JP2003341038A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2003341038A
JP2003341038A JP2002152168A JP2002152168A JP2003341038A JP 2003341038 A JP2003341038 A JP 2003341038A JP 2002152168 A JP2002152168 A JP 2002152168A JP 2002152168 A JP2002152168 A JP 2002152168A JP 2003341038 A JP2003341038 A JP 2003341038A
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JP2002152168A
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Osamu Shikame
修 鹿目
Makoto Yomo
誠 四方
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のインクジェット記録手段(画像表示装
置)を更に改良して、従来のインクジェット記録手段で
は不可能であった問題点を解決し、表示用媒体に記録し
た画像を表示後、消去用部材にて消去すべき部分のみを
画像消去を行う画像表示装置の提供。 【解決手段】 定着性の良い画像を印字する第一の画像
印字手段と第一の画像表示手段よりも定着性の悪い画像
を印字する第二の画像印字手段を有することを特徴とす
る画像表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録手段を有し、インクジェット手段により書き込み可能
な媒体と、前記媒体上に記録された画像を消去する消去
手段を有する画像記録表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像表示装置にはコンピュータ
等の表示装置であるCRTや液晶ディスプレイに代表さ
れるような主として動画を表示するための装置がある。
一方、大画面の静止画をポスターや掲示板のように表
示、消去を繰り返す表示装置がある。この表示装置とし
ては、例えば駅構内の行き先や情報を表示するインフォ
メーションボードが挙げられる。又、類似した装置とし
て、会議、打ち合わせ等で用いられる電子黒板が挙げら
れる。近年、紙の消費量の増大や画像表示のために消費
電力の増大が起こり、省資源化や環境破壊の点から問題
となっている。これらの問題を解決するために電力消費
量が少なく、紙の消費量を激減させる、後者の静止画像
表示装置が望まれている。
【0003】従来の動画表示装置であるCRTや液晶デ
ィスプレイは、大型化になると装置価格が高いという問
題点がある。又、静止画を長時間表示している間にも表
示状態を維持するために電力を使用することから電力消
費の点からも問題が多い。最近、プラズマディスプレイ
(PDP)等に代表される大型低消費電力型表示装置も
多く開発製品化されているが、いまだ高価でしかも、C
RTと同様に動画表示を考えた表示装置であり、静止画
長時間表示には適していない。静止画表示を同一媒体に
記録、消去を行う表示装置としては、コンピュータ等か
ら画像信号に対応した静電潜像記録を、特殊媒体に行い
磁気トナーにより現像し表示を行うインフォメーション
ボードが製品化されている。媒体上の静電像を除去すれ
ば、特殊媒体に付着現像された画像は除去されて、新し
い画像を繰り返し記録することが可能である。このイン
フォメーションボードの唯一の問題点は、磁気トナーを
用いたためカラー化が困難であったことである。
【0004】一方、その使用方法や目的が上記の表示装
置とは異なるが、手書きの静止画(文字)を表示し、表
示された内容をスキャナーにより読み取りハードコピー
を取った後に記録された静止画を黒板消しで消去する装
置として電子黒板装置がある。この装置は、紙の消費量
の低減や消費電力の点から有益な装置である。しかしな
がら、コンピュータ等に接続され静止画を記録し表示す
るものでなく、さらに書き込まれた画像を自動的に消去
する製品は現在のところない。
【0005】画像消去付き電子黒板装置の開発は、従来
から行われており、例えば、特開昭61−9071号公
報や特開平5−597号公報、特開平5−14564号
公報、特開平5−160940号公報、特開平5−16
