JP2003323325A - データ処理装置のデータ処理システムおよびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理装置のデータ処理システムおよびデータ処理方法

Info

Publication number
JP2003323325A
JP2003323325A JP2002129840A JP2002129840A JP2003323325A JP 2003323325 A JP2003323325 A JP 2003323325A JP 2002129840 A JP2002129840 A JP 2002129840A JP 2002129840 A JP2002129840 A JP 2002129840A JP 2003323325 A JP2003323325 A JP 2003323325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
data processing
link
processing device
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002129840A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Kitamura
拓郎 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002129840A priority Critical patent/JP2003323325A/ja
Publication of JP2003323325A publication Critical patent/JP2003323325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォルダー/ファイルの管理とアクセス操作
およびインターネットのサイトアドレスの管理とアクセ
ス操作を簡単で効率のよいものにし、かつ両者をデータ
管理と操作という観点から統一した、データ処理装置の
データ処理システムとデータ処理方法とを提供する 【解決手段】 区分されたデータのそれぞれが記載され
たツリーエレメントTEが階層的なツリー状に配置構成
されており、TVS処理プログラム110に数字キーと
カーソルキーと若干の制御キーの入力データ100を与
えることにより、表示画面をみながら簡単で効率のよい
操作で、所望のデータにアクセスでき内容142の編
集、補正、追加を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置の
データ処理システムとデータ処理方法とに関し、特にデ
ータのアクセス方法とアクセスを実行するためのシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】パソコンや携帯用のデータ端末機器にお
けるファイルやデータの管理は、使用者の取り扱い操作
が簡単で効率よく行えるように、さまざまの配慮がなさ
れなければならない。特に、適切な表示がなされ、操作
者が表示の意味を理解し、容易に適切な操作ができるこ
とが大切である。しかし、従来の技術では、これらの操
作は複雑であり、特に初心者にとっては簡単ではない。
【0003】パソコンの典型的なファイル管理システム
であるマイクロソフト社のExplorerソフトを例
にとると、図10に示されているようにファイルはフォ
ルダーとファイルの階層的なツリー構造で管理されてい
る。使用者が特定のファイルの内容にアクセスするため
には、画面に表示されているフォルダーをマウス操作で
クリックして、次々とフォルダーを開いて画面に表示さ
せ、ファイルの格納されている場所を見つけて、所望の
ファイルをマウス操作でクリックして、内容を読み出す
必要がある。
【0004】最近では、パソコンがインターネットのU
RLサイトにアクセスする機会が多くなり、サイトのア
ドレスの管理とアクセス操作をいかに簡単で効率よくす
るかが重要となっている。
【0005】パソコンの典型的なサイトへのアクセスシ
ステムであるマイクロソフト社のInternet E
xplorerソフトを例にとると、図11に示されて
いるようによく使われるURLアドレス(以下ではUR
Lサイトのアドレスをこのように呼ぶ)は「お気に入
り」と呼ばれるリストに登録することができ、このリス
トからマウスのクリック操作で、所望のURLアドレス
を選び、サイトへのアクセスをすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のExplore
rソフトでは、ファイルと名称と格納場所がわかってい
る場合には、これらの情報をキー入力して、内容を読み
出すことができる。もし、格納場所がわからない場合に
は、検索プログラムも用意されているが、この場合に
は、検索プログラムにファイル名を与えなければならな
い。いずれにしても、ファイルの数が多くなるとファイ
ルの分類整理とファイルへのアクセス操作が簡単ではな
いという問題点がある。
【0007】また、Internet Explore
rソフトでは、「お気に入り」でURLアドレスを選ぶ
場合に、リストに登録されたアドレス数が多くなると選
択するのが容易ではなく、また、登録するアドレスの分
類整理も容易ではないという問題点がある。
【0008】本発明の目的は、フォルダー/ファイルの
管理とアクセス操作、およびインターネットのサイトア
ドレスの管理とアクセス操作を簡単で効率のよいものに
し、かつ両者をデータ管理と操作という観点から統一し
た、データ処理装置のデータ処理システムと方法とを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理シス
テムは、操作入力手段と表示画面とを備えたデータ処理
装置のデータ処理システムであって、データ処理装置の
記憶装置に格納された所定のデータは、第1のデータを
アクセスするアクセス開始ポインタから始まって、複数
の第2以降のデータがそれぞれに指定されたポインタに
よって互いにツリー状にリンクパスを張って一連のデー
タセットを形成するように予め構成されている。データ
処理装置の中央処理装置上で動作して所定のデータにア
クセスする処理プログラムは、操作入力手段より入力さ
れた入力情報により指定されたアドレスのデータを表示
画面に表示させ、そのデータに表示されたポインタの操
作入力手段による指定によって、予め構成されたリンク
パスに従って逐次アクティブリンクパスを設定し、到達
した所望のデータを表示画面に表示させて所望の処理を
行うプログラムである、ことを特徴とする。
【0010】所定のデータは、そのデータの見出しとな
る表題を有し、そのデータの予め設定されたリンク先を
表示して選択されたリンク先のデータにアクセスできる
リンク先表示部、操作入力部により操作可能な操作内容
