JP2003336621A - 電子機器 - Google Patents
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- JP2003336621A JP2003336621A JP2002147906A JP2002147906A JP2003336621A JP 2003336621 A JP2003336621 A JP 2003336621A JP 2002147906 A JP2002147906 A JP 2002147906A JP 2002147906 A JP2002147906 A JP 2002147906A JP 2003336621 A JP2003336621 A JP 2003336621A
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
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Abstract
部が露出せず、機器全体の薄型化が図れる。 【解決手段】 下ケース1、中ケース3、上ケース5が
その順で重なり合うと共に、下ケース1に対し上ケース
5を開くときに、中ケース3が下ケース1上でスライド
して傾斜する電子機器において、下ケース1内にスライ
ド台20をスライド可能に設け、このスライド台20と
中ケース3とを連結アーム21で下ケース1の開口部3
2を通して連結した。従って、連結アーム21を中ケー
ス3の後部側に配置することができ、これにより開口部
32を下ケース1の後部側に設けることができるので、
スライド量を大きくしても、開口部32が露出せず、中
ケース3で隠すことができる。また、上ケース5を下ケ
ース1に対し開閉するときに、連結アーム21が上下方
向に回動するので、下ケース1を厚くする必要がないた
め、機器全体の薄型化が図れる。
Description
手帳、携帯型のパーソナルコンピュータなどの電子機器
に関する。
器においては、図11〜図13に示すように、メイン回
路部(図示せず)を有する下ケース1と、キーボード2
を有する中ケース3と、表示部4を有する上ケース5と
を備え、これら下ケース1、中ケース3、上ケース5が
図13に示すようにその順で重なり合い、且つ上ケース
5が図12に示すように下ケース1に対し開くと、中ケ
ース3が下ケース1上をスライドするように構成したも
のがある。
ように、下ケース1と上ケース5とが互いに対応する後
端部(同図では左端部)において第1ヒンジ6によって
回動可能に連結され、上ケース5と中ケース3とが第1
ヒンジ6の近傍において第2ヒンジ7によって回動可能
に連結され、図12に示すように、第1ヒンジ6を中心
に上ケース5を下ケース1に対し回動させて開くと、第
2ヒンジ7を中心に中ケース3が上ケース5に対し回動
しながら開くと共に、第1ヒンジ6を中心とする第2ヒ
ンジ7の回動移動に伴って中ケース3が下ケース1上を
スライドしながら、その後端部(図12では左端部)が
持ち上げられ、これにより中ケース3が下ケース1上に
傾斜して配置されるように構成されている。
は右部側)における上面には、図11に示すように、中
ケース3のキーボード2以外に、増設用の補助キーボー
ド8が設けられている。また、中ケース3の下面におけ
る左右両側部には、図12および図13に示すように、
中ケース3の前端部(同図では右端部)が上方に移動す
るのを規制する規制突起9がそれぞれ設けられている。
これら規制突起9は、下ケース1の左右両側に位置して
前後方向に細長く設けられたスリット状のガイド孔10
内にそれぞれ移動可能に挿入されている。また、この挿
入された規制突起9の下端部には、規制突起9が下ケー
ス1のガイド孔10から上方に離脱するのを阻止するス
トッパ部11が設けられている。
に、第1ヒンジ6を中心に上ケース5を下ケース1に対
し閉じる方向に回動させると、図13に示すように、中
ケース3の前端部(同図では右端部)に設けられた規制
突起9がガイド孔10に沿って前方に移動して下ケース
1の前端部内に配置され、この状態で上ケース5と下ケ
ース1との間に中ケース3が挟まれ、これにより下ケー
ス1上に中ケース3を介して上ケース5が重なり合う。
このため、機器全体がコンパクトになり、良好に携帯す
ることができる。
中心に上ケース5を下ケース1に対し開く方向に回動さ
せると、図12に示すように、第2ヒンジ7を中心に中
