JP2003329530A - 漏れ防止部材 - Google Patents

漏れ防止部材

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JP2003329530A JP2002133501A JP2002133501A JP2003329530A JP 2003329530 A JP2003329530 A JP 2003329530A JP 2002133501 A JP2002133501 A JP 2002133501A JP 2002133501 A JP2002133501 A JP 2002133501A JP 2003329530 A JP2003329530 A JP 2003329530A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明が解決しようとする課題は、測
定機器からの高圧流体の継続的な漏れを防止することで
ある。 【解決手段】 圧力計等の高圧流体の測定機器2と高圧
流体の供給側3との間に介在させる漏れ防止部材1であ
って、高圧流体の圧力を伝達する機能を備えるととも
に、前記測定機器2の破損時、前記測定機器2の流体入
口4を遮断する機能を備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧力計等の高圧
流体の測定機器からの継続的な流体の漏れを防止する漏
れ防止部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大気圧より高い圧力で加圧されている流
体(以下、「高圧流体」と云う。)を使用する産業機器
や汎用機器等において、通常、その高圧流体の状態を把
握するため、圧力計,圧力検出センサ等の測定機器が取
り付けられている。これらの測定機器が破損したとき、
高圧流体が継続的に漏れ、前記測定機器の周囲に流体が
放出されることがある。特に、流体が燃料である場合
は、燃料漏れが継続すると、火災になるおそれがある。
また、前記測定機器からの流体の漏れは微量であること
が多く、検出が困難である。従来の流体の漏れ防止対策
は、ガス漏れの検知機器や防油提内の漏れ油のレベル検
知機器等で対応している。そして、漏れが検知される
と、バルブ等を閉めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、測定機器からの高圧流体の継続的な漏れ
を防止することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、請求項1に記載
の発明は、圧力計等の高圧流体の測定機器と高圧流体の
供給側との間に介在させる漏れ防止部材であって、高圧
流体の圧力を伝達する機能を備えるとともに、前記測定
機器の破損時、前記測定機器の流体入口を遮断する機能
を備えたことを特徴としている。
【0005】請求項2に記載の発明は、前記漏れ防止部
材が弾性部材により構成され、前記漏れ防止部材内に流
体を充填したことを特徴としている。
【0006】請求項3に記載の発明は、前記漏れ防止部
材がピストン機能を備えた部材により構成され、前記漏
れ防止部材内に流体を充填したことを特徴としている。
【0007】さらに、請求項4に記載の発明は、前記漏
れ防止部材内に充填した流体の容量が、前記測定機器内
の流体容量とほぼ同量であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、圧力計等の大気圧より高
い高圧流体の測定機器からの流体の漏れ防止部材におい
て、好適に実施することができる。この実施の形態にお
ける漏れ防止部材は、前記測定機器と高圧流体の供給
側,たとえば供給配管とを接続するとき、この供給配管
と前記測定機器との間に介在するものとして設けられて
いる。
【0009】前記漏れ防止部材は、前記供給配管と前記
測定機器との間に介在し、前記供給配管内の高圧流体の
圧力を前記測定機器へ伝達する機能を備えている。すな
わち、前記漏れ防止部材は、圧力に応じて変形あるいは
変位する部位を有することにより、圧力を伝達する機能
を備えている。
【0010】さらに、前記漏れ防止部材は、前記測定機
器の破損時、高圧流体の圧力により押圧されて変形ある
いは変位することにより、前記測定機器の流体入口を遮
断する機能を備えている。すなわち、前記漏れ防止部材
の一部分で前記流体入口を塞ぐことにより、流体の流出
を防止する機能を備えている。
【0011】ここにおいて、前記漏れ防止部材は、前記
供給配管と前記測定機器との間に配置するのが好適であ
るが、前記供給配管あるいは前記測定機器のいずれかに
内蔵することも好適である。
【0012】つぎに、前記漏れ防止部材の構成について
説明する。前記漏れ防止部材は、弾性部材により構成さ
