JP2003321745A - 疲労特性に優れた非調質ボルトおよびその製造方法 - Google Patents
疲労特性に優れた非調質ボルトおよびその製造方法Info
- Publication number
- JP2003321745A JP2003321745A JP2002125411A JP2002125411A JP2003321745A JP 2003321745 A JP2003321745 A JP 2003321745A JP 2002125411 A JP2002125411 A JP 2002125411A JP 2002125411 A JP2002125411 A JP 2002125411A JP 2003321745 A JP2003321745 A JP 2003321745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- heat treated
- mpa
- tensile strength
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
びその製造方法に関する。 【解決手段】 圧延後、フェライト単相組織、析出処理
後、微細分散した粒径が10nm未満の微細析出物をフ
ェライト単相組織中に有し、鋼組成が、質量%で、C≦
0.10、Si≦0.3%、Mn≦2%、Ti:0.0
3〜0.20%、Mo:0.05〜0.6%、必要に応
じてNb≦0.08%、V≦0.15%、W≦1.5
%、S:0.03〜0.1%、Pb≦0.2%、Ca≦
50ppm,B≦200ppmの一種または二種以上、
0.5≦(C/12)/{(Ti/48)+(Mo/9
6)+(Nb/93)+(V/51)+(W/19
2)}≦1.5、残部Fe及び不可避的不純物の非調質
ボルト。上記組成の鋼を1100℃以上で加熱後、終了
温度800℃で圧延、700〜550℃を0.5℃/s
ec超えで冷却し、その後、冷間によりボルト形状とし
た後、550〜700℃で10分以上保持する。
Description
a以上の非調質ボルトおよびその製造方法に関し、特に
ボルト成形に必要な冷間加工、切削加工のための球状化
焼鈍やボルト成形後の強度確保のための焼入焼戻し処理
が不要なものに関する。
用合金鋼を圧延後、球状化焼鈍にて軟質とし、冷間鍛造
により成形後、所望の強度、靭性に応じて熱処理し製造
されているが、その特性向上や生産性向上を目的にボル
ト用鋼やその製造方法に関して種々の提案がなされてい
る。
優れた非調質ボルト用鋼に関し、低C鋼と圧延後の加速
冷却の組合せによりフェライトと低温変態生成相(ベイ
ナイト、マルテンサイト)とすることが記載されてい
る。しかしながら、圧延冷却後の強度は高く加工率の高
いボルトを製造することは困難である。
ルトの製造方法に関し、低C鋼と圧延後の高周波誘導加
熱またはメッキ用塩浴の組合せにより微細で軟質なフェ
ライト・パーライト組織とした鋼を伸線加工し、その後
ボルトに成形することが記載され、成形方法として伸線
加工時の減面率を高くし、バウシンガー効果で冷間鍛造
時の変形抵抗を抑制することが提案されている。
ト軸部は、伸線加工の段階で、ほぼボルト強度にする必
要があり、調質ボルトと比較して伸線材は高強度で、バ
ウシンガー効果によっても変形抵抗を調質ボルトと同程
度にすることは困難であった。
質ボルトに調質ボルトと同様の強度特性を付与しようと
した場合、そのボルト成形時の冷間加工が困難となり、
製品寸法に制約が生じることが多かった。
にボルト成形時の冷間加工が可能で、且つ強度特性に劣
らない非調質ボルトおよびその製造技術の提供を目的と
する。
形時の冷間加工性およびボルトとしての強度の向上につ
いて種々検討を行い、冷間加工性向上のため、伸線材を
低C鋼によりフェライト単相組織とし、その引張強さを
調質ボルトの球状化処理材と同等まで低減させ、一方、
強度向上はボルト成形後の微細析出物の析出強化を利用
する方法を着想した。
微細析出物により降伏比の向上、疲労特性の向上が得ら
れることを見出した。
てなされたものであり、すなわち、本発明は、 1.フェライト単相組織を有し、フェライト相中に粒径
が10nm未満の微細析出物が分散析出していることを
特徴とする疲労特性に優れた引張強さ700MPa以上
の非調質ボルト。
Si≦0.3%、Mn≦2%、Ti:0.03〜0.2
0%、Mo:0.05〜0.6%、残部Fe及び不可避
的不純物よりなる1記載の疲労特性に優れた引張強さ7
00MPa以上の非調質ボルト。
ことを特徴とする2記載の疲労特性に優れた引張強さ7
00MPa以上の非調質ボルト。 0.5≦(C/12)/{(Ti/48)+(Mo/96)}≦1.5 (1) 但し、各元素は含有量(質量%)とする。
