JP2003328184A - 微細回路配線形成方法およびこれに用いる装置 - Google Patents

微細回路配線形成方法およびこれに用いる装置

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JP2003328184A
JP2003328184A JP2002141230A JP2002141230A JP2003328184A JP 2003328184 A JP2003328184 A JP 2003328184A JP 2002141230 A JP2002141230 A JP 2002141230A JP 2002141230 A JP2002141230 A JP 2002141230A JP 2003328184 A JP2003328184 A JP 2003328184A
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Akihisa Hongo
明久 本郷
Akira Fukunaga
明 福永
Mizuki Nagai
瑞樹 長井
Ryoichi Kimizuka
亮一 君塚
Takeshi Kobayashi
健 小林
Takuro Sato
琢朗 佐藤
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Ebara Corp
JCU Corp
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Ebara Corp
Ebara Udylite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅めっきで形成される微細な銅配線から、銅
原子そのものの移動を鈍化・抑制させ、マイグレーショ
ンを防ぐ手段を提供すること。 【解決手段】 微細な回路パターンが設けられ、バリア
層および必要によりシード層が形成された電子回路用基
板上に、銅の中に拡散可能な金属を含むめっき(但し、
銅との合金めっきを除く)による第1めっき層と、銅め
っきによる第2めっき層を形成することを特徴とする微
細回路配線の形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体、プリント
配線板などの微細な回路パターンが設けられた基板上
に、めっきにより微細回路配線を形成させる方法および
そのための装置に関し、更に詳細には、銅めっきに先立
ち銅の中に拡散可能な金属を含むめっきを行うことによ
り、形成された微細回路配線のストレスマイグレーショ
ンやエレクトロマイグレーションを防ぐ微細回路配線形
成法およびそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体、プリント配線板などの微
細な回路パターンが設けられた基板上の配線は、主にア
ルミニウムで形成されていたが、近年は、回路パターン
の微細化に対応し、アルミニウムより電気抵抗の低い銅
も利用されるようになっており、このために主に硫酸銅
めっきが用いられている。
【0003】最近、基板上の回路に対する微細化要求が
一段と高まり、より細かい配線間隔と、より薄い層間が
求められており、マイグレーション耐性に対する要求が
非常に厳しくなっている。このマイグレーションには2
つあり、その一つはエレクトロマイグレーションと呼ば
れる、高密度の電流により配線を形成する金属原子が局
所的に移動し、最終的には配線が切断する現象であり、
他の一つはストレスマイグレーションと呼ばれる、配線
中の応力により、配線を形成する金属原子が移動する現
象である。従来のアルミニウム配線の技術や純銅配線の
技術ではこれらのマイグレーションに対応することが困
難となりつつある。
【0004】このような現象に対応する手段としては、
化学的機械的研磨(CMP)後の銅被膜に対する蓋材の
種類、基板に最初に施すバリアメタルの種類、バリアメ
タルで処理した後のシードメタルの最適化なども盛んに
検討されているが、いずれも十分なものとはいえなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、銅めっきで形成される銅配線
から、銅原子そのものの移動を鈍化・抑制させ、マイグ
レーションを防ぐ手段の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、銅の移動
のしやすさについて鋭意研究を行っていたところ、銅の
移動速度は、純銅中におけるよりも一定の金属との合金
中における場合の方が低いことを見出した。そして、電
子回路を形成する銅めっきに先立ち、銅の中に拡散可能
な金属を含むめっき層を形成させれば、このめっき層に
含まれる金属と銅が合金化することで、微細配線中にお
けるマイグレーションが著しく抑制できることを見出
し、本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、微細な回路パターンが
設けられ、バリア層および必要によりシード層が形成さ
れた電子回路用基板上に、銅の中に拡散可能な金属を含
むめっき(但し、銅との合金めっきを除く)による第1
