JP2003322839A - 液晶表示装置用スタンド - Google Patents

液晶表示装置用スタンド

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JP2003322839A
JP2003322839A JP2002129169A JP2002129169A JP2003322839A JP 2003322839 A JP2003322839 A JP 2003322839A JP 2002129169 A JP2002129169 A JP 2002129169A JP 2002129169 A JP2002129169 A JP 2002129169A JP 2003322839 A JP2003322839 A JP 2003322839A
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Japan
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movable bracket
liquid crystal
crystal display
display device
friction
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JP2002129169A
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Nobuya Mabe
伸弥 間辺
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Shinei Sangyo KK
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Shinei Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 液晶表示装置を上下方向へ回動させて仰角や
俯角に傾斜させても、安定性に欠けることなく、かつ、
部品点数や構成を簡単にして製作コストを下げることが
でき、液晶表示装置を縦方向の回転角度に関係なく、3
60°いずれの方向へも停止可能に回転できる、液晶表
示装置用スタンドを提供する。 【解決手段】 ベース上に立設した支柱或は昇降手段
と、取付部材13と、この取付部材の両側板部を摺動可
能に取り付けた可動ブラケット18と、この可動ブラケ
ットを摺動させる定荷重ゼンマイ40と、取付プレート
とを有し、前記可動ブラケットの前記取付部材に対する
支持位置は、当該可動ブラケットの傾斜角度によって変
化させるものであり、或は取付プレートを縦方向へフリ
ーストップに回動できるように取り付けると共に、前記
取付プレートの回動を所定角度で停止させる停止手段を
設けるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば卓上に置
く液晶モニターテレビのような液晶表示装置に用いて好
適な液晶表示装置用スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図13と図14に示したように、
ベース1上に立設した支柱、或は昇降手段2の上部に取
付部材3を取り付け、この取付部材3にヒンジピン4を
介して可動ブラケット5を上下方向に揺動可能に取り付
け、取付部材3と可動ブラケット5の間にヒンジピン4
に還巻きさせて図示してないトーションスプリングを弾
設させると共に、ヒンジピン4と可動ブラケット5との
間に図示してないフリクション手段を取り付け、可動ブ
ラケット5のチルトプレート6に、液晶表示装置7を取
り付ける取付プレート8を、ピボットピン9と第2フリ
クション手段10を介して縦方向にフリクション回動可
能に取り付けたものが公知である。
【0003】さらに、この従来公知のものは、取付プレ
ート8の回動角度を規制するのに、同じく図13と図1
4に示したように、可動ブラケット5のチルトプレート
6よりストッパー片6aを突設し、このストッパー片6
aを取付プレート8に設けた0°〜90°の幅を持つ円
弧状のガイド溝8aに嵌入させて成るものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来公知の
液晶表示装置用スタンドは、その使用に際して液晶表示
装置を上下方向へ回動させて仰角や俯角とする場合に、
軸支点がヒンジピンの位置で一定のため、図13に示し
