JP2003324650A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003324650A
JP2003324650A JP2002130541A JP2002130541A JP2003324650A JP 2003324650 A JP2003324650 A JP 2003324650A JP 2002130541 A JP2002130541 A JP 2002130541A JP 2002130541 A JP2002130541 A JP 2002130541A JP 2003324650 A JP2003324650 A JP 2003324650A
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image pickup
imaging
light source
area
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JP2002130541A
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English (en)
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Masahide Shirasu
雅秀 白須
Satoshi Tanaka
聡 田中
Yoshihiro Hanagata
佳弘 花形
Kazuhito Dobashi
一仁 土橋
Masahiro Kono
正博 河野
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像エリア全体に亘って複数の波長の異なる
光をムラがなく充分な光量を照射することにより、撮像
エリアにおける被撮像体の精緻な画像データを得ること
が可能な撮像装置を提供する。 【解決手段】 被撮像体に対して光を照射する照射手段
と、前記照射手段により光が照射された前記被撮像体の
所定エリアを撮像する撮像手段と、を備えた撮像装置に
おいて、前記照射手段は、前記所定の撮像エリアに対し
て交差する方向に配設された複数の光源手段により構成
され、当該光源手段は、複数の波長領域の光を発する複
数の発光素子を有し、前記光源手段は、第1の波長領域
の光を発する第1の発光素子と、第2の波長領域の光を
発する第2の発光素子と、前記第1及び第2の発光素子
からの光を透過又は反射するミラー部材と、前記第1及
び第2の発光素子からの光を透過する複数のレンズ部材
とを少なくとも備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば細菌やバク
テリアなどの検体を被撮像体として撮像する撮像装置に
関し、特に、被撮像体に対して光を照射する照射手段
(光源)を有する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、食品衛生分野等において、食
品等に存在するバクテリア等の微生物を検出又は測定す
る装置が広く利用されている。これらの装置における微
生物検出方法においては、寒天やゼラチンなどで固形化
させた平面培地上に微生物細胞などを培養させ、生じた
コロニー(菌の集団)を生菌数として計数する培養法、
蛍由来の発光タンパク質とその基質の反応から発生する
蛍光を検出することで微生物の有無を判定するATP
(アデノシン3リン酸)検出法、或いは、波長の異なる
蛍光試薬を使用し、蛍光染色を利用して一度の処理で菌
の異なる性質を検出する蛍光染色法等々、細菌などの微
生物を検出する環境に応じて種々の方法が利用されてい
る。
【0003】このような装置の一例として、特開200
1−286296号公報は、微生物が含まれる溶液をプ
レート表面に付着させ、検出試薬を滴下した後にプレー
ト下部より励起光光源を点灯させ、プレート上の微生物
を蛍光発色させて蛍光受光部で受光し、特定波長のみを
透過する分光フィルムで蛍光を発する微生物を単体ごと
に発光させ、この発光する単体を数えることで生死細胞
の数や死細胞の数を測ることにより存在する生細胞を計
数し、検体中の生細胞及び死細胞数を確認する微生物計
数装置を開示している。
【0004】この種の装置においては、受光した光量を
電気信号に変換して画像データを得るために、フォトダ
イオードで生成した電荷をキャパシタに蓄電し、それを
所定のクロックに従って外部に伝送することで映像信号
として利用できるようにした電荷結合素子(以下、「C
CD」という)を用いた撮像手段(以下、適宜「CCD
カメラ」という)が利用される。ところで、電荷結合素
子には、MOS型と呼ばれるものもあるが、両者は、光
を電荷に変換する基本的原理において共通である。
【0005】図11は、従来技術の撮像装置における照
射手段の配置を示したものである。ここで、励起光照射
手段6は、被撮像体に対して370nmの波長(紫外
光)で励起光を照射する紫外光照射手段6a、6b(図
中、紫外LED)と、被撮像体に対して535nmの波
長(緑光)で励起光を照射する緑光照射手段6c、6d
(図中、緑LED)とを、夫々対にして被撮像体に対し
て対向させて傾斜配置している。
【0006】図12は、従来技術の撮像エリアにおける
