JP2003328347A - 凹状地形の止水工法 - Google Patents

凹状地形の止水工法

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JP2003328347A
JP2003328347A JP2002141516A JP2002141516A JP2003328347A JP 2003328347 A JP2003328347 A JP 2003328347A JP 2002141516 A JP2002141516 A JP 2002141516A JP 2002141516 A JP2002141516 A JP 2002141516A JP 2003328347 A JP2003328347 A JP 2003328347A
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terrain
flexible injection
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JP2002141516A
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Shunsuke Shimada
俊介 島田
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Kyokado Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kyokado Engineering Co Ltd
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 地盤に開削等により形成された凹状地形部に
開削土壌を埋め戻ししても、該埋め戻し土壌の透水性が
多きいがために、地下水や降水等が構造物に侵入したり
することがなく、又、汚水が地下水を汚染する等の虞が
ないようにする。 【解決手段】 地盤1に開削等により凹状地形2を形成
し、構造物4を構築し、カバーする様に止水シート5を
覆い、所定ピッチで注入プラント7から所定のゲルタイ
ムのグラウトを該可撓性注入管6の注入口6´ から構
造物と止水シート5との境界部に注入して止水膜を形成
し、立体的にリーク等を防止し、構造物の機能の維持を
図り、又、構造物の寿命の経年的な保持を図るようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】開示技術は、所定の地盤に自然形状に倣っ
たり、地山の開削やトレンチ開削や削孔等によって形成
した地盤の凹状地形部に対して埋め戻しを行うに際して
埋め戻し材の埋め戻し土の強度を所定に保持し、且つ、
透水性を抑制し得るグラウト等を所定に注入して該凹状
地形部に形成したビルの地下室や暗渠や開渠や貯水池や
河川の誘導水の溜池や廃水や廃棄物処理場等の構造物の
保形性を充分に保ちつつ、該構造物が有する所定の機能
を常に維持することが出来るようにした技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、地盤1の地表より図11に
示す様に、当該地盤1の内部に開削2を行って凹状地形
の根切り部3を形成し、凹状地形部の根切り部3に当該
図11に示す様に、ビル4やその地下室4を、又、図1
2に示す様に、トンネルや上水道や下水道等の暗渠や開
渠等の構造物4´ を構築したり、該凹状地形部3を覆
うようにした所望の機能を果たすような施工方法が多く
採られている。
【0003】而して、当該一般の態様において、当該図
12に示す様に、地盤1に凹状地形部3を開削等を介し
て形成した根切り部3に対し当該凹状地形2を形成する
際の掘削土壌を当該凹状地形部3の形成の後は該凹状地
形部3に対し、埋め戻し材として図11,12に示す様
に埋め戻し3´ する態様が多く採られているが、当該
開削2による排出土壌3´ は埋め戻し材として強度は
充分ではあるものの、その透水性が大きく、したがっ
て、当該構造物4,4´ は構築条件等により、又、そ
の度重なる埋め戻し材としての埋め戻し土壌3´ の荷
重の印加により構造物4,4´ のズレ部分やクラック
発生や継目部分等の間隙、又、カバー状に被覆する止水
シート5の埋め戻し土の度重なる積載荷重による亀裂発
生が大きく生ずることが避けられず、したがって、埋め
戻し土壌3´ の大きな透水性により地下水や雨水等の
該構築物4,4´ への侵入が避けられず、したがっ
て、当該構造物4,4´ の所定の機能が常に維持出来
ず、又、侵入した水分のリークにより近辺の住人の健康
さえも危なくなるという不具合が避けられない。
【0004】而して、当該根切り部3に於ける構造物
4,4´ の構築後は当該水分のリークによる機能にダ
メージが生ずるのに対し、構造物4,4´ の部分に対
し、地盤1を掘削して再度埋め戻し材の埋め戻し土3´