たように、その角度によって液晶表示装置を支持するベ
ース1上の重心位置がbからb’、b”というように変
化し、安定性に欠ける嫌いがある上に、トーションスプ
リングと第1フリクション手段を併用しなくてはならな
いことから,部品点数が多くなり構成が複雑となって製
作コストが高くつくという問題があった。
【0005】さらに、従来公知の液晶表示装置用スタン
ドは、当該液晶表示装置7の縦方向の回転角度が所定範
囲(通常は0°〜90°の範囲)に限定されてしまう上
に、何回も使用していると、ストッパー片6aが変形し
てしまい、正確に0°〜90°の回転角度が得られない
という問題があった。
【0006】この発明の目的は、液晶表示装置を上下方
向へ回動させて仰角や俯角に傾斜させても、安定性に欠
けることなく、かつ、部品点数や構成を簡単にして製作
コストを下げることのできる、液晶表示装置用スタンド
を提供せんとするにある。
【0007】この発明の次の目的は、液晶表示装置を縦
方向の回転角度に関係なく、フリーストップに360°
いずれの方向へもクリック停止可能に回転できるように
工夫した、液晶表示装置用スタンドを提供せんとするに
ある。
【0008】この発明のさらに次の目的は、上記二つの
目的を同時に達成できる液晶表示装置用スタンドを提供
せんとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、ベース上に立設した支柱或は昇降手
段と、この支柱或は昇降手段の上部に取り付けられた取
付部材と、この取付部材の両側板部に設けた円弧状のガ
イド長孔に支持ピンとガイドピン及び第1フリクション
手段を介してその両側板部をフリクション摺動可能に取
り付けた可動ブラケットと、この可動ブラケットに取り
付けた液晶表示装置の取付プレートとを有し、前記可動
ブラケットの前記取付部材に対する前記支持ピンを介し
ての支持位置は、当該可動ブラケットの傾斜角度によっ
て前記ガイド長孔の中で変化するように構成することに
よって、液晶表示装置の重心位置が該液晶表示装置の上
下方向の傾斜角度によって変化しないように構成したも
のである。
【0010】この発明はまた、ベース上に立設した支柱
或は昇降手段と、この支柱或は昇降手段の上部に取り付
けられた取付部材と、この取付部材の両側板部に設けた
円弧状のガイド長孔に支持ピンとガイドピンを介してそ
の両側板部を摺動可能に取り付けた可動ブラケットと、
この可動ブラケットを一方向へ摺動付勢させる定荷重ゼ
ンマイと、前記可動ブラケットに取り付けた液晶表示装
置の取付プレートとを有し、前記可動ブラケットの前記
取付部材に対する前記支持ピンを介しての支持位置は、
当該可動ブラケットの傾斜角度によって前記ガイド長孔
の中で変化する用に構成することによって、操作力を軽
減化させたうえで、液晶表示装置の安定停止保持を図る
ことができるようにしたものである。
【0011】この発明はさらに、ベース上に立設した支
柱或は昇降手段と、この支柱或は昇降手段の上部に取り
付けられた取付部材と、この取付部材の両側板部にその
両側板部を支持ピンと第1フリクション手段を介して上
下方向へフリーストップに揺動可能に取り付けた可動ブ
ラケットと、この可動ブラケットに取り付けた液晶表示
装置の取付プレートとを有し、この取付プレートを前記
可動ブラケットに対し第2フリクション手段を介して縦
方向へフリーストップに回動できるように取り付けると
共に、前記取付プレートの回動を所定角度で停止させる
クリック停止手段を設けることによって、縦方向の回転
角度を360°いずれの方向にも回転可能かつ所定の回
転角度によってフリクション停止をさせるようにしたも
のである。
【0012】この発明はさらに、ベース上に立設した支
柱或は昇降手段と、この支柱或は昇降手段の上部に取り
付けられた取付部材と、この取付部材の両側板部にその
両側板部を支持ピンを介して上下方向へフリーストップ
に揺動可能に取り付けられた可動ブラケットと、この可
動ブラケットを一方向へ揺動付勢させる定荷重ゼンマイ
と、前記可動ブラケットに取り付けた液晶表示装置の取
付プレートとを有し、この取付プレートを前記可動ブラ
ケットに対しピボットピンと第2フリクション手段を介
して縦方向へフリーストップに回動できるように取り付
けると共に、前記取付プレートの回動を所定角度で停止
させるクリック停止手段を設けることによって、縦方向
の回転角度を360°いずれの方向にも回転可能かつ所