2494号公報、特開平6−32095号公報、特開平
6−48091号公報、特開平6−87295号公報、
特開平6−245008号公報に示されるような提案が
されている。上記発明によれば、従来の電子黒板の媒体
上に電子黒板用筆記具により手書きされた文字、画像を
クリーニング用ファーブラシやゴムブレード等の複写機
で用いられる電子写真感光体クリーニング装置に類似す
る方法により払拭消去する装置を提案している。しかし
ながら、画像書き込み部に関しては従来のごとく筆記用
具で手書きで行うのみであった。
【0006】静止画の情報表示装置に望まれる用件は、
電子黒板のように会議室にスタンドアロンとして存在す
るだけの装置ではなく、ネットワークの中の表示装置と
しての機能を有しており遠隔からの情報を順次に表示す
ることができること、又、複数の場所に表示できること
が望まれている。従来の画像表示装置にあっては、外部
画像入力装置からの情報に基づいた書き込み及び消去を
行える装置は、磁気記録方式のインフォメーションボー
ドのみであった。しかしながら磁気トナーを用いている
ためカラー化が困難であり、カラー画像が表示でき、さ
らに高画質な画像を記録表示できる画像表示装置が望ま
れていた。
【0007】そこで本出願人らは、カラー画像が表示で
きるシステムとして電子黒板と類似の記録媒体にインク
ジェット記録装置を搭載し、媒体上に画像書き込みを行
った後、表示を行い上記の消去方法にて画像消去ができ
る画像記録表示装置の試作検討を行った。インクジェッ
ト記録方法は、インクの小滴を飛翔させ、紙等の記録媒
体にインクを付着させて記録を行うものである。
【0008】従来の電子黒板と類似の記録媒体にインク
ジェット記録を行った場合、従来のインクジェット用イ
ンクにて書き込み記録することが不可能であった。一般
に、電子黒板用に用いられる媒体は、乳白色のベースフ
ィルム上にフッ素化合物系のフィルム等を貼りあわせた
シートを用いている。水性インクを使用した黒板用ペン
で、黒板に画像を書き込むと水分が蒸発した後に剥離
剤、顔料を含む樹脂膜が残り、したがって布、フェル
ト、スポンジ等で容易に払拭消去できる構成となってい
る。又、消去しやすいよう媒体表面の表面張力は小さく
設定されている。したがって、インクジェット用インク
で記録を行うと従来の記録媒体上でインクをはじいてし
まい画像記録が行えないという問題点があった。又、媒
体の表面張力を従来のものより大きくしていくと、ブレ
ード等の消去装置では十分な消去ができないという問題
が生じていた。
【0009】インクジェット記録方法に用いられるイン
クとしては、水系と非水系に分類される。水系は水を主
成分とし、これに乾燥防止、ノズルの目詰まり防止等の
目的でグリコール等の水溶性高沸点溶剤が含有されたも
のが一般的である。水系においては、インクの噴射に先
立ち、媒体上にあらかじめ画像を良好にせしめる液体を
付着させておく方法が提案されている。特にカチオン性
基を有する有機化合物を含有する液体を媒体に付着させ
た後、アニオン性の染料が含有されたインクで記録する
ことにより定着性の向上が見られている。
【0010】そこで、本発明においても例えば、上記の
ようなインクを用いた記録方法を用いることにより、表
示媒体にインクがはじくことなく良好な記録を行うこと
が可能となった。又、表示媒体への定着性の向上だけで
なく、上記の記録方法と選定された表示媒体との間に消
去部材により良好なクリーニングが可能となる組み合わ
せが存在することが分かった。即ち、本発明は例えば、
カチオン性物質を含む処理液を組み合わせたインクセッ
ト及び該インクセットと組み合わされる表示媒体とイン
クジェット記録手段と消去手段を有する画像表示装置で
ある。上記、カチオン性物質を含む処理液を組み合わせ
たインクセットを用いる以外の方法として、粘着性イン
クセットを用いる方法が提案されている。
【0011】粘着性インクセットとしては、例えば顔料
・樹脂分散剤・粘着性高分子エマルジョン・グリコール
類等を含有する水系インクが挙げられる。このインクは
吐出前には分散状態で粘性が低く、吐出後に凝集・皮膜
化して定着される。
【0012】又、非水系であれば、従来のホワイトボー
ド用マーカーペンと同様の速乾性インクを用いることも
でき、定着性及び剥離性が改善される。非水系のインク
ジェット用インクに用いる非水系溶媒は、例えば、炭化
水素類(液体パラフィン等)、アルコール類(メチルア
ルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール
等)、フェノール類、ピロリドン類、エステル系溶媒等
が挙げられる。あまり速乾性が高いと吐出前にインク濃
度が上昇し、ノズル詰まり等の問題が生じる。
【0013】やや速乾性を抑えた非水系溶媒として、例
えば、(モノ、ジ、トリ、テトラ、)アルキレングリコ
ールのアルキルエーテル、例えば、エチレングリコール
モノアルキルエーテル、ジエチレングリコールモノアル
キルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキルエ
ーテル、プロピレングリコールモノアルキルエーテル、
トリプロピレングリコールモノアルキルエーテル、アル
キレングリコール等、前記アルキレングリコールのアル
キルエーテルのアセテート、ピロリドン類、例えば2−
ピロリドン、N−メチルピロリドン及びそれらの混合物
等を挙げることができる。上記インクジェット方式で画
像は容易に消去でき、記録媒体の再利用は可能となっ
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、従来
の表示装置よりも優れた消費電力や省資源化を目的とす
る画像表示装置を提供するだけでなく、高品位なカラー
画像表示を提供し更にネットワークに対応したシステム
を形成できる表示装置を提供することができる。しかし
ながら、上記従来の画像記録表示装置では、定型の表や
文章の一部或いは画像の一部だけを変えて表示したい場
合でも、画像を全部消去してから再度書き直す必要があ
るために、インク消費量が減らせない、印字のためにヘ
ッドを駆動するエネルギーが必要になる等エコロジー面
の問題があった。
【0015】上記目的を実現するために、従来のインク
ジェット記録手段(画像表示装置)を更に改良して、従
来のインクジェット記録手段では不可能であった上記の
問題点を解決し、表示用媒体に記録した画像を表示後、
消去用部材にて消去すべき部分のみを画像消去を行う画
像表示装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録方式の画像記録表示装置では、定着性の良い画像を
印字する第一の画像印字手段と第一の画像表示手段より
も定着性の悪い画像を印字する第二の画像印字手段を有
することを特徴とする。本発明の第一の印字手段として
は、例えば、熱溶融型インクや油性インクを用いたイン
クジェット記録方式や熱転写記録方式等が用いられ、第
二の印字手段としては、前記インクジェット記録方式を
用いることができる。本発明の第一の消去手段に用いら
れる溶媒としては、第一の印字手段に用いられるインク
の種類によって適宜選択すれば良い。又、溶媒塗布手段
としては、塗布ローラーを用いる方法やウェッブに染み
込ませて塗布する方法、或いは、スプレーコート、ピエ
ゾやサーマルインクジェット手段等があり、使用する溶
媒に合わせて適宜選択できる。
【0017】
【実施例】本発明の画像記録表示実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は、本発明の画像表示装置
の概略正面図であり、図2は、概略側面図である。画像
表示装置は、画像書き込み部1と記録媒体駆動部2、表
示部3及び画像消去部4からなる。記録媒体10(以
下、シートと呼ぶ。)は、不図示の 筐体側板に回転自
在に軸支したローラ11とローラ12によりエンドレス
状に張られている。13、14はそれぞれのローラのロ
ーラ軸である。シート駆動部15は、ステッピングモー
タを内蔵しローラ軸14に駆動を伝達し、シート10を
駆動する。
【0018】画像書き込み部1は、記録へッドユニット
20とそれを搭載するキャリッジ21がガイド軸22と
ガイド軸23の2つのガイド軸によって構成されてい
る。画像書き込み部の詳細な概略図を図3に記録ヘッド
下方からの該略図を図4に示す。キャリッジ21は、2
つのガイド軸22,23によって定められた方向に移動
可能な構成となっており、シート10上記録領域を往復
走査する。キャリッジ21には、複数の色インクと処理
液を吐出する記録へッド群24と、それぞれの記録ヘッ
ド24にインクや処理液を供給するインクタンク25を
含む記録ヘッドユニット20が搭載されている。この画
像表示装置に搭載される複数の色のインクは、ブラック
(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)の4色である。