れる。この弾性部材は、たとえばゴム材料,可塑性のプ
ラスチック材料等を成形加工して作られている。前記弾
性部材は、たとえばキャップ状に構成されており、所定
の内容積を持つように作られている。
【0013】前記内容積は、つぎのようにして決定され
る。まず、高圧流体が液体である場合について説明す
る。前記内容積は、前記測定機器内に空気等が存在して
も高圧液体の圧力を正確に表示あるいは圧力信号を出力
するため、空気等が圧縮されてその占める容積が減少す
るのを前記漏れ防止部材の内容積で補うように、前記測
定機器の内容積とほぼ同量の内容積とするのが好まし
い。ここにおいて、ほぼ同量の内容積で充分であるが、
それ以上とすることも好適である。
【0014】そして、前記漏れ防止部材内には流体,す
なわちこの場合液体が充填される。つぎに、液体が充填
された状態の前記漏れ防止部材は、前記測定機器の入口
側において、充填液体が前記測定機器内の流体と連通す
るように取り付けられる。
【0015】一方、高圧流体が気体である場合について
説明すると、高圧気体の圧力を正確に表示あるいは圧力
信号を出力するため、前記測定機器内の気体と前記漏れ
防止部材内の気体が同一に圧縮されるように、前記内容
積は、前記測定機器の内容積とほぼ同量の内容積とする
のが好ましい。ここにおいて、ほぼ同量の内容積で充分
であるが、それ以上とすることも好適である。
【0016】そして、前記漏れ防止部材内には流体,す
なわちこの場合気体(好ましくは、高圧気体と同一の気
体)が充填される。つぎに、気体が充填された状態の前
記漏れ防止部材は、前記測定機器の入口側において、充
填気体が前記測定機器内の気体と連通するように取り付
けられる。
【0017】このような構成の漏れ防止部材の作用につ
いて説明する。まず、通常の測定状態について説明す
る。この通常の測定において、前記供給配管側が高圧液
体であり、前記漏れ防止部材内の充填液体と前記測定機
器内の液体が同一であるとき、高圧液体の圧力は、前記
供給配管側から前記漏れ防止部材に伝わり、つぎに前記
漏れ防止部材が変形あるいは変位することにより、前記
充填液体に伝わり、さらに前記測定機器側へ伝わる。そ
して、前記測定機器の表示部に,たとえば高圧液体の圧
力値が表示される。
【0018】つぎに、前記通常の測定において、前記供
給配管側が高圧気体であり、前記漏れ防止部材内の充填
気体と前記測定機器内の気体が同一であるとき、前記高
圧液体の場合と同様に、高圧気体の圧力は、前記測定機
器側へ伝わる。そして、前記測定機器の表示部に,たと
えば高圧気体の圧力値が表示される。
【0019】ここにおいて、前記供給配管側の流体が液
体であり、前記測定機器内の流体が気体あるいは液体と
気体の混合状態であり、同一でないときの前記漏れ防止
部材の作用について詳細に説明する。前記測定機器内に
空気等の気体,すなわち圧縮されて容積の小さくなる気
体が存在すると、その気体は高圧液体により圧縮され、
その分だけ容積が減少する。この減少分だけ充填液体が
前記測定機器内へ流入し、圧力値を正確に表示させるこ
とになる。このとき、前記漏れ防止部材の弾性変形によ
り前記流入が可能となる。すなわち、キャップ状の前記
漏れ防止部材が,いわゆる押しつぶされるように変形
し、充填液体を前記測定機器内へ流入させる。そして、
前記測定機器の表示部に,たとえば高圧液体の圧力値が
表示される。
【0020】つぎに、前記測定機器の破損時について説
明する。まず、前記供給配管側が高圧液体であり、前記
漏れ防止部材内の充填液体と前記測定機器内の液体が同
一であるときについて説明する。前記測定機器が破損す
ると、前記測定機器内の液体が漏れて外部へ放出され
る。すると、前記漏れ防止部材は、高圧液体の圧力によ
り押圧されて変形することにより,すなわちキャップ状
の前記漏れ防止部材が押しつぶされるように変形する。
これにより、前記漏れ防止部材の一部分が膜状態とな
り、前記測定機器の流体入口を塞ぎ、それ以上の液体の
継続的な漏れを阻止する。
【0021】具体的に説明すると、前記測定機器からの
液体の許容される漏れ量は、前記漏れ防止部材内の流体
充填容量と前記測定機器内の液体容量との合計容量以内
となる。これにより、前記測定機器が破損したときにお
いて、高圧液体の漏れを所定量以内とし、漏れの状態が
継続することがなくなる。
【0022】つぎに、前記供給配管側が高圧気体であ
り、前記漏れ防止部材内の充填気体と前記測定機器内の
気体が同一であるとき、前記高圧液体の場合と同様に、
前記漏れ防止部材の一部分が膜状態となり、前記測定機
器の流体入口を塞ぎ、それ以上の気体の継続的な漏れを
阻止する。
【0023】ここにおいて、前記供給配管側の流体が液
体であり、前記測定機器内の流体が気体あるいは液体と