定の回転角度によってフリクション停止をさせるように
し、さらに操作力を軽減化させたうえで、液晶表示装置
の安定停止保持を図ることができるようにしたものであ
る。
【0013】さらにこの発明は、ベース上に立設した支
柱或は昇降手段と、この支柱或は昇降手段の上部に取り
付けられた取付部材と、この取付部材の両側板部に設け
た円弧状のガイド長孔に支持ピンとガイドピン及び第1
フリクション手段を介してその両側板部をフリクション
摺動可能に取り付けた可動ブラケットと、この可動ブラ
ケットに取り付けた液晶表示装置の取付プレートとを有
し、前記可動ブラケットの前記取付部材に対する前記支
持ピンを介しての支持位置は、当該可動ブラケットの傾
斜角度によって前記ガイド長孔の中で変化するように構
成すると共に、前記可動ブラケットには液晶表示装置の
取付プレートを有し、この取付プレートを前記可動ブラ
ケットに対し第2フリクション手段を介して縦方向へフ
リーストップに回動できるように取り付け、さらに、前
記取付プレートの回動を所定角度で停止させるクリック
停止手段を設けることによって、液晶表示装置の重心位
置が該液晶表示装置の上下方向の傾斜角度によって変化
しないように成し、縦方向の回転角度を360°いずれ
の方向にも回転可能かつ所定の回転角度によってフリク
ション停止をさせるように成したものである。
【0014】さらにこの発明は、前記第1フリクション
手段を、取付部材の両側板部に設けたガイド長孔に該ガ
イド長孔と相似形状のガイド長孔を有する膨出部を嵌入
させ前記両側板部の一側面へ取り付けたフリクションプ
レートと、このフリクションプレートのガイド長孔と同
一形状のガイド長孔を有し前記両側板部の他側面へ取り
付けたフリクションプレートと、前記各フリクションプ
レートのガイド長孔を貫通した支持ピンに連結された可
動ブラケットの可動ブラケット片と、前記支持ピンを貫
通させて前記フリクションワッシャーに押圧させるフリ
クションワッシャー及びスプリングワッシャーと、前記
可動ブラケット片に取り付けられ前記フリクションプレ
ートの膨出部に設けたガイド長孔内へ嵌入させられたガ
イドピンとで構成することによって、液晶表示装置をさ
まざまな上下方向の傾斜角度で経時的変化を起こすこと
なく安定的に停止保持することができるようにしたもの
である。
【0015】そして、上記いずれの場合にも、前記取付
部材は前記支柱或は昇降手段の上部に水平方向へ回動可
能に取り付けることによって、液晶表示装置を水平方向
へ回転可能となるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。図面によれば、図1乃
至図9において、ベース11上には、支柱12が立設さ
れており、この支柱12の上部に取付部材13が取り付
けられている。尚、支柱12はこれを昇降可能に構成し
た昇降手段としても良いし、取付部材13は図示したよ
うに支柱12の上部前部に固着しても良いが、支柱12
或は昇降手段の上端面に固着するか、或はピボットピン
を介して水平方向へ回動可能に取り付けられるように構
成しても良い。
【0017】取付部材13は、とくに図3と図4に示し
たように、平面略くの字形状を呈した一対の側板部1
4,14と、この側板部14,14をビス15a…を介
して固着した断面略アングル形状の取付基板15とから
成る。側板部14,14は、とくに図6に示したよう
に、互いに底板部14a,14a、背板部14b,14
b、及び側板14c,14cを有している。背板部14
b,14bはこれを直接支柱12或は昇降手段の上部前
部に固着しても良いし、底板部14a,14aと背板部
14b,14bを図示したように断面略アングル形状の
取付基板15に固着して、この取付基板15を支柱12
或は昇降手段の上部前部に固着しても良い。或は底板部
14a,14aや取付基板15を支柱12或は昇降手段
の上面に固着、或はピボットピンで水平方向へ回転可能
に取り付けても良い。尚、取付基板15を用いた場合に
は、側板部14,14とこの取付基板15を含めて取付
部材13と称し、側板部14,14だけの場合は、この
側板部14,14が取付部材13となる。さらに側板部
14,14と取付基板15はこれを一体に構成しても良
い。
【0018】取付部材13の側板部14,14の側板1
4c,14cには、円弧状のガイド長孔16,16が、
図6にその一方のみを示したように、縦方向に位置させ
て設けられると共に、この各ガイド長孔16,16の両
