JP2003328721A - オイル劣化検出方法及び装置 - Google Patents

オイル劣化検出方法及び装置

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JP2003328721A JP2003058944A JP2003058944A JP2003328721A JP 2003328721 A JP2003328721 A JP 2003328721A JP 2003058944 A JP2003058944 A JP 2003058944A JP 2003058944 A JP2003058944 A JP 2003058944A JP 2003328721 A JP2003328721 A JP 2003328721A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイル寿命をより正確に検出でき、寿命点前
後の経過も検出できるオイル劣化検出方法及び装置を提
供する。 【解決手段】 オイルの酸性、塩基性度に応じた出力を
するpHセンサ11を用いて、車両用オイルの酸性、塩
基性度を測定し、車両の走行距離に対するpHセンサ1
1の出力を近似した近似線が、走行距離が増大するにつ
れて、第1の傾きから、第1の傾きより大きい第2の傾
きに変化し、第2の傾きから、第2の傾きより小さい第
3の傾きに変化することに基づいて、車両用オイルの劣
化を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルの酸性、塩
基性度に応じた出力をするpHセンサを用いてエンジン
オイル等の車両用オイルの劣化を検出する方法及び装
置、及び、検出されたオイルの劣化を車両の利用者に知
らせるための警告方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電極を用いて水溶液の酸性、
塩基性度を直接かつ継続的に検出するpHセンサが知ら
れている。このpHセンサは、電極電位が常に一定の値
を有する基準電極と、水溶液の酸性、塩基性度に感応し
て電極電位が変化するpH電極と、を有しており、これ
ら一対の電極を被験水溶液に浸漬した時、電極対には酸
性、塩基性度に略比例した電位差が発生するので、その
電位差を計器に内蔵された電位差計で測定することによ
り、水溶液の酸性、塩基性度を検出している。
【0003】かかるpHセンサをエンジンオイルの塩基
性度検出用に使用したものに、下記特許文献1に示すオ
イル自動交換装置がある。そして、オイル中におけるp
Hセンサの信頼性を向上させるための電極として、下記
特許文献2に示すものがある。
【0004】
【特許文献1】特開昭56−47614号公報
【特許文献2】特開平3−175350号公報
【0005】さらに、本発明の特許性に影響を与えるも
のではないが、本発明に関連する先行技術文献としては
下記特許文献3、4に記載のものがある。
【0006】
【特許文献3】特開平6−201649号公報
【特許文献4】特開平4−350552号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特許文献1に
示す装置では、オイルの塩基性度が所定の閾値以下にな
った時にオイルの自動交換を行っているが、この閾値
は、車両の走行距離に対するpHセンサの出力特性を調
べて設定したものではない。また、特許文献2は、電極
材やその組み合わせを示しているだけで、車両の走行距
離に対するpHセンサの出力特性を示すものではない。
【0008】すなわち、オイルの酸化によりスラッジ
(不溶性物質)が発生してエンジンの性能を低下させる
ことを防ぐため、エンジンオイルには酸化防止剤や清浄
分散剤等の添加剤が添加されており、これらの添加剤の
消耗が進むにつれ、オイルが寿命点に近づくが、従来、
車両の走行距離に対するpHセンサの出力特性を調べ
て、オイル中の添加剤の挙動を捉えることにより、オイ
ルの寿命点をより正確に検出したり、寿命点前後の経過
を検出できるオイル劣化検出方法や装置は無かった。
【0009】この発明は、上述した問題を解決するもの
であり、車両用オイルの寿命点をより正確に検出し、寿
命点前後の経過を検出することができるオイル劣化検出
方法及び装置、及び、検出されたオイルの劣化を車両の
利用者に知らせるための警告方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】また、特許文献3に記載の装置は、使用す
る電極材料の組み合わせ毎に予め定められた全酸価マッ
プという絶対値を基準として劣化度を判定するものであ
り、走行距離または走行時間に対するpHセンサ出力の
変化率を捉え、劣化度を判定するものではない。また、