ることを特徴とする1乃至3のいずれか一つに記載の疲
労特性に優れた引張強さ700MPa以上の非調質ボル
ト。
0.08%、V≦0.15%、W≦1.5%の一種また
は二種以上を含有する2記載の疲労特性に優れた引張強
さ700MPa以上の非調質ボルト。
ことを特徴とする5記載の疲労特性に優れた引張強さ7
00MPa以上の非調質ボルト。 0.5≦(C/12)/{(Ti/48)+(Mo/96)+(Nb/93) +(V/51)+(W/184)}≦1.5 (2) 但し、各元素は含有量(%)とし、含まれないものは0
とする。
Wの内の少なくとも一種とを含む炭化物であることを特
徴とする5または6の疲労特性に優れた引張強さ700
MPa以上の非調質ボルト。
1%、Pb≦0.2%、Ca≦50ppm,B≦200
ppmの一種または二種以上を含有することを特徴とす
る2,3、5,6のいずれか一つに記載の疲労特性に優
れた引張強さ700MPa以上の非調質ボルト。
つに記載の鋼を1100℃以上で加熱し、800℃以上
で圧延を終了後、700〜550℃を0.5℃/sec
超えで冷却し、その後、冷間によりボルト形状とした
後、550〜700℃で10分以上保持することを特徴
とする疲労特性に優れた引張強さ700MPa以上の非
調質ボルトの製造方法。
よび製造条件について以下に詳細に説明する。
の微細析出物を含む組織とする。フェライト単相組織に
より優れた延性、靭性が得られ、微細析出物の析出によ
り引張強さ700MPa以上の強度が得られる。
相組織でない場合、例えばベイナイトやパーライトなど
を含む組織の場合、Cが消費されるため10nm未満の
微細析出物であっても十分な析出強化が得られず引張強
さ700MPa以上の強度が得られない。
ト単相組織となる棒鋼を素材とし、その後、冷間伸線加
工−ボルト成形後、析出処理して製造される。
とで、従来の調質ボルト製造における球状化処理材と同
等の優れた冷間加工性が得られる。さらなる冷間加工性
向上のため、フェライト単相組織の結晶粒径は50μm
以下が望ましい。
圧延後のフェライト単相組織は維持され、優れた延性、
靭性が得られる。
断面組織観察(200倍の光学顕微鏡組織観察)でフェ
ライト面積率95%以上とし、好ましくは98%以上と
する。
より、フェライト単相組織中に微細析出物を分散析出さ
せた場合、圧延後の組織がフェライト単相組織であって
も焼入れ焼戻し処理される調質ボルトと同等の優れた強
度が得られる。
とする。析出物の粒径が10nm以上の場合、ボルトと
して必要な引張強さ700MPa以上が得られない。
有効で、望ましくは5nm,更に望ましくは3nm以下
とし、そのような微細析出物としてTi、Moを複合含
有した炭化物、またそれらに更にNb,V,Wの一種ま
たは二種以上を含む炭化物が好ましい。
しないが、母相中に均一分散(分散析出)することが望
ましい。
さは、全析出物の90%以上で満足すれば良く、目的と
する引張強さ700MPa以上が得られる。但し、10
nm以上の大きさの析出物は析出物形成元素を消費し、
強度に悪影響をあたえるため、50nm以下とすること
が好ましい。
を含有しても本発明の効果は損なわれないが、平均粒径
が1μm以上のFe炭化物を多量に含むと靭性を阻害す
るため、本発明においては含有されるFe炭化物の大き
さ上限は1μm、含有率は全体の1%以下とすることが
望ましい。
下の方法により求める。電子顕微鏡試料を、ツインジェ
ット法を用いた電解研磨法で作成し、加速電圧200k
Vで観察する。
能なコントラストになるように母相の結晶方位を制御
し、析出物の数え落としを最低限にするために焦点を正
焦点からずらしたデフォーカス法で観察を行う。
料の厚さは電子エネルギー損失分光法を用いて、弾性散
乱ピークと非弾性散乱ピーク強度を測定することで評価
する。
の計測を同じ領域について実行することができる。粒子
数および粒子径の測定は試料の0.5×0.5μmの領
域4箇所について行い、1μm2当たりに分布する析出
物を粒径ごとの個数として算出する。
当たりに分布する粒子径ごとの個数を算出し、径が10
nm未満の析出物について、測定した全析出物に占める
割合を算出する。
建機用としては、引張強さ700MPa以上が要求され
ることが多く、また、700MPa未満では、既存の機
械構造用鋼であっても球状化焼鈍処理など要せずに冷間
伸線加工−ボルト成形が可能なため本発明ボルトは引張
強さ700MPa以上とする。
得られるが、以下の成分組成が好ましい。
組織が得られず、また微細析出物が粗大化し、強度が低
下するため0.1%以下とすることが好ましい。
をこえるとその効果が損なわれるようになるため、0.
