JP2003342508A - 改良されたデキャップ特性を有するカラーインクジェットインク - Google Patents

改良されたデキャップ特性を有するカラーインクジェットインク

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、より良いデキャップ特性を有する
カラーインク中の改良されたブラック対カラーのブリー
ドコントロール剤を含有するインクジェットインクを提
供する。また、そのインクジェットインクの使用方法も
提供する。そしてカラー対ブラックのブリードコントロ
ール(にじみ制御)に影響を及ぼさないで、インクセッ
トのデキャップを改善する方法も提供する。 【解決手段】 改良されたブリードコントロール剤とし
て、過塩素酸塩アニオンの多価塩を使用する。またイン
クジェットインクの使用方法は、改良されたブリードコ
ントロール剤でカラーインクジェットインクを調合する
こと、そして前記カラーインクジェットインクを紙基体
上のブラックインクジェットインクに隣り合わせて適用
することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルインクジ
ェット印刷用のカラーインクに関し、より詳細には、カ
ラー対ブラックのブリードコントロール(にじみ制御)
に悪影響を与えないでインクのデキャップ時間を改善す
る改良されたデキャップ剤を含有するカラーインクに関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、それらが低
コスト並びに高印刷品質であることから、オフイス及び
家庭で一般に使用されている。最近では、ブラック及び
カラーの両方で画像を印刷できるインクドットプリンタ
が開発されている。カラー画像を印刷するために、プリ
ンタは、シアン、マゼンタ、及びイエローインクの組合
せを用いて、カラースペクトルの各色を作り出す。カラ
ーインクジェットインクは、典型的に水性系であり、そ
して染料又は顔料のような、着色剤をインクビヒクル
(インク展色剤)に溶解することによって調合される。
例えば、イエローインクは、インクビヒクルに溶解又は
分散されたイエロー染料又は顔料を含む。カラー染料及
び顔料は、当該技術分野において知られている。カラー
インクに使用される染料は、典型的には塩の形で存在
し、そして紙基体のような基体に、(その基体上に)染
料を結晶化させることで固体を形成するよう設計されて
いる。インクビヒクルも、本明細書で議論するように、
カラーインクジェットインクの用途及び所望の諸性質に
依存して、多数の他の成分を含んでいてもよい。
【0003】典型的な市販のインクジェットプリンタ
は、少なくとも4つのインクを含んでおり、その1つは
ブラックで、他の3つはシアン、マゼンタ及びイエロー
である。カラー及びブラックインクの領域が互いに隣接
して印刷される場合(例えば図形)には、カラーとブラ
ックでの良好なエッジ鮮明度、即ちブリードを維持する
ことが重要である。
【0004】用途にかかわらず、カラーインクジェット
インクは、良好な印刷品質を備えていなければならな
い。最も望ましいカラーインクは、長いデキャップ時
間、低いカラー対ブラックのブリード、低いカラー対カ
ラーのブリード、速い乾燥時間、光退色に対する高い耐
性、及び長期の保管寿命を有するであろう。しかし、1
つの性質の改善は別の性質の悪化に帰結することから、
これらの特性を獲得すること(の間)は、通常、二律背
反(tradeoff)となる。特に、カラーインクにおいてデ
キャップを最適化することとブリードコントロールの間
は、通常、二律背反となる。
【0005】「デキャップ(decap)」という用語
は、空気に露出された状態で流動性を保持できるインク
ジェットインクの能力を指す。インクのデキャップ時間
は、プリンタのノズルが詰まったり塞がったりするまで
に、インクプリントヘッドをキャップ(蓋)無しの状態
にしておくことのできる時間量として測定されるもので
ある。インクのクラスティングによって、即ち、何れか
のノズルの中又はその周りでの染料の結晶化によって1
又はそれ以上のノズルに形成される粘性の栓により、ノ
