JP2003324618A - 画像処理装置及び方法並びに画像処理用プログラム - Google Patents
画像処理装置及び方法並びに画像処理用プログラムInfo
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Abstract
タに変換すること。 【解決手段】 所定のデータ容量を有する印刷用二値画
像データを一時的に記憶保持するメモリと、二値画像デ
ータを表示用多値画像データに変換する演算部とを備
え、この演算部が、メモリから二値画像データを読み出
して当該二値画像データをあらかじめ定められた画素数
から成る領域に区分する区分機能と、区分された領域毎
に二値のうちいずれか一方の値である画素数をそれぞれ
集計する画素集計機能と、画素数を集計した領域を新た
な一つの画素とすると共に集計された画素数と当該領域
全体の画素数との割合に基づいて当該新たな画素の濃淡
階調をそれぞれ各領域毎に算出して設定する階調補正機
能と、を備えた。
Description
かり、特に、印刷用画像データを表示用画像データに変
換する画像処理装置に関する。また、画像処理方法並び
に画像処理用プログラムに関する。
ータは、高画質にて印刷する場合に高線密度にて取り扱
われている。例えば、C(シアン)M(マゼンダ)Y
(イエロー)K(ブラック)の4色のドットを用紙など
に印刷して、これらを重ね合わせることにより生成する
ためであり、高線密度にしてドットをきめ細かくするこ
とで、当該ドットの粒状感を抑制し、連続性のある画像
を得ることができる。
などに表示する場合には、CMYK画像データをR(レ
ッド)G(グリーン)B(ブルー)画像データに変換し
て、表示する必要がある。
来例には、以下のような不都合があった。それは、印刷
用の高線密度な画像データのドットを全て表示用のRB
Gデータに変換しようとすると、その画像サイズの大き
さ、すなわち、ドット数の多さから、かかる変換処理に
多大な時間がかかってしまう、ということである。そし
て、このときに、たとえ全てのドットを表示用データに
変換したとしても、ディスプレイの線密度は高画質にて
印刷できるための線密度に比べると非常に小さいため、
その変換画像の一部分しか一画面に表示することができ
ない。これでは、多大な処理時間を費やしたにも関わら
ず、高画質のデータを生かすことができないこととな
り、コンピュータに余計な処理負担をかけることとな
る。そして、印刷用画像データをディスプレイに表示し
たときにその全体を表示できないこととなると、ユーザ
にとって非常に不便である。
する。一般的に、新聞業界では印刷用画像データとし
て、454/727/909LPI(Line per
inch)という値の線密度が用いられている。LP
Iとは、1インチ当たりの走査線数のことであるため、
解像度とほぼ同義である。従って、一辺が1インチの正
方形領域を考えると、その一辺あたり454個ものドッ
トが集約していることとなる。一方、一般的なディスプ
レイの解像度は、100LPIのものが多い。従って、
上記454LPIの画像データを、かかる線密度のまま
表示用画像データに変換してディスプレイに表示する
と、4倍以上もの大きさにて表示されることとなってし
まう。これでは、ドットを集約してきめ細かく表現した
高画質な印刷用データを、十分に生かして表示すること
ができない。
改善し、特に、画像の品質を劣化させることなく、印刷
用画像データを効率よく表示用画像データに変換するこ
とを、その目的とする。
定のデータ容量を有する印刷用二値画像データを記憶保
持するメモリと、二値画像データを表示用多値画像デー
タに変換する演算部とを備え、この演算部が、メモリか
ら二値画像データを読み出して当該二値画像データをあ
らかじめ定められた画素数から成る領域に区分する区分
機能と、区分された領域毎に二値のうちいずれか一方の
値である画素数をそれぞれ集計する画素集計機能と、画
素数を集計した領域を新たな一つの画素とすると共に集
計された画素数と当該領域全体の画素数との割合に基づ
いて当該新たな画素の濃淡階調をそれぞれ各領域毎に算
出して設定する階調補正機能と、を備えた、という構成
を採っている(請求項1)。
二値画像データが所定の画素数からなる領域に区分さ
れ、かかる領域内の二値情報が読み取られる。そして、
この二値情報に基づいて、区分された領域を新たな画素
としてその濃淡階調が設定される。従って、所定数の画
素数を1つの画素に集約するため、原画像データに対し
て表示用に十分な程度に画素数を削減することができ、
表示用画像データに変換する際の処理時間の短縮化を図
ることができる。また、かかる場合でも、原画像の二値