気体の混合状態であり、同一でないときは、前記測定機
器が破損すると、前記測定機器内の流体(気体あるいは
液体と気体の混合状態の流体)が漏れて外部へ放出され
る。すると、前記漏れ防止部材は、前記高圧液体の場合
と同様に、前記測定機器の流体入口を塞ぎ、それ以上の
液体の継続的な漏れを阻止する。
【0024】さらに、前記漏れ防止部材の構成の変形例
について説明する。この変形例における漏れ防止部材
は、前記弾性部材の弾性機能の変形例として、ピストン
機能を備えた部材(以下、「ピストン部材」と云う。)
により構成される。すなわち、高圧流体の圧力を伝達す
る機能と遮断する機能を前記弾性部材に代えて、前記ピ
ストン部材により行う変形例である。その他は、前記弾
性部材のときの機能と同じであるので、その詳細な説明
は省略する。
【0025】前記ピストン部材は、金属材料,プラスチ
ック材料等を成形加工して作られている。前記ピストン
部材は、筒状のピストン形状あるいはボール状に形成さ
れた移動体と、この移動体をガイドする外筒,いわゆる
シリンダとによりに構成されている。そして、この変形
例における前記漏れ防止部材は、前記弾性部材の場合と
同様、所定の内容積をもって作られている。すなわち、
前記移動体は、前記内容積分だけ前記外筒内において移
動可能に構成されている。そして、前記漏れ防止部材
は、流体(気体あるいは液体)が充填された状態で、前
記測定機器の入口側に取り付けられる。
【0026】この変形例における前記漏れ防止部材の作
用について説明する。基本的な作用は、前記弾性部材の
ときと同様であるので詳細な説明は省略する。まず、通
常の運転状態のとき、高圧流体の圧力は、前記供給配管
側から前記移動体の入口側に伝わり、つぎに前記移動体
を介して,すなわち前記移動体のピストン機能により、
前記漏れ防止部材内に充填されている流体を加圧あるい
は減圧するように伝わり、さらに前記測定機器側へ伝わ
る。そして、前記測定機器の表示部に,たとえば高圧流
体の圧力値が表示される。
【0027】ここにおいて、前記測定機器内に空気等の
気体,すなわち圧縮されて容積の小さくなる気体が存在
すると、前記弾性部材のときと同様、前記漏れ防止部材
内に充填されている流体が前記測定機器内へ流入し、圧
力値を正確に表示させる。
【0028】つぎに、前記測定機器の破損時について説
明する。前記測定機器が破損すると、前記測定機器内の
流体が外部へ放出される。すると、前記移動体は、高圧
流体の圧力によって押圧されて移動することにより、前
記移動体の出口側,すなわち前記測定機器の流体入口を
前記移動体の端面で遮断し、それ以上の流体の継続的な
漏れを阻止する。
【0029】これにより、前記測定機器が破損したとき
において、前記流体入口を前記移動体により塞ぐので、
高圧流体の漏れを所定量以内とし、漏れの状態が継続す
ることがなくなる。
【0030】以上のように、この実施の形態によれば、
測定機器からの高圧流体の継続的な漏れを防止すること
ができる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。好適な第一実施例として、測定機
器であるブルドン管方式の油圧力計の入口側に装着する
漏れ防止部材に適用して説明する。図1は、弾性部材に
より形成された漏れ防止部材の構成を概略的に示す断面
説明図である。そして、図1は、前記漏れ防止部材が油
の圧力を測定するときに配置される通常の状態を示して
いる。
【0032】図1において、この第一実施例における漏
れ防止部材1は、油圧力計2と高圧流体である燃料油の
供給側,たとえば供給配管3とを接続するとき、この供
給配管3と前記油圧力計2との間に介在するものとして
設けられている。
【0033】前記漏れ防止部材1は、前記供給配管3と
前記油圧力計2との間に介在し、前記供給配管3内の燃
料油の圧力を前記油圧力計2へ伝達する機能を備えてい
る。さらに、前記漏れ防止部材1は、前記油圧力計2の
破損時、燃料油の圧力により押圧されて変形することに
より、前記油圧力計2の流体入口4を遮断する機能を備
えている。すなわち、前記漏れ防止部材1の一部分で前
記流体入口4を塞ぐことにより、流体の流出を防止する
機能を備えている(この流出防止機能については、後述
する図2に基づいて詳細に説明する。)。
【0034】さて、前記漏れ防止部材1の構成について
説明する。前記漏れ防止部材1は、弾性部材により構成
される。この弾性部材は、たとえばゴム材料,可塑性の
プラスチック材料等である。前記漏れ防止部材1は、前
記弾性部材を成形加工し,いわゆるキャップ状とし、所
定の内容積を持つように作られている。
【0035】前記内容積は、つぎのようにして決定され
る。前記内容積は、前記油圧力計2内に空気等が存在し
ても燃料油の圧力を正確に表示するため、空気等が圧縮
