項1の文言のように本発明の構成を一
般化できる。すなわち、中間歯車同士を接続する奇数番
の駆動軸が何本あろうが、また第○ステーションと第×
ステーションとの間に設けるかも一般的に表現できるわ
けである。
【0024】ここで請求項に用いた正整数を代表する文
字n,i,jについて付言すれば、nはステーションの
数を表すからn≧1の正整数、i,jは必ず第2ステー
ション以降に設けるものであるからi,j≧2の正整数
というわけである。
【0025】以上に掲げた実施例はすべて減速の場合を
説明したが、歯車列による増速の場合も考え方は全く同
様である。請求項に減速でなく、「変速」の文言を用い
たゆえんである。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、減速機を使用しない
から設備が低コストになり、また中間歯車同士を接続す
る形の駆動軸を利用しているため、最終段のステーショ
ンにおいてもピッチ円直径があまり大きくない歯車を使
用できる利点がある。また歯数について歯車の種類を少
なくできるから保守管理の点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置を示す簡略側断面図で
ある。
【図2】従来技術の一例を示す簡略側断面図である。
【図3】従来技術の別の一例を示す簡略側断面図であ
る。
【図4】テープ心線を溝付きロッドに落とし込む状況を
説明する簡略側面図である。
【符号の説明】
D 駆動軸 G 歯車 1,3,3,… 回転軸 5 減速機 101,102,… 回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動主軸となる第1駆動軸(D1)に沿
    う複数(n)個のステーションにおいて、この第1駆動
    軸(D1)から歯車列を用いて前記第1駆動軸(D1)
    に平行なn個の回転軸(1,2,3,…n)をそれぞれ
    変速駆動する装置であって、i番目のステーションと
    (i+1)番目のステーションとの間にこれに平行で前
    記第1駆動軸(D1)から変速駆動される第j駆動軸
    (Dj)を設けて前記(i+1)番目のステーションの
    回転軸(i+1)を変速駆動させ、同時にこの(i+
    1)番目ステーション以降には前記第1駆動軸(D1)
    に平行で前記第j駆動軸(Dj)から駆動される第(j
    +1)駆動軸{D(j+1)}を設け、以降下流の各ス
    テーションの各回転軸(4,…)は順次直ぐ上流に位置
    する駆動軸から駆動されるように構成されて成る多段歯
    車変速装置。ただし前記nは≧1の正整数、i,jは≧
    2の正整数とする。
  2. 【請求項2】 前記複数(n)個のステーションが一つ
    の溝付きロッドの走行線に沿って配設され、各ステーシ
    ョンの回転軸(1,2,3,…n)の回転数がそのステ
    ーションの番数が大きくなるに従って所望の割合で順次
    少なくなるように前記第1駆動軸(D1)から減速駆動
    されるようにされたことを特徴とする請求項1記載の多
    段歯車変速装置。
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