の埋め戻し施工を行ったり、構造物4,4´ の修復工
事等を行うようにもしているが、当該施工の工数が多く
なり、したがって、工事が煩瑣であり、作業性が悪く、
結果的に工期を長くなり、コスト高になり、経済的に見
合わないというデメリットがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そして、クラック部等
からの浸水により埋め戻し土3´ の中へ地下水や降水
のリークにより汚水が生ずるという不都合さもなくな
り、又、それにより公害問題が生ずるというネックも生
じない。
【0006】これに対処するに、当該図12に示す様
に、シート状のビニールシート5等を当該リークにより
構造物4,4´ の破損した部分をカバーするべく当該
ビニールシート5により覆ってリーク発生を避けるよう
な原始的な手法が採られてはいる。
【0007】しかしながら、当該止水機能を有するビニ
ールシート5等のカバーを構造物4,4´ に対し、該
構造物4,4´ を覆うような手段を講じても、開削に
よる埋め戻し材としての埋め戻し土壌3´ を埋め戻し
する際の反復する積載荷重の印加等により当該ビニール
シート5自体に亀裂が生じ当該亀裂等を介して、水分の
リークの発生が防げず、再び水洩れや浸水が生じて当該
構造物4,4´ の機能を保ちえないという不具合と共
に汚水発生の公害問題が生ずる不具合があった。
【0008】そして、かかる、凹状地形部3を覆う形状
としたり、根切り部3に構築する構造物4,4´ はビ
ルの地下室等の固定的な構造物ばかりでなく、トンネル
や上水道や下水道等の暗渠や開渠等の構造物4´ にあ
ってもかかるクラック等による水分のリークは当該上水
道や下水道等の暗渠や開渠4´ の機能が保てず、寿命
が短くなるという不都合があった。
【0009】又、当該構築物は図12に示す様な上水道
や下水道等の暗渠や開渠4´ ばかりでなく、図13に
示す様に、近時はゴミ処分場や廃棄物処理場等の広大な
構造物4´´や貯水池や溜め池や河川の誘導水の溜め池
等の水の水利施設等の構築物4´´においても、当該低
い透水性による機能が保ち得ない不都合さや地下水汚染
の公害問題発生が同様であり、又、図14に示す様に、
砂防堤や砂防ダム等の災害対処手段としての構造物4´
´´ に於いても、同様にリークの発生や公害水発生の
問題があった。
【0010】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく上述地盤1の表面上や表面から当該地盤1の内部
に形成した凹状地形部3に於ける埋め戻し材としての土
3´を介しての大きい透水性の問題点を解決すべき技術
的課題とし、強度が充分でありながら、併せて透水性の
低さも充分であるようにし、凹状地形部に構築した構造
物4,4´ ,4´´,4´´´ をカバーする止水シー
ト5を介しての水分の当該構造物4,4´ ,4´´,
4´´´ に対するリークや浸水が無いようにし、当該
凹状地形部3に構築した構造物4,4´ ,4´´,4
´´´ の機能が経時的に何等変わることはないように
して、建設産業に於ける止水技術利用分野に益する優れ
た凹状地形の止水工法を提供せんとするものである。
【0011】
【発明が解決しようとする手段】上述目的に沿い先述特
許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前
述課題を解決するために、地盤の凹状地形部に埋め戻し
材を埋設するに、該凹状地形部に可撓性注入管を設置し
て後、該可撓性注入管の上に埋め戻し材を埋め戻し、そ
の後該可撓性注入管を通してグラウト材を注入すること
を一つの基幹とし、而してその際上記凹状地形部は、開
削や掘削によって地盤中に形成されるようにし、又、上
記凹状地形部には、建造物が構築され、又、上記埋め戻
し材は礫,ブロック,固結材を含有するようにし、そし
て又、上記凹状地形は、地表の地形の自然地形を利用す
るようにし、そして、上記凹状地形部は、削孔又は、ト
レンチ溝形成用開削によるようにし、加えて、凹状地形
部の上面に止水シートを設け、該止水シートの裏面、又
は、表面に可撓性注入管を設置し、該可撓性注入管の上
に埋め戻し領域又は、貯留池,又は河川等の誘導水や廃
水の溜め池や産業廃棄物処分場にするようにすることを
他の基幹とし、更に又、上記埋め戻し材は、土砂,礫,
ブロック,固結材を用いて埋め戻し用土にするようにも
し、又更に、上記地盤を掘削して成る凹状地形部に構造
物を構築し、上記掘削で生じた埋め戻し材としての埋め
戻し土を凹状地形部に埋め戻しするに際し、上記構造物
の周辺に可撓性注入管を設置して後、該埋め戻し材とし
ての埋め戻し土を埋め戻し、その後可撓性注入管にグラ
ウトを注入し、該構造物の周辺を止水するようにするこ
とを別の基幹とし、更に又、上記埋め戻し材を埋め戻し
土として埋め戻しするに際して、構造物の構築前、又
は、構築後に該構造物の周辺に止水シートを配設し、該
止水シートの裏面又は、表面に可撓性注入管を設置して
