JP2003336937A - 凝縮器 - Google Patents

凝縮器

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JP2003336937A JP2002146381A JP2002146381A JP2003336937A JP 2003336937 A JP2003336937 A JP 2003336937A JP 2002146381 A JP2002146381 A JP 2002146381A JP 2002146381 A JP2002146381 A JP 2002146381A JP 2003336937 A JP2003336937 A JP 2003336937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮性能を向上できる凝縮器を提供するこ
と。 【解決手段】 この凝縮器は、シェル1内に、伝熱管3
との間に隙間9を生じ、かつ、冷媒ガスを分配する断面
V字形の分配板2を備える。したがって、この分配板2
と伝熱管3との間の隙間9に高温の冷媒ガスを導入する
ことができるので、従来冷却効率が悪かった伝熱管3管
群の中心部や下部の伝熱管3に高温の冷媒ガスを十分か
つ確実に供給して、上記中心部や下部に位置する伝熱管
の冷却効率を向上させ、凝縮器の効率を上げることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凝縮器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷媒ガスを液化する凝縮器として
は、図2に示すようなものがある。図2の凝縮器は、円
筒状のシェル41と、このシェル41の内側の小判状の
領域に千鳥状に稠密に配設された複数の伝熱管42と、
上記シェル41の上部に設置された冷媒ガス入口43
と、上記シェル41の下部に設置された冷媒液出口44
とを備える。上記シェル41の内面と稠密に配設した伝
熱管42との間の隙間47は、伝熱管46同士の間の隙
間46よりも製作上どうしても大きくなる。
【0003】この凝縮器は、上記冷媒ガス入口43から
導入した冷媒ガスと、上記伝熱管42内を流れる冷却水
との間で熱交換して冷媒ガスを凝縮させ、冷媒液を上記
冷媒液出口44から排出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の凝縮器では、伝熱管42同士の隙間46よりも伝熱
管42とシェル41との間に生じる空隙47の方が大き
いので、上記伝熱管42同士の隙間46を流れる冷媒ガ
スよりも上記伝熱管42とシェル41との間の空隙47
を流れる冷媒ガスの方が多くなって、複数の伝熱管43
を全体として見たときの冷却効率が悪いという問題があ
った。これは複数の伝熱管42の全体を見た場合に、中
央部の伝熱管42の回りを流れる冷媒ガスが少ないから
である。
【0005】また、上記シェル41内の小判状の領域の
上部の伝熱管42によって冷媒ガスが液化して冷媒液が
滴下するが、この滴下した冷媒液が、その下側の伝熱管
42の表面に付着する。この冷媒液が外面に付着してい
る伝熱管42には、高温の冷媒ガスが直接接触できない
ため、この冷媒液が外面に付着している伝熱管42の熱
交換の効率が低下して凝縮性能が低下するという問題が
ある。
【0006】そこで、本発明の目的は、凝縮性能を向上
できる凝縮器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の凝縮器は、シェル内に複数の伝熱
管を配置して、上記シェル内かつ上記伝熱管の外側に第
1熱媒体を導いて上記伝熱管内の第2熱媒体と熱交換す
る凝縮器において、上記シェル内に、上記第1熱媒体を
分配する断面が下方に凸である分配板を設け、上記伝熱
管の少なくとも一部は、上記分配板の外面に面し、上記
伝熱管と上記分配板の外面の間には、隙間が存在するこ
とを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、上記第1熱媒体を分配
する断面が下方に凸である分配板と、上記伝熱管との間
の隙間に高温の上記第1熱媒体が流れる。したがって、
従来、高温の第1熱媒体から流れにくくて、低温の液の
