JP2003326247A - 汚染土壌の浄化方法 - Google Patents

汚染土壌の浄化方法

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健 神前
Kiwamu Shiiba
究 椎葉
Noriko Komine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化水素系化合物や有機ハロゲン化合物など
の有機汚染物質で汚染された土壌を、低分子量窒素含有
物質を好んで資化する微生物の異常繁殖や悪臭の発生を
防止しながら、簡単に且つ速やかに浄化する方法および
そのための浄化材の提供。 【解決手段】 有機汚染物質で汚染された土壌に浄化用
資材を添加して土壌を浄化するに当たって、酢酸、乳酸
およびメタノールから選ばれる少なくとも1種の化合物
を土壌と浄化用資材の合計質量に対して10ppm以上
の濃度で含有させて浄化を行う方法、並びに酢酸、乳酸
およびメタノールから選ばれる少なくとも1種の化合物
を含有する浄化用資材よりなる有機汚染物質で汚染され
た土壌を浄化するための浄化材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機汚染物質で汚
染された土壌の浄化方法および浄化材に関する。より詳
細には、本発明は、炭化水素系化合物や有機ハロゲン化
合物などの有機汚染物質で汚染された土壌を、簡単に且
つ速やかに浄化する方法およびそのための浄化材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】炭化水素系化合物などの有機汚染物質で
汚染された土壌から有機汚染物質を除去する方法とし
て、従来、物理的処理法(例えば焼却やブロアーなどに
よる強制通気などによる方法)、化学的処理法(例えば
界面活性剤などによる洗浄、還元鉄などの還元剤の添加
などによる方法)、生物的処理法(有機汚染物質の微生
物分解による方法)が開発されてきた。それらの処理法
のうち、生物的処理法は、低コスト、簡便性、省エネル
ギーなどの点で優れていることから、バイオレメディエ
ーション技術として注目され、技術開発が進んでいる。
バイオレメディエーション技術としては、(1)土着微
生物の栄養となる有機物を添加したり水分や通気量を加
減して微生物活性を高めて汚染物質を分解する方法(バ
イオスティムレーション)、(2)汚染物質を分解する
微生物を添加して分解する方法(バイオオーグメンテー
ション)、(3)前記(1)と(2)の方法を組み合わ
せた方法などが開発されてきた。
【0003】上記した(1)〜(3)に該当する従来法
としては、(i)汚染土壌を掘り起こして有機廃棄物お
よび水分調整材を混合し、それを閉鎖状態でブロアーに
より酸素を強制的に供給して土壌中の有機汚染物質を分
解した後、混合物を篩分けして浄化した土壌から水分調
整材を分離し、それにより得られる浄化土壌を土壌を掘
り起こした箇所に復土する方法(特開平7−10045
9号公報)、(ii)有機塩素化合物で汚染された土壌
を、還元雰囲気状態で且つ中性条件で、従属栄養型嫌気
性微生物と金属鉄の存在下で、場合により有機系コンポ
ストまたは堆肥化有機物を加えて脱塩素して浄化する方
法(特開平10−216694号公報)、(iii)炭化
水素系化合物などの有機汚染物質で汚染された土壌に、
発酵を終了した堆肥および/または未発酵の有機物質を
添加して浄化する方法(特開平11−47727号公
報、特開2000−254635号公報、特表2001
−504029号公報)、(iv)多環芳香族炭化水素で
汚染された土壌に、草、栽培植物を用いて動物糞を発酵
させた堆肥におがくずと米ぬかを加えて二次発酵させて
得られた発酵物などを加えて浄化する方法[「大林組技
術研究所報」No.63(2001)、第81〜84
頁]が知られている。
【0004】しかしながら、上記(i)の従来法は、汚
染土壌に空気を吹き込むためのブロアー装置や、ブロア
ー処理によって土壌から空気中に揮散する汚染物質が周
囲に拡散するのを防止するための閉鎖系施設を用いる必
要があるため、装置が大規模になり経済的でない。その