特許文献4に記載の装置は、センサ出力が減少から増加
に転じたときに劣化と判定するものであり、センサ出力
が変化率の大きい状態から変化率の小さい状態に変化し
たことを捉えて劣化を判定するものではない。
【0011】そこで、本発明では、センサ出力の変化率
の相対的な変化を捉えることにより、オイルの種類やセ
ンサの出来具合によらずオイルの寿命点を検出可能なオ
イル劣化検出方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のオイル劣化検
出方法は、オイルの酸性、塩基性度に応じた出力をする
pHセンサを用いて車両用オイルの酸性、塩基性度を測
定し、車両の走行距離または走行時間の増大に伴う前記
pHセンサの出力の変化率の変化を捉え、前記pHセン
サの出力が、第1の変化率で変化する状態から、前記第
1の変化率より大きい第2の変化率で変化する状態とな
り、前記第2の変化率で変化する状態から、前記第2の
変化率より小さい第3の変化率で変化する状態となった
ことを検出し、前記第3の変化率で変化する状態となっ
たときに前記車両用オイルが寿命に達したと判定するこ
とを特徴とする。
【0013】すなわち、請求項1記載の方法では、オイ
ル中の添加剤の消耗に従って変化するセンサ出力の変化
率の相対的な変化に基づいてオイルの寿命判定を行う
が、このセンサ出力の変化率の相対的な変化の様子は、
オイルの種類やセンサの出来具合によらず略不変である
ので、請求項1記載の方法によれば、オイルの種類やセ
ンサの出来具合によらずオイルの寿命を検出可能なオイ
ル劣化検出方法を提供できる。
【0014】請求項2記載の方法及び請求項7記載の装
置は、オイルの酸性、塩基性度に応じた出力をするpH
センサを用いて車両用オイルの酸性、塩基性度を測定
し、車両の走行距離に対する前記pHセンサの出力を近
似した近似線の傾きが、走行距離が増大するにつれて、
第1の傾きから、前記第1の傾きより大きい第2の傾き
に変化し、前記第2の傾きから、前記第2の傾きより小
さい第3の傾きに変化することに基づいて、前記車両用
オイルの劣化を検出することを特徴とする。
【0015】請求項2記載の方法又は請求項7記載の装
置によれば、オイル中の添加剤の消耗に従って、第1の
傾きから第2の傾きへ、第2の傾きから第3の傾きへ変
化するpHセンサの出力特性に基づいてオイルの劣化を
検出するので、オイルの寿命点をより正確に検出でき、
寿命点に至るまでの経過や寿命を超えたことを検出する
ことができる。
【0016】請求項3記載の方法及び請求項8記載の装
置は、前記第2の傾きの近似線と前記第3の傾きの近似
線との間に存在する閾値によって、前記車両用オイルの
寿命点到達を検出することを特徴とする。
【0017】ここで、pHセンサの出力が第2の傾きか
ら第3の傾きに変化したということは、オイル中の添加
剤がほぼ消耗し、スラッジが発生するようになったこと
を示していると考えられ、第2の傾きから第3の傾きに
変化する間にオイルの寿命点が存在すると考えられる。
そして、請求項3記載の方法又は請求項8記載の装置に
よれば、近似線が第2の傾きから第3の傾きに変化する
間に存在する閾値により、オイルの寿命点到達を検出す
るので、オイル中の添加剤がほぼ消耗した時点をオイル
の寿命点として検出できることになり、オイルの寿命点
をより正確に検出することができる。
【0018】請求項4記載の方法及び請求項9記載の装
置は、前記近似線の傾きが前記第2の傾きになったとき
に、前記車両用オイルが寿命の略半分に達したと判定す
ることを特徴とする。
【0019】ここで、pHセンサの出力が第1の傾きか
ら第2の傾きに変化したということは、オイル中の酸化
防止剤がほぼ消耗し、オイルの酸化が急速に進むように
なったことを示していると考えられる。そして、請求項
4記載の方法又は請求項9記載の装置によれば、近似線
の傾きが第2の傾きになったときに、オイルが寿命の略
半分に達したと判定するので、寿命点に至る途中を検出
できることとなる。
【0020】請求項5記載の方法及び請求項10記載の
装置は、前記近似線の傾きが前記第3の傾きになったと
きに、前記車両用オイルが寿命を超えていると判定する
ことを特徴とする。
【0021】ここで、pHセンサの出力が第2の傾きか
ら第3の傾きに変化したということは、オイル中の添加
剤がほぼ消耗し、スラッジが発生するようになったこ
と、すなわち、オイルが寿命を超えたことを示している
と考えられる。そして、請求項5記載の方法又は請求項
10記載の装置によれば、この傾きの変化を捉えて、オ
イルが寿命を超えたと判定するので、例えばリーク等に
よりpHセンサの出力が上がらない場合でも、寿命を超
えたことを検出できる。
【0022】請求項6記載の方法及び請求項11記載の
