JP2003342969A - 干潟走行機ブルトーザー工法 - Google Patents
干潟走行機ブルトーザー工法Info
- Publication number
- JP2003342969A JP2003342969A JP2002150492A JP2002150492A JP2003342969A JP 2003342969 A JP2003342969 A JP 2003342969A JP 2002150492 A JP2002150492 A JP 2002150492A JP 2002150492 A JP2002150492 A JP 2002150492A JP 2003342969 A JP2003342969 A JP 2003342969A
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- heavy equipment
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Abstract
(57)【要約】
【課題】河川港、干潟に面した港等において浮遊土砂、
流入土砂などが堆積し水深が浅くなり港の機能が阻害さ
れ、或は河川の扉門付近に堆積した土砂により排水が困
難になるなどの問題があったが、既存の湿地ブルトーザ
ー、泥上作業車等の軟弱地盤用の重機類でも進入、作業
が出来ず排除することが出来なかった。 【解決手段】本発明は、従来の軟弱地盤用重機では立ち
入ることさえ難しい超軟弱な堆積土砂、干潟上を走行す
ることが可能な干潟走行機等の前部にブルトーザー式の
排土板を設置しこれにより堆積した土砂を押出し或は引
出し作澪しつつ、潮汐、河川の流れ等により効率的に域
外に堆積土砂を排出する或は掘削、浚渫用重機設置可能
な堅い地盤の場所まで同様の工法で堆積土砂を集積し、
重機により浚渫排出することを特徴とした工法を提供す
ることにある。
流入土砂などが堆積し水深が浅くなり港の機能が阻害さ
れ、或は河川の扉門付近に堆積した土砂により排水が困
難になるなどの問題があったが、既存の湿地ブルトーザ
ー、泥上作業車等の軟弱地盤用の重機類でも進入、作業
が出来ず排除することが出来なかった。 【解決手段】本発明は、従来の軟弱地盤用重機では立ち
入ることさえ難しい超軟弱な堆積土砂、干潟上を走行す
ることが可能な干潟走行機等の前部にブルトーザー式の
排土板を設置しこれにより堆積した土砂を押出し或は引
出し作澪しつつ、潮汐、河川の流れ等により効率的に域
外に堆積土砂を排出する或は掘削、浚渫用重機設置可能
な堅い地盤の場所まで同様の工法で堆積土砂を集積し、
重機により浚渫排出することを特徴とした工法を提供す
ることにある。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、干潟走行機等の超
軟弱地盤上を走行しうる乗物に、ブルトーザー方式の排
土板を取付軟弱地盤上で土砂の掘削等を行なう工法に関
するものである。
軟弱地盤上を走行しうる乗物に、ブルトーザー方式の排
土板を取付軟弱地盤上で土砂の掘削等を行なう工法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】河川港、干潟に面した港等において浮遊
土砂、流入土砂などが堆積し水深が浅くなり港の機能が
阻害され、或は河川の扉門付近に堆積した土砂により排
水が困難になるなどの問題があったが、堆積した土砂は
含水率が高く軟弱で且つ厚く積もっている為、既存の湿
地ブルトーザー、泥上作業車等の軟弱地盤用の重機類で
も進入、作業が出来ず排除することが難しい、また干潟
においては表層20ｃｍ程度に好気分解層がありその下に
嫌気分解層があると言われており、干潟の浄化能力等の
調査研究の為、この嫌気層のサンプリングが必要である
が従来立ち入ることさえ難しく、点での調査しか出来な
かった。
土砂、流入土砂などが堆積し水深が浅くなり港の機能が
阻害され、或は河川の扉門付近に堆積した土砂により排
水が困難になるなどの問題があったが、堆積した土砂は
含水率が高く軟弱で且つ厚く積もっている為、既存の湿
地ブルトーザー、泥上作業車等の軟弱地盤用の重機類で
も進入、作業が出来ず排除することが難しい、また干潟
においては表層20ｃｍ程度に好気分解層がありその下に
嫌気分解層があると言われており、干潟の浄化能力等の
調査研究の為、この嫌気層のサンプリングが必要である
が従来立ち入ることさえ難しく、点での調査しか出来な
かった。