側には、各側板14c,14cに固着されてガイド長孔
16,16と略相似形状のガイド長孔17a,17a・
17b,17bを有するフリクションプレート17,1
7・17,17が取付ビス17c…を介して取り付けら
れている。尚、各フリクションプレート17,17・1
7,17の一方のものには、取付部材13の側板部1
4,14の側板14c,14cのガイド長孔16,16
内へ嵌入させられる膨出部17fが設けられ、この膨出
部17f内にガイド長孔17aが設けられている。両側
板部14とフリクションプレート17の一方には、係止
片14dと17eが設けられると共に、フリクションプ
レート17のもう一方のものには、係止片14dと17
eと係合する係合部17dが設けられている。尚、側板
14c,14cの左右で一対となっているフリクション
プレート17,17の一方は省略される場合がある。
【0019】取付部材13に取り付けられた可動ブラケ
ット18は、一対の平板状を呈した該可動ブラケット1
8の両側板部を構成する可動ブラケット片19,19
と、この可動ブラケット片19,19をその両側部に設
けた側板20a,20aに固着したチルトプレート20
とから成る。尚、両側板部となる可動ブラケット片1
9,19とチルトプレート20は一体に構成しても良
い。可動ブラケット18の可動ブラケット片19,19
を取付部材13の側板部14,14の側板14c,14
cに、各フリクションプレート17,17・17,17
の各ガイド長孔17a,17a・17b,17bを貫通
させた支持ピン21,21及びガイドピン22,22を
介して上下方向へ揺動可能に取り付けられている。各支
持ピン21,21には、各々の中心部に当該各支持ピン
21,21を挿通させたフリクションワッシャー23,
23、スプリングワッシャー24,25・24,25、
及びEリング26,26によって、該支持ピン21,2
1の端部に固定される第1フリクション手段27,27
が設けられ、各フリクションワッシャー23,23と支
持ピン21,21の頭部21b,21bを各フリクショ
ンプレート17,17・17,17に圧接させることに
より、上下方向へ摺動フリクション可能に取り付けられ
ている。尚、この頭部21b,12bとフリクションプ
レート17,17との間にさらにフリクションワッシャ
ーを介在させても良い。さらに、図6に示したように、
指示記号21aはEリング26を係止するための係止溝
である。
【0020】可動ブラケット18のチルトプレート20
には、ピボットピン28を介して取付プレート29が縦
方向へ該ピボットピン28と共に回動可能となるように
取り付けられており、この取付プレート29に液晶表示
装置30が取り付けられる構成であるが、チルトプレー
ト20と取付プレート29との間に第2フリクション手
段31が設けられている。
【0021】この第2フリクション手段31は、チルト
プレート20と取付プレート29との間、チルトプレー
ト20の内側に各々中心部にピボットピン28を該ピボ
ットピン28と共に回動するように挿通させたフリクシ
ョンワッシャー32,33と、フリクションワッシャー
33に圧接させて各々その中心部にピボットピン28を
挿通させた2枚のスプリングワッシャー34,35とE
リング36、及びピボットピン28の端部のかしめ部2
8aとで構成されている。
【0022】そして、フリクションワッシャー32には
クリック停止手段37が設けられてる。このクリック停
止手段37はフリクションワッシャー32の外周と内側
面部に互いに2個ずつの係合凹部37a,37b,37
c,37dが90°間隔で設けられ、外周の係合凹部3
7a,37bには、取付プレート29の上部に取り付け
られた板バネ38の係止凸部38aが嵌入し、内側面部
の係合凹部37c,37dには、取付プレート29の下
部に取り付けた板バネ39の係止凸部39aが嵌入する
ようにして構成されている。
【0023】したがって、液晶表示装置30がベース1
1に対し垂直位置にある時には、該液晶表示装置30を
保持する可動ブラケット18を取付部材13に対して支
持する支持ピン21とガイドピン22の位置は、図1に
示したように、ガイド長孔17aの上部位置近くにあ
る。この状態において液晶表示装置30は、第1フリク
ション手段27,27の摺動フリクショントルクによ
り、その垂直位置を保っている。尚、この摺動フリクシ
ョントルクは、この実施の形態のものでは支持ピン21
或はガイドピン22の双方或は一方とガイド長孔17a
