JP2003342941A - ダム放流水浄化設備 - Google Patents

ダム放流水浄化設備

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Kenichi Doi
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Masakazu Koga
正和 古賀
Mamoru Tanaka
守 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダム放流水路に噴流により浄化する装置を設
けて効率良く浄化するダム放流水浄化設備の提供。 【解決手段】ダムの取水口から取り込まれたダム貯留水
をダムの下部に配置された主放流管4に流す。主放流管
4には放流側で2つの分岐された放流管を接続させる。
一方は第2の放流管21で、撹拌混合装置23を取り付
ける。他方は第3の放流管22で、水力発電装置24を
取り付ける。水力発電装置24の電力で強制的に圧縮空
気を撹拌混合装置23の噴流発生箱25に供給し、ダム
貯留水を短時間に酸素溶存度の高い噴流水にして浄化し
放流する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダムに貯留されて
汚濁されているダム貯留水を浄化して下流に放流する浄
化設備に関する。特に、ダム貯留水の放流過程で空気等
を撹拌混合させ浄化して下流に放流するダム放流水浄化
設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダムに貯留されている水は、降水
のない期間が長い等で貯留されている期間が長くなる
と、水の汚濁が増してくる。この水をこのまま下流へ流
すと、下流における様々な生活環境や生物等の自然環境
に影響を及ぼし、時には被害を大きくすることもある。
即ち、長期間ダムに貯留されている水を何の処理もせず
海へ放流すると、下流である海の様々な生態系統に影響
を及ぼし、漁獲関係にも影響し漁業関係者の死活問題に
まで発展することもある。
【0003】このようにダムの放流については、人間生
活に関わる社会問題としてはもとより自然保護の観点か
らも細心の注意が要求される。一般にダム貯留水は、下
層部は酸素溶存度が低く、上層部は軽くて浮き上がり浮
遊する汚濁水が多い。特に上層部は、暑い時期は水温が
上昇し、植物プランクトンやアオコ等が異常発生しダム
の水を濁す。従来から行われているダム貯留水の浄化
は、ダム貯留水そのものを浄化させる方法であり、ダム
貯留水を別に設けられた取水池または水槽等に取り込み
浄化してから放流する方法等である。
【0004】即ち、例えば、空気をダム底から放出し空
気を水中に溶け込ませる方法や、ダムに水中ポンプを有
して散水させる方法、空気を積極的にダム貯留水へ供給
し、いわゆるばっ気を行って微生物等の水質汚濁を解消
し浄化する方法等である。又、ダム貯留水の上層部の水
と下層部の水をバケット等の循環装置で撹拌し入れ替え
たり、貯留水に空気を強制的に送り込み酸素溶融度を向
上させる方法等である。又、放流水を浄化する場合は、
放流途中で空気を取り込み空気を混入させた水として放
流させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の方法に対し、貯留水そのものを浄化するのでなく放
流水を効率的に浄化して放流する方法としている。貯留
水を浄化するのは、浄化対象の水の量が多いので、完全
に全てを浄化することは困難であることと、又、浄化に
時間がかかり効率的とは言えない。さらに浄化の設備も
複雑で大掛かりになる傾向があった。このようなことか
ら、汚濁された貯留水による下流の被害を防止するに
は、放流する水のみ浄化するのが効率的で確実性があ
る。放流時に単に空気を取り込むのは酸素濃度をやや高
めるには多少効果はあるものの、汚濁物質まで含めて完
全に浄化するにはまだ問題点を有するものであった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、下記目的を達成する。本発明の目的は、主
放流管に対し直接あるいは独立して設けられ、噴流にし
て浄化する撹拌混合装置を設け、ダム貯留水をこの撹拌
混合装置を通して効率良く短時間で浄化するダム放流水
浄化設備を提供することにある。本発明の他の目的は、