上、浄化処理を空気を吹き込みながら好気的条件で行う
ために、嫌気的条件下で分解され易い汚染物質の分解が
行われにくく、汚染物質を完全に分解することが困難で
ある。
【0005】また、上記(ii)の従来法は、従属栄養型
嫌気性微生物を増殖させるための特定の培地(例えばメ
タン生成微生物用培地)を用いる必要があるためコスト
がかかる。しかも、コンポストなどに含まれている分子
量5000以下の低分子量窒素含有物質を好んで資化す
る微生物が異常に繁殖して、有機塩素化合物を資化する
微生物の死滅や増殖阻害を生じ易く、そのため汚染物質
の分解が速やかに行われにくく、しかも悪臭を発生する
場合がある。
【0006】上記(iii)の従来法による場合も、上記
(ii)の従来法と同様に、未完熟堆肥や発酵前の有機物
質が分子量5000以下の低分子量窒素含有物質を多く
含んでいるために、該低分子量窒素含有物質を好んで資
化する微生物が異常に繁殖して、炭化水素系化合物を資
化する微生物の死滅や増殖阻害を生じ易く、汚染物質の
分解が速やかに行われにくく、しかも悪臭を発生し易い
という欠点がある。
【0007】また、上記(iv)の従来法は、汚染土壌に
添加される二次発酵物がおがくずなどの木質材料を用い
て製造されていることにより、該二次発酵物は低分子量
窒素含有物質の含有量が少ないために低分子量窒素含有
物質を好んで資化する微生物の異常繁殖が抑制でき、悪
臭の発生が少ないという長所がある。しかしながら、汚
染土壌中に雑菌や木質以外の有機物が多く含まれる場合
は、汚染物質の分解が行われにくい。しかも、汚染土壌
を浄化するための浄化用資材として、特定の発酵原料を
用いて特定の方法で発酵させた発酵物(二次発酵物)を
使用する必要があり、共通性および汎用性に乏しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の生物的浄化処理において用いられているのと同様の通
常の浄化用資材を用いて、炭化水素系化合物や有機ハロ
ゲン化合物などの有機汚染物質で汚染された土壌を、簡
単に且つ従来よりも速やかに浄化することのできる浄化
方法およびそのための浄化材を提供することである。さ
らに、本発明の目的は、浄化処理時に、分子量5000
以下の低分子量窒素含有物質を好んで資化する微生物の
異常繁殖や悪臭の発生を防止しながら、炭化水素系化合
物や有機ハロゲン化合物などの有機汚染物質で汚染され
た土壌を、円滑に且つ速やかに浄化する方法およびその
ための浄化材を提供することである。そして、本発明の
目的は、ブロアーなどの空気吹き込み装置や、閉鎖系施
設などのコストのかかる特別の装置や施設を使用しなく
ても、炭化水素系化合物や有機ハロゲン化合物などの有
機汚染物質で汚染された土壌を簡単に且つ低いコストで
浄化することのできる方法およびそのための浄化材を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成すべく検討を重ねてきた。その結果、炭化水素系
化合物や有機ハロゲン化合物などの有機汚染物質で汚染
された土壌に、従来汎用の浄化用資材(例えば発酵済み
の各種堆肥や未発酵の各種有機質材料など)を添加して
有機汚染物質を分解して土壌を浄化するに当たって、酢
酸、乳酸およびメタノールから選ばれる少なくとも1種
の化合物を浄化促進剤として所定量以上の濃度で含有さ
せて浄化処理を行うと、炭化水素系化合物や有機ハロゲ
ン化合物などの有機汚染物質の分解が促進されて、従来
よりも短時間で浄化できることを見出した。さらに、本
発明者らは、有機汚染物質で汚染された土壌に浄化用資
材を添加して浄化するに当たって、酢酸、乳酸およびメ
タノールから選ばれる少なくとも1種の化合物を所定量
以上の濃度で含有させると、低分子量窒素含有物質を好
んで資化する微生物の異常繁殖や悪臭の発生を防止で
き、ブロアー装置や閉鎖系施設などの特定の装置や施設
を使用することなく、有機汚染物質で汚染された土壌
を、簡単に、速やかに且つ低コストで浄化できることを
見出した。そして、本発明者らは、酢酸、乳酸およびメ
タノールから選ばれる少なくとも1種の化合物からなる
浄化用資材を所定濃度以上で含有させて炭化水素系化合
