JP2003329056A - 自在継手 - Google Patents

自在継手

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JP2003329056A JP2002138025A JP2002138025A JP2003329056A JP 2003329056 A JP2003329056 A JP 2003329056A JP 2002138025 A JP2002138025 A JP 2002138025A JP 2002138025 A JP2002138025 A JP 2002138025A JP 2003329056 A JP2003329056 A JP 2003329056A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷役車両では、ドライブシャフトは回転する
ため、ニップルに供給管を接続するのは難しい。このた
め、転がり軸受への供給は、車両の停止時に、人的に行
なわなければならない。 【解決手段】 ホイールローダにおける荷役側の躯体と
運転席側の躯体とがほぼ平面視および側面視して一直線
上の状態にあれば、針状ころ軸受装置に対して潤滑剤を
供給するための給脂装置13A,13Bの、第一供給路
38の開口端と中継路40の開放端とを連通する連通部
材41によって、ホイールローダの運転操作中であって
エンジンの駆動を停止することなく、自在継手の針状こ
ろ軸受装置に対して、潤滑剤25を供給でき、従来のよ
うな直接的な人的作業によって針状ころ軸受装置に対し
て供給を行わなくてすむ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自在継手に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建設機械車両のうちホイールローダ等
は、旋回半径を小さくするために、躯体が前後に分割さ
れ、両躯体は支軸を介して旋回可能に構成されている。
車両エンジンおよびトランスミッションは、後部躯体に
搭載され、ディファレンシャルは前部躯体に搭載されて
いる。トランスミッションとディファレンシャルは、ド
ライブシャフトを介して連結されている。
【0003】前部躯体と後部躯体とは、支軸を介して旋
回可能に構成されているので、ドライブシャフト端部と
ディファレンシャルとの連結と、ドライブシャフト端部
とトランスミッションとの連結は、自在継手で行われ
る。自在継手は、十字軸支持部を有するヨークと、前記
十字軸支持部に設けられた転がり軸受と、この転がり軸
受を介して前記十字軸支持部に支持される十字軸とを有
する。
【0004】この転がり軸受に対しては、必要に応じて
潤滑剤を供給する必要があるため、自在継手には、供給
装置が設けられている。供給装置は、十字軸の内部に沿
って形成される潤滑剤の通路と、十字軸の中心交叉部に
形成されて通路に供給するための導入路と、この導入路
に取付けられる供給用のニップルとを有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような荷役車両
では、ドライブシャフトは回転するため、ニップルに供
給管を接続するのは難しい。このため、転がり軸受への
供給は、車両の停止時に、人的に行なわなければならな
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、十字軸支持部を有するヨークと、十字軸
と、前記十字軸支持部と十字軸とを連結する軸受とを含
む自在継手であって、前記ヨークは、前記軸受を潤滑す
るための潤滑剤を通す潤滑剤通路を有し、前記十字軸
は、前記ヨークの潤滑剤通路から潤滑剤の供給を受ける
ための潤滑剤供給路を有している。
【0007】本発明によれば、十字軸がヨークに支持さ
れた状態で軸心回りに回転している際であっても、潤滑
剤が、ヨーク内内の潤滑剤通路から十字軸内の潤滑剤供
給路へ供給される。
【0008】本発明においては、好ましくは、前記潤滑
剤通路と潤滑剤供給路とを連通する連通部材が設けられ
る。この場合、ヨーク内の潤滑剤通路から十字軸内の潤
滑剤供給路へ潤滑剤が供給される際、連通部材を介して
行われる。
【0009】本発明においては、さらに好ましくは、前
記連通部材が、潤滑剤通路に供給される潤滑剤の圧力を
受けて移動することで、前記ヨークの潤滑剤通路と前記
十字軸の潤滑剤供給路とを連通状態にする。この場合、