めっき層と、銅めっきによる第2めっき層を形成するこ
とを特徴とする微細回路配線の形成方法を提供するもの
である。
【0008】また本発明は、第1めっき層を形成させる
ための銅の中に拡散可能な金属を含むめっき処理部、第
2めっき層を形成させるための銅めっき処理部およびこ
れらを水洗するための水洗部と、電子回路用基板の搬入
・搬出部を有する微細回路配線形成装置第1めっき層を
提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明方法は、例えば図1に示す
ように、微細回路配線が形成された基板上に(a)、バ
リア層を形成した後(b)、シード層または触媒層を形
成させ(c)、銅の中に拡散可能な金属(以下、「拡散
性金属」という)を含むめっき(但し、銅との合金めっ
きを除く)の第1めっき層(d)および銅による第2め
っき層を形成させることにより実施される。図1中、1
および3は基板上に形成された層間絶縁層、2は導電
層、4はバリア層、5はシード層または触媒層、6は第
1めっき層、7は第2めっき層(銅めっき層)を示す。
【0010】本発明方法により微細回路配線が形成され
る基板は、その表面に微細な回路パターンが設けられた
半導体基板やプリント基板である。この基板上の微細な
回路パターンは、例えば、微細な溝や孔により形成され
るものであり、この溝や孔が金属銅で埋められ、回路配
線となる。
【0011】この基板は、あらかじめ常法で前処理され
た後、本発明の微細回路配線の形成方法が実施される。
前処理としては、例えば、シリコンウエハ等のシリコン
基板の場合は、例えば、Ta、TaN、TiN、WN、
SiTiN、CoWP、CoWB等によるバリア層が形
成される(図1中、(b))。また、この後に電気めっ
きを行う場合は、バリア層形成後の前処理として、PV
D等により給電層となる銅シード層が形成される。一
方、この後に無電解めっきを行う場合は、触媒付与層を
形成するための前処理が行われる(図1中、(c))。
【0012】上記のように前処理された基板は、次に拡
散性金属を含むめっきによる第1めっき層が形成される
(図1中、(d))。このめっきは、微細な回路パター
ンを形成する微細な溝や孔全体を薄く覆うように行う。
【0013】この第1めっきは、拡散性金属を含む金属
皮膜を形成するものであり、このめっき皮膜は、拡散性
金属を含むめっき浴が利用される。この拡散性金属は、
銅中で拡散するものであれば、特に制約はなく、好まし
いものの例としては、例えば、銀、コバルト、イリジウ
ム、モリブデン、ニッケル、白金、パラジウム、ロジウ
ム、ルテニウム、すず、タングステン、亜鉛等が挙げら
れる。
【0014】この拡散性金属を含むめっき浴は、実質的
に拡散性金属のみを析出させるめっき浴であっても、ま
た、この拡散性金属と、これと共析可能な他の金属を組
み合わせた合金めっき浴(但し、銅との合金めっき浴は
除く)であっても良く、更に電気めっきであってもまた
無電解めっきであっても良い(なお、モリブデン、タン
グステンについては単一金属としての析出は難しいた
め、合金めっきとなる)。しかし、本発明が対象とする
微細回路形成においては、成膜して形成された配線・回
路の抵抗が高いと熱発生や信号伝達遅延の問題を引き起
こすので、第1めっきは、体積抵抗率として15μΩ・
cm以下、特に5μΩ・cm以下である被膜を形成させ
ることのできるめっき浴であることが好ましくい。
【0015】第1めっき層を形成するためのめっき浴の
うち、実質的に拡散性金属のみを析出させるめっき(以
下、「拡散性単一金属めっき」という)浴はいずれもす
でに公知であり、本発明方法の実施に当たっては、これ
ら銅合金めっき浴から、析出金属の種類、析出割合、比
抵抗、めっき条件、実施の容易性等を勘案し、選択すれ
ばよい。
【0016】この拡散性単一金属めっき浴については、
特に例示するまでもないが、銀めっきについては、シア
ン浴、ヨウ化カリウム浴等が、コバルトめっきについて
は、塩化物浴等が、イリジウムめっきについては、硫酸
浴、スルファミン酸浴等が、ニッケルめっきについて
は、ワット浴、塩化物浴、硫酸浴、スルファミン酸浴等
がそれぞれ知られているので、これらから適宜選択し使
用することができる。また、白金めっきについては、ジ
アミノ亜硫酸塩浴等が、パラジウムめっきについては、
塩化アンミン浴等が、ロジウムめっきについては、硫酸
浴、りん酸浴、りん酸−硫酸浴等が、ルテニウムめっき
については、硫酸浴、スルファミン酸浴等が知られてお
り、更に、すずめっきについては、硫酸浴、ホウフッ化
浴、スズ酸塩浴、有機カルボン酸浴、ピロりん酸浴等
が、亜鉛めっきについては、シアン浴、ピロりん酸浴、
塩化物浴、ジンケート浴、硫酸浴、ホウフッ化浴がそれ
ぞれ知られているので、これら浴から適宜選択して使用
することができる。
【0017】このうち、銀めっき、コバルトめっき、す
ずめっき、ニッケルめっき等を利用することが、第2め
っき層である銅めっき層への拡散性およびマイグレーシ
ョンを防ぐ効果の面から好ましい。
【0018】なお、本発明において好ましく用いること
のできる拡散性単一金属めっき浴の組成およびめっき条
件の例をいくつか示せば次の通りである。