光照射状態を示すものであって、図12(a)は、励起
光照射手段6a、6bによる照射領域L1を示し、図1
2(b)は、励起光照射手段6c、6dによるL2を示
す。紫外光照射手段6a、6bにより形成される照射領
域L1と、緑光照射手段6c、6dにより形成される照
射領域L2は、夫々の照射手段を同一の構成要素から成
る照射手段として被撮像体に対して対向させて傾斜配置
しているので、夫々の照射領域は、図に示すL1とL2
となる。このように、上記従来装置は、微生物を蛍光発
色させるための励起光を照射する照射手段を必要とす
る。
【0007】他の従来装置として、例えば、特開平5−
180751号公報は、血球、細胞、微生物などの蛍光
染色した粒子を含む試料をフローセル中に流し、フロー
セル中の粒子に特定の波長の光を照射することによっ
て、粒子から発せられる蛍光を測定して対象とする粒子
か否かを判定した後、対象とする粒子の白色画像又は蛍
光画像を撮像する粒子画像分析装置を開示している。こ
の従来装置においては、粒子検出用の第1の光源と粒子
撮像用の第2の光源とを有し、一方の光源からの光を反
射させると共に他方の光源からの光を透過させるミラー
部材(ダイクロイックミラー)を利用した構成を備え、
また、撮像手段としては、上記したCCDカメラと同等
のビデオカメラが用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開2001
−286296号公報に記載の従来装置においては、微
生物の計数に際し、生死細胞と死細胞とを夫々発色させ
るために波長の異なる励起光を夫々照射する構成が必要
である。そして、上記した撮像手段を用いた装置構成と
して、例えば、撮像手段を微生物などの被撮像体の上部
垂直方向に配置する場合、被撮像体に向けてスポット光
を当てるために上述の励起光照射部材を被撮像体の近傍
に傾斜配置することが考えられる。しかし、このような
従来装置においては、励起光照射部材の傾斜配置によ
り、照射エリアの端部同士での光量が一定せず光量ムラ
が発生し、撮像エリア全体に亘って十分な光量を与える
ことができない等の問題があり、これにより被撮像体の
正確な撮像データが得られず、その結果、検体の計数ミ
スに繋がるといった問題があった。
【0009】また、所定量以上の光量を確保するために
は、励起光照射部材を多数用意する必要があることから
装置の製造コストの増大と、装置の大型化を招来するこ
ととなっていたのである。
【0010】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、被撮像体を撮像する撮像装置
の低コスト化と小サイズ化を実現しつつ、所定の撮像エ
リアの全体に亘って波長の異なる複数の励起光の光量を
ムラなく十分に与え、検体からの必要な光量の励起光を
得て正確な撮像データの取得と検体の高精度な計数を可
能にする撮像装置の提供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、被
撮像体に対して光を照射する照射手段と、前記照射手段
により光が照射された前記被撮像体の所定エリアを撮像
する撮像手段と、を備えた撮像装置において、前記照射
手段は、前記所定の撮像エリアに対して交差する方向に
配設された複数の光源手段により構成され、前記光源手
段は、複数の波長領域の光を発する複数の発光素子を有
することを特徴とする撮像装置を提供するものである。
【0012】ここで、前記光源手段は、第1の波長領域
の光を発する第1の発光素子と、第2の波長領域の光を
発する第2の発光素子と、前記第1及び第2の発光素子
からの光を透過又は反射するミラー部材と、前記第1及
び第2の発光素子からの光を透過する複数のレンズ部材
とを少なくとも備えたことを特徴とする。
【0013】これにより、本発明の撮像装置において
は、前記光源手段が、一つの収納ユニット内に波長領域
の異なる二つの発光素子を備え、同一のレンズ部材から
異なる波長領域の光を撮像エリアに照射できるので、所
定の照射光量を確保するために光源手段を撮像エリア上
方に多数本配設するする必要がないので、装置の小型化
と高品質でムラのない良好な画像データの取得を可能に
するのである。
【0014】一例として、上記光源手段は、前記所定の
撮像エリアに対して対角延長線上の少なくとも4箇所に
夫々配設されることが考えられるが、6箇所であっても
8箇所であっても良い。
【0015】このように、撮像エリアに対して複数の光
源手段から光を照射することとなるの、前記光源手段
は、前記所定の撮像エリアの面に対して所定角度傾斜し
た方向から光を照射することとなる。
【0016】ここで、本撮像装置は、前記所定の撮像エ
リアに対して前記照射手段により前記第1の発光素子か
らの前記第1の波長領域の光を前記ミラー部材で透過し
て照射される前記被撮像体を前記撮像手段により撮像す
る第1の撮像モードと、前記所定の撮像エリアに対して
前記照射手段により前記第2の発光素子からの前記第2
の波長領域の光を前記ミラー部材で反射して照射される
前記被撮像体を前記撮像手段により撮像する第2の撮像
モードとの二つの撮像モードを有することを特徴とす
る。
【0017】ここで、前記所定の撮像エリアに対して対
角延長線上に対向して配置される前記複数の光源手段の
