JP2003324819A - 電線保護具 - Google Patents

電線保護具

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JP2003324819A
JP2003324819A JP2002125774A JP2002125774A JP2003324819A JP 2003324819 A JP2003324819 A JP 2003324819A JP 2002125774 A JP2002125774 A JP 2002125774A JP 2002125774 A JP2002125774 A JP 2002125774A JP 2003324819 A JP2003324819 A JP 2003324819A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】需要家への停電を避けつつ行う計量機器の失効
替工事の際に、作業者にとって煩わしい作業、不安定な
作業、等無駄な工程を削減して作業効率を向上させると
ともに、電線の充電部混触に起因する短絡事故や地絡事
故を防止する安全な電線保護具を提供する。 【解決手段】支軸1により回動自在に軸支され、スプリ
ング3の付勢により先端が閉じるようになされた二個の
矯正金具2a,2bの開口部4の内側面に凹凸部5を設
け、これら矯正金具2a,2bにの外表面全体に、前記
開口部が分割開口できるように弾性を有するゴムキャッ
プ6を被覆した電線保護具とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計量機器の失効替
工事の際に使用する電線保護具であり、詳しくは、無停
電取替工具を用いて電力量計等の計量機器を取り替える
作業の時に引込電線の充電部(芯線)同士、または、充
電部と接地部との混触を防止する電線保護具に関する。
【0002】
【従来の技術】需要家に設置されている電力量計や計器
用変成器(低圧変流器)等の計量機器の失効替工事で
は、需要家の停電を避けるため、無停電取替工具を用い
て計量機器の交換作業を行っている。このような無停電
取替工具を用いる計量機器の取替工事について、電力量
計を例に挙げ、図を参照しつつ説明する。図6は、無停
電取替工具を用いる電力量計の取替工事の説明図であ
り、図6(a)は取替前の状態図、図6(b)は取替中
の状態図である。
【0003】この無停電取替工具100は、押し切りネ
ジやピンにより引込電線200の電線被覆を破って芯線
を露出し、電源側引込電線と負荷側引込電線との間にバ
イパス導通路を形成する電気的接続を行うとともに、電
源側引込電線と負荷側引込電線とを一括挟持して機械的
に固定支持するための工具である。
【0004】まず、図6(a)で示すように、無停電取
替工具100を引込電線200に固定して、バイパス導
通路を形成するとともに、引込電線200を機械的に固
定する。そして、図6(b)で示すように、電力量計取
付板300から被交換用の電力量計400が取り外され
る。
【0005】この電力量計400が取り外されてから交
換用の電力量計400が取り付けられるまでの間、電源
側引込電線と負荷側引込電線との充電部、つまり芯線が
露出された状態となり、充電部同士、または、充電部と
接地部との混触等短絡事故や地絡事故を発生するおそれ
がある。そこで、電線の充電部に絶縁キャップ(図示せ
ず)を被覆して事故防止手当を施している。
【0006】そして、交換用の電力量計400を取り付
ける直前で絶縁キャップを取り外し、図6(b)で示す
ように、交換用の電力量計400を取り付ける。最終的
には無停電取替工具100を外し、押し切りねじにより
露出した引込電線200の露出芯線部に絶縁テープ等で
被覆して、取替工事を終了することとなる。無停電取替
工具100を用いる電力量計400の取替工事はこのよ
うな一連の作業を経ることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような取替工事に
おいて、従来技術では、被交換用の電力量計400の端
子列ターミナル400aから引き出された引込電線の芯
線部は、曲がりくせ、捩れ、または電線のバラケ(芯線
がバラバラになっている状態)が生じている場合が多く
(図2(a)参照)、交換用の電力量計400の端子列
ターミナル400aとスムースに接続し難い状態を留め
ている。
【0008】これらの引込電線200は、需要家資産で
あって無断で交換したり切断することも出来ないため、
充電部(芯線)に補正を施した上で継続使用されてい
る。特に、作業者は充電部(芯線)のバラケ補正を行う
際に、いちいち絶縁手袋をはめてペンチやニッパなど工