情報に基づいて、新たな画素となる領域の濃淡階調を設
定しているため、表示された画像の品質の劣化も抑制さ
れる。
は、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブ
ラック)の4色からなるデータであると共に、演算部が
有する各機能は、CMYKのそれぞれの色毎に作動する
機能である(請求項2)。また、演算部が、階調補正機
能にて多値化されたCMYKの4色からなる画像データ
を、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)データに
変換する画像変換機能を備えている(請求項3)。さら
に、階調補正機能にて設定される濃淡階調は、1バイト
のデータ量にて表される256階調である(請求項
4)。
の線密度が454LPI(Lineper inch)
であるとき、区分機能にて区分される1つの領域のサイ
ズを5×5画素としたり(請求項5)、線密度が727
LPIであるとき、1つの領域のサイズを8×8画素と
したり(請求項6)、さらに、線密度が909LPIで
あるとき、1つの領域のサイズを10×10画素とする
と(請求項7)、新たな画像は約90LPIとなり、表
示用画像として十分な線密度を有する画像となる。
て、所定のデータ容量を有する印刷用二値画像データを
表示用多値画像データに変換する画像処理方法であっ
て、所定のメモリから二値画像データを読み出して当該
二値画像データをあらかじめ定められた画素数から成る
領域に区分する区分工程と、区分された領域毎に二値の
うちいずれか一方の値である画素数をそれぞれ集計する
画素集計工程と、画素数を集計した領域を新たな一つの
画素とすると共に集計された画素数と当該領域全体の画
素数との割合に基づいて当該新たな画素の濃淡階調をそ
れぞれ各領域毎に算出して設定する階調補正工程と、を
備えた画像処理方法をも提供している(請求項8)。こ
のとき、印刷用二値画像データは、C(シアン)M(マ
ゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色からなる
データであると共に、各工程はCMYKのそれぞれの色
毎に作動する工程であり、階調補正工程の後に、当該階
調補正工程にて多値化された前記CMYKの4色からな
る画像データをR(レッド)G(グリーン)B(ブル
ー)データに変換する画像変換工程を備えることとする
と望ましい(請求項9)。
有する印刷用二値画像データを表示用多値画像データに
変換する処理を実行するよう、コンピュータの動作を制
御する画像処理用プログラムであって、所定のメモリか
ら二値画像データを読み出して当該二値画像データをあ
らかじめ定められた画素数から成る領域に区分する区分
処理と、区分された領域毎に二値のうちいずれか一方の
値である画素数をそれぞれ集計する画素集計処理と、画
素数を集計した領域を新たな一つの画素とすると共に集
計された画素数と当該領域全体の画素数との割合に基づ
いて当該新たな画素の濃淡階調をそれぞれ各領域毎に算
出して設定する階調補正処理と、を実行するようコンピ
ュータの動作を制御する画像処理用プログラムをも提供
している(請求項10)。そして、このとき、印刷用二
値画像データは、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエ
ロー)K(ブラック)の4色からなるデータであると共
に、各処理はCMYKのそれぞれの色毎に作動する処理
であり、階調補正処理にて多値化されたCMYKの4色
からなる画像データをR(レッド)G(グリーン)B
(ブルー)データに変換する画像変換処理をも実行する
よう、コンピュータの動作を制御する画像処理用プログ
ラムとするとなお望ましい(請求項11)。このように
しても、上述と同様に作動し、同様の効果を得ることが
できる。
1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明の一実
施形態における構成を示すブロック図である。図2は、
一実施形態における画像処理の様子を示す説明図であ
る。図3は、一実施形態における動作を示すフローチャ
ートである。
ンピュータ1にて構成される。そして、このコンピュー
タ1は、パーソナルコンピュータやワークステーション
といった一般的なコンピュータであって、所定の情報記
憶容量を有する記憶部と、所定の情報演算処理能力を有
する演算部とを備えている。ここで、記憶部とは、メモ
リ11といった主記憶装置や、ハードディスク12とい
った補助記憶装置から成り、演算部はCPU13から成
る。また、コンピュータ1には、オペレータが当該コン