少なくとも二つは、前記第1の発光素子及び前記第2の
発光素子の配置関係が同一に構成される。これにより、
本撮像装置は、各波長領域の光を撮像エリアに対してム
ラなく照射できることとなる。
【0018】そして、前記撮像手段は、前記照射手段に
より照射された前記被撮像体からの光を集光するレンズ
手段と、前記レンズ手段により集光された光を受光して
電気信号に変換するイメージセンサと、を具備する。
【0019】このような構成により、本発明に係る撮像
装置は、装置サイズを増大させることなく、撮像エリア
全体に亘って複数の波長の異なる光をムラがなく充分な
光量を照射することにより、撮像エリアにおける被撮像
体の精緻な画像データを得ることができるのである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の撮像装置の詳細を説明す
る前に、その技術的背景を説明する。
【0021】(1)本撮像装置の技術的背景 本撮像装置の撮像対象であるバクテリアや細菌等の検体
(以下、適宜「バクテリア」という)の個体数のカウン
トの対象となる検体を含むメンブレム部には、樹脂の受
容体が準備される。しかし、撮影対象のバクテリアから
発光する光の輝度は極めて低いので、所定時間以上に亘
って露光しないとCCDにおいて要求される必要な光量
が得られない。ところが、受容体の樹脂色も完全な黒体
ではないので、バクテリアの映像と共にメンブレム(背
景部)からの反射光の輝度レベルも上昇してしまうこと
となる。これにより、最終的に取得された被撮像体の画
像データにおけるバクテリア(信号:S)と背景部(ノ
イズ:N)のコントラストは低くなり、そのS/N比は
低下する。
【0022】このようなS/N比の低い画像データに基
づいてバクテリア等の検体を計数するための画像処理を
行ったとしても、CCDが本来有するホワイトノイズの
レベルと相俟って正確な計数ができない。このため、背
景補正を適正に行うことで、画像処理前のバクテリア映
像を鮮明にする必要がある。
【0023】(2)特定波長の励起光を発するバクテリ
アの説明 このように、検体を載置するメンブレムは、樹脂製の検
体含有体又はバクテリアを接着するための粘着層を有す
るフィルムである。どちらもバクテリアから励起光を効
率よく(コントラストよく)取得するために、なるべく
暗い色で着色されている。しかし、完全に黒色ではなく
濃い灰色程度である場合、光が照射されると反射光を生
じる。
【0024】このようなバクテリアの計数装置において
は、照射した光のバクテリアからの反射光を検出するの
ではなく、バクテリアに特殊な薬液を含有させた状態
で、紫外光もしくは緑光を照射することにより薬液を含
有したバクテリアから励起光が発生する。そして、この
励起光を受光して検査を行うのである。
【0025】このようなバクテリアにおいては、一例と
して、波長が370nm(NSHU590)の紫外光を
照射すると、バクテリアからは461nmの波長で励起
光が発せられる。そして、波長が525nm(NSPG
500S)の緑光を照射すると、617nmの波長の励
起光が発せられる。
【0026】しかし、このようなバクテリアからの励起
光は、照射光に対して微弱であるのに加えて、それぞれ
波長が近いために、受光する光路中で照射光の波長がカ
ットされねばならない。そのため、紫外光に対しては、
360nmから急激に減衰する特性を有したカットフィ
ルタを装着して照射することで、約400nm点で透過
率0%にする。しかも、光源のNSPG500Sは40
0nm点での波長エネルギーはきわめて低い。このた
め、受光側にL42と称する420nm以上の波長帯域
を透過するフィルタを挿入することにより、主波長が4
61nmである励起光が適正に取得できるのである。こ
の励起光は、生菌と死菌のどちらからも生じる。
【0027】同様に、緑光に対してもフィルタを使用す
る。緑光に対しては、450nmから550nmまでの
波長帯域のみ透過するバンドパスフィルタBP535を
緑光源(536nm)に装着する。光源のNSPG50
0Sは450nmから650nmまでの波長帯域を発光
するが、上述のバンドパスフィルタによって、裾野はカ
ットされている。受光側にO58と称する580nm以
上の波長帯域を透過するフィルタを挿入する。これによ
り、主波長が617nmである励起光を取得でき、この
励起光は死菌のみに発生する。
【0028】以上のようにしてバクテリアからの2種類
の波長領域の励起光を取得するのである。
【0029】本撮像装置における撮像エリアPは、図2
に示すように、1.2ミリメートル×0.9ミリメート
ルの大きさからなる長方形を有している。これは、一般
的に、CCDカメラに用いられるCCDの画素形状が長
方形であることに起因するものであり、この撮像エリア
Pに対して、上記した従来技術装置における紫外光照射
手段6a、6bと緑光照射手段6c、6dとで、被撮像
体を照射すると、それらの照射領域は図12(a)、1
2(b)に示すように、撮像エリアPの対角方向に沿っ
て楕円状に形成される。
【0030】紫外光照射手段6a、6bにより形成され
る照射領域L1、及び緑光照射手段6c、6dにより形
成される照射領域L2は、夫々の照射手段を、同一の構
成要素から成る照射手段として対にして被撮像体に対し