ズルは詰まることがある。ノズルが詰まってしまうと、
ノズルのオリフィスを通して射出されるインク液滴が誤
った方向に向けられることがあり、これは、印刷品質に
悪影響を与えることになる。
【0006】オリフィスが完全に塞がれると、インク液
滴は影響を受けたノズル中を全く通過できなくなる。イ
ンクジェットインクのデキャップ時間は、典型的には、
短期及び長期の時間にわたって測定される。短時間デキ
ャップとは、プリントヘッドが「スピッティング(強制
吐き出し)」することなく、どれだけ長い時間印刷でき
るかを定めるのに重要な因子である。プリントヘッドの
全ノズルが全時間中プリントしているとは限らないの
で、プリンタのサービスルーチン(ヘッド保守動作過
程)は、使用されていないノズルを定期的に廃インク受
け(spittoon)中へ吐き出させて印刷の欠陥を
避ける必要がある。それ故、短時間デキャップをできる
だけ長く維持することは、それが処理効率を改善し且つ
インクを節約するという理由から望ましいことである。
他方、長時間デキャップは、プリントヘッドをキャップ
無しの状態でどれだけ長く保管できるかを決定する。特
に、保管安定性のようなプリントヘッドの特性を決定す
る。好ましいカラーインクは、長期間にわたって、詰ま
ることなくキャップ無しで不使用のままにしておくこと
ができるであろう。
【0007】好ましいインクは、また、カラー対ブラッ
クのブリード特性が低いであろう。ブリードは、1つの
インクドットが他の(ドット)に隣り合わせて印刷され
るときに生ずる染料の拡散である。用紙上に多数の色が
印刷されるとき、用紙表面上又は用紙内部で色が混ざる
ことにより、色は互いにブリードすることがある。最も
望ましい印刷品質を得るためには、色が互いに又はブラ
ックインクと混ざらないことが好ましい。加えて、カラ
ー間で及びカラーとブラックインクの間は明瞭な境界線
をなすことが好ましい。
【0008】カラーインクのカラー対ブラックのブリー
ドを改善するために、プリンタに熱源を付加すること、
特殊な用紙を開発すること、及び用紙中へのカラーイン
クの浸透速度を高めることを含む様々な解決法が明らか
にされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】カラーインクのデキャ
ップ又はカラー対ブラックのブリードコントロールを改
善する様々な解決法が明らかにされているとはいえ、他
の性質に影響を及ぼさないでこれらの性質の1つを改善
することについては、従来技術は何も言及していない。
これらの2つの性質は、通常、相反する関係にあること
から、カラー対ブラックのブリードコントロールに悪影
響を及ぼさないでデキャップが改善されたカラーインク
ジェットインクを開発することは有益であろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、インク
のカラー対ブラックのブリードコントロール(にじみ制
御)に悪影響を及ぼさずにデキャップを改善するカラー
インクジェットインクが提供される。これは、カラーイ
ンクジェットインクに改良されたデキャップ剤を添加す
ることによって達成される。改良されたデキャップ剤
は、過塩素酸塩アニオンの多価塩(好ましくは多価金属
塩)からなり、この場合、過塩素酸塩アニオンに対する
カチオンは、カルシウム、マンガン、マグネシウム、亜
鉛、アルミニウム、及び鉄を含む。本発明に従って調合
された固有のカラーインクジェットインクは、インクの
カラー対ブラックのブリードコントロールに悪影響を及
ぼさないで改善もしくは不変のデキャップを示す。
【0011】カラーインクジェットインクを使用する方
法も提供される。当該方法は、過塩素酸塩アニオンの多
価塩からなる改良デキャップ剤を約0.1〜10wt%
含有しているカラーインクジェットインクを調合するこ
とを含む。カラーインクジェットインクは、ブラックイ
ンクジェットインクに隣り合わせて用紙上に適用され
る。当該カラーインクジェットインクは、カラー対ブラ
ックのブリードコントロールに悪影響を及ぼすことな
く、カラーインクジェットインクの改善されたデキャッ
プを達成する。
【0012】加えて、カラーインクジェットインクのカ