装置は、検出した前記車両用オイルの劣化について、車
両の利用者に知らせるための警告を行うことを特徴とす
るので、警告を受けた車両の利用者は、オイル交換を行
う等、その警告に応じた対応を取ることができる。
【0023】請求項12記載のオイル劣化検出方法は、
pHセンサの出力の変化率の変化を捉えるために、走行
距離または走行時間を横軸とし、pHセンサの出力を前
記横軸に垂直な縦軸とした平面を想定して、ある走行距
離または走行時間xと、x に対する前記pHセンサ
の出力Vとを座標とする点を始点とし、xより大き
い走行距離または走行時間xと、xに対する前記p
Hセンサの出力Vとを座標とする点を終点とする前記
平面上のベクトルを用い、前記ベクトルの傾きが、走行
距離または走行時間が増大するにつれて、略一定または
減少する状態から増大する状態となり、前記増大する状
態から略一定または減少する状態となることに基づい
て、前記車両用オイルの劣化を検出することを特徴とす
る。
【0024】すなわち、本発明では、走行距離または走
行時間とその走行距離または走行時間に対するpHセン
サの出力とから得られるベクトルの傾きの変化に基づい
て、オイルの劣化を検出するが、このベクトルの傾き
は、オイルの種類やセンサの出来具合によらず、走行距
離または走行時間が増大するにつれて同じような変化を
することから、オイルの種類やセンサの出来具合によら
ずオイルの寿命を検出可能となる。
【0025】ここで、請求項13記載のオイル劣化検出
方法のように、前記pHセンサとして、前記車両用オイ
ルの全量交換時から所定の走行距離または走行時間S内
では、走行距離または走行時間が増大するにつれて、初
めのうちは出力が減少し、その後は出力が増加するもの
を用い、前記車両用オイルの全量交換時から所定の走行
距離または走行時間S内で前記pHセンサの出力が最小
であった点を、前記始点とすることが好ましい。
【0026】これによれば、ベクトルの始点が明確に定
められるので、オイルの寿命をより正確に検出できる。
【0027】さらに、請求項14記載のオイル劣化検出
方法のように、現時点を遡った所定間隔の走行距離また
は走行時間内における、一定の走行距離または走行時間
毎の前記ベクトルの傾きの変化に基づいて、前記車両用
オイルの劣化を検出することが好ましい。
【0028】これによれば、データの保存に必要な範囲
が限定されるので、pHセンサに搭載するメモリの量を
抑制することができ、コストアップを抑制できる。
【0029】請求項15記載のオイル劣化検出方法は、
オイルの酸性、塩基性度に応じた出力をするpHセンサ
を用いて車両用オイルの酸性、塩基性度を測定し、走行
距離または走行時間を一方の軸とし、前記pHセンサの
出力を前記一方の軸に垂直な他方の軸とした平面を想定
して、ある走行距離または走行時間xと、xに対す
る前記pHセンサの出力Vとを座標とする点を始点と
し、xより大きい走行距離または走行時間xと、x
に対する前記pHセンサの出力Vとを座標とする点
を終点とする前記平面上のベクトルを用い、前記ベクト
ルの傾きが走行距離または走行時間が増大するにつれて
変化することに基づいて、前記pHセンサの出力の変化
率の変化を捉え、前記車両用オイルの劣化を検出するこ
とを特徴とする。
【0030】すなわち、走行距離または走行時間とその
走行距離または走行時間に対するpHセンサの出力とか
ら得られるベクトルの傾きの変化に基づいて、センサ出
力の変化率の変化を捉え、オイルの劣化を検出すること
とすれば、ベクトルにより容易にセンサ出力の変化率の
変化を捉えることができる。そして、センサ出力の変化
率は、オイルの種類やセンサの出来具合によらず同じよ
うな変化をすることから、オイルの種類やセンサの出来
具合によらず、精度良くオイルの劣化を検出することが
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0032】図1に示すように、オイル劣化検出装置
(以下、単に検出装置と言う)1は、車両のエンジン部
2のオイルパン3に設けられている。検出装置1は、電
極を用いてオイルの酸性、塩基性度を検出するpHセン
サ11と、pHセンサ11に接続されたマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンと言う)12とを備えている。
pHセンサ11は、オイルパン3に溜った車両用オイル
であるエンジンオイルの酸性度に略比例した電圧を出力
する。すなわち、pHセンサ11は、オイルの酸性度が
上がるにつれて、出力電圧が増加するように構成されて
いる。マイコン12は、pHセンサ11からの出力電圧
に基づいて、エンジンオイルの劣化について判定する判
定手段として機能する。