表示部、およびそのデータの内容部の少なくとも一つ以
上を備えていてもよい。
【0011】ポインタで指定されるリンクパスがインタ
ーネットのURLアドレスの指定を含んでいてもよく、
指定されたアドレスのデータを表示画面に表示させるた
めの入力情報は、ツリーノードを指定するための数字列
であってもよく、末尾に区切り記号を付されたツリーノ
ードを指定するための数字列であり、同時に複数の数字
列を入力して逐次実行させることが可能であってもよ
い。
【0012】表示画面に表示されたリンク指定表示部の
リンク指定表示は操作入力手段の所定の入力情報によっ
て移動が可能であり、指定されたリンク指定表示に従っ
てアクティブリンクパスが設定されてもよく、設定され
たアクティブリンクパスは、表示画面に表示されたデー
タに対する操作入力手段における所定の入力情報によっ
て前後の向きにたどることが可能であってもよく、デー
タは複数の連続するページに区分けされており、操作入
力手段における所定の入力情報によって選択されたペー
ジ単位で表示させることが可能であってもよい。
【0013】データの内容は、操作入力手段における入
力情報、データ処理装置におけるOSのファイル管理シ
ステムで管理されるファイルの内容、インターネットの
URLアドレスに存在するデータの内容の少なくともい
ずれかにより加工することが可能であってもよい。
【0014】アクセスされたデータの一部にインターネ
ットのURLアドレスを指定するデータが含まれてお
り、そのデータを特定の記号と数字で指定することによ
りそのURLアドレスにアクセスしてもよく、アクセス
されたデータの一部にファイルの名称と格納場所を指定
するデータが含まれており、そのデータを特定の記号と
数字で指定することによりそのファイルにアクセスして
もよい。
【0015】操作入力手段における入力情報がキーボー
ドのキー入力に対応する情報であってもよく、キーボー
ドが処理プログラムの入力情報のみをキー入力する専用
キーボードであってもよい。
【0016】本発明のデータ処理方法は、所定のデータ
が、第1のデータをアクセスするアクセス開始ポインタ
から始まって、複数の第2以降のデータがそれぞれに指
定されたポインタによって互いにツリー状にリンクパス
を張って一連のデータセットを形成するように予め構成
されており、操作入力手段より入力された入力情報によ
り、指定されたアドレスの所定のデータを表示画面に表
示させ、そのデータに表示されたポインタの指定によっ
て、予め構成されたリンクパスに従って逐次アクティブ
リンクパスを設定し、到達した所望のデータを表示画面
に表示させて所望の処理を行う処理プログラムを有する
データ処理装置のデータ処理方法である。
【0017】処理プログラムを起動させるステップと、
第1のリンクパスを指定するステップと、次のデータに
アクティブリンクパスを張るステップと、アクティブリ
ンクパス上を移動するステップと、表示されたデータの
内容を操作入力手段における入力情報、データ処理装置
におけるOSのファイル管理システムで管理されるファ
イルの内容、インターネットのURLアドレスに存在す
るデータの内容の少なくともいずれかにより加工するス
テップとを有することを特徴とする。
【0018】さらに、複数の連続するページに区分けさ
れているデータをページ単位で選択するステップを有し
てもよく、次のデータにアクティブリンクパスを張るス
テップにおいてポインタで指定されるパスがインターネ
ットのURLアドレスの指定を含んでいてもよい。
【0019】本発明のデータ処理システムにおいては、
リンク先表示、操作内容、およびデータの内容が記載さ
れた複数のツリーエレメントがリンク情報により関連付
けられているので、フォルダー/ファイル管理に相当す
るデータ管理が効率よく整理分類されて行われ、整理分
類されたデータの管理状態が操作者に分かり易く表示さ
れ、簡単な操作でデータアクセスを行うことができる。
【0020】必要に応じてサイトアドレスには直接リン
クが行われ、他のアドレスは分類されてそれにリンクさ
れたツリーエレメントで同様に処理されることにより、
使用目的に応じた分類とアクセスが行われるので、イン
ターネットのサイトアドレスの整理分類が効率よく行わ
れ、操作者による簡単な操作で、サイトアドレスへのア
クセスが行われる。
【0021】また、共通のデータ処理システムにより管
理が行われるので、フォルダー/ファイル相当のデータ
管理と、インターネット上のサイトアドレスでのデータ
管理とアクセスとが統一的に行われ、簡単で融通性に富
んだ操作ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。データ処理装置におけるデ
ータ処理システム全体を説明する前に、本発明の中心と
なるツリービューシステム(Tree View Sy
stem 以下TVSとも略称する)について説明す
る。
【0023】図1は、本発明において実施の形態の中心
となるツリービューシステム(TVS)の構成を示す模
式的システム図である。TVSは、パソコンを例として
図4を参照して説明されるデータ処理装置の上で実行さ
れる。
【0024】TVSは、データ処理装置のCPU上で実
行されるTVS処理プログラム110と、データ処理装
置の記憶装置にあらかじめツリー状に関連して構成され
ている一連のデータから形成される。
【0025】CPU上で実行される処理プログラム11
0に、入力データ100として示されている各入力デー
タが選択的に順々に与えられると、処理プログラム11
0は、所定の手順に従って、あらかじめツリー状に連接
して構成され、それぞれがツリーエレメントである一連
のデータにアクセスする。
【0026】入力データ100のnx は任意桁の10進
数であり、↑、↓、←、→、PgUp、PgDn、Ho
me、End、Enter、Ceas
e、(,)、(.)は、後述のようにそれぞれが制御機
能を有しており、データ処理装置のキーボードのような
入力装置から入力される。
【0027】TVS処理が起動するとTVS処理プログ
ラム110とDataset120とが立ち上がる。D
ataset120には、一つ以上のポインタの値が格
納されておりs番目のポインタ値をs(p)と表す。そ
れぞれのポインタ値s(p)は、ツリー状にリンクによ
って関連付けられた一連のツリーエレメントTEの根と
なる第1のツリーエレメントTE1 の記憶装置における
格納番地を示している。ここでは、リンクで連接される
データをツリーエレメントTEと呼ぶ。入力データ10
0から処理プログラム110にnx が入力されると、n
x 番目のポインタの値s=nx (p)の番地に格納され
ている根となる第1のツリーエレメントTE1 にアクセ
スする。
【0028】図1に示した例では、ツリーエレメントT
1 130は、TE21150〜TE 2m160までのm個
のツリーエレメントにそれぞれのリンクにより分岐して
おり、それぞれのツリーエレメントが次のツリーエレメ
ントに分岐または接続し、例えばTE2 150の一つの
リンクはTEt1170で終端している。
【0029】終端のツリーエレメント以外は、図1のT
1 130に例示したと同様なデータからなっている。
TE1 130を例として説明すると、データは、表題L
131と、リンク先表示132〜134と、操作表示
135〜141と、内容142とから構成されている。
終端のツリーエレメントは次のリンクがないのでリンク
先表示は設けられていない。
【0030】標題L 131は、TE1 130のデータ
の内容142であるcの見出し(名前)を示す任意の文
字列からなり、このTE1 130のツリーノード指定d
と前にあるリンク数kとが併記されている。TE1 13
0の場合のツリーノード指定dはs.である。なお、T
21150のツリーノード指定dはs.0.である。リ
ンク数kは、TE1 130が張るツリーリンクの数であ
り、ここではm+1となる。
【0031】リンク表示132〜134は番号と見出し
とポインタとから構成されており、TE1 130の張る
0番目のリンクの見出しはリンク先のTE21の表題(見
出し)L0 、ポインタはl0 である。同じく、1番目の
リンクの見出しはリンク先のTE22の表題(見出し)L
1 であり、ポインタはl1 である。同様に、TE1 13
0の張るm番目のリンクの見出しはLm 、ポインタはl
m であり、ポインタはlm まで続いている。この見出し
によりリンク先のデータの表題を知ることができる。
【0032】操作表示135〜141は、表示に対応す
る操作のための入力データ100が受け入れ可能かどう
かの状態を示す情報である。終端のツリーエレメントT
t1170ではリンクパス右「→」は表示されず、ペー
ジを持たないツリーエレメントではページ上下「PgU
p」、「PgDn」は表示されない。
【0033】内容142のcにはTE1 130の標題L
に対応する内容情報、あるいは関連情報が格納される。
この情報は、文章などの文字列であってもよいし、任意
のビット情報であってもよい。
【0034】TE1 130の各情報は、ページと呼ばれ
る区分けで複数のページに格納されていてもよく、その
場合入力データ「PgUp」、「PgDn」により選択
できる。
【0035】上述のTE1 130の張る0番目のリンク
132の見出しL0 に対応するポインタl0 は、ツリー
エレメントTE21150の格納番地を示しており、TE
1 130はポインタl0 でTE21150にリンクを張っ
ているという。同様に各ツリーエレメントはリンクをつ
ぎつぎと張ることができる。ツリーエレメントTEt1
70は、ツリーの終端に位置して、リンクは張られな
い。即ち、L0 132等に相当するリンク先表示情報を
TEt1170は持っていない。
【0036】nx として複数の数字とピリオド「.」と
の列n1 、n2 、n3 、・・・nJ が与えられ
ると、処理プログラム110は先ずDataset12
0に格納されているn1 に対応するポインタpに従っ
て、ツリーエレメントTE1130にアクセスし、次の
2 >mであれば、対応するリンクがないのでエラー
として、処理を中断する。n2 <=mであれば、n2
番目のリンクを示すポインタln2 に従って、リンク先
のツリーエレメントにアクセスする。以下同様に、
3 、・・・nJ に従ってリンクをたどる。もし、ツリ
ーエレメントTEt1170のような終端のツリーエレメ
ントに到達し、なおnJ が処理されていない場合は、エ
ラーを表示して、処理を中断する。複数の数字とピリオ
ド「.」との列n1 、n2 、n3 、・・・nJ
は次のツリーエレメントにアクセスするごとに与えても
よいし、最初に一度に与えてもよい。ここでは数字の列
を連続して与えることが可能なように数字とピリオ
ド「.」との組み合わせとしているが、ツリーエレメン
トにアクセスするために入力する数字の桁数が予め決め
られている場合は、数字のみを入力情報としてもよい。
【0037】次に、入力データ100の各記号の入力を
受けての処理プログラム110の動作について説明す
る。入力データ100の上述のような数字とピリオドと
の列を受けて、所定のツリーエレメントTEi にアクセ
スしたとき、TEi の張るリンクでは、番号「0」がア
クティブ状態にある。即ち、このとき、入力データ10
0の「Enter」が入力されると、0番目のリンクポ
インタl0iで指定されるツリーエレメントTEにアクセ
スする。TEi のリンクの「0」がアクティブ状態にあ
るとき、入力データ100の「↓」が入力されるとアク
ティブ状態は「1」に移る。続いての「↓」の入力でア
クティブ状態は「m」に向けて昇順に移動する。この状
態で入力データ100の「↑」が入力されるとアクティ
ブ状態は「0」に向けて降順に移動する。この状態で入
力データ100の「Enter」が入力されるとアクテ
ィブ状態にあるリンクのポインタで指定される番地にア
クセスされる。あるいは、ツリーエレメントTEのどの
リンクがアクティブであっても入力データ100の数字
とピリオドとの列nf.が入力されるとnf 番目のリン
クポインタで指定される番地にアクセスされる。以下同
様に、入力データ100の数字とピリオドの組み合わ
せ、「↓」、「↑」、「Enter」が入力されるに従
って、ツリーエレメントTEへのアクセスが行われ、各
エレメントの間にアクティブリンクが張られる。
【0038】このアクティブリンクが張られた状態で、
入力データ100の「←」が入力されると張られたアク
ティブリンクを逆に戻ってアクセスされる。逆に戻った
状態で入力データ100の「→」が入力されると張られ
たアクティブリンクを前にたどってアクセスされる。も
し、アクティブリンクが前に張られていない状態で
「→」が入力されるとエラー状態となり、処理プログラ
ム110の処理が中断される。入力データ100の「H
ome」が入力されると根となる第1のツリーエレメン
トTE1 がアクセスされる。入力データ100の「En
d」が入力されると、張られている前向きの最も新しい
アクティブリンクの最先端のツリーエレメントにアクセ
スする。
【0039】入力データ100の「PgDn」は、ツリ
ーエレメントTEがページで区分けされていたとき、昇
順のページにアクセスする。入力データ100の「Pg
Up」は、同じく降順のページにアクセスする。入力デ
ータ100の「Cease」が入力されると、処理プロ
グラム110は、張られたアクティブリンクを解除し、
各ツリーエレメントの状態も初期状態に戻して、新たな
入力データ100を受け入れる状態となる。
【0040】以上のポインタを通してのリンク先は、イ
ンターネット上のURLアドレスであってもよい。ただ
し、URLアドレスでアクセスされるデータがツリーエ
レメントTEの形式を満たしている必要がある。なお、
以上での張られたアクティブリンクを前に進め/戻る規
則は、標準的なパソコンでInternet Expl
orerと呼ばれるソフトで行われている規則と同様で
ある。
【0041】次に、ツリーエレメントTEの内容142
「c」の形式について説明する。ツリーエレメントTE
には、図1の符号142で示すような内容があってもな
くてもよい。図2は内容cの一つの形式を説明するため
の模式図である。内容cは上述のように文章などの文字
列や、任意のビット情報のような任意の形の情報であっ
てもよいが、図2の形式がとられている場合は、特別の
意味がある。
【0042】図2の内容c 200における一般の情報
の中に、符号201で示されるような、カンマ記
号「,」とピリオド記号「.」で囲まれた数字列k
i (ki 番目の数)と属性として青色表示を持つURL
アドレスが続いて格納されている場合には、入力データ
100のカンマ記号「,」と数字列ki が入力されピリ
オド記号(.)が入力されると、図1の処理プログラム
110は、続いて( )内に表示されているURLアド
レスにアクセスする。このアクセスは別途用意されるサ
イトアクセスプログラムで行われ、所定のプログラム動
作の終了とともに、図1の処理プログラム110が、も
とのTEにアクセスした時点に戻る。
【0043】あるいは、符号202で示されるようなカ
ンマ記号「,」とピリオド記号「.」で囲まれた数字列
j (kj 番目の数)と属性として緑色表示を持つファ
イル名が続いて表示されている場合には、ファイルの格
納場所が続いて格納されており、入力データ100のカ
ンマ記号(,)と数字列kj が入力されピリオド記
号(.)が入力されると、図1の処理プログラム110
は、続いて( )内に表示されているとファイルにアク
セスする。
【0044】図2の符号201は、内容c 200のこ
の個所に、インターネットのURLアドレスがリンクさ
れていることを意味する。同じく、図2の符号202
は、内容c 200のこの個所に、OSが管理する特定
のファイルがリンクされていることを意味する。
【0045】次に、ツリーエレメントTEの作成と利用
について図3と図4を参照して説明する。図3はツリー
エレメントTEの作成と利用とを説明するための模式的
ブロック図であり、図4は本発明のデータ処理システム
が適用されるデータ処理装置を、パソコンを例として示
した模式的ブロック図である。
【0046】本発明のデータ処理システムが適用される
データ処理装置を、パソコンを例として説明すると、図
4のように、パソコン400はPC本体401、標準キ
ーボード402、TVS専用キーボード403、マウス
404、表示装置405を備えており、標準的なパソコ
ンの構成となっている。PC(パソコン)本体401は
CPU(中央記憶装置)、記憶装置を有し、OS、本発
明の実施の形態であるツリービューシステム(TV
S)、および関連ソフトが格納されている。TVS専用
キーボード403は、ツリービューシステムの操作を効
率化するために設けられているが、オプショナルであっ
て必須ではなく、標準キーボード402からでもツリー
ビューシステムの操作を行うことができる。
【0047】全てのソフトの実行は、OSの管理の下で
実行される。図3のOS 300のファイル管理システ
ムであるExplorer 301のもとで、フォルダ
ー/ファイルの集合302が管理されている。ここでは
ファイルの集合をフォルダーとしてまとめて管理するこ
ともできる。PC本体401の外にあるインターネット
上の情報に関しては、図3のURLデータ304という
形で、OS 300のサイトアクセスシステムであるI
nternet Explorer 303を通して、
アクセスすることができる。
【0048】先に図1を参照して説明した図3のTVS
(ツリービューシステム)310はTVS処理プログラ
ム320とデータセット330とを備えており、TVS
処理プログラム320はSystem Builder
/Editer 321、Viewer 322、Se
archer 323および追加AP 324がデータ
セット330の各TEにアクセスするときに、所定の処
理を行う。図3のSystem Builder/Ed
iter 321のソフトにより、操作者が、OS 3
00が管理する文字入力ソフトやファイルのデータを加
工して、図1の各ツリーエレメントTEを作成したり追
加修正したりすることができる。図1のDataset
120をs(p)の値で区別することにより、リンク
で連結された一連のツリーエレメントTEからなるデー
タの集まりを複数作成することができる。これらの各T
Eからなるデータの集まりをデ−タセットと呼ぶ。デ−
タセット330から、System Builder/
Editer 321ソフトにより、フォルダー/ファ
イル302に新しいフォルダー/ファイルを作ることも
できる。
【0049】一方、インターネット上のURLデータ3
04は、Internet Explorer 303
を通して、System Builder/Edite
r321によって、デ−タセット 330を作成編集す
るためのデータとして利用できるが、Internet
Explorer 303ではURLデータを作成し
たり変更したりすることはできない。URLデータを作
成や変更するためには、通常行われているようにHom
e Page Builderと呼ばれるような特別の
プログラムを必要とする。
【0050】デ−タセット330があらかじめ作成され
ているとViewer322のソフトを使用して、デ−
タセット330にアクセスして、図4の表示装置405
にTEの各データを表示することができる。このとき、
操作者は、図1の入力データ100の入力操作をキーボ
ード等で行い、簡単な操作で、効率よく各TEにアクセ
スし、格納されたデータを見ることができる。このとき
のリンクを辿るための、図1の入力データ100の数字
入力nx は、上述のようにピリオドで区切ることで一度
に入力してもよいし、画面を確認しながら入力してもよ
い。Viewer322のソフトでは、各TEの内容を
表示装置405に表示するが、このときTEの操作可能
状態(どのキー入力が処理プログラムに正常に受け入れ
られるかの表示等)や、図2で説明した接続可能なUR
Lの青色表示201や、接続可能なファイル名の緑色表
示202も表示される。
【0051】Searcher323に格納された検索
ソフトを使用することにより、デ−タセット330内の
各種の検索を効率よく行うことができる。
【0052】さらに、デ−タセット330と連動して動
作する追加AP324のソフトを作成することにより、
デ−タセットの特性を活用した便利なソフト機能を簡単
に実現できる。例えば、アドレス帳管理やスケジュール
管理などである。
【0053】次に、図5を参照して、図4のTVS専用
キーボード403について説明する。図5はTVS専用
キーボードのキー配置図である。ツリービューシステム
(TVS)の操作は、図4の標準キーボード402とマ
ウス404とで行うことがでるが、TVS専用キーボー
ド403を使用すると、さらに操作が容易になり、操作
効率が上がる。TVS専用キーボード403は、標準キ
ーボード402と並列にPC本体401に接続され、そ
れぞれの対応する各キーは、機能的に同等の働きをす
る。具体的に説明すると、TVS専用キーボード500
の各キーは、「Menu」キー513および「Ceas
e」キー522を除いて、パソコンにおける標準キーボ
ード402のキーのうち、Viewer322のソフト
の操作で必要とするキーだけを取り出して、再配置した
ものである。再配置は、Viewer322のソフトの
操作を効率よくできるように、規則的に配置されてい
る。データキー部分530の数字キー531から540
までとピリオド「.」キー542は、図1の入力データ
100の数字とピリオド「.」を入力するために使用さ
れる。図3のViewer322のソフトを介してキー
入力することによってアクセスされたツリーエレメント
は、常にViewer322のソフトを介して、OSに
より、図4の表示装置405に表示される。表示される
内容は、図1に示されるアクセスされたTEのデータと
その状態である。ただし、ページ編集をされている場合
には、表示装置405ではページ単位で表示されるの
で、適当に「PgDn」キー521と「PgUp」キー
518キーで表示内容を切り換える必要がある。操作者
は、TEの内容を確かめながら、アクティブリンクを張
り、「→」矢印キー516、「←」矢印キー514を操
作してアクティブリンクを進め/戻る操作を行うことも
できるが、TEのツリーノード指定dに対応する数字列
を入力することにより、対応するTEにアクセスし、リ
ンクを張ることもできる。「Enter」キー511、
矢印キー512、514、515、516、「Hom
e」キー517、「End」キー520、「Ceas
e」キー522は図1の符号135〜141に操作の内
容が記載されている入力データ100のそれぞれに対応
する入力を行うキーである。カンマ「,」キー541と
ピリオド「.」キー542は図2の符号202と203
との指定入力を行うために使用される。
【0054】「Back SP」キー519は、直前に
入力されたキー入力を取り消すためのキーである。「M
enu」キー513は、標準キーボード402にはない
キーで、このキーを打鍵するとViewer322のソ
フトの特定機能(例えば、アクセスされたTEの印刷機
能や文字入力機能)が表示装置405に表示されて数字
キーで選択できる。同様のことは、操作手順が複雑にな
るが、図4の標準キーボード402とマウス404とに
よっても行うことができる。
【0055】上述のように、本発明によると、ツリー状
に構成されたデータに操作者が簡単な操作で効率よくア
クセスすることができる。
【0056】次に、本発明のデータ処理装置のデータ処
理方法について説明する。図6は本発明におけるデータ
処理装置のデータ処理方法のフローチャートである。
【0057】処理を開始すると(S601)、ツリービ
ューシステム(TVS)を起動し(S602)、表示さ
れたDataset120より、所望のツリー状にリン
クによって関連付けられた一連のツリーエレメントTE
の根となる第1のツリーエレメントを指定し(S60
3)、ツリーエレメントTEを表示させる(S60
4)。
【0058】次のツリーエレメントTEにリンクを張る
のであれば(S605Y)、リンク先表示の所定のリン
クを作成すると(S606)、そのツリーエレメントT
Eが表示され(S604)、次のツリーエレメントTE
にリンクを張らないのであれば(S605N)、ステッ
プS607に進む。
【0059】ステップS607で他のツリーエレメント
TEに移動するのであれば(S607Y)、リンク上を
所望のツリーエレメントTEまで移動させると(S60
8)、そのツリーエレメントTEが表示され(S60
4)、他のツリーエレメントTEに移動しないのであれ
ば(S607N)、ステップS609に進む。
【0060】ステップS609でツリーエレメントTE
がページで区分けされていてページを変更するのであれ
ば(S609Y)、「PgUp」、「PgDn」キーを
用いてページを変更し(S610)、ページで区分けさ
れていないか表示されたページが所望のページであれば
(S609N)、ステップS611に進む。
【0061】ステップS611で内容を編集する必要が
なければステップS619に進み(S611N)、内容
を編集する必要があり(S611Y)、URLデータを
使用するのであれば(612Y)、必要な情報を入力し
てURLアドレスを呼び出し(S613)、URLデー
タを使用する必要がなく(612N)、OSが管理する
ファイルを使用するのであれば(614Y)、必要な情
報を入力してファイルを呼び出し(S615)、OSが
管理するファイルを使用する必要がなければ(614
N)、そのまま編集を行う(S616)。
【0062】編集が終わって他のツリーエレメントTE
に移動するのであれば(S617Y)、リンク上を所望
のツリーエレメントTEまで移動させると(S61
8)、そのツリーエレメントTEが表示され(S60
4)、他のツリーエレメントTEに移動しないのであれ
ば(S617N)、ステップS619に進む。
【0063】ステップS619で処理を終了しないので
あれば(S619N)、ステップS603に戻って処理
を繰り返し、処理を終了するのであれば(S619
Y)、処理を終了させる(S620)。
【0064】次に本発明のこのような特徴を活用した、
いくつかの例について説明する。
【0065】第1の例は、各種マニュアル、教則本/教
科書、事典/辞典、レポート/メモ/資料等の文書の編集/
整理と効率的な閲覧/検索である。
【0066】図7を参照して、これらに共通する文書の
構成と閲覧方法について、説明する。図7は文書の編集
に用いられたツリーエレメントTEの模式的構成図であ
る。
【0067】ツリーエレメントTE1 701には、標題
として「文書名」とツリーノード指定0.とリンク数n
1 とが記載されている。リンクパス番号0からn1 −1
の見出しには目次の1〜n1 の項のタイトルが記載され
ている。内容には文書の全体(あるいは概要)の説明が
記載されている。TE1 701のリンクパス番号0とリ
ンクされたツリーエレメントTE21702には、標題と
して目次の「1.項」とツリーノード指定0.0.とリ
ンク数n2 とが記載されている。リンクパス0からn2
−1の見出しには項番号の1.1.項から1.n2 .項
のタイトルが記載されている。内容には、1.項に関す
る内容の説明(あるいは下位の項をまとめた概要)が記
載されている。TE2 702のリンクパス番号0とリン
クされたツリーエレメントTE31703には、標題とし
て目次の「1.1.項」とツリーノード指定0.0.
0.が記載されている。リンクパスは存在しないのでリ
ンク数は0となっている。従ってリンクパスの項はな
く、内容には、1.1項の記載内容が記載されている。
1.1.項の記載内容はOSが管理する別のファイルに
記載されて内容の緑色表示されている「,kj .(ファ
イル名)」(図2の符号202)でそのファイルにリン
クされていてもよい。TE1 701のリンクパス番号1
以下とリンクされたツリーエレメントTEについても同
様のアクティブリンクが張られる。
【0068】このように、文書を分割して整理格納する
ためにリンクで結合したツリーエレメントTEが、あら
かじめ図3のSystem Builder/Edit
er321のソフトで作成されている。
【0069】ツリーエレメントTEの作成や追加修正
は、図3のSystem Builder/Edite
r 321のソフトにより、操作者が、OS 300が
管理する文字入力ソフトやファイルのデータを用いて実
行することができる。その方法としては色々あるが、新
たに文書の編集を行う場合、例えばTVSシステムが起
動して図1のDataset120が表示された状態
で、図5の「Menu」キー513により「TE新規作
成」を選択するとDataset120の末尾の空白項
がアクティブとなる。そこに作成する文書の文書名を図
4の標準キーボード402によって文字入力ソフトで入
力すると、System Builder/Edite
r 321のソフトにより、その文書名を表題とするツ
リーエレメントTE1 の格納番地が選定され、表題のみ
が表示されたTE1 が画面に表示される。リンク先表示
の1番目がアクティブとなっているので、標準キーボー
ド402によって「1.項」と入力すると、Syste
m Builder/Editer 321のソフトに
より、格納番地が選定されて「1.項」を表題とするツ
リーエレメントTE21が格納される。次にリンク先表示
の2番目をアクティブとし、「2.項」と入力すると、
格納番地が選定されて「2.項」を表題とするツリーエ
レメントTE21が格納され、逐次n1 項までの見出しと
そのTEの格納場所が設定される。さらにカーソルを図
1の内容142に移すと標準キーボード402によって
全体の説明を入力することができる。
【0070】ここで、「Menu」キー513をリセッ
トするとカーソル上下キーでリンク先表示から番号0を
選択して「Enter」キーを押すとリンクされたツリ
ーエレメントTE21が表示されるので、同様の処理を繰
り返してすべてのツリーエレメントTEが完成する。
【0071】Viewer322のソフトを経由し、T
VS専用キーボード403を使用して、先に述べたよう
に、図7の文書の閲覧が簡単な操作で効率よく行うこと
ができる。あるいは、図3のSearcher323の
検索ソフトを利用して、さまざまな検索を効果的に行う
ことができる。あるいはまた、図7の文書において、ツ
リーエレメントTE3 703のような終端エレメントの
内容に、もしくはリンクしたファイルに、文書の詳細な
記載がなされている場合、呼び出した文書の内容の記載
・修正・追加・削除を行うことは容易であり、さらに上
位のツリーエレメントTEの内容に記載する説明を図3
の追加AP313ソフトで自動的あるいは半自動的に生
成させることも可能である。
【0072】第2の例は、アドレス帳の管理と閲覧であ
る。図8を参照して説明する。図8はアドレス帳の管理
に用いられたツリーエレメントTEの模式的構成図であ
る。アドレス帳での大切なことは、使用者の事情に合っ
た適切な分類と、閲覧頻度を考慮した構成である。
【0073】ツリーエレメントTE1 801の標題は
「アドレス帳」であり、リンクパスには、分類されたア
ドレスへのパスが記載されている。ツリーエレメントT
41804以下は終端ツリーエレメントであり、各ツリ
ーエレメントには、人名を標題として、内容には対応す
るアドレスが記載されている。
【0074】ツリーエレメントTE1 801の0.から
3.までは、本人とよく使用される個人名が個別に記載
されている。これらは閲覧頻度が高いので、リンクパス
は、直接、終端エレメントに張られている。4.以下は
適切な分類でツリーが構成される。ツリーエレメントT
21802では、親族の分類がなされ、ツリーエレメン
トTE31803では、分類された親族のうち父方の人名
が記載され、それぞれの終端エレメントへのパスが張ら
れる。以下同様であるが、ここで注意することは、1つ
の終端エレメントに、複数のリンクパスが張られること
もあり得ることである。即ち、同じ人物を友人と会社に
重複して分類することもできる。このようなアドレス帳
の作成を他のアドレス帳管理ソフトで作成されたデータ
から図3のSystem Builder/Edite
r 321のソフトを使用して、作成することもできる
が、図3の追加AP324のソフトとして、専用のアド
レス帳データ作成ソフトを用意することもできる。
【0075】第3の例は、インターネットのURLアド
レスの管理と検索である。図9を参照して説明する。図
9はURLアドレス帳の管理に用いられたツリーエレメ
ントTEの模式的構成図である。Internet E
xplorerでは、よく使用するURLアドレスを
「お気に入り」として分類するアドレス管理がなされ、
簡単な操作で、所定のURLアドレスにアクセスできる
ように配慮されているが、管理されるアドレスの数が多
くなると操作が複雑となり、さらに適切な分類管理を行
うことが望まれる。
【0076】ツリーエレメントTE1 901の標題は
「URLアドレス」であり、リンクパス0.から3.は
リンクがURLアドレスに直接張られており、URL0
からURL3にはURL名称とアドレスが表示されてい
る。リンクパス4.には分類1が表示されており、ツリ
ーエレメントTE21902にリンクが指定されている。
リンクパス5.以下も同様である。ツリーエレメントT
21902の標題は「分類1」であり、内容には分類1
の説明がされている。リンクパスはTE1 901と同様
に指定されている。
【0077】このようにして管理されたURLアドレス
は、分類整理されて管理され、多くのURLアドレスに
対して、効率よく簡単にアクセスすることができる。な
お、このようにして、URLアドレスそのものは、In
ternet Explorerに渡されて、URLサ
イトへのアクセスがなされる。Internet Ex
plorerの処理が終了するとURLアドレスを渡し
たもとのツリーエレメントTEに戻る。
【0078】なお、本発明の実施の形態は、以上のよう
な発明の形態の他に、いろいろあり得るが、例えば、キ
ーボードからの入力として、表示画面とタッチディスプ
レイ機能で構成されるソフトキーボードであってもよ
い。また、ハードウェアとして、パソコンのみならずP
DA(パーソナル・デジタル・アシスタンス)機器や携
帯電話機であってもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明には次のよう
な効果がある。即ち、第1の効果は、フォルダー/ファ
イル管理に相当するデータ管理が効率よく整理分類され
て行われることである。それは、ツリービューシステム
においてリンク先表示、操作内容、データの内容が記載
された複数のツリーエレメントが、予め張られているリ
ンクと操作ごとに変化するアクティブリンクとにより関
連付けられているからである。
【0080】第2の効果は、整理分類されたデータの管
理状態が操作者に分かり易く表示され、簡単な操作でデ
ータアクセスがなされることである。それは、リンク先
表示、操作内容、データの内容が記載されたツリーエレ
メントに簡単にアクセスでき表示されるからである。
【0081】第3の効果は、インターネットのサイトア
ドレスの整理分類が効率よく行われ、操作者による簡単
な操作で、サイトアドレスへのアクセスが行われること
である。それは、必要に応じて、特定のサイトアドレス
には直接リンクが行われ他のアドレスは分類されてそれ
にリンクされたツリーエレメントで同様に処理されるこ
とにより、使用目的に対応した分類とアクセスが行われ
るからである。
【0082】第4の効果は、フォルダー/ファイル相当
のデータ管理と、インターネット上のサイトアドレスで
のデータ管理とアクセスとが統一的に行われ、簡単で融
通性に富んだ操作ができることである。それは共通のツ
リービューシステムにより管理が行われるからである。
【0083】第5の効果は、マニュアルや事典や広範な
一般文書を効率よく分類整理し、閲覧を簡単な操作で行
うことができることである。それは、アクティブリンク
により分類されて結合されたツリーエレメントにデータ
の内容の記載が可能であり、OSのファイルやサイトア
ドレスにもリンクを張ることが可能であるからである。
【0084】第6の効果は、アドレス帳や日程表などの
作成/閲覧を簡単なソフト処理で効率よくできることで
ある。それはTVS処理プログラムに形成された処理ソ
フトでデータセットを処理するからである。
【0085】第7の効果は、ファイルやサイトアドレス
のデータへのアクセスが、少ないキーの専用キーボード
の簡単な操作で行うことができることである。それはT
VS処理プログラムを操作するためのキーのみで効率の
よい配置のキーボードを形成したからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態の中心となるツリー
ビューシステム(TVS)の構成を示す模式的システム
図である。
【図2】内容cの形式を説明するための模式図である。
【図3】ツリーエレメントTEの作成と利用とを説明す
るための模式的ブロック図である。
【図4】本発明のデータ処理システムが適用されるデー
タ処理装置についてパソコンを例として示した模式的ブ
ロック図である。
【図5】TVS専用キーボードのキー配置図である。
【図6】本発明におけるデータ処理装置のデータ処理方
法のフローチャートである。
【図7】文書の編集に用いられたツリーエレメントTE
の模式的構成図である。
【図8】アドレス帳の管理に用いられたツリーエレメン
トTEの模式的構成図である。
【図9】URLアドレス帳の管理に用いられたツリーエ
レメントTEの模式的構成図である。
【図10】マイクロソフト社のExplorerソフト
におけるファイル管理システムの模式図である
【図11】マイクロソフト社のInternet Ex
plorerソフトにおけるサイトへのアクセスシステ
ムの模式図である
【符号の説明】
100 入力データ 110 TVS処理プログラム 120 Dataset 130,150,160,170,180,701〜7
03、801〜806,901〜903 ツリーエレ
メント 131,171 表題 132〜134 リンク先表示 135〜141 操作内容 142,172,200 内容 201 URL表示 202 ファイル表示 300 OS 301 Explorer 302 フォルダー/ファイル 303 Internet Explorer 304 URLデータ 320 TVS処理プログラム 321 System Builder/Edite
r 322 Viewer 323 Seacher 324 追加AP 330 データセット 400 パソコン 401 PC本体 402 標準キーボード 403,500 TVS専用キーボード 404 マウス 405 表示装置 510 制御キー部分 511〜522 制御キー 530 データキー部分 531〜542 データキー S601〜S620 ステップ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作入力手段と表示画面とを備えたデー
    タ処理装置のデータ処理システムであって、 前記データ処理装置の記憶装置に格納された所定のデー
    タは、第1のデータをアクセスするアクセス開始ポイン
    タから始まって、複数の第2以降のデータがそれぞれに
    指定されたポインタによって互いにツリー状にリンクパ
    スを張って一連のデータセットを形成するように予め構
    成されており、 前記データ処理装置の中央処理装置上で動作して前記所
    定のデータにアクセスする処理プログラムは、前記操作
    入力手段より入力された入力情報により指定されたアド
    レスのデータを前記表示画面に表示させ、該データに表
    示されたポインタの前記操作入力手段による指定によっ
    て、予め構成された前記リンクパスに従って逐次アクテ
    ィブリンクパスを設定し、到達した所望のデータを前記
    表示画面に表示させて所望の処理を行うプログラムであ
    る、ことを特徴とするデータ処理装置のデータ処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記所定のデータは、該データの見出し
    となる表題を有し、該データの予め設定されたリンク先
    を表示して選択されたリンク先のデータにアクセスでき
    るリンク先表示部、前記操作入力部により操作可能な操
    作内容表示部、および該データの内容部の少なくとも一
    つ以上を備えている、請求項1に記載のデータ処理装置
    のデータ処理システム。
  3. 【請求項3】 前記ポインタで指定されるリンクパスが
    インターネットのURLアドレスの指定を含む、請求項
    1または請求項2のいずれか1項に記載のデータ処理装
    置のデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 指定されたアドレスのデータを前記表示
    画面に表示させるための前記入力情報は、ツリーノード
    を指定するための数字列である、請求項1または請求項
    2のいずれか1項に記載のデータ処理装置のデータ処理
    システム。
  5. 【請求項5】 指定されたアドレスのデータを前記表示
    画面に表示させるための前記入力情報は、末尾に区切り
    記号を付されたツリーノードを指定するための数字列で
    あり、同時に複数の数字列を入力して逐次実行させるこ
    とが可能な、請求項1または請求項2のいずれか1項に
    記載のデータ処理装置のデータ処理システム。
  6. 【請求項6】 前記表示画面に表示された前記リンク指
    定表示部のリンク指定表示は前記操作入力手段の所定の
    入力情報によって移動が可能であり、指定されたリンク
    指定表示に従ってアクティブリンクパスが設定される、
    請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のデータ
    処理装置のデータ処理システム。
  7. 【請求項7】 設定された前記アクティブリンクパス
    は、前記表示画面に表示されたデータに対する前記操作
    入力手段における所定の入力情報によって前後の向きに
    たどることが可能である、請求項1または請求項2に記
    載のデータ処理装置のデータ処理システム。
  8. 【請求項8】 前記データは複数の連続するページに区
    分けされており、前記操作入力手段における所定の入力
    情報によって選択されたページ単位で表示させることが
    可能である、請求項1または請求項2に記載のデータ処
    理装置のデータ処理システム。
  9. 【請求項9】 前記データの内容は、前記操作入力手段
    における入力情報、前記データ処理装置におけるOSの
    ファイル管理システムで管理されるファイルの内容、イ
    ンターネットのURLアドレスに存在するデータの内容
    の少なくともいずれかにより加工することが可能であ
    る、請求項1または請求項2に記載のデータ処理装置の
    データ処理システム。
  10. 【請求項10】 アクセスされた前記データの一部にイ
    ンターネットのURLアドレスを指定するデータが含ま
    れており、該データを特定の記号と数字で指定すること
    により該URLアドレスにアクセスする、請求項1また
    は請求項2に記載のデータ処理装置のデータ処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 アクセスされた前記データの一部にフ
    ァイルの名称と格納場所を指定するデータが含まれてお
    り、該データを特定の記号と数字で指定することにより
    該ファイルにアクセスする、請求項1または請求項2に
    記載のデータ処理装置のデータ処理システム。
  12. 【請求項12】 前記操作入力手段における入力情報が