【0019】キャリッジ21が移動可能な領域の正面右
端には、下部には回復系ユニット26があり、非記録時
に記録ヘッド24の吐出部を不図示のキャップ部材でキ
ャップを行うことや、記録ヘッド24のノズル27或い
はノズル近傍のクリーニングを行うためのインク吸引手
段やワイピング手段が搭載されている。通常、回復系ユ
ニット26上に記録ユニット20がある位置を記録ヘッ
ド24のホームポジションという。ブラック(Bk)、
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色
と処理液を吐出する記録へッド群24と熱転写リボン2
5aaと処理液のタンク25aとBk用タンク25b、
C用タンク25c、M用タンク25d、Y用タンク25
eが搭載される。各タンクは記録へッド群24との接続
部を介して記録ヘッド群24と接続し、吐出口にインク
や処理液を供給する。
【0020】図4は記録ヘッド群の前面の拡大図を示し
たものである。記録へッド群24は、サーマルヘッド2
4aaと処理液を吐出させるヘッド24a、ブラック2
4b、シアン24c、マゼンタ24d、イエロー24e
を吐出させるためのへッドとから構成されており、各ヘ
ッドは記録ユニット20に保持されている。サーマルヘ
ッドは256個の発熱部を持ち、インクジェット用の各
ヘッドはそれぞれ256個のノズル27から構成されて
いる。
【0021】ここで本実施例における処理液を詳細に説
明すると、本発明の処理液は、少なくともカチオン性物
質を含む処理液であって、さらに微粉砕セルロースが含
有されている。
【0022】以下に、カチオン性物質を含む処理液の画
像形成時における機能について説明する。尚、説明の簡
素化のため、アニオン性基を含む水溶性染料を含有する
染料インクを使用して記録する場合について説明する
が、アニオン性化合物と顔料とが含有されている顔料イ
ンクを用いて記録する場合も同様である。
【0023】処理液は、アニオン性化合物を含む、例え
ば、色材として染料を含むインクと共に用いた場合に、
シート上でインクと混合されると反応の第一段階とし
て、処理液に含まれているカチオン性物質のうち低分子
量の成分と、インク中のアニオン性化合物とがイオン的
相互作用により会合を起こし、インク中の染料が瞬間的
に凝集し溶液相から分離を起こす。次に反応の第2段階
として、アニオン性化合物と低分子量のカチオン性物質
との会合体が、処理液中に含まれる(好ましくは、平均
粒径が5.0μm以下の)微粉砕セルロースにより吸着
されるために、上記した会合で生じた染料の凝集体のサ
イズが更に大きくなり、その結果、固液分離する。この
状態で液体部分はシート上に定着する部分の役割と、後
に詳しく説明するが画像消去を容易にするという特徴を
もたらす。
【0024】更に、カチオン性物質の低分子量の成分と
アニオン性染料と微粉砕セルロースとで形成される凝集
体は、その粘性の上昇によりシートに適度に定着するた
めの条件を満たすだけでなく、シート上画像の液だれに
よる像流れを起こすことがない。又、長時間放置による
マイグレーションや隣接ドットの異色のインクで形成さ
れていたとしてもドットが交じり合うことなく、異色画
像の境界面でインクがにじむ(ブリーディング)現象も
生じない。即ち、通常用いられるインクジェット用イン
クでは不可能であったシート上に消去可能で且つマイグ
レーションやブリーディング及び液だれの生じない高品
位な画像を形成することが可能である。
【0025】上記、処理液に含まれるカチオン性物質、
微粉砕セルロース、その他添加剤や処理液に対応したア
ニオン性基を含有するインクについては、特開平8−7
2393号公報に詳細に説明されているのでその中から
適宜、インクと処理液のインクセットを使用すればよ
い。
【0026】次に上記書き込み部により画像を書き込ま
れるシート10について説明する。本発明の装置におい
ては、上記インクセットともっとも良好な書き込み消去
が行えるシート表面材料としてポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、ポリエチレン、ポリアクリル、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリエチレン−メチルメタクリレート
共重合体(EMMA)等が適している。又、消去を考え
たシートにおいては、シート表面に染料が浸透するよう
な多孔質形状を有するシートは本表示装置には適さず、