具を用いながら補正しなければならないなど、煩わしい
作業を強いられているという問題点があった。
【0009】それと、計量機器の中でも特に電力量計4
00は、需要家屋外軒下等設置スペースにより取り付け
面との平行移動距離が制約されている。例えば、図6
(b)に示すように、電力量計400の上方に庇・軒・
雨よけ等の障害物500がある場合の移動制約により、
取り外し時と取り付け時とで、電力量計400全体を電
線立ち上げ方向に対して斜め方向へ移動して交換作業が
行われている。
【0010】一方、電力量計400は、端子列ターミナ
ル400a近傍の外箱背面が下方へ突き出る構造を有し
ており、無停電取替工具100から一括して立ち上げら
れている引込電線200と端子列ターミナル400aと
の引き抜きまたは挿入を行う前後で斜め方向に移動する
際に、一括して立ち上げられている引込電線200の先
端の充電部が、外箱背面と接触して短絡事故や地絡事故
を発生させるというおそれがある。
【0011】それを防止せんと、作業者は、無停電取替
工具100から一括して立ち上げられている引込電線2
00の先端の充電部を、外箱背面と一定の距離を保ちな
がら電線立ち上げ方向を注意深く徐々に変えて交換作業
を行っていた。または、被交換用の電力量計400と交
換用の電力量計400共に、端子列ターミナル400a
からの外箱背面部に絶縁テープを巻付けまたは巻外す工
程を付加して交換作業を行っており、何れにしても不安
定な作業や無駄な工程作業を強いられていた。
【0012】そこで、本発明の目的は、需要家への停電
を避けつつ行う計量機器の失効替工事の際に、作業者に
とって煩わしい作業、不安定な作業、等無駄な工程を削
減して作業効率を向上させるとともに、電線の充電部混
触に起因する短絡事故や地絡事故を防止する安全な電線
保護具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係る電線保護具によれば、支軸
と、支軸に回動自在に軸支され、先端が開閉する二個の
矯正金具と、二個の矯正金具の先端が閉じる方向へ付勢
する付勢部と、二個の矯正金具が閉じられたときに先端
に形成される開口部の内側面に設けられる凹凸部と、二
個の矯正金具の外表面全体を覆い、開口部が分割開口す
るような弾性を有する絶縁被覆部と、を備えることを特
徴とする。
【0014】また、請求項2の発明に係る電線保護具に
よれば、請求項1記載の電線保護具において、前記絶縁
被覆部は、絶縁ゴムまたは絶縁樹脂で形成されているこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項3の発明に係る電線保護具に
よれば、請求項1または請求項2記載の電線保護具にお
いて、前記絶縁被覆部に一体に形成される滑り止め部、
を備えることを特徴とする。
【0016】また、請求項4の発明に係る電線保護具に
よれば、電線支持用の複数の平行溝が形成された対向部
分を当接させて組み立てられる一対の挟圧体と、一方の
挟圧体内部に形成される収納部と、挟圧体の平行溝方向
に移動自在に支持されて収納部と外部との間を移動する
絶縁保護体と、収納部の中に配置され、絶縁保護体を突
出するように付勢する付勢部と、絶縁保護体と直角方向
に移動するように支持され、平行溝内に突出するストッ
パと、を備え、絶縁保護体は係止凹部を、また、ストッ
パは係止部をそれぞれ備え、ストッパの係止部が絶縁保
護体の係止凹部内に位置して絶縁保護体の移動を停止す
る状態を平時とし、平行溝に電線が配置されてストッパ
が押圧された場合にはストッパの係止部が絶縁保護体の
係止凹部から外れて絶縁保護体が突出することを特徴と
する。
【0017】また、請求項5の発明に係る電線保護具に
よれば、請求項4記載の電線保護具において、前記絶縁
保護体は略T字状であることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】続いて、請求項1〜3に記載の発
明に係る第一の発明の実施形態を、図を参照しつつ説明
する。図1は第一の発明に係る実施形態の電線保護具の
断面構成図、図2は電線保護具の使用説明図である。な
お、図6で示した従来技術と同じものを使用する場合は
同一の符号を使用するとともにその重複する説明を省略
する。この電線保護具10は、図1で示すように、支軸
1と、矯正金具2a,2bと、付勢部の具体例であるス
プリング3と、開口部4と、開口部4に形成された凹凸
部5と、ゴムキャップ6と、を備えている。
【0019】矯正金具2a,2bは、中心軸面に対し二
分割される略中空円筒状金具であり、末端が支軸1に回
動自在に軸支され、先端が開閉するように構成されてい