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の軟弱地盤用重機では立ち入ることさえ難し
い超軟弱な堆積土砂、干潟上で掘削、浚渫等の作業を行
なう工法である。
点は、従来の軟弱地盤用重機では立ち入ることさえ難し
い超軟弱な堆積土砂、干潟上で掘削、浚渫等の作業を行
なう工法である。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の軟弱地
盤用重機では立ち入ることさえ難しい超軟弱な堆積土
砂、干潟上を走行することが可能な干潟走行機等の前部
にブルトーザー式の排土板を設置しこれにより堆積した
土砂を押出し或は引出し作澪しつつ、潮汐、河川の流れ
等により効率的に域外に堆積土砂を排出する或は掘削、
浚渫用重機設置可能な堅い地盤の場所まで同様の工法で
堆積土砂を集積し、重機により浚渫排出することを特徴
とした工法を提供することにある。
盤用重機では立ち入ることさえ難しい超軟弱な堆積土
砂、干潟上を走行することが可能な干潟走行機等の前部
にブルトーザー式の排土板を設置しこれにより堆積した
土砂を押出し或は引出し作澪しつつ、潮汐、河川の流れ
等により効率的に域外に堆積土砂を排出する或は掘削、
浚渫用重機設置可能な堅い地盤の場所まで同様の工法で
堆積土砂を集積し、重機により浚渫排出することを特徴
とした工法を提供することにある。
【０００４】
【発明の実施の形態】干潟走行機等に取り付けた排土板
により、水深のある所に近い場所より掘削排土し澪、つ
まり水の流れる溝を作りながら徐々に掘削の範囲を広
げ、その間潮汐、川の流れ等により自然に土砂の流出を
利用しながら、遂には区域全体の堆積土砂を排除する。
或は固い地盤の付近に堆積土砂を集積し重機により浚渫
排出する工法である。
により、水深のある所に近い場所より掘削排土し澪、つ
まり水の流れる溝を作りながら徐々に掘削の範囲を広
げ、その間潮汐、川の流れ等により自然に土砂の流出を
利用しながら、遂には区域全体の堆積土砂を排除する。
或は固い地盤の付近に堆積土砂を集積し重機により浚渫
排出する工法である。
【０００５】
【実施例】図１は、本発明工法に使用する干潟走行機に
ブルトーザー式排土板を取り付けた１実施例であり、１
は排土板２はこれを上下方向に動かし排土量を調整する
ハンドルである。
ブルトーザー式排土板を取り付けた１実施例であり、１
は排土板２はこれを上下方向に動かし排土量を調整する
ハンドルである。
【０００６】３は干潟走行機であり超軟弱地盤上でも十
分な推進力をもちブルトーザー作業が可能である。
分な推進力をもちブルトーザー作業が可能である。
【０００７】図２は本発明の工法の１実施例であり４の
ごとく土砂を排土板により押し、５のように港口、河川
のような水深のあるところまで排出し、これを繰り返す
ことにより区域全体の堆積土砂を排出する。
ごとく土砂を排土板により押し、５のように港口、河川
のような水深のあるところまで排出し、これを繰り返す
ことにより区域全体の堆積土砂を排出する。
【０００８】この時４の破線のようにまず澪つまり溝を
確保しこれに周辺の堆積土砂を落とし込むようにすれば
潮汐或は河川流により順次自然に排出され、効率的に区
域全体の堆積土砂の排出が可能である。
確保しこれに周辺の堆積土砂を落とし込むようにすれば
潮汐或は河川流により順次自然に排出され、効率的に区
域全体の堆積土砂の排出が可能である。
【０００９】図３は本発明の工法の１実施例であり６の
ごとく、護岸等の周辺部に堆積した土砂は排土板により
７の様に干潟走行機をバックさせ掻き出しこれを繰返し
澪筋まで排出し、潮汐河川流により流す。
ごとく、護岸等の周辺部に堆積した土砂は排土板により
７の様に干潟走行機をバックさせ掻き出しこれを繰返し
澪筋まで排出し、潮汐河川流により流す。
【００１０】また、上記図３の工法で、干潟の表層を削
り取ることにより、好気分解層である表層のみを排除
し、下層の嫌気分解層を広範囲に顕わにすることが可能
で、これにより普段直接目に触れる事のない嫌気そうの
調査、研究が可能となる。
り取ることにより、好気分解層である表層のみを排除
し、下層の嫌気分解層を広範囲に顕わにすることが可能
で、これにより普段直接目に触れる事のない嫌気そうの
調査、研究が可能となる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明の干潟走行機
ブルトーザー工法は、従来建設用重機が立ち入り、作業
が不可能であった干潟、河川の超軟弱地盤上での堆積土
砂の掘削等ブルトーザー作業を行い、潮汐河川流などの
自然の流れを利用しつつ、効率よく経済的に堆積土砂の