【0019】 ( 電気めっき ) 銀めっき: <浴組成> シアン化銀 5〜20g/L シアン化カリウム 10〜40g/L 炭酸カリウム 5〜25g/L <めっき条件> pH 7〜9 電流密度 0.1〜2A/dm 浴温 20〜35℃ めっき時間 10秒〜2分
【0020】 コバルトめっき: <浴組成> 硫酸コバルト 100〜600g/L 塩化ナトリウム 5〜30g/L ホウ酸 10〜50g/L <めっき条件> pH 4.5〜6.0 電流密度 3〜20A/dm 浴温 20〜30℃ めっき時間 10秒〜3分
【0021】 ニッケルめっき: <浴組成> 硫酸ニッケル 100〜200g/L 塩化アンモニウム 5〜20g/L ホウ酸 10〜30g/L <めっき条件> pH 4.5〜6.0 電流密度 0.2〜3.0A/dm 浴温 20〜30℃ めっき時間 10秒〜3分
【0022】 ( 無電解めっき ) 銀めっき: <浴組成> 硝酸銀 1〜15g/L 硫酸アンモニウム 75〜200g/L アンモニア 10〜50g/L 硫酸コバルト 15〜45g/L <めっき条件> pH 9.5〜11.5 浴温 15〜35℃ めっき時間 30秒〜5分
【0023】 すずめっき: <浴組成> 塩化すず(II) 10〜30g/L クエン酸 50〜200g/L EDTA 20〜75g/L ニトリロトリ酢酸 25〜100g/L 三塩化チタン 5〜20g/L <めっき条件> pH 8〜10.5 浴温 60〜90℃ めっき時間 10秒〜5分
【0024】 ニッケルめっき: <浴組成> 塩化ニッケル 5〜20g/L ヒドラジン 10〜50g/L グリシン 25〜100g/L ホウ酸 15〜50g/L <めっき条件> pH 9.0〜12.5 浴温 60〜90℃ めっき時間 20秒〜5分
【0025】一方、拡散性金属およびこれと共析可能な
金属の合金めっき(以下、「拡散性金属合金めっき」と
いう)浴も数多く知られているので、これを利用するこ
とができる。本発明においては、上記した拡散性金属
と、当該金属と共析可能な金属の合金めっきであればい
ずれも使用可能であるが、銀、コバルト、タングステ
ン、すずおよびニッケルから選ばれる金属と、これと共
析可能な他の金属の合金めっき好ましい。
【0026】上記のような、拡散性金属合金めっきの例
としては、銀系合金めっき浴として、例えば、Ag−S
n、Ag−Pd、Ag−Bi、Ag−Sb、Ag−T
l、Ag−Rh等の合金めっき浴が挙げられる。また、
コバルト系合金めっき浴としては、例えば、Co−N
i、Co−W、Co−Cr、Co−Mo、Co−Pd、
Co−Sn、Co−P、Co−Zn、Co−Tl、Co
−B等の合金めっき浴が、タングステン系の合金めっき
浴としては、W−Ni、W−Mo、W−Mn、W−F
e、W−Cr、W−Au等の合金めっき浴が、すず系合
金めっき浴としては、前に記載した合金とは別に、Sn
−Bi、Sn−Mn、Sn−In等の合金めっき浴が挙
げられる。更に、ニッケル系合金めっき浴としては、N
i−Zn、Ni−P、Ni−Pt、Ni−Rh、Ni−
Sn、Ni−Tl等の合金めっき浴が挙げられる。
【0027】上記した拡散性金属合金めっき浴は、何れ
も公知なものであり、成書、例えば、「合金めっき」
(榎本英彦、小見崇著、日刊工業新聞社、1987
年)、「めっき教本」(電気鍍金研究会編、日刊工業新
聞社、1986年)、「めっき技術ガイド」(全国鍍金
材料組合連合会編、全国鍍金材料連合会、1996
年)、「新しい合金めっき法」(ペ.エム.ヴャチェスラ
ヴォフ著、日ソ通信社、1980年)、「貴金属めっ
き」(古藤田哲哉著、槇書店、1992年)、「無電解
めっき」(神戸徳茂著、槇書店、1984年)、「無電
解めっき基礎と応用」(電気鍍金研究会編、日刊工業新
聞社、1994年)等の記載に従って調製することがで
きる。
【0028】具体的には、例えば、上記中、「合金めっ
き」(橋本英彦、小見崇著、日刊工業新聞社(1987
年))には、広く合金めっきがが開示されており、銀系
合金めっき浴については同書の148〜150頁を、コ
バルト系合金めっき浴については、同書の150〜15
6頁を、 タングステン系の合金めっき浴については、
同書の130〜139頁をそれぞれ参酌し調製すればよ
い。また、すず系合金めっき浴については、同書の47
〜65頁の記載、ニッケル系合金めっき浴については、
同書の120〜139頁の記載をそれぞれ参酌して調製
することができる。
【0029】これら拡散性金属合金めっき浴のうち、本
発明において特に好ましく用いることのできるものの組
成およびめっき条件の例をいくつか示せば次の通りであ
る。
【0030】 ( 電気合金めっき ) 銀系合金めっき(Ag−Pd): <浴組成> シアン化銀 2.5〜20g/L 塩化パラジウム 10〜40g/L ピロりん酸 30〜90g/L チオシアン酸 100〜250g/L <めっき条件> pH 4〜7 電流密度 0.1〜2.0A/dm
浴温 20〜30℃ めっき時間 10秒〜2分
【0031】 コバルト系合金めっき(Co−P): <浴組成> 塩化コバルト 150〜250g/L 塩基性炭酸コバルト 10〜50g/L 亜りん酸 25〜75g/L りん酸 30〜60g/L <めっき条件> pH 4.5〜8.0 電流密度 0.1〜10A/dm 浴温 60〜90℃ めっき時間 10秒〜2分