されてその占める容積が減少するのを前記漏れ防止部材
1の内容積で補うように、前記油圧力計2内のブルドン
管(図示省略)の内容積とほぼ同量の内容積としてい
る。
【0036】前記漏れ防止部材1は、キャップ状に形成
され、その開口部5が前記油圧力計2側となるように、
中空の継手6内に配置される。この継手6は、筒状に構
成され、この継手6の中央部分には、前記漏れ防止部材
1を収容する収容部7が形成されている。前記継手6
は、前記収容部7から前記油圧力計2との接続側の開口
へ向かって、前記油圧力計2と接続する第一ネジ部8を
備えるとともに、前記収容部7から前記供給配管3との
接続側の開口へ向かって、前記供給配管3と接続する第
二ネジ部9を備えている。そして、前記継手6の内径と
長さは、前記漏れ防止部材1の内容積を確保できる内径
と長さとなるように構成されている。
【0037】つぎに、前記漏れ防止部材1の前記継手6
内への配置について説明する。まず、前記供給配管3に
前記第二ネジ部9をネジ込み、前記供給配管3と前記継
手6とを接続する。つぎに、前記継手6の上方から,す
なわち前記第一ネジ部8側から前記漏れ防止部材1を前
記開口部5が上向きとなる状態で押し込んで配置する。
このとき、前記漏れ防止部材1は、弾性部材であるの
で、前記継手6の内径より若干太くても前記収容部7内
へ配置される。そして、前記漏れ防止部材1内へ前記開
口部5から燃料油を充填する。
【0038】つぎに、前記漏れ防止部材1内の充填油が
前記油圧力計2内の油と連通するように,すなわち前記
開口部5と前記流体入口4とが連通するように、前記油
圧力計2の接続部10を前記第一ネジ部8にネジ込み、
前記油圧力計2と前記継手6とを接続する。
【0039】このような構成の前記漏れ防止部材1の作
用について説明する。まず、通常の測定状態について説
明する。この通常の測定において、前記供給配管3側が
燃料油であり、前記漏れ防止部材1内の充填油と前記油
圧力計2内の油が同一の燃料油であるとき、燃料油の圧
力は、前記供給配管3側から前記漏れ防止部材1の受圧
面11に伝わる。つぎに、燃料油の圧力は、前記漏れ防
止部材1が変形することにより、前記充填油に伝わり、
さらに前記流体入口4側へ伝わる。そして、前記油圧力
計2の表示部12に燃料油の圧力値が表示される。
【0040】ここにおいて、前記油圧力計2内が空気等
あるいは油と空気等の混合状態であり、燃料油と同一で
ないときの前記漏れ防止部材1の作用について詳細に説
明する。前記油圧力計2内に圧縮されて容積の小さくな
る空気等が存在すると、その空気等は高圧の燃料油によ
り圧縮され、その分だけ容積が減少する。この減少分だ
け前記漏れ防止部材1内から充填油が前記油圧力計2内
へ流入し、圧力値を正確に表示させる。このとき、前記
漏れ防止部材1の弾性変形により前記流入が可能とな
る。すなわち、キャップ状の前記漏れ防止部材1が,い
わゆる押しつぶされるように変形し、充填油を前記油圧
力計2内へ流入させる。そして、前記表示部12に燃料
油の圧力値が表示される。
【0041】つぎに、前記油圧力計2の破損時について
説明する。すなわち、前記油圧力計2内において、燃料
油が流通する部位(前記ブルドン管等)が破損したとき
の作用について図2に基づいて説明する。図2は、前記
漏れ防止部材1により、燃料油の漏れを防止している状
態を示す拡大断面図である。
【0042】図2において、まず、前記供給配管3側が
燃料油であり、前記油圧力計2が破損すると、前記油圧
力計2内の油が漏れて外部へ放出される。すると、前記
漏れ防止部材1は、燃料油の圧力により押圧されて、前
記受圧面11側から前記油圧力計2側へ向かって変形す
る。これにより、前記漏れ防止部材1が,いわゆる押し
つぶされるように変形し、前記漏れ防止部材1の一部分
が膜状態(以下、「遮蔽膜部13」と云う。)となり、
前記開口部5および前記流体入口4をともに塞ぐことに
なる。したがって、それ以上の燃料油の継続的な漏れを
阻止する。
【0043】このとき、前記漏れ防止部材1の側部14
の外周面(符号省略)が前記収容部7の内周面(符号省
略)に燃料油の圧力により押し付けられる。これと同時
に、前記漏れ防止部材1の脚部15も同様に、前記接続
部10の前記流体入口4側の端面16へ押し付けられ
る。これにより、燃料油の漏れは完全に防止される。
【0044】以上のように、この第一実施例によれば、
前記油圧力計2からの漏れ量は、前記漏れ防止部材1内
に充填した油の容量と前記油圧力計2内の油の容量との
合計容量以内となる。これにより、前記油圧力計2が破
損したときにおいて、燃料油の継続的な漏れを防止する
ことができる。
【0045】つぎに、前記弾性部材の形状の変形例であ
る第二実施例について説明する。図3は、第二実施例に
おける弾性部材により形成された漏れ防止部材の構成を