ピュータに指令を入力するためのキーボード14をはじ
めとする入力装置が備えられている。さらに、このコン
ピュータ1には、画像データを所定の用紙に印刷するプ
リンタ等の印刷装置15と、表示部となるディスプレイ
16とが接続されている。
データ容量を有する印刷用の二値画像データが記憶され
ていて、かかるデータは後述するようにCPU13にて
処理されて表示用データに変換される。そして、かかる
際には、メモリ11に読み出され、当該メモリ11に一
時的に保持される。
述する。印刷用二値画像データは、所定の画素数を有す
るカラー画像データであり、印刷装置15にてCMYK
の4色にて印刷される。Cはシアン、Mはマゼンダ、Y
はイエロー、Kはブラックである。従って、かかる印刷
用二値画像データは、各画素がそれぞれの色毎の二値デ
ータを有していて、すなわち、画像全体としても、それ
ぞれの色毎に二値データを有している。
データは、特に新聞業界で使用される特殊な線密度、す
なわち、解像度を有するデータである。その線密度は、
454/727/909LPI(Line per i
nch)という値である。以下、454LPIの二値画
像データを用いた場合を具体例として取り上げて説明し
ていく。但し、本発明では、上記のような線密度の印刷
用画像データを処理することに限定されるわけではな
い。
線数のことであり、解像度とほぼ同義である。従って、
一辺が1インチの正方形領域を考えると、その一辺あた
り454個ものドットが集約していることとなる。そし
て、各ドットには、上記各色毎に二値データが与えられ
ているが、それは、各色のドットが印刷用紙に打たれる
か打たれないか、というデータである。このように、印
刷用画像データの際には、ドットを高密度として集約す
ることで、各ドットが点として目立たなくなり、なめら
かな印刷画像を得ることができる。
用の多値画像データに変換する際の処理について説明す
る。かかる処理は、CPU13にて実行されるため、当
該CPU13は以下のような機能を有している。すなわ
ち、CPU13は、メモリ11から二値画像データを読
み出して当該二値画像データをあらかじめ定められた画
素数から成る領域に区分する区分機能と、区分された領
域毎に二値のうちいずれか一方の値である画素数をそれ
ぞれ集計する画素集計機能と、画素数を集計した領域を
新たな一つの画素とすると共に集計された画素数と当該
領域全体の画素数との割合に基づいて当該新たな画素の
濃淡階調をそれぞれ各領域毎に算出して設定する階調補
正機能と、多値化されたCMYKの4色からなる画像デ
ータをRGBデータに変換する画像変換機能とを備えて
いる。
理対象である二値画像データを、CPU13にて処理で
きるよう当該CPU13内のデータキャッシュに読み出
する。このとき、メモリ11に二値画像データが読み出
されていない場合であって、ハードディスク12に格納
されている場合には、当該ハードディスク12からデー
タキャッシュに読み出す。そして、区分機能は、二値画
像データの線密度に応じて、メモリ11やハードディス
ク12にあらかじめ記憶されている所定の画素数を読み
出して、かかる画素数毎に領域区分していく。例えば、
原二値画像データの線密度が454LPIである場合に
は、これを新聞業界にて使用される単位である1U(=
0.011)当たりの画素数である5画素(ドット)×
5画素の領域とすることをあらかじめ設定しておく。す
ると、原画像のサイズが、10×10ドットである場合
には、5×5ドットの領域が4つできることとなる。
を、各色毎に集計する。このとき、まず一つの色、例え
ば、C(シアン)色の二値画像にのみに対して、上記4
つの領域毎にそれぞれ集計を行う。その一例を図2に示
すが、(a)〜(d)はそれぞれ黒画素数の異なる例を
挙げて説明したものである。例えば、図2(a)では、
5×5ドット内に4つの黒画素があることとなる。かか
る黒画素数の値は、CPU13内のレジスタかメモリ1
1に一時的に保持される。なお、他の例については、後
述する。
の5×5ドット領域に対する割合を算出する。すなわ
ち、図2(a)の例においては、その割合は4(黒画素
数)/25(領域の画素数)となる。そして、これが当
該領域の濃淡階調の値となる。このとき、濃淡階調の濃
度は、0に近いほど白色となり、1に近いほどその色
(例えば、C(シアン)の色)となる。そして、濃淡階
調は、一般的に画像データの濃淡階調として用いられる
256階調に変換される。すなわち、0〜24階調の濃
淡階調が、0〜255階調にて取り扱われることとな
る。従って、4/25は、約41/256に変換され
る。すなわち、この領域自体を1つの新たな画素と捉え
たときに、当該新たな画素の濃淡値は、256階調でい