潤滑剤は、連通部材を介してヨーク内の潤滑剤通路から
十字軸内の潤滑剤供給路へ供給される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る自
在継手を、図面を参照して、詳細に説明する。この自在
継手は、ホイールローダ等の車両に適用される。
【0011】図1はホイールローダの概略構成を示す平
面図、図2は、図1に示されるドライブシャフトと自在
継手との連結状態を示す平面図、図3は、図2に示され
る十字軸および針状ころ軸受装置の一部を破断し拡大し
て示す正面図、図4は、図3に示される自在継手を平面
から見た断面図、図5は、図4に示される摺動部材と供
給ニップルとが離間している状態を平面から見て示す拡
大断面図、図6は、図4に示される摺動部材と供給ニッ
プルとが接触している状態を平面から見て示す拡大断面
図、図7は、図5および図6に示される摺動部材と供給
ニップルとを接触させる際のタイミングの説明に供する
概略図を示す。
【0012】図1を参照して、ホイールローダの概略構
成を説明する。ホイールローダ1は、エンジン(図示せ
ず)とトランスミッション2を搭載する後部躯体6と、
エンジンからの駆動力を前輪に伝達するディファレンシ
ャル3を搭載する前部躯体7とを有する。
【0013】後部と前部の両躯体6、7は、支軸部8を
介して、水平面内で旋回可能に構成されている。ディフ
ァレンシャル3の入力軸3Aとトランスミッション2の
駆動軸2Aとは、ドライブシャフト4を介して連結され
ている。ドライブシャフト4とディファレンシャル3の
入力軸3Aと、トランスミッション2の駆動軸2Aとド
ライブシャフト4とは、それぞれ、自在継手5A,5B
を介して連結されている。この構成により、後部躯体6
は、前部躯体7に対して、水平面内で旋回可能でかつ垂
直面内で揺動可能に支持される。
【0014】図2を参照して、図1に示されるドライブ
シャフト4と自在継手5A,5Bとの連結状態を説明す
る。2は、後部躯体6のディファレンシャル3は、前部
躯体7のディファレンシャル、4は、ドライブシャフ
ト、5A,5Bは、自在継手を示す。
【0015】自在継手5Aは、周方向90°に位相をず
らした一対のヨーク9A,9Bと、両ヨーク9A,9B
間に介装される十字軸11と、この十字軸11を各ヨー
ク9A,9Bに対して揺動自在に支持する針状ころ軸受
装置12a〜12dとを有する。ヨーク9Aは、十字軸
支持部17a,17bを有する。ヨーク9Bも十字軸支
持部を有するが、図1では図面にあらわされていない。
【0016】図3を参照して、図2に示される一方の自
在継手5Aにおける十字軸11および針状ころ軸受装置
12a〜12dを説明する。図3において、12a〜1
2dは、前記針状ころ軸受装置、17a,17bは、一
方のヨーク9Aの十字軸支持部、17b,17dは、他
方のヨーク9Bの十字軸支持部、19a〜19dは、十
字軸11のトラニオンを示す。針状ころ軸受装置12a
〜12dは、いずれも同じ構成を有する。
【0017】十字軸11は、中心基部18を有する。十
字軸11は、中心基部18に周方向に90°位相をずら
して配置される前記トラニオン19a〜19dを有す
る。ヨーク9Aの十字軸支持部17a,17bは、ヨー
ク9Aの軸部15に180°置きに形成されている。た
だし、軸部15は、図3にはあらわれず、この軸部15
は、前記十字軸11の中心基部18から紙面裏側を垂直
方向つまりディファレンシャル3側方向に延びる。
【0018】ヨーク9Aの十字軸支持部17a,17b
のそれぞれと、十字軸11のトラニオン19a,19b
の端部のそれぞれとは、前記針状ころ軸受装置12a,
12bを介して連結されている。ヨーク9Bの十字軸支
持部17c、17dのそれぞれと、十字軸11のトラニ
オン19c,19dの端部のそれぞれとは、前記針状こ
ろ軸受装置12c,12dを介して連結されている。
【0019】針状ころ軸受装置12aにおいて、30
は、十字軸支持部17aに固定される外輪カップ、32
は、外輪カップ30の内方に配置される複数個の針状こ
ろ、33は、トラニオン19a端面と外輪カップ30底
面との間に配置されるスラストブッシュ、27は、外輪
カップ30の開放側に配置されるシール部材である。ス
ラストブッシュ33は、外輪カップ30底面の凹部34
に支持される。針状ころ32の外輪軌道面は、外輪カッ
プ30の内周面に形成され、また、針状ころ32の内輪
軌道面は、トラニオン19aの端部外周面に形成され
る。
【0020】図4を参照して、自在継手5Aとディファ
レンシャル3とに設けられる給脂装置を説明する。自在
継手5Aにおいて、ディファレンシャル3側に配置され
るヨーク9Aは、ディファレンシャル3のハウジング1
4に挿入される既述の軸部15を有する。この軸部15
は、ハウジング14に形成される支持穴20に挿入され
るとともに入力軸3Aに対してスプライン部16を介し
て軸心回りに一体回転可能に連結されている。この軸部
15はまた、軸心方向に沿って一対で配置される転がり
軸受21,22を介してディファレンシャル3のハウジ
ング14に、軸心回りに回転自在に支持されている。ヨ
ーク9Aは、軸部15のドライブシャフト4側に前記十
字軸支持部17a,17bを有する。十字軸支持部17
a,17bは、軸部15に、その回転方向に対して互い
に180°離れて形成されている。
【0021】ヨーク9Bは、図4中では仮想線で示され
るのみであるが、図2で示すように、ヨーク9Bをドラ
イブシャフト4の端部に取付けるための取付け部29
と、図3で示すように、ドライブシャフト4のディファ
レンシャル3側に十字軸支持部17c,17dとを有す
る。この十字軸支持部17c,17dは、取付け部29
に、その回転方向に対して互いに180°離れて形成さ
れている。
【0022】ディファレンシャル3は、給脂装置13A
を有する。この給脂装置13Aは、転がり軸受21,2
2の間の空間である潤滑剤溜り23と、ハウジング14
の径方向に形成されて潤滑剤溜り23に連通する潤滑剤
供給路24と、不図示の供給部から潤滑剤25を、潤滑
剤供給路24に供給するため該潤滑剤供給路24の入口
部に接続された供給配管26と、潤滑剤溜り23の潤滑
剤25が漏れるのを防止するため転がり軸受21,22
の両側に設けられたシール部材27,28とを有する。
ホイールローダ1は、供給配管26に潤滑剤25を供給
するための不図示の供給部を備える。
【0023】自在継手5A側の給脂装置13Bは、ヨー
ク9A側の第一供給部36と、十字軸11側の第二供給
部37とを有する。第一供給部36は、軸部15の中心
にその途中から十字軸11側に向けて延長形成されて開
放する第一供給路38と、第一供給路38および潤滑剤
溜り23に連通する径方向の導入路10とを有する。第
一供給路38と、導入路10とがヨークの潤滑剤通路に
対応する。
【0024】第二供給部37は、180°離間する一方
のトラニオン19a,19bと他方のトラニオン19
c,19dとの中心を貫通するよう形成される第二供給
路39と、十字軸11の中心基部18でかつ第二供給路
39どうしの交叉部に連通して形成される中継路40と
を有する。第二供給路39と中継路40とが十字軸11
の潤滑剤供給路に対応する。なお、中継路40は、第二
供給路39の交叉部から軸部15に向けて垂直に延長し
て開放されている。
【0025】図5に示すように、給脂装置13Bは、第
一供給路38の開口端と中継路40の開放端とを連通す
る連通部材41を有する。この連通部材41は、第一供
給路38の開口端に摺動自在に嵌合される摺動部材42
と、中継路40の開放部に取付けられる供給ニップル4
3とを有する。
【0026】摺動部材42は、第一供給路38の開口端
よりわずかに小径の胴部44と、この胴部44より小径
の出退部45とから一体的に形成される。第一供給路3
8の開口端外周面に接触するシールリング46が、胴部
44の外周面に嵌着されている。軸部15の端面には、
第一供給路38を塞ぐ大径蓋部材47が嵌めらている。
出退部45は、この大径蓋部材47の中心孔47aに出
退自在に嵌合されている。摺動部材42は、大径ばね4
8によって入力軸3A側に付勢されている。大径ばね4
8は、大径蓋部材47の側面および胴部44の段付面を
ばね座としている。
【0027】摺動部材42の中心には、第一連通路49
が形成されている。第一連通路49の基端部は、第一供
給路38に開放されている。出退部45の先端面に、供
給ニップル43の先端部と嵌合する凹部35が形成され
ている。第一連通路49の先端部は供給ニップル43側
に開放されている。出退部45の先端部には、第一リリ
ース弁50が設けられている。
【0028】図6に示すように、第一リリース弁50
は、第一連通路49を開閉するための弁玉51と、この
弁玉51を、第一連通路49を閉じる側に付勢する小径
ばね53とを有する。凹部35の底面に小径蓋部材54
が嵌められている。小径ばね53は、小径蓋部材54の
側面と弁玉51の周面をばね座としている。
【0029】大径ばね48の弾性力は、小径ばね53の
弾性力に比べて弱く設定されている。なお凹部35に、
シールゴム55が固着されている。小径蓋部材54と、
このシールゴム55の中心の双方に、第一連通路49に
連通する孔が、それぞれ形成されている。
【0030】供給ニップル43は、十字軸11の中心基
部18に螺着されている。中継路40に連通する接続路
56が、供給ニップル43の中心に形成されている。第
二リリース弁57が、この接続路56の先端に設けられ
ている。この第二リリース弁57は、接続路56を開閉
する弁玉52と、この弁玉52を、接続路56を閉じる
側に付勢するばね58とを有する。このばね58は、サ
ークリップ59の側面および弁玉52の周面をばね座と
する。
【0031】上記した自在継手5Aと同様の構成の自在
継手5Bが、駆動軸2Aとドライブシャフト4との間に
も設けられている。この場合、ディファレンシャル3の
ハウジング14がトランスミッション2のハウジングに
代わり、駆動軸3Aが駆動軸2Aに代わる。
【0032】上記構成において、ホイールローダ1の駆
動時は、エンジンがトランスミッション2を介して駆動
することでドライブシャフト4は軸心回りに回転する。
場合によっては、後部躯体6は,前部躯体7に支軸部8
回りに水平面内で旋回し、あるいは円直面内で揺動す
る。
【0033】ここで、自在継手5Aの針状ころ軸受装置
12a〜12bに対して、潤滑剤25を供給する場合に
ついて説明する。まず、後部躯体6と前部躯体7とをほ
ぼ平面視および側面視して一直線上となる状態に、ホイ
ールローダ1を操作する。このようにすることで、図7
に実線で示すように、十字軸11を地面に対してほぼ垂
直な姿勢とする。この際、エンジンが駆動は停止しなく
てもよい。そして例えば、ホイールローダ1の運転者
は、潤滑剤25を、供給部からディファレンシャル3側
の給脂装置13Aにおける供給配管26に供給するよう
操作する。そうすると、潤滑剤25は、供給配管26か
ら潤滑剤溜り23に供給される。続いて潤滑剤25は、
潤滑剤溜り23から、自在継手5A側の給脂装置13B
における導入路10を介して、第一供給路38に到る。
【0034】ここで、大径ばね48の弾性力は小径ばね
53の弾性力に比べて弱く設定されているので、大径ば
ね48によって入力軸3A側に付勢されている摺動部材
42が、まず潤滑剤25の圧力によって大径ばね48の
弾性に抗して押圧される。これにより、供給ニップル4
3に向けて、摺動部材42の胴部44が、第一供給路3
8の周壁面を摺動する。そうすると、出退部45の凹部
35と供給ニップル43の先端部とが嵌合する。
【0035】続いて潤滑剤25が潤滑剤溜り23から導
入路10に供給されると、今度は第一連通路49内の潤
滑剤25が、第一リリース弁50の弁玉51を小径ばね
53の弾性に抗して押圧する。これにより、弁玉51が
第一連通路49を開とし、潤滑剤25が、第一連通路4
9から供給ニップル43の接続路56側へ向けて供給さ
れる。
【0036】そしてこの潤滑剤25の圧力によって、第
二リリース弁57の弁玉52が、ばね58の弾性に抗し
て押圧されて接続路56が開となり、潤滑剤25が第一
連通路49から接続路56、中継路40、そして第二供
給路39へ供給される。
【0037】第二供給路39へ供給された潤滑剤25
は、外輪カップ30とトラニオン19a〜19dの端部
との間に供給され、針状ころ32および外輪軌道面、内
輪軌道面が潤滑できる。
【0038】以上は、ドライブシャフト4と入力軸3A
の間の自在継手5Aについて説明した。この供給動作
は、駆動軸2Aとドライブシャフト4との間に設けた自
在継手5Bでも、同様である。
【0039】このように本発明の実施形態によれば、ホ
イールローダ1における後部躯体6と前部躯体7とがほ
ぼ平面視および側面視して一直線上の状態にあれば、ホ
イールローダ1の運転操作中であってエンジンの駆動を
停止することなく、潤滑剤25を、ディファレンシャル
3側の給脂装置13Aから、自在継手5A側の給脂装置
13Bに供給して、自在継手5Aの針状ころ軸受装置1
2a〜12dに対して供給することができる。従って、
従来のような直接的な人的作業によって針状ころ軸受装
置12に対して供給を行わなくてすむ。
【0040】なお本発明は、上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、連通部材として、第一供給路3
8と供給ニップル43とを接続するフレキシブルな管体
を用いてもよい。なおこの場合、管体は、ドライブシャ
フト4の回転、十字軸11の傾動に耐え得る必要があ
る。
【0041】また本発明は、建設車両に適用されるのみ
ではない。例えば農業機械に用いられる自在継手、ある
いは圧延ロール駆動前後設備用スピンドル等に用いられ
る自在継手にも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、十字軸がヨークに支持
された状態で軸心回りに回転している場合であっても、
潤滑剤をヨーク内に設けた潤滑剤通路から十字軸内に設
けた潤滑剤供給路へ、容易な作業でもって供給すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるホイールローダの概
略構成を示す平面図である。
【図2】同じくドライブシャフトと自在継手との連結状
態を示す平面図である。
【図3】同じく十字軸および針状ころ軸受装置の一部破
断正面図である。
【図4】同じく一方の自在継手の平面断面図である。
【図5】同じく摺動部材と供給ニップルとが離間してい
る状態を示す断面図である。
【図6】同じく摺動部材と供給ニップルとが接触してい
る状態を示す断面図である。
【図7】同じく摺動部材と供給ニップルとを接触させる
際のタイミングを示す概略図である。
【符号の説明】
5A,5B 自在継手 9A,9B ヨーク 11 十字軸 12a〜12d 針状ころ軸受装置 13A,13B 給脂装置 17a〜17d 十字軸支持部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月29日(2002.5.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような車両
は、ドライブシャフトは回転するため、ニップルに供給
管を接続するのは難しい。このため、転がり軸受への供
給は、車両の停止時に、人的に行なわなければならな
い。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明によれば、十字軸がヨークに支持さ
れた状態で軸心回りに回転している際であっても、潤滑
剤が、ヨークの潤滑剤通路から十字軸内の潤滑剤供給
路へ供給される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】上記した自在継手5Aと同様の構成の自在
継手5Bが、駆動軸2Aとドライブシャフト4との間に
も設けられている。この場合、ディファレンシャル3の
ハウジング14がトランスミッション2のハウジングに
代わり、入力軸3Aが駆動軸2Aに代わる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】十字軸支持部を有するヨークと、十字軸
    と、前記十字軸支持部と十字軸とを連結する軸受とを含
    み、 前記ヨークは、前記軸受を潤滑するための潤滑剤を通す
    潤滑剤通路を有し、前記十字軸は、前記ヨークの潤滑剤
    通路から潤滑剤の供給を受けるための潤滑剤供給路を有
    している、ことを特徴とする自在継手。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自在継手において、 前記ヨークと前記十字軸との間に、前記潤滑剤供給路と
    前記潤滑剤通路とを連通させるための連通部材が設けら
    れている、ことを特徴とする自在継手。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の自在継手において、 前記連通部材は、前記ヨークの潤滑剤通路側に配置され
    る一方側と、前記十字軸の潤滑剤供給路側に配置される
    他方側とに分離して設けられ、 前記ヨークの前記潤滑剤通路内の潤滑剤から圧力を受け
    ることで前記連通部材の一方側が他方側に向けて移動可
    能に設けられており、 前記一方側の移動に伴ない、前記連通部材の一方側が他
    方側に接続されることにより前記潤滑剤通路と前記潤滑
    剤供給路とが連通状態に接続される、ことを特徴とする
    自在継手。
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