JP2003324341A - 入力バッファ回路、出力バッファ回路および入出力バッファ回路 - Google Patents
入力バッファ回路、出力バッファ回路および入出力バッファ回路Info
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Abstract
動作する半導体装置と混在して用いられる可能性のある
半導体装置において、動作していない回路の一部もしく
は全部に対して電源の供給を停止し、その消費電力を削
減することができる入出力バッファ回路を提供する。 【解決手段】第1および第2の電源を含む少なくとも2
種類の電源で動作する半導体装置において、電界緩和用
のトランジスタのゲートに、第1および第2の電源が共
に供給されている場合には第1の電源の電圧又は第1の
電源から作られた電圧を供給し、第1の電源の供給が停
止されている場合には第2の電源の電圧又は第2の電源
から作られた電圧を供給する。
Description
電圧よりも高い電圧の電源で動作する半導体装置と混在
して使用される半導体装置のIO領域(入出力領域)で
用いられる入力バッファ回路、出力バッファ回路または
入出力バッファ回路に関するものである。
体装置、例えば5Vの電源で動作する半導体装置と3.
3Vの電源で動作する半導体装置が同一ボード上に混在
して実装される場合、ボード上で両者が同じバスに接続
されることがある。この場合、5Vの電源で動作する半
導体装置から3.3Vの電源で動作する半導体装置に向
かって電流が流れ込んだり、3.3Vの電源で動作する
半導体装置のトランジスタが劣化ないしは破壊される場
合がある等の問題がある。
3774号公報において、上記問題を解決するための1
つの手段として、電界緩和用のトランジスタを備える新
規な構造の入出力バッファ回路を提案している。
記特開平7−183774号公報において開示されたも
のであり、入力部12と、出力部14とを備えている。
て、まず、入力部12は、パッド18と信号線N4との
間に接続されたN型MOSトランジスタ(以下、NMO
Sという)20と、電源と信号線N4との間に接続され
たP型MOSトランジスタ(以下、PMOSという)2
2と、信号線N4と信号線N5との間に接続されたイン
バータ24と、その入力端子が信号線N5に接続された
インバータ30とを備えている。
ランジスタであり、そのゲートは電源に接続されてい
る。また、PMOS22のゲートは信号線N5に接続さ
れている。インバータ24は、入力バッファであり、電
源と信号線N5との間に接続されたPMOS26と、信
号線N5とグランドとの間に接続されたNMOS28と
を備えている。これらのPMOS26およびNMOS2
8のゲートは共に信号線N4に接続されている。
の間に直列に接続されたPMOS32,34と、パッド
18とグランドとの間に直列に接続されたNMOS3
6,38と、信号線N1と信号線N3との間に直列に接
続されたNMOS40,42と、信号線N3とパッド1
8との間に接続されたPMOS44と、信号線D1と信
号線N1との間に接続されたインバータ46と、信号線
D2と信号線N2との間に接続されたインバータ48と
を備えている。
S38は、出力最終段の出力バッファであり、NMOS
36は、電界緩和用のトランジスタであり、かつ出力バ
ッファの一部を形成している。PMOS32のゲートは
信号線N1に接続され、以下同様に、PMOS34のゲ
ートは信号線N3に、NMOS36のゲートは電源に、
NMOS38のゲートは信号線N2に、NMOS40の
ゲートは信号線ENに、NMOS42およびPMOS4
4のゲートは共に信号線D2に接続されている。
に、PMOS34,44のバックゲートは共にパッド1
8に接続されている。
明する。
双方向端子で用いられるものであり、信号の出力時に
は、パッド18は、出力部14により、ハイレベルまた
はローレベルにドライブされる。一方、信号の入力時に
は、出力部14の出力はハイインピーダンス状態とさ
れ、外部からパッド18を介して供給される信号は、入
力部12の電界緩和用トランジスタであるNMOS20
を介して入力バッファのインバータ24へ供給される。
信号の出力時に、出力部14からハイレベルが出力され
る場合、信号線D1,D2は共にハイレベルとされ、信
号線ENもハイレベルとされる。
よりローレベルにドライブされ、PMOS32がオンす