第1熱媒体が流れて、冷却効率が悪かった上記伝熱管管
群の中心部や下部に位置する伝熱管に高温の上記第1熱
冷媒を十分に供給することができるので、上記中心部お
よび下部に位置する伝熱管の冷却効率を上げて、凝縮器
の効率を上げることができる。
【0009】また、請求項1の発明の凝縮器によれば、
上記断面が下方に凸の分配板の存在により、伝熱管管群
の上方に面する表面領域を増やして、高温の第1熱媒体
と最初に直接接触する伝熱管の数を増やして、熱交換の
効率を上げることができる。換言すると、上記伝熱管に
よって凝縮された低温の上記第1熱媒体、つまり冷媒液
の影響で熱交換の効率が悪くなる伝熱管の数を少なくし
て、高温のガスの第1熱媒体が接触する伝熱管数の全伝
熱管数に対する割合を大きくして、凝縮器の効率を上げ
ることができるのである。
【0010】また、請求項1の発明の凝縮器によれば、
上記伝熱管の個々の冷却効率を上げて、伝熱管の本数を
削減することができるので、凝縮器の製造コストおよび
凝縮器を用いた冷凍機の運転コストを削減することがで
きる。
【0011】また、請求項2の発明の凝縮器は、請求項
1に記載の凝縮器において、上記分配板は、傾斜面また
は湾曲面を有することを特徴としている。
【0012】請求項2の発明の凝縮器によれば、上記分
配板は、傾斜面または湾曲面を有しているので、上記分
配板と上記分配板に面する上記伝熱管との間の隙間に流
入する上記第1熱媒体の流れを円滑にすることができ
る。したがって、伝熱管の管群の中心部や下部に位置す
る伝熱管にいっそう万遍なくかつ充分に上記第1熱媒体
を供給することができる。
【0013】また、請求項3の発明の凝縮器は、請求項
1に記載の凝縮器において、上記分配板は、断面V字形
で、上記伝熱管は、千鳥配置されており、上記分配板
は、上記千鳥配置された伝熱管の整列された2列に沿っ
ていることを特徴としている。
【0014】請求項3の発明の凝縮器によれば、上記分
配板は、断面V字形であり、かつ、上記千鳥配置された
伝熱管の整列された2列に沿っているので、上記伝熱管
同士の間隔を稠密かつ一様にでき、上記第1熱媒体の流
れをいっそうスムーズにすることができる。したがっ
て、上記第1熱媒体を凝縮器の中心部および下部にいっ
そう円滑に導入することができる。
【0015】また、請求項4の発明の凝縮器は、請求項
3に記載の凝縮器において、上記断面V字形の分配板の
頂角は略60°であることを特徴している。
【0016】請求項4の発明の凝縮器によれば、上記V
字形の分配板の頂角が略60°であるので、上記伝熱管
を稠密に千鳥配置したとき、上記断面V字形の分配板
と、この分配板に沿う2列の伝熱管とを略平行にするこ
とができる。したがって、伝熱管に効率良く上記第1熱
媒体を供給できる。
【0017】また、請求項5の発明の凝縮器は、請求項
1乃至4のいずれか1つに記載の凝縮器において、上記
伝熱管は、下側の第1領域と、上側の第2領域とに配置
されていて、上記第1領域と上記第2領域との間に上記
伝熱管が存在しない空隙領域があり、この空隙領域、ま
たは、この空隙領域の近傍に上記分配板の下端が到達し
ていることを特徴としている。
【0018】請求項5の発明の凝縮器によれば、上記伝
熱管が配置される上記下側の第1領域と上記上側の第2
領域との間に、伝熱管が存在しない空隙領域が存在し、
かつ、上記分配板の下端が、この空隙領域の近傍に到達
しているので、この空隙領域に上記第1熱媒体を充分か
つ確実に導入することができる。したがって、上記第1
熱媒体が、この空隙領域に入り込んで拡散してから上記
下側の第1領域に浸入するので、高温のガス状の第1熱
媒体を上記下側の第1領域の伝熱管に万遍なく供給する
ことができ、上記下側の第1領域の伝熱管の冷却効率を
大きくすることができる。
【0019】また、請求項5の発明の凝縮器によれば、
上記空隙領域の存在により、伝熱管管群の高温のガス状
の第1熱媒体が接触する表面領域を増やし、上記第1熱
媒体の冷媒液の影響を受けないで、高温のガス状の第1
熱媒体と直接接触する伝熱管の数を増やすことができ、
かつ、上記上側の第2領域の伝熱管で液化した上記第1
熱媒体の冷媒液が上記下側の第1領域の伝熱管へ付着す
ることも抑制することができる。したがって、上記下側