概略的に示す断面説明図である。前記第一実施例と同一
の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。そして、図3は、前記漏れ防止部材が油の圧力を測
定するときに配置される通常の状態を示している。
【0046】図3において、この第二実施例における漏
れ防止部材1は、前記第一実施例と同様、キャップ状に
形成されているが、この漏れ防止部材1の内容積を前記
第一実施例における内容積より多くした構成としてい
る。すなわち、前記内容積は、前記油圧力計2の内容積
以上としている。これにより、前記漏れ防止部材1を前
記油圧力計2の入口側へ介在させるに当たり、多品種の
前記油圧力計2内の内容積に対応できるので、前記油圧
力計2の適用機種を増やすことができる。そして、前記
供給配管3と前記油圧力計2との間に介在するものとし
て設けられている。
【0047】この第二実施例における漏れ防止部材1
は、キャップ状とし内容積を多くするため、その先端部
17までの長さを長くしたしたので、前記継手6内での
安定性を維持するため、前記内周面に当接する当接部材
18を備えている。この当接部材18と前記漏れ防止部
材1の外周面19との間には、ポケット部20が形成さ
れている。
【0048】つぎに、前記漏れ防止部材1の前記継手6
内への配置について説明する。まず、前記供給配管3に
前記第二ネジ部9をネジ込み、前記供給配管3と前記継
手6とを接続する。つぎに、前記第一ネジ部8側から前
記漏れ防止部材1を前記開口部5が上向きとなる状態で
押し込んで配置する。このとき、前記当接部材18は、
前記収容部7内において、前記内周面と当接した状態と
する。すなわち、前記漏れ防止部材1は、その開口部5
が前記油圧力計2側となるように、前記継手6内に配置
される。そして、前記先端部17は、前記継手6を貫通
し、さらに前記供給配管3内まで挿入されている。
【0049】つぎに、前記漏れ防止部材1内へ前記開口
部5から燃料油を充填する。そして、前記漏れ防止部材
1内の充填油が前記油圧力計2内の油と連通するよう
に,すなわち前記開口部5と前記流体入口4とが連通す
るように、前記接続部10を前記第一ネジ部8にネジ込
み、前記油圧力計2と前記継手6とを接続する。
【0050】ここにおいて、実施に応じ、前記継手6を
前記漏れ防止部材1より長く形成し、その継手6内に前
記漏れ防止部材1を配置することも、前記漏れ防止部材
1を前記継手6内に一体として収容できるので好適であ
る。
【0051】このような構成の前記漏れ防止部材1の作
用について説明する。まず、通常の測定状態について説
明する。この通常の測定においては、前記第一実施例の
作用と同じであるので、その詳細な説明は省略する。燃
料油の圧力は、前記供給配管3側から前記漏れ防止部材
1に伝わり、つぎに前記漏れ防止部材1が変形すること
により、前記充填油に伝わり、さらに前記流体入口4側
へ伝わる。そして、前記表示部12に燃料油の圧力値が
表示される。
【0052】つぎに、前記油圧力計2の破損時につい
て、図4に基づいて説明する。図4は、この第二実施例
における前記漏れ防止部材1により、燃料油の漏れを防
止している状態を示す断面図である。
【0053】図4において、まず、前記供給配管3側が
燃料油であり、前記油圧力計2が破損すると、前記油圧
力計2内の油が漏れて外部へ放出される。すると、前記
漏れ防止部材1は、燃料油の圧力により押圧されて変形
する,すなわち前記外周面19に燃料油の圧力がかかり
変形する。これにより、前記漏れ防止部材1は,いわゆ
る偏平に押しつぶされるように変形する。そして、前記
漏れ防止部材1の一部分が前記遮蔽膜部13となり、前
記開口部5および前記流体入口4をともに塞ぐことにな
る。したがって、それ以上の燃料油の継続的な漏れを阻
止する。
【0054】このとき、前記漏れ防止部材1の周囲に設
けられた前記当接部材18が、前記ポケット部20側か
ら燃料油の圧力により、前記内周面へ押し付けられる。
さらに、この第二実施例における前記脚部15も前記第
一実施例と同様に、前記端面16へ押し付けられる。こ
れにより、燃料油の漏れは完全に防止される。
【0055】以上のように、この第二実施例によれば、
前記油圧力計2からの漏れ量は、前記漏れ防止部材1内
に充填した油の容量と前記油圧力計2内の油の容量との
合計容量以内となる。これにより、前記油圧力計2が破
損したときにおいて、燃料油の継続的な漏れを防止する
ことができる。
【0056】さらに、前記漏れ防止部材の構成の変形例
である第三実施例について図5に基づいて説明する。こ
の第三実施例における漏れ防止部材1は、前記弾性部材
の弾性機能の変形例として、ピストン機能を備えた部材
(以下、「ピストン部材」と云う。)により構成されて