る。また、NMOS40,42はオン、PMOS44は
オフするので、オンしたNMOS40,42を介して、
インバータ46により信号線N3もローレベルにドライ
ブされ、PMOS34もオンする。従って、パッド18
は、オンしたPMOS32,34を介して電源レベルま
でチャージアップされる。
源電圧が供給されているのでオンしているが、信号線N
2は、インバータ48によりローレベルにドライブされ
るので、NMOS38はオフする。このように、出力部
14からハイレベルを出力する場合、PMOS32,3
4はオン、NMOS38はオフするので、パッド18
は、オンしたPMOS32,34を介して電源レベルま
でチャージアップされる。
ーレベルが出力される場合、信号線D1,D2は共にロ
ーレベルとされ、信号線ENはハイレベルとされる。
号線N2は、インバータ48によりハイレベルにドライ
ブされるので、NMOS38もオンする。従って、パッ
ド18は、NMOS36,38を介してグランドレベル
までディスチャージされる。
りハイレベルにドライブされ、PMOS32はオフす
る。また、NMOS40はオン、NMOS42はオフす
る。PMOS34,44は、そのバックゲートがローレ
ベルになるのでオフする。このように、出力部14から
ローレベルを出力する場合、PMOS32,34はオ
フ、NMOS36,38はオンするので、パッド18
は、オンしたNMOS36,38を介してグランドレベ
ルまでディスチャージされる。
がハイインピーダンス状態とされる場合、信号線D1は
ローレベル、信号線D2はハイレベル、信号線ENはロ
ーレベルとされる。
る半導体装置の電源の電圧が3.3Vであり、入出力バ
ッファ回路62のパッド18を介して、外部から3.3
Vよりも高い5V(ハイレベルの電位)の信号が入力さ
れる場合の動作を説明する。
により3.3Vにドライブされるので、PMOS32は
オフする。また、NMOS40もオフ、PMOS44
は、そのソースおよびバックゲートにパッド18の5V
が供給され、そのゲートに信号線D2の3.3Vが供給
されるのでオンする。これにより、信号線N3は、オン
したPMOS44を介してパッド18に供給された5V
のレベルまでチャージアップされ、PMOS34はオフ
状態となる。
りグランドレベルにドライブされるので、NMOS38
はオフする。電界緩和用トランジスタのNMOS36
は、そのゲートに3.3Vの電源が供給されているので
最初はオンしているが、バックバイアスのかかったしき
い値電圧が仮に1.2Vだとすると、そのソース側のノ
ードの電位が3.3V−1.2V=2.1Vとなった時
点でオフする。従って、NMOS38のドレインには、
2.1V程度の電圧しかかからない。
に5Vの信号が供給された場合、PMOS32,34お
よびNMOS36,38はオフするので、出力部14は
ハイインピーダンス状態となる。
界緩和用トランジスタのNMOS20を介して入力バッ
ファのインバータ24に供給される。ここで、NMOS
20のゲートには3.3Vの電源が供給されているので
最初はオンしているが、バックバイアスのかかったしき
い値電圧が仮に1.2Vだとすると、信号線N4のレベ
ルが3.3V−1.2V=2.1Vとなった時点でオフ
する。
号は、このインバータ24により反転出力され、信号線
N5はグランドレベルにドライブされるので、PMOS
22がオンし、これにより、インバータ24の入力は、
3.3Vの電源電位までチャージアップされる。また、
インバータ24により反転出力されたグランドレベルの
信号は、さらにインバータ30により反転出力され、ハ
イレベルの信号として、この半導体装置の内部回路へ供
給される。
62は、出力部14の構造を工夫することによって、パ
ッドに5Vの信号が供給された場合のリーク電流の問題
を解決すると共に、電界緩和用トランジスタのNMOS
20,36を設けることによって、入力バッファのイン
バータ24や出力最終段のドライバのNMOS38に5
Vの信号が供給されるのを防止し、トランジスタが劣化
ないしは破壊されるという問題を解決するものである。
る目的から、半導体装置の動作していない回路の一部も
しくは全体に対して電源の供給を停止し、例えば電源の
電圧をグランドレベルに落としたいという要求がある。
例えば、図示例の入出力バッファ回路を用いる半導体装