    キーボードのキー入力に対応する情報である、請求項1
    から請求項11のいずれか1項に記載のデータ処理装置
    のデータ処理システム。
  13. 【請求項13】 前記キーボードが処理プログラムの入
    力情報のみをキー入力する専用キーボードである、請求
    項12に記載のデータ処理装置のデータ処理システム。
  14. 【請求項14】 所定のデータが、第1のデータをアク
    セスするアクセス開始ポインタから始まって、複数の第
    2以降のデータがそれぞれに指定されたポインタによっ
    て互いにツリー状にリンクパスを張って一連のデータセ
    ットを形成するように予め構成されており、操作入力手
    段より入力された入力情報により、指定されたアドレス
    の所定のデータを表示画面に表示させ、該データに表示
    されたポインタの指定によって、予め構成されたリンク
    パスに従って逐次アクティブリンクパスを設定し、到達
    した所望のデータを前記表示画面に表示させて所望の処
    理を行う処理プログラムを有するデータ処理装置のデー
    タ処理方法であって、 前記処理プログラムを起動させるステップと、第1のリ
    ンクパスを指定するステップと、次のデータにアクティ
    ブリンクパスを張るステップと、アクティブリンクパス
    上を移動するステップと、表示されたデータの内容を前
    記操作入力手段における入力情報、前記データ処理装置
    におけるOSのファイル管理システムで管理されるファ
    イルの内容、インターネットのURLアドレスに存在す
    るデータの内容の少なくともいずれかにより加工するス
    テップとを有する、ことを特徴とするデータ処理装置の
    データ処理方法。
  15. 【請求項15】 さらに、複数の連続するページに区分
    けされているデータをページ単位で選択するステップを
    有する、請求項14に記載のデータ処理装置のデータ処
    理方法。
  16. 【請求項16】 次のデータにアクティブリンクパスを
    張るステップにおいてポインタで指定されるパスがイン
    ターネットのURLアドレスの指定を含む、請求項14
    に記載のデータ処理装置のデータ処理方法。
JP2002129840A 2002-05-01 2002-05-01 データ処理装置のデータ処理システムおよびデータ処理方法 Pending JP2003323325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129840A JP2003323325A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 データ処理装置のデータ処理システムおよびデータ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129840A JP2003323325A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 データ処理装置のデータ処理システムおよびデータ処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003323325A true JP2003323325A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29543128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002129840A Pending JP2003323325A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 データ処理装置のデータ処理システムおよびデータ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003323325A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103294467A (zh) * 2012-11-27 2013-09-11 乐视致新电子科技(天津)有限公司 一种终端浏览器上利用遥控器移动网页焦点的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103294467A (zh) * 2012-11-27 2013-09-11 乐视致新电子科技(天津)有限公司 一种终端浏览器上利用遥控器移动网页焦点的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5905498A (en) System and method for managing semantic network display
CA2669479C (en) Generating end-user presentations from structured data
US9785303B2 (en) Scenario specialization of file browser
US8584009B2 (en) Automatically propagating changes in document access rights for subordinate document components to superordinate document components
US20150339375A1 (en) Web application for debate maps
US20090164946A1 (en) Hierarchical tag based browsing of media collections
JP2012520509A (ja) リッチウェブサイトのオーサリングおよび設計
Edhlund NVivo 8 essentials: The ultimate help when you work with qualitative analysis
MXPA04006410A (es) Interprete de sistema de archivo.
US20080313158A1 (en) Database file management system, integration module and browsing interface of database file management system, database file management method
JP2007509417A (ja) 静的リストを使用してデータを管理するシステムおよび方法
US20080010586A1 (en) Enhanced handling of repeated information in a web form
WO2006137563A1 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JPH10334120A (ja) インターネット用ブラウザ、インターネット用ブラウザのアドレス指定方法および記憶媒体
JP2003323325A (ja) データ処理装置のデータ処理システムおよびデータ処理方法
JPH11282882A (ja) 文書管理方法
JP7251876B1 (ja) サーバ装置、サーバ装置の制御方法、及びプログラム
JPH04320551A (ja) ハイパーテキスト装置およびハイパーテキスト生成方法
JP6939473B2 (ja) 文書処理装置及びプログラム
TWI408564B (zh) 搜尋文件方法及其人機介面裝置
JP2004341770A (ja) データ管理システム及びデータ管理方法
JP4480413B2 (ja) 文書検索装置、文書検索方法、および文書検索プログラム
JP3939103B2 (ja) 情報処理装置及び方法並びにこれに利用される記憶媒体
JP2006113757A (ja) Map管理方法、map管理プログラムおよびmap管理装置
JPH0744446A (ja) グループ化情報の関連付け方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060621