JP2003319782A - イネの品種の識別方法 - Google Patents

イネの品種の識別方法

Info

Publication number
JP2003319782A
JP2003319782A JP2002130645A JP2002130645A JP2003319782A JP 2003319782 A JP2003319782 A JP 2003319782A JP 2002130645 A JP2002130645 A JP 2002130645A JP 2002130645 A JP2002130645 A JP 2002130645A JP 2003319782 A JP2003319782 A JP 2003319782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seq
nucleotide
nucleotide chain
bases
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002130645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003319782A5 (ja
Inventor
Kenji Fujino
賢治 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKKAIDO GREEN BIO KENKYUSHO K
HOKKAIDO GREEN BIO KENKYUSHO KK
HOKUREN
HOKUREN FEDERATION OF AGRICULT COOP
Original Assignee
HOKKAIDO GREEN BIO KENKYUSHO K
HOKKAIDO GREEN BIO KENKYUSHO KK
HOKUREN
HOKUREN FEDERATION OF AGRICULT COOP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKKAIDO GREEN BIO KENKYUSHO K, HOKKAIDO GREEN BIO KENKYUSHO KK, HOKUREN, HOKUREN FEDERATION OF AGRICULT COOP filed Critical HOKKAIDO GREEN BIO KENKYUSHO K
Priority to JP2002130645A priority Critical patent/JP2003319782A/ja
Publication of JP2003319782A publication Critical patent/JP2003319782A/ja
Publication of JP2003319782A5 publication Critical patent/JP2003319782A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】イネの品種識別能に優れるDNAマーカーを提
供して、さらに、これを用いたイネの品種識別手段を見
出すこと。 【解決手段】イネの遺伝子の特定のSSR配列を指標と
して、イネの品種を識別する、イネの品種の識別方法を
提供し、さらに、この識別方法に好適に用いることがで
きる、遺伝子増幅用プライマーを提供することにより、
数多くのイネの品種を識別することが可能であり、上記
の課題を解決し得ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イネの品種の識別
方法に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】食品、ことに農畜産物の品質は、主に、
品種、産地、生産者によって規定され得るものであり、
これらを消費者に向けて明らかにするために、いわゆる
原産地表示がなされている。
【0003】しかしながら、原産地表示の内容について
は、販売者と消費者の間の信頼関係に頼らざるを得ず、
近年、この原産地表示の信憑性が揺らぎ始めており、原
産地表示の内容の確認手段の確立が急がれている。
【0004】原産地表示が問題となる農畜産物として、
イネが挙げられる。イネの種子(コメ)は、販売に際し
ては、品種名(ブランド)が優先され、食味品質も大き
く品種に依存する。それにもかかわらず、イネの種子
は、外観のみでは品種の識別が困難であり、客観的な手
段により、品種識別表示の確認を行うことが、特に、望
まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】客観的な農畜産物の品
種の識別手段の一つとして、DNA鑑定が挙げられる。
イネの品種を、DNA鑑定により識別することができれ
ば、上述したような品種識別表示の確認を行うことが可
能になり、さらに、流通過程におけるイネの品種の管理
を、客観的に行うことが可能になる。また、栽培用のイ
ネ種子の販売においても、客観的な品種管理を行うこと
が可能になる。
【0006】近年は、DNA多型に基づく品種識別方法
が開発されている。この多型の検出方法としては、例え
ば、RFLP法[Botstein,D,et al.,(1980)AM.J.Hum.Ge
net.32:314-331] 、AFLP法[Zabeau,M.and P.Vos(19
93)European Patent Apprication,EP0534858) 、RLG
S法[Hatada,I. et al.,(1991)Proc.Natl.Acad.Sci.USA
88:9523-9527]等が提供されている。しかしながら、こ
れらの手段においては、イネの栽培品種間のような、極
近縁な品種間で品種識別を行うほどの多型の検出効率が
認められがたい面がある。
【0007】これに対して、イネの遺伝子において、塩
基の繰り返しのパターンにより構成されるSSR(Simpl
e sequence repeats) 配列領域は、近縁品種間において
も多型頻度が高く、極近縁間における品種識別を行うの
に適していると考えられる[Powell,W.et al.,(1996) Tr
ends Plant Sci 1:215-222、McCouch,SR.et al.,(1997)
Plant Mol Biol 35:89-99]。イネに対しては、SSR配
列を利用したDNAマーカーが特許出願されている(特
開平10−57073号公報)が、近縁間イネ品種の品