いる。すなわち、燃料油の圧力を伝達する機能と遮断す
る機能を前記弾性部材に代えて、前記ピストン部材によ
り行う変形例である。
【0057】図5は、第三実施例における前記ピストン
部材により形成された漏れ防止部材1の構成を概略的に
示す断面説明図である。前記第一実施例および前記第二
実施例と同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な
説明は省略する。そして、図5は、前記漏れ防止部材1
が油の圧力を測定するときに配置される通常の状態を示
している。
【0058】図5において、この第三実施例における前
記漏れ防止部材1は、金属材料,プラスチック材料等を
成形加工して作られている。前記漏れ防止部材1は、円
柱状のピストン形状に形成された移動体(以下、「ピス
トン21」と云う。)と、このピストン21をガイドす
る外筒,いわゆるシリンダ22とによりに構成されてい
る。そして、前記漏れ防止部材1は、前記第一実施例お
よび前記第二実施例の場合と同様、所定の内容積をもっ
て作られている。すなわち、前記ピストン21は、前記
内容積分だけ前記シリンダ22内のピストン室23にお
いて移動可能に構成されている。
【0059】前記ピストン21は、たとえば円柱形状に
形成され、前記ピストン21の前記供給配管3(図5に
おいて図示省略)側は、この供給配管3側から燃料油の
圧力を受ける受圧側24である。また、前記ピストン2
1の前記油圧力計2側は、この油圧力計2側へ燃料油の
圧力を伝える押圧側25である。さらに、この押圧側2
5には、前記油圧力計2の先端部に形成した凸部26と
嵌合する凹部27を備えている。そして、前記ピストン
21は、前記ピストン室23内を前記ピストン21の第
二外周面28が前記シリンダ22の内周面29に沿って
往復摺動するように構成されている。
【0060】前記シリンダ22は、円筒状に構成され、
前記油圧力計2との接続側の開口へ向かって、前記油圧
力計2と接続する第三ネジ部30を備えている。一方、
前記シリンダ22は、前記第三ネジ部30と反対側,す
なわち前記供給配管3との接続側の開口へ向かって、前
記供給配管3と接続するオス型の第四ネジ部31を備え
ている。そして、この第四ネジ部31は、その中心部に
前記ピストン室23と連通する導入路32を備えてお
り、この導入路32は、前記供給配管3と連通してい
る。すなわち、この第三実施例における前記シリンダ2
2は、前記第一実施例および前記第二実施例における前
記継手6の接続機能(前記油圧力計2と前記供給配管3
とを接続する機能)も果たすものである。
【0061】そして、前記導入路32と前記ピストン室
23との接続部,すなわち前記ピストン室23の底部3
3は、前記ピストン21の前記供給配管3側への移動を
規制するように構成されている。ここにおいて、前記シ
リンダ22の内径と長さは、前記油圧力計2の内容積と
同じ内容積を確保できる内径と長さとなるように構成さ
れている。
【0062】つぎに、前記漏れ防止部材1の前記油圧力
計2との接続について説明する。まず、前記供給配管3
にソケット継手(図示省略)を接続し、このソケット継
手のメス型のネジ部(図示省略)に前記第四ネジ部31
をネジ込み、前記供給配管3と前記シリンダ22とを接
続する。そして、前記ピストン21を前記シリンダ22
内,すなわち前記ピストン室23へ配置する。
【0063】つぎに、前記漏れ防止部材1内,すなわち
前記ピストン室23内へ前記第三ネジ部30側から燃料
油を充填する。そして、前記ピストン室23内の充填油
が前記油圧力計2内の油と連通するように,すなわち前
記流体入口4と連通するように配置し、前記第三ネジ部
30側から前記接続部10をネジ込み、前記油圧力計2
と前記シリンダ22とを接続する。このようにして、前
記油圧力計2と前記漏れ防止部材1とを接続する。
【0064】この第三実施例における前記漏れ防止部材
1の作用について説明する。基本的な作用は、前記第一
実施例および前記第二実施例と同様であるので、詳細な
説明は省略する。まず、通常の運転状態のとき、燃料油
の圧力は、前記供給配管3側から前記導入路32を介し
て前記受圧側24に伝わり、つぎに前記ピストン21を
介して,すなわち前記ピストン21のピストン機能によ
り、前記ピストン室23内の前記充填油へ伝わり、さら
に前記流体入口4側へ伝わる。そして、前記表示部12
に燃料油の圧力値が表示される。
【0065】ここにおいて、前記油圧力計2内に空気等
の気体,すなわち圧縮されて容積の小さくなる気体等が
存在すると、前記第一実施例および前記第二実施例と同
様、前記充填油が前記油圧力計2内へ流入し、圧力値を
正確に表示させる。
【0066】つぎに、前記油圧力計2の破損時について
図6に基づいて説明する。図6は、この第三実施例にお