との間にも発生するが、発生しないように構成しても良
い。
【0024】この状態から、液晶表示装置30を俯角の
位置にすべく、該液晶表示装置30を手前側に傾ける
と、支持ピン21のガイド長孔17aに対する位置は、
図8に示したように上端に達し、この俯角位置を第1フ
リクション手段27,27の摺動フリクショントルクに
よって安定的に保つものである。因みにこの実施の形態
では最大俯角は−5°である。
【0025】次に、液晶表示装置30を仰角にすべく後
方へ傾けると、支持ピン21とガイドピン22のガイド
長孔17aに対する位置が図9に示したように下方へ移
動し、この実施の形態のものでは最大+30°の仰角で
ガイドピン22がガイド長孔17aの下端部に達し、そ
れ以上の仰角になることはなく、この仰角位置を第1フ
リクション手段27の摺動フリクショントルクにより安
定的に保つものである。そして、液晶表示装置30がベ
ース11に対してどの傾斜角度にあっても、該液晶表示
装置のベース11に対する重心位置は、図1と図8及び
図9に示したように、いずれもベース11の端部から距
離aの位置を保ち、変化することがない。
【0026】次に、液晶表示装置30を縦方向へ回転さ
せて、横長の画面を縦長に、或は縦長の画面を横長に用
いようとする場合には、例えば該液晶表示装置30を時
計方向へ回転させると、第2フリクション手段31のフ
リクショントルクに抗して液晶表示装置30は回転で
き、横長の画面を縦長に、或は縦長の画面を横長にする
ことができる。その際に液晶表示装置30と共に回転す
るフリクションワッシャー32はその外周と内面に設け
た係合凹部37aと37cにその係止凸部38a,39
aを嵌入させている板バネ38,39の押圧力に抗して
回転し、90°回転した位置で再び板バネ38,39の
係止凸部38a,39aは今度はフリクションワッシャ
ー32の係合凹部37b,37dと嵌合し、第2フリク
ション手段31のフリクショントルクと板バネ38,3
9の弾力によりその位置を安定的に保つことができるも
のである。勿論、液晶表示装置30を回転させる方向に
限定はなく、反時計方向に回転させても良い。そして、
その回転角度は時計方向、反時計方向を問わず360°
の回転が可能であり、どの回転角度でも第2フリクショ
ン手段31のフリクショントルクと板バネ38,39の
弾力によりフリーストップに停止保持させることができ
る。
【0027】尚、昇降手段については、図示してない
が、スプリングと摺動フリクション手段を併用したさま
ざまな公知構成のものを用いることができる。また、第
1フリクション手段27,27及び第2フリクション手
段31の構成も実施の形態のものに限定されない。これ
らのフリクション手段には、公知のさまざまな構成のも
のを用いることができよう。
【0028】図10乃至図13は、この発明に係る液晶
表示装置用スタンドの他の実施の形態を示し、先の実施
の形態に示した第1フリクション手段に代えて定荷重ゼ
ンマイ(商標名:コンストンスプリング)40,40を
支持ピン41,41に巻き付けて用いており、その一端
部40aを側板部14に設けた係止溝14e,14eに
係止させてある。尚、とくに図11に示したように、指
示記号43,43で示されたものは、定荷重ゼンマイ4
0,40を支持ピン41,41に係止するEリングであ
り、その他の指示記号の同じ部材は先の実施の形態のも
のと同じ部材を示しているので説明を省略する。
【0029】このように構成すると、定荷重ゼンマイ4
0,40は戻り荷重が一定であるため、安定した摺動付
勢力を支持ピン41,41へ付与することにより、操作
力を軽減し、液晶表示装置30を任意の角度で安定停止
保持させることができるものである。
【0030】さらに、請求項3に係る発明にのみ着目し
た場合には、可動ブラケットを、支持ピンのみを介して
取付部材に上下方向へ揺動可能に取り付け、この可動ブ
ラケットがフリクション回動するように支持ピンに取り
付けたスプリングワッシャーやフリクションワッシャー
で構成する公知の第1フリクション手段を設けることが
できる。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので次
のような効果を奏し得る。
【0032】請求項1のように構成すると、液晶表示装
置をベースに対して垂直状態から俯角或は仰角に傾斜さ
せても、ベースに対する重心位置が変化しないため、安
定性が増すという効果を奏し得るものである。
