JP2003341815A - パイプコンベヤ装置 - Google Patents

パイプコンベヤ装置

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JP2003341815A
JP2003341815A JP2002152909A JP2002152909A JP2003341815A JP 2003341815 A JP2003341815 A JP 2003341815A JP 2002152909 A JP2002152909 A JP 2002152909A JP 2002152909 A JP2002152909 A JP 2002152909A JP 2003341815 A JP2003341815 A JP 2003341815A
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JP
Japan
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belt
width direction
side edges
conveyor device
pipe conveyor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002152909A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiko Amano
成彦 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】べルトをパイプ状に丸めた際に、べルト内を気
密状態に保持できるようなベルトの幅方向の端末部の構
成とすることで、既存設備を利用しつつ、被運搬物の飛
散や洩れ等を有効に防止出来るパイプコンベヤ装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】べルト5の幅方向の両側縁部5x,5y
は、最上部に位置決めする保形ローラ7aの位置で相互
に重ね合わせられて重合部9を構成している。この発明
の実施形態では、べルト5の内包側の側縁部5yに、べ
ルト5の長手方向に沿って磁性体10を埋設し、前記べ
ルト5の両側縁部5x,5yの重合部9を支持する支持
板7に支持された保形ローラ7aに、前記重合部9の内
包側の側縁部5yに埋設した磁性体10を引き寄せてべ
ルト5内を気密状態に保持する磁力発生手段11が設け
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイプコンベヤ
装置にかかわり、更に詳しくは気密性及び密閉性を要求
される被搬送物の輸送に適したパイプコンベヤ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、パイプコンベヤのシステムとし
ては、粉状体や小さい固形物等の被運搬物を運搬する場
合に、搬送途中において被運搬物がべルトから落下した
り、溢れたりするのを防止させるために、べルトをパイ
プ状に丸めて被運搬物を包み込むようにして輸送するシ
ステムである。
【0003】そして、その構成としては、例えば、図4
〜図6に示すように、駆動プ−リ1と従動プ−リ2とに
上面ゴム層3aと下面ゴム層3bとの間に芯体帆布4を
埋設したエンドレス状のべルト5を掛回し、前記駆動プ
−リ1と従動プ−リ2との間に、べルト5をパイプ状に
丸めて搬送ガイドするための複数のガイドローラ6と、
複数の保形ローラ7aを備えた支持板7とを所定の間隔
で配設してある。
【0004】前記支持板7には、図5に示すようにべル
ト5のキャリア側X(進行方向)が挿通する貫通穴8a
と、リターン側Y(戻り側)のべルト5が挿通する貫通
穴8bとが形成され、この貫通穴8a,8bの周囲に
は、べルト5をパイプ状に保持させるための前記複数本
(この従来例では6本)の保形ローラ7aが回転自在に
配設されている。
【0005】そして、被運搬物Wの投入は、キャリア側
Xの従動プ−リ2側で行われ、また被運搬物Wの排出
は、べルト5がキャリア側Xからリターン側Yに反転す
る駆動プ−リ1側で行われている。
【0006】前記パイプ状に丸められたべルト5は、図
5及び図6に示すように、キャリア側Xにおいて貫通穴
8aの上部側で一方のべルト側縁部の外包側内表面5a
に他方のベルト側縁部の内包側外表面5bが重ね合わさ
れてパイプ状に構成され、またリターン側Yでは貫通穴
8bの下部側において一方のベルト側縁部の外包側内表
面5aに他方のベルト側縁部の内包側外表面5bが重ね
合わされてパイプ状に構成され、そしてリータン側Yで
は、べルト5の表面に付着した被運搬物Wが下方に落下
して周囲を汚すことがないように配慮されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、上記
