JP2003337591A - 子守りシステム - Google Patents

子守りシステム

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JP2003337591A
JP2003337591A JP2002143353A JP2002143353A JP2003337591A JP 2003337591 A JP2003337591 A JP 2003337591A JP 2002143353 A JP2002143353 A JP 2002143353A JP 2002143353 A JP2002143353 A JP 2002143353A JP 2003337591 A JP2003337591 A JP 2003337591A
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baby
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music
infant
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JP2002143353A
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English (en)
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Kiyoshi Yamaki
清志 山木
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳幼児の音声を検知してシステムが自動的に
作動するとともに、乳幼児の状況に最適な楽曲を選曲す
るシステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 乳幼児の様子を音声で検知する音声検知
手段100と、複数の楽曲情報を記憶する記憶部210
と、前記音声検知手段により検知された音声に応じて楽
曲を選択する制御手段200と、前記制御手段により選
択された楽曲情報を再生する音声処理手段300とを備
えた子守りシステムにより、乳幼児の様子に対応した適
切な楽曲を選曲するシステムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳幼児をあやすの
に好適な子守りシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、生後間もない乳幼児をあやす
ために、人形や飾りが回転するとともに、音楽を奏でる
玩具が使われている。このような玩具は、乳幼児の視覚
と聴覚を刺激して気分を落ち着かせる効果があり、乳幼
児をもつ家庭においては重宝されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような玩
具は親が乳幼児の様子を確認して、そのときの状況に応
じて玩具の作動を手動により行う必要があった。したが
って、母親が家事の都合で、しばらくその場を離れなけ
ればならないような場合に、乳幼児の様子が変化して
も、すぐにその様子の変化に気づかないときには、放置
されたままの乳幼児はもとより、母親にとっても大きな
ストレスを生ずる場合があった。また、乳幼児の泣き声
を検出して、これにより玩具を自動的に起動し、楽曲の
再生を行うようなものもあったが、再生される楽曲は予
め順番通りに決められており、個別の楽曲を選択する場
合は手動でその都度行う必要があった。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点に鑑み
てなされたものであって、例えば、母親が家事の都合等
で、すぐには、乳幼児のもとに行くことができない状況
であっても、乳幼児の音声によって、システムが自動的
に作動して、その状況に最適な楽曲を選曲する子守りシ
ステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、以下の手段を提案している。請求項1に
係る発明は、乳幼児の様子を音声で検知する音声検知手
段と、複数の楽曲情報を記憶する記憶部と、前記音声検
知手段により検知された音声に応じて楽曲を選択する制
御手段と、前記制御手段により選択された楽曲情報を再
生する音声処理手段とを備えた子守りシステムを提案し
ている。この発明によれば、音声検知手段の作動により
乳幼児の様子を音声で検出し、制御手段の作動により乳
幼児の音声に応じて楽曲が記憶部から選択され、これを
音声処理部の作動により再生することとしたので、乳幼
児の音声に応じた楽曲をすぐに提供することができる。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に記載さ
れた子守りシステムにおいて、前記制御手段による楽曲