【0033】また、オイル劣化警告装置(以下、単に警
告装置と言う)7は、検出装置1と、検出装置1に接続
されたメータ4とを備えている。メータ4は、速度表示
等を行うため、車両に備えられたものであり、検出され
たオイルの劣化についての警告を表示する表示部41を
備えている。すなわち、メータ4は、オイルの劣化につ
いて、車両の利用者に知らせるための警告を行う警告手
段として機能する。
【0034】図2は、車両の走行距離に対するpHセン
サ11からの出力電圧の変化を示したものである。図2
において、ラインLは、pHセンサ11からの出力(図
2中白丸で示す)を近似した近似線である。ラインL
は、走行距離が増大するにつれて、最初は、図2中部分
Aに示すように、比較的緩やかな略一定の傾き(これ
を、第1の傾きとする)で上昇するが、途中から、図2
中部分Bに示すように、第1の傾きよりも大きい略一定
の傾き(これを、第2の傾きとする)で急激に上昇す
る。その後、ラインLは、図2中部分Cに示すように、
第2の傾きよりも小さい傾き(これを、第3の傾きとす
る)となり、略収束する。なお、第1の傾きから第2の
傾きに変化したときの走行距離の略2倍の走行距離で、
第2の傾きから第3の傾きに変化する。
【0035】図2のようにラインLが変化する理由は、
次のように考えられる。
【0036】エンジンオイル中には、酸化防止剤及び清
浄分散剤が添加されている。酸化防止剤は、オイルから
発生する過酸化物質を還元し、自らは硫酸等の酸を発生
するものである。清浄分散剤は、酸化防止剤から発生す
る酸を中和し、分散させるものである。したがって、酸
化防止剤及び清浄分散剤が存在している間は、オイルの
酸化が抑制されるので、pHセンサ11からの出力の上
昇は、部分Aに示すように緩やかなものとなる。
【0037】次に、酸化防止剤が消耗すると、オイルの
酸化が急激に進む。したがって、pHセンサ11からの
出力は、部分Bに示すように急激に上昇することとな
る。
【0038】その後、清浄分散剤も消耗してくると、オ
イル中にはスラッジが発生するようになり、また、酸化
防止剤からの酸の発生量は、その酸化防止剤の消耗によ
り収束してくる。したがって、pHセンサ11からの出
力は、部分Cに示すように緩やかなものとなり、やがて
収束してくる。
【0039】なお、車両の走行状態等によって添加剤の
消耗の進み具合は変わってくるので、pHセンサ11か
らの出力を近似した近似線は、添加剤の消耗が激しい場
合には、図2のラインLより走行距離の短い時点で、第
1の傾きから第2の傾きへ、第2の傾きから第3の傾き
へ変化したり、添加剤の消耗が緩慢な場合には、ライン
Lより走行距離の長い時点で、第1の傾きから第2の傾
きへ、第2の傾きから第3の傾きへ変化する。しかし、
走行当初の傾きである第1の傾きから、第1の傾きより
大きい第2の傾きへ、第2の傾きから、第2の傾きより
小さい第3の傾きへ変化し、やがては略収束するという
相対的な傾向は変わらない。また、第2の傾きから第3
の傾きへ変化するときのpHセンサ11からの出力電圧
は(pHセンサ11のリーク等が無ければ)、車両の走
行状態に余り影響を受けず、オイルに応じて略一定であ
る。
【0040】上記のように、pHセンサ11からの出力
の傾きの変化は、添加剤が消耗していく過程を表してい
ると考えられ、特に、第2の傾きから第3の傾きに変化
する間に、オイル寿命が存在すると考えられる。そこ
で、図2に示すように、第2の傾きの近似線と第3の傾
きの近似線との間にある電圧値Vを、閾値として設定
する。そして、pHセンサ11からの出力が閾値V
達したときに、オイル寿命に達したと判断する。また、
第2の傾きから第3の傾きになったときには、オイル寿
命を越えたと判断する。また、第1の傾きから第2の傾
きになったときには、オイル寿命の略半分に達したと判
断する。
【0041】以下、図2を参照しつつ、警告装置7の動
作を説明する。
【0042】マイコン12は、上記のように設定された
閾値Vを保持している。そして、マイコン12は、p
Hセンサ11からの出力を定期的にサンプリングし、メ
ータ4から入力された走行距離に対応させて、近似線を
算出していく。この近似線は、上記したように、車両の
走行開始時からしばらくの間は、比較的緩やかな略一定
の傾き(第1の傾き)で上昇する。この間(図2中部分
A)においては、マイコン12は表示部41に何も表示
させない。
【0043】走行距離がある程度増大すると、pHセン
サ11からの出力は、近似線のそれまでの傾き(第1の
傾き)を超えてくる。この第1の傾きを超えてきたこと
を、マイコン12は、pHセンサ11からの出力が、第
1の傾きのままであると仮定したときの(図2中一点鎖
線参照)所定のばらつきの範囲を超えて大きくなったこ