後、該埋め戻し材の埋め戻し土を埋め戻しするようにす
ることを更に別の基幹とし、更に、上記構造物が凹状地
形部を覆うような構造であって、該構造物の表面に倣っ
て可撓性注入管を被覆して、後にグラウトを注入するよ
うにもし、而して、上記構造物がその被覆層と凹状地形
部との間に止水シートを設ける態様であって、上記構造
物を設置した後止水シートで構造物をカバー状に被覆
し、該止水シートの裏面、又は、表面に可撓性注入管を
設置し、グラウトを注入するようにすることを更に他の
基幹とし、その際、凹状地形部に止水シートを設けた貯
留池か溜池のいずれかであって、該止水シートの裏面に
可撓性注入管を設けるようにし、又、上記可撓性注入管
を凹状地形内に相互に独立した複数セットにされるよう
にし、又、上記埋め戻し時に上記凹状地形部形成の際に
排土した土壌をも用いるようにするようにもし、而し
て、上記埋め戻しに際して用いる土壌に固結材を混入し
て用いるようにもし、或いは、礫,ブロック等を加え
て、而して、上記可撓性注入管より構造物との境界面に
グラウトを注入するに際し複数の可撓請求項注入管に同
時にグラウトを送給するようにもした技術的手段を講じ
たものである。
【0012】
【作用】而して、上述構成において、地盤の表面から該
地盤の表面上にその地形に倣って、又は、当該地盤の内
部に開削や掘削等により形成された凹状地形部に所定の
構造物を構築し、該構造物の所定の機能が常に経時的に
維持されるようにするに、該凹状地形形成のために排出
した開削土壌を凹状地形内に埋め戻しするに際し、当該
凹状地形の表面、又は、構造物の表面に止水シートをカ
バーするようにし、その際、該止水シートを構造物にカ
バーする前後のいづれかにおいて、可撓性注入管をその
注入口が構造物と止水シートの境界部に臨まされるよう
に止水シートの表側、又は、裏側に該止水シートの裏面
と構造物の境界部にセットするようにし、而して、各可
撓性注入管に対し、独立的に、或いは、全て同時に所定
のゲルタイムのグラウト等を送給して構造物と止水シー
トの境界部に固化膜の止水膜を形成させ、それによって
該構造物は止水され、充分な強度と低い透水性を所定に
充分に有したグラウトにカバーされて所定の機能を充分
に維持することが出来るようにするものであり、而し
て、その施工も極めて、簡便であり、経済的にも安くつ
き充分に見合うようにしたものである。
【0013】
【発明が実施しようとする形態】次にこの出願の発明の
実施しようとする形態を実施例の態様として図1〜図1
0の図面を参照して説明すれば以下の通りである。
【0014】尚、図11以下の図面と同一態様部分は同
一符号を用いて説明するものとする。
【0015】而して、当該図示実施形態の態様は所定の
地盤1の表面を開削乃至掘削して凹状地形2を形成し、
該凹状地形の根切り部3にビルの地下構造物4や暗渠や
開渠等の構造物4´ を構築したり、廃棄物処理場や砂
防堤を構築する場合の該構造物4,4´ に対する地下
水や降水等の水分のリークや侵入を防止し、その機能を
充分に保持することが出来るようにした態様であり、図
1〜図6の実施形態の態様は原理態様であり、
【0016】図1に示す様に所定の地盤1の表面から内
部に所定の開削により凹状地形2を形成し該凹状地形2
の根切り部3に図2に示す様に、ビル4やその地下室を
形成し該構造物4を全面的にカバーして被覆するように
ビニールシート等の止水シート5をカバーし、更に、該
構造物4と止水シート5との境界部を覆うように走行状
態にカバーするように所定の可撓性注入管6をポンププ
ラント7に接続し、その上部に凹状地形2形成時の開削
時に排土した土壌3´ に対しソイルセメント等の固化
材や砂利や礫や土砂やブロックを混入した状態で埋め戻
し3´ を行って所定のタイミングで所定のゲルタイム
のグラウトをポンププラント7から送給して該可撓性注
入管6の注入口6´ から注入して構造物4,4´ を覆
う様に固化膜を形成し該構造物4,4´ の継目やその
挙動によるクラック発生等により地下水や降水等のリー
クが避けられ該構造物4,4´ の機能維持とその寿命
の保持が図れるようにした原理的形態の態様であり、
又、特開平7−300849号公報発明に開示されてい
るように多点注入を行うものである。
【0017】該多点注入を行うに際しては当該凹状地形
2を図3に示す様に、縦横のマトリックス状態の注入ゾ
ーン9に可撓性注入管6の各注入口6´ が在るように
し、各マトリックスタイプ状の立体可撓性注入管6に対
する所定のゲルタイムのグラウトの注入に際しては特開
平11−81296号公報発明に開示されている技術の
複重多連装ポンプ7を用いて図4に示す様に用いる態様
が良いものである。
【0018】又、可撓性注入管は図5,6に示す様に、
ビニールやゴム製の可撓性の注入管6の軸方向に所定ピ
ッチで注入口6´ を複数介設して設けたものを用いて
構造物4と止水シート5との境界部に該注入口6´ が