【0032】 タングステン系合金めっき(W−Ni): <浴組成> 硫酸ニッケル 15〜50g/L タングステン酸 10〜50g/L クエン酸 30〜90g/L <めっき条件> pH 7.0〜10.5 電流密度 0.1〜5.0A/dm
浴温 15〜30℃ めっき時間 10秒〜3分
【0033】 すず系合金めっき(Sn−Ni): <浴組成> 塩化すず(II) 10〜50g/L 塩化ニッケル 15〜50g/L ピロりん酸 150〜250g/L グリシン 5〜50g/L アンモニア 1〜15mL/L 有機添加剤 1〜10mL/L <めっき条件> pH 7.0〜9.5 電流密度 0.1〜2A/dm 浴温 30〜60℃ めっき時間 10秒〜3分
【0034】 ニッケル系合金めっき(Ni−P): <浴組成> 硫酸ニッケル 100〜200g/L 塩化ニッケル 30〜60g/L りん酸 25〜75g/L 亜りん酸 20〜60g/L <めっき条件> pH 4.5〜8.0 電流密度 0.1〜10A/dm 浴温 50〜90℃ めっき時間 10秒〜2分
【0035】 ( 無電解合金めっき ) 銀系合金めっき(Ag−W): <浴組成> 硝酸銀 0.5〜15g/L タングステン酸 5〜25g/L アンモニア 5〜30g/L 酢酸 5〜50g/L ヒドラジン 1〜15g/L 有機添加剤 1〜10g/L <めっき条件> pH 9.0〜11.5 浴温 30〜80℃ めっき時間 10秒〜5分
【0036】 コバルト系合金めっき(Co−P): <浴組成> 硫酸コバルト 10〜50g/L クエン酸 30〜75g/L 次亜りん酸 5〜30g/L <めっき条件> pH 8.0〜11.5 浴温 60〜90℃ めっき時間 10秒〜3分
【0037】 タングステン系合金めっき(W−Ni): <浴組成> 硫酸ニッケル 1〜20g/L クエン酸 5〜40g/L 硫酸アンモニウム 15〜50g/L タングステン酸 10〜50g/L 次亜りん酸 1〜15g/L <めっき条件> pH 7.5〜10.5 浴温 60〜90℃ めっき時間 10秒〜5分
【0038】 ニッケル系合金めっき(Ni−P): <浴組成> 塩化ニッケル 15〜50g/L クエン酸 1〜30g/L 次亜りん酸 5〜25g/L <めっき条件> pH 4.0〜7.5 浴温 60〜90℃ めっき時間 10秒〜3分
【0039】上記の拡散性金属を含むめっき浴による第
1めっきは、めっき層の厚みが、1から200nm程
度、好ましくは5から50nm程度となるまで、つま
り、微細な回路パターンを形成する微細な溝や孔の全体
を薄く覆うように行われる。この厚みのめっき層を形成
するための条件は、使用するめっき浴の種類の他、種々
の条件により相違するため、各めっき浴に応じた最適条
件を個々に定める必要がある。すなわち、使用するめっ
き浴が電気めっきであるか無電解めっきであるかによっ
て、基本的な条件が大きく異なる上、析出金属が単一金
属であるか合金であるかや、合金の場合は共析金属の種
類によっても、めっきするための条件、例えば、浴温
度、めっき時間、攪拌の有無、電解の有無およびその電
流密度等が異なるので、実験的に最適な条件を定めるこ
とが必要である。
【0040】以上のようにして、第1めっき層が形成さ
れた基板は、更に該第1めっき層上に銅めっきによる第
2めっき層が形成される(図1中、(e))。
【0041】この銅めっき層は、従来から微細回路パタ
ーンを有する基板の銅めっきに使用されてきた酸性銅め
っきやアルカリ性銅めっきを使用することにより行うこ
とができる。すなわち、硫酸またはアルカンもしくはア
ルカノールスルホン酸を含有する銅めっき浴やピロりん
酸を含有する銅めっき浴等により実施することができ
る。
【0042】この銅めっき浴の組成や、そのめっき条件
も、従来から基板上の微細回路パターン(溝や孔)を埋
め込むために用いられてきたものをそのまま利用するこ
とができ、例えば硫酸等のアニオン濃度が低いレベリン
グ性の優れた組成を有するものが利用できる。
【0043】本発明の第2めっきとして好ましく用いら
れる酸性銅めっき浴について、その組成および条件の一
例を示せば次の通りである。
【0044】 ( 電気めっき ) <浴組成例> 硫酸銅 150〜250 g/L 硫 酸 10〜100 g/L 塩 素 30〜 90mg/L 有機添加剤 1〜 20mL/L <めっき条件例> 電流密度 0.3〜 5 A/dm2 めっき時間 30 秒 〜 5 分 温 度 20〜 30 ℃
【0045】上記の第2めっきである銅めっきにより微
細回路パターンが埋め込まれた基板は、アニールされた
後、CMPにより不要な銅めっき部分を除去し、基板上
に銅による微細回路配線が形成される。なお、上では代
表的な酸性銅めっきである硫酸銅めっき浴について示し
たが、ピロりん酸銅めっき浴等のアルカリ性銅めっき浴
を用いても良いことはいうまでもない。
【0046】アニールは、従来の銅めっきによる微細回
路配線の形成でも銅の結晶成長のために行われていた
が、本発明でのアニールは、銅の結晶成長の他、第1め
っき層の拡散性金属が第2めっき層の銅中へ拡散するこ