ける前記漏れ防止部材1により、燃料油の漏れを防止し
ている状態を示す断面図である。
【0067】図6において、前記油圧力計2が破損する
と、前記油圧力計2内の油が外部へ放出される。する
と、前記ピストン21は、燃料油の圧力によって押圧さ
れて前記油圧力計2側へ移動し、前記押圧側25側の凹
部端面34で前記流体入口4を覆うことにより遮断す
る。すなわち、前記凹部27と前記凸部26とが嵌合す
ることにより、前記凹部端面34と前記凸部26の凸部
端面35とが密接し、それ以上の燃料油の継続的な漏れ
を阻止する。
【0068】このとき、前記押圧側25の外周端面36
が前記端面16と密接する。これにより、燃料油の漏れ
は完全に防止される。
【0069】以上のように、この第三実施例によれば、
前記油圧力計2からの漏れ量は、前記ピストン室23内
に充填した油の容量と前記油圧力計2内の油の容量との
合計容量以内となる。これにより、前記油圧力計2が破
損したときにおいて、燃料油の継続的な漏れを防止する
ことができる。
【0070】さらに、前記ピストン部材の構成の変形例
である第四実施例について図7に基づいて説明する。こ
の第四実施例における漏れ防止部材1は、前記第三実施
例における前記移動体(前記ピストン21)をボール形
状とした変形例である。
【0071】図7は、第四実施例の構成を概略的に示す
断面説明図である。前記第三実施例と同一の部材には同
一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。そして、
図7は、前記漏れ防止部材1が油の圧力を測定するとき
に配置される通常の状態を示している。
【0072】図7において、前記漏れ防止部材1は、金
属材料,プラスチック材料等を成形加工して作られてい
る。前記漏れ防止部材1は、ボール形状に形成された移
動体(以下、「ボール37」と云う。)と、このボール
37をガイドする外筒,いわゆるシリンダ(以下、「第
二シリンダ38」と云う。)と、この第二シリンダ38
内にボール室39を画成する受座40とにより構成され
ている。
【0073】前記ボール37は、球状に形成され、前記
ボール室39内を前記第二シリンダ38の第二内周面4
1に沿って往復移動するように構成されている。
【0074】前記第二シリンダ38は、円筒状に構成さ
れ、前記油圧力計2との接続側の開口へ向かって、前記
油圧力計2と接続する第五ネジ部42を備えている。ま
た、前記第二シリンダ38は、前記第五ネジ部42と反
対側,すなわち前記供給配管3(図7において図示省
略)との接続側の開口へ向かって、前記供給配管3と接
続するオス型の第六ネジ部43を備えている。そして、
この第六ネジ部43は、その中心部に前記ボール室39
と連通する第二導入路44を備えており、この第二導入
路44は、前記供給配管3と連通している。すなわち、
この第四実施例における前記第二シリンダ38は、前記
第三実施例と同様、前記第一実施例および前記第二実施
例における前記継手6の接続機能(前記油圧力計2と前
記供給配管3とを接続する機能)も果たすものである。
【0075】そして、前記第二導入路44と前記ボール
室39との接続部,すなわち前記ボール室39の第二底
部45は、前記ボール37の前記供給配管3側への移動
を規制するように構成されている。前記第二底部45
は、前記ボール37との当接を確保するため、所定の角
度を持つように,すなわちすり鉢状に形成されている。
ここにおいて、前記第二シリンダ38の内径と長さは、
前記油圧力計2の内容積と同じ内容積を確保できる内径
と長さとなるように構成されている。
【0076】そして、前記ボール室39の前記油圧力計
2側には、第二開口部46を備え、前記供給配管3側に
は、第三開口部47を備えている。
【0077】つぎに、前記受座40について説明する。
この受座40は、前記第二シリンダ38内に配置され、
前記ボール37の前記油圧力計2側への移動を規制す
る。すなわち、前記ボール37を受け止める機能を備え
ている。同時に、前記受座40は、前記のとおり、前記
ボール室39を画成する機能も備えている。そして、前
記受座40は、前記第二開口部46側には、前記ボール
37が燃料油の漏れを防止するときに当接する,いわゆ
るすり鉢状の閉鎖端面48を備えている。この閉鎖端面
48の中心部には、前記油圧力計2の前記流体入口4と
連通する連通路49を備えている。前記受座40の外周
面(符号省略)には、前記第五ネジ部42と螺合するオ
ス型の第七ネジ部50を備えている。前記受座40の前
記油圧力計2側には、前記第五ネジ部42との螺合時に
使用するネジ回し溝(図示省略)が設けられている。
【0078】つぎに、前記漏れ防止部材1の前記油圧力
計2との接続について説明する。まず、前記供給配管3