臨まされるように配置セットし、或いは、止水シート5
の表側に埋め戻し土壌3´ との境界部に、或いは、そ
の裏面側にあるように配置セットするようにしたり、或
いは、予め設計的に構造物4の設計時の態様にあって、
その継ぎ目やクラック発生部位等のリーク発生部位が分
かっている場合には当該部位に注入口6´ が臨まされ
るように配置セットするようにすることも出来る。
【0019】したがって、可撓性注入管6は構造物4,
4´ の外形の凹凸に倣って自在に走行セット出来るも
のである。
【0020】又、構造物4はトンネル等の暗渠や上水道
や下水道や協同溝等の開渠4´ 等の図22に示す様な
態様のもの4´ ばかりでなく、例えば、図13に示す
様に凹状地形3に設置するゴミ消却場や廃棄物処理場等
の構造物4´´や図14に示す様に凹状地形2に形成す
る砂防堤や砂防ダム4´´´ に対しても適用出来るも
のである。
【0021】そして、上述原理態様沿う具体的な実施例
について説明すれば以下の通りである。
【0022】当該凹状地形部3にビル等の地下室4´
等の従来技術同様に該凹状地形部3に構造物4を構築
し、そして、当該原理態様においては、該凹状地形2の
根切り部3内に構造物4,4´ ,4´´,4´´´ を
構築し、該凹状地形部3の形成に際して開削して除去し
た土壌の埋め戻し3´ に先だっての止水シートのビニ
ールシート5を当該構造物4´ をカバー状に被覆する
に先立って所定間隔で複数の注入口6´ を設けたビニ
ール製等の可撓性注入管6をポンププラント7に接続さ
せて当該図2に示す様に、当該構造物4の全表面を可撓
性注入管6の注入口6´ が臨まされる様に走行セット
し、その後、該凹状地形部の開削土壌を排除したものを
所定のソイルセメント等を混在させた状態で埋め戻し土
3´ し、そして、該開削土壌の埋め戻し土3´ には適
宜に礫,ブロック,ソイルセメント等の固化材を混入し
ても良い。後の所定タイミングの時期においてポンププ
ラント7から所定ゲルタイムのグラウトを圧送送給して
図2に示す様に、該可撓性注入管6の注入口6´ より
シートのビニールシート5と構造物4´ の境界面に注
入する。
【0023】尚、ビニールシート5は凹状地形2の上部
を覆うように張設することも可能である。
【0024】したがって、埋め戻しされた開削土壌3´
がビニールシート5を介して構造物4,4´ の全面を
覆っていても、当該境界部には注入された所定ゲルタイ
ムのグラウト膜が形成介装されていることにより該開削
土壌3´ が前述した如く、所定の強度を有してはいる
が、大きな透水性を有しても、降水や地下室4等がその
大きい透水性を介して構造物4,4´ に開削土壌3´
の埋め戻しに際して度重ねて印加される稼重によりその
躯体にクラックが生じ、該クラックやビニールシート5
に発生する亀裂を介して地下水や降水の侵入が避けら
れ、構造物4,4´ の初期の機能が維持され、又、そ
の機能が破壊されるようなことは起こらず、当該構造物
4,4´ の機能は充分に維持される。
【0025】又、当該図2に示す様に、可撓性注入管6
の構造物4,4´ の表面に止水シート5をカバーする
ようにしたうえで、止水シート5の表面側に可撓性注入
管6をセットするのに代えて、予め、該可撓性注入管6
の該止水シート5の裏面側にセットしてその注入口6´
をして全面的に該構造物4,4´ ,4´´,4´´´
と止水シート5の境界部に臨ませて注入されるグラウ
トが直接的に該構造物4,4´ ,4´´,4´´´ の
表面にカバー被覆されるようにすることも可能である。
【0026】そして、図4に示す様に、該可撓性注入管
6は可撓性の上に度重ねて印加される開削土壌の埋め戻
し土3´ によっての構造物4,4´ ,4´´,4´´
´の外形に屈曲性を有して自由性の故にセットすること
が出来るものである。
【0027】又、該可撓性注入管6の開削土壌の埋め戻
し3´ 前に構造物4´ ,4´´,4´´´ の全表面
をカバーして被覆するようにするに際し、配置セットさ
れる可撓性注入管6の態様は、例えば、特開平7−40
0849号公報発明に記載されている様な技術を用いて
セットする、又、図3に示す様に該凹状地形2の根切り
部3の立体的に分割した注入ゾーン9を有するマトリッ
クス状に形成し、各、分割ゾーン9に注入口6´ が存
在するようなマトリックス状のセットの立体態様も採用
可能である。
【0028】而して、図5,6に示す様に、ビニール製
等の可撓性注入管6の軸方向所定ピッチを介し注入口6
´ が在るような可撓性注入管6を用いるようにするこ
とは勿論のことである。
【0029】これによっって可撓性の注入管6は構造物
4,4´ ,4´´,4´´´ の表面に凹凸部があって
も確実に全表面に倣って走行セットが出来る。
【0030】又、ポンププラント7に於けるグラウトの
圧送は、例えば、特開平11−81296号公報発明に
されているような多連装重連ポンプ7を用いるようにす
ることも可能であるが、又、当該図3,4に示す様な一