種識別を行うには、一層、多様なマーカーが提供される
ことが望ましい。
【0008】そこで、本発明が解決すべき課題は、イネ
の品種識別能に優れるDNAマーカーを提供して、さら
に、これを用いたイネの品種識別手段を見出すことにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて、近縁の品種間においても多型が認められ
るイネの遺伝子のSSR(Simple sequence repeats) 配
列領域の存在に関して検討を重ね、相当種類の品種判別
マーカーとなり得るSSRマーカーを見出し、さらに、
これらのSSRマーカーを組み合わせて用いることによ
り、イネの近縁の品種間の識別を高い精度で行うことが
可能であることを見出し、本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、イネの遺伝子の特定
のSSR配列を指標として、イネの品種を識別する、イ
ネの品種の識別方法(以下、本品種識別方法ともいう)
を提供する発明である。また、本発明は、この識別方法
に好適に用いることができる、遺伝子増幅用プライマー
(以下、本増幅用プライマーともいう)を提供する発明
である。
【0011】なお、本発明において、「イネ」とは、イ
ネの植物体全体(茎、葉、根部、イネ種子等)を意味す
るものとする。ここで、「イネ種子」とは、文字通り、
植物体として成立しているイネの種子という意味から、
精米処理を施した「コメ粒」(通常は加熱調理前)まで
を意味するものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本品種識別方法は、多型の存在する遺伝子領域
(SSR領域)を、PCR法等の遺伝子増幅手段によ
り、その遺伝子領域を増幅させて、得られた遺伝子増幅
産物の塩基長の差異で、多型による遺伝子型の異同を検
出することにより、イネの品種を識別する方法である。
【0013】本品種識別方法で、品種識別マーカーとし
て用いるSSR領域は、配列番号1〜17で表される、
17種のイネの遺伝子の領域である。イネのSSR領域
については、既存のソフトウエアで検索を行うことがで
きる〔例えば、「SSRIT」(http://ars-genome.cor
nell.edu/cgi-bin/rice/ssrtool.pl) 等〕が、これらの
17種類のSSR領域を、イネの品種識別マーカーとし
て用い得ることは知られていない。
【0014】本品種識別方法における識別の対象となる
イネの品種は、少なくとも下記の品種である。なお、こ
れらの品種の他にも、配列番号1〜17で表される塩基
配列を含むSSRマーカーを用いることにより、識別可
能なイネの品種が数多く存在ことが予想される。
【0015】欧州品種:「Italica Livorno 」(以
下、ILともいう)、「Dunghan Shali 」(以下、DS
ともいう)、「Arroz Da Terra」(以下、ADTともい
う)、「Fany」(以下、FANYともいう)または
「USSR22」(以下、U22ともいう) インド品種「Kasalath」(以下、カサラスともいう) 日本品種「きたいぶき」、「はやまさり」、「日本
晴」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほのか224 」、
「彩」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「ゆきま
る」、「キタヒカリ」、「キタアケ」、「巴まさり」、
「栄光」、「マツマエ」、「キヨカゼ」、「農林33
号」、「農林20号」、「農林11号」、「北海早
生」、「胆振早生」、「赤毛」、「はくちょうもち」ま
たは「たんねもち」
【0016】本品種識別方法における、イネの品種の識
別を行うための要素となるSSR配列は、配列番号1〜
17で表される塩基配列を含む塩基配列であり、本品種
識別方法は、イネの遺伝子において、配列番号1〜17
で表されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マー
カーとして、被験イネの品種を識別する、イネの品種の
識別方法として提供される。なお、増幅遺伝子マーカー
となり得るSSR配列を増幅するための鋳型遺伝子は、
イネであれば、あらゆる部分から採取可能である。すな
わち、葉、茎、根の他、イネ種子等から採取可能であ
る。特に、イネ種子は、品種表示の内容の確認を、現品
から行うためには、不可欠の遺伝子原料である。
【0017】配列番号1のSSRマーカー 配列番号1(10TC・12CA)で表されるSSR配
列を増幅遺伝子マーカーとして用いることにより、被験
イネが、下記i)〜iii)から選ばれるいずれの群の品種
であるかを識別することができる。
【0018】i)「Kasalath」 ii)「きたいぶき」または「はやまさり」 iii)「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「Ar
roz Da Terra」、「Fany」、「USSR22」、「日本
晴」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほのか224 」、
「彩」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「ゆきま
る」、「キタヒカリ」、「キタアケ」、「巴まさり」、
「栄光」、「マツマエ」、「キヨカゼ」、「農林33
号」、「農林20号」、「農林11号」、「北海早
生」、「胆振早生」、「赤毛」、「はくちょうもち」ま
たは「たんねもち」
【0019】ここでは、配列番号1で表されるSSR配
列を含む遺伝子領域を、PCR法等の遺伝子増幅法で増
幅させて、増幅遺伝子マーカーとするため、増幅を行う
鋳型遺伝子の5’末端と3’末端に対して、実質的に相
補的な、遺伝子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プラ
イマーが必要である。かかる遺伝子増幅用プライマーの
選択は、目的とする遺伝子領域を、遺伝子増幅反応で増
幅可能なものである限り、特に限定されず、PCR法等
の遺伝子増幅反応を、一般的に行う際における、プライ
マー選択基準に基づき選択することができる。
【0020】すなわち、配列番号1で表される塩基配列
のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカーと
する場合には、センスプライマーとして、1種または2