の第1領域の伝熱管の冷却効率を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の凝縮器の断面図である。
この凝縮器は、円筒状のシェル1と、このシェル1内に
配置された断面V字形の分配板2と、上記シェル1の内
側と上記断面V字形の分配板2の外側との間に配置され
た複数の伝熱管3と、上記シェル1の上部に配置された
冷媒ガス入口4とを備えている。
【0022】上記断面V字形の分配板2は、紙面に直交
する方向に樋状に延びており、シェル1の中心軸Oとこ
の中心軸Oに交わる鉛直線とを含む平面に対して略面対
称に配置されている。上記断面V字形の分配板2の下端
部は、凝縮器の下部領域に位置し、上記断面V字形の分
配板2の頂角は、略60°となっている。
【0023】上記断面V字形の分配板2の下端部の近傍
には、この下端部を収容し、かつ、水平方向に広がる伝
熱管3が存在しない空隙7が存在する。この空隙7は、
紙面に直交する方向に延び、伝熱管3が存在する領域
を、この空隙7より下側の第1領域と、この空隙7より
上側の第2領域とに分離している。上記下側の第1領域
では、上記伝熱管3は、上記水平方向の空隙7と略平行
に鉛直方向に6段に稠密に千鳥配置されている。一方、
上記上側の第2領域では、上記伝熱管3は、上記中心軸
Oを含む平面に対して上記分配板2の外側に左右対称に
鉛直方向に7段に稠密に千鳥配置されており、最も中心
寄りの2列の伝熱管3aは、上記断面V字形の分配板2
と略平行な状態となっている。
【0024】上記中心寄りの伝熱管3aによって構成さ
れる列と、上記断面V字形の分配板2との間には、空隙
9が広がっていて、この空隙9は、上記シェル1と伝熱
管3との間に生じる空隙10と略同じ幅を有している。
上記空隙9および10は、上記第1領域と第2領域を分
離する空隙7の幅よりも狭く、伝熱管3同士の隙間14
よりも広くなっている。
【0025】尚、詳述しないが、16は、冷媒ガス入口
4から導入された冷媒ガスが衝突する衝突板である。こ
の衝突板16は、冷媒ガスを、伝熱管3が存在する領域
に分散させ均等に割り振っている。
【0026】上記構成において、上記冷媒ガス入口4か
ら導入された第1熱媒体としての冷媒ガスは、上記衝突
板16に衝突し、上記断面V字型の樋状の分配板2の端
部から上記断面V字型の樋状の分配板2の外側領域の上
部に流入する。
【0027】この分配板2の外側領域の上部に流入した
冷媒ガスの一部は、左右対称に配置された最上段に位置
する4本の伝熱管3同士の隙間から、上記第2領域へ流
入して上記第2領域の伝熱管3で凝縮されて液化する。
【0028】また、上記分配板2の外側領域の上部に流
入した冷媒ガスの一部は、矢印A,Cに沿って上記空隙
9に流入すると共に、矢印B,Dに沿って上記空隙10
に流入する。上記空隙9,10へ流入した冷媒ガスの一
部は、上記中心寄りの伝熱管3a同士の隙間から、上記
第2領域へ流入して凝縮されて液化する。
【0029】上記空隙9へ流入し、かつ、上記第2領域
に流入しなかった冷媒ガスは、上記断面V字型の分配板
2に沿って流れ、上記第1領域と第2領域を分離する上
記水平方向に広がる空隙7に達する。この空隙7に達し
た冷媒ガスは、上記水平方向に広がる空隙7で拡散し、
例えば矢印E,F,GおよびH等の方向に流れて、上記第
1領域に存在する伝熱管3同士の隙間に偏りなく均等に
いきわたり、この第1領域の伝熱管3で凝縮されて液化
する。
【0030】上記第1および第2領域の伝熱管3で冷却
されて液化し、この凝縮器の下端に到達した冷媒ガス
は、図示しない冷媒液出口に排出されるようになってい
る。
【0031】上記実施形態によれば、上記冷媒ガスを分
配する断面V字形の分配板2と、上記伝熱管との間の空
隙9に高温の冷却ガスが流れる。したがって、従来、高
温の冷媒ガスが充分に配給されなかった伝熱管3管群の
中心部や下部に冷媒ガスを十分に供給することができる
ので、凝縮器の効率を上げることができる。
【0032】また、この実施形態の凝縮器によれば、上
記断面V字形の分配板2の存在により、伝熱管3管群の
上側の表面領域を増やして、例えば、伝熱管3a等のこ
の上側の表面領域に存在しかつ冷却ガスと直接接触する
伝熱管3の数を増やすことができる。したがって、冷却
ガスが伝熱管3と接触して液化することによって発生