種の多点注入を行う様な場合には特開平7−30084
9号公報発明に開示してあるような技術を用いることも
可能であり、又、この場合シングルポンプを用いるよう
にすることも可能であるが、当該シングルポンプは前記
特開平7−51296号公報発明に開示してある技術を
用いるようにすることが可能である。
【0031】そして上述実施形態の態様の凹状地形部の
根切り部3に於いて、構築する構造物4,4´ ,4´
´,4´´´ は暗渠や開渠4´ も勿論可能であるが、
これらの建造物の構造物に代えて前述ゴミ処理場や廃棄
物処理場4´´や溜め池や貯水池や河川の誘導水の溜め
池等の貯水池構造物に対しても、或いは、砂防堤や砂防
ダム4´´´ 等の構造物に対しても適用可能であるこ
とは勿論のことである。
【0032】そして、該構造物4,4´ ,4´´,4
´´´ の機能の耐久性を良好にし、該構造物4,4´
,4´,4´´´ の耐久性を経時的に良好に保つよう
にすることは勿論 のことである。
【0033】而して、可撓性注入管6を構造物4,4´
,4´´,4´´´ と止水シート5との境界部に臨ま
せる態様としては、予め、構造物の継ぎ目等やクラック
発生カバーが分かっている場合には先述マトリックスタ
イプに一体的にセットする可撓性注入管6の注入口6´
が当該発生部位に相当する部位に在るように凹状地形
部3内に配置セットするようにすることも勿論可能であ
る。
【0034】而して、当該マトリックス状に立体的に可
撓性注入管6を凹状地形部3内に構造物4,4´ ,4
´´,4´´´ の周囲に覆うようにセットするには前
述特開平7−300849号公報発明に記載してある多
点注入技術を用いるようにする等が可能である。
【0035】上述原理態様に沿う形態の具体的実施例の
態様を図7の以下の図面によって説明すれば以下の通り
である。
【0036】可撓性注入管6は図7の(イ),(ロ)に
示す様な構造にされており、所定の軟質合成樹脂製の芯
管6´´の外面にはゴム製の可撓性層6´´´ が所定
の図示しない締結バンドにより一体的に外挿されてお
り、そして、該ゴム製の外層に所定ピッチ毎に注入口6
´ が介設されており、芯管6´´内に設けられたゲル
タイムの図示しないグラウト送給通路に接続して該所定
ゲルタイムのグラウトを構造物4´ ,4´´,4´´
´ と構造物の外表面に覆うようにカバーされた止水シ
ート5との境界部に所定に注入して所定強度の固化膜の
止水膜を形成して構造物4,4´ ,4´´,4´´´
と埋め戻し土壌3´ の相互における地下水や降水等の
リークを防止するようにする。
【0037】而して、この場合、上記埋め戻し土壌3´
の内部にマトリックスタイプの立体的に配列セットし
た可撓性注入管部6,6…に対するグラウトの圧送供給
は実質同様に行われるようにするものである。
【0038】該可撓性注入管6は上述実施例の他に当該
図7の(イ),(ロ)に示す様に、結束管6´´を採用
も可能であり、この場合、中心となる芯管軟質合成樹脂
製の芯管6´´´ の外周面に同軸的にゴム製や軟質合
成樹脂性の可撓性管6の配管6´´´ を図示しない締
結バンド等によって一体的に形成したものを用いるよう
にする等も可能である。
【0039】そして、グラウトの可撓性注入管6のグラ
ウト供給通路8´´に対する連絡は図9に示す様に、グ
ラウト送給源7から通常使用のシングルタイプの圧送ポ
ンプを介し、凹状地形2の所定部位にヘッダー12を臨
まされた部位にセットするようにしても良い。
【0040】その場合、可撓性注入管6にはチェックバ
ルブ13を所定ピッチで介装するようにする。
【0041】当該態様に於いて、グラウトの送給通路で
ある可撓性注入管6の所定部位には電気抵抗値、或い
は、電気伝導度測定用のセンサー6´ を介装してグラ
ウトのリーク検知装置10に電気的に接続し、該グラウ
トの所定の注入が成されたかどうかを検知し、或いは、
可撓性注入管6に埋め戻し土壌3´ から地下水や降水
が侵入するのを検知するようにしても良い。
【0042】図8,9に示す様に、複数の各可撓性注入
管6に対するグラウトの圧送供給はプラント7からのグ
ラウトを伝導モータにより作動されるヘッダー12を介
し、チェックバルブ13を有する可撓性注入管6に分配
圧送供給するようにしても良い。
【0043】次に可撓性注入管6が前述したマトリック
スタイプの立体的に凹状地形部3の埋め戻し土3´ 内
に配列セットした様なタイプに於いてグラウトを各々圧
送送給注入するに際して用いる圧送装置には前述特開平
11−81296号公報発明に開示してあるプラント技
術を用いるようにするものであり、
【0044】図示しない実施例の態様において、地盤1
への超多点注入装置であって、ポンププラントの多連装
重連ポンプを成すことが可能なものであり、そのユニッ
トポンプは、例えば、カム駆動方式の50連装の態様で
あるが、図示しない態様においては、都合上3連装の重
連タイプの態様がある。
【0045】そして、各ユニットポンプにおいては、図