物や有機ハロゲン化合物などの有機汚染物質で汚染され
た土壌を浄化するに当たっては、有機汚染物質で汚染さ
れた土壌100質量部に対して浄化用資材を0.1〜6
0質量部の割合で添加すると、浄化がより円滑に進行す
ることを見出し、それらの種々の知見に基づいて本発明
を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、(1) 有機汚染物
質で汚染された土壌に浄化用資材を添加して土壌を浄化
する方法であって、酢酸、乳酸およびメタノールから選
ばれる少なくとも1種の化合物を、土壌と浄化用資材の
合計質量に対して10ppm以上の濃度で含有させて浄
化を行うことを特徴とする有機汚染物質で汚染された土
壌の浄化方法である。
【0011】そして、本発明は、(2) 有機汚染物質
で汚染された土壌が、炭化水素系化合物および/または
有機ハロゲン化合物で汚染された土壌である前記(1)
の浄化方法;(3) 浄化用資材が、堆肥、消化汚泥お
よび活性汚泥から選ばれる少なくとも1種から主として
なる前記(1)または(2)の浄化方法;および、
(4) 有機汚染物質で汚染された土壌100質量部に
対して浄化用資材を0.1〜60質量部の割合で添加す
る前記(1)〜(3)のいずれかの浄化方法;である。
【0012】さらに、本発明は、(5) 浄化用資材中
に浄化用資材の質量に対して酢酸、乳酸およびメタノー
ルから選ばれる少なくとも1種の化合物を60ppm以
上の濃度で含有させたことを特徴とする有機汚染物質で
汚染された土壌を浄化するための浄化材である。
【0013】そして、本発明は、(6) 浄化用資材
が、堆肥、消化汚泥および活性汚泥から選ばれる少なく
とも1種である前記(5)の浄化材;および、(7)
炭化水素系化合物および/または有機ハロゲン化合物で
汚染された土壌を浄化するための浄化材である前記
(5)または(6)の浄化材;である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明の浄化方法および浄化材は、有機汚染物質
で汚染された土壌のいずれに対しても適用できるが、そ
のうちでも炭化水素系化合物および/または有機ハロゲ
ン化合物で汚染された土壌の浄化に適している。本発明
の浄化方法および浄化材で浄化する炭化水素系化合物お
よび/または有機ハロゲン化合物で汚染された土壌とし
ては、例えば、原油、重油、軽油、灯油などの油類、機
械加工や装置類などに用いられる潤滑油、切削油、電子
機械金属部品の脱脂、洗浄、ドライクリーニングなどに
用いられ有機塩素化合物などで汚染された土壌を挙げる
ことができる。前記した汚染土壌には、有機汚染物質の
種類に応じて、例えば、パラフィン系やオレフィン系の
脂肪族炭化水素化合物、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼンなどの単環式芳香族炭化水素、フェ
ナントレン、アントラセン、ベンゾアントラセン、フル
オランテン、ピレン、クリセン、ベンゾフルオランテ
ン、ベンゾピレンなどの多環式芳香族炭化水素、ジクロ
ロエチレン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレ
ン、ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロ
エタン、クロルダン、ジエルドリン、トキサフェン、ア
ルドリン、エントリン、ヘプタクロルエポキシド、メト
キシクロル、ベンゼンヘキサクロリドなどの有機塩素化
合物などの汚染化合物の1種または2種以上が含まれて
いる。そのうちでも、本発明の浄化方法および浄化材
は、共有二重結合を持つ有機塩素系化合物で汚染された
土壌を浄化するのに適している。
【0015】浄化対象である汚染土壌中での有機汚染物
質の濃度は特に制限されないが、土壌中での有機汚染物
質の濃度が高すぎると有機汚染物質の分解が円滑に進行
しにくくなり、浄化に時間がかかるようになる。かかる
点から、本発明の浄化方法および浄化材は、有機汚染物
質の濃度が土壌1kg中100mg以下(100ppm
以下)である汚染土壌の浄化に適しており、土壌中の有