ケース3が上ケース5に対し回動しながら開くと共に、
第2ヒンジ7が第1ヒンジ6を中心に回動移動し、この
第2ヒンジ7の回動移動に伴って中ケース3が下ケース
1上をスライドしながら中ケース3の後端部(同図では
左端部)が第1ヒンジ6の上方に持ち上げられる。これ
により、中ケース3が下ケース1上に傾斜して配置され
ると共に、規制突起9が中ケース3と共にガイド孔10
に沿って後方に移動する。この状態では、下ケース1の
前部側(図12では右部側)が中ケース3から相対的に
押し出されるため、図11に示すように、中ケース3の
キーボード2以外に、下ケース1に設けられた増設用の
補助キーボード8が露出することになり、これによりキ
ーの操作領域を広くすることができる。
うな電子機器では、中ケース3の前端部(図12および
図13では右端部)に規制突起9を設けているので、図
13に示すように、上ケース5を下ケース1に対し閉じ
たときに、規制突起9を下ケース1の前端部(同図では
右端部)の内部に移動させる必要があり、これに伴って
規制突起9をガイドするガイド孔10を下ケース1の前
端部から後部側に向けて設けなければならず、このため
図11および図12に示すように、上ケース5を下ケー
ス1に対し開いて中ケース3をスライドさせたときに、
下ケース1のガイド孔10が露出するという問題が生じ
る。
従来では、図14および図15に示すように、規制突起
9を中ケース3の下面における中間部分に設け、ガイド
孔10を下ケース1の中間部分から後部側に向けて設け
ることが検討され開発されている。しかし、このような
電子機器では、図14に示すように、上ケース5を下ケ
ース1に対し開いたときに、ガイド孔10が露出しない
ように中ケース3で隠すことはできても、規制突起9の
上下方向への移動量が大きくなるため、下ケース1内に
規制突起9の上下方向への移動スペースを確保しなけれ
ばならず、このため下ケース1の厚さが厚くなり、機器
全体が厚くなるという問題が生じる。なお、上記のよう
ないずれの問題も、中ケース3のスライド量を大きくす
ればするほど、顕著に現れる。
を大きくしても、ガイド孔などの開口部が露出せず、且
つ機器全体の薄型化が図れるようにすることである。
解決するために、次のような構成要素を備えている。な
お、各構成要素には、後述する実施形態の項で説明され
る各要素に付された図面の参照番号などを括弧と共に付
す。請求項1に記載の発明は、図1〜図10に示すよう
に、下ケース(1)、中ケース(3)、上ケース(5)
がその順で重なり合うと共に、前記下ケースと前記上ケ
ースとが互いに対応する一端部において回動可能に連結
され、この連結側に位置する端部側において前記上ケー
スと前記中ケースとが回動可能に連結され、これにより
前記下ケースに対し前記上ケースを開いたときに、前記
中ケースが前記下ケース上でスライドして傾斜する電子
機器であって、前記下ケース内にスライド可能に設けら
れたスライド部材(スライド台20)と、このスライド
部材と前記中ケースとを前記下ケースに設けられた開口
部(32)を通して回動可能に連結する連結アーム(2
1)とを備えたことを特徴とする電子機器である。
部材をスライド可能に設け、このスライド部材と中ケー
スとを連結アームで連結しているので、連結アームを上
ケースに対する中ケースの連結側(例えば図2において
第1ヒンジ6の位置する左側)に配置させることがで
き、これにより連結アームが挿入する開口部を上ケース
に対する下ケースの連結側に設けることができる。この
ため、中ケースのスライド量を大きくしても、上ケース
を下ケースに対し開いたときに、下ケースの開口部が露
出しないように中ケースで隠すことができる。また、上
ケースを下ケースに対し開閉するときに、連結アームが
上下方向に回動するので、連結アームを上ケースに対す
る下ケースの連結側に配置しても、従来例のように下ケ
ースを厚く形成する必要がないため、機器全体の薄型化
を図ることができる。
すように、前記中ケース(3)を前記下ケース(1)に
向けて付勢するばね部材(トーションばね30)を備え
ていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器であ
る。この発明によれば、ばね部材によって中ケースが下
ケースに向けて付勢されているので、上ケースを下ケー
スに対し開閉させて中ケースをスライドさせるときに、
