JP2003329212A - 蒸気減温装置 - Google Patents
蒸気減温装置Info
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- JP2003329212A JP2003329212A JP2002139557A JP2002139557A JP2003329212A JP 2003329212 A JP2003329212 A JP 2003329212A JP 2002139557 A JP2002139557 A JP 2002139557A JP 2002139557 A JP2002139557 A JP 2002139557A JP 2003329212 A JP2003329212 A JP 2003329212A
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- cooling fluid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 所要設置スペースを小さくすることのできる
蒸気減温装置を得ること。 【解決手段】 蒸気通路１の中央部に冷却流体供給部３
と渦発生体２を一体に配置する。上流側の冷却流体供給
部３には複数の噴射ノズル６を設ける。三角柱状の渦発
生体２には渦検出手段としての圧電素子を内蔵する。蒸
気通路１の下流側に圧力センサ１２と温度センサ１３を
取り付ける。両センサ１２，１３と圧電素子と自動調節
弁９は、それぞれ制御部４と電気接続する。蒸気通路１
を流下する蒸気にノズル６から冷却流体が供給されて所
定温度まで減温されると共に、渦発生体２でカルマン渦
が発生して検出されることにより、通路１を流下する蒸
気流量が測定される。
蒸気減温装置を得ること。 【解決手段】 蒸気通路１の中央部に冷却流体供給部３
と渦発生体２を一体に配置する。上流側の冷却流体供給
部３には複数の噴射ノズル６を設ける。三角柱状の渦発
生体２には渦検出手段としての圧電素子を内蔵する。蒸
気通路１の下流側に圧力センサ１２と温度センサ１３を
取り付ける。両センサ１２，１３と圧電素子と自動調節
弁９は、それぞれ制御部４と電気接続する。蒸気通路１
を流下する蒸気にノズル６から冷却流体が供給されて所
定温度まで減温されると共に、渦発生体２でカルマン渦
が発生して検出されることにより、通路１を流下する蒸
気流量が測定される。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、高圧高温状態の
蒸気を、所定の温度例えば飽和温度まで減温することの
できる蒸気減温装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来の蒸気減温装置としては例えば特開
昭６２−１４１４０７号公報に示されているものが用い
られていた。これは、過熱蒸気配管に圧力調節弁と圧力
検出器と蒸気流量検出器と温度検出器、及び、過熱蒸気
中へ供給する水流量検出器をそれぞれ取り付けて、過熱
蒸気の圧力を検出して圧力調節弁を調節すると共に、過
熱蒸気の流量と温度を検出して水流量検出器から所定量
の水を過熱蒸気中へ供給することによって、過熱蒸気を
飽和温度の蒸気へ減温することができるものである。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の蒸気減温装
置では、過熱蒸気中へ冷却水を供給する部分とは別個に
蒸気流量検出器を取り付けなければならず、設置のため
の所要スペースが大きくなってしまう問題があった。 【０００４】従って、本発明の課題は、冷却水供給部と
蒸気流量検出器とを一体化することにより、所要設置ス
ペースを小さくすることのできる蒸気減温装置を得るこ
とである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、蒸気通路を流下する高圧高
温蒸気へ冷却流体を供給して、当該高圧高温蒸気を所定
温度状態の蒸気へ減温するものにおいて、蒸気通路中に
当該通路を流下する蒸気量に応じたカルマン渦を発生し
て検出する渦発生体を取り付け、当該渦発生体とほぼ一
体に蒸気通路中へ冷却流体を供給する冷却流体供給部を
設け、蒸気通路の蒸気の圧力と温度を検出するセンサを
取り付けて、当該センサで検出した圧力値と温度値とに
応じて冷却流体供給部から供給する冷却流体量を制御す
る制御部を設けたものである。 【０００６】 【発明の実施の形態】カルマン渦を検出して流量を測定
する渦式流量計は各種産業分野で幅広く使用されてい
る。渦式流量計の概要は、流れの中に置かれた渦発生体
の下流側に規則的に発生するカルマン渦の発生数から流
体の流速を求め、これに通路の断面積を乗じて流量を求
めるものである。 【０００７】カルマン渦を発生する渦発生体とほぼ一体
に設けた冷却流体供給部から、蒸気通路中へ冷却流体を
供給することによって、高温高圧状態の蒸気は所定温度
まで減温されると共に、カルマン渦の発生数から通路を
流下する蒸気流量を検出することもできる。 【０００８】蒸気の圧力と温度とに応じて供給する冷却
流体量を制御する制御部を設けたことにより、蒸気の圧
力又は温度が高い場合は多量の冷却流体を噴射供給し、
反対に蒸気の圧力又は温度が比較的低い場合は少量の冷
却流体を噴射供給して、蒸気温度を所望値まで精度良く
減温することができる。 【０００９】 【実施例】図１において、高圧高温の蒸気が流下する円
筒状の蒸気通路１と、この通路１を貫通して取り付けた
三角柱状の渦発生体２と、渦発生体２と一体に設けた冷
却流体供給部３と、蒸気通路１の下流側に取り付けた圧
力センサ１２並びに温度センサ１３、及び、検出したカ
ルマン渦数から蒸気流量を演算したり表示すると共に、
両センサ１２，１３からの検出値に応じて供給する冷却
流体量を制御する制御部４とで蒸気減温装置を構成す
る。 【００１０】高圧高温状態の蒸気が通路１を左側から右
側へ流下する間に冷却流体供給部３から冷却流体を噴射
混合されて減温し、また、渦発生体２で流量に応じたカ
ルマン渦が発生し検出されて制御部４で通過蒸気流量が
演算される。 【００１１】図１におけるＡ−Ａ線断面の拡大図を図２
に示す。図２に示すように、蒸気通路１の中央部の上流
側に冷却流体供給部３を、下流側に渦発生体２を配置す
る。冷却流体供給部３は、半円筒状でその底面部を渦発
生体２の平面部５に固着して取り付け、半円筒状部に複
数のノズル６を放射状に設ける。ノズル６は、蒸気通路
１の上下に渡って複数段配置する。 【００１２】半円筒状部と渦発生体２の平面部５との間
に冷却流体通路７を設ける。冷却流体通路７は、蒸気通
路１を貫通して図１に示す上方の冷却流体管８と接続す
る。冷却流体管８には、制御部４と電気接続された自動
調節弁９を取り付ける。冷却流体管８から自動調節弁９
を介して冷却流体通路７へ供給された冷却流体、例えば
冷却水が、複数のノズル６から通路１を流下する蒸気中
に噴射噴霧されることにより蒸気を減温する。 【００１３】渦発生体２は三角柱状で、平面部５の両端
のエッジ部１０，１１で流量に比例したカルマン渦を交
互に発生させる。発生したカルマン渦は発生体２内部に
配置した圧電素子で検出され、制御部４へ送られて流量
換算される。 【００１４】圧力センサ１２と温度センサ１３で検出さ
れた圧力値と温度値が制御部４へ入力され、所望の過熱
蒸気あるいは飽和温度蒸気とするために必要な冷却水量
が演算され、この演算結果に基づいて自動調節弁９の弁
開度が決定されることによって、蒸気温度を所望値まで
精度良く減温することができる。 【００１５】 【発明の効果】上記のように本発明によれば、冷却流体
供給部と蒸気流量検出器とを一体化することにより、蒸
気減温装置の所要設置スペースを小さくすることができ
る。
蒸気を、所定の温度例えば飽和温度まで減温することの
できる蒸気減温装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来の蒸気減温装置としては例えば特開
昭６２−１４１４０７号公報に示されているものが用い
られていた。これは、過熱蒸気配管に圧力調節弁と圧力
検出器と蒸気流量検出器と温度検出器、及び、過熱蒸気
中へ供給する水流量検出器をそれぞれ取り付けて、過熱
蒸気の圧力を検出して圧力調節弁を調節すると共に、過
熱蒸気の流量と温度を検出して水流量検出器から所定量
の水を過熱蒸気中へ供給することによって、過熱蒸気を
飽和温度の蒸気へ減温することができるものである。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の蒸気減温装
置では、過熱蒸気中へ冷却水を供給する部分とは別個に
蒸気流量検出器を取り付けなければならず、設置のため
の所要スペースが大きくなってしまう問題があった。 【０００４】従って、本発明の課題は、冷却水供給部と
蒸気流量検出器とを一体化することにより、所要設置ス
ペースを小さくすることのできる蒸気減温装置を得るこ
とである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、蒸気通路を流下する高圧高
温蒸気へ冷却流体を供給して、当該高圧高温蒸気を所定
温度状態の蒸気へ減温するものにおいて、蒸気通路中に
当該通路を流下する蒸気量に応じたカルマン渦を発生し
て検出する渦発生体を取り付け、当該渦発生体とほぼ一
体に蒸気通路中へ冷却流体を供給する冷却流体供給部を
設け、蒸気通路の蒸気の圧力と温度を検出するセンサを
取り付けて、当該センサで検出した圧力値と温度値とに
応じて冷却流体供給部から供給する冷却流体量を制御す
る制御部を設けたものである。 【０００６】 【発明の実施の形態】カルマン渦を検出して流量を測定
する渦式流量計は各種産業分野で幅広く使用されてい
る。渦式流量計の概要は、流れの中に置かれた渦発生体
の下流側に規則的に発生するカルマン渦の発生数から流
体の流速を求め、これに通路の断面積を乗じて流量を求
めるものである。 【０００７】カルマン渦を発生する渦発生体とほぼ一体
に設けた冷却流体供給部から、蒸気通路中へ冷却流体を
供給することによって、高温高圧状態の蒸気は所定温度
まで減温されると共に、カルマン渦の発生数から通路を
流下する蒸気流量を検出することもできる。 【０００８】蒸気の圧力と温度とに応じて供給する冷却
流体量を制御する制御部を設けたことにより、蒸気の圧
力又は温度が高い場合は多量の冷却流体を噴射供給し、
反対に蒸気の圧力又は温度が比較的低い場合は少量の冷
却流体を噴射供給して、蒸気温度を所望値まで精度良く
減温することができる。 【０００９】 【実施例】図１において、高圧高温の蒸気が流下する円
筒状の蒸気通路１と、この通路１を貫通して取り付けた
三角柱状の渦発生体２と、渦発生体２と一体に設けた冷
却流体供給部３と、蒸気通路１の下流側に取り付けた圧
力センサ１２並びに温度センサ１３、及び、検出したカ
ルマン渦数から蒸気流量を演算したり表示すると共に、
両センサ１２，１３からの検出値に応じて供給する冷却
流体量を制御する制御部４とで蒸気減温装置を構成す
る。 【００１０】高圧高温状態の蒸気が通路１を左側から右
側へ流下する間に冷却流体供給部３から冷却流体を噴射
混合されて減温し、また、渦発生体２で流量に応じたカ
ルマン渦が発生し検出されて制御部４で通過蒸気流量が
演算される。 【００１１】図１におけるＡ−Ａ線断面の拡大図を図２
に示す。図２に示すように、蒸気通路１の中央部の上流