ラー対ブラックのブリードコントロールに悪影響を及ぼ
さないでデキャップを改善する方法も提供される。当該
方法は、過塩素酸塩アニオンの多価塩からなる改良デキ
ャップ剤を約0.1〜10wt%含有しているカラーイ
ンクジェットインクを調合することを包含する。
【0013】
【発明の実施の形態】冒頭の特許請求の範囲には、特に
本発明として考慮すべきものが特定的に指摘され、明瞭
に記載されているが、本発明は、添付の図面と一緒に理
解される以下の発明の実施の形態により一層容易に確認
される。本発明の実施に改良されたデキャップ剤を使用
して、当該インクのカラー対ブラックのブリードコント
ロールに悪影響を及ぼさないでデキャップを改善する。
改良されたデキャップ剤は、必要とされる濃度でカラー
インクジェットインクに溶解できなければならない。好
ましくは、改良されたデキャップ剤は、過塩素酸塩アニ
オンの多価塩を含む、無機塩である。当該塩のカチオン
は、カルシウム、マンガン、マグネシウム、亜鉛、アル
ミニウム、及び鉄などである。より好ましくは、過塩素
酸塩アニオンの多価塩は、過塩素酸マグネシウムであ
り、これは、アルドリッチ ケミカル社(ウィスコンシ
ン州ミルウォーキー)から入手できる。改良されたデキ
ャップ剤は、約0.01〜約50wt%の範囲で存在
し、約0.1〜10wt%が好ましい。当業者に容易に
認識されるように、1又は1よりも多くの改良デキャッ
プ剤を本発明に使用してもよい。
【0014】本発明のカラーインクジェットインクは、
少なくとも1つの共溶媒、少なくとも1つの界面活性
剤、着色剤、改良デキャップ剤、水性キャリヤー媒質、
及び少なくとも1つの緩衝剤を含む種々の成分からな
る。水性キャリヤー媒質は、水又は水と少なくとも1つ
の水溶性有機溶媒の混合物で構成されてよい。当該カラ
ーインクジェットインクは、カラーインクジェットイン
クの所望の諸特性によっては、任意に、湿潤剤、殺生物
剤、及び/又は粘度調整剤を含んでもよい。当該カラー
インクジェットインクの成分は、全インク調合物の重量
パーセント(「wt%」)で表す。本発明のカラーイン
クジェットインクは、種々の成分を組み合わせることに
より調合されるものである。その全ての成分の純度は、
インクジェットインクについての通常の実施に用いられ
ている純度である。
【0015】本発明の実施に際して用いられる少なくと
も1つの共溶媒には、限定するものではないが、脂肪族
アルコール、芳香族アルコール、ジオール、グリコール
エーテル、ポリ(グリコール)エーテル、ラクタム、ホ
ルムアミド、アセトアミド、及び長鎖アルコールが含ま
れる。好ましい共溶媒の例にはジオールが含まれ、例え
ば、エタンジオール(例えば、1,2−エタンジオー
ル)、プロパンジオール(例えば、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−
ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、エチル
ヒドロキシ−プロパンジオール(EHPD)等)、ブタ
ンジオール(例えば、1,3−ブタンジオール、1,4
−ブタンジオール等)、ペンタンジオール(例えば、
1,5−ペンタンジオール)、及びヘキサンジオール
(例えば、1,6−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサ
ンジオール等)などがある。本発明の実施に好ましく用
いられる少なくとも1つの共溶媒には、限定するもので
はないが、1,5−ペンタンジオール、2−ピロリド
ン、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロ
パンジオール、ジエチレングリコール、3−メトキシブ
タノール、及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ンが含まれる。少なくとも1つの共溶媒で最も好ましく
は、1,5−ペンタンジオールと2−ピロリドンであ
り、これらは、アルドリッチ ケミカル社(ウィスコン
シン州ミルウォーキー)から入手可能である。少なくと
も1つの共溶媒は、約0.01〜約50wt%の範囲で
存在し、約0.1〜20wt%が好ましい。