上ケースに対する中ケースの連結側と反対側に位置する
中ケースの端部が下ケースから浮き上がることがなく、
常に中ケースの端部を下ケース上に押し付けた状態で良
好に中ケースを下ケースに対しスライドさせることがで
きる。
すように、前記開口部(32)が、前記上ケース(5)
を前記下ケース(1)に対し開いて前記中ケース(3)
をスライドさせた状態のときに、前記中ケースが重なる
前記下ケースの個所に細長い形状で設けられていること
を特徴とする請求項1または2に記載の電子機器であ
る。この発明によれば、上ケースを下ケースに対し開い
て中ケースをスライドさせても、下ケースに設けられた
開口部が中ケースと重なる位置に設けられているので、
開口部が露出することなく中ケースで開口部を確実に隠
すことができ、このため下ケースに開口部を設けても、
この開口部から下ケース内にゴミなどの塵埃が侵入する
のを防ぐことができる。
に示すように、前記スライド部材(スライド台20)と
前記連結アーム(21)とが、前記下ケース(1)の両
側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1
〜3のいずれかに記載の電子機器である。この発明によ
れば、上ケースを下ケースに対し開閉させて中ケースを
スライドさせるときに、下ケースの両側に設けられたス
ライド部材と連結アームとによって、下ケースに対する
上ケースと中ケースとの横振れを防ぐことができるの
で、開閉動作を安定させることができ、これにより円滑
に且つ良好に開閉操作を行うことができる。
に、前記下ケース(1)の両側部に、前記中ケース
(3)の外側面をガイドするガイド部(33)がそれぞ
れ設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の電子機器である。この発明によれば、上ケ
ースを下ケースに対し開閉させて中ケースをスライドさ
せるときに、ガイド部によって中ケースの外側面がガイ
ドされるので、これによっても下ケースに対する上ケー
スと中ケースとの横振れを防ぐことができるほか、特に
上ケースを下ケースに対し開き、中ケースを下ケース上
に傾斜させて配置したときに、その傾斜に伴って下ケー
スと中ケースとの間に隙間が生じても、この隙間をガイ
ド部で塞ぐことができ、これにより下ケースと中ケース
との隙間に異物が挿入するのを防ぐことができる。
この発明の電子機器の一実施形態について説明する。な
お、図11〜図15に示された従来例と同一部分には同
一符号を付して説明する。この電子機器は、図3に示す
ように、下ケース1、中ケース3、上ケース5がその順
で重なり合い、この状態で下ケース1と上ケース5とが
互いに対応する後端部(同図では左端部)において第1
ヒンジ6によって回動可能に連結され、この連結側に位
置する後端部において上ケース5と中ケース3とが第2
ヒンジ7によって回動可能に連結され、且つ図2〜図4
に示すように、下ケース1内にスライド台20がスライ
ド可能に設けられ、このスライド台20と中ケース3と
が連結アーム21によって連結された構造になってい
る。
ース5は、それぞれ上カバー部材と下カバー部材とで構
成されている。この下ケース1における内部両側には、
図5および図6に示すように、スライド台20をスライ
ド可能に収納するガイド収納凹部24がそれぞれ一体に
設けられている。このガイド収納凹部24は、下面側
(同図では上面側)が開放された細長い長方形の箱形状
をなし、下ケース1の前端部から後端部側に亘って設け
られている。
に収納されて下ケース1の前後方向(図2では左右方
向)にスライドするものであり、図7および図8に示す
ように、長方形状の天板20aと、この天板20aの前
後左右の各側部に設けられた側面部20bとで構成され
ている。この場合、スライド台20における下ケース1
の左右の側面に対応する部分には、図7に示すように、
そのほぼ中間部分から後端部側(同図では左上側)に向
けて連結アーム21を収納する切欠き部25が設けられ
ている。
ように、その一端部22(図8では下端部)が、スライ
ド台20の切欠き部25内に挿入された状態で、スライ
ド台20内に設けられた連結軸26に回転自在に取り付
けられている。この連結軸26は、スライド台20内に
おける切欠き部25の前側(図8では右側)に位置する
側面部20b間に取り付けられている。これにより、連
結アーム21は、連結軸26を中心に上下方向に回動し