の選択が、前記音声の大きさと楽曲情報とを関連づけて
記憶されたデータテーブルにより行われる子守りシステ
ムを提案している。この発明によれば、乳幼児の音声に
応じて選択される楽曲が、乳幼児の音声の大きさと楽曲
情報を関連付けたデータテーブルから自動的に選択され
るので、乳幼児の様子に最適な楽曲をすみやかに提供す
ることができる。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1に記載さ
れた子守りシステムにおいて、乳幼児を寝かせるベッド
と、当該ベッドを振動させる駆動部と、当該駆動部を制
御する振動制御部とを有し、当該振動制御部が前記楽曲
情報に基づいて、または前記制御手段に従って、ベッド
の振動を制御する子守りシステムを提案している。この
発明によれば、乳幼児を寝かせるベッドを振動させるた
めの駆動部が、振動制御部の作動により楽曲情報に基づ
いて制御されるため、乳幼児は体感的にも安らぎを得る
ことができる。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項1に記載さ
れた子守りシステムにおいて、情報を送受信する通信部
を備え、当該通信部が、前記音声検知手段により乳幼児
の音声を検知したときは、予め定められた通信端末に検
知情報を送信する子守りシステムを提案している。この
発明によれば、また、乳幼児の音声を検出したときは、
通信部の作動により、通信端末に検知情報の提供がなさ
れるため、乳幼児から離れた場所にいても、乳幼児の様
子の変化を知ることができる。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項4に記載さ
れた子守りシステムにおいて、前記通信部が、前記通信
端末から音声信号を受信したときは、当該音声情報を出
力する子守りシステムを提案している。この発明によれ
ば、通信部の作動により、通信端末からの音声信号を受
信したときは、その音声を出力することとしたので、通
信端末を介して乳幼児に声をかけることができる。
【0010】請求項6に係る発明は、請求項5に記載さ
れた子守りシステムについて、前記通信部が前記通信端
末から制御信号を受信したときは、制御手段が、当該制
御信号に応じて制御を行う子守りシステムを提案してい
る。この発明によれば、通信部が外部の通信端末から制
御信号を受信したときは、これに応じて、制御手段が制
御を行うことから、外部の通信端末からの遠隔操作を行
うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
子守りシステムについて図1から図3を参照して詳細に
説明する。図1は、本発明の実施形態に係る子守りシス
テムの構成を示す図である。また、図3は、本システム
の態様を示す概念図(a)と表示例(b)である。本発
明の実施形態に係る子守りシステムは、音声検知手段1
00と、制御手段200と、音声処理手段300と、操
作表示部3と、通信部4と、振動制御部11と、振動駆
動部13と、回転制御部12と、回転駆動部14と、ベ
ッド15とを備えている。音声検知手段100は、収音
用のマイク1と音声検知部2とから構成されており、音
声検知部2は、マイク1が収音した音声を検出して、音
声検出情報を制御手段200に出力し、同時に、音声情
報を音声処理部5に出力する。
【0012】制御手段200は、CPU8(CPU:Ce
ntral Processing Unit)と、記憶部210とから構成
されており、CPU8は、記憶部210に記憶されてい
る音声の大きさと楽曲情報の関係を規定したテーブルデ
ータから検出された音声レベルに応じた楽曲を選択し、
あるいは、楽曲情報に応じてベッドの振動を制御するな
どシステム全体の機能を制御する役割を果たす。記憶部
210は、さらに、RAM9(RAM:Random Access
Memory)と、ROM10(ROM:Read OnlyMemory)
とから構成されており、RAM9には音声の大きさと楽
曲情報の関係を規定したデータテーブルや情報を送信す
る通信端末の電話番号、ROM10に記憶されている楽
曲以外の使用者があとから追加をした楽曲情報等が保存
されており、ROM10には、予め設定されている楽曲
情報やシステムの制御プログラム等が記憶されている。
【0013】RAM9に記憶されたデータテーブルには
音声の大きさ、例えば、音量レベルによりいくつかの段
階が設けられており、本発明に係るシステムの使用者が
この音量レベルに対応して、予めROM10内に記憶さ
れている楽曲情報の中から、各段階に最適と考えられる
楽曲を選択して関連づけがなされている。具体的には、
ROM10内に記憶されている楽曲情報を順番に再生し
て、乳幼児の様子を観察し、その結果により各段階に最
適な楽曲を選択するような手法をとる。実際の使用状態
