JP2003331523A - 電子機器および書き込み動作制御方法 - Google Patents

電子機器および書き込み動作制御方法

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JP2003331523A JP2002138389A JP2002138389A JP2003331523A JP 2003331523 A JP2003331523 A JP 2003331523A JP 2002138389 A JP2002138389 A JP 2002138389A JP 2002138389 A JP2002138389 A JP 2002138389A JP 2003331523 A JP2003331523 A JP 2003331523A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温環境下においても、適切に動作させるこ
とのできる電子機器を提供することである。 【解決手段】 制御マイコン11は、HDD12にデー
タを書き込む際に、普段使用されないプロテクト領域に
データの試し書きを行う。そして、データが適切に書き
込めない場合に、HDD12の現在温度が現実の動作下
限温度よりも低いと判別し、HDD12(機構部12
a)に実動作と無関係な動作(例えば、スピンドルモー
タの空回転や、磁気ヘッドの往復移動等)をさせ、HD
D12の温度を上昇させる。そして、再度の試し書きに
よりデータが適切に書き込めた場合に、普段使用するユ
ーザ領域に記録対象のデータを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器および
書き込み動作制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスクドライブ(以下、
「HDD」と記す。)を装備した電子機器(情報関連機
器等)が研究・開発されている。このような電子機器
は、HDDに大容量のデータ(デジタルデータ等)を記
憶でき、また、データの読み出しや書き込みが高速であ
るといった特徴を有している。そして、最近では、HD
Dの低価格化や大容量化が一層進むことにより、更に幅
広い電子機器に適用させるべく研究等がなされている。
【0003】ところで、HDDは、図6に示すように、
コイルが巻かれた磁気ヘッドhに記録電流を供給して、
回転するディスク上の磁性体mを磁化し、データの記録
や消去を行う。このようなHDDには、高速アクセスが
可能であり記憶容量が大きいといった長所がある反面、
劣悪な環境に弱いといった短所も有している。特に問題
となるのが、低温環境下における記録動作である。つま
りHDDは、規定温度(動作保証温度)よりも低温とな
る低温環境下において、データの書き込み動作が不能と
なる。これは、図7の実線グラフ及び、波線グラフにて
示すように、HDDにおける磁性体の特性が要因とな
り、温度(装置温度等)が低くなるにつれて、保磁力が
上昇するためである。なお、この保磁力とは、磁化した
磁性体の消磁に必要な磁力のことである。また、実線グ
ラフ及び波線グラフ等は、同種のHDDであっても個体
差が生じることを表している。つまり、磁性体の成分や
厚さ等のばらつきにより、磁性体の温度特性自体にずれ
があることや、磁気ヘッドの構成材料の成分やギャップ
寸法等のばらつきにより、磁気ヘッドにて発生できる磁
力にも差があることを示している。
【0004】具体的に説明すると、図7の実線グラフで
示す温度特性のHDD(磁性体)では、α1以上の磁力
を磁気ヘッドが発生できないとすると、このHDDの温
度が温度T1より低い低温時に、磁化した磁性体を消磁
できない。つまり正常なデータの書き込みができないこ
ととなる。同様に、図7の波線グラフで示す温度特性の
HDDでは、α2以上の磁力を発生できないとすると、
HDDの温度が温度T2より低い低温時に、正常なデー
タの書き込みができない。
【0005】このため、電子機器には、安定動作を保証
する保証最低温度等を明記して、その温度以上での使用
を利用者に求めたり、保証最低温度より低い低温時にエ
ラー表示等を行い、利用者に機器が使用できないことを
知らせるというような低温対策がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した電子機器にお
いて、保証最低温度等は画一的に決定される。例えば、
複数のHDDサンプルによる動作限界テストにて計測さ
れた各動作下限温度の内、最も高い温度が基準とされ、
また、安全マージン等が見込まれて、更に幾分高めに設
定されるのが一般的である。例えば、図7に示すような
磁性体の温度特性や磁気ヘッドの磁力により求められた
動作下限温度となる温度T1と温度T2が明らかとなっ
ている場合、電子機器には、データが正常に記録できる