排出を可能とした工法である。
ブルトーザー工法は、従来建設用重機が立ち入り、作業
が不可能であった干潟、河川の超軟弱地盤上での堆積土
砂の掘削等ブルトーザー作業を行い、潮汐河川流などの
自然の流れを利用しつつ、効率よく経済的に堆積土砂の
排出を可能とした工法である。
【図１】干潟走行機に排土板を取り付けた実施方法を示
した平面図及び側面図である。（実施例１）
した平面図及び側面図である。（実施例１）
【図２】干潟走行機ブルトーザー工法の実施例のうち排
土板で押しながら堆積土砂を排出する工法の平面図であ
る。（実施例２）
土板で押しながら堆積土砂を排出する工法の平面図であ
る。（実施例２）
【図３】干潟走行機ブルトーザー工法の実施例のうち排
土板で引きながら堆積土砂を排出する工法である。（実
施例３）
土板で引きながら堆積土砂を排出する工法である。（実
施例３）
１ 排土板
２ 排土量調節用排土板上下調整ハンドル
３ 干潟走行機
４ 排土板を押し水深のある方向へ排出する
５ 繰返し排土し澪をつくる
６ 護岸等周辺部は、前進進入し護岸直下に排土板を
おろす ７ 後進して堆積土砂を掻き出す
おろす ７ 後進して堆積土砂を掻き出す
Claims (3)
- 【請求項１】 港湾、河川等に流入堆積した土砂を干潟
走行機等の超軟弱地盤上を走行しうる乗物に、ブルトー
ザー方式の排土板を取付これにより堆積した土砂を押出
し或は引出し作澪しつつ、潮汐、河川の流れ等により効
率的に域外に堆積土砂を排出することを特徴とした工法 - 【請求項２】 超軟弱地盤のため浚渫、掘削重機が近寄
れない場所において、請求項１に記載のブルトーザー方
式排土板を取り付けた干潟走行機等により掘削排土し、
重機の入れる場所まで、この土砂を押して集積し、超軟
弱地盤でも広範囲の浚渫、掘削を可能とすることを特徴
とした工法 - 【請求項３】 干潟等軟弱地盤において、請求項１に記
載のブルトーザー方式排土板を取り付けた干潟走行機等
により表層の好気分解層を剥ぎ取り下層の嫌気分解層を
表すことを可能としたことを特徴とする工法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002150492A JP2003342969A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 干潟走行機ブルトーザー工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002150492A JP2003342969A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 干潟走行機ブルトーザー工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003342969A true JP2003342969A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29768338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002150492A Pending JP2003342969A (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 干潟走行機ブルトーザー工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003342969A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112602438A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-04-06 | 国家林业和草原局哈尔滨林业机械研究所 | 一种平贝母鳞茎采收机的贝土挖掘装置 |
-
2002
- 2002-05-24 JP JP2002150492A patent/JP2003342969A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112602438A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-04-06 | 国家林业和草原局哈尔滨林业机械研究所 | 一种平贝母鳞茎采收机的贝土挖掘装置 |
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