3%以下とする。
えるとその効果が損なわれるため2%以下とする。
微細に析出させ、強度を向上させるため添加する。引張
強度700MPa以上を確保するため0.03%以上と
し、一方、0.20%を超えて添加すると析出物が粗大
化し、強度が低下するため0.03〜0.20%とす
る。
微細に析出させ、強度を向上させるため添加する。引張
強度700MPa以上を確保するため0.05%以上と
し、一方、0.6%を超えて添加するとベイナイト等の
低温変態相を形成し、微細析出物による析出強化が不足
し、強度が低下するため0.05〜0.6%とする。
する場合、析出物の成長速度が低下し、微細な析出物が
得やすく顕著な析出強化が得られる。Ti−Mo系炭化
物の場合、原子比で0.5≦Ti/Mo≦1.5である
ことが観察された。
で、0.5以上、1.5以下とした場合、粒径10nm
未満の微細析出物の形成が容易となり好ましい。より好
ましくは0.7以上1.2以下である。
Wの一種または二種以上を添加することが好ましい。
る。また、組織を微細化し、結晶粒の整粒により延性を
向上させる。0.08%を超えると過度に微細化し、延
性が低下するため0.08%以下とする。
ると析出物が粗大化するようになるため、0.15%以
下とする。
と析出物が粗大化するようになるため、1.5%以下と
する。
i,Mo,Nb,V,Wの原子比を規定することが炭化
物の微細化に有効で(C/12)/{(Ti/48)+
(Mo/96)+(Nb/93)+(V/51)+(W
/184)}を0.5以上、1.5以下とした場合、粒
径10nm未満の微細析出物の形成が容易となる。より
微細化させるためには0.7以上1.2以下とすること
が望ましい。
場合、原子比で(Ti+Nb+V)/(Mo+W)が
0.5〜1.5以内であることが観察された。
e及び不可避不純物とするが、脱酸剤としてAlを0.
1%以下添加することができる。また、強度、延性を向
上させる場合、Ni,Crの一種または二種をNi≦2
%、Cr≦2%の範囲で添加しても構わない。冷間加工
性を更に向上させる場合には、不可避不純物であるP,
NをP≦0.040%、N≦0.0080%に規制する
ことが望ましい。
03〜0.1%、Pb≦0.2%、Ca≦50ppm,
B≦200ppmの一種または二種以上を添加すること
もできる。
の効果が損なわれることはない。
す。S1は棒線材製造工程、S2は搬送工程、S3は製
品仕上げ過程で、棒線材製造工程(S1)で鋼塊を熱間
圧延し棒線材とし、製品仕上げ過程(S3)で棒線材を
冷間伸線し、ボルトフォーマ等のボルト製造機器でボル
ト形状とした後、析出処理で微細析出物を析出させ引張
強さ700MPa以上とする。 以下に望ましい製造工
程について詳細に説明する。
延後、球状化処理をしない圧延ままの棒線材の冷間伸線
加工−ボルト成形において、既存の調質ボルト用伸線材
(例えばS45C)の球状化処理材と同等以上の加工性
が得られるよう軟質化する必要があり、圧延時に溶解時
から残存する炭化物を固溶させる。
合、溶解時から残存するTi−Mo系炭化物等が固溶し
ないため1100℃以上とする。
では圧延荷重が高く真円度が劣化するため800℃以上
とする。
ないよう析出温度範囲の700〜550℃を微細析出物
が得られる限界冷却速度である0.5℃/sec超えの
速度で冷却する。
引張強さ700MPa以上とする。析出処理においては
母相をフェライト単相とし、強度向上に寄与する微細析
出物を析出させることが必要で、加熱温度は550℃未
満ではベイナイトが生成し、700℃を超えると析出物
が粗大化するため550〜700℃とする。
成、析出させることが有効で該温度域において10分以
上保持する。
いて、伸線加工材の特性、ボルト成形性、およびボルト
成形後の特性について調査した。
し、11mm径の線材に圧延した。No.1〜10は球
状化焼鈍せずに冷間伸線加工で10.5mm径とし、従
来材のNo.11は圧延後、球状化焼鈍し、その後冷間
伸線加工で10.5mm径とした。
開始し、950℃にて終了後、3℃/secにて450
℃まで冷却した後、巻き取りを行い、コイル形状とし
た。
冷間伸線加工で10.5mm径とし、従来材のNo.1
1は圧延後、球状化焼鈍し、冷間伸線加工で10.5m
m径とした。
〜10は、析出処理(525〜725℃に保持された炉
で15分間保持)後、室温まで冷却した。No.11は
析出処理せず焼入れ焼戻しを行った。
片(伸線ままの径,高さ/直径比:1.5)を採取し、
同心円状溝突付きダイスを取りつけた拘束圧縮盤により
圧縮加工時の変形抵抗、割れ発生限界加工率を平均歪速
度0.01/secで調査した。また、引張試験を行っ
た。
%)の荷重を拘束係数と変形前の初期面積で除して求め
た。割れ発生限界加工率は実際に割れの発生した圧下率
とした。
ト加工時の圧造工具寿命、割れ発生不良率と相関がある
ことが知られている。
し、更にこれらのボルトからの切り出し試験片で引張試
験、くさび引張試験(くさび角度15°)、疲労試験お
よび組織観察を行った。
り、引張疲労試験(平均応力420MPa)で疲労限度
を求めた。
ともに、析出物を透過型電子顕微鏡(TEM)で観察
し、その組成をエネルギー分散型X線分光装置(ED
X)により求めた。
を、表3にボルト特性を示す。No.1〜6が本発明