し、伝熱管3の表面に付着して熱交換の効率を下げる冷
媒液の影響を受けない上記表面領域に位置する伝熱管3
の数を増やすことができるので、上記冷媒液が付着して
冷却効率が低下する伝熱管の全伝熱管に対する割合を小
さくして、凝縮器の冷却効率を上げることができる。
【0033】また、この実施形態の凝縮器によれば、分
配板2は、断面V字形であり、かつ、頂角が60°であ
るので、上記伝熱管3を千鳥配置したとき、上記断面V
字形の分配板2と、この分配板2に沿う2列の伝熱管3
aとを略平行にすることができる。したがって、伝熱管
3の間隔を稠密かつ一様に配置した上、上記隙間9の幅
を一定にすることができるので、伝熱管3に均等かつ小
さい抵抗で冷媒ガスを供給して、凝縮器の冷却効率をい
っそう向上させることができる。
【0034】また、この実施形態の凝縮器によれば、上
記伝熱管3が配置される上記第1領域と上記第2領域と
の間に、伝熱管3が存在しない空隙7が存在し、かつ、
上記断面V字形の分配板2の下端が、この空隙7に到達
しているので、この空隙7に、上記冷媒ガスを充分かつ
確実に導入することができる。したがって、冷却ガス
が、この空隙7に入り込んで拡散してから上記下側の第
1領域に浸入するので、冷媒ガスを上記下側の第1領域
の伝熱管3に万遍なく供給することができ、上記下側の
第1領域の伝熱管3の冷却効率をいっそう大きくするこ
とができる。
【0035】また、この実施形態の凝縮器によれば、上
記空隙7の存在により、伝熱管3管群の表面領域を増や
し、冷媒液の影響を受けない冷媒ガスと直接接触する伝
熱管3の数を増やすことができ、かつ、上記上側の第2
領域の伝熱管3で発生した冷媒液が上記下側の第1領域
の伝熱管3へ付着することも抑制することができる。し
たがって、上記下側に位置する第1領域の伝熱管3の冷
却効率を飛躍的に向上させることができる。
【0036】また、この実施形態の凝縮器によれば、上
記伝熱管3の個々の冷却効率を上げて、伝熱管の本数を
削減することができるので、凝縮器の製造コストおよび
凝縮器の運転コストを削減することができる。
【0037】上記実施形態では、断面V字形の分配板2
を採用したが、断面台形形や断面半円形等の分配板を採
用しても良く、下に凸の断面を有する分配板であればど
のような分配板を採用しても良い。
【0038】また、上記実施形態では、分配板2の下端
は、空隙7に位置しているが、分配板2の下端は、空隙
7よりも少し上の上側の第2領域または空隙7よりも少
し下の下側の第1領域に位置しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の凝縮器は、伝熱管が配置されたシェル内に、この伝
熱管との間に隙間を生じ、かつ、第1熱媒体を分配する
断面が下方に凸の分配板を備えているので、この断面が
下方に凸の分配板と上記伝熱管との間の隙間に高温の上
記第1熱媒体を導入することができて、従来冷却効率が
悪かった上記伝熱管管群の中心部や下部に位置する伝熱
管に上記第1熱冷媒を十分に供給して、上記中心部や下
部に位置する伝熱管の冷却効率を上げることができる。
【0040】また、請求項1の発明の凝縮器によれば、
上記断面が下方に凸の分配板の存在により、伝熱管管群
の上方に面する表面領域を増やして、この表面領域に配
置されて高温のガスの第1熱媒体と直接接触する伝熱管
の数を増やすことができる。したがって、冷媒液が付着
して冷却効率が低下する伝熱管の全伝熱管に対する割合
を小さくして、凝縮器の効率を上げることができる。
【0041】また、請求項1の発明の凝縮器によれば、
上記伝熱管の個々の冷却効率を上げて、伝熱管の本数を
削減することができるので、凝縮器の製造コストおよび
凝縮器を用いた冷凍機の運転コストを削減することがで
きる。
【0042】また、請求項2の発明の凝縮器によれば、
分配板は、傾斜面または湾曲面を有しているので、上記
分配板と上記分配板に面する上記伝熱管との間の隙間に
流入する第1熱媒体の流れを円滑にすることができて、
伝熱管管群の中心部や下部に位置する伝熱管に、上記第
1熱媒体を万遍なくかつ充分に供給することができる。
【0043】また、請求項3の発明の凝縮器によれば、
分配板は、断面V字形であり、かつ、上記千鳥配置され