【0033】請求項2と4のように構成すると、第1フ
リクション機構を省略することにより、コストダウンを
図ることができるという効果を奏し得る。
【0034】請求項3のように構成すると、液晶表示装
置の縦方向の回転を左右いずれの方向にも360°回転
できた上で、0°と90°の位置で安定停止保持させる
ことができ、この安定停止保持能力は永年使用の後にも
変化することがないという効果を奏し得る。
【0035】請求項5のように構成すると、請求項1と
3の効果を併せ持つ液晶表示装置用スタンドを提供する
ことができるものである。
【0036】請求項6のように構成すると、請求項1、
3、5と同じ効果を奏した上で、液晶表示装置を上下方
向のさまざまな傾斜角度で経時的変化をきたすことな
く、安定的に停止保持させておくことができるという効
果を奏し得る。
【0037】請求項7のように構成すると、液晶表示装
置を水平方向へ回転させて位置調整をすることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る液晶表示装置用スタンドの側面
図である。
【図2】この発明に係る液晶表示装置用スタンドの正面
図である。
【図3】この発明に係る液晶表示装置用スタンドの平面
図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】第1フリクション手段の分解斜視図である。
【図7】第2フリクション手段のフリクションワッシャ
ーを裏側から見た斜視図である。
【図8】液晶表示装置を俯角にした状態の側面図であ
る。
【図9】液晶表示装置を仰角にした状態の側面図であ
る。
【図10】この発明に係る液晶表示装置用スタンドの他
の実施の形態を示す側面図である。
【図11】図10に示した液晶表示装置用スタンドの平
面図である。
【図12】図10に示した液晶表示装置用スタンドの動
作を示す説明図である。
【図13】従来公知の液晶表示装置用スタンドの側面図
である。
【図14】従来公知の液晶表示装置用スタンドの正面図
である。
【符号の説明】
11 ベース 12 支柱或は昇降手段 13 取付部材 14 側板部 15 取付基板 16 ガイド長孔 17 フリクションプレート 17a ガイド長孔 17b ガイド長孔 18 可動ブラケット 19 可動ブラケット片 20 チルトプレート 21 支持ピン 21b 頭部 22 ガイドピン 23 フリクションワッシャー 24 スプリングワッシャー 25 スプリングワッシャー 26 Eリング 27 第1フリクション手段 28 ピボットピン 29 取付プレート 30 液晶表示装置 31 第2フリクション手段 37 クリック停止手段 38 板バネ 40 定荷重ゼンマイ 41 支持ピン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に立設した支柱或は昇降手段
    と、この支柱或は昇降手段の上部に取り付けられた取付
    部材と、この取付部材の両側板部に設けた円弧状のガイ
    ド長孔に支持ピンとガイドピン及び第1フリクション手
    段を介してその両側板部をフリクション摺動可能に取り
    付けた可動ブラケットと、この可動ブラケットに取り付
    けた液晶表示装置の取付プレートとを有し、前記可動ブ
    ラケットの前記取付部材に対する前記支持ピンを介して
    の支持位置は、当該可動ブラケットの傾斜角度によって
    前記ガイド長孔の中で変化することを特徴とする、液晶
    表示装置用スタンド。
  2. 【請求項2】 ベース上に立設した支柱或は昇降手段
    と、この支柱或は昇降手段の上部に取り付けられた取付
    部材と、この取付部材の両側板部に設けた円弧状のガイ
    ド長孔に支持ピンとガイドピンを介してその両側板部を
    摺動可能に取り付けた可動ブラケットと、この可動ブラ
    ケットを一方向へ摺動付勢させる定荷重ゼンマイと、前
    記可動ブラケットに取り付けた液晶表示装置の取付プレ
    ートとを有し、前記可動ブラケットの前記取付部材に対
    する前記支持ピンを介しての支持位置は、当該可動ブラ
    ケットの傾斜角度によって前記ガイド長孔の中で変化す
    ることを特徴とする、液晶表示装置用スタンド。
  3. 【請求項3】 ベース上に立設した支柱或は昇降手段
    と、この支柱或は昇降手段の上部に取り付けられた取付
    部材と、この取付部材の両側板部にその両側板部を支持