【0016】少なくとも1つの水溶性界面活性剤をカラ
ーインクジェットインクの調合物に用いる。界面活性剤
は2つのカテゴリー、(1)非イオン性及び両性界面活
性剤並びに(2)イオン性界面活性剤に分類される。非
イオン界面活性剤は、ユニオン カーバイド ケミカルズ
アンド プラスチックス テクノロジー コーポレーショ
ン(コネチカット州ダンブリー)から入手できる第二級
アルコールエトキシレートのTERGITOL(商品
名)、ロームアンドハース社から入手できるアルキルフ
ェニルポリエチレンオキシドのTRITON(商品
名)、BRIJ(商品名)、PLURONIC(商品
名)(ポリエチレンオキシドブロックコポリマー)、S
URFYNOL(商品名)(エアー・プロダクツ社から
入手可能なアセチレン系ポリエチレンオキシド)、PO
E(ポリエチレンオキシド)エステル、POEジエステ
ル、POEアミン、POEアミド、及びジメチコーンコ
ポリマーを含む。この発明に好ましく用いられる非イオ
ン界面活性剤は、ユニオン カーバイド ケミカルズ ア
ンド プラスチックス テクノロジー コーポレーション
(コネチカット州ダンブリー)から市販され入手可能な
Tergitol 15−S−5及びTergitol
15−S−7を含む。スルホン酸塩、カルボン酸塩、
リン酸塩、亜リン酸塩、硫酸塩及び置換アミンオキシド
のような、イオン性界面活性剤もこの発明の実施に際し
て用いられるものである。本発明に好ましく用いられる
イオン界面活性剤には、ダウ・ケミカル社(ミシガン州
ミッドランド)から入手できるDowfax 8390
のようなスルホン酸塩誘導体が含まれる。本発明に用い
られる界面活性剤の濃度は、0〜40wt%、好ましく
は、約0.1〜5wt%の範囲であってよい。
【0017】着色剤は、染料又は顔料からなり、そして
非イオン性、カチオン性、アニオン性、又はそれらの混
合物であってよい。染料は、溶解している状態で使用さ
れる着色剤である。顔料は、溶解していない状態で使用
される着色剤である。好ましくは、本願発明における着
色剤は染料である。カラー染料は、その技術分野でよく
知られており且つ市販されており、アベシア社(デラウ
エア州ウィルミントン)、三菱化学株式会社(日本国東
京)、及びイルフォード・アクチェンゲゼルシャフト社
(スイス国フリブール・ルー・ド・インダストリエ)の
ような、多数の発売元から入手できる。カラーインクジ
ェット印刷用として知られているカラー染料はどれも本
発明の実施において用いてよい。カラー染料は、限定す
るものではないが、シアン:Acid Blue 9、
Direct Blue 199、マゼンタ:Acid
Red 52、Acid Red 289、Acid
Red 388、Reactive Red 180、
Reactive Red 23、イエロー:Acid
Yellow 23、及びAcid Yellow
17、等がある。カラー染料は、約0.1〜約15wt
%の範囲で存在し、約0.1〜10wt%が好ましい。
カラーインクジェットインクに必要な染料の量は、特定
のインク中でのその染料の溶解度、そのインクで達成さ
れるべきプリントの所望の色、及びその染料の彩度と
(色の)強さに大きく依存する。
【0018】本発明の実施において、カラーインクジェ
ットインクのpHを調節する為に緩衝剤を用いる。当該
緩衝剤は、有機系の生物緩衝剤、又は無機緩衝剤であっ
てよい。好ましくは、当該緩衝剤は有機系生物緩衝剤で
ある。何故なら、無機緩衝剤は、インク中に存在する大
量の無機塩により沈殿することがあるからである。使用
される緩衝剤は、約3〜約9の、好ましくは約6〜約9
の、そして最も好ましくは、約7〜約8の範囲のpHを
もたらすべきである。好ましい緩衝剤の例には、アルド
リッチ ケミカル社(ウィスコンシン州ミルウォーキ
ー)から入手可能なTrizma Baseや、4−モ
ルホリンエタンスルホン酸(MES)、4−モルホリン
プロパンスルホン酸(MOPS)、及びベータ−ヒドロ
キシ−4−モルホリンプロパンスルホン酸(MOPS
O)が含まれる。
【0019】本発明の要件と矛盾しなければ、特定用途
向けにインクの諸性質を最適化するべく様々な種類の添