のようなパイプコンベヤにおいて、気密性,密閉性が要
求される被運搬物(例えば、粉塵を発生し易い粉体物質
や気化しやすい化学物質等)を搬送するためのパイプコ
ンベヤが要求されてきた。
【0008】然しながら、上記のような従来のパイプコ
ンベヤでは、図6に示すように、べルト5をパイプ状に
丸めて被運搬物Wを包み込むようにした構成であって、
べルト5の幅方向両側縁部5x,5yを相互に重ね合わ
せたものである。
【0009】即ち、べルト5の幅方向の両側縁部5x,
5yを相互に重ね合わせた重合部9の外包側内表面5a
と内包側外表面5bとの重ね合わせ面は、べルト5の拡
開しようとする弾性力により当接させた簡単な構成であ
るために、運搬中にべルト5のローリングや旋回時等に
べルト5の幅方向の端末重合部から被運搬物Wの一部が
こぼれると言う問題があり、上記のような気密性,密閉
性が要求される被運搬物Wを搬送するには、必ずしも適
切なパイプコンベヤの構成とはなっていなかった。
【0010】この発明は、かかる従来の問題点に着目し
て案出されたもので、べルトをパイプ状に丸めた際に、
べルト内を気密状態に保持できるように構成すること
で、既存設備を利用しつつ、被運搬物の飛散や洩れ等を
有効に防止出来るパイプコンベヤ装置を提供することを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、べルトの幅方向の両側縁部の少なくとも
一方に、べルトの長手方向に沿って磁性体を埋設し、前
記べルトの幅方向の両側縁部の重合部を支持する支持板
の部分に、前記磁性体を引き寄せてべルト内を気密状態
に保持する磁力発生手段を設けたことを要旨とするもの
である。
【0012】前記磁力発生手段は、前記ベルトの幅方向
の両側縁部の重合部を支持する保形ローラに設け、また
前記べルトの長手方向に沿って埋設する磁性体として
は、スチールコードを用いるものである。
【0013】このように、べルトの幅方向の両側縁部の
重合部に、べルトの長手方向に沿って磁性体を埋設し、
べルトの両側縁部の重合部を支持する支持板に設けた磁
力発生手段で、前記磁性体を引き寄せ密着させることに
より、べルト内を気密状態に保持させ、これにより被運
搬物の輸送時に被運搬物が飛散したり、洩れる等の不具
合を防止でき、また従来の設備を有効に利用出来ること
からコストダウンも図ることが出来るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づきこの発明
の実施の形態を説明する。
【0015】なお、従来例と同一構成要素は、同一符号
を付して説明は省略する。
【0016】図1は、この発明を実施したパイプコンベ
ヤのキャリア側におけるべルトの両側縁部の重合部の一
部拡大正面図、図3は図1のべルトの側縁部の拡大断面
図を示し、5はパイプコンベヤを構成するキャリア側X
のべルト、7aはキャリア側Xの保形ローラ、4はべル
ト5の上面ゴム層3aと下面ゴム層3bとの間に埋設さ
れた芯体帆布を示し、べルト5の幅方向の両側縁部5
x,5yは、最上部に位置決めする保形ローラ7aの位
置で相互に重ね合わせられて重合部9を構成している。
【0017】この発明の実施形態では、べルト5の内包
側の側縁部5yに、べルト5の長手方向に沿って磁性体
10を埋設してあり、この磁性体10は、ベルト5の幅
方向の両側縁部の少なくとも一方に埋設するものであ
る。
【0018】なお、磁性体10をベルト5の幅方向の一
方の側縁部に埋設する場合には、必ずべルト5の内包側
の幅方向側縁部に磁性体10が位置するように、パイプ
状に丸める際のガイドローラ6を配置するか、または従
来の装置においては、決められた配置となるように設定
すれば良く、また、磁性体10をベルト5の幅方向の両
方の側縁部に埋設する場合には、ベルト5の幅方向の両
側縁部が、どちらが内包側となっても良いため、従来の
装置でも実施出来る。
【0019】前記べルト5の両側縁部5x,5yの重合
部9を支持する支持板7に支持された保形ローラ7aの
近傍に、前記重合部9の内包側の側縁部5yに埋設した
磁性体10を引き寄せてべルト5内を気密状態に保持す
る磁力発生手段11が設けてある。即ち、磁力発生手段
11を設置した位置に対応して、磁性体10を埋設した
べルト5の幅方向の側縁部5yが位置するように配設す
る。
【0020】前記磁力発生手段11としては、支持板7
に電磁誘導コイル等を配設し,外部からの電源で磁力を
発生させる構成する。なお、磁力発生手段11は、支持
板7に必ずしも設ける必要はなく、支持板7以外の支持
部材で支持するようにしても良い。
【0021】また、磁力発生手段11の他の実施形態と
しては、図2に示すように、保形ローラ7a内に小型モ
ータ等を内装し、内蔵する電磁コイルを作用させて磁力
を発生させるか、または外部からの電源で磁力を発生さ