にソケット継手(図示省略)を接続し、このソケット継
手のメス型のネジ部(図示省略)にオス型の前記第六ネ
ジ部43をネジ込み、前記供給配管3と前記第二シリン
ダ38とを接続する。
【0079】そして、前記ボール37を前記ボール室3
9内へ配置する。つぎに、前記第五ネジ部42と前記第
七ネジ部50とを螺合することにより、前記受座40を
前記第二ケーシング38内へ配置する。
【0080】つぎに、前記ボール室39内へ前記連通路
49から燃料油を充填する。さらに、前記ボール室39
内の充填油が前記油圧力計2内の油と連通するように、
前記接続部10を前記第五ネジ部42にネジ込み、前記
油圧力計2と前記第二シリンダ38とを接続する。この
ようにして、前記油圧力計2と前記漏れ防止部材1とを
接続する。
【0081】この第四実施例における前記漏れ防止部材
1の作用について説明する。基本的な作用は、前記第三
実施例のときと同様であるので詳細な説明は省略する。
まず、通常の運転状態のとき、燃料油の圧力は、前記供
給配管3側から前記ボール37に伝わり、つぎに前記ボ
ール37を介して,すなわち前記ボール37のピストン
機能により、前記ボール室39内の前記充填油に伝わ
り、さらに前記流体入口4側へ伝わる。そして、前記表
示部12に燃料油の圧力値が表示される。
【0082】ここにおいて、前記油圧力計2内に空気等
の気体,すなわち圧縮されて容積の小さくなる気体等が
存在すると、前記第三実施例のときと同様、前記ボール
室39内の前記充填油が前記油圧力計2内へ流入し、圧
力値を正確に表示させる。
【0083】つぎに、前記油圧力計2の破損時について
図8に基づいて説明する。前記油圧力計2が破損する
と、前記油圧力計2内の油が外部へ放出される。する
と、前記ボール37は、燃料油の圧力によって押圧され
て前記油圧力計2側へ向かって移動し、前記閉鎖端面4
8と当接する。この当接により、前記連通路49への燃
料油の流入を遮断し、それ以上の燃料油の継続的な漏れ
を阻止する。
【0084】以上のように、この第四実施例によれば、
前記油圧力計2からの漏れ量は、前記ボール室39の前
記充填油の容量と前記油圧力計2内の油の容量との合計
容量以内となる。これにより、前記油圧力計2が破損し
たときにおいて、燃料油の継続的な漏れを防止すること
ができる。
【0085】
【発明の効果】この発明によれば、測定機器からの高圧
流体の継続的な漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例における漏れ防止部材の構成を概略
的に示す断面説明図である。
【図2】第一実施例における漏れ防止部材により、燃料
油の漏れを防止している状態を示す拡大断面図である。
【図3】第二実施例における漏れ防止部材の構成を概略
的に示す断面説明図である。
【図4】第二実施例における漏れ防止部材により、燃料
油の漏れを防止している状態を示す断面図である。
【図5】第三実施例における漏れ防止部材の構成を概略
的に示す断面説明図である。
【図6】第三実施例における漏れ防止部材により、燃料
油の漏れを防止している状態を示す断面図である。
【図7】第四実施例における漏れ防止部材の構成を概略
的に示す断面説明図である。
【図8】第四実施例における漏れ防止部材により、燃料
油の漏れを防止している状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 漏れ防止部材 2 油圧力計(測定機器) 3 供給配管(高圧流体の供給側) 4 流体入口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力計等の高圧流体の測定機器2と高圧
    流体の供給側3との間に介在させる漏れ防止部材1であ
    って、高圧流体の圧力を伝達する機能を備えるととも
    に、前記測定機器2の破損時、前記測定機器2の流体入
    口4を遮断する機能を備えたことを特徴とする漏れ防止
    部材。
  2. 【請求項2】 前記漏れ防止部材1が弾性部材により構
    成され、前記漏れ防止部材1内に流体を充填したことを
    特徴とする請求項1に記載の漏れ防止部材。
  3. 【請求項3】 前記漏れ防止部材1がピストン機能を備
    えた部材により構成され、前記漏れ防止部材1内に流体
    を充填したことを特徴とする請求項1に記載の漏れ防止
    部材。
  4. 【請求項4】 前記漏れ防止部材1内に充填した流体の
    容量が、前記測定機器2内の流体容量とほぼ同量である
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の漏れ
    防止部材。
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