種以上の配列番号18で表されるヌクレオチド鎖の塩基
配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
5〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態様
として挙げることができる。
【0021】また、アンチセンスプライマーとしては、
1種または2種以上の配列番号19で表されるヌクレオ
チド鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩
基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の
塩基長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖、からなる
群から選ばれる、1種または2種以上のヌクレオチド鎖
とすることを好適な態様として挙げることができる。
【0022】配列番号18と配列番号19で表されるヌ
クレオチド鎖は、共に、公開されているイネの遺伝子の
塩基配列に対して相補的な配列のヌクレオチド鎖であ
り、後述する実施例に示すように、これらのヌクレオチ
ド鎖を、遺伝子増幅反応のセンスプライマーとアンチセ
ンスプライマーとして用いることが好適である。しかし
ながら、例えば、これら連続する20塩基全体を用いな
くても、これらの配列のうち、少なくとも、連続する1
5塩基が、鋳型遺伝子における遺伝子増幅反応の開始点
において相補的であれば、プライマーの全ての部分が鋳
型遺伝子と、完全に相補的である必要はない(センスプ
ライマーであれば、5’末端側15塩基以上が配列番号
18の配列と一致し、アンチセンスプライマーであれば
3’末端側15塩基以上が配列番号19の配列と一致す
ることが好適である)。また、このような条件を満た
す、遺伝子増幅用プライマーの全塩基長は、50塩基以
下程度であることが、一般的である。
【0023】なお、センスプライマーまたはアンチセン
スプライマーが、配列番号18または19で表されるヌ
クレオチド鎖の塩基配列以外の塩基配列を有している場
合も、センスプライマーまたはアンチセンスプライマー
全体として、遺伝子増幅反応時に結合するイネ遺伝子に
対して相補的な配列であることが好適であることは、明
らかである(後述する、配列番号2〜17で表されるS
SR配列を増幅するために用いられる、他のセンスプラ
イマーまたはアンチセンスプライマーにおいても同様で
ある)。
【0024】このように、配列番号18にかかわるセン
スプライマーと、配列番号19にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の遺伝子増幅を行う
ことにより、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる
塩基長を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0025】配列番号2のSSRマーカー 配列番号2(7GGA)で表されるSSR配列を増幅遺
伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、下
記i)〜iii)から選ばれるいずれの群の品種であるかを
識別することができる。
【0026】i)「Kasalath」 ii)「はくちょうもち」または「たんねもち」 iii)「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「Ar
roz Da Terra」、「Fany」、「USSR22」、「日本
晴」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほのか224 」、
「彩」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「きたいぶ
き」、「はやまさり」、「ゆきまる」、「キタヒカ
リ」、「キタアケ」、「巴まさり」、「栄光」、「マツ
マエ」、「キヨカゼ」、「農林33号」、「農林20
号」、「農林11号」、「北海早生」、「胆振早生」ま
たは「赤毛」
【0027】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号2で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0028】すなわち、配列番号2で表される塩基配列
のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカーと
する場合には、センスプライマーとして、1種または2
種以上の配列番号20で表されるヌクレオチド鎖の塩基
配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
5〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態様
として挙げることができる。また、アンチセンスプライ
マーとしては、1種または2種以上の配列番号21で表
されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0029】このように、配列番号20にかかわるセン
スプライマーと、配列番号21にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0030】配列番号3のSSRマーカー 配列番号3(12TATG)で表されるSSR配列を増
幅遺伝子マーカーとして用いることにより、被験イネ
が、下記i)〜v)から選ばれるいずれの群の品種であ
るかを識別することができる。
【0031】i)「USSR22」、「コシヒカリ」、「亀ノ
尾」、「ほのか224 」、「きらら397 」、「ほしのゆ
め」、「きたいぶき」、「はやまさり」、「キタヒカ
リ」、「キタアケ」、「巴まさり」、「栄光」、「マツ
マエ」、「農林11号」、「北海早生」、「はくちょう
もち」または「たんねもち」 ii)「Kasalath」 iii)「Italica Livorno 」または「Arroz Da Terra」 iv)「Dunghan Shali 」 v)「Fany」、「日本晴」、「彩」、「ゆきま
る」、「キヨカゼ」、「農林33号」、「農林20
号」、「胆振早生」または「赤毛」