る。この矯正金具2a,2bは、鉄、ステンレス、銅、
銅合金、等材料は特に制約されるものではなく適宜選定
することが可能である。さらに、金具片に代えて、全体
を硬質絶縁ゴム或いはエポキシ樹脂で形成し、凹凸部5
を二分して開口部4の内周面に埋め込む構成としてもよ
い。
【0020】スプリング3は、本発明の構成の付勢部の
一具体例であり、これら二個の矯正金具2a,2bの先
端が閉脚するように付勢している。開口部4は、二個の
矯正金具2a,2bが閉脚した場合の先端に形成される
環状の孔部である。凹凸部5は、開口部4の内側面に形
成される。図1(a)では、略三角形状の凸部が多数形
成された凹凸部である。
【0021】ゴムキャップ6は、本発明の構成の絶縁被
覆部の一具体例であり、二個の矯正金具2a,2bの外
表面全体を覆うように絶縁ゴムで形成されている。ま
た、弾性を確保できるならば絶縁樹脂を採用することも
可能である。なお、ゴムキャップ6には、図示しない
が、開脚操作用として、指先に掛け易い状態とするた
め、例えば突起部または凹凸部など適宜滑り止め部(請
求項3記載の発明に相当する)も一体形成している。
【0022】続いて、この電線保護具10の組立方法に
ついて説明する。図1で示すように、支軸1により矯正
金具2a,2bの一端を回動自在に軸支する。そして、
矯正金具2a,2bを一端開脚し、矯正金具2a,2b
の両金具片に跨ってスプリング3を取り付ける。矯正金
具2a,2bはスプリング3の収縮力により閉脚した状
態を維持する。
【0023】閉脚状態になると開口部4が形成される。
開口部4は、矯正金具2a,2bの先端に現れる円環状
の孔部であり、その孔の内部に凹凸部5が形成されてい
る。そして、矯正金具2a,2bの外表面全体をEPT
ゴム等の絶縁ゴムで被覆してゴムキャップ6を設ける。
なお、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂を採用することも可能
である。
【0024】続いて、電線保護具10の使用方法につい
て図を参照しつつ説明する。仮に、図2(a)で示すよ
うに、引込電線200の芯線200aがバラケ状態であ
った場合、図2(b)で示すように、計量機器の交換作
業の際に電線200の充電部である芯線200aに対し
て、電線保護具10を開脚して芯線200aに被せた後
で閉脚させる。この場合、芯線200aの根元部分を覆
うように両側から閉脚固定されるため、従来技術の絶縁
キャップを被覆した状態と同様にさせることにより、作
業中においては電線200の混触等による事故防止手当
を施すことができる。
【0025】その後、電線保護具10を両側から握って
回転させながら上に引き抜くと、開口部4内周面に形成
されている凹凸部5が回転しながら芯線方向に沿って移
動することにより、図2(c)で示すように、引き抜き
と同時に芯線200aのバラケ状態を補正することが出
来る。
【0026】こうして従来の絶縁キャップの「被せる/
外す」工程をより簡易に行えると共に、「被せる/外
す」工程および「電線のバラケ補正」工程を同時に一括
して行うようにした。これにより、従来技術の「被せる
/外す」工程の後で別途必要であった「電線のバラケ補
正」工程を省くことができる。
【0027】続いて、請求項4,5に記載の発明に係る
第二の発明の実施形態について図を参照しつつ説明す
る。図3は、電線保護具を含む無停電取替工具を用いる
電力量計の取替工事の説明図であり、図3(a)は取替
前の状態図、図3(b)は取替中の状態図である。な
お、図6で示した従来技術と同じものを使用する場合は
同一の符号を使用するとともにその重複する説明を省略
する。
【0028】まず、失効取替工事について簡単に説明す
る。電力量計400の失効取替工事では、図3で示すよ
うに、需要家への停電を避けるために、電源側と負荷側
とのそれぞれの引込電線200の間にバイパス導通路を
形成する無停電取替工具100’を使用する。図3
(a)で示すように、電力量計400の端子列ターミナ
ル400aに接続されている引込電線200に対し、無
停電取替工具100’の一対の挟圧体21,22が引込
電線200を挟圧した状態で固定する。
【0029】これら挟圧体21,22は、内側の対向部
分にそれぞれ電線支持用の複数平行溝(後述)を形成し
ている。この挟圧体21,22が互いに当接して、平行
溝の引込電線200を支持している。このうち挟圧体2
1はバイパス部を内蔵しており、電源側の引込電線と負
荷側の引込電線との絶縁被覆を針状ピンや押切りネジ等
で貫通させて短絡する。本実施形態ではこの無停電取替
工具100’の挟圧体21,22が、第二の発明による