構成が簡素で低コストのダム放流水浄化設備を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次の手段を採る。本発明1のダム放流水浄
化設備は、ダムに設置されダム貯留水を浄化して放流す
る設備であって、前記ダム貯留水の取水口と、この取水
口から取り込まれた前記ダム貯留水を放流させるための
放流管と、この放流管の放流側に設けられ、空気又は酸
素を吸い込み前記ダム貯留水を噴流水にして浄化するた
めの撹拌混合装置と、前記ダム貯留水の放流を利用して
発電し、前記空気又は酸素を供給するための動力源とす
るための水力発電装置が設けられていることを特徴とす
る。
【0008】本発明2のダム放流水浄化設備は、ダムに
設置されダム貯留水を浄化して放流する設備であって、
前記ダム貯留水の取水口と、この取水口から取り込まれ
た前記ダム貯留水を放流させるため、ダム下部に設置さ
れる主放流管と、この主放流管に直接設けられ、又は主
放流管の途中から分岐して設けられる第2の放流管と、
この第2の放流管の放流側に設けられ、空気又は酸素を
吸い込みダム貯留水を噴流水にして浄化するための撹拌
混合装置とからなる。
【0009】前記撹拌混合装置を前記主放流管に直接接
続する場合は、前記ダム貯留水の量が比較的少ない場合
等に有効である。分岐させて設ける場合は、前記ダム貯
留水の汚濁がひどくない場合に適用できる。この場合は
前記ダム貯留水の一部を酸素溶存度の高めた水として前
記主放流管からの水と混合させ下流に放流する。又、前
記撹拌混合装置を複数個設置することも可能であり、こ
れらはダムの設置条件によって選択すればよい。
【0010】本発明3のダム放流水浄化設備は、前記本
発明2において、前記主放流管の途中から分岐して第3
の放流管が設けられ、この第3の放流管に前記ダム貯留
水の放流を利用して発電し、前記空気又は酸素を供給す
るための動力源とするための水力発電装置が設けられて
いても良い。本発明1又は3の水力発電装置は、ダムの
放流落差で生じるエネルギーを有効利用するもので、得
られた電力を前記空気、又は酸素供給、発生のためのコ
ンプレッサー、酸素発生機等の駆動源に使用する。24
時間連続稼働が可能で、常に圧縮空気の供給が可能であ
る。余剰電力は他にも使用できることはいうまでもな
い。
【0011】本発明4のダム放流水浄化設備は、前記本
発明2において、前記第2の放流管は、前記主放流管と
一体に構成され、前記第2の放流管の放流側に複数の前
記撹拌混合装置が設けられると良い。前記ダム貯留水が
多い場合、あるいは汚濁度が高い場合に有効である。本
発明5のダム放流水浄化設備は、前記本発明2、3,4
から選択される1の発明において、前記撹拌混合装置を
構成する噴流発生箱の内室は、3次元の箱状の空間で扁
平であり、空間の概ねの水平方向の厚さHで、幅をW、
鉛直方向の長さをLとし、前記液体供給装置の噴射ノズ
ルの開口の有効直径をD1とすると、D1<H、W/H
>4,且つH>L、の関係にあることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は、本発明のダム放流水浄化設
備1の全体構成を示すもので、ダム2の正面図を示して
いる。図2は図1の側面図で取水口の配置構成を示す。
ダム2の取水口3より取水した水は、ダム2の下部に設
けられた主放流管4に導かれ、この主放流管4からダム
貯留水は下流の放水路に放流される。図は主放流管4の
みの構成が示されている。しかし、本発明のダム放流水
浄化設備1には、図示していないが放流側の主放流管4
に分岐して後述する第2の放流管及び第3の放水管が設
けられている。
【0013】一方、ダム2側には、ダム貯留水を取り込
むためのダム取水塔5が設けられ、このダム取水塔5に
取水口3が取り付けられている。ダム壁にそって鉛直方
向にダム取水塔5が設けられ、このダム取水塔5は断面
が半円形状になっていて、内部は空間で放流される水の
放流路となっている。ダム取水塔5の半円形の側壁に
は、鉛直方向に千鳥状に上部が開放された複数の取水口
3が取り付けられている。これら取水口3は、所定の高
さ位置にそれぞれ固定的に取り付けられていて、ダムの
水位に応じて水を取り込む構成になっている。
【0014】取水口3のダム取水塔5側には、ゲート
(図示せず)が設けられていて、ダム取水塔5上部に設