機汚染物質の濃度が前記100ppm以下の場合には、
土壌中に含まれる有機汚染物質が短期間で完全にまたは
ほぼ完全に分解されて、良好な浄化結果を速やかに達成
することができる。
【0016】本発明の浄化方法では、汚染土壌における
水分含量は、土壌の種類、土壌中に含まれる有機汚染物
質の種類や濃度、土壌中に含まれる他の成分の種類や濃
度などに応じて異なり得るが、一般には、汚染土壌の水
分含量が30〜90質量%、特に50〜70質量%の範
囲内であるときに、有機汚染物質の分解がより促進され
て、良好な浄化結果を速やかに達成することができる。
そのため、汚染土壌の水分含量が30質量%よりも低い
場合は土壌に加水し、また汚染土壌の水分含量が90質
量%よりも高い場合は土壌を乾燥して、汚染土壌の水分
含量を30〜90質量%に調整して本発明の浄化処理を
行うことが好ましい。
【0017】有機汚染物質で汚染された土壌に添加する
浄化用資材としては、炭化水素系化合物や有機ハロゲン
化合物などの有機汚染物質で汚染された土壌の浄化に際
して従来から用いられている浄化用資材のいずれもが使
用でき、例えば、完熟堆肥、発酵途中の堆肥、未発酵有
機系材料を挙げることができる。完熟堆肥または発酵途
中の堆肥の具体例としては、鶏、牛、豚、馬などの家畜
類の糞尿、食品残渣(例えば食品の製造・加工場、卸売
場などから排出される各種食品残渣、飲食店、ホテル、
学校、家庭などから排出される各種食品残渣など)、植
物発生材(例えば植物に由来する葉、茎、根、果実、木
質系建築廃材など)、活性汚泥などの有機質材料を発酵
原料として用いて製造した完熟堆肥または発酵途中の堆
肥などを挙げることができる。また、未発酵有機系材料
の具体例としては、活性汚泥を消化槽で完全に分解した
消化汚泥、発酵させてない活性汚泥、畜産廃棄物、食品
残渣、植物発生材などの有機質材料を挙げることができ
る。本発明では、前記した浄化用資材の1種または2種
以上を用いることができる。
【0018】汚染土壌に対する浄化用資材の添加量は、
浄化用資材の種類、処理対象である土壌の種類、土壌に
含まれる有機汚染物質の種類および濃度、土壌に含まれ
る他の成分の種類や濃度などに応じて異なり得るが、一
般には、汚染土壌100質量部に対して浄化用資材を
0.1〜60質量部、特に1〜5質量部の割合で添加す
ることが、浄化処理時に有機汚染物質の分解が良好に行
われ、分子量5000以下の低分子量窒素含有物質を好
んで資化する微生物の異常繁殖が防止され、悪臭の発生
を防止でき、しかも混合作業が容易であることから好ま
しい。汚染土壌100質量部に対して浄化用資材の添加
量が0.1質量部未満であると、有機汚染物質を分解す
る微生物が土壌中で増殖しにくくなり、汚染土壌の浄化
に長い時間を要するようになり、一方60質量部を超す
と分子量5000以下の低分子量窒素含有物質を好んで
資化する微生物の異常繁殖、悪臭などが生じ易くなる。
【0019】本発明では、有機汚染物質で汚染された土
壌に浄化用資材を添加して浄化するに当たって、酢酸、
乳酸およびメタノールから選ばれる少なくとも1種の化
合物を浄化促進剤として、汚染土壌および浄化用資材の
合計質量に対して10ppm以上の濃度で含有させて浄
化を行う。汚染土壌の浄化に当たっては、汚染土壌と浄
化用資材の混合物中に、酢酸、乳酸およびメタノールか
ら選ばれる化合物のうちの1種のみを含有させても、2
種を含有させても、または3種を含有させてもよい。
【0020】有機汚染物質で汚染された土壌の浄化時
に、浄化用資材と共に酢酸、乳酸およびメタノールから
選ばれる少なくとも1種の化合物を前記10ppm以上
の濃度で含有させておくことによって、短期間のうちに
有機汚染物質を分解する微生物が土壌中で大幅に増殖さ
れて、有害ガスの発生を抑えながら、土壌中の有機汚染
物質が短期間で無害な物質へと分解されるようになり、
土壌の浄化が速やかに行われる。酢酸、乳酸およびメタ
ノールから選ばれる少なくとも1種の化合物の濃度が1
0ppm未満であると、有機汚染物質を分解する微生物
が土壌中で短期間に増殖されなくなり、悪臭や有害ガス
の発生を抑えながら土壌中の有機汚染物質を無害な物質