示しないインバータモータ等の駆動源に連結されている
回転シャフトにキーにより、この出願の発明の多連装重
連ポンプの重要な構成要素を成す所定形状のカムが一体
的に連結されており、該カムによるカム駆動方式の態様
にされている。
【0046】而して、多連装重連ポンプのベースに一体
的に設けられた支持ブラケットにはグラウト等の改良材
の吸引口と吐出口を有するシリンダーがスライド自在に
設けられており、該ベースに一体的に設けられた支持ブ
ラケットに対しては該シリンダーの進退調整装置しての
スクリュウネジが調整ナットを基端部に有して該支持ブ
ラッケットに対し進退動調整自在に設けられており、該
シリンダー内にはピストンがサクションバルブとしての
自動開閉バルブを設けられており、該ピストンの軸方向
に穿設された吸引吐出するグラウトの前後の吐出室,排
出室に対する吸排孔に対して該ピストンの進退動に応じ
て自動開閉して該シリンダーの加圧室にする改良材のグ
ラウトの自動供給を行うようにされている。
【0047】而して、該ピストンに一体的に連結されて
前延されているピストンロッドの先端には一体的にブラ
ケットが固設されて上記カムに当接して転動するカムフ
ォロワータペットを枢支している。
【0048】而して、該ブラケットには支持機構として
のスライドガイドのケースが一体的に設けられ、その内
部には図示しない多数のスライドベアリングが設けられ
てベースに固設された支持ブラケットに一体的に設けら
れたスライドバーにスライド自在に設けられてカムの回
転による斜め方向の分力を介してのピストンロッドの上
下の揺動や変形や撓みが防止されてスムーズなピストン
の進退動がなされてグラウトの吸排がスムーズに行われ
るようにされている。
【0049】而して、各ユニットポンプのカムによる稼
動に際しては進退調整装置としてのスクリュウネジをそ
の調整ナットを回転させることによりシリンダーが進退
動し、該シリンダーとカムフォロワータペットの取り付
けブラケットとの間に介装している弾圧スプリングを介
しユニットポンプのストロークが調整されてカムのカム
フォロワータペットに対する当接,非当接を選択自在に
し、且つ、その進退動ストロークを調整自在にされてい
る。
【0050】かかるシリンダーの進退自在の点はこの出
願の発明の多連装重連ポンプの重要なメカニズムの1つ
である。
【0051】そして、シリンダーの吐出口は前述態様の
如く通路、及び、ヘッダーを介して各改良材の輸送通路
に接続されており(設計によっては圧力ポットを介在さ
せ)該改良材のゲルタイムを調整するに際しては、カム
の前後のカム面に一対のユニットポンプを配設し、改良
材のグラウトのゲルタイムを調整するA剤とB剤を適宜
に調整したグラウトを吸排口を介して改良材輸送通路を
通り、注出口6´ から当該地盤1の所定凹状形状部3
に対してグラウトを噴出注入することが出来るようにさ
れている。
【0052】そして、多連装重連ポンプの各ユニットポ
ンプにおける各カムのカム面の加圧面と吸引面の形状を
適宜に選択設計することにより加圧時間を長く、排出時
間を短く、或いは、逆にして改良材輸送通路を介しての
注出口からの注出圧を急速,中速,低速に適宜に調整す
ることが出来るようにされており、当該実施例において
は少量のグラウトの低速噴出がなされるようにされてい
る。
【0053】したがって、該カムはこの出願の発におけ
るの該多点注入装置の多連装重連ポンプの重要な構成部
分を成してる。
【0054】そして、1本の回転シャフトには5連装以
上の多連装重連のユニットポンプが連装されているため
に(前述した如く50連装以上の数10連装でも可能で
ある)、共鳴や振動が起こる虞があり、カムの回転分力
によるカムフォロワータペットを介してピストンロッド
に対する曲げ応力や揺動等が経時的に付加される虞があ
るために、支持機構としてのスライドベアリングを介し
てのシリンダーのスライドガイドにより支持スライドが
なされることから、かかる上下方向の揺動や共鳴や振動
による経時的な歪みは防止され、スムーズな改良材のグ
ラウトの凹状形状部3中への注出が保証されるようにさ
れている。
【0055】而して、かかる支持機構も又この出願の発
明の多連装重連ポンプの重要なメカニズムの一部であ
る。
【0056】而して、注入装置の設置態様においては、
多連装重連ポンプが設置する充分な広さを有する領域に
設置されるに適した横設タイプの態様であり、当該設置
エリアの面積が狭い場合に、搬入,搬出が容易であるよ
うなユニットプラントとしての縦型の多連装重連の多点
注入装置の態様であり、ベースのフレームの下側にキャ
スターローラーを設ける態様であり、又、クラッチバー
を介装した態様も採用可能であり、而して該クラッチバ
ーもこの出願の発明における多連装重連ポンプ特有のメ
カニズムである。
【0057】而して、可撓性注入管6によるグラウトの
注入が設計通りに行われて構造物4,4´ ,4´´,