置された開閉装置で開閉自在である。従って水位の変化
によってこれらゲートの開閉を調整することにより放流
すべき放流水の量をコントロールできる。水位が高く上
部の取水口3の高さを超えるような場合は、水は全ての
取水口3から取り込むことは可能である。また、水位が
低くて下方に設置された取水口以下になった場合は、取
水されないことになる。
【0015】しかし、低水位用としてゲート取水口6が
ダム取水塔5下部の主放流管4取り付け位置に設けられ
ていて、通常は閉じられているこのゲート取水口6を開
放すれば、ダム底の水の取水は可能である。又、ダム取
水塔5下部の主放水管側には、修理用のゲート7が設け
られていて、後述する放水管の放水側の諸設備の点検、
トラブル処理等の際には、このゲート7を閉じることに
より、取水口3から主放流管4へ水が流れるのを防止す
る。又、主放流管4の放流側には、ダム貯留水を放流す
るための諸設備が設けられている。図示している部分
は、空気管から空気を取り込み、空気を混入した水をこ
の主放流管から直接下流へ放流している構成を示してい
る。
【0016】次に放水側に設置される装置について詳述
する。図3は主放流管4の放流側の詳細を示した部分正
面図である。図4は図3の平面図である。主放流管4は
ダム2の下部に水平状態で敷設され、途中から45度で
立ち上がる構成になっている。この立ち上がり角度は限
定されるものではない。この立ち上がり部分の主放流管
4の下部にドレーン管8が接続されている。このドレー
ン管8は、主放流管4の下に溜まった砂等を回収するた
めのもので、その回収された砂等はこのドレーン管8を
経て下流側に放流される。
【0017】このドレーン管8の途中に仕切弁9が設け
られ、必要とするときこの仕切弁9を開放する。又、主
放流管4の立ち上がり部分の上部には、ピット10が設
けられ、超音波流量計11が取り付けられている。この
主放流管4は立ち上がり部分の一部が浮いた状態で固定
され、その途中に後述する分岐管12が接続されてい
る。主放流管4上部は、ダム2の一部が筐体13を構成
していて、諸装置が格納されるようになっている。
【0018】この筐体13の天井にはクレーン14が主
放流管4に沿って設けられ、メンテナンス等のときに各
装置を吊り下げ移動できるようになっている。又、筐体
13内には、点検等のための足場19,20が設けられ
ている。主放流管4の放水側は水平状態で45度向きを
変えて設置されている。この部分の主放流管4に空気を
取り込むための空気管15が接続されている。この空気
管15は鉛直方向に設置されていて、空気は上部の空気
口から主放流管4に取り込まれる。
【0019】又、この空気管15に隣接して流量調整弁
16が設けられている。この流量調整弁16は予備にさ
らに1セット同じものが設けられている。さらにこの主
放流管4にはマンホール17が設けられている。主放流
管4は、例えば口径が直径800mm以上あれば、人が管
内に出入りし点検できる。又、このマンホールにも、空
気管18が取り付けられている。このような構成で主放
流管4は放流中に空気を取り込み、空気管15部分を通
過した水は空気を含んで空気の溶存度を高めて矢印のよ
うに放水路Aに放流される。
【0020】一方この主放流管4の一部には、前述のと
おり分岐管12が取り付けられている。この分岐管12
は分岐後更に二股に分岐し、一方は第2の放流管21を
構成し、他方は第3の放流管22を構成している。第2
の放流管21には、本発明の特徴をなすもので、放流水
を積極的に浄化する撹拌混合装置23が設けられてい
る。他方の第3の放流管22には水力発電装置24が設
けられている。これら第2の放流管21及び第3の放流
管22から放流される水は桝Bに放流され一旦貯水され
てから下流に流される。桝Bは放水路Aに通じている。
【0021】次に各々の装置について説明する。図5
は、撹拌混合装置23の取り付け構成を示している。図
6は図5の平面図で、図7は撹拌混合装置23の主要部
をなす噴流発生箱25の側面図を示す。この撹拌混合装
置23は、主にダム貯留水を受けて噴流を発生させる噴
流発生箱25とこの噴流発生箱に空気を送り込むコンプ
レッサー31とからなっている。ダム2外方の下部コン
クリート基礎上に撹拌混合装置23の主要部である噴流
発生箱25が設置されている。この噴流発生箱25の一
端はフランジ26構成になっていて、第2の放流管21