せる構成にしてある。
【0022】このように、保形ローラ7a内に磁力発生
手段11を設ける場合には、磁性体10を内包側のベル
ト5の幅方向側縁部5yの重合部全域に配置することが
好ましい。
【0023】また前記べルト5の長手方向に沿って埋設
する磁性体10としては、図3に示すように、べルト5
の内包側の幅方向側縁部5yに、少なくとも一本以上の
スチールコード12を連続的に埋設し、前記磁力発生手
段11の磁気吸引力により内包側のベルト5の幅方向の
側縁部5yに埋設した磁性体10を引き寄せてべルト5
内を気密状態に保持するものである。
【0024】前記磁性体10を埋設する長さとしては、
少なくともべルト5の幅方向の両側縁部5x,5yが相
互に重ね合わせられた重合部9であり、また前記磁力発
生手段11を外部装置により磁力を発生させる構成とす
る場合には、保形ローラ7aを、ステンレスや樹脂等の
非磁性体により構成するものである。
【0025】このように、べルト5の幅方向の両側縁部
5x,5yの少なくとも一方に、べルト5の長手方向に
沿って磁性体10を埋設し、べルト5の幅方向の両側縁
部5x,5yの重合部9を支持する支持板7に設けた磁
力発生手段11で、磁性体10を引き寄せ密着させるこ
とにより、べルト5内を気密状態に保持させ、これによ
り被運搬物Wの輸送時に被運搬物Wが飛散したり、洩れ
る等を防止することが出来る。
【0026】
【発明の効果】この発明は、上記のようにべルトの幅方
向の両側縁部の少なくとも一方に、べルトの長手方向に
沿って磁性体を埋設し、前記重合部を支持する支持板の
部分に、前記べルトの幅方向の両側縁部の磁性体を引き
寄せてべルト内を気密状態に保持する磁力発生手段を設
けたので、被運搬物の内包する気密性を向上させること
が出来る結果、輸送時に被運搬物が飛散したり、洩れる
等の不具合を防止でき、また既存設備を有効に利用する
ことが出来るので、設備費用も高くならずに、被運搬物
を安全に運搬することが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したパイプコンベヤのキャリア
側におけるべルトの両側縁部の重合部の一部拡大正面図
である。
【図2】磁力発生手段の他の実施形態を示すべルトの両
側縁部の重合部の一部拡大正面図である。
【図3】図1のべルトの側縁部の拡大断面図である。
【図4】従来のパイプコンベヤの概略構成図である。
【図5】図4のBーB矢視拡大側面図である。
【図6】図5のC部の一部拡大正面図である。
【符号の説明】 1 駆動プ−リ 2 従動プ−リ 3a 上面ゴム層 3b 下面ゴム層 4,4a 芯体帆布 5 べルト 5a べルトの外包側内表面 5b べルトの内包側外表面 5x,5y べルトの幅方向の側縁部 6 ガイドローラ 7 支持板 7a 保形ローラ 8a,8b 貫通穴 9 重合部 W 被運搬物 X キャリア側 Y リターン側 10 磁性体 11 磁力発生手段 12 スチールコード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動プ−リと従動プ−リとにエンドレス
    状のべルトを掛回し、この駆動プ−リと従動プ−リとの
    間に、べルトの幅方向の両側縁部を相互に重ね合わせる
    ようにパイプ状に丸めて搬送をガイドするための複数の
    ガイドローラと、複数の保形ローラを備えた支持板とを
    所定の間隔で配設して成るパイプコンベヤ装置におい
    て、 前記べルトの幅方向の両側縁部の少なくとも一方に、べ
    ルトの長手方向に沿って磁性体を埋設し、前記べルトの
    幅方向の両側縁部の重合部を支持する支持板の部分に、
    前記磁性体を引き寄せてべルト内を気密状態に保持する
    磁力発生手段を設けて成るパイプコンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 前記磁力発生手段は、前記ベルトの幅方
    向の両側縁部の重合部を支持する保形ローラに設けた請
    求項1に記載のパイプコンベヤ装置。
  3. 【請求項3】 前記べルトの長手方向に沿って埋設する
    磁性体が、少なくとも一本以上のスチールコードである
    請求項1または2に記載のパイプコンベヤ装置。
JP2002152909A 2002-05-27 2002-05-27 パイプコンベヤ装置 Pending JP2003341815A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110615254A (zh) * 2019-10-23 2019-12-27 山东钢铁股份有限公司 一种皮带机的使用方法、一种托辊组件及一种皮带机

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