例、No.7〜10が比較例、No.11が既存の調質
ボルト用鋼(従来例)である。
延まま−冷間伸線加工材とNo.11の従来材の球状化
処理−冷間伸線加工材は引張強さが同等で、変形抵抗、
限界加工率および析出処理後の強度の全てにおいて従来
材と同等の特性が得られ,ボルト成形時の割れも観察さ
れなかった。
張強さ、永久伸びは従来材と同じであるが、降伏比が高
く、疲労強度に優れていた。
高いため、析出処理後、フェライト+パーライト組織と
なり、また、析出物の粒径も大きいため引張強さが70
0MPa以下と本発明範囲外で、疲労強度も劣ってい
る。
低いため、析出処理後、ベイナイト組織となり、Cが固
溶されたため、析出強化が不足し引張強さが700MP
a以下と本発明範囲外で、降伏比が低く永久伸びも大き
く、疲労強度に劣っている。
間伸線加工材の引張強さが高く、変形抵抗、限界加工率
が従来材に及ばず、ボルト成形時に割れが観察された。
また、析出処理後、フェライト・パーライト組織とな
り、析出物も大きく十分な析出強化が得られず、従来材
より強度が低い。
炭化物が得られず、またCがパーライトになるために圧
延ままの強度が高くなり、冷間加工性が悪くなる。また
析出物は粗大化するので十分な析出強化が得られない。
処理や、ボルト成形後の焼入れ焼戻しを行うことなく、
調質ボルトと同等の冷間伸線加工性、ボルト成形性を備
え、且つ優れた疲労特性の引張強さ700MPa以上の
非調質ボルトおよびその製造方法が得られ、産業上極め
て有用である。
Claims (9)
- 【請求項1】 フェライト単相組織を有し、フェライト
相中に粒径が10nm未満の微細析出物が分散析出して
いることを特徴とする疲労特性に優れた引張強さ700
MPa以上の非調質ボルト。 - 【請求項2】 鋼組成が、質量%で、C≦0.1%、S
i≦0.3%、Mn≦2%、Ti:0.03〜0.20
%、Mo:0.05〜0.6%、残部Fe及び不可避的
不純物よりなる請求項1記載の疲労特性に優れた引張強
さ700MPa以上の非調質ボルト。 - 【請求項3】 鋼組成として更に式(1)を満足するこ
とを特徴とする請求項2記載の疲労特性に優れた引張強
さ700MPa以上の非調質ボルト。 0.5≦(C/12)/{(Ti/48)+(Mo/96)}≦1.5(1) 但し、各元素は含有量(質量%)とする。 - 【請求項4】 微細析出物がTi,Moの炭化物である
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載
の疲労特性に優れた引張強さ700MPa以上の非調質
ボルト。 - 【請求項5】 鋼組成として、更に質量%で、Nb≦
0.08%、V≦0.15%、W≦1.5%の一種また
は二種以上を含有する請求項2記載の疲労特性に優れた
引張強さ700MPa以上の非調質ボルト。 - 【請求項6】 鋼組成として更に式(2)を満足するこ
とを特徴とする請求項5記載の疲労特性に優れた引張強
さ700MPa以上の非調質ボルト。 0.5≦(C/12)/{(Ti/48)+(Mo/96)+(Nb/93) +(V/51)+(W/184)}≦1.5 (2) 但し、各元素は含有量(%)とし、含まれないものは0
とする。 - 【請求項7】 微細析出物がTiとMoとNb,V,W
の内の少なくとも一種とを含む炭化物であることを特徴
とする請求項5または6の疲労特性に優れた引張強さ7
00MPa以上の非調質ボルト。 - 【請求項8】 鋼組成として更にS:0.03〜0.1
%、Pb≦0.2%、Ca≦50ppm,B≦200p
pmの一種または二種以上を含有することを特徴とする
請求項2,3、5,6のいずれか一つに記載の疲労特性
に優れた引張強さ700MPa以上の非調質ボルト。 - 【請求項9】 鋼組成が請求項2、3,5,6のいずれ
か一つに記載の鋼を1100℃以上で加熱し、800℃
以上で圧延を終了後、700〜550℃を0.5℃/s
ec超えで冷却し、その後、冷間によりボルト形状とし
た後、550〜700℃で10分以上保持することを特
徴とする疲労特性に優れた引張強さ700MPa以上の
非調質ボルトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125411A JP3785114B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 疲労特性に優れた非調質ボルトおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125411A JP3785114B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 疲労特性に優れた非調質ボルトおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003321745A true JP2003321745A (ja) | 2003-11-14 |