の端部が取り付けられる。噴流発生箱25にはこの端部
からダム貯留水が供給される。
【0022】一方この噴流発生箱25の端部にはエアー
を供給するエアパイプ27が接続されている。本実施例
においては、このエアパイプ27に圧縮空気を供給でき
る装置が示されている。噴流発生箱25の設置されてい
る基礎上からやや高い基礎28上に防振架台29が設け
られ、この防振架台29上に防振ゴム30を介してコン
プレッサー31が取り付けられている。
【0023】このコンプレッサー31はモータにより駆
動するもので、空気口32より空気を取り込み圧縮して
圧縮空気を供給する。圧縮空気はエキスパンション継ぎ
手33を介してサイレンサー34に導かれている。続い
て逆止弁35、仕切弁36を通過し、エアパイプ27を
介して噴流発生箱25に供給される。
【0024】この噴流発生箱25とコンプレッサー31
の取り付け位置、特に取り付け角度Cは任意に設定する
ことができる。図6の場合の相互の開き角度は90度に
配置してある。噴流発生箱25は鋼板構成で外周を帯鋼
で補強したものである。噴流発生箱25による噴流発生
原理は、噴流発生箱25の内室25aにダム貯留水と空
気を送り込み、コアンダ効果によって渦を発生させ撹拌
力により気水混和を強制的に行わせて溶存酸素量を増加
させるものである。
【0025】図8は、噴流発生箱25を基礎上に設置し
た状態を示している。この場合は、噴流発生箱25は主
放流管4より下方に設置され、分岐管12及び第2の放
流管21も下方位置に接続されている。ダム貯留水はこ
の噴流発生箱25から送り出されると、溶存酸素量の多
い噴流水となって一旦桝Bに送り出され、続いて第4の
放流管37を通して下流方向の放水路A等に流される。
【0026】次に噴流発生箱25についての原理を、模
式的に説明用として示す図9の構成図に従って詳述す
る。噴流発生箱25は、扁平の長方体状のものであり、
長手方向が鉛直になるように配置されている。噴流発生
箱25の上面には、ダム上部からダム下部へ落下して加
圧された水を噴流発生箱25の内室25aへ噴射する噴
射ノズル38が固定されている。図5の状態では、噴流
発生箱25は横方向に取り付けられていて、水は横方向
から噴流発生箱25の内室25aへ導かれ噴射される。
噴射ノズル38は、断面が円の円筒環状空間を有するも
のである。噴流発生箱25の内部は区画された内室25
aを構成している。
【0027】内室25aの内部空間Vは、3次元の箱状
の空間で扁平であり、空間の概ねの水平方向の厚さH
で、それの概ねの幅をW、鉛直(垂直)方向の長さをL
とし、噴射ノズル38の開口の有効直径をD1とする
と、概略するとD1<H、W/H>4、且つH<Lの関
係にある。ただし、前記関係に加えてW<Lの関係にあ
るものが好ましい。噴射ノズル38から噴射された主噴
流は、鉛直方向で内部空間Vの概ねの中心線の方向に噴
射される。
【0028】主噴流が噴射されると、内室25aの8隅
には、コアンダ効果により低圧渦である付着渦が発生
し、主噴流には付着噴流が発生する。従って、内室25
aには、図に示す主噴流は、2方向の何れかに分かれて
流れるが、この流れは不安定であるので、他方の流れに
切り替わる。即ち、主噴流は不安定であり揺れながら流
れが発生することになる。これらの噴流は、ダム貯留水
と空気とを均一に混合、撹拌する機能がある。
【0029】更に、詳述すると、噴射ノズル38は噴流
発生箱25上面に対し直角方向に配置されているため、
噴射ノズル38から噴流発生箱25の内室25aに放出
されるとき水流は、噴射ノズル38から吐出されると同
時に周囲に強い二次流れを生じさせ噴流となる。これは
噴射ノズル38から吐出されるとき流れの断面積が急に
拡大するため、流速の大きい噴射ノズル38の流れが流
速の小さい内室25a内の流れに衝突して流れを乱すこ
とで発生する。この乱れた流れで内部摩擦による水頭損
失が生じる。噴射ノズル38からの流れの形態は、管路
の断面積がゆるやかに変化して拡がると想定した場合
は、噴射ノズル38から吐出した後管側に引き寄せられ
付着して流動するいわゆるコアンダ効果が発生する。
【0030】このコアンダ効果は、前述した寸法条件で
なくてもよいが、好ましくは前述した寸法条件にすれば
図に示すように確実に内部空間Vに噴流が発生し、この
噴流は何れかの方向に片寄った流れを示し、交互に揺動