置において、入出力バッファ回路が動作していない期
間、入出力バッファ回路用の電源の供給を停止すること
により、その分の消費電力を削減することができる。
に、5Vのバスに接続されている場合、入出力バッファ
回路用の電源の供給を停止すると、NMOS20,36
のゲートがグランドレベルとなり、これらのNMOSの
ゲート・ドレイン間の耐圧、例えば4.2Vを超える電
圧が供給されることになるため、これらのNMOS2
0,36が劣化もしくは破壊される可能性があるという
問題があった。このため、従来の半導体装置では、電源
の供給を停止することができなかった。
従来技術に基づく問題点を解消し、自分自身の電源の電
圧よりも高い電圧の電源で動作する半導体装置と混在し
て用いられる可能性のある半導体装置において、動作し
ていない回路の一部もしくは全部に対して電源の供給を
停止し、その消費電力を削減することができる入出力バ
ッファ回路を提供することにある。
に、本発明は、第1および第2の電源を含む少なくとも
2種類の電源で動作する半導体装置において、前記第1
および第2の電源が共に供給されている場合には前記第
1の電源の電圧又は前記第1の電源から作られた電圧を
出力し、前記第1の電源の供給が停止されている場合に
は前記第2の電源の電圧又は前記第2の電源から作られ
た電圧を出力する回路を備え、入力端子において、前記
回路の出力が、パッドと入力バッファとの間に設けられ
た電界緩和用のMOSトランジスタのゲートに接続され
ていることを特徴とする入力バッファ回路を提供するも
のである。
含む少なくとも2種類の電源で動作する半導体装置にお
いて、前記第1および第2の電源が共に供給されている
場合には前記第1の電源の電圧又は前記第1の電源から
作られた電圧を出力し、前記第1の電源の供給が停止さ
れている場合には前記第2の電源の電圧又は前記第2の
電源から作られた電圧を出力する回路を備え、出力端子
において、前記回路の出力が、パッドと出力バッファの
出力最終段のMOSトランジスタとの間に設けられた電
界緩和用のMOSトランジスタのゲートに接続されてい
ることを特徴とする出力バッファ回路を提供する。
含む少なくとも2種類の電源で動作する半導体装置にお
いて、前記第1および第2の電源が共に供給されている
場合には前記第1の電源の電圧又は前記第1の電源から
作られた電圧を出力し、前記第1の電源の供給が停止さ
れている場合には前記第2の電源の電圧又は前記第2の
電源から作られた電圧を出力する回路を備え、双方向端
子において、前記回路の出力が、パッドと入力バッファ
との間に設けられた電界緩和用のMOSトランジスタの
ゲート、および前記パッドと出力バッファの出力最終段
のMOSトランジスタとの間に設けられた電界緩和用の
MOSトランジスタのゲートに接続されていることを特
徴とする入出力バッファ回路を提供する。
レイン型もしくはトーテムポール型のものであるのが好
ましい。また、前記第1および第2の電源は、それぞれ
IO領域用および内部領域用の電源であり、前記内部領
域用の電源の電圧レベルよりも前記IO領域用の電源の
電圧レベルの方が高いのが好ましい。
施例に基づいて、本発明の入出力バッファ回路を詳細に
説明する。
いられるバイアス電圧発生回路の一実施例の構成概念図
である。同図に示す入出力バッファ回路2は、説明を容
易にするために、本発明の入出力バッファ回路の構成の
主要部分のみを概念的に表したものであり、電界緩和用
の2つのトランジスタ4,6と、これらの電界緩和用ト
ランジスタ4,6のゲートに共通に供給される信号(バ
イアス電圧)を生成するバイアス電圧発生回路16とを
備えている。
域(入出力領域)に用いる半導体装置は、2種類の電
源、例えばIO領域用の電源VDD3および内部領域用
の電源VDDで動作するものとする。
電界緩和用トランジスタ4,6は、入出力バッファ回路
2のパッドに供給される、自分自身の電源の電圧よりも
高い電圧の信号により発生する高電界から入出力バッフ
ァ回路2を構成する各トランジスタを保護する役割を果
すものであり、例えばパッドと入力バッファとの間や、
パッドと出力バッファの出力最終段のN型MOSトラン
ジスタ(以下、NMOSという)との間等に設けられ
る。
供給される信号を生成するバイアス電圧発生回路16
は、2つのP型MOSトランジスタ(以下、PMOSと
いう)8,10を備えている。