では、マイク1で収音した音声の音量レベルを音声処理
部5で検出し、この音量レベル値が属する段階をRAM
9内のデータテーブルから検出して対応する楽曲を選択
する。なお、音声の音量レベルの検出は、一定の間隔を
おいて継続して行われ、時間の経過とともに音声の音量
レベルが増加する場合には、各音量レベルに対応した楽
曲をその都度選択し再生するが、これとは逆に、時間の
経過とともに音声の音量レベルが減少する場合には、楽
曲を変更しない処理とすることもできる。また、楽曲情
報は、システムの操作表示部3を利用することにより追
加をすることができ、これらのデータはRAM9に記憶
される。
【0014】音声処理手段300は、音声処理部5と、
音源7と、スピーカー6とから構成されている。音声処
理部5は、マイク1で収音した音声をデジタル信号に変
換して、これを通信部4に送信し、あるいは、通信部が
受信した音声信号を復号してこれをスピーカー6を介し
て外部に出力する。音源7は、入力される楽曲情報に含
まれる音源データを処理して楽曲を再生し、これをスピ
ーカー6を介して出力する。通信部4は、外部の通信端
末と音声情報をはじめとする情報のやり取りを行う。こ
れにより、外部の通信端末を有する通話者の音声情報を
音声処理部5を介してスピーカー6により外部に出力し
たり、マイク1で収音した音声情報を外部の通話者に送
信することもできる。また、この通信機能を利用して、
外部の通信端末から本システムを遠隔操作することもで
きる。
【0015】操作表示部3は、データテーブルの設定の
際に用いる選曲キーなどの各種キーや楽曲情報を表示す
る表示器などから構成されている。また、振動制御部1
1は、ベッド15に振動を与える振動駆動部13を楽曲
情報により制御する。振動駆動部13は、一般に、モー
ター等で構成されている。回転制御部12は、玩具を所
定の速度で回転させるために回転駆動部14を制御し、
回転駆動部14は、一般に、モーター等で構成されてい
る。なお、ベッドの振動制御については、楽曲情報の中
に振動のタイミング情報を付加して、これによって振動
を制御する方法でもよい。また、振動の制御は、操作表
示部3の所定のキーにより、あるいは通信部4を介した
遠隔操作の場合は、情報の送信により変更することがで
きる。
【0016】なお、上記においては、音声の音量レベル
と楽曲を関連づける方法について説明をしたが、これに
加えて、またはこれとは別に、乳幼児の泣き声の大きさ
を音圧レベルで捉えて、これと楽曲を関連づける方法
や、乳幼児の泣き声の高さを調べるために音声の周波数
を分析してこれと楽曲を関連づける方法、同様の音声パ
ターンが繰り返されるタイミングを分析して、これと楽
曲を関連づける方法あるいは、いつもの乳幼児の泣き声
を数パターン音声データとして記憶し、これと検出され
た音声を比較判断して最適な楽曲を選択する方法等をと
ってもよい。さらに、いくつかの楽曲を一定時間再生
し、同時に音声をモニターして最適な楽曲を選択する方
法やこうしたデータを蓄積してデータベースの更新をす
る学習機能を備えたシステムとすることもできる。
【0017】図2は、本発明の実施形態に係る子守りシ
ステムの処理を示すフローチャートである。まず、マイ
ク1が音声を収音し、これを音声検知部2が検知すると
音声検知情報がCPU8に出力される(ステップ10
1)。マイク1が収音した音声は、音声処理部5にも入
力され、ここで、検知した音声の音量レベルが検出さ
れ、その情報がCPU8に出力される。音声検知情報と
音声の音量レベル情報を受け取ったCPU8は、この音
声の音量レベルと対応する楽曲をRAM9内に記憶され
ているデータテーブルから選択する(ステップ10
2)。選択された楽曲情報は、ROM10あるいはRA
M9からCPU8に読み込まれた後、音源7に出力され
る。音源7で楽曲情報が再生されるとこれに合わせて振
動制御部11が振動駆動部13を制御しベッドの振動が
開始される(ステップ103)。
【0018】楽曲情報の再生とベッドの振動が開始され
ると、CPU8の制御により、通信部4を作動させてあ
らかじめRAM9に登録されている通信端末に情報が送
信される(ステップ104)。このとき、乳幼児の様子
が、例えば、「赤ちゃんが起きました。楽曲○○○の再
生をしています。」等の文字情報としても送信される。
次に、外部の通信端末から通話があったときは、通信部
4がこれを確認して(ステップ105)、通信端末から
の受話音を音声処理部5に出力し、音声処理部5は、入
力された信号を復号するとともに、これを増幅する処理
を行い、スピーカー6を介してこれを出力する。また、
同時に、マイク1により収音された音声を音声処理部5
で信号処理した上、通信部4を介して通信端末に送信す
る(ステップ106)。
【0019】通信端末が通話状態となった後に、通信部
4がシステムの制御信号を受信したときは(ステップ1