へと速やかに分解することができなくなる。有機汚染物
質を分解する微生物が土壌中でより短期間のうちに一層
活発に増殖されて、悪臭や有害ガスの発生を抑えなが
ら、土壌中の有機汚染物質がより短期間で無害な物質へ
と分解されるようになることから、酢酸、乳酸およびメ
タノールから選ばれる少なくとも1種の化合物の濃度
は、汚染土壌および浄化用資材の合計質量に対して20
ppm以上であることが好ましく、20〜50ppmで
あることがより好ましい。酢酸、乳酸およびメタノール
から選ばれる少なくとも1種の化合物の濃度が100p
pmを超えて高くなり過ぎると、微生物による分解活性
を低下させることになり好ましくない。
【0021】汚染土壌の浄化時に汚染土壌と浄化用資材
の合計質量に対して酢酸、乳酸およびメタノールから選
ばれる少なくとも1種の化合物を10ppm以上の濃度
で含有させる方法は特に制限されない。予め酢酸、乳酸
およびメタノールから選ばれる少なくとも1種の化合物
を10ppm以上の濃度で含有する堆肥、消化汚泥、活
性汚泥などの浄化用資材をそのまま用いてもよいし、汚
染土壌に添加する浄化用資材中に酢酸、乳酸およびメタ
ノールから選ばれる少なくとも1種の化合物を予め高濃
度で添加含有させておいてもよいし、汚染土壌の浄化用
資材を添加する際に酢酸、乳酸およびメタノールから選
ばれる少なくとも1種の化合物を汚染土壌に別途添加し
てもよい。浄化用資材中に酢酸、乳酸およびメタノール
から選ばれる少なくとも1種の化合物を予め高濃度で含
有させておく場合は、汚染土壌と浄化用資材の合計質量
に対して酢酸、乳酸およびメタノールから選ばれる少な
くとも1種の化合物の濃度が10ppm以上になるよう
に、浄化用資材中での酢酸、乳酸およびメタノールから
選ばれる少なくとも1種の化合物の含有量を調整する
か、汚染土壌への酢酸、乳酸およびメタノールから選ば
れる少なくとも1種を含有する浄化用資材の添加量を調
整するか、又は前記調整と併せて外部から酢酸、乳酸お
よびメタノールから選ばれる少なくとも1種の化合物を
土壌に更に添加してもよい。また、汚染土壌に浄化用資
材を添加する際に酢酸、乳酸およびメタノールから選ば
れる少なくとも1種の化合物を汚染土壌に別途添加する
場合は、酢酸、乳酸およびメタノールから選ばれる少な
くとも1種の化合物の濃度が汚染土壌と浄化用資材の合
計質量に対して10ppm以上になるように、該化合物
の添加量および浄化用資材の添加量を調整する。
【0022】汚染土壌に浄化用資材を添加し且つ汚染土
壌と浄化用資材の合計質量に対して酢酸、乳酸およびメ
タノールから選ばれる少なくとも1種の化合物の濃度を
10ppm以上に調整して汚染土壌の浄化を行うに当た
っては、汚染土壌混合物を堆積状態にし、出来るだけ嫌
気的条件を保つようにすると、有機汚染物質を分解する
微生物が土壌中で増殖して有機汚染物質が分解されて浄
化が進行する。その際に、堆積物全体で有機汚染物質の
分解が均一に行われるようにするために、2カ月に1回
〜2回程度の割合で撹拌や切り返しを行うことが好まし
い。浄化処理時の土壌のpHは特に制限されないが、一
般的にはpHを4〜8に保つて浄化処理を行うと、有機
汚染物質を分解する微生物の増殖が促進されて、有機汚
染物質の分解がより円滑に且つ速やかに進行するので好
ましい。
【0023】また、本発明では、上記したように、浄化
用資材中に酢酸、乳酸およびメタノールから選ばれる少
なくとも1種の化合物を高濃度で含有させて浄化材を予
め調製しておき、その浄化材を有機汚染物質で汚染され
た土壌に添加して浄化処理を行ってもよい。その場合
に、浄化材中での酢酸、乳酸およびメタノールから選ば
れる少なくとも1種の化合物の含有量を60ppm以上
になるようにしておくと、浄化効果(有機汚染物質の分
解作用)の高い浄化材となるので好ましい。その浄化材
を、汚染土壌と浄化用資材の合計質量に対して、酢酸、
乳酸およびメタノールから選ばれる少なくとも1種の化
合物の濃度が10ppm以上になり且つ汚染土壌100
質量部に対する浄化用資材の添加量が0.1〜60質量
部になる量で、有機汚染物質で汚染された土壌に添加し