電線補護具であるというものである。
【0030】つづいて、第二の発明による電線保護具の
構成を説明する。図4は第二の発明に係る実施形態の電
線保護具の構成図であり、図4(a)は絶縁保護体が収
容された状態図、図4(b)は絶縁保護体が突出した状
態図である。 図5は第二の発明に係る実施形態の電線
保護具の構成図であり、図5(a)は絶縁保護体が収容
された状態図、図5(b)は絶縁保護体が突出した状態
図、図5(c)は絶縁保護体の正面図である。
【0031】電線保護具20は、図3で示すように、挟
圧体21、22を備えている。さらに挟圧体22は、図
4(a),(b)で示すように、絶縁保護体23、圧縮
スプリング24、ストッパ25、スプリング26、収納
部27を備えている。この電線保護具20は、計量機
器、特に電力量計の交換作業を行う際に、取り外し時お
よび取り付け時における電線芯線と被交換用電力量計外
箱背面との混触を防止する電線保護具であり、無停電取
替工具内に一体に形成される。
【0032】そして、図3(b)で示すように、被交換
用の電力量計400の取り外し時には絶縁保護体23が
端子列ターミナル400aに当接しつつスライドして上
昇し、また、電力量計400の取り付け時には絶縁保護
体23が端子列ターミナル400aに当接しつつスライ
ドして下降するため、一括して立ち上げられている引込
電線200の先端の充電部と外箱背面部とを常時遮り、
短絡事故や地絡事故を防止するようにしている。
【0033】続いて、各構成について説明する。挟圧体
22は、さらに、引込電線200を当接させる平行溝2
2aを複数(6本)備えている(図5(a)参照)。こ
の挟圧体22の内部には、絶縁保護体23を収納する収
納部27が設けられている(図4(a),(b)参
照)。
【0034】絶縁保護体23は、挟圧体22の複数平行
溝22aの溝方向と同一方向に移動するように支持され
ており、さらに圧縮スプリング24により付勢されてい
る。したがって、絶縁保護体23は、収納部27内に収
納されている時は上側へ上昇しようとする力が付勢され
ている。絶縁保護体23は、図5(c)で示すような係
止凹部23aを備えている。なお、絶縁保護体23は、
絶縁性能の他に機械的強度も要求されるので、ガラス繊
維含浸エポキシ積層板等を使用するのが望ましい。
【0035】ストッパ25は、図5(a)〜(c)で示
すように係止部25aが設けられている。ストッパ25
は、図5(c)で示す絶縁保護体面と直角方向に、スプ
リング26により付勢されており、通常は、図5
(a),(c)で示すように、絶縁保護体23の両側に
設けた係止凹部23aと係止部25aとが係止した状態
で安定している。この場合、両側二箇所の平行溝22a
でストッパ25が突き出ている状態である。
【0036】この絶縁保護体23およびストッパ25
は、特に図示していないが、適宜ガイドを挟圧体22に
設けることで、移動範囲が制約されており、例えば、図
4(a)の位置から図4(b)への状態まで移動する
が、これ以上は移動しないように制約されている。な
お、ストッパ25の形状は、図示した略T字状以外の構
成を採用することもでき、単にL字状として係止部を設
け、係止部と直接スプリングを接続したり、突出部近傍
にバネ座金を備える等簡易にしてもよい。
【0037】続いて、この電線保護具の使用について説
明する。挟圧体22の複数平行溝22aに電線がない場
合(図4(a),図5(a)参照)、スプリング26の
反撥力により、両側二箇所の平行溝22aでストッパ2
5が突き出ている状態である。このため、ストッパ25
の係止部25aは、絶縁保護体23の両側に設けた係止
凹部23aと係止する位置にあり、絶縁保護体25は上
昇することはない。
【0038】ところが、図4(b),図5(b)で示す
ように、挟圧体22の複数の平行溝22aに引込電線2
00が当接して挟圧体21,22により一括挟持される
と、ストッパ25が引込電線200に押圧されて移動
し、絶縁保護体23の両側に設けた係止凹部23aと係
止部25aによる係止が解かれ、絶縁保護体23は圧縮
スプリング24の反撥力により上方に突出できる状態と
なる。そして、絶縁保護体23の先端部が端子列ターミ
ナル400aや外箱背面等固定物に常時当接しつつ圧縮
スプリング伸縮範囲内でスライド可能となる。
【0039】このため電力量計400を移動させると、
ともに絶縁保護体23が追従しつつ上昇するため、図3
(b)で示すように、引込電線200と外箱背面との間
を常時遮ることとなる。この絶縁保護体23の存在によ
り、取り外し時における引込電線200の充電部と電力
量計400の外箱背面との混触、および、取り付け時に