加剤を当該インクに任意に採用してもよい。例えば、微
生物の成長を抑制する為に当該インクに殺生物剤を用い
得ることは、当業者には周知である。加えて、重金属不
純物の有害な影響を排除するため、EDTAのような金
属イオン封鎖剤を含ませてもよい。粘度修正剤のような
他の既知添加物及びその他のアクリル系又は非アクリル
系ポリマーを添加して、インクの種々の性質を望み通り
に改良してもよい。
【0020】本発明のカラーインクジェットインクは、
紙基体上にカラーテキストと画像をプリントするのに用
いることができる。カラーインクジェットインクを使用
する方法は、過塩素酸塩アニオンの多価塩からなる約
0.1〜10wt%の改良デキャップ剤を含有するカラ
ーインクジェットインクを調合することを含む。そのカ
ラーインクジェットインクは、ブラックインクジェット
(インク)が適用又は印刷されたテキスト又はグラフィ
ックスに隣り合わせて、適用又は印刷してよい。当該カ
ラーインクジェットインクは、カラー対ブラックのブリ
ードコントロールに悪影響を及ぼさないでカラーインク
ジェットインクのデキャップの改善を達成する。
【0021】次に、以下の実施例によって、但し限定す
ることなく、本発明をさらに説明する。
【0022】
【実施例】以下の実施例において、本発明の過塩素酸塩
含有カラーインクの短時間デキャップ、長時間デキャッ
プ保管、及びカラー対ブラックのブリードコントロール
を、硝酸マグネシウム塩を含むか又は塩を含まないカラ
ーインクと比較した。過塩素酸塩含有カラーインクは、
硝酸塩を含むか又は塩を含まないカラーインク以上に改
善されたデキャップを示し、一方、カラー対ブラックの
ブリードコントロールは、実質的に変化しなかった。
【0023】例1 表1に挙げた調合に従ってシアンインクを作成した。
【0024】
【表1】
【0025】例2 表2に挙げた調合に従ってマゼンタインクを作成した。
マゼンタ染料は、種々の発売元から入手できるニッケル
含有染料である。
【0026】
【表2】
【0027】例3 インク調合物をヒューレット・パッカード社製のHP
C6578Dカラーペンに充填し、そして同社製のHP
970Cxiプリンタで試験した。インク調合物の各
々を試験してその短時間デキャップ、長時間デキャップ
保管(2.5及び20時間)、及びカラー対ブラックの
ブリードコントロールを測定した。
【0028】例4 吐出が弱くなるか吐出方向が誤方向となる最初のプリン
タノズルが生ずるまでの時間を特定するために、インク
調合物の短時間デキャップを測定した。最初に、プリン
トヘッドを拭き取りそして全てのノズルでテストパター
ンをプリントしてそれらが作動状態にあることを確認し
た。プリントヘッドを、プリント又は吐き出しせずに一
定時間、毎秒20インチの速度で空気中を移動(スル
ー:slew)させた。次いで、全てのノズルで第二のテス
トパターンをプリントした。移動操作前後のテストパタ
ーンを比較して、与えられた時間の後の弱い吐出又は誤
方向吐出の数を判定した。当該プロセスを、時間間隔を
漸増しながら繰り返した。より長いデキャップ時間を有
するカラーは、プリンタノズルを詰まらせないで、比較
的長時間の間、不使用状態のままにしておくことのでき
るカラーインクとなる。
【0029】この試験の結果を図1及び2に示す。ここ
で、各カラーインク調合物の短時間デキャップを、最初
のノズルが弱い吐出又は誤方向吐出となる時間量(秒単
位)として表す。図1に示したように、過塩素酸塩含有
のシアンインクは、硝酸塩含有のシアンインク以上に改
善された短時間デキャップを示した。
【0030】同様に、図2に示すように、過塩素酸塩含
有のマゼンタインクは、硝酸塩含有のマゼンタインク以
上に改善された短時間デキャップを示した。
【0031】例5 キャップを外したプリントヘッドを2.5時間の間と2
0時間の間保管してインク調合物の長時間デキャップ保
管を測定した。この試験を実施する前に、キャッピング
などのサービスルーチンができないようにHP 970
Cxiプリンタを変更した。そのプリントヘッドを22
℃、湿度30%で、プリンタの外部に保管した。所要時
間保管した後、そのプリントヘッドをプリンタに挿入
し、そして3頁のテストパターンを続けてプリントし
た。プリントヘッドの乾拭き(dry wipe)を行った後、4
番目のページをプリントした。長時間デキャップ保管デ
ータは、印刷ページ数に対する、存在するノズルの割合
のプロットによって表されている。
【0032】過塩素酸塩含有カラーインクの長時間デキ
ャップ保管は、硝酸塩含有インクと比較して改善される
か又は不変であった。2.5時間保管した後、過塩素酸
塩含有のシアンインクは、硝酸塩含有のシアンインクと
比較して長時間デキャップ保管が実質的に改善された。
図3に示すように、過塩素酸塩含有シアンインクは、最
初のページを印刷したときのそのノズルのほとんど全て
が存在しており、これに比べ、硝酸塩含有シアンインク
で存在したノズルはほぼ0.5(50%)であった。硝
酸塩含有シアンインクは、乾拭きを行いそして4番目の
ページをプリントした後でのみそのノズルの全てが存在
していた。
【0033】図4に示すように、過塩素酸塩含有シアン
インクは、硝酸塩含有シアンインクと比較して、20時
間の長時間デキャップ保管も顕著に改善された。過塩素
酸塩含有シアンインクは、最初のページを印刷したとき
のそのノズルのほとんど全てが存在しており、これに比
べ、硝酸塩含有シアンインクでは存在したノズルは0.
2(20%)を下回った。硝酸塩含有シアンインクは、
4番目のページをプリントした後、即ち乾燥拭き取りを
実施した後でのみそのノズルの全てが存在していた。
【0034】図5及び6に示すように、マゼンタインク
は、過塩素酸塩含有マゼンタインクと硝酸塩含有マゼン
タインクにおいて、2.5時間と20時間の保管時間の
長時間デキャップ保管の違いがないことを示した。
【0035】例6 ブリードコントロールは、GILBERT 25% C
otton Bond(紙、ミード社から入手可能)上
でのカラーインク調合物の線幅の増加と粗さ因子を確認
することによって測定した。良好なブリードコントロー
ルは、最小の線幅増加と最小の粗さ因子によって示され
る。線幅の増加は、カラーインクの領域に直接隣り合わ
せて40mm幅のブラックバーをプリントすることによ
り測定した。カラーインク領域に触れている領域と触れ
ていない領域の間でのブラックバーの幅の違いは、ブリ
ードコントロールの尺度である。粗さ因子は、2つのカ
ラー間(又はカラーとブラック領域間)の境目の輪郭の
長さを直線の長さと比較して測定した。これら2つの測
定値の比が1に等しいなら、その境目は完全な直線であ
ることを示す。その比が1より大きい場合、その線は粗
いことを示し且つ幾分かのカラー対ブラックのブリード
があったことを示す。
【0036】表3のブリード測定値によって立証される
ように、過塩素酸塩含有インクは、硝酸塩含有インクと
比較して、(これに)匹敵するブリード測定値を示し
た。カラーを組合せた縦欄において、kcはシアン環境
におけるブラックバーを表し、一方、kmはマゼンタ環
境におけるブラックバーを表す。
【0037】
【表3】
【0038】表3は、過塩素酸塩含有シアンインクと硝
酸塩含有シアンインクは、線幅の増加が0.2ミル異な
ったこと、及び同一の粗さ因子であったことを示す。過
塩素酸塩含有マゼンタインクと硝酸塩含有マゼンタイン
クは、線幅の増加が0.4ミル異なったこと、及び同一
の粗さ因子であったことを示す。過塩素酸塩含有インク
と硝酸塩含有インクの諸性質を比較するため、2つの過
塩素酸塩含有インクに関するデータを平均し、同時に2
つの硝酸塩含有インクに関するデータも平均した。これ
らの平均値は、過塩素酸塩含有インクは硝酸塩含有イン
クよりも僅かに大きな線幅増加を有するが、粗さ因子は
同一であることを示す。
【0039】前記の点から見て、過塩素酸塩含有インク
は、硝酸塩含有インクと比較して、改善された短時間デ
キャップ及び改善されるか又は不変の長時間デキャップ
を明らかに示すものである。過塩素酸塩含有インクはま
た、硝酸塩含有インクと比較して、(これに)匹敵する
カラー対ブラックのブリードコントロールを示した。そ
れ故、過塩素酸塩含有インクのデキャップの改善は、そ
のインクのカラー対ブラックのブリードコントロールに
悪影響を及ぼさないで達成される。
【0040】本明細書において開示された固有のカラー
インクジェットインクは、サーマルインクジェットカラ
ープリンタにおける商業的用途を見出すことが期待され
る。本発明のカラーインクジェットインクの使用方法
は、カラー及びブラックインクの印刷を伴うインクジェ
ット印刷の用途において利用性を見出すものと期待され
る。
【0041】以上、カラーインクジェットインク及び当
該カラーインクジェットインクを使用する方法を開示し
た。種々の変更並びに修正は本発明の精神から逸脱する
ことなく実施し得ること、及びそのような変更並びに修
正は全て前出の特許請求の範囲によって定義された本発
明の範囲内に含まれるものと考えられることは、当業者
には容易に分かるであろう。
【0042】
【発明の効果】本発明により、カラー対ブラックのブリ
ードコントロール(にじみ制御)に悪影響を与えないで
インクのデキャップ時間が改善されたカラーインクジェ
ットインクが提供される。特に、本発明に係るカラーイ
ンクジェットインクは、短時間デキャップが長く維持さ
れることから、プリント処理効率を改善し且つインクを
節約することができ、また長時間デキャップも長く維持
されることから、長期間にわたって、詰まることなくキ
ャップ無しで不使用のままにしておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シアンインク調合物の短時間デキャップを示
す。
【図2】 マゼンタインク調合物の短時間デキャップを
示す。
【図3】 シアンインク調合物の2.5時間の長時間デ
キャップを示す。
【図4】 シアンインク調合物の20時間の長時間デキ
ャップを示す。
【図5】 マゼンタインク調合物の2.5時間の長時間
デキャップを示す。
【図6】 マゼンタインク調合物の20時間の長時間デ
キャップを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 EA14 FC02 2H086 BA56 BA59 BA62 4J039 BA15 BC12 BC13 BC71 BC73 BC75 BC79 BE02 BE06 BE12 BE22 BE30 BE32 CA03 EA15 EA16 EA17 EA19 EA46 EA47 GA24

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デキャップ時間及びカラー対ブラックのブ
    リードコントロールが改善されたインクジェットインク
    であって、前記インクが、 共溶媒、界面活性剤、及び緩衝剤から成る群から選択さ
    れた少なくとも1つの成分、 少なくとも1つの染料、そして過塩素酸塩アニオンの多
    価塩からなる改良デキャップ剤を含有するインクジェッ
    トインク。
  2. 【請求項2】前記染料は、シアン染料である請求項1に
    記載のインクジェットインク。
  3. 【請求項3】前記染料は、イエロー染料である請求項1
    に記載のインクジェットインク。
  4. 【請求項4】前記染料は、マゼンタ染料である請求項1
    に記載のインクジェットインク。
  5. 【請求項5】前記改良デキャップ剤は、過塩素酸カルシ
    ウム、過塩素酸マンガン、過塩素酸マグネシウム、過塩
    素酸亜鉛、過塩素酸アルミニウム、及び過塩素酸鉄から
    成る群から選択される請求項1に記載のインクジェット
    インク。
  6. 【請求項6】前記改良デキャップ剤は、過塩素酸マグネ
    シウムである請求項1に記載のインクジェットインク。
  7. 【請求項7】前記改良デキャップ剤は、約0.1〜約1
    0wt%の過塩素酸塩アニオンの多価塩からなる請求項
    1に記載のインクジェットインク。
  8. 【請求項8】前記改良デキャップ剤は、約6wt%の過
    塩素酸塩アニオンの多価塩からなる請求項1に記載のイ
    ンクジェットインク。
  9. 【請求項9】前記界面活性剤は、少なくとも1つのイオ
    ン性界面活性剤と少なくとも1つの非イオン性界面活性
    剤とから成る群から選択される請求項1に記載のインク
    ジェットインク。
  10. 【請求項10】前記の少なくとも1つのイオン性界面活