て土壌の浄化を行ってもよい。酢酸、乳酸およびメタノ
ールから選ばれる少なくとも1種の化合物の含有量が6
0ppm以上である前記浄化材は、浄化用資材の調製時
または調製後に、浄化用資材に酢酸、乳酸およびメタノ
ールから選ばれる少なくとも1種の化合物を添加するこ
とによって調製することができる。また、浄化用資材の
種類などによっては、酢酸、乳酸およびメタノールから
選ばれる少なくとも1種の化合物の含有量が60ppm
以上の浄化用資材が得られるような特定の条件(例えば
発酵温度や発酵時のpHなど)を採用して浄化用資材の
調製を行ってもよい。
【0024】有機汚染物質で汚染された土壌の浄化に要
する期間は、汚染土壌中に含まれている有機汚染物質の
種類や濃度、汚染土壌の水分含量、浄化時の温度などの
条件に応じて異なるが、一般には、土壌中の有機汚染物
質の濃度が環境基準以下(例えばトリクロロエチレンの
場合は0.03ppm以下)になった時点で浄化が終了
したとみなすことができる。本発明の浄化方法または浄
化材を採用して浄化した後の土壌は、土壌中の有機汚染
物質がほぼ完全に分解除去されていて無毒化されている
ので、そのまま自然環境に戻すことができ、また園芸用
土壌や他の用途に用いることもできる。
【0025】
【実施例】以下に実施例などにより本発明について具体
的に説明するが、本発明は以下の例に何ら限定されるも
のではない。以下の例において、木質堆肥中の酢酸含有
量(濃度)および消化汚泥中のメタノール含有量(濃
度)の測定、並びに浄化処理後の土壌に含まれているト
リクロロエチレンの含有量(濃度)は次のようにして測
定した。
【0026】[木質堆肥中の酢酸含有量(濃度)の測
定]木質堆肥を4〜20質量倍の水で振とうして抽出し
た液を、ポストカラムBTB発色装置付きのHPLC
(Shodex社製「RSpak KC−811」カラ
ムとガードカラムとして同社製の「RSpak KC−
LG」を使用)に流し、一定濃度の標準物質の酢酸とリ
テンションタイムが同じピーク面積比から、酢酸含有量
を求めた。
【0027】[消化汚泥中のメタノール含有量(濃度)
の測定]酢酸含有量の測定に用いたのと同じ抽出液を、
糖分析用カラム(Shodex社製「Sugar SH
1011」カラムとガードカラムとして同社製「SUG
AR SH−G」を使用)付きHPLCに流し、RI
(示差屈折計)で測定し、標準メタノールと同じリテン
ションタイムのピークの面積から求めた。
【0028】[浄化処理後の土壌中のトリクロロエチレ
ン含有量(濃度)の測定]ブチルゴム栓付きの試験フラ
スコのヘッドスペース部の気体をシリンジで採取し、G
C−MSで分析した。GC−MS分析の条件は、JIS
K 0125(用水・廃水中の揮発性有機化合物試験
方法)によった。
【0029】《参考例1》[木質堆肥A(酢酸を含有す
る浄化材)の製造] 森林伐採材を2cm以下に粉砕したチップに、アクセル
コンポ(日清製粉株式会社製)1質量%、カロリーコン
ポ(日清製粉株式会社製)2質量%を加え、水を加えて
均一に混合して水分含量60質量%に調整して堆積し
た。これを、1カ月ごとに撹拌、切り返しを行って発酵
させ、3カ月後に発酵を終了して木質堆肥Aを製造し
た。これにより得られた木質堆肥A(酢酸を含有する浄
化材)における酢酸濃度を上記した方法で測定したとこ
ろ、80ppmであった。なお、この参考例1で用いた
アクセルコンポおよびカロリーコンポは、堆肥化期間を
短縮し、木質堆肥A中に前記した酢酸濃度を維持するた
めの助剤である。
【0030】《参考例2》[木質堆肥Bの製造] 参考例1で用いたのと同じ森林伐採材の粉砕チップに、
アクセルコンポおよびカロリーコンポを加えることな
く、水のみを加えて均一に混合して水分含量60質量%
に調整して堆積した。これを、1カ月ごとに撹拌、切り
返しを行って発酵させ、6カ月後に発酵を終了して木質
堆肥Bを製造した。これにより得られた木質堆肥Bにお
ける酢酸濃度を上記した方法で測定したところ、2pp
mであった。
【0031】《参考例3》[消化汚泥C(メタノールを
含有する浄化材)] 埼玉県の下水処理場で発生した消化汚泥を消化汚泥Cと
して用いた。この消化汚泥C(メタノールを含有する浄