うと41番目のグレースケールとなる。そして、かかる
値は8ビット(1バイト)のデータ容量にて表すことが
できる。
ータをすべて、すなわち、本実施形態の場合には4つの
領域があるため、それぞれの領域にて行われる。する
と、1つの領域にて1バイトのデータを要するため、画
像全体では2×2バイトで済むこととなる。そして、本
画像は2×2ドットのシアン色の多値画像データとな
る。
が全ての色の画像データに対して実行され、多値CMY
K画像データが生成された後に、かかるデータを多値の
RGB画像データに変換する。RGBとは、光の3原色
であるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の
ことであり、ディスプレイはこれら3色の発光量を調節
して様々な色を作り出している。ここで、CMYK画像
データからRGB画像データへの変換方法は、周知技術
であるので、その説明は省略する。ここで、変換される
画像データは、原画像データに対して線密度が5分の1
になっており、画素数でいうと25分の1になっている
ため、変換処理が容易となる。従って、変換処理の迅速
化を図ることができ、さらには、CPU13の負荷の軽
減を図ることができる。
RGB画像データをディスプレイ16に表示する。この
とき、変換された画像の線密度は、454LPIの5分
の1であるため、90.8LPIすなわち約90LPI
となっている。但し、上述したように、一般的なディス
プレイの解像度は、100LPIのものが多いため、本
画像データはディスプレイにて表示するには十分な線密
度である。また、その階調も、二値画像データ時の黒画
素数に応じた階調に変換してあるため、画質の低下を抑
制して表示することができる。
データは、線密度が454LPIであって、区分される
1つの領域のサイズが5×5画素である場合を例示した
が、必ずしもこれに限定されない。例えば、新聞業界で
は、線密度が727LPIの印刷用二値画像データが用
いられるが、かかる場合には上記区分機能にて区分され
る1つの領域のサイズを、1Uを基準として8×8画素
としてもよい。このようにしても、表示用画像データの
線密度は、727LPIの8分の1で約90LPIとな
り、上記同様にディスプレイの線密度とほぼ同一とな
る。また、線密度が909LPIの印刷用二値画像デー
タもよく用いられるが、かかる場合には1つの領域のサ
イズを10×10画素としてもよい。このようにして
も、やはり約90LPIとなり、ディスプレイに表示す
るのに十分な線密度となる。
能は、各機能用プログラムを当該CPU13に組み込む
ことで実現できる。すなわち、あらかじめハードディス
ク12に記憶されていたり、可搬媒体であるCD−RO
Mなどが提供されることにより、これらからCPU13
がプログラムを読み出して組み込む。これにより、CP
U13内に上述したように作動する機能が構築される。
ちなみに、上記プログラムは、例えば、所定のデータ容
量を有する印刷用二値画像データを表示用多値画像デー
タに変換する処理を実行するよう、コンピュータ1の動
作を制御する画像処理用プログラムであって、所定のメ
モリ11から二値画像データを読み出して当該二値画像
データをあらかじめ定められた画素数から成る領域に区
分する区分処理と、区分された領域毎に二値のうちいず
れか一方の値である画素数をそれぞれ集計する画素集計
処理と、画素数を集計した領域を新たな一つの画素とす
ると共に集計された画素数と当該領域全体の画素数との
割合に基づいて当該新たな画素の濃淡階調をそれぞれ各
領域毎に算出して設定する階調補正処理と、階調補正処
理にて多値化されたCMYKの4色からなる画像データ
をR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)データに変
換する画像変換処理と、を実行するようコンピュータ1
の動作を制御する画像処理用プログラムである。
る動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、ハードディスク12やメモリ11から、処理対象
である印刷用二値CMYK画像データがCPU13にて
読み出される。このとき、一色ずつ画像データが処理対
象となるが、まずC(シアン)色の二値データがCPU
13内のデータキャッシュに読み出される(ステップS
1)。
度を認識し、これに応じて画像データ自体を所定の画素
から成る領域に区分する(区分工程)。このとき、線密
度に対応した一領域の画素数は、あらかじめメモリ11
等に記憶されているため、かかるデータを読み出して処
理を行う。例えば、線密度が454LPIである場合に