表面が平滑なシートが書き込み消去に適していることが
わかった。
【0027】画像表示部3について説明する。画像書き
込み部1で順次書き込まれた画像は、図中矢印A方向に
シート駆動部2の駆動により搬送される。所望の画像が
書き終わると画像は画像表示部の適当な表示位置に表示
されることとなる。シート20の裏面には、シート20
が弛まぬよう支持板33が設けられている。この表示位
置では、電子黒板用ペンで追記することが可能である。
【0028】次に画像消去部4を説明する。図5は画像
消去部4を拡大した概略図である。画像消去部4は、主
にシート10上のインクを払拭消去する離接可能なブレ
ード40、ブレード支持板41及び消去されたインクを
集積、蓄積する廃インク溜め42と、よりシート上のク
リーニングを向上させるためのシートからクリーニング
ローラ43及びクリーニングローラ軸44が設けられて
いる。
【0029】ブレード離接手段はウレタンゴム等の弾性
材で作られたシート幅とほぼ等しい板状のブレード40
と、ブレードを装着したブレード支持板41とブレード
支持板回動手段45と、引張スプリング46とソレノイ
ド47とからなる。ブレード支持板回動手段45は支持
板48が回動軸49、連結棒50とブレード支持板41
を挟持するように固着し、連結棒50の中央部にはソレ
ノイド47と連結するプランジャ51を固着している。
回動軸49は、不図示フレームに回動自在に軸支してあ
る。ソレノイド47は不図示フレームに固着し、プラン
ジャ51を連結棒50の中央部に回動自在に取り付け
る。引張スプリング46は、一端は支持板48の一部に
取り付け、他端は不図示フレームに取り付ける。その結
果ブレード40は回動し、シート10から離接する。
【0030】消去液吐出用ノズル48は、第一の画像印
字手段で形成された画像と第二の画像印字手段で形成さ
れた画像との両者を消去するときに不図示の加圧手段に
より消去液を吐出する。
【0031】クリーニングローラ43はポリウレタンス
ポンジ等で作られておりシート10幅とほぼ等しい円筒
状の多孔質のローラ43とローラ軸44から構成されて
おり、不図示のフレームに支えられ回転可能となってい
る。ローラ43の駆動は、シート駆動用ローラ12を駆
動する駆動部2から伝達され、シート10進行方向Aに
対して対向する(カウンタ方向)ように回転することに
より、消去を完全に行うものである。上記構成により、
シート上にインクジェット記録により画像を形成した
後、表示を行い更に、必要に応じて作成された画像を消
去することができた。尚、図2の表示部下方には、装置
に直接指示を与える、又、装置の状態をモニタ表示する
ための表示・操作パネル52が設けられている。
【0032】次に本発明の画像表示装置の動作について
説明する。図6は、本発明に適用可能な画像記録表示装
置のブロック図である。ホストコンピュータ100から
記録すべき文字や画像のデータ(以下、画像データとい
う。)が記録装置の受信バッファー101に入力され
る。又、正しくデータが転送されているか否かを確認す
るデータ、記録表示装置の動作状態を知らせるデータ等
が記録表示装置からホストコンピュータ100に帰され
る。
【0033】受信バッファー101のデーターはCPU
を有する制御部102の管理下のもとで、メモリー部1
03に転送されRAM(Random Accesses Memory)に一
時的に記憶される。メカコントロール部104は制御部
102からの司令によりキャリッジモータ、シートフィ
ード用ステッピングモータ等のメカ部105を駆動す
る。センサ、スイッチコントロール部106は、各種セ
ンサ及びスイッチからなるセンサ、スイッチ部107か
らの信号を制御部102に送る。表示素子コントロール
部108は、制御部102からの司令により表示パネル
群のLEDや液晶表示素子等からなる表示素子部109
を制御する。記録ヘッドコントロール部110は制御部
102からの司令により記録ヘッド111を制御する。
又、記録へッド111の状態を示す温度情報等をセンシ
ングし制御部102に伝える。画像処理部112は受信
バッファー101に入力された画像データの処理を行
い、又、記録のためのデータを生成する。
【0034】以下に画像表示記録装置を用いての記録表
示消去動作について図7のフローチャートを用いて順に
述べる。不図示装置スイッチのONにより電源が投入さ
れると(S1)、駆動部2シート駆動モータが稼動(S
2)し、シート10を図1中矢印方向Aに送る。シート