4´´´ と止水シート5との境界部に止水膜が形成さ
れていない場合には該再注入を行わねばならないが、当
該再注入を行う場合には前述図9に示した如く、予め可
撓性注入管6にチェックバルブ13が配設されているこ
とにより可撓性注入管6に高圧力水を送給して可撓性注
入管6を通り送給出来る場合には固化膜の形成が充分で
なく、設計通りに該固化膜層が形成されていないことを
知り、可撓性注入管6に細い針金等を送給して高圧力水
と共に可撓性注入管6内に残存しているグラウトの残余
分を排除し、再びグラウトの注入送給を行って止水膜形
成するようにする。
【0058】この様に可撓性注入管6の適宜ピッチを介
して図9に示す様に電極(センサー)を6´ ,6´ …
を所定数配設して適宜の検出装置10に電気的に接続
し、構造物構造物4,4´ ,4´´,4´´´ から地
下水や汚染水や降水のリーク分が発生し、止水膜が形成
されないが故に浸水があった場合には、当該センサー9
´ ,9´ により電気抵抗比、又は、電気伝導度の変化
が検出装置10´ により検出され、チェック出来る様
にされ、ている。
【0059】当該凹状地形2の根切り部3に於ける埋め
戻し土壌3´ の透水性が充分に実用に絶えるだけの低
いものであるような場合であるかどうかを検知する。
【0060】そして、当該浸水が検出される場合には止
水膜が完全に形成されていないことを知り、適宜の経時
なタイミングでグラウトの再注入を行うようにして当該
経時的なタイミングは経時的に複数回行っても良く、当
該チェックにより止水シート5の止水膜の構造物4,4
´ ,4´´,4´´´ の内面に対する固化膜の形成が
行え、該構造物4,4´ ,4´´,4´´´ の初期設
計通りの完全な機能保持が図ることが出来る。
【0061】尚、この出願の発明の実施態様は上述各実
施例に限るものでないことは勿論であり、対象とする構
造物はビルやその地下室やゴミ焼却場やゴミ処分場に限
らず地表の形状に倣ったりして構築したり、溜め池や貯
水池等、或いは、河川からの誘水、或いは、砂防堤、或
いは、砂防ダムにも適用出来、或いは、削孔、又は、ト
レンチ形成される凹状地形の内部に膜体等の構造物4を
構築し、その除去した開削土壌3´ にソイルセメント
やベントナイト等の可塑性材料を固化材として礫や砂利
や土砂、或いはブロックやソイルセメントの固化材等と
共に埋め戻し材料として用いるようにする等の工事にも
適用出来るものである。
【0062】この場合、形成した削孔やトレンチ等の凹
状地形に構造物4に沿う形に可撓性注入管6を配列セッ
トするようにしたりする等が可能である。
【0063】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に地盤の表面に倣う形状に形成したり、或いは、開削等
により表面から内部に所定に形成された根切り等の凹状
地形2に構造物を所定に形成し、該凹状地形の形成の為
に排除した埋め戻し材3´ として、開削した土壌を所
定の固化剤や礫や土砂,ブロック,セメントミルク等を
混入して埋め戻しするに際し、埋め戻し土壌が所定の強
度を有しながらも透水性が大きいがために、覆土内に形
成される構造物の継ぎ目の破壊やクラック発生等により
地下水や雨水等がリークしたり逆に汚水が侵出して地下
水汚染等が生ずる虞が当該凹状地形土壌内に埋め戻しの
工事の前後いずれかに於いて可撓性注入管をセットし、
所定タイミングの時期によって所定ゲルタイムのグラウ
トを該可撓性注入管内に圧送することによりその注入に
よって構造物と止水シートとの境界部に侵透して固化層
の止水膜を形成することにより当該埋め戻し土壌の大き
な透水性によっても地下水や降水等の構造物に対するリ
ークが生ぜず、又、汚水等が該構造物から地下水に侵出
せず、したがって、構造物の初期設計通りの機能が維持
出来、該構造物の経年的な寿命が充分に保持出来るとい
う優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の原理態様の開削の横断面図で
ある。
【図2】形成された凹状地形の根切りに構造物を構築す
る横断面図である。
【図3】凹状地形をマトリックス状に区別した平面図で
ある。
【図4】凹状地形に形成した構造物に止水シートをセッ
トするグラウトの注入態様の側面図である。
【図5】注入管の全体概略側面図である。
【図6】注入管の軸方向断面図である。
【図7】この出願の発明の実施形態を現す態様図の注入
管の側面図であり、(イ),(ロ)は当該注入管の接続
態様を示す縦断面図である。
【図8】結束管注入管の態様図であり、その概略横断面
図である。
【図9】当該実施形態の機構図を現す概略側面図であ
る。
【図10】従来技術に基づく凹状地形形成の側面図であ
る。
【図11】該凹状地形に構造物を構築する側面図であ
る。
【図12】構造物の他の態様の従来技術の一般態様側面
図である。
【図13】同他の構造物の横断面図である。
【図14】同別の態様の構造物の横断面図である。