た伝熱管の整列された2列に沿っているので、上記伝熱
管同士の間隔を稠密かつ一様にでき、上記第1熱媒体の
流れをいっそうスムーズにすることができる。したがっ
て、上記第1熱媒体を凝縮器の中心部および下部にいっ
そう円滑に導入することができる。
【0044】また、請求項4の発明の凝縮器によれば、
上記V字形の分配板の頂角が略60°であるので、上記
伝熱管を千鳥配置したとき、上記頂角が60°の断面V
字形の分配板と、この分配板に沿う2列の伝熱管とを略
平行にすることができる。したがって、上記伝熱管を稠
密に配置した上、上記分配板と上記2列の伝熱管との間
に生じる隙間の幅を一定にできるので、伝熱管にいっそ
う均等かつ効率的に上記第1熱媒体を供給できる。
【0045】また、請求項5の発明の凝縮器によれば、
伝熱管は、第1領域と第2領域に配置され、上記第1領
域と第2領域との間には、伝熱管が存在しない空隙領域
が存在し、分配板の下端は、この空隙領域の近傍に到達
しているので、この空隙領域に第1熱媒体を充分かつ確
実に導入することができる。したがって、上記第1熱媒
体が、この空隙領域に入り込んで拡散してから上記下側
の第1領域に浸入するので、上記第1熱媒体を上記下側
の第1領域の伝熱管に万遍なく供給することができ、上
記下側の第1領域の伝熱管の冷却効率をいっそう大きく
することができる。
【0046】また、請求項5の発明の凝縮器によれば、
上記空隙領域の存在により、伝熱管管群の上方に面する
表面領域を増やし、上記第1熱媒体の上記冷媒液の影響
を受けない第1熱媒体と直接接触する伝熱管の数を増や
すことができ、かつ、上記上側の第2領域の伝熱管によ
って液化した上記第1熱媒体の冷媒液が上記下側の第1
領域の伝熱管へ付着することも抑制することができる。
したがって、上記下側の第1領域の伝熱管の冷却効率を
飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の凝縮器の1実施形態の断面図であ
る。
【図2】 従来の凝縮器の断面図である。
【符号の説明】
1 シェル 2 分配板 3 伝熱管 7,9 空隙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル(1)内に複数の伝熱管(3)を
    配置して、上記シェル(1)内かつ上記伝熱管(3)の
    外側に第1熱媒体を導いて上記伝熱管(3)内の第2熱
    媒体と熱交換する凝縮器において、 上記シェル(1)内に、上記第1熱媒体を分配する断面
    が下方に凸である分配板(2)を設け、上記伝熱管
    (3)の少なくとも一部は、上記分配板(2)の外面に
    面し、上記伝熱管(3)と上記分配板(2)の外面の間
    には、隙間(9)が存在することを特徴とする凝縮器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の凝縮器において、上記
    分配板(2)は、傾斜面または湾曲面を有することを特
    徴とする凝縮器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の凝縮器において、上記
    分配板(2)は、断面V字形で、上記伝熱管(3)は、
    千鳥配置されており、上記分配板(2)は、上記千鳥配
    置された伝熱管(3)の整列された2列に沿っているこ
    とを特徴とする凝縮器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の凝縮器において、上記
    断面V字形の分配板(2)の頂角は略60°であること
    を特徴とする凝縮器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    凝縮器において、上記伝熱管(3)は、下側の第1領域
    と、上側の第2領域とに配置されていて、上記第1領域
    と上記第2領域との間に上記伝熱管(3)が存在しない
    空隙領域(7)があり、この空隙領域(7)、または、
    この空隙領域(7)の近傍に上記分配板(2)の下端が
    到達していることを特徴とする凝縮器。
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