て対向させて傾斜配置しているので、照射領域L1、L
2ともに、その領域内においては光量は一定に確保され
るが、両者ともに撮像エリアPにおいて光照射を受けず
に暗い部分Dを発生させてしまい、上記した暗い部分D
に存在するバクテリアの撮像ができないこととなる。従
って、撮像した画像データに基づくバクテリアの計数精
度に支障を生じさせない範囲において、所定の撮像エリ
アPの略全域に励起光照射が行えるようにすることが望
ましい。
【0031】以下、上記の基本的な技術を基礎とした本
発明に係る、撮像装置の実施の形態を図面に基づいて詳
しく説明する。
【0032】図1は、本撮像装置1全体の側面図を示
す。本装置1の主要な構成は、被撮像体を載置するステ
ージ3と、対象とする被撮像体を光照射する光源手段1
0aを有する照射手段10と、この照射手段10で照射
されて発した被撮像体からの2次元画像光を受光すると
ともに集光するCCDカメラ5と、CCDカメラ5によ
り集光された光量を電気信号の画像信号に変換するCC
D(イメージセンサ)52と、さらには、先のステージ
3に検体を載置させるときの操作位置にステージ3を移
動させると共に、検査を行う対象のエリアを小分けして
拡大光学系のCCDカメラ5で撮影することによって微
細な検査を可能とする撮影エリア位置変更を行う、ステ
ージ移動部4からなる。
【0033】本装置による被撮像体の読み取り(撮像)
は、ステージ3の位置を少しずつ移動しながら繰り返し
行われる。図2は、撮像エリアの例(平面図)を示す。
被撮像体の外形が数ミクロンメートルの極めて小サイズ
の場合、例えば、撮像対象の全エリアが12mm*9m
mであって、1回の撮像で取得できるエリアPが1.2
mm*0.9mmの場合、100回の撮像フレームが必
要になる。撮像プロセスは、Y方向に10回位置移動し
ながら撮像して、X方向に移動してこれを繰り返す。
【0034】一つのフレームの撮像が終わる毎に、その
画像データはデータ処理装置(図示せず)へ送信され
る。データ処理装置は、画像データの取得が完了した
ら、次のフレームの取得要求を撮像装置に対して要求
し、これにより撮像装置は位置移動と再撮像を行う。こ
のようにして、必要なフレームの撮像が繰り返される。
【0035】ここで、本撮像装置における照射手段10
の構成を図3に基づいて説明する。図3は、照射手段1
0を構成する光源手段10aの構造を示すものである。
ここで、照射手段10を構成する4本の光源手段10a
乃至10dの構造は、同一である。光源手段10aは、
T形パイプ11にパイプ12、13及び14が夫々挿入
されて固定されている。パイプ13及び14には、異な
る波長領域を有する光線を発する第1の発光素子として
の発光ダイオード15及び第2の発光素子としての発光
ダイオード16が夫々内装されている。発光ダイオード
15は、ダイオードスペーサ17を介してパイプ13の
一端に位置する基板18に半田付けで固定されている。
一方、発光ダイオード16は、ダイオードスペーサ19
を介してパイプ14の一端に位置する基板20に半田付
けで固定されている。
【0036】発光ダイオード15の発光方向前方には、
リング21で固定され、発光ダイオード15が発する光
線を光軸に対して拡散又は平行方向に透過するレンズ2
2と、スペーサ23と、帯域カットフィルタ24とが順
に配設されている。また、発光ダイオード16の発光方
向前方には、リング25で固定され、発光ダイオード1
6が発する光線を光軸に対して拡散又は平行方向に透過
するレンズ26と、スペーサ27と、帯域カットフィル
タ28とが順に配設されている。
【0037】帯域カットフィルタ24、28は、夫々の
発光分布において邪魔になる裾野部分をカットして、発
光分布をシャープにする機能を有している。本実施の態
様においては、発光ダイオード15として535nmの
波長光(緑光)を発する緑色LEDが適用されるととも
に、発光ダイオード16として370nmの波長光(紫
外光)を発する紫外発光LEDが適用されており、上記
した帯域カットフィルタ24及び28は、夫々の波長光
に対応した複数の励起フィルタが適宜用いられる。
【0038】T形パイプ11には、発光ダイオード15
から発せられた光線を透過させる機能と、発光ダイオー
ド16から発せられた光線を反射してパイプ12側に偏
光させる機能とを兼ね備えるダイクロイックミラー30
が設けられている。このダイクロイックミラー30は、
本実施の態様においては上記したように、2種類の発光
ダイオード15及び16の発する光の波長が、夫々53
5nmと370nmであって所定帯域離れていることか
ら、430nmを境にしてこれより長い波長光を透過
し、これより短い波長光を反射するように構成してい
る。
【0039】尚、ダイクロイックミラー30は上記した
機能に限定されることなく、長い方の波長光を反射させ
るとともに、短い方の波長光を透過させるように構成し
てもよく、また、ミラー部材に限定することなくプリズ
ム部材で構成してもよい。
【0040】パイプ12の一端側であって、上記したダ
イクロイックミラー30に対向する側には、リング31
とスペーサ32とで固定され、ダイクロイックミラー3
0により透過又は反射された光線を光軸に対して拡散又
は平行方向に透過するレンズ33が配置されている。上