【符号の説明】
1 地盤 2 凹状地形 3 凹状地形部 4,4´ ,4´´,4´´´ 構造物 3´ 埋め戻し土壌 5 止水シート 6 可撓性注入管 6´ 注入口

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤の凹状地形部に埋め戻し材を埋設する
    に、該凹状地形部に可撓性注入管を設置して後、該可撓
    性注入管の上に埋め戻し材を埋め、その後、該可撓性注
    入管を通してグラウト材を注入するようにすることを特
    徴とする凹状地形の止水工法。
  2. 【請求項2】上記凹状地形部は、掘削によって地盤中に
    形成することを特徴とする請求項1記載の凹状地形の止
    水工法。
  3. 【請求項3】上記凹状地形部には、建造物が構築される
    ことを特徴とする請求項1記載の凹状地形の止水工法。
  4. 【請求項4】上記凹状地形部は、地表の地形の自然地形
    を利用するようにすることを特徴とする請求項1記載の
    凹状地形の止水工法。
  5. 【請求項5】上記凹状地形部は、削孔又は、トレンチ溝
    形成用開削によるようにすることを特徴とする請求項1
    記載の凹状地形の止水工法。
  6. 【請求項6】凹状地形部の上面に止水シートを設け、該
    止水シートの裏面、又は、表面に可撓性注入管を設置
    し、該可撓性注入管の上に埋め戻し領域又は、貯留池,
    溜め池,又は河川等の誘導水,廃水の溜め池や産業廃棄
    物処分場にするようにすることを特徴とする凹状地形の
    止水工法。
  7. 【請求項7】上記埋め戻し材は、土砂,礫,ブロック,
    固結材を用いて埋め戻し用にすることを特徴とする請求
    項1〜6いずれか記載の凹状地形の止水工法。
  8. 【請求項8】上記地盤を掘削して凹状地形部に形成し、
    該凹状地形部に構造物を構築し、上記掘削で生じた埋め
    戻し材としての埋め戻し土を凹状地形部に埋め戻しする
    に際し、上記構造物の周辺に可撓性注入管を設置して
    後、該埋め戻し材としての埋め戻し土を埋め戻し、その
    後、可撓性注入管をセットし、該可撓性注入管にグラウ
    トを注入し、該構造物の周辺を止水するようにすること
    を特徴とする凹状地形の止水工法。
  9. 【請求項9】上記埋め戻し材を埋め戻し土として上記凹
    状地形部に埋め戻しするに際して、構造物の構築の前、
    又は、構築後に該構造物の周辺に止水シートを配設し、
    該止水シートの裏面又は、表面に可撓性注入管を設置し
    て後、該注入管の上に該埋め戻し材の埋め戻し土を埋め
    戻しするようにすることを特徴とする凹状地形の止水工
    法。
  10. 【請求項10】上記構造物が凹状地形部を覆うような構
    造であって、該構造物の下部に倣って可撓性注入管を被
    覆して後にグラウトを注入するようにすることを特徴と
    する凹状地形の止水工法。
  11. 【請求項11】上記構造物がその被覆層と凹状地形部と
    の間に止水シートを設ける構造であって、該構造物を設
    置した後止水シートをカバー状に被覆し、該止水シート
    の裏面、又は、表面に可撓性注入管を設け、グラウトを
    注入するようにすることを特徴とする請求項1記載の凹
    状地形の止水工法。
  12. 【請求項12】上記凹状地形部に止水シートを設けた貯
    留池か溜池のいずれかであって、該止水シートの裏面に
    可撓性注入管を設けるようにすることを特徴とする請求
    項1記載の凹状地形の止水工法。
  13. 【請求項13】上記可撓性注入管を凹状地形内に相互に
    独立した状態に複数セットするようにすることを特徴と
    する請求項1,6,8〜12いずれか記載の凹状地形の
    止水工法。
  14. 【請求項14】上記埋め戻し時に上記凹状地形部形成の
    際に排土した土壌をも用いるようにすることを特徴とす
    る請求項1,6,8〜12いずれか記載の凹状地形の止
    水工法。
  15. 【請求項15】上記埋め戻しに際して用いる土に固結材
    を混入して用いるようにすることを特徴とする請求項
    1,6,8〜12いずれか記載の凹状地形の止水工法。
  16. 【請求項16】上記可撓請求項注入管よりグラウトを注
    入するに際し複数の可撓請求項注入管に同時にグラウト
    を送給するようにすることを特徴とする請求項1,6,
    8〜12いずれか記載の凹状地形の止水工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113201994A (zh) * 2021-05-17 2021-08-03 邓新超 一种水利施工防水结构
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