てスライド台20の後部側(図8では左側)に設けられ
た切欠き部25内に出没可能に収納されるように構成さ
れている。
1に示すように、その他端部23(図8では上端部)が
中ケース3に設けられた取付金具27の連結部28にカ
シメピン29によって回転自在に取り付けられている。
この取付金具27は、図9および図10に示すように、
金属板からなり、その一側部に連結部28が下側に折り
曲げられて設けられ、他の各側部に位置規制片27aが
延設され、これら位置規制片27aによって中ケース3
の下面における一側部のほぼ中間部分に位置決めされ、
この状態でビス27bによって中ケース3の下面に取り
付けられている。
うに、トーションばね30が設けられている。このトー
ションばね30は、連結軸26に巻き付けられた状態
で、その一端部30aがスライド台20の天板20aに
沿って前端部側(同図では右側)に延びて天板20aの
下面に当接し、且つ他端部30bが連結アーム21に沿
って延びて連結アーム21の係止孔31に係止され、こ
れにより連結アーム21を図8において反時計回りに付
勢し、中ケース3を下ケース1上に押し付けるように構
成されている。
まり下ケース1内に設けられたガイド収納凹部24に対
応する個所の上面両側には、図2〜図4に示すように、
連結アーム21の一端部22が移動可能に挿入する開口
部32が下ケース1の中間部分から後部側(同図では左
側)に向けて細長い形状で設けられている。すなわち、
この開口部32は、連結アーム21をスライド台20の
切欠き部25内に挿入させるために連結アーム21の幅
よりも少し大きい幅で細長く形成されている。
示すように下ケース1に対し上ケース5を閉じた状態の
ときに、スライド台20の連結軸26に対応すると共
に、図2に示すように下ケース1に対し上ケース5を開
いた状態のときに、中ケース3の前端部(同図では右端
部)が重なる位置に設けられている。また、この開口部
32の後端部は、図2に示すように、下ケース1に対し
上ケース5を開いた状態のときに、スライド台20のほ
ぼ後端部(同図では左端部)に対応する位置に設けられ
ている。
には、図4に示すように、中ケース3の両側の外側面を
ガイドするガイド部33がそれぞれ下ケース1の中間部
分から後端部に亘って設けられている。すなわち、この
ガイド部33は、上ケース5を下ケース1に対し閉じた
状態のときに、後端部側(図4では左端部側)が上ケー
ス5とほぼ同じ高さになるように高く形成され、且つ図
4に示すように、その後端部側から中間部分に向かうに
従って緩やかに高さが低くなる曲面形状に形成されてい
る。
必要な電子回路を構成する各種の電子部品を搭載した回
路基板(いずれも図示せず)が設けられているほか、下
ケース1の前部側の上面には、図1に示すように増設用
の補助キーボード8が設けられ、下ケース1内の後端部
には、図5および図6に示すように電池収納部34が設
けられている。また、中ケース3には、文字キー、カー
ソルキー、ファンクションキーなどの各種のキーを備え
たキーボード2が設けられている。上ケース5の内部に
は、表示部4が表示用開口部5aに対応して設けられて
いる。この表示部4は、液晶表示素子やEL素子(エレ
クトロルミネッセンス素子)などの平面型のディスプレ
イで、キーボード2および補助キーボード8の各キー操
作に応じて情報を表示するように構成されている。
いて説明する。まず、この電子機器を携帯する場合に
は、第1ヒンジ6を中心に上ケース5を下ケース1に対
し閉じる方向に回動させると、これに伴って第2ヒンジ
7を中心に中ケース3が上ケース5に対し相対的に接近
する方向に回動しながら下ケース1上をその前方(図3
では右方)に向けてスライドし、図3に示すように、上
ケース5と下ケース1との間に中ケース3が挟まれ、こ
の状態で下ケース1、中ケース3、上ケース5がその順
で重なり合う。
台20の連結軸26を中心に反時計回りに回動すると共
に、取付金具27の連結部28に設けられたカシメピン
29を中心に回動し、これに伴って連結アーム21が傾
きながらスライド台20を前方(図3では右方)に向け
てスライドさせた上、連結アーム21が下ケース1の開
口部32を通してスライド台20の切欠き部25内にほ
ぼ水平な状態で収納される。このため、連結アーム21
が邪魔にならず、中ケース3が下ケース1の上面に密接
して重なり、この中ケース3上に上ケース5が重なる。