とから検出し、第1の傾きから第2の傾きに変化した
(すなわち、図2中部分Bに入った)と判断する。そし
て、マイコン12は、第2の傾きを算出し、その第2の
傾き、pHセンサ11からの出力、閾値V等に基づい
て、オイル寿命に至るまでの走行可能残存距離を算出
し、表示部41に警告として表示させる。また、第1の
傾きから第2の傾きになったときは、オイル寿命に至る
までの略半分の走行距離であるので、オイル寿命の略半
分に達したことを警告してもよい。
【0044】さらに、pHセンサ11からの出力が閾値
に達すると、マイコン12はオイルが寿命点に到達
したと判断し、表示部41に、オイルが寿命点に到達し
オイル交換が必要である旨の警告を表示させる。また、
寿命点通過後は、マイコン12は、表示部41にオイル
交換が必要である旨の警告を常時表示させたり、点滅表
示させたりする。また、エンジンの始動時に、まずオイ
ル交換が必要である旨の警告を表示させてもよい。
【0045】その後、pHセンサ11からの出力は、第
2の傾きより小さくなり略収束してくる。この収束を、
マイコン12は、pHセンサ11からの出力が、第2の
傾きのままであると仮定したときの(図2中二点鎖線参
照)所定のばらつきの範囲を超えて小さくなったことか
ら検出し、第2の傾きから第3の傾きに変化した(すな
わち、図2中部分Cに入った)と判断する。そして、マ
イコン12は、オイルが寿命をかなり超えていると判定
し、表示部41に、オイル交換が必要である旨の警告
を、短い点滅間隔での点滅表示や強い輝度による表示等
により、強調して表示させる。
【0046】また、リーク等によりpHセンサ11の出
力が上がらない場合には、pHセンサ11の出力は閾値
に達しない場合があるが、そのような場合において
も、オイル寿命を超えると、pHセンサ11からの出力
は、第2の傾きより小さくなり収束してくる。そこで、
この収束を検出すると、マイコン12は、オイル交換が
必要である旨の警告を、表示部41に強調して表示させ
る。
【0047】上記のように、検出装置1は、pHセンサ
11からの出力特性に基づいて、オイルの寿命点到達を
検出するので、より正確に寿命点到達を検出できる。ま
た、寿命の略半分に達したことや寿命を超えたことを検
出できる。また、リーク等によりpHセンサ11の出力
が上がらない場合においても、寿命を超えたことを検出
できる。そして、警告装置7は、検出装置1で検出した
オイルの劣化について警告を行うので、この警告を受け
た車両の利用者は、オイル交換を行う等、警告に応じた
対応を取ることができる。
【0048】なお、警告方法は、文字表示でもよいし、
ランプを点灯することにより表示してもよい。また、メ
ータ4の表示部41ではなく、図1に示すように、モニ
ター5を検出装置1に接続して設け、モニター5に表示
させてもよい。この場合は、モニター5が警告手段とし
て機能する。また、音声出力装置を検出装置1に接続し
て設け、文字表示やランプの点灯と共に、音声で警告す
ることとしてもよい。この場合は、音声出力装置も警告
手段として機能する。
【0049】また、図2中部分Aにおいては、マイコン
12が、エンジンの回転数を積算し、これに油温の高低
によるオイル劣化を加味することにより、間接的にオイ
ルの劣化を検出し警告することとしてもよい。さらに、
この間接検出によって、オイル寿命に至る走行可能残存
距離を算出し表示することとしてもよい。そうすれば、
第2の傾きに変化する前においても、車両の利用者は、
オイルの劣化について警告を受けることができる。
【0050】次に、本発明の第2実施形態を図面に基づ
いて説明する。ここで、第1実施形態はpHセンサ11
の出力の変化率の変化を、近似線の傾きの変化により捉
えたが、第2実施形態は、ベクトルの傾き(換言すれ
ば、ベクトルと横軸の正方向とのなす角)の変化により
捉えることとする。これは、近似線を用いた場合、近似
線は一定間隔毎のデータで演算されるが、近似線を正確
に求めるにはそれらの一定間隔毎のデータをすべてメモ
リに保存しなければならず、大容量のメモリが必要とな
って、コストの上昇を招く虞があるからである。ここ
で、pHセンサの出力の変化率とは、単位走行距離また
は単位走行時間当たりのpHセンサの出力の変化量をい
う。なお、第2実施形態のハードウェア的な構成は第1
実施形態と同様であるので、以下、同一の符号を用いて
説明する。
【0051】第2実施形態においては、pHセンサ11
として、電極材料に酸化処理したステンレス鋼SUS3
04と亜鉛を使用したものを用いる。
【0052】ここで、図3の点Aをエンジンオイル全量
交換点とする。また、オイル劣化が始まりセンサ出力が
増加を始めたところを点Bとする。そして点Bを決定
後、検出装置1は、一定の走行距離s(例えば、500