とを促進する目的があり、マイグレーション耐性をあげ
るために有効である。このアニールは、銅めっき後の基
板を、100から500℃程度、好ましくは300から
400℃程度の温度に保持することにより行われる。
【0047】以上説明した本発明方法を有利に実施する
ための装置としては、第1めっき層を形成させるための
拡散性金属を含むめっき手段、第2めっき層を形成させ
るための銅めっき手段およびこれらを水洗するための水
洗手段と、電子回路用基板を搬入・搬出するための手段
を有する微細回路配線形成装置が挙げられる。
【0048】この微細回路配線形成装置の一実施態様の
平面配置図を図2に示すが、この装置は、ロード・アン
ロード部10、各一対の洗浄・乾燥処理部12、第1基
板ステージ14、ベベルエッチ・薬液洗浄部16及び第
2基板ステージ18、基板を180°反転させる機能を
有する水洗部20及びめっき処理部22を有するもので
ある。そして、このめっき処理部22は、第1めっき層
を形成させるための拡散性金属を含むめっき浴槽22a
および第2めっき層を形成させるための銅めっき浴槽2
2bを含む。
【0049】この装置には、更に、ロード・アンロード
部10、洗浄・乾燥処理部12及び第1基板ステージ1
4の間で基板の受渡しを行う第1搬送装置24と、第1
基板ステージ14、ベベルエッチ・薬液洗浄部16及び
第2基板ステージ18の間で基板の受渡しを行う第2搬
送装置26と、第2基板ステージ18、水洗部20及び
めっき処理部22の間で基板の受渡しを行う第3搬送装
置28が備えられている。
【0050】上記微細回路配線形成装置の内部は、仕切
り壁711によってめっき空間712と清浄空間713
に仕切られ、これらの各めっき空間712と清浄空間7
13は、それぞれ独自に給排気できるようになってい
る。そして、仕切り壁711には、開閉自在なシャッタ
(図示せず)が設けられている。また、清浄空間713
の圧力は、大気圧より低く、かつめっき空間712の圧
力より高くしてあり、これにより、清浄空間713内の
空気が微細回路配線形成装置の外部に流出することがな
く、かつめっき空間712内の空気が清浄空間713内
に流入することがないようになっている。
【0051】図3は、本発明の別の実施態様の微細回路
配線形成装置の全体配置図を示すものである。このめっ
き装置は、ロード・アンロード部915、各一対のアニ
ール処理部986、ベベルエッチ・薬液洗浄部984及
び基板ステージ978、基板を180°反転させる機能
を有する水洗部982、第1段めっき処理(拡散性金属
を含むめっき)を行う1基の第1のめっき処理部980
及び第2段めっき処理(銅めっきによる銅の埋込み)を
行う3基の第2のめっき処理部972を有している。
【0052】更に、ロード・アンロード部915、アニ
ール処理部986、ベベルエッチ・薬液洗浄964及び
基板ステージ978の間で基板の受渡しを行う走行自在
な第1搬送装置917と、基板ステージ978、水洗部
982、第1のめっき処理部980及び第2のめっき処
理部972の間で基板の受渡しを行う走行自在な第2搬
送装置924が備えられている。
【0053】この実施態様の装置では、先ず、表面にシ
ード層を形成した基板をロード・アンロード部915か
ら第1搬送装置917で一枚ずつ取り出し、基板ステー
ジ978を経由して第1のめっき処理部980に搬入す
る。
【0054】次に、この第1のめっき処理部980で、
基板の表面に拡散性金属を含むめっきを施した後、必要
に応じて、基板を水洗部982に搬送して水洗し、しか
る後、水洗後の基板を第2のめっき処理部972の一つ
に搬送する。
【0055】更に、この第2のめっき処理部972で、
基板の表面に第2のめっき液を使用した第2段めっき処
理を施して、銅の埋込みを行う。この時、第1段めっき
処理を施すことで、第2のめっきにより得られた銅めっ
き皮膜層とバリア層との間でのマイグレーションが生じ
ず、ボイドや断線のない銅の埋込みが可能となる。
【0056】第2段めっき処理終了後、必要に応じて、
基板を水洗部982に搬送して水洗し、しかる後、水洗
後の基板をベベルエッチ・薬液洗浄部984に搬送す
る。そして、このベベルエッチ・薬液洗浄部984で、
銅めっき処理後の基板を薬液で洗浄するとともに、基板
のベベル部に薄く形成された銅薄膜等をエッチング除去
し、更に純水でリンスした後、高速回転させてスピンド
ライする。しかる後、このスピンドライ後の基板をアニ
ールユニット986に搬送してアニールし、アニール終
了後に、第1搬送装置917でロード・アンロード部9
15のカセットに戻すのである。
【0057】図4は、本発明の他の実施態様の微細回路
配線形成装置の全体配置図である。この装置は、ロード
・アンロード部900、アニール処理部903、2基の
ベベルエッチ・薬液洗浄部902、基板ステージ906
及び3基のめっき処理部901とを有している。このめ
っき処理部901は、第1めっき層を形成させるための
拡散性金属を含むめっき浴槽901aおよび第2めっき
層を形成させるための銅めっき浴槽901bを含む。
【0058】更に、この装置には、ロード・アンロード
部900と基板ステージ906との間で基板の受渡しを
行う走行自在な第1搬送装置904と、基板ステージ9