側に冷却流体供給部３を、下流側に渦発生体２を配置す
る。冷却流体供給部３は、半円筒状でその底面部を渦発
生体２の平面部５に固着して取り付け、半円筒状部に複
数のノズル６を放射状に設ける。ノズル６は、蒸気通路
１の上下に渡って複数段配置する。 【００１２】半円筒状部と渦発生体２の平面部５との間
に冷却流体通路７を設ける。冷却流体通路７は、蒸気通
路１を貫通して図１に示す上方の冷却流体管８と接続す
る。冷却流体管８には、制御部４と電気接続された自動
調節弁９を取り付ける。冷却流体管８から自動調節弁９
を介して冷却流体通路７へ供給された冷却流体、例えば
冷却水が、複数のノズル６から通路１を流下する蒸気中
に噴射噴霧されることにより蒸気を減温する。 【００１３】渦発生体２は三角柱状で、平面部５の両端
のエッジ部１０，１１で流量に比例したカルマン渦を交
互に発生させる。発生したカルマン渦は発生体２内部に
配置した圧電素子で検出され、制御部４へ送られて流量
換算される。 【００１４】圧力センサ１２と温度センサ１３で検出さ
れた圧力値と温度値が制御部４へ入力され、所望の過熱
蒸気あるいは飽和温度蒸気とするために必要な冷却水量
が演算され、この演算結果に基づいて自動調節弁９の弁
開度が決定されることによって、蒸気温度を所望値まで
精度良く減温することができる。 【００１５】 【発明の効果】上記のように本発明によれば、冷却流体
供給部と蒸気流量検出器とを一体化することにより、蒸
気減温装置の所要設置スペースを小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の蒸気減温装置の実施例を示す一部断面
構成図。 【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面拡大図。 【符号の説明】 １ 蒸気通路 ２ 渦発生体 ３ 冷却流体供給部 ４ 制御部 ６ ノズル ７ 冷却流体通路 ８ 冷却流体管 ９ 自動調節弁 １２ 圧力センサ １３ 温度センサ
構成図。 【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面拡大図。 【符号の説明】 １ 蒸気通路 ２ 渦発生体 ３ 冷却流体供給部 ４ 制御部 ６ ノズル ７ 冷却流体通路 ８ 冷却流体管 ９ 自動調節弁 １２ 圧力センサ １３ 温度センサ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 蒸気通路を流下する高圧高温蒸気へ冷却
流体を供給して、当該高圧高温蒸気を所定温度状態の蒸
気へ減温するものにおいて、蒸気通路中に当該通路を流
下する蒸気量に応じたカルマン渦を発生して検出する渦
発生体を取り付け、当該渦発生体とほぼ一体に蒸気通路
中へ冷却流体を供給する冷却流体供給部を設け、蒸気通
路の蒸気の圧力と温度を検出するセンサを取り付けて、
当該センサで検出した圧力値と温度値とに応じて冷却流
体供給部から供給する冷却流体量を制御する制御部を設
けたことを特徴とする蒸気減温装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002139557A JP2003329212A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 蒸気減温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002139557A JP2003329212A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 蒸気減温装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003329212A true JP2003329212A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29700667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002139557A Pending JP2003329212A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 蒸気減温装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003329212A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20140151908A1 (en) * | 2012-12-04 | 2014-06-05 | Control Components, Inc. | Desuperheater with flow measurement |
-
2002
- 2002-05-15 JP JP2002139557A patent/JP2003329212A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20140151908A1 (en) * | 2012-12-04 | 2014-06-05 | Control Components, Inc. | Desuperheater with flow measurement |
| US9038993B2 (en) * | 2012-12-04 | 2015-05-26 | Control Components, Inc. | Desuperheater with flow measurement |
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