km)毎に、点Bを始点とし、現時点の走行距離とpH
センサの出力とを座標とする点を終点とするベクトルの
傾きを演算し、記憶する。なお、検出装置1は、現時点
を遡った所定間隔の走行距離内における一定の走行距離
s毎のベクトルの傾きのデータのみメモリに残すことと
し、それ以前のベクトルの傾きのデータは削除する。こ
れにより、常に所定の走行距離内のデータのみ保持する
こととなるので、メモリの量を抑制できる。なお、点C
における走行距離及びセンサ出力を、それぞれx、V
とする。
【0053】そして、検出装置1はベクトルの傾きの変
化を調べる。すると、図3の点Bから点Cに至るまで
は、センサ出力は比較的小さい略一定の変化率(これを
第1の変化率とする。)で変化することから、図3のk
1に示すようにベクトルの傾きは略一定である。そし
て、点Cを過ぎると、センサ出力は第1の変化率より大
きい変化率(これを第2の変化率とする。)で急激に変
化するようになるので、図3のk2、k3に示すように
ベクトルの傾きは増大する。その後、点Dを過ぎると、
センサ出力は第2の変化率より小さい変化率(これを第
3の変化率とする。)で変化するようになるので、ベク
トルの傾きは図3のk4に示すように減少する。かかる
センサ出力の変化率の変化は、電極材料の組み合わせが
酸化SUSと亜鉛であることと、オイルの劣化度の進行
具合に起因すると推定される。装置1は、ベクトルの傾
きが増大する状態から減少する状態になったことを検知
すると、オイルが寿命に達したと判定し警告を出す。な
お、オイルが寿命に達したとは、オイルが寿命を超えて
いる場合も含む。
【0054】なお、pHセンサ11の出力は、点B以降
略収束するまでは略一貫して増加するので、ここで言う
変化率は増加率とも換言できる。すなわち、センサ出力
は、点B以降点Cまでは比較的小さい第1の増加率で増
加し、点C以降点Dまでは第1の増加率よりも大きい第
2の増加率で急激に増加し、点D以降は第2の増加率よ
りも小さい第3の増加率で増加し、やがては収束に向か
う。これに伴って、点Bを始点とし、点(現時点の走行
距離、現時点のセンサ出力)を終点とするベクトルの傾
きも、略一定の状態から増大する状態へ、増大する状態
から減少する状態へと変化する。
【0055】図4は、実際にある条件で車両を走行させ
たときの走行距離とセンサ出力の関係を示した図であ
り、図5は、図4のデータをもとに上記のようにベクト
ルの傾きを演算し、その変化を示した図である。図5か
ら、点Eから点Cまではベクトルの傾きは略一定乃至は
減少する状態であり、点Cから点Dまではベクトルの傾
きが増大する状態であり、点Dを過ぎると略一定乃至は
減少する状態となることがわかる。そこで、検出装置1
は、点Dを過ぎた点Gにおいてオイル交換警報を発す
る。なお、図5では、演算したベクトルの傾き全部を示
しているが、実際には検出装置1は、上述したように現
時点を遡った所定間隔の走行距離内のベクトルの傾きの
変化を調べて、オイル寿命を判定する。
【0056】第2実施形態によれば、センサ出力の絶対
値を用いずに寿命判定を行うので、センサ毎のばらつき
を吸収することができ、事前調整工程が不要となる。す
なわち、同じ電極材料を用いた同じ構成のセンサであっ
ても、個々のセンサの出来具合により、例えば図3の実
線L1に示すような出力経過をとったり、破線L2に示
すような出力経過をとったりすることがある。したがっ
て、実線L1に示す経過をとると仮定して絶対値(例え
ば点Dに対応する出力値)を用いて寿命判定を行うと、
破線L2に示すような出力経過をとった場合には、まだ
寿命に達してないにもかかわらず、寿命と判定してしま
うこととなり、誤判定が生じる。そして、そのような誤
判定を防ぐためには、個々のセンサの出来具合に応じて
補正を行う等の事前調整工程が必要となってしまう。第
2実施形態では、センサ出力の絶対値を用いず、ベクト
ルの傾きが前より増えたか減ったかという相対的な変化
を検知して寿命を判定するので、センサ毎の出来具合に
よらず、精度良く寿命を判定することができ、センサ出
力の絶対値が異なったセンサにおいても、同じロジック
回路で処理できることとなる。
【0057】また、オイルの種類が異なるとセンサ出力
の絶対値は異なるが、センサ出力の変化率が小さい状態
から大きい状態となり再び小さい状態となるという、セ
ンサ出力の変化率の変化の傾向は変わらない。検出装置
1では、センサ出力の変化率の変化を捉えてオイルの劣
化を判定するので、オイルの種類が異なっても、精度良
く判定を行うことができる。
【0058】また、第2実施形態では近似線を用いる場
合よりも、メモリの量を抑制でき、コストアップを抑制
することができる。
【0059】なお、第2実施形態では酸化SUSと亜鉛