記したスペーサ32は、パイプ12の内部に形成された
段差部分に固定されるように位置付けられている。ま
た、パイプ12の他端側である光線の照射出口側には、
リング34とスペーサ35とで固定されたレンズ36、
37が配置されているが、これらのレンズ36、37
は、レンズ33側からの光線を出口方向に向けて集光さ
せるものであり、出口側に位置するレンズ36によって
集光された光線が、被撮像体に向けて照射されることに
なる。
【0041】更に、パイプ12の周面には、上記した構
成の光源手段10aを後述するホルダー40に取り付け
るための取り付け部38が備えられている。
【0042】上記の構成により、各々の光源手段10a
乃至10dは、発光ダイオード15、16の光の照射を
切り替えることにより、同じ照射出口から異なった2種
類の波長光を照射領域に照射することが可能となる。こ
れにより、被撮像体の撮像エリアAに対して交差する方
向に傾斜状態で対抗配置している4本の光源手段10a
乃至10dは、第1の波長領域の光を照射した後、照射
手段10を切り替えて第2の波長領域の光を照射するこ
とが可能となる。
【0043】尚、本撮像装置に用いる光源手段10は、
上記のようにT字型に形成されたパイプ内に夫々異なる
波長領域の光を発光する発光素子を収納する構成とした
が、他の光源ユニットの態様として、夫々異なる波長領
域の光を発光する発光素子を別個のユニットに収納し、
当該別個の収納ユニットをコンパクトに並設した構成で
あってもよい。
【0044】図4は、本撮像装置における光源手段の側
面から見た配置の例を示し、図5は、光源手段の平面か
ら見た配置の例を示すものである。4本の光源手段10
a乃至10dの構造は、通常全て同一であるので、光源
手段10a乃至10dの構成部材としては光源手段10
aにのみ符号を付しているが、他の光源手段10b、1
0c、10dもこれに準ずるものとする。
【0045】図4及び図5に示すように、本実施の形態
における撮像装置1に適用される照射手段10は、4本
の光源手段10a、10b、10c、10dを備えるも
のであり、これら4本の光源手段10a乃至10dを被
撮像体の撮像エリアAに対して交差する方向に傾斜状態
で対抗配置している。
【0046】本実施の態様においては、光源手段10
a、10b、10c、10dに、535nmの波長光
(緑光)を発する緑色LEDと、370nmの波長光
(紫外光)を発する紫外発光LEDが配設されている。
【0047】尚、ここでの撮像エリアAは、先に説明し
た1回に撮像を行う所定の撮像エリアPを縦横方向に複
数エリア合わせた撮像エリア全体を示すものであり、ま
た、撮像時においては撮像エリアPが図5の撮像エリア
Aの中心線で示される中央に位置付けられるものであ
る。本実施の形態においては、上記の4本の光源手段1
0a乃至10dは、撮像エリアA内の所定の撮像エリア
Pの面に対して傾斜状態で配置されると共に、撮像エリ
アPに対して対角延長線上の4箇所に夫々配設されてい
る。
【0048】さらに、パイプ12の周面に設けられた取
り付け部38により、ホルダー40に4本の光源手段1
0a乃至10dが一体的に取り付けられている。このホ
ルダー40の中央部分には円状の空間部があり、この空
間部に被撮像体の所定エリアPを撮像するための撮像手
段としてのCCDカメラ5が挿入されて、被撮像体に対
して略垂直方向に位置決めされている。
【0049】CCDカメラ5の先端部には、照射手段1
0によって照射された励起光に反応して発光する被撮像
体からの2次元画像光を集光して結像を得るためのレン
ズ51が配設されている。このレンズ51によって集光
された2次元画像光は、レンズ51が取り付けられた筐
体53内を上方に導かれて、その光量を電気信号に変換
する撮像素子としてのCCD(イメージセンサ)52へ
到達することになる。尚、このCCD52は保持部材5
4に取り付けられており、保持部材54は筐体53と一
体的に形成されると共に、基台(図示せず)に固定され
る。
【0050】ここで、CCDセンサ52について簡単に
説明する。
【0051】図6は、撮像手段の入出力端子の例を示
す。図6に示されているように、パッケージ内にフォト
センサ(フォトダイオードなど)が2次元状に整列は位
置されている。この配列エリアは、透明な窓を有して光
が入るようになっている。端子VDDとGNDは基本電
圧の印加を行う。画像信号を取り出すVOUT端子から
の水平の画像信号転送に同期するクロックのHφ1、H
φ2端子がある。
【0052】そして、Vφ1、Vφ2、Vφ3、Vφ4
は、水平同期を垂直方向に繰り返すための垂直同期クロ
ックであって、4相で動作する。φRG端子はリセット
ゲートであって、1画面の露光時間を制御する。φSU
B端子は、露光による光電変換で内部蓄積された電荷
が、転送クロックでの受け渡しで残留してしまう微量電
荷をクリアする為のクロック用端子である。このよう
に、光電変換手段の各端子に与えるクロックが制御され
ることで、露光時間や画像信号の取り出しの制御が行わ
れる。
【0053】図7は、本撮像装置1の制御ブロックの例
を示す。操作者はインタフェイス80に継ながったデー
タ処理装置(パソコン)(図示せず)に指示して計測を
開始する。指示されたデータ処理装置は、計測開始コマ