おける引込芯線200の充電部と電力量計400の外箱
背面との混触、それぞれ防止することとなる。
【0040】
【発明の効果】こうして、需要家への停電を避けて計量
機器、特に各家庭毎に設置されている膨大な数量の電力
量計失効替工事の際に、作業者が、第一の発明による電
線保護具又は第二の発明による電線保護具、或いは第一
の発明の第二の発明による電線保護具を併用すること
で、煩わしい作業や不安定な作業等無駄な工程を削減
し、大幅に作業効率を向上しながら電線の充電部混触に
起因する短絡事故や地絡事故に脅えることなく安全に作
業を行える。
【0041】総じて、本発明によれば、需要家への停電
を避けつつ行う計量機器の失効替工事の際に、作業者に
とって煩わしい作業、不安定な作業、等無駄な工程を削
減して作業効率を向上させるとともに、電線の充電部混
触に起因する短絡事故や地絡事故を防止する安全な電線
保護具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明に係る実施形態の電線保護具の断面
構成図である。
【図2】電線保護具の使用説明図である。
【図3】電線保護具を含む無停電取替工具を用いる電力
量計の取替工事の説明図である。
【図4】第二の発明に係る実施形態の電線保護具の構成
図である。
【図5】第二の発明に係る実施形態の電線保護具の構成
図である。
【図6】無停電取替工具を用いる電力量計の取替工事の
説明図である。
【符号の説明】
10 電線保護具 1 支軸 2a,2b 矯正金具 3 スプリング 4 開口部 5 凹凸部 6 ゴムキャップ 20 無停電取替工具 21,22 挟圧体 22a 平行溝 23 絶縁保護体 23a 係止凹部 24 圧縮スプリング 25 ストッパ 25a 係止部 26 スプリング 27 収納部 100,100’ 無停電取替工具 200 引込電線 200a 芯線 200b 被覆 300 電力量計取付板 400 電力量計 400a 端子列ターミナル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸と、 支軸に回動自在に軸支され、先端が開閉する二個の矯正
    金具と、 二個の矯正金具の先端が閉じる方向へ付勢する付勢部
    と、 二個の矯正金具が閉じられたときに先端に形成される開
    口部の内側面に設けられる凹凸部と、 二個の矯正金具の外表面全体を覆い、開口部が分割開口
    するような弾性を有する絶縁被覆部と、 を備えることを特徴とする電線保護具。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電線保護具において、 前記絶縁被覆部は、 絶縁ゴムまたは絶縁樹脂で形成されていることを特徴と
    する電線保護具。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の電線保護具
    において、 前記絶縁被覆部に一体に形成される滑り止め部、 を備えることを特徴とする電線保護具。
  4. 【請求項4】電線支持用の複数の平行溝が形成された対
    向部分を当接させて組み立てられる一対の挟圧体と、 一方の挟圧体内部に形成される収納部と、 挟圧体の平行溝方向に移動自在に支持されて収納部と外
    部との間を移動する絶縁保護体と、 収納部の中に配置され、絶縁保護体を突出するように付
    勢する付勢部と、 絶縁保護体と直角方向に移動するように支持され、平行
    溝内に突出するストッパと、 を備え、 絶縁保護体は係止凹部を、また、ストッパは係止部をそ
    れぞれ備え、 ストッパの係止部が絶縁保護体の係止凹部内に位置して
    絶縁保護体の移動を停止する状態を平時とし、平行溝に
    電線が配置されてストッパが押圧された場合にはストッ
    パの係止部が絶縁保護体の係止凹部から外れて絶縁保護
    体が突出することを特徴とする電線保護具。
  5. 【請求項5】請求項4記載の電線保護具において、 前記絶縁保護体は略T字状であることを特徴とする電線
    保護具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008044131A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Seiko Epson Corp ロック構造及び開閉装置並びに電子機器
CN108039593A (zh) * 2017-12-14 2018-05-15 重庆市中美电力设备有限公司 电线连接处绝缘保护装置

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