10端部に設けてあるマーカ60をセンサー61が検知
する(S3)とシート10は停止する(S4)。画像書
き込み部1は、回復系ユニット26の回復系キャップを
解除(S5)した後、ヘッドユニット20のホームポジ
ションを検知する(S6)。へッドホームポジションを
検知した後、回復系ユニットにて、ヘッドからインク吸
引やワイピング動作による記録ヘッドの初期動作を行う
(S7)。初期動作が終了すると、記録信号を待つ(S
7)。消去部4は、シート10が初期動作を終えてシー
ト10が停止したことを確認し、(S8)ブレード40
をシート20に接触させるようにソレノイド47に信号
を送る(S9)。上記動作が終了した時点で書き込み準
備となる。
【0035】ホストコンピュータ100は、表示すべき
画像をシート10のサイズに補正を行い、1回で消去す
る画像と複数回使用する画像に領域を分割し、画像信号
を送信する。この時、装置正面から画像が観察できるよ
うに、通常のプリンタとは異なり画像下方から印字を行
うように記録へッドに信号を送るよう画像展開を行う。
【0036】記録信号が記録ヘッド群24に送られる
と、複数回使用する画像は、サーマルヘッド25aaか
ら記録され、1回で消去する画像は記録へッドからそれ
ぞれシアン、マゼンタ、イエローのインクと無色の処理
液を吐出する。又、処理液は前記の記録インクの吐出に
先立ち、少なくとも各色の記録インクがシートに付着す
る部分にあらかじめ吐出付着させておく。
【0037】本実施例では、記録へッド群24は、6つ
よりなるものを使用したがこれに限定されるものでな
く、1つの記録ヘッドで、各色インク及び処理液を液流
路を分けて使用してもよい。又、本実施例のヘッド配列
に限定されるものでなく、複数回使用する画像用にC,
M,Y,Bkを用いてもよく、さらに金銀等の特色を用
いてもよい。又、1回で消去する画像の各色インク、処
理液のヘッド配置、その数も自由に選択することができ
る。
【0038】記録ヘッド24はガイド軸22,23に沿
って記録を行うが、1往復ごとに、シート10は記録ヘ
ッドの幅に応じたステップ送りされる(S10)。表示
領域に画像が記録を終了すると記録ヘッド24はホーム
ポジションに戻り(S11)、回復ユニット26により
クリーニシグ動作を行ない(S12)、キャップ手段に
より記録へッド24はキャップされる(S13)。
【0039】次に新たな画像を表示するために、前回の
画像を消去する。消去方法は、記録へッド24が記録す
ることと同時に前回記録した画像を消去するモードと記
録された画像を消去するだけのモードを持っているが、
この選択はホストコンピュータ100に指示することに
より選択が可能である。又、消去のみのモードは、図中
不図示の装置外装に取り付けられた表示・操作パネル5
2より消去モードを選択することが可能である。
【0040】全画像を消去するモードを選択したとき
は、消去液吐出用ノズル48より消去液(IPA40重
量部、チオジエタノール30重量部、水30重量部から
なる液体)を吐出し、クリーニングローラ43で拭き取
って完全に消去が行われる。部分消去モードを選択した
場合は、次の記録のときには前回サーマルヘッド24a
aで記録した画像の部分にはマスクをかけて非記録と
し、新規に発生した複数回使用画像のみを記録する。こ
のようにして、必要な部分のみを書き替えることによ
り、従来の画像記録表示装置よりもインク消費量を抑え
ることができた。
【0041】<実施例2>以下のようにして一回のみの
記録用インクを調製した。
【0042】上記成分を混合し、ウォーターバスで70
℃に加温し、樹脂分を完全に溶解させる。この溶液に新
たに試作されたカーボンブラック(MCF88三菱化成
製)10部、イソプロピルアルコール1部を加え、30
分間プレミキシングを行った後、下記の条件で分散処理
を行った。 ・分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械製) ・粉砕メディア ジルコニウムビーズ 1mm径 ・粉砕メディアの充填率 50%(体積) ・粉砕時間 3時間 さらに遠心分離処理(12000RPM,20分間)を
行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
【0043】
【0044】上記成分を混合し、pHをモノエタノール
アミンで8から10になるように調整し、ブラックイン
クとした。上記ブラックインク中の各成分の重量%は顔
料1wt%、ポリマーエマルジョン0.1wt%、グリ