JP3785114B2 JP3785114B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=29540143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002125411A Expired - Fee Related JP3785114B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 疲労特性に優れた非調質ボルトおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3785114B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006063425A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延型非調質棒鋼およびその製造方法 |
JP2010046704A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Daiichi Kogyo Co Ltd | ボルトの製造方法、ボルト製造装置およびボルト製造用金型 |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002125411A patent/JP3785114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006063425A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延型非調質棒鋼およびその製造方法 |
JP4540428B2 (ja) * | 2004-08-30 | 2010-09-08 | Jfeスチール株式会社 | 熱間圧延型非調質棒鋼の製造方法 |
JP2010046704A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Daiichi Kogyo Co Ltd | ボルトの製造方法、ボルト製造装置およびボルト製造用金型 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3785114B2 (ja) | 2006-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9476112B2 (en) | Steel wire rod or steel bar having excellent cold forgeability | |
JP6226086B2 (ja) | 冷間鍛造部品用圧延棒鋼または圧延線材 | |
JP6626571B2 (ja) | 冷間鍛造性に優れた線材及びその製造方法 | |
JP2010001525A (ja) | 熱処理用鋼 | |
JP5363922B2 (ja) | 伸びと伸びフランジ性のバランスに優れた高強度冷延鋼板 | |
JP6226085B2 (ja) | 冷間鍛造部品用圧延棒鋼または圧延線材 | |
JP6798557B2 (ja) | 鋼 | |
JP3738004B2 (ja) | 冷間加工性と浸炭時の粗大粒防止特性に優れた肌焼用鋼材とその製造方法 | |
JP3738003B2 (ja) | 冷間加工性と浸炭時の粗大粒防止特性に優れた肌焼用鋼材およびその製造方法 | |
JP2011241466A (ja) | 高周波焼入れ用圧延鋼材およびその製造方法 | |
JP5189959B2 (ja) | 伸びおよび伸びフランジ性に優れた高強度冷延鋼板 | |
CN113366136A (zh) | 高碳热轧钢板和其制造方法 | |
WO2018008703A1 (ja) | 圧延線材 | |
JP4268826B2 (ja) | 冷間鍛造用棒鋼、冷間鍛造品および製造方法 | |
JP4020822B2 (ja) | 疲労特性に優れた軟窒化部品およびその製造方法 | |
JP2003321745A (ja) | 疲労特性に優れた非調質ボルトおよびその製造方法 | |
JP4121416B2 (ja) | 機械構造用非調質型熱間鍛造部品およびその製造方法 | |
JP2003321743A (ja) | 耐遅れ破壊特性に優れた高強度ボルトおよびその製造方法 | |
JP2003321741A (ja) | 高温リラクセーション特性に優れた高強度pc鋼棒およびその製造方法 | |
JP2001293504A (ja) | マンドレルバーとその製造方法 | |
JP4268825B2 (ja) | 熱間圧延型非調質棒鋼およびその製造方法 | |
JP7329780B2 (ja) | 冷延鋼板および鋼製部品 | |
CN113490756B (zh) | 钢板、构件和它们的制造方法 | |
JP2003321744A (ja) | 耐火性に優れた高強度ボルト、ナットおよびその製造方法 | |
JP4196485B2 (ja) | 被削性、冷間鍛造性および焼入れ性に優れた機械構造用鋼材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040616 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060314 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140324 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |