JP2003330614A - タッチパネル付きディスプレイ装置、タッチパネル付きディスプレイ装置の制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents

タッチパネル付きディスプレイ装置、タッチパネル付きディスプレイ装置の制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム

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JP2003330614A
JP2003330614A JP2002137846A JP2002137846A JP2003330614A JP 2003330614 A JP2003330614 A JP 2003330614A JP 2002137846 A JP2002137846 A JP 2002137846A JP 2002137846 A JP2002137846 A JP 2002137846A JP 2003330614 A JP2003330614 A JP 2003330614A
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Mitsuru Sato
満 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定の位置に立ちながら大型の画面を制御で
き、また、制御のための画面のタッチによって表示され
ているウィンドウの状態が変更することをなくす。 【解決手段】 タッチパネルを構成する座標入力装置1
及び座標検出装置3がダブルタッチを検出した場合、ド
ライバ108が、タッチにかかるデータの引渡し先を、
共通のオペレーティングシステムの制御下で動作するア
プリケーションの一つであるAPL111からメニュー
制御プログラム114に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ画面
と座標入力装置を一体化したタッチパネル付きディスプ
レイ装置、タッチパネル付きディスプレイ装置の制御方
法およびその方法をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ディスプレイ画面と座標入力装置
とを一体化し、ディスプレイ画面上にタッチしながらデ
ィスプレイ画面に表示される画像を制御することができ
るタッチパネル付きディスプレイ装置が普及しつつあ
る。また、比較的大型の(黒板やホワイトボードと同等
のサイズ)タッチパネル付きディスプレイ装置を学校の
授業や企業のプレゼンテーションに使用するケースも増
えている。
【0003】タッチパネル付きディスプレイ装置は、話
者がディスプレイ画面にタッチしながら表示されている
画像に情報を書き込む、あるいは表示されている画像の
一部を拡大して示すことが可能である。このため、プレ
ゼンテーションに使用することによって視聴者の理解し
やすいプレゼンテーションを提供することができる。ま
た、表示されている画像を速やかに変更する、あるいは
切り換えることができるので、プレゼンテーションを円
滑に進行することができるといったメリットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大型の
タッチパネル付きディスプレイ装置においてプログラム
を起動する場合、話者が一定の位置にたったままでディ
スプレイ画面の全域を操作し難い場合がある。特にディ
スプレイ画面を制御するためのOS(OperatingSyste
m)に必要なプログラムの起動は、一般的にデスクトッ
プに表示されたアイコンやプログラムメニューを操作し
て行われる。このため、プログラムを起動するたびに話
者はアイコンなどを操作するためディスプレイ画面の前
面を横切ることになる。
【0005】話者がプレゼンテーション中に画面前を横
切ることは、話者、視聴者双方の集中力を欠いてプレゼ
ンテーションの円滑な進行を妨げるおそれがある。ま
た、話者にとってはプレゼンテーション中の移動が肉体
的な負担になることも考えられる。
【0006】さらに、タッチパネル付きディスプレイ装
置に対する入力は、話者の指やペンによるディスプレイ
画面へのタッチで行われることが多い。タッチによる入
力は、マウスでいう左クリックの操作に相当する。画面
に複数のウィンドウを表示した場合、左クリックの操作
によってアクティブウィンドウ(制御をうける権利を有
していたウィンドウ)の権利が失われ、他のウィンドウ
に入力信号による制御を受ける権利が移る。また、権利
を失ったウィンドウが例えばプルダウンメニューを表示
するものであった場合には、権利を消失したことによっ
て画面から消去されることもある。
【0007】しかしながら、大型のタッチパネル付きデ
ィスプレイ装置を使って行われるプレゼンテーション
は、話者が画面を指し示しながら行うことが多い。この
ため、ディスプレイ画面を指し示したことによって話者
が画面にタッチすると、表示されていたウィンドウの状
態が話者の意図しない変化をする。このような場合、話
者がウィンドウの状態を元に戻すための操作をする必要
が生じ、この操作がプレゼンテーションの円滑な進行を
妨げることになる。
【0008】本発明は上述の問題点を解決するために成
されたものであり、話者が一定の位置に立ちながら大型
の画面を制御でき、また、画面にタッチしても必要に応
じて表示されているウィンドウの状態を保存することが
できるためにプレゼンテーションを円滑に進行させるこ
とができるタッチパネル付きディスプレイ装置、タッチ
パネル付きディスプレイ装置の制御方法およびその方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるタ
ッチパネル付きディスプレイ装置は、タッチパネルを使
って入力された情報に基づいて制御された画像データを
ディスプレイ画面に表示するタッチパネル付きディスプ
レイ装置であって、前記タッチパネルの座標入力面に対
するタッチを検出すると共に、前記座標入力面の所定の
範囲内にある2点を略同時タッチをダブルタッチとして
検出するタッチ検出手段と、前記タッチ検出手段が検出
したダブルタッチに基づいて、ダブルタッチに固有の操
作メニューを該ダブルタッチがなされたダブルタッチ点
に表示すると共に表示された操作メニューを制御するメ
ニュー制御手段と、前記タッチ検出手段がダブルタッチ
を検出した場合、前記タッチ検出手段が検出したタッチ
にかかるデータの引渡し先を、共通のオペレーティング
システムの制御下で動作するアプリケーションの一つか
ら前記メニュー制御手段に変更するデータ引渡先変更手
段と、を備えることを特徴とする。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、座標
入力面においてダブルタッチすることによってダブルタ
ッチに固有の操作メニューをダブルタッチ点に表示し、
さらに表示された操作メニューを制御することができ
る。このため、操作者が一定の位置にいながらディスプ
レイ画面を制御することができる。また、ダブルタッチ
を検出した場合、タッチにかかるデータの引渡し先を、
共通のオペレーティングシステムの制御下で動作するア
プリケーションの一つからメニュー制御手段に変更する
ので、操作メニューを表示するための操作が他のアプリ
ケーションに影響を及ぼすことをなくし、操作メニュー
の表示前のウィンドウの状態を保存することができる。
【0011】請求項2に記載の発明にかかるタッチパネ
ル付きディスプレイ装置は、ダブルタッチを検出した場
合、2点のタッチの両方が解除された後に2点が略同時
にタッチされたことを示すデータを出力することを特徴
とする。
【0012】この請求項2に記載の発明によれば、ダブ
ルタッチの2点のうち1点のタッチだけが解除されたと
きに1点のタッチがなされたと誤認識されることを防
ぎ、誤認識の結果、操作者が意図しない制御が実行され
ることを防ぐことができる。
【0013】請求項3に記載の発明にかかるタッチパネ
ル付きディスプレイ装置は、前記メニュー制御手段は前
記タッチ検出手段が検出したタッチにかかるデータを受
けとって操作メニューを表示し、表示された操作メニュ
ーの選択または操作メニューの表示範囲外に対するタッ
チの検出によって前記データ引渡先変更手段が前記タッ
チ検出手段が検出したタッチにかかるデータの引渡先を
前記メニュー制御手段から前記アプリケーションに変更
することを特徴とする。
【0014】この請求項3に記載の発明によれば、操作
メニューを表示した後にタッチにかかるデータの引渡先
を自動的にアプリケーションに戻すことができる。この
ため、操作メニューの選択後にはアプリケーションが通
常の通り動作するので、データの引渡先の変更が故障と