ンドを撮像装置1に送る。インタフェイス80を介して
計測開始コマンドを受信した制御手段81は計測指示デ
ータを露光制御手段82に送信する。制御手段81は、
同一又は相違する露光時間で複数回受光した画像データ
を累積的に加算する加算手段、画像データに基づいて被
撮像体の個体数(例えば、バクテリアの数)をカウント
する計数手段、及び露光時間の制御をするクロック手段
を有している。
【0054】露光制御手段82は、制御手段81から受
信した指示データに基づき各光源手段10a、10b、
10c、10dに対し制御した露光指示データを照射手
段10に送信する。露光制御手段82は、少なくとも固
体が励起光を発光するための最小時間以上の第1の露光
時間と、光電変換手段が長時間露光による異常値を持つ
画素の発生時間である第2の露光時間とを照射手段10
に指示する。露光データを受信した照射手段10は、特
定波長領域の光を所定の露光時間で、所定の回数の照射
をステージ上の撮像エリアに対して行う。この時、制御
手段81は光電変換手段84の転送クロック及び/又は
リセットパルスを制御することによって露光時間を調整
する。
【0055】照射手段10は、さらに、露光時間により
複数回露光をする際に光源を点灯して露出する第1のモ
ードと光源を消灯して露光する第2のモードとを有する
光源制御手段とを備え、制御手段81は、第1のモード
により取得した画像データから前記第2のモードにより
取得した画像データを減算する減算手段を備える。
【0056】照射光によって発光するステージ3上に載
置された検体(バクテリア)からの励起光のデータは、
光電変換手段84に送信される。
【0057】光電変換手段84は、受信した画像信号を
2進数の画像データに変換するためにA/Dコンバータ
85に送信し、A/Dコンバータ85はデジタル変換さ
れたデータを計測データとしてフレームメモリ86に送
信する。光源からの照射による撮像が終了するとフレー
ムメモリ86は蓄積したデータを制御手段81に送信す
る。カウント手段は、照射した特定波長領域の光とは異
なる波長の励起光を発光する検体内の個体数をカウント
する。そして、加算手段は、光電変換手段の同一画素位
置の画像データを累積的に加算することにより検体に含
まれる個体の数をカウントするのである。
【0058】撮像装置1は、画像データを送信するため
のインタフェイス80と、当該インタフェイス80を介
して外部のデータ処理装置と接続され、制御手段81を
構成する各手段による処理は、外部のデータ処理装置と
協働して行われるように構成されている。
【0059】ここで、本撮像装置1において、CCDカ
メラ5のレンズ51と被撮像体との間には受光フィルタ
55が配設されており、上記した2種類の波長光に対応
して2種類のフィルタが用意されている。
【0060】図8は、本撮像装置におけるフィルタ移動
手段60の斜視図を示す。フィルタユニット61には、
420nmから下の帯域の波長光をカットするL42フ
ィルタ55aと、580nmから下の波長帯域の光をカ
ットする058フィルタ55bが取り付けられている。
【0061】フィルタ移動手段60は、支持フレーム9
6と、フィルターユニット61と、をステージ3の面に
平行に進退する駆動を与える駆動手段90と、駆動手段
90の駆動力をフィルタユニット55に伝える駆動ロッ
ド91と、支持フレーム96と駆動ロット91に係止さ
れ駆動ロッド91をステージ3側に付勢するバネ92
と、で構成されている。
【0062】光源切り替えにより、フィルタユニット6
1の移動が必要であると判断されると、制御手段81は
フィルタ移動手段60の駆動手段90に対してフィルタ
ユニット61を移動するための駆動指示を行う。駆動手
段90は駆動ロッド91を介してフィルタユニット60
をステージ3の面に平行に進退する駆動を行う。
【0063】フィルタユニット60にはガイド穴93が
形成され、移動方向と移動位置が所定の規定位置からず
れないようにガイドする。図8に示すように、420n
m以下の波長をカットするL42フィルタ55aが撮像
位置に移動した状態を示している。光源ユニット4から
緑光の照射が行われる場合は、駆動手段90は移動のた
めの駆動を行い、矢印のA方向にフィルタユニット61
を移動し580nmから下の波長帯域の光をカットする
O58フィルタ55bを撮像位置に移動する。このフィ
ルタユニット61により、CCDカメラ5は、干渉する
波長帯域をカットした鮮明な励起光を得ることが出来
る。
【0064】被撮像体は、装着キット8によってCCD
カメラ5による撮像対象として装着されており、この装
着キット8は、キャリッジと称されるステージ3の窪み
部分に嵌めこまれて位置付けられている。上述したよう
に、被撮像体の1回毎の撮像エリア内の所定エリアP
を、図5の撮像エリアAの中心線で示される中央部分に
位置決めするために、上記したステージ3を所定方向に
移動させる必要があり、その移動は、第1のキャリッジ
47、第2のキャリッジ7を所定方向に移動させること
により行われる。ステージ3とキャリッジ7との間に
は、ステージ3をキャリッジ7に対して上方側に付勢す
る弾性部材であるバネ9が設けられている。
【0065】図9は、本撮像装置のステージ3の平面図
を示す。第2のキャリッジ7は、ステージ3の側壁面側
に対向してステージ姿勢規制手段48が2対(計4つ)
と、第2のキャリッジ7とステージ3との相対位置を固
定する固定手段49と、ステージ3を第2のキャリッジ
7の上部に連結する連結部材50と、第2のキャリッジ
7を移動するための第2のキャリッジ移動機構部44と
で構成されている。
【0066】また、第1のキャリッジ47は、ガイドレ
ール45に案内され第1の方向(Y方向)に移動可能に
され、第2のキャリッジは、ガイドレール46に案内さ
れ第2の方向(X方向)に移動可能に構成されている。
【0067】ステージ3と第2のキャリッジ7との間に
は、ステージ3を第2キャリッジ7に対して上方側に付
勢する弾性部材であるバネ9が、ステージ3の四隅部分
に対応する夫々の位置に軸心に巻装されて配設されてい
る。さらに、ステージ3を第2キャリッジ7の上部に連
結する連結部材50は、ステージ3が所定の(水平)姿
勢を保持するように、固定ネジ49でバネ9の上方側へ
の付勢力に抗して連結部材50を固定している。
【0068】ステージ3には、被撮像体PGが載置され
るが、図のステージ3上には、撮像エリアAと、ステー
ジ3の傾き及びCCDカメラ5からの距離を調整する高
さ調整基準位置p0、及び高さ調整位置p1、p2、p
3、p4を示している。これらの高さ調整基準位置及び
高さ調整位置と、調整治具(図示せず)を用いてテーブ
ルの姿勢調整が行われる。これにより、撮像装置に対す
る撮像面の平面性を実現する前記相対位置を固定する際
の作業を容易にしている。
【0069】尚、本態様においては、4本の光源手段1
0a乃至10dを、撮像エリアPに対して対角延長線上
の4箇所に夫々対抗して配設している構成について説明
したが、これに限定されず、撮像エリアP(撮像エリア
全体としての撮像エリアA)の四辺に対して対抗した位
置に夫々設けてもよい。
【0070】また、4本の光源手段10a乃至10dを
全て同じ構成を以って説明したが、これに限定されず、
夫々が異なる波長光を発する発光ダイオード15及び1
6の設置位置を任意に変更させて、例えば、光源手段1
0aでは、波長の長い方の発光ダイオードをダイクロイ
ックミラー30に対して透過させる位置に設け、光源手
段10dでは、波長の長い方の発光ダイオードをダイク
ロイックミラー30に対して反射させる位置に設けるよ
うにしてもよい。この場合、対向し合う(隣接ではな
い)光源手段(光源手段10aと10b、又は光源手段
10cと10d)は、2種類の発光ダイオード15及び
16の配置条件(位置)が同一であることが、撮像時に
おいて一定の光量を確保する上で望ましい。
【0071】図12(a)、12(b)に図示したよう
に、従来技術の装置における撮像体に対する光照射は、
紫外光照射手段6a、6bと緑光照射手段6c、6dと
で、被撮像体を照射すると、それらの照射領域は撮像エ
リアPの対角方向に沿って楕円状に形成される。紫外光
照射手段により形成される照射領域L1、及び緑光照射
手段により形成される照射領域L2は、各々撮像エリア
Pの対角方向に沿って照射されていたことは先に説明し
たとおりである。
【0072】図10は、本撮像装置1の照射手段10に
よる撮像エリアにおける光照射状態を示す。図に示すよ
うに、この撮像エリアPに対し、第1の波長領域の光を
ミラー部材を透過して照射される被撮像体を撮像する第
1の撮像モードと、第2の波長領域の光をミラー部材で
反射して照射される被撮像体を撮像する第2の撮像モー
ドによる撮像モードを切り替えて、切り替えられた同じ
波長の照射光を4本の光源手段10a乃至10dから同
時に被撮像体に照射する。ここで、例えば、第1の撮像
モードは、検体であるバクテリアの生死細胞の数を計測
するための撮像モードであって、第2の撮像モードは、
死細胞の数を計測するための撮像モードである。
【0073】4本の光源手段10a乃至10dにより照
射された照射領域は、従来技術の装置による同じ波長の
対向した2本の紫外光照射手段と、同じ波長の対向した
2本の緑光照射手段で照射されたと同じ領域のL1とL
2に重なった同じ領域を照射している。これにより図に
示すように、光源手段10a乃至10dは、撮像エリア
Pのほぼ全域を照射するので光照射を受けずに暗い部分
Dが発生することがない。
【0074】以上詳しく説明したように、本撮像装置に
おける照射手段は、前記所定の撮像エリアに対して交差
する方向に配設された複数の光源手段により構成され、
前記光源手段は、複数の波長領域の光を発する複数の発
光素子を有し、前記光源手段は、第1の波長領域の光を
発する第1の発光素子と、第2の波長領域の光を発する
第2の発光素子と、前記第1及び第2の発光素子からの
光を透過又は反射するミラー部材と、前記第1及び第2
の発光素子からの光を透過する複数のレンズ部材とを少
なくとも備える。
【0075】このように、本発明の撮像装置において
は、前記光源手段が、一つの収納ユニット内に波長領域
の異なる二つの発光素子を備え、同一のレンズ部材から
異なる波長領域の光を撮像エリアに照射できるので、所
定の照射光量を確保するために光源手段を撮像エリア上
方に多数本配設するする必要がなく装置サイズの小型化
を実現した。さらに、撮像エリア全体に亘って複数の波