このため、機器全体がコンパクトになり、良好に携帯す
ることができる。
第1ヒンジ6を中心に上ケース5を下ケース1に対し開
く方向に回動させると、第2ヒンジ7を中心に中ケース
3が上ケース5に対し相対的に開く方向に回動しながら
下ケース1上をスライドし、図2に示すように、上ケー
ス5が下ケース1と中ケース3とに対し開く。このとき
には、上ケース5の回動に伴って第2ヒンジ7が第1ヒ
ンジ6を中心に回動移動するので、この第2ヒンジ7の
回動移動に伴って中ケース3が下ケース1上をスライド
しながら中ケース3の後端部(図2では左端部)が第1
ヒンジ6の上方に引き上げられて後方に移動し、これに
より下ケース1上に中ケース3が傾斜して配置される。
中ケース3のスライド動作に応じて連結アーム21が後
方(同図では左方)に向けて移動し、スライド台20を
同方向にスライドさせる。すなわち、中ケース3が引き
上げられながらスライドすると、その動作に応じて連結
アーム21の一端部22が連結軸26を中心に時計回り
に回動すると共に、他端部23がカシメピン29を中心
に回動しながら、この他端部23が中ケース3の傾斜に
伴って上下方向に移動するので、連結アーム21が中ケ
ース3の傾きに応じて傾斜する。
が下ケース1に対し90°開いたときには、第2ヒンジ
7が第1ヒンジ6に対し最も高い位置に移動し、これに
伴って下ケース1に対する中ケース3の傾斜角度が最大
になるため、連結アーム21の他端部23が最も高い位
置に移動し、スライド台20に対する連結アーム21の
回動角度が最大になる。そして、上ケース2が更に開
き、図2に示すように、下ケース1に対し上ケース5が
90°以上、例えば145°前後に開くと、第2ヒンジ
7が第1ヒンジ6の上部後方(同図では左方)に移動す
るため、第2ヒンジ7の高さは低くなり、これに伴って
下ケース1に対する中ケース3の傾斜角度も小さくな
り、スライド台20に対する連結アーム21の回動角度
も小さくなる。
きには、これに伴って連結アーム21が上下方向に回動
するが、スライド台20の連結軸26に設けられたトー
ションばね30によって、連結アーム21が連結軸26
を中心に反時計回りに付勢されているので、中ケース3
が下ケース1上に常に押し付けられる。このため、上ケ
ース5を下ケース1に対し開閉させて中ケース3をスラ
イドさせるときには、連結アーム21が回動しても、中
ケース3の前端部(図2では右端部)が下ケース1上か
ら浮き上がることがなく、常に中ケース3の前端部が下
ケース1上に押し付けられた状態で、中ケース3を下ケ
ース1に対しスライドさせることができる。
は、下ケース1の両側部に設けられたガイド部33によ
って中ケース3の両側の外側面がガイドされるので、下
ケース1に対する上ケース5と中ケース3との横振れを
防ぐことができるほか、特に図2に示すように、上ケー
ス5を下ケース1に対し最大に開いて中ケース3を下ケ
ース1上に傾斜させたときに、その傾斜に伴って下ケー
ス1と中ケース5との間に隙間ができても、この隙間を
図4に示すガイド部33で塞ぐことができ、これにより
下ケース1と中ケース3との隙間に指やペンなどの異物
が挿入するのを防ぐことができる。
ース5を下ケース1に対し回動させて開くと、中ケース
3が下ケース1上をスライドして上ケース5に対し開く
と共に、中ケース3が下ケース1上に傾斜して配置され
るので、図2に示すように、上ケース5の表示部4が傾
斜した状態で前面側(同図では右側)に向けて露出する
と共に、中ケース3のキーボード2が下ケース1上に傾
斜して配置され、且つ図1に示すように、下ケース1の
増設用の補助キーボード8が露出する。これにより、表
示部4を見ながらキーボード2をキー操作できると共
に、増設用の補助キーボード8をもキー操作することが
でき、これによりキーの操作領域を広くすることがで
き、良好に使用することができる。
4内にスライド台20をスライド可能に設け、このスラ
イド台20と中ケース3とを連結アーム21で連結した
ので、連結アーム21を中ケース3の後部側(図2では
左側)に配置させることができ、これにより連結アーム
21の一端部22が挿入する開口部32を下ケース1の
後部側に設けることができる。このため、中ケース3の
スライド量を大きくしても、上ケース5を下ケース1に
対し開いたときに、下ケース1の開口部32が露出しな
いように中ケース3で隠すことができる。また、上ケー