する。噴射ノズル38の中心には、空気吸入管39の下
端が配置固定されている。空気吸入管39は、噴射ノズ
ル38から吐出されるダム貯留水の負圧により空気を大
気中から引き込むものであるが、図5の例においては、
コンプレッサー31によって圧縮空気を強制的に引き込
むようにしている。
【0031】従って、噴射ノズル38から噴射されるダ
ム貯留水と共に、空気吸入管39の下端から空気が強制
的に内室25aに同時に吸入される。圧縮空気を供給す
ることは、大量のダム貯留水を短時間で浄化することに
寄与する。噴流発生箱25の下端の吐出口には、吐出管
40が連結されている。この吐出管40は桝Bへ導か
れ、噴流水を吐出する。この吐出管40はこの設備の設
置状況に応じて任意に向きを変え配置すればよい。
【0032】噴流発生箱25の構造は以上のようになっ
ているが、発生する噴流には次のような機能がある。前
述のとおり、噴射ノズル38から噴出された主噴流は、
鉛直方向で内部空間Vの概ねの中心線の方向に噴射され
る。主噴流が噴射されると内室25aの8隅にはコアン
ダ効果により低圧渦である付着渦が発生し、主噴流には
付着噴流が発生する。この付着噴流により、内室25a
の扁平の平面で切断した面で捉えると主噴流は概ね1方
向に分岐し、かつどちらかの方向に揺れる。但し、図の
流れを示す矢印は、ある断面での流れを示すために便宜
的に図示したものである。
【0033】この主噴流は空気と共に内室25aに入
る。内室25aに入ったダム貯留水と空気は、コアンダ
効果による付着うず、付着噴流等を伴う噴流によりエネ
ルギーは損失するが、両者は均一に混合、および撹拌さ
れる。このダム貯留水と空気の混合により放流水の溶存
酸素濃度は飛躍的に増加する。同時に、このとき若干の
キャビテーションも発生し、この作用により貯留水中の
アンモニア、二酸化炭素等を脱気する。
【0034】空気は水の吸い込み圧を利用して内室25
aに供給されるようになっているが、空気の代わりに酸
素を供給するようにしてもよい。 本発明の構成の場合
は、断面積が急激に変化するので、流れは外側に引き寄
せられるものの、噴射ノズル38から出たとたんに急激
に引き寄せられるため、流れは内室25aの角部に拡散
し、この角部に負圧を生じていわゆる渦状のキャビテー
ションを起こし二次流れを引き起こす。又、噴射ノズル
38から吐出される貯留水は、ノズル形状の誤差、圧力
等の相違、また内室25aの形状等の相違から実際は均
等に噴出していない。実際の流れは、図の矢印Xのよう
に複雑に揺動して、噴流状態を一層加速させている。
【0035】このように本発明に使用する噴流発生箱2
5は、積極的に噴流状態を作り出しているところに特徴
がある。言い換えると、水流が噴射ノズル38から吐出
されると、Y部が水流の勢いで負圧になり内部で流れは
衝突しており、水や気泡を逆に呼び込もうとして逆流が
発生する。
【0036】内室25aには空気が同時に送り込まれて
いるので、空気が吸い上げられ噴射ノズル38からの水
流と合わせて矢印のように内室25aの下部まで撹拌混
合状態となり噴流となる。内室25aの下部には吐出管
40が接続しているが、内室25aの長さは限定されて
おり、またその開口している吐出管40の吐出面積は内
室25aの断面積に比べ小さいので、内室25aの水流
の一部は内室25aの底面から逆に上昇する。
【0037】上昇すると上方から供給される水流に押し
戻され、空気は微細な気泡となり水流の中に溶け込む。
この噴流は、通常にみられる白い泡状のものと異なり、
極めて細かい気泡を含んだものであり、完全に液体に溶
け込んでいるので、この噴流によって作られた放流水
は、長時間にわたって空気を放流水中に保つことができ
る。
【0038】最適な噴流状態については、吐出管40断
面積、内室25aの断面積、内室25aの長さを考慮し
て、所定の計算式に基づき最適条件を設定する。
【0039】このように噴流発生箱25は、この噴流に
より微細な気泡を作り出すと同時に、水中に含まれる寄
生虫や糞等の有害な有機物を分解する機能も備えてい
る。内室25aの形状は扁平状としているが、噴流発生
の条件を満たすものであれば、扁平状に準じる異なった
形状のものでもよい。又、細部の形状は、ノズル径や内
室25aの長さ、幅等の条件により最適な形状のものを
設定すればよい。
【0040】図10は、第3の放流管22に接続された
水力発電装置24の構成を模式的に示した正面図で、図
11はその平面図である。主放流管4より分岐された分
岐管12は主放流管4との間に制水弁41を設け、放流
状態をコントロールしている。又、図示していないが排
気弁を制水弁41に隣接して設け、排気が可能なように
構成されている。分岐管12は更に2つに分岐し、その
1つが第3の放流管22であり、水力発電装置24が連
結している。
【0041】分岐管12から第2の放流管21及び第3
の放流管22に分岐する部分には規格化されたストレー
ナ42が設けられている。このストレーナ42は内部に
スクリーンを有しフィルターの役目をなし、水力発電装
置24に塵芥が入り込むのを防止している。又、この分
岐管12にはストレーナ42を挟んでバイパス回路を構
成し、そのバイパス回路の中間にバイパス仕切弁43が
設けられている。
【0042】このように分岐管12に付随した装置を介
して第3の放流管22が接続されていて、この第3の放
流管22の吸入側にインライン型の低差圧用定流量弁4
4が取り付けられている。更に低差圧用定流量弁44を
介して水力発電装置24の水車24aに導かれている。
本発明の実施の形態においては、水車24aをフランシ
ス水車としている。この水車24aにより、発電機24
bを回転させ発電している。この発電機24bを機能さ
せるためには、水圧が必要である。このため取水口3の
位置は、この発電機24bを機能させるに十分な落差を
必要とする位置として保持されている。
【0043】例えば、本実施の形態においては、下方に
位置する取水口3の位置を落差に必要な高さに設置する
ためには、水車の出力能力が5kwであれば、放流過程
で通過する各装置の水頭損失を考慮して、水車の中心軸
から20mの高さに設ければよい。これらの設定は、取
り付けられる装置の仕様とも合わせて検討し決定すれば
よい。水車24aから放流される水は、桝Bに流され
る。発電機24bによって発電される電力は、撹拌混合
装置23のコンプレッサー31を駆動させるモータの駆
動源として利用される。
【0044】図12は、他の実施例を示している。この
場合は、ダム貯留水を放流する主放流管45に噴流発生
箱25を取り付けた構成である。ダム貯留水は開閉装置
46を介してパイプにより噴流発生箱25に導かれる。
噴流発生箱25の吸い込み口には空気吸い込み口47が
設けられ、ダム貯留水は、放流の勢いで空気を吸い込
み、この水は前述同様の噴流状態で撹拌混合された酸素
溶存量の高い噴流水となって下流に放流される。
【0045】図13は、図12の変形例で噴流発生箱を
2個取り付けた例である。ダムからのダム貯留水は管路
途中で2つに分岐し2つの噴流発生箱に導かれる。ダム
貯留水が多い場合に有効である。この例において、噴流
発生箱の設置は2つに限定されることはなく、必要に応
じて複数の噴流発生箱を設置すればよい。図12及び図
13の例において、空気の供給は、圧縮空気による強制
的な供給方式ではないが、ダムの場合、取水口から噴流
発生箱までの落差が大きいので、水の勢いで空気を十分
に吸入することができ前述の機能は果たせる。
【0046】このように本発明の構成は、種々な形態の
ダム設備に適用することが可能である。従って、実施例
の記載内容に限定されないことはいうまでもない。な
お、前述したものは、噴流発生箱25により空気、又は
酸素を混合するものであったが、この空気、又は酸素を
混合する方法は、攪拌翼による混合、水中に空気又は酸
素をノズル噴射する方法等の公知の他の方法であっても
良い。
【0047】(実施例) 貯留水の水量:1〜1.5トン/秒(酸素溶存量:0) 空気の吸い込み量:50リットル/秒 この条件の貯留水と空気を噴流発生箱に通した結果 放流水の酸素溶存量:7mg/リットル
【発明の効果】以上詳記したように、本発明は、ダム貯
留水を撹拌混合装置で空気を強制的に取り込み、短時間
に噴流状態にして気泡の多い放流水とする設備である。
即ち酸素を多く含む酸素溶存度の高い水に浄化して下流
に放流するようにしたので、下流へ汚濁水を放流するこ
とがなく、自然環境保全に寄与することとなった。又、
放流の流れを利用した発電の電力で空気を撹拌混合装置
へ強制的に供給するようにした方式なので、浄水効果を
一層高めた上、外部から電力の供給等を要することがな
く、設備のメンテナンスが簡略化された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のダム放流水浄化設備の全体正
面図である。
【図2】図2は、図1の側面図である。
【図3】図3は、主放流管の構成を示す部分正面図であ
る。
【図4】図4は、図3の平面図である。
【図5】図5は、撹拌混合装置の正面図である。
【図6】図6は、図5の平面図である。
【図7】図7は、図6の側面図で噴流発生箱を示す。
【図8】図8は、噴流発生箱の設置状態を示す部分正面
図である。
【図9】図9は、噴流発生箱の噴流発生原理を示す説明
図である。
【図10】図10は、水力発電装置の正面図である。
【図11】図11は、図10の平面図である。
【図12】図12は、他の実施例を示し、主放流管に噴
流発生箱を取り付けた部分図である。
【図13】図13は、他の実施例を示し、主放流管に2
つの噴流発生箱を取り付けた部分図である。
【符号の説明】
1…ダム放流水浄化設備 2…ダム 3…取水口 4…主放流管 12…分岐管 21…第2の放流管 22…第3の放流管 23…撹拌混合装置 24…水力発電装置 24a…水車 25…噴流発生箱 25a…内室 31…コンプレッサー 38…噴射ノズル 39…空気吸入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 研一 佐賀県佐賀市伊勢町15番地1号 株式会社 ミゾタ内 (72)発明者 古賀 正和 佐賀県佐賀市伊勢町15番地1号 株式会社 ミゾタ内 (72)発明者 田中 守 佐賀県唐津市原1534番地 株式会社ワイビ ーエム内 Fターム(参考) 3H074 AA20 BB30 CC28 CC50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダムに設置されダム貯留水を浄化して放流
    する設備であって、 前記ダム貯留水の取水口と、 この取水口から取り込まれた前記ダム貯留水を放流させ
    るための放流管と、 この放流管の放流側に設けられ、空気又は酸素を吸い込
    み前記ダム貯留水を噴流水にして浄化するための撹拌混
    合装置と、 前記ダム貯留水の放流を利用して発電し、前記空気又は
    酸素を供給するための動力源とするための水力発電装置
    が設けられていることを特徴とするダム放流水浄化設
    備。
  2. 【請求項2】ダムに設置されダム貯留水を浄化して放流
    する設備であって、 前記ダム貯留水の取水口と、 この取水口から取り込まれた前記ダム貯留水を放流させ
    るため、ダム下部に設置される主放流管と、 この主放流管に直接設けられ、又は主放流管の途中から
    分岐して設けられる第2の放流管と、 この第2の放流管の放流側に設けられ、空気又は酸素を
    吸い込み前記ダム貯留水を噴流水にして浄化するための
    撹拌混合装置とからなるダム放流水浄化設備。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のダム放流水浄化設備にお
    いて、 前記主放流管の途中から分岐して第3の放流管が設けら
    れ、この第3の放流管に前記ダム貯留水の放流を利用し
    て発電し、前記空気又は酸素を供給するための動力源と
    するための水力発電装置が設けられていることを特徴と
    するダム放流水浄化設備。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のダム放流水浄化設備にお
    いて、 前記第2の放流管は、前記主放流管と一体に構成され、
    前記第2の放流管の放流側に複数の前記撹拌混合装置が
    設けられることを特徴とするダム放流水浄化設備。
  5. 【請求項5】請求項2、3,4から選択される1に記載
    のダム放流水浄化設備において、 前記撹拌混合装置を構成する噴流発生箱の内室は、3次
    元の箱状の空間で扁平であり、空間の概ねの水平方向の
    厚さHで、幅をW、鉛直方向の長さをLとし、前記液体
    供給装置の噴射ノズルの開口の有効直径をD1とする
    と、D1<H、W/H>4,且つH>L、の関係にある
    ことを特徴とするダム放流水浄化設備。
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