VDD3と内部ノードAとの間に接続され、そのゲート
およびバックゲートは、それぞれ内部領域用の電源VD
DおよびIO領域用の電源VDD3に接続されている。
一方、PMOS10は、内部領域用の電源VDDと内部
ノードAとの間に接続され、そのゲートおよびバックゲ
ートは、それぞれIO領域用の電源VDD3および内部
領域用の電源VDDに接続されている。
VDD=1.8V、IO領域用の電源VDD3=3.3
V、PMOS8,10のしきい値電圧=−0.7Vと
し、電界緩和用トランジスタ4,6のゲート・ドレイン
間の耐圧を4.2Vとする。
する。
領域用の電源VDD3が共に供給されている場合、すな
わち内部領域用の電源VDD=1.8V、IO領域用の
電源VDD3=3.3Vの場合、PMOS8はオン、P
MOS10はオフする。従って、内部ノードAは、PM
OS8を介してIO領域用の電源VDD3の電圧である
3.3Vにチャージアップされる。
停止され、グランドレベルとされた場合、すなわち、内
部領域用の電源VDD=1.8V、IO領域用の電源V
DD3=0Vの場合、PMOS8はオフ、PMOS10
はオンする。従って、内部ノードAは、PMOS10を
介して内部領域用の電源VDDの電圧である1.8Vに
チャージアップされる。
に、IO領域用の電源VDD3が3.3Vから0Vへ変
化する場合、まず、IO領域用の電源VDD3=2.5
VになるとPMOS8がオフする。すなわち、この時点
では、PMOS8,10は両方ともオフであり、内部ノ
ードAはフローティング状態である。その後、IO領域
用の電源VDD3=1.1VになるとPMOS10がオ
ンし、この時点で内部ノードAは、1.8Vにチャージ
アップされる。
止され、グランドレベルとされた場合、すなわち内部領
域用の電源VDD=0V、IO領域用の電源VDD3=
3.3Vの場合、PMOS8がオン、PMOS10がオ
フする。従って、内部ノードAは、PMOS8を介して
IO領域用の電源VDD3の電圧である3.3Vにチャ
ージアップされる。
2では、電源の供給、停止に関係なく、電界緩和用トラ
ンジスタ4,6のゲートがグランドレベルとなることは
なく、IO領域用の電源VDD3の電圧レベルである
3.3V、ないしは内部領域用の電源VDDの電圧レベ
ルである1.8Vの信号(バイアス電圧)が常に供給さ
れる。
は内部領域用の電源VDDの供給を停止した場合に、パ
ッドに5Vの信号が供給されたとしても、この信号の5
Vと電界緩和用トランジスタ4,6のゲートに供給され
る信号の3.3Vまたは1.8Vとの差分の電圧が、電
界緩和用トランジスタ4,6のゲート・ドレイン間の耐
圧である4.2Vを超えることはないので、電界緩和用
トランジスタ4,6の劣化や破壊を未然に防止すること
が可能となる。
路2を半導体装置のIO領域に適用することによって、
動作していない回路の一部ないしは全部に対して電源の
供給を停止することができるので、その分の消費電力を
削減することが可能となる。
例のものに限定されず、例えば他の半導体装置等からこ
の入出力バッファ回路2のパッドに供給される信号の電
圧と電界緩和用トランジスタ4,6のゲートの電圧との
差が、電界緩和用トランジスタ4,6のゲート・ドレイ
ン間の耐圧を超えないように、内部ノードAに所定の電
圧レベルの信号を発生することができればよく、同様の
機能を果す別の回路構成によっても実現可能である。従
って、本発明のバイアス電圧発生回路は、第1および第
2の電源が共に供給されている場合には前記第1の電源
の電圧又は前記第1の電源から作られた電圧を出力し、
前記第1の電源の供給が停止されている場合には前記第
2の電源の電圧又は前記第2の電源から作られた電圧を
出力する回路であればよい。ここで、作られた電圧は、
電源電圧を昇圧するものでも降圧するものでもよい。
域用の電源VDDおよび外部から供給される信号の電圧
も上記具体的な数値に限定されない。さらに言えば、I
O領域用の電源VDD3および内部領域用の電源VDD
の電圧は異なる値でも同じ値でもよい。図示例の場合、
IO領域用の電源VDD3と内部領域用の電源VDDの
電圧値が異なっていないと正しく動作しないが、両者の
電圧値が同じ場合でも、同様の機能を果す回路を容易に
実現可能である。
ァ回路2を用いる半導体装置が、2種類の電源で動作す
る場合の一例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定