【0032】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号3で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0033】すなわち、配列番号3で表される塩基配列
のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカーと
する場合には、センスプライマーとして、1種または2
種以上の配列番号22で表されるヌクレオチド鎖の塩基
配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
5〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態様
として挙げることができる。また、アンチセンスプライ
マーとしては、1種または2種以上の配列番号23で表
されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0034】このように、配列番号22にかかわるセン
スプライマーと、配列番号23にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0035】配列番号4のSSRマーカー 配列番号4(18CT)で表されるSSR配列を増幅遺
伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、下
記i)〜iv) から選ばれるいずれの群の品種であるかを
識別することができる。
【0036】i)「ほのか224 」または「はやまさり」 ii)「Kasalath」 iii)「Italica Livorno 」、「Fany」、若しくは、
「USSR22」または「日本晴」、「コシヒカリ」、「亀の
尾」、「彩」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「き
たいぶき」、「ゆきまる」、「キタヒカリ」、「キタア
ケ」、「巴まさり」、「栄光」、「キヨカゼ」、「農林
33号」、「農林20号」、「農林11号」、「北海早
生」、「赤毛」、「はくちょうもち」または「たんねも
ち」 iv) 「Dunghan Shali 」または「Arroz Da Terra」
【0037】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号4で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0038】すなわち、配列番号4で表される塩基配列
のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカーと
する場合には、センスプライマーとして、1種または2
種以上の配列番号24で表されるヌクレオチド鎖の塩基
配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
5〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態様
として挙げることができる。また、アンチセンスプライ
マーとしては、1種または2種以上の配列番号25で表
されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0039】このように、配列番号24にかかわるセン
スプライマーと、配列番号25にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0040】配列番号5のSSRマーカー 配列番号5(21GA)で表されるSSR配列を増幅遺
伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、下
記i)〜iv) から選ばれるいずれの群の品種であるかを
識別することができる。
【0041】i)「Kasalath」、「コシヒカリ」、「亀
ノ尾」、「ほのか224 」、「きらら397 」、「ほしのゆ
め」、「きたいぶき」、「はやまさり」、「マツマ
エ」、「農林11号」、「北海早生」、「はくちょうも
ち」または「たんねもち」 ii) 「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「F
any」、「日本晴」、「彩」、「ゆきまる」、「キタ
ヒカリ」、「キタアケ」、「巴まさり」、「栄光」、
「キヨカゼ」、「農林33号」、「農林20号」、「胆
振早生」または「赤毛」 iii)「Arroz Da Terra」 iv) 「USSR22」
【0042】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号5で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0043】すなわち、配列番号5で表される塩基配列
のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカーと
する場合には、センスプライマーとして、1種または2
種以上の配列番号26で表されるヌクレオチド鎖の塩基
配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
5〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態様
として挙げることができる。また、アンチセンスプライ
マーとしては、1種または2種以上の配列番号27で表
されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0044】このように、配列番号26にかかわるセン
スプライマーと、配列番号27にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0045】配列番号6のSSRマーカー 配列番号6(10TC)で表されるSSR配列を増幅遺
伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、下
記i)〜iv) から選ばれるいずれの群の品種であるかを
識別することができる。
【0046】i)「USSR22」、「コシヒカリ」、「亀ノ
尾」、「ほのか224 」、「きらら397 」、「ほしのゆ
め」、「きたいぶき」、「はやまさり」、「マツマ
エ」、「農林11号」、「北海早生」、「はくちょうも
ち」または「たんねもち」 ii) 「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「Ka