07)、この信号をCPU8に出力する。CPU8は、
制御信号の内容により、RAM9内のデータテーブルか
ら指示を受けた楽曲情報を選択し、音源データを音源7
に出力したり、振動制御信号を振動制御部11に出力し
て、ベッドの振動を調整する(ステップ108)。一
方、通信部4がシステムの制御信号を受信していないと
きは、通信端末との通話が切断されたのか否かを確認し
(ステップ109)、通話状態が継続されていると確認
したときは、システムの制御信号の受信を待って待機す
る。一方、通信端末との通話が切断されていると確認し
たときは、音声信号の送信を解除して終了する(ステッ
プ110)。
【0020】以上、図面を参照して本発明の実施の形態
について詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施
の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱
しない範囲の設計等も含まれる。例えば、乳幼児の様子
をより詳細に伝えるために、玩具の本体にカメラを設
け、撮影された映像を画像データとして通信端末に送信
するようなシステムとしてもよい。また、通信端末によ
る遠隔操作により、再生される楽曲の音色例えば、キー
やテンポ、リズムを変更し、これに対応してベッドの振
動を制御するようなシステムとしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、音声
検知手段の作動により乳幼児の様子を音声の大きさで判
断し、この音声の大きさと対応した楽曲をすみやかに再
生して提供するシステムとしたので、寝起きで機嫌のよ
くない乳幼児を母親などに代わって、すみやかにあやす
ことができるという効果がある。また、通信部の作動に
より、母親などが有する外部の通信端末からの受話音を
スピーカーを介して出力し、音声検知手段により検知し
た乳幼児の音声を外部の通信端末に送信することとした
ので、母親などは、乳幼児の泣き声で、現在の様子をさ
らに詳細に察知することができ、また、乳幼児はスピー
カーを介して聞こえてくる母親などの声で精神的な安心
感を持つ等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る子守りシステムの構
成を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る子守りシステムの処
理を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施形態に係る子守りシステムの態
様を示す概念図である。
【符号の説明】
100・・・音声検知手段、200・・・制御手段、2
10・・・記憶部 300・・・音声処理手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10H 1/00 102 G10H 1/00 102Z G10L 15/00 H04M 1/00 U H04M 1/00 G10L 3/00 551A 551Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳幼児の様子を音声で検知する音声検知
    手段と、複数の楽曲情報を記憶する記憶部と、前記音声
    検知手段により検知された音声に応じて楽曲を選択する
    制御手段と、前記制御手段により選択された楽曲情報を
    再生する音声処理手段とを備えた子守りシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段による楽曲の選択が、前記
    音声の大きさと楽曲情報とを関連づけて記憶されたデー
    タテーブルにより行われる請求項1に記載された子守り
    システム。
  3. 【請求項3】 乳幼児を寝かせるベッドと、当該ベッド
    を振動させる駆動部と、当該駆動部を制御する振動制御
    部とを有し、当該振動制御部が前記楽曲情報に基づい
    て、または前記制御手段に従って、ベッドの振動を制御
    する請求項1に記載された子守りシステム。
  4. 【請求項4】 情報を送受信する通信部を備え、当該通
    信部が、前記音声検知手段により乳幼児の音声を検知し
    たときは、予め定められた通信端末に検知情報を送信す
    る請求項1に記載された子守りシステム。
  5. 【請求項5】 前記通信部が前記通信端末から音声信号
    を受信したときは、当該音声情報を出力する請求項4に
    記載された子守りシステム。
  6. 【請求項6】 前記通信部が前記通信端末から制御信号
    を受信したときは、制御手段が、当該制御信号に応じて
    制御を行う請求項5に記載された子守りシステム。
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