ス5を下ケース1に対し開閉するときには、連結アーム
21が上下方向に回動するので、連結アーム21を中ケ
ース3の後部側に配置しても、従来例のように下ケース
1内に規制突起9の上下方向への移動スペースを設ける
必要がなく、下ケース1を厚く形成する必要がないた
め、機器全体の薄型化を図ることができる。
開いて中ケース3をスライドさせても、中ケース3が重
なる下ケース1の個所に開口部32を設けているので、
上ケース5を下ケース1に対し最も開いたときにも、下
ケース1に設けられた開口部32が露出することがな
く、中ケース3で開口部32を確実に隠すことができ
る。このため、下ケース1に開口部32を設けても、こ
の開口部32から下ケース1内にゴミなどの塵埃が侵入
するのを防ぐことができる。このときには、スライド台
20の天板20aによっても開口部32のほとんどの部
分が塞がれるので、これによってもゴミなどの塵埃の侵
入を防ぐことができるほか、特に開口部32の下部にお
ける周囲がガイド収納凹部24で囲われているので、仮
に開口部32からゴミなどの塵埃が侵入しても、ガイド
収納凹部24で塵埃を隔離して下ケース1の内部に侵入
するのを防ぐことができ、これにより防塵性に優れたも
のを得ることができる。
と連結アーム21とが、下ケース1の両側にそれぞれ設
けられているので、上ケース5を下ケース1に対し開閉
させて中ケース3をスライドさせるときに、下ケース1
の両側に設けられたスライド台20と連結アーム21と
によって、下ケース1に対する上ケース5と中ケース3
との横振れを確実に防ぐことができ、これにより開閉動
作を安定させることができ、円滑に且つ良好に開閉操作
を行うことができる。
携帯型の電子機器に適用した場合について述べたが、こ
れに限らず、例えば電子手帳やモバイル、または携帯型
のパーソナルコンピュータなどの電子機器にも広く適用
することができる。
ば、下ケース、中ケース、上ケースがその順で重なり合
うと共に、下ケースに対し上ケースを開いたときに、中
ケースが下ケース上でスライドして傾斜する電子機器に
おいて、下ケース内にスライド部材をスライド可能に設
け、このスライド部材と中ケースとを連結アームで連結
したので、連結アームを上ケースに対する中ケースの連
結部側に配置させることができ、これにより連結アーム
が挿入する開口部を上ケースに対する下ケースの連結部
側に設けることができ、このため中ケースのスライド量
を大きくしても、上ケースを下ケースに対し開いたとき
に、下ケースの開口部が露出しないように中ケースで隠
すことができ、また上ケースを下ケースに対し開閉する
ときに、連結アームが上下方向に回動するので、連結ア
ームを上ケースに対する下ケースの連結部側に配置して
も、下ケースを厚く形成する必要がないため、機器全体
の薄型化を図ることができる。
勢するばね部材を備えているので、上ケースを下ケース
に対し開閉させて中ケースをスライドさせるときに、上
ケースに対する中ケースの連結側と反対側に位置する中
ケースの端部が下ケースから浮き上がることがなく、常
に中ケースを下ケース上に押し付けた状態で良好に中ケ
ースを下ケースに対しスライドさせることができる。ま
た、上ケースを下ケースに対し開いて中ケースをスライ
ドさせた状態のときに、中ケースが重なる下ケースの個
所に開口部を設けたので、上ケースを下ケースに対し開
いても、開口部が露出することなく中ケースで確実に隠
すことができ、このため下ケースに開口部を設けても、
この開口部から下ケース内にゴミなどの塵埃が侵入する
のを防ぐことができる。
ースの両側にそれぞれ設けたので、上ケースを下ケース
に対し開閉するときに、スライド部材と連結アームとに
よって下ケースに対する上ケースと中ケースとの横振れ
を防ぐことができ、これにより開閉動作を安定させるこ
とができ、円滑に且つ良好に開閉操作ができる。さら
に、下ケースの両側部に中ケースの外側面をガイドする
ガイド部をそれぞれ設けたので、上ケースを下ケースに
対し開閉するときに、ガイド部によっても下ケースに対
する上ケースと中ケースとの横振れを防ぐことができる
ほか、特に上ケースを下ケースに対し開いて中ケースを
下ケース上に傾斜させたときに、その傾斜に伴って下ケ
ースと中ケースとの間に隙間が生じても、この隙間をガ
イド部で塞ぐことができ、これにより下ケースと中ケー
スとの隙間に異物が挿入するのを防ぐことができる。
時における平面図。
ね合わせた状態の拡大断面図。