    ピンと第1フリクション手段を介して上下方向へフリー
    ストップに揺動可能に取り付けられた可動ブラケット
    と、この可動ブラケットに取り付けた液晶表示装置の取
    付プレートとを有し、この取付プレートを前記可動ブラ
    ケットに対しピボットピンと第2フリクション手段を介
    して縦方向へフリーストップに回動できるように取り付
    けると共に、前記取付プレートの回動を所定角度で停止
    させるクリック停止手段を設けたことを特徴とする、液
    晶表示装置用スタンド。
  4. 【請求項4】 ベース上に立設した支柱或は昇降手段
    と、この支柱或は昇降手段の上部に取り付けられた取付
    部材と、この取付部材の両側板部にその両側板部を支持
    ピンを介して上下方向へフリーストップに揺動可能に取
    り付けられた可動ブラケットと、この可動ブラケットを
    一方向へ揺動付勢させる定荷重ゼンマイと、前記可動ブ
    ラケットに取り付けた液晶表示装置の取付プレートとを
    有し、この取付プレートを前記可動ブラケットに対しピ
    ボットピンと第2フリクション手段を介して縦方向へフ
    リーストップに回動できるように取り付けると共に、前
    記取付プレートの回動を所定角度で停止させるクリック
    停止手段を設けたことを特徴とする、液晶表示装置用ス
    タンド。
  5. 【請求項5】 ベース上に立設した支柱或は昇降手段
    と、この支柱或は昇降手段の上部に取り付けられた取付
    部材と、この取付部材の両側板部に設けた円弧状のガイ
    ド長孔に支持ピンとガイドピン及び第1フリクション手
    段を介してその両側板部をフリクション摺動可能に取り
    付けた可動ブラケットと、この可動ブラケットに取り付
    けた液晶表示装置の取付プレートとを有し、前記可動ブ
    ラケットの前記取付部材に対する前記支持ピンを介して
    の支持位置は、当該可動ブラケットの傾斜角度によって
    前記ガイド長孔の中で変化するように構成すると共に、
    前記可動ブラケットには液晶表示装置の取付プレートを
    有し、この取付プレートを前記可動ブラケットに対し第
    2フリクション手段を介して縦方向へフリーストップに
    回動できるように取り付け、さらに、前記取付プレート
    の回動を所定角度で停止させるクリック停止手段を設け
    たことを特徴とする、液晶表示装置用スタンド。
  6. 【請求項6】 前記第1フリクション手段を、取付部材
    の両側板部に設けたガイド長孔に該ガイド長孔と相似形
    状のガイド長孔を有する膨出部を嵌入させ前記両側板部
    の一側面へ取り付けたフリクションプレートと、このフ
    リクションプレートのガイド長孔と同一形状のガイド長
    孔を有し前記両側板部の他側面へ取り付けたフリクショ
    ンプレートと、前記各フリクションプレートのガイド長
    孔を貫通した支持ピンに連結された可動ブラケットの可
    動ブラケット片と、前記支持ピンを貫通させて前記フリ
    クションワッシャーに押圧させるフリクションワッシャ
    ー及びスプリングワッシャーと、前記可動ブラケット片
    に取り付けられ前記フリクションプレートの膨出部に設
    けたガイド長孔内へ嵌入させられたガイドピンとで構成
    したことを特徴とする、請求項1、3及び5のいずれか
    に記載の液晶表示装置用スタンド。
  7. 【請求項7】 前記取付部材は前記支柱或は昇降手段の
    上部に水平方向へ回動可能に取り付けられたことを特徴
    とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の液晶表示装
    置用スタンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100392481C (zh) * 2004-12-31 2008-06-04 明基电通股份有限公司 电子装置及其支持机构
JP2010515937A (ja) * 2007-01-05 2010-05-13 マイルストーン エイブイ テクノロジーズ エルエルシー フラットパネル電子ディスプレイの傾動位置決め用壁回避自己バランスマウント

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