06、アニール処理部903、ベベルエッチ・薬液洗浄
部902及びめっき処理部901との間で基板の受渡し
を行う走行自在な第2搬送装置905が備えられてい
る。
【0059】図5は、本発明の他の別の実施態様の微細
回路配線形成装置の全体配置図である。このめっき装置
は、ロード・アンロード部1000、ベベルエッチ・薬
液洗浄部1050、洗浄・乾燥処理部(スピン−リンス
−ドライユニット)1040、第1段めっき処理(拡散
性金属を含むめっき)を行う1基の第1のめっき処理部
1010、第2段めっき処理(銅めっきによる銅の埋込
み)を行う2基の第2のめっき処理部1020及び第1
のめっき処理と第2のめっき処理との間で基板を洗浄す
る洗浄部1030を有している。更に、ロード・アンロ
ード部1000、ベベルエッチ・薬液洗浄部1050及
び洗浄・乾燥処理部1040との間で基板の受渡しを行
う第1搬送装置1060と、ベベルエッチ・薬液洗浄部
1050、洗浄・乾燥処理部1040、第1のめっき処
理部1010、第2のめっき処理部1020及び洗浄部
1030との間で基板の受渡しを行う走行自在な第2搬
送装置1070が備えられている。
【0060】また図6は、研磨処理部を一体に組み込ん
で、めっき直後に基板表面の研磨が行えるようにした、
本発明の実施態様の微細回路配線形成装置を示す全体配
置図である。この装置は、ロード・アンロードを行う基
板カセット531、531と、めっき処理部512と、
基板を洗浄する洗浄処理部535,535と、2台の搬
送装置514a、514bと、反転機539、539
と、研磨処理部541、541と、スピン乾燥機534
とを備えている。このうちめっき処理部512は、、第
1めっき層を形成させるための銅合金めっき浴槽512
aおよび第2めっき層を形成させるための銅めっき浴槽
512bを含む。
【0061】上記装置における基板の流れは、例えば以
下の通りである。まず搬送装置514aが何れかのロー
ド用の基板カセット531から処理前の基板を取り出
し、めっき処理部512において、銅合金めっき浴槽5
12aおよび銅めっき浴槽512bで順次めっき処理を
施した後、搬送装置514aが基板を何れかの反転機5
39に受け渡しその被処理面を下向きにした後、もう一
方の搬送装置514bに受け渡される。搬送装置514
bは基板を何れかの研磨処理部541に受渡し、所定の
研磨がなされる。研磨後の基板は搬送装置514bによ
って取り出され、何れかの洗浄処理部535で洗浄され
た後、他方の研磨処理部541に受け渡されて再度研磨
された後、搬送装置514bにより他方の洗浄処理部5
35に搬送されて洗浄が行われる。洗浄後の基板は、搬
送装置514bにより他方の反転機539に搬送されて
被処理面が上向きに反転された後、搬送装置514aに
よりスピン乾燥機534に搬送されてスピン乾燥され、
その後再び搬送装置514aによりアンロード用の基板
カセット531に収納される。
【0062】
【作用】現状の銅めっきにより成膜して得られる純銅配
線は、高密度の電流による原子の移動が起きやすく、か
つストレスによる変形も容易で、エレクトロマイグレー
ション耐性や、ストレスマイグレーション耐性に欠け
る。
【0063】本発明方法は、銅めっきに先立って、銅中
で拡散する金属を含むめっき浴でめっき層を形成し、銅
めっき後にアニール処理を施すことで配線自体を合金化
することにより、銅原子の移動や、配線の変形を抑制す
るものである。
【0064】本発明方法によるマイグレーション耐性向
上効果の理由はまだ解明できていないが、合金化するこ
とにより、銅配線内での銅原子の移動が抑制されるとと
もに、変形に対する耐性が向上するためと考えられる。
【0065】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるもので
はない。
【0066】実 施 例 1 径200nm、深さ1000nmのビアホールを有する
シリコン基板を使用し、これをスパッタTa/TaNで
バリア処理した後、スパッタCuでシード層を形成させ
て試験用サンプルとした。
【0067】この試験サンプルを、硫酸ニッケル150
g/L、塩化アンモニウム15g/Lおよびホウ酸15
g/Lからなり、硫酸とテトラメチルアンモニウムハイ
ドロオキサイドによりpHを5.5に調整したニッケル
めっき浴を用い、電流密度0.5A/dm、めっき時
間20秒で第1段めっき処理を行なった。次いで、常法
に従って水洗した後、硫酸銅225g/L、硫酸55g
/L、塩素60mg/Lおよび有機添加剤5mL/Lか
らなる硫酸銅めっき液を使用し、電流密度2.5A/d
、めっき時間2分の第2段めっき処理(銅の埋め込
み)を行った。
【0068】銅による埋め込みの後、400℃で5分間
のアニール処理を行なった。その後、試験用サンプルを
切断し、SEMで観察した結果、基板の全ビアホールに
ボイドは生じていなかった。第1段めっきとしてニッケ
ル皮膜を用いなかった場合と比較してエレクトロマイグ
レーション耐性は良好であった。
【0069】実 施 例 2 実施例1で用いた試験用サンプルに、シアン化銀6g/
L、シアン化カリウム20g/Lおよび炭酸カリウム1
0g/Lからなり、pH7.0に調整した銀めっき浴
で、電流密度0.5A/dm、めっき時間20秒の第
1段めっき処理を行なった。次いで、水洗後、硫酸銅2
25g/L、硫酸55g/L、塩素60mg/Lおよび
有機添加剤5mL/Lからなる硫酸銅めっき液を使用
し、電流密度2.5A/dm、めっき時間2分の第2
段めっき処理(銅の埋め込み)を行った。
【0070】この試験用サンプルについて、実施例1と
同様にSEM観察した結果、基板の全ビアホールにボイ
ドは生じていなかった。第1段めっきとして銀皮膜を用
いなかった場合と比較してエレクトロマイグレーション
耐性は良好であった。
【0071】
【発明の効果】本発明方法によれば、銅で形成される回
路中でのマイグレーションが抑制・鈍化されるため、銅
回路の断線がおきにくく、更なる微細化を図ることが可
能であり、半導体や回路の更なる高速化・高密度化が可
能となる。
【0072】しかも、本発明方法は、現在、一般的に用
いられている硫酸銅めっき等酸性銅めっきによる回路形
成(成膜)の前段に拡散性金属を含むめっきを導入した
ものであるため、設備の大幅な変更や、特殊な装置を必
要とするものでないと共に、埋め込み特性に優れ、皮膜
抵抗値が低く、コストも安いという現状の酸性銅めっき
等の特性も活用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明工程を示す模式図
【図2】 本発明の微細回路配線形成装置の一実施態様
の平面配置図。
【図3】 本発明の微細回路配線形成装置の別の実施態
様の全体配置図。
【図4】 本発明の微細回路配線形成装置の他の実施態
様の全体配置図。
【図5】 本発明の微細回路配線形成装置の他の別の実
施態様の全体配置図。
【図6】 研磨処理部を一体に組み込んだ、本発明の微
細回路配線形成装置を示す全体配置図。
【符号の説明】
1および3 … … 基板上に形成された層間絶縁層 2 … … 導電層 4 … … バリア層 5 … … シード層または触媒層 6 … … 拡散性金属を含むめっき層 7 … … 銅めっき層 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/18 H01L 21/88 R M (72)発明者 福永 明 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 長井 瑞樹 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 君塚 亮一 神奈川県藤沢市善行坂1−1−6 荏原ユ ージライト株式会社内 (72)発明者 小林 健 神奈川県藤沢市善行坂1−1−6 荏原ユ ージライト株式会社内 (72)発明者 佐藤 琢朗 神奈川県藤沢市善行坂1−1−6 荏原ユ ージライト株式会社内 Fターム(参考) 4K024 AA03 AA09 AA10 AA12 AA14 AB02 BA15 BB11 BB12 CA01 CA04 CA06 DA04 DB02 4M104 BB04 BB05 BB06 BB07 BB08 BB16 BB17 BB30 BB32 BB33 BB36 DD52 DD53 DD63 DD75 DD79 DD83 FF16 FF22 HH01 5E343 AA23 BB17 BB24 BB25 BB34 BB39 BB40 BB44 BB45 BB49 DD33 DD43 ER23 ER33 ER39 GG08 GG14 5F033 HH12 HH15 HH21 HH27 HH32 HH33 HH34 JJ12 JJ15 JJ21 JJ27 JJ32 JJ33 JJ34 MM02 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 PP27 PP28 QQ48 QQ69 QQ73 XX05 XX06

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細な回路パターンが設けられ、バリア
    層および必要によりシード層が形成された電子回路用基
    板上に、銅の中に拡散可能な金属を含むめっき(但し、
    銅との合金めっきを除く)による第1めっき層と、銅め
    っきによる第2めっき層を形成することを特徴とする微
    細回路配線の形成方法。
  2. 【請求項2】 第1めっき層が、銅のエレクトロマイグ
    レーションまたはストレスマイグレーションを防ぐもの
    である請求項第1項記載の微細回路配線の形成方法。
  3. 【請求項3】 銅の中に拡散可能な金属が、熱処理によ
    り銅の中に拡散可能な金属である請求項第1項または第
    2項記載の微細回路配線の形成方法。
  4. 【請求項4】 第1めっき層の比抵抗が、体積抵抗率と
    して15μΩ・cm以下である請求項第1項ないし第3
    項記載の何れかの項記載の微細回路配線の形成方法。
  5. 【請求項5】 銅の中に拡散可能な金属が、銀、コバル
    ト、イリジウム、モリブデン、ニッケル、白金、パラジ
    ウム、ロジウム、ルテニウム、すず、タングステンまた
    は亜鉛から選ばれたものである請求項第4項記載の微細
    回路配線の形成方法。