長の異なる光をムラがなく充分な光量を照射することに
より、撮像エリアにおける被撮像体の精緻な画像データ
を得ることができるのである。そして、このようにして
得られた被撮像際の精緻な画像データに基づいて、撮像
エリアにおけるバクテリア個数の正確な計数が可能とし
たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る撮像装置の側面図を示す。
【図2】 撮像エリアの例を示す。
【図3】 本撮像装置における光源手段の断面図を示
す。
【図4】 本撮像装置における光源手段の配置(側面)
を示す。
【図5】 本撮像装置における光源手段の配置(平面)
を示す。
【図6】 撮像手段の入出力端子の例を示す。
【図7】 本撮像装置の制御ブロックの例を示す。
【図8】 本撮像装置におけるフィルタ移動手段(斜視
図)を示す。
【図9】 本撮像装置のステージ(平面図)の例を示
す。
【図10】 照射手段による撮像エリアにおける光照射
状態を示す。
【図11】 従来技術の撮像装置における照射手段の配
置の例を示す。
【図12】 従来技術の撮像エリアにおける光照射状態
を示す。
【符号の説明】
1 撮像装置 3 ステージ 5 CCDカメラ 10 照射手段 10a、10b、10c、10d 光源手段 11、12、13、14 T形パイプ 15、16 発光ダイオード(発光素子) 30 ダイクロイックミラー(ミラー部材) 40 ホルダー 51 レンズ(レンズ部材) 52 イメージセンサ(CCD)
フロントページの続き (72)発明者 花形 佳弘 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニ スカ株式会社内 (72)発明者 土橋 一仁 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニ スカ株式会社内 (72)発明者 河野 正博 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニ スカ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA01 AB15 AC42 AC55 AC74

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被撮像体に対して光を照射する照射手段
    と、前記照射手段により光が照射された前記被撮像体の
    所定エリアを撮像する撮像手段と、を備えた撮像装置に
    おいて、 前記照射手段は、前記所定の撮像エリアに対して交差す
    る方向に配設された複数の光源手段により構成され、前
    記光源手段は、複数の波長領域の光を発する複数の発光
    素子を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記光源手段は、 第1の波長領域の光を発する第1の発光素子と、 第2の波長領域の光を発する第2の発光素子と、 前記第1及び第2の発光素子からの光を透過又は反射す
    るミラー部材と、 前記第1及び第2の発光素子からの光を透過する複数の
    レンズ部材と、を少なくとも備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記光源手段は、前記所定の撮像エリア
    に対して対角延長線上の少なくとも4箇所に夫々配設さ
    れたことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記光源手段は、前記所定の撮像エリア
    の面に対して所定角度傾斜した方向から光を照射するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の撮像エリアに対して前記照射
    手段により前記第1の発光素子からの前記第1の波長領
    域の光を前記ミラー部材で透過して照射される前記被撮
    像体を前記撮像手段により撮像する第1の撮像モード
    と、 前記所定の撮像エリアに対して前記照射手段により前記
    第2の発光素子からの前記第2の波長領域の光を前記ミ
    ラー部材で反射して照射される前記被撮像体を前記撮像
    手段により撮像する第2の撮像モードと、の二つの撮像
    モードを有することを特徴とする請求項4に記載の撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の撮像エリアに対して対角延長
    線上に対向して配置される前記複数の光源手段の少なく
    とも二つは、前記第1の発光素子及び前記第2の発光素
    子の配置関係が同一に構成されたことを特徴とする請求
    項4に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記撮像手段は、 前記照射手段により照射された前記被撮像体からの光を
    集光するレンズ手段と、 前記レンズ手段により集光された光を受光して電気信号
    に変換するイメージセンサと、を具備することを特徴と
    する請求項1乃至6の何れか一項に記載の撮像装置。
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