状態の拡大断面図。
て斜め下から見た斜視図。
て斜め下から見た斜視図。
た要部の斜視図。
め下から見た要部の斜視図。
図。
図。
ね合わせた状態の拡大断面図。
大断面図。
ね合わせた状態の拡大断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】下ケース、中ケース、上ケースがその順で
重なり合い、この状態で前記下ケースと前記上ケースと
が互いに対応する一端部において回動可能に連結され、
この連結側に位置する端部側において前記上ケースと前
記中ケースとが回動可能に連結され、これにより前記下
ケースに対し前記上ケースを開いたときに、前記中ケー
スが前記下ケース上でスライドして傾斜する電子機器で
あって、 前記下ケース内にスライド可能に設けられたスライド部
材と、 このスライド部材と前記中ケースとを前記下ケースに設
けられた開口部を通して回動可能に連結する連結アーム
とを備えたことを特徴とする電子機器。 - 【請求項2】前記中ケースを前記下ケースに向けて付勢
するばね部材を備えていることを特徴とする請求項1に
記載の電子機器。 - 【請求項3】前記開口部は、前記上ケースが前記下ケー
スに対し開いて前記中ケースをスライドさせた状態のと
きに、前記中ケースが重なる前記下ケースの個所に細長
い形状で設けられていることを特徴とする請求項1また
は2に記載の電子機器。 - 【請求項4】前記スライド部材と前記連結アームとは、
前記下ケースの両側にそれぞれ設けられていることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器。 - 【請求項5】前記下ケースの両側部には、前記中ケース
の外側面をガイドするガイド部がそれぞれ設けられてい
ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電
子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002147906A JP2003336621A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002147906A JP2003336621A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003336621A true JP2003336621A (ja) | 2003-11-28 |
Family
ID=29706156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002147906A Pending JP2003336621A (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003336621A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104653593A (zh) * | 2013-11-18 | 2015-05-27 | 宏碁股份有限公司 | 可携式电子装置 |
JP6046846B1 (ja) * | 2016-04-01 | 2016-12-21 | 寺島 満 | 携帯機器用ホルダー |
JP6106818B1 (ja) * | 2016-09-29 | 2017-04-05 | 寺島 満 | 携帯機器用ホルダー |
JP2021015399A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | 電子機器 |
US11079802B1 (en) | 2020-07-09 | 2021-08-03 | Lenovo (Singapore) Pte Ltd | Electronic apparatus having a sub display |
-
2002
- 2002-05-22 JP JP2002147906A patent/JP2003336621A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2021015399A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | 電子機器 |
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