  6. 【請求項6】 第1めっき層が、銀めっきまたは銀およ
    びこれと共析可能な金属の合金めっき浴から析出された
    ものである請求項第1項ないし第5項記載の微細回路配
    線の形成方法。
  7. 【請求項7】 銀およびこれと共析可能な金属の合金め
    っき浴が、Ag−Sn、Ag−Pd、Ag−Bi、Ag
    −Sb、Ag−TlおよびAg−Rhからなる群より選
    ばれる合金めっき浴である請求項第6項記載の微細回路
    配線の形成方法。
  8. 【請求項8】 第1めっき層が、コバルトめっきまたは
    コバルトおよびこれと共析可能な金属との合金めっき浴
    から析出されたものである請求項第1項ないし第5項記
    載の微細回路配線の形成方法。
  9. 【請求項9】 コバルトおよびこれと共析可能な金属と
    の合金めっき浴が、Co−Ni、Co−W、Co−C
    r、Co−Mo、Co−Pd、Co−Sn、Co−P、
    Co−Zn、Co−TlおよびCo−Bからなる群より
    選ばれる合金めっき浴である請求項第8項記載の微細回
    路配線の形成方法。
  10. 【請求項10】 第1めっき層が、タングステンおよび
    これと共析可能な金属の合金めっき浴から析出されたも
    のである請求項第1項ないし第5項記載の微細回路配線
    の形成方法。
  11. 【請求項11】 タングステンおよびこれと共析可能な
    金属の合金めっき浴が、W−Ni、W−Mo、W−M
    n、W−Fe、W−CrおよびW−Auからなる群より
    選ばれる合金めっき浴である請求項第10項記載の微細
    回路配線の形成方法。
  12. 【請求項12】 第1めっき層が、すずめっきまたはす
    ずおよびこれと共析可能な金属の合金めっき浴から析出
    されたものである請求項第1項ないし第5項記載の微細
    回路配線の形成方法。
  13. 【請求項13】 すずおよびこれと共析可能な金属の合
    金めっき浴が、Sn−Ag、Sn−Co、Sn−Ni、
    Sn−Bi、Sn−MnおよびSn−Inからなる群よ
    り選ばれる合金めっき浴である請求項第12項記載の微
    細回路配線の形成方法。
  14. 【請求項14】 第1めっき層が、ニッケルめっきまた
    はニッケルおよびこれと共析可能な金属の合金めっき浴
    から析出されたものである請求項第1項ないし第5項記
    載の微細回路配線の形成方法。
  15. 【請求項15】 ニッケルおよびこれと共析可能な金属
    との合金めっき浴が、Ni−Zn、Ni−P、Ni−P
    t、Ni−Rh、Ni−SnおよびNiTlからなる群
    より選ばれる合金めっき浴である請求項第14項記載の
    微細回路配線の形成方法。
  16. 【請求項16】 第1めっき層が、電気めっきにより形
    成されるものである請求項第1項ないし第15項の何れ
    かの項記載の微細回路配線の形成方法。
  17. 【請求項17】 第1めっき層が、無電解めっきにより
    形成されるものである請求項第1項ないし第15項の何
    れかの項記載の微細回路配線の形成方法。
  18. 【請求項18】 第1めっき層の厚さが、1nmから2
    00nmである請求項第1項ないし第17項の何れかの
    項記載の微細回路配線の形成方法。
  19. 【請求項19】 銅めっきによる第2めっき層が、電子
    回路用基板上に設けられた微細な溝および/またはビア
    ホールを埋め込むものである請求項第1項記載の微細回
    路配線の形成方法。
  20. 【請求項20】 銅めっきによる第2めっき層が、硫酸
    またはアルカンもしくはアルカノールスルホン酸を含有
    する銅めっき浴により形成されるものである請求項第1
    項または第19項記載の微細回路配線の形成方法。
  21. 【請求項21】 銅めっきによる第2めっき層が、ピロ
    りん酸を含有する銅めっき浴により形成されるものであ
    る請求項第1項または第19項記載の微細回路配線の形
    成方法。
  22. 【請求項22】 銅の中に拡散可能な金属を含むめっき
    による第1めっき層と、銅めっきによる第2めっき層を
    形成した後、更にアニール処理を行う請求項第1項ない
    し第21項記載の微細回路配線の形成方法。
  23. 【請求項23】 アニール処理を、100ないし500
    ℃の温度で行う請求項第22項記載の微細回路配線の形
    成方法。
  24. 【請求項24】 第1めっき層を形成させるための銅の
    中に拡散可能な金属を含むめっき処理部、第2めっき層
    を形成させるための銅めっき処理部およびこれらを水洗
    するための水洗部と、電子回路用基板の搬入・搬出部を
    有する微細回路配線形成装置。
  25. 【請求項25】 更に、めっき後の基板をアニール処理
    するためのアニール処理部を有することを特徴とする請
    求項第22項記載の微細回路配線形成装置。
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