化材)におけるメタノール濃度を上記した方法で測定し
たところ、0.5質量%であった。
【0032】《参考例4》[消化汚泥Dの製造] 参考例3の消化汚泥Cに等質量の水道水を加えて十分に
撹拌した後、3000Gで10分間遠心分離し、それに
より得た沈殿物に水道水を加えて前記と同様にして更に
2回洗浄処理し、それにより得られた沈殿物を消化汚泥
Dとした。これにより得られた消化汚泥Dにおけるメタ
ノール濃度を上記した方法で測定したところ、0.01
質量%であった。
【0033】《実施例1》 (1) 市販の黒土(水分含量51.3質量%)250
gに、参考例1で製造した木質堆肥A(浄化材)を10
0gの割合で混合し(黒土混合物中の酢酸濃度23pp
m)、その黒土混合物をフラスコ(760ml容)に入
れ、そこにトリクロロエチレン2.5mgを添加し(ト
リクロロエチレンの濃度:黒土の質量に対して10pp
m、黒土と木質堆肥Aの合計質量に対して7.1pp
m)、添加後にテフロン(デュポン社の登録商標)加工
したブチルゴム栓をして、25℃の恒温槽内に3週間静
置した。その間、栓をしたままの状態で1週間に1回の
割合で軽く撹拌した。 (2) 3週間後に黒土混合物をフラスコから取り出し
て、黒土混合物中のトリクロロエチレンの濃度を上記し
た方法で測定したところ下記の表1に示すように0.0
2ppmであった。
【0034】《比較例1》 (1) 市販の黒土(水分含量51.3質量%)250
gに、参考例2で製造した木質堆肥Bを100gの割合
で混合し(混合物中の酢酸濃度2ppm)、その混合物
をフラスコ(760ml容)に入れ、そこにトリクロロ
エチレン2.5mgを添加し(トリクロロエチレンの濃
度:黒土の質量に対して10ppm、黒土と木質堆肥A
の合計質量に対して7.1ppm)、添加後にテフロン
(デュポン社の登録商標)加工したブチルゴム栓をし
て、25℃の恒温槽内に3週間静置した。その間、栓を
したままの状態で1週間に1回の割合で軽く撹拌した。 (2) 3週間後に、黒土混合物をフラスコから取り出
して、黒土混合物中のトリクロロエチレンの濃度を上記
した方法で測定したところ、下記の表1に示すように
1.5ppmであった。
【0035】
【表1】
【0036】上記の表1の結果にみるように、実施例1
では、有機汚染物質(トリクロロエチレン)で汚染され
た土壌(黒土)に浄化用資材を添加して浄化処理を行う
に当たって、黒土(土壌)と浄化用資材の合計質量に対
して酢酸を10ppm以上の濃度で含有させたことによ
って、土壌に含まれていた有機汚染物質(トリクロロエ
チレン)が短期間のうちに殆ど完全に分解され、土壌の
浄化が速やかに行われた。一方、比較例1では、土壌と
浄化用資材の混合物中での酢酸濃度が2ppmであった
ため、土壌に含まれていた有機汚染物質(トリクロロエ
チレン)の分解速度が実施例1に比べて大幅に遅く、浄
化が十分に行われなかった。
【0037】《実施例2》 (1) 市販の黒土(水分含量51.3質量%)250
gに、参考例3で製造した消化汚泥C(メタノールを含
有する浄化材)を5gの割合で混合し(黒土混合物中の
メタノール濃度98ppm)、その黒土混合物をフラス
コ(760ml容)に入れ、そこにトリクロロエチレン
2.5mgを添加し(トリクロロエチレンの濃度:黒土
の質量に対して10ppm、黒土と消化汚泥Cの合計質
量に対して9.8ppm)、添加後にテフロン(デュポ
ン社の登録商標)加工したブチルゴム栓をして、25℃
の恒温槽内に3週間静置した。その間、栓をしたままの
状態で1週間に1回の割合で軽く撹拌した。 (2) 3週間後に、黒土混合物をフラスコから取り出
して、黒土混合物中のトリクロロエチレンの濃度を上記
した方法で測定したところ、下記の表2に示すように
0.01ppmであった。
【0038】《比較例2》 (1) 市販の黒土(水分含量51.3質量%)250
gに、参考例4で製造した消化汚泥Dを5gの割合で混
合し(混合物中のメタノール2ppm)、その混合物を
フラスコ(760ml容)に入れ、そこにトリクロロエ
チレン2.5mgを添加し(トリクロロエチレンの濃
度:黒土の質量に対して10ppm、黒土と消化汚泥D
の合計質量に対して9.8ppm)、添加後にテフロン
(デュポン社の登録商標)加工したブチルゴム栓をし
て、25℃の恒温槽内に3週間静置した。その間、栓を
したままの状態で1週間に1回の割合で軽く撹拌した。 (2) 3週間後に、黒土混合物をフラスコから取り出
して、黒土混合物中のトリクロロエチレンの濃度を上記
した方法で測定したところ、下記の表2に示すように
2.8ppmであった。
【0039】
【表2】
【0040】上記の表2の結果にみるように、実施例2
では、有機汚染物質(トリクロロエチレン)で汚染され
た土壌(黒土)に浄化用資材を添加して浄化処理を行う
に当たって、黒土(土壌)と浄化用資材の合計質量に対
してメタノールを10ppm以上の濃度で含有させたこ
とによって、土壌に含まれていた有機汚染物質(トリク
ロロエチレン)が短期間のうちに殆ど完全に分解され、
土壌の浄化が速やかに行われた。一方、比較例2では、
土壌と浄化用資材の混合物中でのメタノール濃度が2p
pmであったため、土壌に含まれていた有機汚染物質
(トリクロロエチレン)の分解速度が実施例2に比べて
大幅に遅く、浄化が十分に行われなかった。
【0041】
【発明の効果】本発明による場合は、土壌中に含まれる
炭化水素系化合物や有機ハロゲン化合物などの有機汚染
物質の分解が従来よりも促進されて、該有機汚染物質で
汚染された土壌を短期間で円滑に浄化することができ
る。また、本発明による場合は、炭化水素系化合物や有
機ハロゲン化合物などの有機汚染物質で汚染された土壌
の浄化の際に、低分子量窒素含有物質を好んで資化する
微生物の異常繁殖や悪臭の発生を防止しながら、前記汚
染土壌を短期間で円滑に浄化することができる。さら
に、本発明による場合は、ブロアー装置や閉鎖系施設な
どの特定の装置や施設を使用することなく、有機汚染物
質で汚染された土壌を、簡単に、速やかに且つ低コスト
で浄化することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小峰 法子 茨城県つくば市大久保13 日清製粉株式会 社つくば研究所内 Fターム(参考) 4D004 AA41 AB02 AB06 CA18 CC15 DA03 DA10 4H026 AA07 AA15 AA18 AB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機汚染物質で汚染された土壌に浄化用
    資材を添加して土壌を浄化する方法であって、酢酸、乳
    酸およびメタノールから選ばれる少なくとも1種の化合
    物を、土壌と浄化用資材の合計質量に対して10ppm
    以上の濃度で含有させて浄化を行うことを特徴とする有
    機汚染物質で汚染された土壌の浄化方法。
  2. 【請求項2】 有機汚染物質で汚染された土壌が、炭化
    水素系化合物および/または有機ハロゲン化合物で汚染
    された土壌である請求項1に記載の浄化方法。
  3. 【請求項3】 浄化用資材が、堆肥、消化汚泥および活
    性汚泥から選ばれる少なくとも1種から主としてなる請
    求項1または2に記載の浄化方法。
  4. 【請求項4】 有機汚染物質で汚染された土壌100質
    量部に対して浄化用資材を0.1〜60質量部の割合で
    添加する請求項1〜3のいずれか1項に記載の浄化方
    法。
  5. 【請求項5】 浄化用資材中に浄化用資材の質量に対し
    て酢酸、乳酸およびメタノールから選ばれる少なくとも
    1種の化合物を60ppm以上の濃度で含有させたこと
    を特徴とする有機汚染物質で汚染された土壌を浄化する
    ための浄化材。
  6. 【請求項6】 浄化用資材が、堆肥、消化汚泥および活
    性汚泥から選ばれる少なくとも1種である請求項5に記
    載の浄化材。
  7. 【請求項7】 炭化水素系化合物および/または有機ハ
    ロゲン化合物で汚染された土壌を浄化するための浄化材
    である請求項5または6に記載の浄化材。
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