コール類5.5wt%、アルコール類10wt%であ
る。(以下のカラーインクにおいても同組成) なお、テイサンレジン370Nはアクリルポリマーエマ
ルジョンで、ガラス転移温度はマイナス32℃であっ
た。
【0045】〔イエローインク〕上記処方において顔料
のカーボンブラックをC.I.Pigment Yellow 13とした以
外は同様にしてイエローインクとした。
【0046】〔マゼンタインク〕上記処方において顔料
のカーボンブラックをC.I.Pigment Red 7とした以外は
同様にしてマゼンタインクとした。
【0047】〔シアンインク〕上記処方において顔料の
カーボンブラックをC.I.Pigment Blue 22とした以外は
同様にしてシアンインクとした。
【0048】実施例1で用いた装置(図2)の消去部4
のブレードを消去ロールに変更したものを用意した。
又、処理液は用いなかったので処理液用ヘッド24aに
は信号を送らず、処理液のタンク25aは、取り外した
状態で動作させた。実施例1と同様に記録消去の繰り返
しを行ったところ、一回のみの記録部分は毎回きれいに
消去され、複数回使用画像は、消去命令を入力したとき
のみ消去された。このようにして、必要な部分のみを書
き替えることにより、従来の画像記録表示装置よりもイ
ンク消費量を抑えることができた。
【0049】
【発明の効果】本発明の提供する、定着性の良い画像を
印字する第一の画像印字手段と第一の画像表示手段より
も消去性の良い画像を印字する第二の画像印字手段を有
する画像表示装置により、ネットワークに対応した高品
位なカラー画像表示を提供するだけでなく、省資源化や
環境問題に対応することが可能となった。上記のような
インクを用いたインクジェット記録手段を用いることに
より、従来の記録方法では不可能であった画像の再利用
の問題を解決し、これまで以上に環境問題に配慮した製
品を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録表示装置の概略正面図。
【図2】本発明の画像記録表示装置の概略側面図。
【図3】本発明の画像記録表示装置の画像書き込み部の
概略図。
【図4】本発明の画像記録表示装置の記録ヘッド下方か
らの概略図。
【図5】本発明の画像記録表示装置の消去部を拡大した
概略図。
【図6】本発明に適用可能な画像記録表示装置のブロッ
ク図。
【図7】本発明の画像記録表示装置の記録表示消去動作
例を表すフローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA19 EA27 EC13 EC25 FD01 HA40 HA42 JC10 2C071 CA01 CA05 CD01 EC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着性の良い画像を印字する第一の画像
    印字手段と第一の画像表示手段よりも定着性の悪い画像
    を印字する第二の画像印字手段を有することを特徴とす
    る画像表示装置。
  2. 【請求項2】 第一の画像印字手段は耐水性を有する画
    像形成が可能であり、第二の画像印字手段はカチオン性
    物質を含む処理液を組み合わせたインクセットを有する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 第一と第二の印字手段の両方を消去する
    第一の消去手段と、第二の印字手段によって形成された
    画像のみを消去する第二の消去手段とを有する請求項1
    に記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 第一の消去手段は、第一の画像印字手段
    によって形成された画像を溶媒によって膨潤或いは溶解
    させることが可能であり、第二の消去手段は、ブレー
    ド、ウェッブ等の機械的手段による請求項3に記載の画
    像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8197020B2 (en) 2008-04-23 2012-06-12 Kyocera Mita Corporation Image forming method, image forming apparatus and inkjet head

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