    性剤は、少なくとも1つのスルホン酸塩誘導物を含む請
    求項9に記載のインクジェットインク。
  11. 【請求項11】前記の少なくとも1つの非イオン性界面
    活性剤は、Tergitol15−S−5及びTerg
    itol15−S−7を含む請求項9に記載のインクジ
    ェットインク。
  12. 【請求項12】インクジェットインクを使って基体に印
    刷する方法であって、 塩素酸塩アニオンの多価塩からなる改良デキャップ剤、
    共溶媒、界面活性剤、緩衝剤、及び染料を含有するカラ
    ーインクジェットインクを調合し、 前記カラーインクジェットインクを紙基体上に適用し、
    そして前記カラーインクジェットインクに隣り合わせて
    ブラックインクジェットインクを適用することから成る
    方法。
  13. 【請求項13】改良デキャップ剤を含有するカラーイン
    クジェットインクの調合が、過塩素酸カルシウム、過塩
    素酸マンガン、過塩素酸マグネシウム、過塩素酸亜鉛、
    過塩素酸アルミニウム、及び過塩素酸鉄から成る群から
    選択された前記改良デキャップ剤で前記カラーインクジ
    ェットインクを調合することからなる請求項12に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】改良デキャップ剤を含有するカラーイン
    クジェットインクの調合が、前記改良デキャップ剤が過
    塩素酸マグネシウムである前記カラーインクジェットイ
    ンクを調合することからなる請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】改良デキャップ剤を含有するカラーイン
    クジェットインクの調合が、約0.1〜約10wt%の
    過塩素酸マグネシウムで前記カラーインクジェットイン
    クを調合することからなる請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】改良デキャップ剤を含有するカラーイン
    クジェットインク調合が、約6wt%の過塩素酸マグネ
    シウムで前記カラーインクジェットインクを調合するこ
    とからなる請求項12に記載の方法。
  17. 【請求項17】カラーインクジェットインクのカラー対
    ブラックのブリードコントロールに悪影響を及ぼさない
    でデキャップを改善する方法であって、 塩素酸塩アニオンの多価塩からなる改良デキャップ剤、
    共溶媒、界面活性剤、及び少なくとも1つの染料を含有
    するカラーインクジェットインクの調合を含む方法。
  18. 【請求項18】改良デキャップ剤を含有するカラーイン
    クジェットインク調合が、過塩素酸カルシウム、過塩素
    酸マンガン、過塩素酸マグネシウム、過塩素酸亜鉛、過
    塩素酸アルミニウム、及び過塩素酸鉄から成る群から選
    択された前記改良デキャップ剤前記カラーインクジェッ
    トインクを調合することからなる請求項17に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】改良デキャップ剤を含有するカラーイン
    クジェットインクの調合が、前記改良デキャップ剤が過
    塩素酸マグネシウムである前記カラーインクジェットイ
    ンクを調合することからなる請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】改良デキャップ剤を含有するカラーイン
    クジェットインクの調合が、約0.1〜約10wt%の
    過塩素酸マグネシウムで前記カラーインクジェットイン
    クを調合することからなる請求項17に記載の方法。
  21. 【請求項21】改良デキャップ剤を含有するカラーイン
    クジェットインクの調合が、約6wt%の過塩素酸マグ
    ネシウムで前記カラーインクジェットインクを調合する
    ことからなる請求項17に記載の方法。
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