は、一領域が5×5ドットに区分される(ステップS
2)。
すなわち、まず、領域内の黒画素数を集計する(ステッ
プS3、画素集計工程)。そして、黒画素数/領域画素
数を算出し、これを256階調に換算すると共に、当該
領域を一つの画素と見て当該画素の階調とする(ステッ
プS4、階調補正工程)。これをC(シアン)色画像上
に形成された全ての領域に対する処理が終了するまで繰
り返し実行する(ステップS5)。ここで、図2(b)
〜(d)に、濃淡階調の算出例を示す。図2(b)の場
合には、黒画素数が6ドットであるため、256階調に
すると61階調となる。同様に、図2(c)は原画像の
黒画素数が2ドットであるので、256階調では20階
調、また、図2(d)は原画像の黒画巣数が10ドット
であるため、256階調では102階調となる。このよ
うにして、まずC(シアン)色の多値グレースケール画
像が生成される(ステップS6)。
ダ)色の二値データに対する処理が開始される(ステッ
プS7)。その処理内容は、上述した通りである。こう
して、全ての色、すなわち、Y(イエロー)、K(ブラ
ック)の処理も終了した場合には、上記処理により生成
された多値CMYK画像データを、多値RGB画像デー
タに変換する(ステップS8、画像変換工程)。
像から考えると、表示用画像はドット数すなわち線密度
が減少するが、それはディスプレイの基本線密度にほぼ
等しい値であるため、当該ディスプレイにてオペレータ
が見るには十分な画素数となる。そして、画素数が減少
しているため、多値CMYK画像を多値RGB画像に変
換する際の処理時間の短縮化及びコンピュータの処理負
担の減少を図ることができる。また、このとき、新たな
画素となる領域の濃淡階調を設定しているため、表示さ
れた画像の品質の劣化も抑制される。
るので、これによると、二値画像データを所定の画素数
からなる領域に区分し、かかる領域内の二値情報が読み
取られ、これに基づいて領域を新たな画素としてその濃
淡階調が設定するため、すなわち、所定数の画素が1つ
の画素に集約されるため、印刷用の高画質な原画像デー
タに対して表示用に十分な程度に画素数を削減すること
ができ、表示用画像データにCMYK形式からRGB形
式に変換する際の処理時間の短縮化を図ることができ、
かかる場合でも、原画像の二値情報に基づいて、新たな
画素となる領域の濃淡階調を設定しているため、表示さ
れた画像の品質の劣化も抑制することができる、という
従来にない優れた効果を有する。
線密度な印刷用画像データを、上述したようにあらかじ
め定められた画素数から成る領域に区分して表示用画像
データに変換することで、表示用に適切な線密度の画像
データに変換することができ、処理速度の向上を図るこ
とができる。
ク図である。
像処理の様子を示す説明図であり、それぞれ一領域に対
する処理の様子を示す図である。
チャートである。
Claims (11)
- 【請求項1】 所定のデータ容量を有する印刷用二値画
像データを記憶保持するメモリと、前記二値画像データ
を表示用多値画像データに変換する演算部とを備えた画
像処理装置であって、 前記演算部が、前記メモリから前記二値画像データを読
み出して当該二値画像データをあらかじめ定められた画
素数から成る領域に区分する区分機能と、区分された領
域毎に二値のうちいずれか一方の値である画素数をそれ
ぞれ集計する画素集計機能と、画素数を集計した領域を
新たな一つの画素とすると共に前記集計された画素数と
当該領域全体の画素数との割合に基づいて当該新たな画
素の濃淡階調をそれぞれ各領域毎に算出して設定する階
調補正機能と、を備えたことを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項2】 前記印刷用二値画像データは、C(シア
ン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)の4
色からなるデータであると共に、 前記演算部が有する各機能は、前記CMYKのそれぞれ
の色毎に作動する機能であることを特徴とする請求項1
記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記演算部が、前記階調補正機能にて多
値化された前記CMYKの4色からなる画像データを、
R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)データに変換
する画像変換機能を備えたことを特徴とする請求項2記
載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記階調補正機能にて設定される濃淡階
調は、1バイトのデータ量にて表される256階調であ
ることを特徴とする請求項1,2又は3記載の画像処理
装置。 - 【請求項5】 前記印刷用二値画像データは、線密度が
454LPI(Line per inch)であると
共に、前記区分機能にて区分される1つの領域のサイズ
が5×5画素であることを特徴とする請求項1,2,3
又は4記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記印刷用二値画像データは、線密度が
727LPI(Line per inch)であると
共に、前記区分機能にて区分される1つの領域のサイズ
が8×8画素であることを特徴とする請求項1,2,3
又は4記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記印刷用二値画像データは、線密度が
909LPI(Line per inch)であると
共に、前記区分機能にて区分される1つの領域のサイズ
が10×10画素であることを特徴とする請求項1,
2,3又は4記載の画像処理装置。 - 【請求項8】 コンピュータを用いて、所定のデータ容
量を有する印刷用二値画像データを表示用多値画像デー
タに変換する画像処理方法であって、 所定のメモリから前記二値画像データを読み出して当該
二値画像データをあらかじめ定められた画素数から成る
領域に区分する区分工程と、区分された領域毎に二値の
うちいずれか一方の値である画素数をそれぞれ集計する
画素集計工程と、画素数を集計した領域を新たな一つの
画素とすると共に前記集計された画素数と当該領域全体
の画素数との割合に基づいて当該新たな画素の濃淡階調
をそれぞれ各領域毎に算出して設定する階調補正工程
と、を備えたことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項9】 前記印刷用二値画像データは、C(シア
ン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)の4
色からなるデータであると共に、前記各工程は前記CM
YKのそれぞれの色毎に作動する工程であり、 前記階調補正工程の後に、当該階調補正工程にて多値化
された前記CMYKの4色からなる画像データをR(レ
ッド)G(グリーン)B(ブルー)データに変換する画
像変換工程を備えたことを特徴とする請求項8記載の画
像処理方法。 - 【請求項10】 所定のデータ容量を有する印刷用二値
画像データを表示用多値画像データに変換する処理を実
行するよう、コンピュータの動作を制御する画像処理用
プログラムであって、 所定のメモリから前記二値画像データを読み出して当該
二値画像データをあらかじめ定められた画素数から成る
領域に区分する区分処理と、区分された領域毎に二値の
うちいずれか一方の値である画素数をそれぞれ集計する
画素集計処理と、画素数を集計した領域を新たな一つの
画素とすると共に前記集計された画素数と当該領域全体
の画素数との割合に基づいて当該新たな画素の濃淡階調
をそれぞれ各領域毎に算出して設定する階調補正処理
と、を実行するよう前記コンピュータの動作を制御する
画像処理用プログラム。 - 【請求項11】 前記印刷用二値画像データは、C(シ
アン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)の
4色からなるデータであると共に、前記各処理は前記C
MYKのそれぞれの色毎に作動する処理であり、 前記階調補正処理にて多値化された前記CMYKの4色
からなる画像データをR(レッド)G(グリーン)B
(ブルー)データに変換する画像変換処理を実行するよ
う、前記コンピュータの動作を制御する画像処理用プロ
グラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002129703A JP2003324618A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 画像処理装置及び方法並びに画像処理用プログラム |
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Family Applications (1)
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2002
- 2002-05-01 JP JP2002129703A patent/JP2003324618A/ja active Pending
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