されず、少なくとも2種類(2系統)の電源で動作する
半導体装置に適用可能である。
路62に適用した場合の一例を挙げて、本発明を具体的
に説明する。
実施例の構成回路図である。同図に示す入出力バッファ
回路50は、図4に示す従来の入出力バッファ回路62
と比べて、バイアス電圧発生回路16を備える点と、電
界緩和用トランジスタ20,36のゲートに、バイアス
電圧発生回路16によって発生される信号が供給される
点と、IO領域用の電源VDD3で動作する点が違うだ
けであるから、同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の構造の詳細な説明は省略する。
力部12と、出力部14とを備えている。また、入力部
12は、電界緩和用のトランジスタのNMOS20と、
PMOS22と、入力バッファのインバータ24と、イ
ンバータ30とを備えている。一方、出力部14は、出
力最終段のドライバのPMOS32,34およびNMO
S38と、電界緩和用トランジスタのNMOS36と、
NMOS40,42と、PMOS44と、インバータ4
6,48とを備えている。
領域に用いる半導体装置は、IO領域用の電源VDD3
および内部領域用の電源VDDの2種類の電源で動作す
るものとする。
明する。
動作は、図4に示す従来の入出力バッファ回路62と全
く同じであるから、ここでは、その繰り返しの説明は省
略する。また、以下の説明においても、内部領域用の電
源VDD=1.8V、IO領域用の電源VDD3=3.
3Vとし、PMOSのしきい値電圧=−0.7V、NM
OSのしきい値電圧=0.7V、電界緩和用トランジス
タのゲート・ドレイン間の耐圧を4.2Vとする。
領域用の電源VDD3が共に供給されている場合、すな
わち内部領域用の電源VDD=1.8V、IO領域用の
電源VDD3=3.3Vの場合、および内部領域用の電
源VDDの供給が停止され、グランドレベルとされた場
合、すなわち内部領域用の電源VDD=0V、IO領域
用の電源VDD3=3.3Vの場合、バイアス電圧発生
回路16において、PMOS8はオン、PMOS10は
オフするので、内部ノードA、すなわち電界緩和用トラ
ンジスタのNMOS20,36のゲートは、PMOS8
を介してIO領域用の電源VDD3の電圧である3.3
Vにチャージアップされる。
たとしても、この信号の5Vと電界緩和用トランジスタ
20,36のゲートに供給される信号の3.3Vとの差
分の電圧は1.7Vであり、電界緩和用トランジスタ2
0,36のゲート・ドレイン間の耐圧である4.2Vを
超えることはないので、電界緩和用トランジスタ20,
36の劣化や破壊を防止することができる。
停止され、グランドレベルとされた場合、すなわち内部
領域用の電源VDD=1.8V、IO領域用の電源VD
D3=0Vの場合、バイアス電圧発生回路16におい
て、PMOS8はオフ、PMOS10はオンするので、
内部ノードA、すなわち電界緩和用トランジスタのNM
OS20,36のゲートは、PMOS10を介して内部
領域用の電源VDDの電圧である1.8Vにチャージア
ップされる。
たとしても、この信号の5Vと電界緩和用トランジスタ
20,36のゲートに供給される信号の1.8Vとの差
分の電圧は3.2Vであり、電界緩和用トランジスタ2
0,36のゲート・ドレイン間の耐圧である4.2Vを
超えることはないので、電界緩和用トランジスタ20,
36の劣化や破壊を防止することができる。
において、PMOS44のゲートも内部ノードAに接続
するのが好ましい。これにより、NMOS20,36の
場合と同様に、例えばIO領域用の電源VDD3の供給
を停止した場合であっても、PMOS44のゲート・ソ
ース間に、その耐圧を超える過大な電圧がかかってトラ
ンジスタが劣化ないしは破壊されるのを防止することが
できる。
半導体装置のIO領域で用いられる全ての入出力端子、
すなわち入力専用端子、出力専用端子(オープンドレイ
ン型およびトーテムポール型のものを含む)、双方向端
子に適用されるものである。従って、上記実施例では、
半導体装置の双方向端子に適用される入出力バッファ回
路を一例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定され
ず、入力専用端子および出力専用端子にも同様に適用可
能である。