とを電極材料に用いたが、この組み合わせに限らないこ
とは勿論である。
【0060】また、上記所定走行距離Sやsの値につい
てもそれぞれ変更可能であり、また、走行距離ではなく
走行時間に対するセンサ出力の変化率の変化を捉えて、
オイルの劣化を判定するように構成してもよい。すなわ
ち、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、構成は変更可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成図である。
【図2】pHセンサの出力特性を示す図である。
【図3】走行距離に対するpHセンサの出力の変化とベ
クトルとを示した図である。
【図4】走行距離に対するpHセンサの出力を示す図で
ある。
【図5】図4のpHセンサの出力に対応するベクトルの
傾きの変化を示す図である。
【符号の説明】
1…オイル劣化検出装置 3…オイルパン 4…メータ(警告手段) 5…モニター(警告手段) 7…オイル劣化警告装置 11…pHセンサ 12…マイコン(判定手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルの酸性、塩基性度に応じた出力を
    するpHセンサを用いて車両用オイルの酸性、塩基性度
    を測定し、 車両の走行距離または走行時間の増大に伴う前記pHセ
    ンサの出力の変化率の変化を捉え、前記pHセンサの出
    力が、第1の変化率で変化する状態から、前記第1の変
    化率より大きい第2の変化率で変化する状態となり、前
    記第2の変化率で変化する状態から、前記第2の変化率
    より小さい第3の変化率で変化する状態となったことを
    検出し、前記第3の変化率で変化する状態となったとき
    に前記車両用オイルが寿命に達したと判定することを特
    徴とするオイル劣化検出方法。
  2. 【請求項2】 前記変化率の変化を捉えるために、車両
    の走行距離に対する前記pHセンサの出力を近似した近
    似線を用い、 前記近似線の傾きが、走行距離が増大するにつれて、第
    1の傾きから、前記第1の傾きより大きい第2の傾きに
    変化し、前記第2の傾きから、前記第2の傾きより小さ
    い第3の傾きに変化することに基づいて、前記車両用オ
    イルの劣化を検出することを特徴とする請求項1記載の
    オイル劣化検出方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の傾きの近似線と前記第3の傾
    きの近似線との間に存在する閾値によって、前記車両用
    オイルの寿命点到達を検出することを特徴とする請求項
    2記載のオイル劣化検出方法。
  4. 【請求項4】 前記近似線の傾きが前記第2の傾きにな
    ったときに、前記車両用オイルが寿命の略半分に達した
    と判定することを特徴とする請求項2又は3記載のオイ
    ル劣化検出方法。
  5. 【請求項5】 前記近似線の傾きが前記第3の傾きにな
    ったときに、前記車両用オイルが寿命を超えていると判
    定することを特徴とする請求項2、3、又は、4のいず
    れかに記載のオイル劣化検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項2、3、4、又は、5のいずれか
    に記載のオイル劣化検出方法により前記車両用オイルの
    劣化を検出し、検出した前記車両用オイルの劣化につい
    て、車両の利用者に知らせるための警告を行うことを特
    徴とするオイル劣化警告方法。
  7. 【請求項7】 車両のオイルパンに設けられ、車両用オ
    イルの酸性、塩基性度に応じた出力をするpHセンサ
    と、 前記pHセンサに接続され、前記pHセンサからの出力
    と、入力された走行距離と、に基づいて前記車両用オイ
    ルの劣化について判定する判定手段と、 を備え、 前記判定手段が、車両の走行距離に対する前記pHセン
    サの出力を近似した近似線の傾きが、走行距離が増大す
    るにつれて、第1の傾きから、前記第1の傾きより大き
    い第2の傾きに変化し、前記第2の傾きから、前記第2
    の傾きより小さい第3の傾きに変化することに基づい
    て、前記車両用オイルの劣化を検出することを特徴とす
    るオイル劣化検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の傾きの近似線と前記第3の傾
    きの近似線との間に存在する閾値によって、前記車両用
    オイルの寿命点到達を検出することを特徴とする請求項