誤認識されることを防ぐことができる。
【0015】請求項4に記載の発明にかかるタッチパネ
ル付きディスプレイ装置は、前記メニュー制御手段が前
記ディスプレイ画面が表示する画面を制御するための操
作メニューを表示すると共に、前記操作メニューに含ま
れる操作が、タッチに際してマウスの第1ボタンをオフ
する操作を実行することを特徴とする。
【0016】この請求項4に記載の発明によれば、マウ
スの第1ボタンをオフしてなされる操作による制御をタ
ッチによって実行することができる。
【0017】請求項5に記載の発明にかかるタッチパネ
ル付きディスプレイ装置は、前記操作メニューに含まれ
る操作が、タッチに際してマウスの第1ボタンをオフし
た後、さらにタッチをマウスの第1ボタンオンに設定す
ることを特徴とする。
【0018】この請求項5に記載の発明によれば、マウ
スの第1ボタンオフの設定を自動的に第1ボタンオンの
設定にしなおすことができる。
【0019】請求項6に記載の発明にかかるタッチパネ
ル付きディスプレイ装置は、前記メニュー制御手段が前
記ディスプレイ画面に表示される画像を制御するための
操作メニューを表示すると共に、前記操作メニューに含
まれる操作が、次回のタッチに限ってマウスの第2ボタ
ンをオンする操作と同様の操作を実行することを特徴と
する。
【0020】この請求項6に記載の発明によれば、次回
のタッチに限ってマウスの第2ボタンをオンする操作を
実行することができる。このため、第2ボタンオンによ
る操作の後の操作時に第2ボタンオンの設定を自動的に
解除することができる。
【0021】請求項7に記載の発明にかかるタッチパネ
ル付きディスプレイ装置は、前記メニュー制御手段が前
記ディスプレイ画面に表示される画像を制御するための
操作メニューを表示すると共に、前記操作メニューに含
まれる操作が、実行権を持つウィンドウの状態を保存す
る操作を実行することを特徴とする。
【0022】この請求項7に記載の発明によれば、実行
権を持つウィンドウの状態を保存することができる。
【0023】請求項8に記載の発明にかかるタッチパネ
ル付きディスプレイ装置は、前記メニュー制御手段が前
記ディスプレイ画面に表示される画像を制御するための
操作メニューを表示すると共に、前記操作メニューに含
まれる操作が実行権を持つウィンドウの状態を保存し、
かつ状態が保存されたウィンドウに表示された画像の印
刷を実行することを特徴とする。
【0024】この請求項8に記載の発明によれば、1回
タッチによってウィンドウに表示された画像の状態を保
存し、かつ印刷することができる。
【0025】請求項9に記載の発明にかかるタッチパネ
ル付きディスプレイ装置は、前記メニュー制御手段が前
記ディスプレイ画面に表示される画像を制御するための
操作メニューを表示すると共に、前記操作メニューに含
まれる操作が、前記ディスプレイ画面にキーボードをエ
ミュレートしたソフトキーボードを表示する操作を実行
することを特徴とする。
【0026】この請求項9に記載の発明によれば、必要
に応じてディスプレイ画面にキーボードをエミュレート
したソフトキーボードを表示することができる。
【0027】請求項10に記載の発明にかかるタッチパ
ネル付きディスプレイ装置は、前記メニュー制御手段が
前記ディスプレイ画面に表示される画像を制御するため
の操作メニューを表示すると共に、前記操作メニューに
含まれる操作が、システムオペレーションのプログラム
メニューを表示し、表示されたプログラムの起動を実行
することを特徴とする。
【0028】この請求項10に記載の発明によれば、タ
ッチによってシステムオペレーションのプログラムメニ
ューを表示し、表示されたプログラムを起動することが
できる。
【0029】請求項11に記載の発明にかかるタッチパ
ネル付きディスプレイ装置の制御方法は、タッチパネル
を使って入力された情報に基づいて制御された画像デー
タをディスプレイ画面に表示するタッチパネル付きディ
スプレイ装置の制御方法であって、前記タッチパネルの
座標入力面における所定の範囲内にある2点の略同時タ
ッチをダブルタッチとして検出するタッチ検出工程と、
前記タッチ検出工程においてダブルタッチが検出された
場合、ダブルタッチに固有の操作メニューを該ダブルタ
ッチがなされたダブルタッチ点に表示すると共に表示さ
れた操作メニューを制御するメニュー制御工程と、前記
タッチ検出工程において検出されたタッチにかかるデー
タの引渡し先を、共通のオペレーティングシステムの制
御下で動作するアプリケーションの一つから前記メニュ
ー制御工程に変更するデータ引渡先変更工程と、を含む
ことを特徴とする。
【0030】この請求項11に記載の発明によれば、座
標入力面においてダブルタッチすることによってダブル
タッチに固有の操作メニューをダブルタッチ点に表示
し、さらに表示された操作メニューを制御することがで
きる。このため、操作者が一定の位置にいながらディス
プレイ画面を制御することができる。また、ダブルタッ
チを検出した場合、タッチにかかるデータの引渡し先
を、共通のオペレーティングシステムの制御下で動作す
るアプリケーションの一つからメニュー制御手段に変更
するので、操作メニューを表示するための操作が他のア
プリケーションに影響を及ぼすことをなくし、操作メニ
ューの表示前のウィンドウの状態を保存することができ
る。
【0031】請求項12に記載の発明にかかるタッチパ
ネル付きディスプレイ装置の制御方法は、前記タッチ検
出工程においてダブルタッチが検出された場合、2点の
タッチの両方が解除された後にダブルタッチがなされた
ことを示すデータを出力することを特徴とする。
【0032】この請求項12に記載の発明によれば、ダ
ブルタッチ点の2点のうち1点のタッチだけが解除され
たときに1点のタッチがなされたと誤認識されることを
防ぎ、誤認識の結果、操作者が意図しない制御が実行さ
れることを防ぐことができる。
【0033】請求項13に記載の発明にかかるプログラ
ムは、前記請求項11または12に記載のタッチパネル
付きディスプレイ装置の制御方法をコンピュータに実行
させることを特徴とする。
【0034】この請求項13に記載の発明によれば、前
記請求項11または12に記載のタッチパネル付きディ
スプレイ装置の制御方法をコンピュータに実行させるこ
とができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるタッチパネル付きディスプレイ装置の好適
な実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態
のタッチパネル付きディスプレイ装置の構成を説明する
ための図である。図示したタッチパネル付きディスプレ
イ装置は、タッチパネル式の座標入力装置1と、座標入
力装置1に入力された座標を検出する座標検出装置3
と、座標検出装置3が検出した座標に基づいて画像デー
タを制御するホスト装置4(本実施の形態ではPC(Pe
rsonal Computer)を利用している)、ホスト装置4に
よって制御された画像データ(R,G,B)を液晶画面
やPDP(Plasma Display Panel)といったディスプレ
イ画面113に表示する表示装置2とを備えている。
【0036】なお、本明細書中では、座標入力装置1と
座標検出装置3とを合わせた構成をタッチパネルとも記
す。また、以上の構成において、座標入力装置1と座標
検出装置3とがタッチ検出手段を構成し、ホスト装置4
がメニュー制御手段およびデータ引渡先変更手段を含ん
でいる。また、PCであるホスト装置4は、Windo
ws(R)、MACOS(R)、Linux(R)とい
った汎用的なOSを搭載しており、画像データの制御
は、OSの制御下で実行されている。
【0037】なお、本実施の形態のタッチパネル付きデ
ィスプレイ装置には、ディスプレイ画面113が座標入
力装置1の座標入力面112と重なって設けられてい
て、表示装置2は、ディスプレイ画面113に画像デー
タを表示する。座標入力面とは、座標検出装置3が座標
を検出できる領域である。本実施の形態のタッチパネル
付きディスプレイ装置は、ディスプレイ画面113に直
接タッチする構成であって、座標入力面112は仮想的
な面である。
【0038】座標入力装置1の座標入力面112に対す
るタッチ、タッチされた点(タッチ点)の座標の検出
は、座標検出装置3によって行われている。タッチの操
作は、マウスでいう左ボタンのオン(左クリック)の操
作に相当する。
【0039】ホスト装置4は、座標検出装置3によって
検出された座標のデータおよびタッチの有無や状態(タ
ッチ、ダブルタッチ、デタッチ)を示すデータ(検出デ
ータ)を汎用的なOSの制御下で動作するアプリケーシ
ョンの一つであるAPL111に与えている。また、ホ
スト装置4は、座標検出装置3が検出したダブルタッチ
に基づいて、ダブルタッチに固有の操作メニューを制御
するメニュー制御プログラム114、座標検出装置3が
ダブルタッチを検出した場合、検出されたタッチに関す
るデータの引渡し先を、APL111からメニュー制御
プログラム114に変更するドライバ108を備えてい
る。
【0040】メニュー制御プログラム114が制御する
本実施の形態でいうダブルタッチに固有の操作メニュー
とは、APL111とは無関係に表示、選択、閉じると
いった制御が行われる操作メニューであって、APL1
11の動作に無関係に起動して操作メニューを表示す
る。本実施の形態のメニュー制御プログラム114が表
示する操作メニューについては後述する。
【0041】なお、本実施の形態では、ディスプレイ画
面113上に指やペンなどが非接触の状態から接触した
ことをタッチといい、ディスプレイ画面113上の所定
の範囲内で略同時に指やペンなどが2点にタッチしたこ
とをダブルタッチという。また、タッチされた位置を示
すタッチ点から指やペンなどが離れたことをデタッチと
いう。
【0042】ドライバ108は、汎用的なOSの制御下
で動作するプログラム(ドライバソフト)である。そし
て、以上の動作を実行するため、後述するように、検出
データをマウスデータの形式に変換するデータ変換部4
01、メニュー制御プログラム114を起動するための
プログラムであるプログラム起動部402、データの引
渡し先を変更するためのプログラムであるデータ引渡先
変更部403を有している。
【0043】また、ドライバ108は、座標検出装置3
が検出した検出データをマウスデータ(マウスの右ボタ
ン、中央ボタン、左ボタンのオン、オフの情報およびマ
ウスがクリックされた点の座標の情報)に変換してい
る。
【0044】さらに、ホスト装置4は、汎用マウスI/
F110、ローカルI/F109を備えている。汎用マ
ウスI/F110は、APL111に含まれるいずれか
のアプリケーションにマウスデータを引き渡すインター
フェイスであって、ローカルI/F109は、メニュー
制御プログラム114にだけマウスデータを引き渡すイ
ンターフェイスである。APL111は、汎用マウスI
/F108からマウスデータを受け取る。そして、受け
取ったマウスデータに基づいて予め設定されている機能
を実行する。また、メニュー制御プログラム114は、
ローカルI/F109からマウスデータを受け取り、メ
ニューにある機能を実行する。画像RAM115は、A
PL111、メニュー制御プログラム114の実行によ
って制御された画像データが展開されるメモリである。
【0045】また、座標検出装置3は、後述する光学検
出器が検出したデータを入力するための左光学検出器I
/F101、右光学検出器I/F102、座標検出装置
3全般を制御する中央演算装置104、中央演算装置1
04で使用されるプログラムが格納されているROM1
05、中央演算装置104の作業データが一時保存され
るRAM106、周期的に時間を計測して中央演算装置
104に入力するタイマ(TIMER)107とを備え
ている。
【0046】さらに、座標入力装置1は、後述する光学
検出器を備えていて、ディスプレイ画面113上でなさ
れたタッチを光学的に検出する。光学検出器が検出した
データは座標検出装置3に入力し、座標検出装置3が、
タッチされた座標入力面112上の点(タッチ点)tの
座標(x,y)を算出する。算出される座標は、ディス
プレイ画面113の画素数(例えばx:1024,y:
768)によって表され、10ms、あるいは20ms
といった時間で周期的に座標検出装置3に出力する。な
お、座標検出装置3のタッチ点の座標の算出について
は、後に詳述する。
【0047】座標検出装置3が算出した座標のデータ
は、タッチ、デタッチ、ダブルタッチの情報と共に検出
データとしてホスト装置4のドライバ108に引き渡さ
れる。ドライバ108は、汎用的なOSの制御下で座標
検出装置3から検出データをRS232CあるいはUS
Bを介して受け取り、マウスデータに変換してローカル
I/F109または汎用マウスI/F110のいずれか
に渡す。汎用マウスI/F110に渡されたマウスデー
タは、さらにAPL111に渡される。
【0048】APL111は、汎用的なOSの制御下で
実行されるAPLで、汎用マウスI/F110から受け
取ったマウスデータに含まれる座標に関する情報やボタ
ンのオン、オフの情報にしたがって予め座標に設定され
ている機能を実行する。ここでいう機能とは、例えば、
ドラッグの軌跡を特定の色や太さの線で描画する文字描
画、図形描画、罫線描画をいう。
【0049】APL111の機能の実行によって作成さ
れた画像データは、R,G,Bで表される形式でRAM
106に展開されて表示装置2に送出する。表示装置2
は、画像データをディスプレイ画面113に表示する。
【0050】また、ドライバ108がメニュー制御プロ
グラム114を起動した場合、ローカルI/F109に
渡されたマウスデータは、メニュー制御プログラム11
4を制御することに使用される。
【0051】次に、本実施の形態のタッチパネル付きデ
ィスプレイ装置におけるタッチ点の検出および座標の算
出について説明する。図2は、本実施の形態の座標入力
装置を示す図である。座標入力装置1は、図中の縦方向
の長さがH、横の長さがWの矩形の座標入力面112
と、座標入力面の三辺に設けられた再帰性反射部材20
1と、再帰性反射部材201が設けられていない1辺の
両端に設けられた左光学検出器202L、右光学検出器
202Rとを備えている。
【0052】左光学検出器202L、右光学検出器20
2Rは、いずれも半導体レーザである光源(図示せず)
と、例えばCCD(Charged Coupled Device)を利用し
た受光部(図示せず)とを一体化したユニットである。
光源は、座標入力面112の全域に光源を要とする扇状
に光を照射する。左光学検出器202L、右光学検出器
202Rが扇状の光を照射することによって、レーザ光
は座標入力面112の全域に照射される。
【0053】座標入力面112に照射された光は、再帰
性反射部材201に反射される。再帰性反射部材201
は、光を180度の角度で反射する部材であって、例え
ば図中に示す照射光p1を反射して照射光p1の光軸に
平行な光軸を通る反射光p2とする。座標入力面上11
2に光を遮るものが存在しない場合、左光学検出器20
2L、右光学検出器202R、は照射された光のすべて
の反射光を受光する。しかし、例えば指やペンが座標入
力面112にタッチしたとき、タッチ点を通る光が左光
学検出器202L、右光学検出器202Rに受光されな
い。
【0054】左光学検出器202L、右光学検出器20
2Rによって検出される光の情報は、アナログデータと
して座標検出装置3に入力する。このとき、座標検出装
置3は、扇状に照射された光のうち、受光部の光を受光
しなかった位置で本来受光されるはずの光の光軸から左
光学検出器202L、右光学検出器202Rの受光部を
通る直線と各受光部とタッチ点tとを通る直線との角度
(光遮蔽角度)θL、θRとを求める。タッチ点tの座標
(x,y)は、角度θL、θRを使って以下のように算出さ
れる。
【0055】 x=W×tanθR/(tanθL+tanθR) y=H−W×tanθL×tanθR/(tanθL+t
anθR)
【0056】次に、以上のようにタッチ点を検出するデ
ィスプレイ装置のダブルタッチの検出について説明す
る。図3は、ダブルタッチの検出を説明するための図で
ある。座標入力面112の点A、点Bが略同時にタッチ
された場合、左光学検出器202Lは、光p5、光p6
がなす光遮蔽角度を求め、右光学検出器202Rは、光
p7、光p8がなす光遮蔽角度を求める。左光学検出器
202L、右光学検出器202Rが求めた光遮蔽角度を
なす直線の交点から図示する点A(x0,y0)、点B
(x1,y1)、点C(x2,y2)、点D(x3,y3)が算
出される。
【0057】本実施の形態のタッチパネル付きディスプ
レイ装置では、座標入力面における所定の範囲内にある
2点が略同時にタッチされたか否か(ダブルタッチがな
されたか否か)、あるいはダブルタッチが有効であるか
否かの判断を、検出された4点のうちの少なくとも2点
間の距離によって判断する。
【0058】有効なダブルタッチがなされたか否かの判
断は、例えば、点Aと点Bとのx方向の距離Lxが所定
の距離以内にあるか否かによって行うことができる。本
実施の形態では、距離Lxが20cm以下であるときに
有効なダブルタッチがなされたと判断するものとする。
【0059】距離Lxは、以下の式によって求められ
る。 Lx=x1−x0 上記した式のx1、x0は、画素の個数で表される座標で
ある。本実施の形態では、次のようにして長さを座標に
変換する。すなわち、座標入力面112のx方向の長さ
が50インチ(1270mm)であり、ディスプレイ画
面113のx方向の画素数が1024個である場合、1
つの画素の長さSは、 S=1270(mm)÷1024=1.24mmであ
る。 したがって、20cmの長さは、以下の式より161個
の画素に相当する。 V=200(mm)÷1.24(mm)=161
【0060】以上の式から、本実施の形態では、L>V
のとき(上記した例では点Aのx0と点Bのx1との差が
161より小さいとき)有効なダブルタッチがなされた
と判断する。なお、ダブルタッチ判定の基準となる所定
の範囲やタッチ点間の距離は、おおよそ人間が片手の指
2本でタッチが可能な範囲を基準になされている。
【0061】4点が検出された場合、検出された4点の
中点の近くに実際にダブルタッチがなされた点が存在す
る。このため、本実施の形態では、ダブルタッチのタッ
チ点の座標を求める場合には、以下の式を使って4点の
中点の座標(x,y)を求め、ダブルタッチのタッチ点
の座標とする。 x=(x0+x1+x2+x3)÷4 y=(y0+y1+y2+y3)÷4
【0062】なお、図3に示した点A、点B、点C、点
Dのうち、同一の直線上にある点A、点Cがダブルタッ
チされた場合には光p6がなす光遮蔽角は検出されな
い。すなわち、同一直線上にある点がダブルタッチされ
た場合には、実際にダブルタッチされた2点が検出され
る。
【0063】以上述べたダブルタッチの検出において、
座標検出装置3は、ダブルタッチが検出された場合、ダ
ブルタッチされた2つのタッチ点の両方が解除された後
に2点が略同時にタッチされたことを示すデータをホス
ト装置4に出力する。このようにすることにより、本実
施の形態は、ダブルタッチされたタッチ点の1つが他方
に先だってデタッチされた場合に残ったタッチ点が新た
なタッチのタッチ点と誤認識されることを防ぐことがで
きる。そして、タッチ点の誤認識を防ぐことによって操
作者の意図しない制御が実行されることを防ぎ、タッチ
パネル付きディスプレイ装置の操作性を高めることがで
きる。
【0064】図4は、タッチが検出された場合に本実施
の形態のタッチパネル付きディスプレイ装置でなされる
処理を説明するための機能ブロック図である。座標入力
装置1は、座標入力面112に対するタッチやデタッ
チ、ダブルタッチなどを検出している。また、ホスト装
置4は、汎用的なOSの制御下でドライバ108によっ
て制御されている。
【0065】ドライバ108は、検出データをマウスデ
ータに変換するデータ変換部401、ダブルタッチがな
された場合にメニュー制御プログラム114を起動する
プログラム起動部402、マウスデータの引渡先を変更
するデータ引渡先変更部403を備えている。
【0066】データ変換部401は、タッチパネルで検
出した検出データをでマウスデータに変換する。座標入
力装置にタッチがなされている間、マウスデータは、汎
用マウスI/F110に引き渡される。汎用マウスI/
F110は、汎用OSの制御下で動作するすべてのAP
L111に共通のインターフェースであって、マウスデ
ータをAPL111に引き渡している。マウスデータ
は、APL111のうち、OSによって優先権が与えら
れているアプリケーションだけが受け取ることができ
る。
【0067】なお、本明細書では、優先権が与えられて
いるアプリケーションによって表示されているウィンド
ウを実行権を持つウィンドウ、あるいはアクティブウィ
ンドウというものとする。
【0068】ダブルタッチがなされた場合、ドライバ1
08は、プログラム起動部402によってメニュー制御
プログラム114を起動する。そして、データ引渡先変
更部403が、メニュー制御プログラム114にマウス
データを受け渡すローカルI/F109にマウスデータ
の引渡先を変更する。マウスデータを受け取ったメニュ
ー制御プログラム114は、マウスデータの座標に基づ
いてメニュー制御プログラム114を起動する。
【0069】図5(a)、(b)は、メニュー制御プロ
グラム114が制御する固有の制御プログラム操作メニ
ューであるダブルタッチメニューを示す図である。ダブ
ルタッチメニューは、ダブルタッチがなされたダブルタ
ッチ点の座標に基づく位置に表示される。ダブルタッチ
点の座標は、図3の説明で述べたように、4点の中点と
して算出される。
【0070】ダブルタッチメニューには、キーボードボ
タン501、左ボタンOFFボタン502、左ボタンO
Nボタン503、ワンタイム右クリックボタン504、
ウィンドキャプチャーボタン505、Windows
(R)プログラムボタン506、印刷ボタン507、閉
じるボタン508といったディスプレイ画面113を制
御するための操作メニューが表示される。また、メニュ
ー制御プログラム114は、マウスデータに基づいてダ
ブルタッチメニューに表示された操作メニューの選択、
プログラムの終了を実行する。
【0071】上記したダブルタッチメニューを表示する
ことにより、タッチパネル付きディスプレイ装置の操作
者は、マウスデータが汎用マウスI/F110に渡され
なくなったことによってタッチ操作が無効(タッチに基
づいてタッチパネル付きディスプレイ装置が動作しな
い)になってもタッチパネル付きディスプレイ装置が故
障したのではなく、他の制御モードに移行したことを速
やかに認識することができる。
【0072】また、以上のボタンのうち、Window
s(R)プログラムボタン506上にタッチした後デタ
ッチすると、図5(b)に示すサブメニューが表示され
る。このような本実施の形態は、タッチ入力によるディ
スプレイ画面113の制御中でも操作者が任意の位置で
Windows(R)の制御下で動作するプログラムを
起動することができる。
【0073】また、キーボードボタン501上でデタッ
チすると、ディスプレイ画面113にキーボードをエミ
ュレートしたソフトキーボードが表示される。このよう
にすることにより、タッチによるタッチパネル付きディ
スプレイ装置の操作中にキー入力が可能になる。表示さ
れている文字のわずかな変更やファイル名を入力する場
合、ソフトキーボードは、実キーボードよりも便利であ
る。
【0074】また、左ボタンOFFボタン502上でデ
タッチすると、タッチに際してマウスの第1ボタンをオ
フする操作と同様の操作が実行される。なお、本実施の
形態では、マウスの第1ボタンを左ボタンとし、第2ボ
タンを右ボタンとする。第1ボタン、第2ボタンに対す
る左ボタン、右ボタンの割り当ては、本実施の形態に限
定されるものでなく、反対であってもよい。
【0075】以上の操作によれば、左ボタンOFFボタ
ン502を操作することによってマウスをクリックする
ことなく所望のボタンに移動する操作と同様の操作が実
行される。このような操作は、マウスでいう左ボタンオ
ンの信号がタッチによって出力されることを防ぎ、タッ
チ点の座標だけを検出することによって実現する。左ボ
タンOFFボタン502による操作によれば、タッチ点
にあるボタンの機能を説明するポップアップメッセージ
を表示させることができる。
【0076】また、左ボタンONボタン503上でタッ
チ、デタッチすると、マウスの左ボタンをオフした後、
左ボタンをオンする操作と同様の操作が実行される。こ
のような操作によれば、タッチ操作によってマウスでい
う左ボタンオンの信号が出力されないように設定した
後、通常の通りタッチをマウスでいう左ボタンのオンに
相当する操作に設定することができる。
【0077】また、ワンタイム右クリックボタン504
上でタッチ、デタッチすると、次回のタッチに限ってマ
ウスの右ボタンをオンする操作と同様の操作が実行され
る。このような操作によれば、タッチ操作によってマウ
スでいう右ボタンのオンを実現することができる。ま
た、マウスの右ボタンオンを次回のタッチに限って行う
ことにより、タッチの右ボタンとする設定を左ボタンと
する設定に自動的に戻すことができる。
【0078】このような動作は、例えば、次のような場
合に有効である。すなわち、従来の技術ではタッチは常
に左ボタンのオンとみなされる。このため、タッチを右
ボタンオンの操作に割り当てる場合、例えばタッチの操
作を右ボタンオンに切り換えるためのボタンをディスプ
レイ画面113に設けておき、このボタンにタッチして
いた。
【0079】しかし、一般的なマウス操作では、マウス
の左ボタンをオンしてドラッグすることによって領域を
選択し、さらに右ボタンをオンすることによってメニュ
ーを表示することがある。このような処理をタッチで行
う場合、従来技術では、領域の選択後の領域外のタッチ
によって選択された領域が消去されることになる。本実
施の形態によれば、領域の選択の次のタッチに限ってタ
ッチを右ボタンオンに設定することができるので、領域
にメニューを表示するにあたって領域が消去されること
がなく、また、メニューの表示後には右ボタンの設定を
自動的に左ボタンに戻すことができる。
【0080】また、ウィンドキャプチャーボタン505
上でタッチ、デタッチすると、実行権を持つウィンドウ
(アクティブウィンドウ)の状態を保存する操作が実行
される。一般的な構成では、ウィンドウに表示された画
面を保存する場合、キーボードの特定のキーを押下する
ことによってウィンドウがキャプチャーされ、表示され
た画像が取り込まれる。このとき、画像は汎用的なI/
Fにコピーされ、必要なAPLが取り出される。
【0081】しかし、上記した構成では、ウィンドウが
プルダウンメニューを表示するものである場合、表示さ
れたウィンドウがキー操作あるいはディスプレイ画面1
13上の操作によって閉じてしまい、プルダウンメニュ
ー付きのキャプチャー画像を取り込むことができない。
本実施の形態のウィンドキャプチャーボタン505は、
タッチによってプルダウンメニューを表示するウィンド
ウをもキャプチャーすることができる。
【0082】さらに、印刷ボタン507上でタッチ、デ
タッチすることによって実行権を持つウィンドウの状態
を保存し、かつ保存されたウィンドウに表示された画像
を印刷することができる。このような印刷ボタン507
によれば、ワンタッチでウィンドウをキャプチャーし、
かつキャプチャーされたウィンドウの画像を印刷するこ
とができる。
【0083】さらに、閉じるボタン508上でタッチ、
デタッチすると、メニュー制御プログラム114はダブ
ルタッチメニューを閉じる。
【0084】以上述べた構成により、本実施の形態は、
ダブルタッチによって所望の位置にダブルタッチメニュ
ーを表示することができる。そして、ダブルタッチメニ
ューを使い、マウスの左ボタンオンだけでなく、1回の
タッチ操作によってデタッチ、右ボタンオンといったマ
ウスの他の操作によってなされる制御をも実行すること
ができる。このため、本実施の形態は、操作者が一定の
位置にいながらプログラムの起動を含む複数種の操作を
実行することができる。
【0085】また、本実施の形態は、必要に応じてダブ
ルタッチメニューを起動し、ダブルタッチメニューから
ディスプレイ画面113を制御することができる。この
ため、ダブルタッチメニューにある操作を実行するため
のボタンを常時ディスプレイ画面113に表示する必要
がなく、ディスプレイ画面113を有効に利用すること
ができる。
【0086】また、ダブルタッチメニューにソフトキー
ボードの表示操作を設けたことにより、ソフトキーボー
ドを表示するプログラムを起動するボタンを常にディス
プレイ画面113に表示しておく必要をなくし、ディス
プレイ画面を有効に利用することができる。
【0087】次に、以上述べたタッチパネル付きディス
プレイ装置の制御方法を、フローチャートを使って説明
する。図6は、タッチパネル付きディスプレイ装置にお
いて座標を検知する制御を説明するためのフローチャー
トであって、座標検出装置3によって行われる処理であ
る。座標を検知する場合、座標検出装置3は、座標入力
面112上を指示する座標指示物(操作者の指やペン)
が検出されたか否か判断する(ステップS601)。
【0088】ステップS601の判断の結果、座標指示
物が検出された場合(ステップS601:Yes)、座
標指示物が非検出状態から検出されたものであるか否か
(ステータスはタッチパネル付きディスプレイ装置の制
御の状態を示す)判断する(ステップS602)。この
結果、非検出状態から検出されたのであれば(ステップ
S602:Yes)、座標指示物の検出をタッチ操作と
認識する。そして、座標検出装置3は、タッチがダブル
タッチか否か判断する(ステップS603)。
【0089】ステップS603の判断の結果、タッチが
ダブルタッチであった場合(ステップS603:Ye
s)、ステータスをダブルタッチに設定する(ステップ
S604)。そして、ダブルタッチのタッチ点の座標を
算出し(ステップS605)、算出された座標をホスト
装置4に送出する(ステップS606)。以上の処理の
終了後、座標検出装置3は、再度座標指示物を検出する
処理に戻る。
【0090】また、ステップS603において、タッチ
がダブルタッチでないと判断した場合(ステップS60
3:No)、座標入力面112の1点がタッチされたか
否か判断する(ステップS607)。判断の結果、1点
タッチでない場合(ステップS607:No)、3点以
上の点がタッチされたものとしてステータスをタッチが
無効であるとする無効検出に設定する(ステップS60
8)。以上の処理の終了後、座標検出装置3は、再度座
標指示物を検出する処理に戻る。
【0091】また、ステップS607において1点がタ
ッチされたと判断すると(ステップS607:Ye
s)、ステータスを座標検出に設定する(ステップS6
09)。そして、タッチ点の座標を算出し(ステップS
610)、算出された座標をホスト装置4に送出する
(ステップS611)。以上の処理の終了後、座標検出
装置3は、再度座標指示物を検出する処理に戻る。
【0092】また、座標検出装置3が、ステップS60
2において、座標指示物の検出が非検出状態からなされ
たのでないと判断した場合(ステップS602:N
o)、ステータスがダブルタッチの検出に設定されてい
るか否か判断する(ステップS612)。ステータスが
ダブルタッチの検出に設定されている場合(ステップS
612:Yes)、ダブルタッチされた2つのタッチ点
がデタッチされるまで座標の送出を防ぐため、再度座標
指示物を検出する処理に戻る。
【0093】また、ステップS612においてダブルタ
ッチの検出に設定されていないと判断した場合(ステッ
プS612:No)、座標入力面112の1点がタッチ
されているか否か判断する(ステップS614)。この
判断の結果、1点がタッチされている場合には(ステッ
プS614:Yes)、タッチ点の座標を算出してホス
ト装置4に送出し(ステップS617)、座標指示物の
検出の処理に戻る。
【0094】また、ステップS614において1点がタ
ッチされていない場合(ステップS614:No)、タ
ッチの検出中に3点以上の点がタッチされたとしてステ
ータスをタッチの検出を無効にする(ステップS61
5)。そして、先に検出されたタッチがデタッチされた
とし、デタッチ点の座標をホスト装置4に送出した後座
標指示物の検出処理に戻る。
【0095】さらに、ステップS601において、座標
指示物が検出されなかった場合(ステップS601:N
o)、ステータスがすでに非検知であったか否か判断す
る(ステップS618)。この結果、非検知であれば
(ステップS618:Yes)、座標指示物の処理に戻
る。一方、ステータスが非検知でなかった場合(ステッ
プS618:No)、ステータスが座標検出であったか
否か判断する(ステップS619)。
【0096】そして、座標検出であった場合、つまり座
標検知状態から非検知状態に移行した場合(ステップS
619:Yes)、デタッチがなされたとして検出され
ていた座標をデタッチ座標としてホスト装置4に送出し
(ステップS620)、ステータスを非検出に設定する
(ステップS621)。また、ステップS619におい
てステータスが座標検出でないと判断した場合(ステッ
プS619:No)、デタッチを検出することなくステ
ータスを非検出に設定する(ステップS621)。
【0097】次に、図7、図8のフローチャートおよび
図9を用い、ホスト装置4の特にドライバ108でなさ
れるタッチパネル付きディスプレイ装置の制御方法を説
明する。ホスト装置4は、先ず、座標検出装置3から座
標のデータを含む検出データが入力したか否か判断する
(ステップS701)。判断の結果、座標データが入力
していない場合は(ステップS701:No)、OSが
提供するドライバ制御データがAPI(アプリケーショ
ンI/F)を介して入力したか否か判断する(ステップ
S702)。判断の結果、ドライバ制御データが入力さ
れていない場合(ステップS702:No)、次の座標
データの入力に備えて待機する。
【0098】ドライバ制御データが入力した場合(ステ
ップS702:Yes)、タッチを左ボタンのオン(左
クリック)から右ボタンオン(右クリック)に移行する
か否か判断する(ステップS703)。そして、タッチ
を右クリックに移行する場合には(ステップS703:
Yes)、右クリックに移行する(ステップS70
4)。そして、再度座標データの入力に備えることによ
ってタッチが1回に限り右クリックに移行される。
【0099】次に、ホスト装置4は、右クリックに移行
しない場合には(ステップS703:No)、マウスデ
ータの引渡先を汎用マウスI/F110(フローチャー
トでは単にマウスI/Fと記す)に移行するか否か判断
する(ステップS705)。そして、汎用マウスI/F
110に戻すと判断した場合には(ステップS705:
Yes)、マウスデータを汎用マウスI/F110に通
知する設定に戻す(ステップS706)。
【0100】また、マウスデータの引渡先を汎用マウス
I/F110に移行しない場合(ステップS705:N
o)、タッチによる操作を左ボタンオフの設定に移行す
るか否か判断する(ステップS707)。この結果、左
ボタンオフに移行する場合(ステップS707:Ye
s)、タッチの操作をマウスボタンオフに設定する(ス
テップS708)。
【0101】さらに、ステップS707において左ボタ
ンオフの設定に移行しない場合(ステップS707:N
o)、左ボタンオンに設定するか否か判断する(ステッ
プS709)。判断の結果、左ボタンオンの設定に移行
する場合(ステップS709:Yes)、タッチの操作
を左ボタンオンに設定する(ステップS710)。以上
の処理の後、ホスト装置4は、次の座標データの入力に
備えて待機する。
【0102】また、座標データが入力した場合(ステッ
プS701:Yes)、ホスト装置4は、この座標がダ
ブルタッチによって入力されたダブルタッチ座標である
か否か判断する(ステップS711)。このとき、検出
データは、ドライバ108においてマウスデータに変換
されている。ここで、図9(a)、(b)を用い、検出
データの形式およびマウスデータの形式について説明す
る。(a)はステップS701において入力する検出デ
ータの形式を説明するための図、(b)はマウスデータ
の形式を説明するための図である。
【0103】図9(a)に示したように、検出データ
は、タッチ点のx座標、y座標、さらにタッチ点の座標
のステータスの情報を含んでいる。座標のステータス
は、有効なダブルタッチ、タッチ(1回だけの)、デタ
ッチがなされたか否かを1または0によって示すもので
ある。
【0104】また、(b)に示したように、マウスデー
タは、タッチ点のx座標、y座標、さらにマウスのステ
ータスの情報を含んでいる。マウスのステータスは、有
効なダブルタッチ、タッチ、デタッチに応じて行われる
マウスの右ボタンのオン、オフ、左ボタンのオン、オフ
を1または0によって示すものである。
【0105】ステップS711において座標がダブルタ
ッチ座標であると判断した場合(ステップS711:Y
es)、ホスト装置4は、メニュー制御プログラムを起
動する(ステップS712)。そして、マウスデータの
引渡先をローカルI/F109に変更する(ステップS
713)。そして、ダブルタッチ座標をローカルI/F
109に通知し(ステップS714)、次の座標入力に
備える。
【0106】また、ステップS711において座標がダ
ブルタッチ座標でないと判断した場合(ステップS71
1:No)、マウスデータの引渡先をローカルI/F1
09に変更するか否か判断する(ステップS715)。
そして、ローカルI/F109に変更する場合には(ス
テップS715:Yes)、座標がデタッチ座標である
か否か判断する(ステップS716)。判断の結果、デ
タッチ座標でない場合(ステップS716:No)、ロ
ーカルI/F109にマウスでいう左ボタンがオンされ
たのと同様の操作を行うべき座標(左ボタンON座標)
を通知する(ステップS717)。
【0107】また、ステップS716においてデタッチ
座標であると判断すると(ステップS716:Ye
s)、ローカルI/F109にマウスでいう左ボタンが
オフされたのと同様の操作を行うべき座標(左ボタンO
FF座標)を通知し(ステップS718)、次の座標入
力に備える。
【0108】また、ステップS715において、マウス
データの引渡先をローカルI/F109に変更しないと
判断した場合(ステップS715:No)、マウスデー
タでいうクリック(タッチ)を右クリックとするか否か
判断する(ステップS719)。右クリックとする場合
(ステップS719:Yes)、座標がデタッチ座標で
あるか否か判断する(ステップS720)。判断の結
果、デタッチ座標でない場合(ステップS720:N
o)、汎用マウスI/F110にマウスでいう右ボタン
がオンされたのと同様の操作を行うべき座標(右ボタン
ON座標)を通知する(ステップS721)。
【0109】また、ステップS720において、デタッ
チ座標であると判断した場合(ステップS720:Ye
s)、タッチ操作を左クリックとし(ステップS72
2)、右ボタンOFFマウスデータを汎用マウスI/F
110に渡す(ステップS723)。さらに、ステップ
S719において、タッチ操作が右クリックでないと判
断した場合(ステップS719:No)、マウスのボタ
ンをOFFとするか判断する(ステップS724)。そ
して、ボタンをOFFとすると判断すると(ステップS
724:Yes)、ボタンオンを伴なわないマウスデー
タを汎用マウスI/F110に通知する(ステップS7
25)。
【0110】また、ステップS724においてボタンが
OFFでないと判断した場合(ステップS724:N
o)、デタッチ座標であるか否か判断する(ステップS
726)。この判断の結果、デタッチ座標でないと判断
した場合(ステップS726:No)、左ボタンON座
標を汎用マウスI/F110に通知する(ステップS7
27)。さらに、ステップS726においてデタッチ座
標であると判断した場合(ステップS726:Ye
s)、左ボタンOFF座標を汎用マウスI/F110に
通知する(ステップS728)。
【0111】図10は、ホスト装置4のメニュー制御プ
ログラム114によってなされる処理を説明するための
フローチャートである。ダブルタッチがなされた場合、
メニュー制御プログラム114は、ダブルタッチメニュ
ーを表示する(ステップS1001)。そして、ローカ
ルI/F109からマウスデータが渡されたか否か判断
し(ステップS1002)、マウスデータの引渡がない
場合には(ステップS1002:No)、データが引き
渡されるまで待機する。
【0112】一方、メニュー制御プログラム114にマ
ウスデータが渡された場合(ステップS1002:Ye
s)、このマウスデータが示す座標がダブルタッチメニ
ューに表示されたメニュー(例えばキーボード、左ボタ
ンOFF)座標上にあるか否か判断する(ステップS1
003)。
【0113】そして、座標がメニュー上にある場合(ス
テップS1003:Yes)、マウスデータが左ボタン
のONを示すものか否か判断する(ステップS100
4)。そして、左ボタンONを示すものである場合(ス
テップS1004:Yes)、マウスデータが示す座標
がメニューバー上から移動したか否か判断する(ステッ
プS1005)。座標が移動すると、タッチによって反
転表示されていたメニューを正常表示に戻し(ステップ
S1006)、次にタッチされたメニューを反転表示す
る(ステップS1007)。
【0114】また、マウスデータが示す座標がダブルタ
ッチメニュー上にない場合(ステップS1003:N
o)、メニュー制御プログラム114は、ダブルタッチ
メニューを消去し(ステップS1022)、ドライバ1
08によるマウスデータの入力先の変更の処理をする
(ステップS1023)。また、ステップS1004に
おいてタッチ点の座標において左ボタンをONしていな
いと判断した場合(ステップS1004:No)、マウ
スデータが示す座標がキーボードボタン501上にある
か否か判断する(ステップS1008)。この結果、キ
ーボードボタン501上にあると判断すると(ステップ
S1008:Yes)、ソフトキーボードを表示するた
めのプログラムを起動する(ステップS1009)。
【0115】また、ステップS1008において、座標
がキーボードボタン501上にないと判断した場合(ス
テップS1008:No)、座標が左ボタンOFFボタ
ン502上にあるか否か判断する(ステップS101
0)。座標が左ボタンOFFボタン502上にあると判
断すると(ステップS1010:Yes)、メニュー制
御プログラム114は、タッチをマウスの左ボタンのオ
フに割り当てるプログラムを起動する(ステップS10
11)。
【0116】また、座標が左ボタンOFFボタン502
上にないと判断すると(ステップS1010:No)、
座標が左ボタンONボタン503上にあるか否か判断す
る(ステップS1012)。座標が左ボタンONボタン
503上にあると判断すると(ステップS1012:Y
es)、メニュー制御プログラム114は、タッチをマ
ウスの左ボタンのオンに割り当てるプログラムを起動す
る(ステップS1013)。
【0117】さらに、メニュー制御プログラム114
は、座標が左ボタンONボタン503上にないと判断す
ると(ステップS1012:No)、座標がワンタイム
右クリックボタン504上にあるか否か判断する(ステ
ップS1014)。座標がワンタイム右クリックボタン
504上にあると判断すると(ステップS1014:Y
es)、メニュー制御プログラム114は、タッチを次
のタッチに限ってマウスの右ボタンのオンに割り当てる
プログラムを起動する(ステップS1015)。
【0118】さらに、メニュー制御プログラム114
は、座標がワンタイム右クリックボタン504上にない
と判断すると(ステップS1014:No)、図11に
示すように、座標がウィンドウキャプチャーボタン50
5上にあるか否か判断する(ステップS1016)。そ
して、座標がウィンドウキャプチャーボタン505上に
あると判断すると(ステップS1016:Yes)、メ
ニュー制御プログラム114は、タッチをアクティブウ
ィンドウの状態をキャプチャーするプログラムを起動す
る(ステップS1017)。
【0119】また、メニュー制御プログラム114は、
座標がウィンドウキャプチャーボタン505上にないと
判断すると(ステップS1016:No)、座標がWi
ndows(登録商標)プログラムボタン506上にあ
るか否か判断する(ステップS1018)。そして、図
5(b)に示したサブメニューを表示すると共にサブメ
ニューにあるプログラムを起動するWindowsプロ
グラムを制御する処理を実行する(ステップS101
9)。
【0120】さらに、メニュー制御プログラム114
は、座標がWindowsプログラムボタン506上に
ないと判断すると(ステップS1018:No)、印刷
ボタン507上にあるか否か判断する(ステップS10
20)。そして、座標が印刷ボタン507上にある場合
には(ステップS1020:Yes)画面を印刷するプ
ログラムを起動し(ステップS1021)、印刷ボタン
507上にない場合には(ステップS1020:N
o)、ダブルタッチのメニューを消去し(ステップS1
022)、ドライバ108によってデータの引渡先を汎
用マウスI/F110に移行する(ステップS102
3)。
【0121】なお、ステップS1009、ステップS1
011、ステップS1013、ステップS1015、ス
テップS1017、ステップS1009の処理の後、メ
ニュー制御プログラム114は、いずれもダブルタッチ
のメニューを消去し(ステップS1022)、ドライバ
108によってデータの引渡先を汎用マウスI/F11
0に移行している(ステップS1023)。
【0122】なお、以上述べた本実施形態のタッチパネ
ル付きディスプレイ装置の制御方法をコンピュータに実
行させるプログラムは、インストール可能な形式又は実
行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー
(R)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読
み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0123】また、本実施形態のタッチパネル付きディ
スプレイ装置の制御方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを、インターネット等のネットワークに接続さ
れたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウ
ンロードさせることにより提供するように構成しても良
い。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、操作者が一定の位置にいながらダブルタッチ点
に表示された操作メニューを使ってディスプレイ画面を
制御することができ、また、操作メニューを表示するた
めに画面にタッチしても表示されているウィンドウの状
態を保存することができるためにプレゼンテーションを
円滑に進行させることができるタッチパネル付きディス
プレイ装置タッチパネル付きディスプレイ装置を提供す
ることができるという効果を奏する。
【0125】請求項2に記載の発明は、誤認識の結果、
操作者が意図しない制御が実行されることを防ぐことが
できるので、操作性がさらに良好なタッチパネル付きデ
ィスプレイ装置を提供することができるという効果を奏
する。
【0126】請求項3に記載の発明は、タッチのデータ
の引渡し先が変更されたことを故障と誤認識されること
を防ぐため、操作性がさらに良好なタッチパネル付きデ
ィスプレイ装置を提供することができるという効果を奏
する。
【0127】請求項4に記載の発明は、マウスの第1ボ
タンをオフしてなされる操作による制御をタッチによっ
て実行できるので、例えばタッチ操作によってボタンの
ポップアップメニューを表示できる操作性の高いタッチ
パネル付きディスプレイ装置を提供することができると
いう効果を奏する。
【0128】請求項5に記載の発明は、マウスの第1ボ
タンオフの設定を第1ボタンオンの設定にしなおすため
のボタンや操作が不用になり、より操作性が高く、かつ
ディスプレイ画面を有効に利用できるタッチパネル付き
ディスプレイ装置を提供することができるという効果を
奏する。
【0129】請求項6に記載の発明は、第2ボタンオン
による操作の後の操作時に第2ボタンオンの設定を解除
するためのボタンや操作が不用になる。また、第2ボタ
ンオンの設定のために選択した領域が消去されることが
ない。このため、より操作性が高く、かつディスプレイ
画面を有効に利用できるタッチパネル付きディスプレイ
装置を提供することができるという効果を奏する。
【0130】請求項7に記載の発明は、タッチのデータ
を直接受け取るプログラムによって表示されたメニュー
によって実行権を持つウィンドウの状態を保存するの
で、例えばプルダウンメニューのように従来のキャプチ
ャー操作によって閉じてしまうウィンドウをも保存する
ことができるタッチパネル付きディスプレイ装置を提供
することができるという効果を奏する。
【0131】請求項8に記載の発明は、1回のタッチに
よってウィンドウに表示された画像の状態を保存し、か
つ印刷することができるので、より操作性が高いタッチ
パネル付きディスプレイ装置を提供することができると
いう効果を奏する。
【0132】請求項9に記載の発明は、必要に応じてデ
ィスプレイ画面にキーボードをエミュレートしたソフト
キーボードを表示することができるので、常にソフトキ
ーボードやキーボードを表示させるためのボタンをディ
スプレイ画面に表示することが不用になり、より操作性
が高く、かつディスプレイ画面を有効に利用できるタッ
チパネル付きディスプレイ装置を提供することができる
という効果を奏する。
【0133】請求項10に記載の発明は、任意の位置で
システムオペレーションのプログラムを起動することが
できるので、操作者が一定の位置に立ちながら大型の画
面を制御し、プレゼンテーションを円滑に進行させるこ
とができるタッチパネル付きディスプレイ装置を提供す
ることができるという効果を奏する。
【0134】請求項11に記載の発明は、操作者が一定
の位置にいながらダブルタッチ点に表示された操作メニ
ューを使ってディスプレイ画面を制御することができ、
また、操作メニューを表示するために画面にタッチして
も表示されているウィンドウの状態を保存することがで
きるためにプレゼンテーションを円滑に進行させること
ができるタッチパネル付きディスプレイ装置の制御方法
を提供することができるという効果を奏する。
【0135】請求項12に記載の発明は、誤認識の結
果、操作者が意図しない制御が実行されることを防ぐこ
とができるので、操作性がさらに良好なタッチパネル付
きディスプレイ装置の制御方法を提供することができる
という効果を奏する。
【0136】請求項13に記載の発明は、前記請求項1
1または12に記載のタッチパネル付きディスプレイ装
置の制御方法をコンピュータに実行させることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のタッチパネル付きディ
スプレイ装置の構成を説明するための図である。
【図2】図1に示した座標入力装置を示す図である。
【図3】本実施の形態のダブルタッチの検出を説明する
ための図である。
【図4】タッチが検出された場合に本実施の形態でなさ
れる処理を説明するための機能ブロック図である。
【図5】本実施の形態のダブルタッチメニューを示す図
である。
【図6】本実施の形態の座標を検知する制御を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】図1に示したドライバでなされるタッチパネル
付きディスプレイ装置の制御方法を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】図1に示したドライバでなされるタッチパネル
付きディスプレイ装置の制御方法を説明するための他の
フローチャートである。
【図9】検出データの形式およびマウスデータの形式に
ついて説明するための図である。
【図10】図1に示したメニュー制御プログラムによっ
てなされる処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】図1に示したメニュー制御プログラムによっ
てなされる処理を説明するための他のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 座標入力装置 2 表示装置 3 座標検出装置 4 ホスト装置 104 中央演算装置 108 ドライバ 112 座標入力面 113 ディスプレイ画面 114 メニュー制御プログラム 201 再帰性反射部材 202R 右光学検出器 202L 左光学検出器 401 データ変換部 402 プログラム起動部 403 データ引渡先変更部 501 キーボードボタン 502 左ボタンOFF 503 左ボタンON 504 ワンタイム右クリックボタン 505 ウィンドキャプチャーボタン 506 プログラムボタン 507 印刷ボタン 508 閉じるボタン

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タッチパネルを使って入力された情報に
    基づいて制御された画像データをディスプレイ画面に表
    示するタッチパネル付きディスプレイ装置であって、 前記タッチパネルの座標入力面に対するタッチを検出す
    ると共に、前記座標入力面の所定の範囲内にある2点を
    略同時タッチをダブルタッチとして検出するタッチ検出
    手段と、 前記タッチ検出手段が検出したダブルタッチに基づい
    て、ダブルタッチに固有の操作メニューを該ダブルタッ
    チがなされたダブルタッチ点に表示すると共に表示され
    た操作メニューを制御するメニュー制御手段と、 前記タッチ検出手段がダブルタッチを検出した場合、前
    記タッチ検出手段が検出したタッチにかかるデータの引
    渡し先を、共通のオペレーティングシステムの制御下で
    動作するアプリケーションの一つから前記メニュー制御
    手段に変更するデータ引渡先変更手段と、を備えること
    を特徴とするタッチパネル付きディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記タッチ検出手段は、ダブルタッチを
    検出した場合、2点のタッチの両方が解除された後に2
    点が略同時にタッチされたことを示すデータを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル付きデ
    ィスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記メニュー制御手段は前記タッチ検出
    手段が検出したタッチにかかるデータを受けとって操作
    メニューを表示し、表示された操作メニューの選択また
    は操作メニューの表示範囲外に対するタッチの検出によ
    って前記データ引渡先変更手段が前記タッチ検出手段が
    検出したタッチにかかるデータの引渡先を前記メニュー
    制御手段から前記アプリケーションに変更することを特
    徴とする請求項1または2に記載のタッチパネル付きデ
    ィスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記メニュー制御手段が前記ディスプレ
    イ画面が表示する画面を制御するための操作メニューを
    表示すると共に、前記操作メニューに含まれる操作が、
    タッチに際してマウスの第1ボタンをオフする操作を実
    行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに
    記載のタッチパネル付きディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記操作メニューに含まれる操作が、タ
    ッチに際してマウスの第1ボタンをオフした後、さらに
    タッチをマウスの第1ボタンオンに設定することを特徴
    とする請求項4に記載のタッチパネル付きディスプレイ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記メニュー制御手段が前記ディスプレ
    イ画面に表示される画像を制御するための操作メニュー
    を表示すると共に、前記操作メニューに含まれる操作
    が、次回のタッチに限ってマウスの第2ボタンをオンす
    る操作と同様の操作を実行することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一つに記載のタッチパネル付きディス
    プレイ装置。
  7. 【請求項7】 前記メニュー制御手段が前記ディスプレ
    イ画面に表示される画像を制御するための操作メニュー
    を表示すると共に、前記操作メニューに含まれる操作
    が、実行権を持つウィンドウの状態を保存する操作を実
    行することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに
    記載のタッチパネル付きディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 前記メニュー制御手段が前記ディスプレ
    イ画面に表示される画像を制御するための操作メニュー
    を表示すると共に、前記操作メニューに含まれる操作が
    実行権を持つウィンドウの状態を保存し、かつ状態が保
    存されたウィンドウに表示された画像の印刷を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の
    タッチパネル付きディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 前記メニュー制御手段が前記ディスプレ
    イ画面に表示される画像を制御するための操作メニュー
    を表示すると共に、前記操作メニューに含まれる操作
    が、前記ディスプレイ画面にキーボードをエミュレート
    したソフトキーボードを表示する操作を実行することを
    特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のタッチ
    パネル付きディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 前記メニュー制御手段が前記ディスプ
    レイ画面に表示される画像を制御するための操作メニュ
    ーを表示すると共に、前記操作メニューに含まれる操作
    が、システムオペレーションのプログラムメニューを表
    示し、表示されたプログラムの起動を実行することを特
    徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のタッチパ
    ネル付きディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】 タッチパネルを使って入力された情報
    に基づいて制御された画像データをディスプレイ画面に
    表示するタッチパネル付きディスプレイ装置の制御方法
    であって、 前記タッチパネルの座標入力面における所定の範囲内に
    ある2点の略同時タッチをダブルタッチとして検出する
    タッチ検出工程と、 前記タッチ検出工程においてダブルタッチが検出された
    場合、ダブルタッチに固有の操作メニューを該ダブルタ
    ッチがなされたダブルタッチ点に表示すると共に表示さ
    れた操作メニューを制御するメニュー制御工程と、 前記タッチ検出工程において検出されたタッチにかかる
    データの引渡し先を、共通のオペレーティングシステム
    の制御下で動作するアプリケーションの一つから前記メ
    ニュー制御工程に変更するデータ引渡先変更工程と、を
    含むことを特徴とするタッチパネル付きディスプレイ装
    置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記タッチ検出工程においてダブルタ
    ッチが検出された場合、2点のタッチの両方が解除され
    た後にダブルタッチがなされたことを示すデータを出力
    することを特徴とする請求項11に記載のタッチパネル
    付きディスプレイ装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項11または12に記載のタ
    ッチパネル付きディスプレイ装置の制御方法をコンピュ
    ータに実行させることを特徴とするプログラム。
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