保証最低温度として、温度T2よりも幾分高い温度が設
定されることとなる。
【0007】このため、低温環境における電子機器の使
用に際し、現実には、データ記録が可能であるにも拘わ
らず、画一的な保証最低温度に基づくエラー表示等によ
り、利用者が電子機器を使用できなくなるといった場面
が存在していた。このことは、HDDを装備した電子機
器上における大きな制限となり、利用者の自由な使用を
阻害するという不都合を生じさせていた。
【0008】ここで、保証最低温度を従来よりも低め
に、例えば、動作下限温度の平均値等に設定することも
考えられるが、リスク等が大きすぎて現実的でない。つ
まり、保証最低温度を従来より低く設定することによ
り、その分、低温環境における使用機会を広げることが
できる。しかしながら、上述したようにHDDに個体差
が存在するため、電子機器によっては、保証最低温度以
上でもデータの正常な書き込みができないこととなる。
このような電子機器に、無理に動作をさせると、データ
が正常に書き込めないため、書き込んだはずのデータが
読み出せなかったり、機器の誤動作を招き、思わぬ故障
の原因となってしまう。
【0009】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、低温環境下においても、適切に動作させることの
できる電子機器および書き込み動作制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る電子機器は、駆動系を有
する記録ユニットを備えた電子機器であって、記録ユニ
ットにおいて特定使用される特定領域、若しくは、通常
使用されるデータ領域に、データを書き込む書き込み手
段と、前記書き込み手段により特定領域にデータが正常
に書き込まれたか否かを判別する判別手段と、前記判別
手段により、正常に書き込まれなかったと判別された場
合に、記録ユニットの駆動系を動作させて記録ユニット
の温度を上昇させ、正常に書き込まれたと判別された場
合に、前記書き込み手段を制御してデータ領域へのデー
タの書き込みを行う制御手段と、を備えることを特徴と
する。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る電子機器は、HDDを備えた電子機器であっ
て、HDDにおいて特定使用されるプロテクト領域、若
しくは、通常使用されるユーザ領域に、データを書き込
む書き込み手段と、前記書き込み手段がプロテクト領域
に書き込んだデータを読み出して検証し、HDDにデー
タが正常に書き込める状態であるか否かを判別する判別
手段と、前記判別手段により、正常に書き込める状態で
ないと判別された場合に、HDDの駆動系に実動作と無
関係な動作をさせてHDDの温度を上昇させ、正常に書
き込める状態であると判別された場合に、前記書き込み
手段を制御してユーザ領域へのデータの書き込みを行う
制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る電子機器は、HDDを備えた電子機器であっ
て、HDDに書き込むための記録用データを取得するデ
ータ取得手段と、前記データ取得手段が記録用データを
取得した際に、HDDにおいて特定使用されるプロテク
ト領域に、予め定められた検証用データを書き込む第1
の書き込み手段と、前記第1の書き込み手段によりプロ
テクト領域に書き込まれた検証用データを読み出して、
書き込みの成否を検証する検証手段と、前記検証手段に
より、書き込みが失敗したと検証された場合に、HDD
の駆動系に実動作と無関係な動作をさせてHDDの温度
を上昇させる制御手段と、前記検証手段により、書き込
みが成功したと検証された場合に、HDDにおいて通常
使用されるユーザ領域に、前記データ取得手段が取得し
た記録用データを書き込む第2の書き込み手段と、を備
えることを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る電子機器は、HDDを備えた電子機器であっ
て、所定のデータをHDDに不可視属性、若しくは、通
常属性にて書き込む書き込み手段と、前記書き込み手段
が不可視属性にて書き込んだデータをHDDから読み出
して検証し、HDDにデータが正常に書き込める状態で
あるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によ
り、正常に書き込める状態でないと判別された場合に、
HDDの駆動系に実動作と無関係な動作をさせてHDD
の温度を上昇させ、正常に書き込める状態であると判別
された場合に、前記書き込み手段を制御して通常属性に
てデータの書き込みを行う制御手段と、を備えることを
特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係る電子機器は、HDDを備えた電子機器であっ
て、HDDに書き込むための記録用データを取得するデ
ータ取得手段と、前記データ取得手段が記録用データを
取得した際に、予め定められた検証用データをHDDに
不可視属性にて書き込む第1の書き込み手段と、前記第
1の書き込み手段により不可視属性にて書き込まれた検
証用データをHDDから読み出して、書き込みの成否を
検証する検証手段と、前記検証手段により、書き込みが
失敗したと検証された場合に、HDDの駆動系に実動作
と無関係な動作をさせてHDDの温度を上昇させる制御
手段と、前記検証手段により、書き込みが成功したと検
証された場合に、前記データ取得手段が取得した記録用
データを、HDDに通常属性にて書き込む第2の書き込
み手段と、を備えることを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第6の
観点に係る書き込み動作制御方法は、HDDを備えた電
子機器における書き込み動作制御方法であって、HDD
において特定使用されるプロテクト領域にデータを書き
込む第1の書き込みステップと、前記第1の書き込みス
テップにて書き込まれたデータを読み出して検証し、H
DDにデータが正常に書き込める状態であるか否かを判
別する判別ステップと、前記判別ステップにて正常に書
き込める状態でないと判別された場合に、HDDの駆動
系に実動作と無関係な動作をさせてHDDの温度を上昇
させる制御ステップと、前記判別ステップにて正常に書
き込める状態であると判別された場合に、HDDにおい
て通常使用されるユーザ領域にデータを書き込む第2の
書き込みステップと、を備えることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第7の
観点に係る書き込み動作制御方法は、HDDを備えた電
子機器における書き込み動作制御方法であって、HDD
に不可視属性にてデータを書き込む第1の書き込みステ
ップと、前記第1の書き込みステップにて書き込まれた
データをHDDから読み出して、書き込みの成否を検証
する検証ステップと、前記検証ステップにて、書き込み
が失敗したと検証された場合に、HDDの駆動系に実動
作と無関係な動作をさせてHDDの温度を上昇させる制
御ステップと、前記検証ステップにて、書き込みが成功
したと検証された場合に、HDDに通常属性にてデータ
を書き込む第2の書き込みステップと、を備えることを
特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるハー
ドディスクドライブ(以下、「HDD」と記す。)を装
備した電子機器について、以下図面を参照して説明す
る。
【0018】図1は、この発明の実施の形態に適用され
る電子機器の構成の一例を示すブロック図である。図示
するように、この電子機器1は、制御マイコン11と、
HDD12と、外部バッファ13と、入力信号処理回路
14と、出力信号処理回路15とを含んで構成される。
【0019】制御マイコン11は、例えば、ROM(Re
ad Only Memory)、RAM(RandomAccess Memory)、
及び、CPU(Central Processing Unit)を備えた1
チップマイコン等からなり、電子機器1全体を制御す
る。具体的に制御マイコン11は、入力信号処理回路1
4から入力されたデータ(デジタルデータ)を、外部バ
ッファ13を介してHDD12に供給して記憶させる。
また、HDD12から読み出したデータを、外部バッフ
ァ13を介して出力信号処理回路15に供給する。な
お、制御マイコン11は、HDD12にデータを書き込
む際に、普段使用されない領域(後述するプロテクト領
域)にデータの試し書きを行う。そして、データが適切
に書き込めない場合に、HDD12の現在温度が現実の
動作下限温度よりも低いと判別し、HDD12(機構部
12a)に実動作と無関係な動作(例えば、スピンドル
モータの空回転や、磁気ヘッドの往復移動等)をさせ、
HDD12の温度を上昇させる。そして、再度の試し書
きによりデータが適切に書き込めた場合に、制御マイコ
ン11は、普段使用する領域(後述するユーザ領域)に
記録対象のデータを書き込む。
【0020】HDD12は、磁性体が塗布されたアルミ
ニウム等のディスクを回転させ、磁気ヘッドにて、デー
タを読み書きする記録装置であり、機構部12aと、回
路部12bとを含んで構成される。この機構部12a
は、ディスクを回転させるスピンドルモータや磁気ヘッ
ドのアクチュエータ(ボイスコイルモータ)等からな
る。また、回路部12bは、内部バッファや制御回路ボ
ード等からなる。なお、HDD12には、図2に示すよ
うに、システム領域12x、プロテクト領域12y、及
び、ユーザ領域12zが確保されている。
【0021】システム領域12xは、HDD12の制御
や管理に必要な情報を記録する領域である。具体的にシ
ステム領域12xには、代替セクタ情報、調整用パラメ
ータ情報、及び、自己診断機能に関する情報等が記録さ
れる。なお、システム領域12xは、HDD12内にて
閉じて使用されるのみであり、外部から利用できない領
域である。
【0022】プロテクト領域12yは、電子機器1内部
にて特定使用される特定領域である。具体的にプロテク
ト領域12yには、HDD12がデータ記録可能な状態
(HDD12の温度が、現実の動作下限温度よりも高い
状態)であるか否かを検証するための検証用データ等が
記録される。
【0023】ユーザ領域12zは、主に、電子機器1を
利用する利用者に解放された領域である。このユーザ領
域12zには、入力信号処理回路14を介して入力され
たデータ等が記録される。
【0024】外部バッファ13は、所定容量のRAM等
からなり、入力信号処理回路14から入力されたデータ
を一時的に保持し、保持したデータをHDD12に供給
して記憶させる。また、HDD12から読み出されたデ
ータを一時的に保持し、出力信号処理回路15に供給す
る。
【0025】入力信号処理回路14は、記憶対象となる
例えば、音、映像、文書、その他のデジタルデータを入
力し、外部バッファ13を介してHDD12に供給す
る。
【0026】出力信号処理回路15は、HDD12から
読み出され、外部バッファ13を介して供給された音や
映像等のデータを出力する。
【0027】以下、この発明の実施の形態にかかる電子
機器1の動作について、図3を参照して説明する。図3
は、制御マイコン11が実行するデータ書き込み処理を
説明するためのフローチャートである。このデータ書き
込み処理は、入力信号処理回路14にデータが入力され
る等、HDD12への書き込み要求が生じた際に開始さ
れる。
【0028】まず、制御マイコン11は、予め定められ
た検証用データをプロテクト領域12yに書き込む(ス
テップS11)。すなわち、制御マイコン11は、HD
D12において普段使われることのないプロテクト領域
12yに、データの試し書きを行う。なお、プロテクト
領域12yに書き込むデータは、検証用データに限られ
ず、記録用の実データや無意味なデータであってもよ
い。
【0029】制御マイコン11は、プロテクト領域12
yから検証用データを読み出す(ステップS12)。制
御マイコン11は、検証用データの読み出しが正常に行
われたか否かを判別する(ステップS13)。すなわ
ち、検証用データの書き込みが正常に行われたか否かの
検証のため、書き込んだ検証用データの読み出しを試
み、読み出しの成否を判別する。言い換えれば、現在の
HDD12の温度が、このHDD12における現実の動
作下限温度以上か否か、つまり、HDD12にデータが
書き込める状態であるか否かを判別する。なお、データ
の読み出しの成否は、例えば、データに埋め込まれてい
る誤り訂正符号(ECC)によって、判別可能である。
【0030】制御マイコン11は、読み出しが正常に行
われていないと判別した場合、入力信号処理回路14等
に、書き込み待ちを指示する(ステップS14)。すな
わち、HDD12にデータを書き込める状態ではないた
め、入力信号処理回路14等に、書き込み待ちを指示す
る。そして、入力信号処理回路14等は、書き込み待ち
の指示が解除されるまで、新たなデータの入力が規制さ
れる。
【0031】制御マイコン11は、HDD12の機構部
12aを動作させ、一定時間待機する(ステップS1
5)。すなわち、制御マイコン11は、機構部12aの
スピンドルモータの空回転や磁気ヘッドの往復移動等の
ような、実動作と無関係な動作をさせて、HDD12の
温度を上昇させる。
【0032】そして、制御マイコン11は、ステップS
11に処理を戻し、HDD12の温度が上昇し、検証用
データが正常に書き込める(正常に読み出せる)まで、
上述のステップS11〜S15の処理を繰り返し実行す
る。なお、プロテクト領域12yには、正常に書き込め
なかったデータが記録されてしまうが、この領域は、そ
もそも利用者に解放されていない領域なので、正常に読
み出しができなくとも、電子機器1の障害には結びつか
ない。また、次の試し書き時に、古いデータを新しいデ
ータにて上書きしてしまえば、正常な書き込みができた
時点で、読み出し可能になるため、特に問題は生じな
い。
【0033】そして、上述のステップS13にて、HD
D12から検証用データを正常に読み出された(正常に
書き込めた)と判別された場合に、制御マイコン11
は、ユーザ領域12zに記録用データを書き込むと共
に、書き込み待ちの指示を解除する(ステップS1
6)。すなわち、制御マイコン11は、入力信号処理回
路14から入力したデータをHDD12のユーザ領域1
2zに書き込むと共に、新たなデータ入力を入力信号処
理回路14等に再開させる。
【0034】このようなデータ書き込み処理により、H
DD12に書き込むためのデータをユーザ領域12zに
書き込む前に、プロテクト領域12yにデータの試し書
きが行われる。この試し書きの結果、HDD12にデー
タを書き込める状態でないと検証されると、ユーザ領域
12zへのデータ書き込みを行わずに、スピンドルモー
タの空回転や、磁気ヘッドの往復移動等をHDD12の
機構部12aに行わせ、HDD12の温度を上昇させ
る。この際、HDD12(機構部12a)に空回転等の
実動作と無関係な動作をさせているため、通常動作時よ
りも早く温度を上昇させることができる。つまり、短時
間で、HDD12の温度が現実の動作下限温度よりも高
くなる。そして、再度の試し書きの結果、HDD12に
データを書き込める状態であると検証された場合に、ユ
ーザ領域12zへのデータ書き込みを行う。
【0035】この結果、低温環境下においても、HDD
を搭載した電子機器を適切に動作させることができる。
【0036】なお、上述した図3のデータ書き込み処理
では、試し書きによりデータを正常に読み出せなかった
際に、ステップS14にて、入力信号処理回路14等
に、書き込み待ちを指示して、新たなデータの入力を制
限した。しかしながら、外部バッファ13の残り容量に
余裕がある場合には、書き込み待ちを指示することな
く、入力信号処理回路14から供給されるデータを外部
バッファ13に順次蓄えてもよい。そして、HDD12
にデータを書き込める状態となった時点で、一気にHD
D12へのデータの書き込みを行う。この場合、HDD
12の温度が上昇するまで、利用者が待たされることな
く、電子機器1全体の処理を進めることができる。
【0037】上記の実施の形態では、HDD12にプロ
テクト領域12yを確保し、この領域にてデータの試し
書きを行った。しかしながら、データの試し書きの領域
は、プロテクト領域12yに限られず任意である。例え
ば、HDD12にプロテクト領域12yを確保すること
なく、ユーザ領域12zにてデータの試し書きを行って
もよい。
【0038】以下、ユーザ領域12zにてデータの試し
書きを行う、本発明の他の実施の形態に係る電子機器に
ついて説明する。なお、この電子機器の構成は、上述し
た図1に示す電子機器1と同様の構成である。
【0039】それでも、HDD12には、図4に示すよ
うに、システム領域12xとユーザ領域12zが確保さ
れている。つまり、図2と異なり、HDD12にプロテ
クト領域12yが確保されていない。そして、ユーザ領
域12zには、不可視ファイル(不可視属性データ)F
が、試し書きの際に記録される。
【0040】以下、この発明の他の実施の形態にかかる
電子機器1の動作について、図5を参照して説明する。
図5は、制御マイコン11が実行するデータ書き込み処
理を説明するためのフローチャートである。このデータ
書き込み処理も、入力信号処理回路14にデータが入力
される等、HDD12への書き込み要求が生じた際に開
始される。
【0041】まず、制御マイコン11は、予め定められ
た検証用データをユーザ領域12zに不可視ファイルF
として書き込む(ステップS21)。すなわち、制御マ
イコン11は、HDD12において通常使われるユーザ
領域12zに、不可視属性のデータにて試し書きを行
う。なお、この場合も、試し書きのためのデータは、検
証用データに限られず、記録用の実データや無意味なデ
ータであってもよい。
【0042】制御マイコン11は、ユーザ領域12zか
ら不可視ファイルFを読み出す(ステップS22)。制
御マイコン11は、不可視ファイルFが正常に行われた
か否かを判別する(ステップS23)。すなわち、書き
込んだ不可視ファイルFの読み出しを試み、データ書き
込みの成否を判別する。
【0043】制御マイコン11は、読み出しが正常に行
われていないと判別した場合、入力信号処理回路14等
に、書き込み待ちを指示する(ステップS24)。制御
マイコン11は、HDD12の機構部12aを動作さ
せ、一定時間待機する(ステップS25)。つまり、制
御マイコン11は、機構部12aに実動作と無関係な動
作をさせて、HDD12の温度を上昇させる。
【0044】そして、制御マイコン11は、ステップS
21に処理を戻し、HDD12の温度が上昇し、不可視
ファイルFが正常に書き込める(正常に読み出せる)ま
で、上述のステップS21〜S25の処理を繰り返し実
行する。なお、不可視ファイルFは、正常に書き込めな
かった状態に維持される場合があるが、そもそも利用者
(ユーザアプリケーション等)から存在が見えない属性
であるため、誤って読み込み対象とされることがない。
また、次の試し書き時に、古いデータ(不可視ファイル
F)を新しいデータ(不可視ファイルF)にて上書きし
てしまえば、正常な書き込みができた時点で、読み出し
可能になるため、特に問題は生じない。
【0045】そして、上述のステップS23にて、HD
D12から不可視ファイルFを正常に読み出された(正
常に書き込めた)と判別された場合に、制御マイコン1
1は、ユーザ領域12zに通常属性にて記録用データを
書き込むと共に、書き込み待ちの指示を解除する(ステ
ップS26)。
【0046】このような図5に示すデータ書き込み処理
でも、HDD12に書き込むための記録用データをユー
ザ領域12zに書き込む前に不可視属性にてデータの試
し書きが行われる。この際、HDD12にデータを書き
込める状態でないと検証されると、記録用データの書き
込みを行わずに、スピンドルモータの空回転や、磁気ヘ
ッドの往復移動等をHDD12の機構部12aに行わ
せ、HDD12の温度を上昇させる。そして、再度の試
し書きの結果、HDD12にデータを書き込める状態で
あると検証された場合に、ユーザ領域12zに記録用デ
ータを書き込む。
【0047】この結果、低温環境下においても、HDD
を搭載した電子機器を適切に動作させることができる。
そしてこの場合、HDD12にプロテクト領域12yを
設定(確保)しておく必要が無いので、HDD交換など
の際に、余分な手間がかからないというメリットもあ
る。
【0048】上記の実施の形態では、HDD12への書
き込み要求が生じた際に、毎回データの試し書きを行う
場合について説明したが、HDD12の温度が低下して
いることが多い電源投入時等にだけ、試し書きを行うよ
うにしてもよい。また、HDD12の温度を計測する温
度センサ等を更に配置して、温度センサの計測により、
HDD12の温度が基準となる最低温度より低い場合に
だけ、書き込み要求時に、毎回データの試し書きを行う
ようにしてもよい。
【0049】上記の実施の形態では、HDD12を備え
た電子機器を一例として説明したが、HDD以外の駆動
部を有する記憶装置を備えた電子機器にも適宜適用可能
である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低温環境下においても、HDDを搭載した電子機器を適
切に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子機器の構成の一
例を示すブロック図である。
【図2】HDDに確保される各領域を説明するための模
式図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るデータ書き込み処理
を説明するためのフローチャートである。
【図4】不可視ファイルを含んだユーザ領域等を説明す
るための模式図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るデータ書き込み
処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】HDDにデータが記録される様子を説明するた
めの模式図である。
【図7】保磁力と温度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 電子機器 11 制御マイコン 12 HDD 13 外部バッファ 14 入力信号処理回路 15 出力信号処理回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動系を有する記録ユニットを備えた電子
    機器であって、 記録ユニットにおいて特定使用される特定領域、若しく
    は、通常使用されるデータ領域に、データを書き込む書
    き込み手段と、 前記書き込み手段により特定領域にデータが正常に書き
    込まれたか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段により、正常に書き込まれなかったと判別
    された場合に、記録ユニットの駆動系を動作させて記録
    ユニットの温度を上昇させ、正常に書き込まれたと判別
    された場合に、前記書き込み手段を制御してデータ領域
    へのデータの書き込みを行う制御手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】HDD(ハードディスクドライブ)を備え
    た電子機器であって、 HDDにおいて特定使用されるプロテクト領域、若しく
    は、通常使用されるユーザ領域に、データを書き込む書
    き込み手段と、 前記書き込み手段がプロテクト領域に書き込んだデータ
    を読み出して検証し、HDDにデータが正常に書き込め
    る状態であるか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段により、正常に書き込める状態でないと判
    別された場合に、HDDの駆動系に実動作と無関係な動
    作をさせてHDDの温度を上昇させ、正常に書き込める
    状態であると判別された場合に、前記書き込み手段を制
    御してユーザ領域へのデータの書き込みを行う制御手段
    と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】HDDを備えた電子機器であって、 HDDに書き込むための記録用データを取得するデータ
    取得手段と、 前記データ取得手段が記録用データを取得した際に、H
    DDにおいて特定使用されるプロテクト領域に、予め定
    められた検証用データを書き込む第1の書き込み手段
    と、 前記第1の書き込み手段によりプロテクト領域に書き込
    まれた検証用データを読み出して、書き込みの成否を検
    証する検証手段と、 前記検証手段により、書き込みが失敗したと検証された
    場合に、HDDの駆動系に実動作と無関係な動作をさせ
    てHDDの温度を上昇させる制御手段と、 前記検証手段により、書き込みが成功したと検証された
    場合に、HDDにおいて通常使用されるユーザ領域に、
    前記データ取得手段が取得した記録用データを書き込む
    第2の書き込み手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】HDDを備えた電子機器であって、 所定のデータをHDDに不可視属性、若しくは、通常属
    性にて書き込む書き込み手段と、 前記書き込み手段が不可視属性にて書き込んだデータを
    HDDから読み出して検証し、HDDにデータが正常に
    書き込める状態であるか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段により、正常に書き込める状態でないと判
    別された場合に、HDDの駆動系に実動作と無関係な動
    作をさせてHDDの温度を上昇させ、正常に書き込める
    状態であると判別された場合に、前記書き込み手段を制
    御して通常属性にてデータの書き込みを行う制御手段
    と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】HDDを備えた電子機器であって、 HDDに書き込むための記録用データを取得するデータ
    取得手段と、 前記データ取得手段が記録用データを取得した際に、予
    め定められた検証用データをHDDに不可視属性にて書
    き込む第1の書き込み手段と、 前記第1の書き込み手段により不可視属性にて書き込ま
    れた検証用データをHDDから読み出して、書き込みの
    成否を検証する検証手段と、 前記検証手段により、書き込みが失敗したと検証された
    場合に、HDDの駆動系に実動作と無関係な動作をさせ
    てHDDの温度を上昇させる制御手段と、 前記検証手段により、書き込みが成功したと検証された
    場合に、前記データ取得手段が取得した記録用データ
    を、HDDに通常属性にて書き込む第2の書き込み手段
    と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】HDDを備えた電子機器における書き込み
    動作制御方法であって、 HDDにおいて特定使用されるプロテクト領域にデータ
    を書き込む第1の書き込みステップと、 前記第1の書き込みステップにて書き込まれたデータを
    読み出して検証し、HDDにデータが正常に書き込める
    状態であるか否かを判別する判別ステップと、 前記判別ステップにて正常に書き込める状態でないと判
    別された場合に、HDDの駆動系に実動作と無関係な動
    作をさせてHDDの温度を上昇させる制御ステップと、 前記判別ステップにて正常に書き込める状態であると判
    別された場合に、HDDにおいて通常使用されるユーザ
    領域にデータを書き込む第2の書き込みステップと、 を備えることを特徴とする書き込み動作制御方法。
  7. 【請求項7】HDDを備えた電子機器における書き込み
    動作制御方法であって、 HDDに不可視属性にてデータを書き込む第1の書き込
    みステップと、 前記第1の書き込みステップにて書き込まれたデータを
    HDDから読み出して、書き込みの成否を検証する検証
    ステップと、 前記検証ステップにて、書き込みが失敗したと検証され
    た場合に、HDDの駆動系に実動作と無関係な動作をさ
    せてHDDの温度を上昇させる制御ステップと、 前記検証ステップにて、書き込みが成功したと検証され
    た場合に、HDDに通常属性にてデータを書き込む第2
    の書き込みステップと、 を備えることを特徴とする書き込み動作制御方法。
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