    7記載のオイル劣化検出装置。
  9. 【請求項9】 前記判定手段が、前記pHセンサからの
    出力に基づいて、前記近似線の傾きが前記第2の傾きに
    なったことを検出し、前記近似線の傾きが前記第2の傾
    きになったときに、前記車両用オイルが寿命の略半分に
    達したと判定することを特徴とする請求項7又は8記載
    のオイル劣化検出装置。
  10. 【請求項10】 前記判定手段が、前記pHセンサから
    の出力に基づいて、前記近似線の傾きが前記第3の傾き
    になったことを検出し、前記近似線の傾きが前記第3の
    傾きになったときに、前記車両用オイルが寿命を超えて
    いると判定することを特徴とする請求項7、8、又は、
    9のいずれかに記載のオイル劣化検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項7、8、9、又は、10のいず
    れかに記載のオイル劣化検出装置と、前記オイル劣化検
    出装置に接続され、検出された前記車両用オイルの劣化
    について、車両の利用者に知らせるための警告を行う警
    告手段と、を備えることを特徴とするオイル劣化警告装
    置。
  12. 【請求項12】 前記変化率の変化を捉えるために、走
    行距離または走行時間を横軸とし、pHセンサの出力を
    前記横軸に垂直な縦軸とした平面を想定して、ある走行
    距離または走行時間xと、xに対する前記pHセン
    サの出力Vとを座標とする点を始点とし、xより大
    きい走行距離または走行時間xと、xに対する前記
    pHセンサの出力Vとを座標とする点を終点とする前
    記平面上のベクトルを用い、 前記ベクトルの傾きが、走行距離または走行時間が増大
    するにつれて、略一定または減少する状態から増大する
    状態となり、前記増大する状態から略一定または減少す
    る状態となることに基づいて、前記車両用オイルの劣化
    を検出することを特徴とする請求項1記載のオイル劣化
    検出方法。
  13. 【請求項13】 前記pHセンサとして、前記車両用オ
    イルの全量交換時から所定の走行距離または走行時間S
    内では、走行距離または走行時間が増大するにつれて、
    初めのうちは出力が減少し、その後は出力が増加するも
    のを用い、 前記車両用オイルの全量交換時から所定の走行距離また
    は走行時間S内で前記pHセンサの出力が最小であった
    点を、前記始点とすることを特徴とする請求項12記載
    のオイル劣化検出方法。
  14. 【請求項14】 現時点を遡った所定間隔の走行距離ま
    たは走行時間内における、一定の走行距離または走行時
    間毎の前記ベクトルの傾きの変化に基づいて、前記車両
    用オイルの劣化を検出することを特徴とする請求項12
    又は13記載のオイル劣化検出方法。
  15. 【請求項15】 オイルの酸性、塩基性度に応じた出力
    をするpHセンサを用いて車両用オイルの酸性、塩基性
    度を測定し、 走行距離または走行時間を一方の軸とし、前記pHセン
    サの出力を前記一方の軸に垂直な他方の軸とした平面を
    想定して、ある走行距離または走行時間xと、x
    対する前記pHセンサの出力Vとを座標とする点を始
    点とし、xより大きい走行距離または走行時間x
    と、xに対する前記pHセンサの出力V とを座標
    とする点を終点とする前記平面上のベクトルを用い、前
    記ベクトルの傾きが走行距離または走行時間が増大する
    につれて変化することに基づいて、前記pHセンサの出
    力の変化率の変化を捉え、前記車両用オイルの劣化を検
    出することを特徴とするオイル劣化検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009036106A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Denso Corp エンジンオイルの劣化判定方法およびその劣化判定装置
JP2009244006A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dkk Toa Corp イオン濃度の変化量を示す測定装置
JP2011231725A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 潤滑油の診断方法及び潤滑油診断装置を備えたエンジンシステム

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