双方向端子の具体的な回路構成は何ら限定されず、本発
明は、電界緩和用トランジスタを備えるものであれば、
従来公知の構成のいずれのものにも適用可能である。
以上のようなものである。以上、本発明の入出力バッフ
ァ回路について詳細に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんであ
る。
力バッファ回路は、電界緩和用のトランジスタのゲート
に、第1および第2の電源が共に供給されている場合に
は第1の電源の電圧レベルの信号を供給し、第1の電源
の供給が停止されている場合には第2の電源の電圧レベ
ルの信号を供給するようにしたものである。これによ
り、本発明の入出力バッファ回路によれば、半導体装置
において、動作していない回路の一部ないしは全部に対
して電源の供給を停止することができるので、その分の
消費電力を削減することが可能となる。
イアス電圧発生回路の一実施例の構成概念図である。
グランドレベルとする場合の内部ノードAの変化を表す
一実施例のグラフである。
成回路図である。
図である。
トランジスタ 12 入力部 14 出力部 16 バイアス電圧発生回路 18 パッド 20,28,36,38,40,42 N型MOSトラ
ンジスタ 24,30,46,48 インバータ
Claims (5)
- 【請求項1】第1および第2の電源を含む少なくとも2
種類の電源で動作する半導体装置において、 前記第1および第2の電源が共に供給されている場合に
は前記第1の電源の電圧又は前記第1の電源から作られ
た電圧を出力し、前記第1の電源の供給が停止されてい
る場合には前記第2の電源の電圧又は前記第2の電源か
ら作られた電圧を出力する回路を備え、 入力端子において、前記回路の出力が、パッドと入力バ
ッファとの間に設けられた電界緩和用のMOSトランジ
スタのゲートに接続されていることを特徴とする入力バ
ッファ回路。 - 【請求項2】第1および第2の電源を含む少なくとも2
種類の電源で動作する半導体装置において、 前記第1および第2の電源が共に供給されている場合に
は前記第1の電源の電圧又は前記第1の電源から作られ
た電圧を出力し、前記第1の電源の供給が停止されてい
る場合には前記第2の電源の電圧又は前記第2の電源か
ら作られた電圧を出力する回路を備え、 出力端子において、前記回路の出力が、パッドと出力バ
ッファの出力最終段のMOSトランジスタとの間に設け
られた電界緩和用のMOSトランジスタのゲートに接続
されていることを特徴とする出力バッファ回路。 - 【請求項3】第1および第2の電源を含む少なくとも2
種類の電源で動作する半導体装置において、 前記第1および第2の電源が共に供給されている場合に
は前記第1の電源の電圧又は前記第1の電源から作られ
た電圧を出力し、前記第1の電源の供給が停止されてい
る場合には前記第2の電源の電圧又は前記第2の電源か
ら作られた電圧を出力する回路を備え、 双方向端子において、前記回路の出力が、パッドと入力
バッファとの間に設けられた電界緩和用のMOSトラン
ジスタのゲート、および前記パッドと出力バッファの出
力最終段のMOSトランジスタとの間に設けられた電界
緩和用のMOSトランジスタのゲートに接続されている
ことを特徴とする入出力バッファ回路。 - 【請求項4】前記出力バッファは、オープンドレイン型
もしくはトーテムポール型のものである請求項2に記載
の出力バッファ回路または請求項3に記載の入出力バッ
ファ回路。 - 【請求項5】前記第1および第2の電源は、それぞれI
O領域用および内部領域用の電源であり、前記内部領域
用の電源の電圧レベルよりも前記IO領域用の電源の電
圧レベルの方が高い請求項1〜4のいずれかに記載の入
力バッファ回路、出力バッファ回路または入出力バッフ
ァ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002132295A JP3948656B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | 入力バッファ回路、出力バッファ回路および入出力バッファ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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