salath」、「ゆきまる」、「キタヒカリ」、「キタア
ケ」、「巴まさり」、「栄光」または「キヨカゼ」 iii)「Fany」、「日本晴」または「彩」 iv)「Arroz Da Terra」
【0047】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号6で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0048】すなわち、配列番号6で表される塩基配列
のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカーと
する場合には、センスプライマーとして、1種または2
種以上の配列番号28で表されるヌクレオチド鎖の塩基
配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
5〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態様
として挙げることができる。また、アンチセンスプライ
マーとしては、1種または2種以上の配列番号29で表
されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0049】このように、配列番号28にかかわるセン
スプライマーと、配列番号29にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0050】配列番号7のSSRマーカー 配列番号7(13CTT)で表されるSSR配列を増幅
遺伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、
下記i)〜iv) から選ばれるいずれの群の品種であるか
を識別することができる。
【0051】i)「Kasalath」 ii)「はくちょうもち」または「たんね」 iii)「ほのか224 」、「きらら397 」、「ゆきまる」、
「キタヒカリ」、「キタアケ」、「栄光」、「農林11
号」または「北海早生」 iv) 「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「Ar
roz Da Terra」、「Fany」、「USSR22」、「日本
晴」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「彩」、「ほしの
ゆめ」、「きたいぶき」、「はやまさり」、「巴まさ
り」、「マツマエ」、「キヨカゼ」、「農林33号」、
「農林20号」、「胆振早生」または「赤毛」
【0052】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号7で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0053】すなわち、配列番号7で表される塩基配列
のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカーと
する場合には、センスプライマーとして、1種または2
種以上の配列番号30で表されるヌクレオチド鎖の塩基
配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
5〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態様
として挙げることができる。また、アンチセンスプライ
マーとしては、1種または2種以上の配列番号31で表
されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0054】このように、配列番号30にかかわるセン
スプライマーと、配列番号31にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0055】配列番号8のSSRマーカー 配列番号8(11TATC)で表されるSSR配列を増
幅遺伝子マーカーとして用いることにより、被験イネ
が、下記i)〜iv) から選ばれるいずれの群の品種であ
るかを識別することができる。
【0056】i)「Kasalath」 ii)「Italica Livorno 」 iii)「Fany」、「日本晴」または「彩」 iv) 「Dunghan Shali 」、「Arroz Da Terra」、「USSR
22」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほのか224 」、
「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「きたいぶき」、
「はやまさり」、「ゆきまる」、「キタヒカリ」、「キ
タアケ」、「巴まさり」、「マツマエ」、「キヨカ
ゼ」、「農林33号」、「農林20号」、「農林11
号」、「北海早生」、「胆振早生」、「赤毛」、「はく
ちょうもち」または「たんねもち」
【0057】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号8で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0058】すなわち、配列番号8で表される塩基配列
のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカーと
する場合には、センスプライマーとして、1種または2
種以上の配列番号32で表されるヌクレオチド鎖の塩基
配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
5〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態様
として挙げることができる。また、アンチセンスプライ
マーとしては、1種または2種以上の配列番号33で表
されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0059】このように、配列番号32にかかわるセン
スプライマーと、配列番号33にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0060】配列番号9のSSRマーカー 配列番号9(11CT)で表されるSSR配列を増幅遺
伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、下
記i)〜vi) から選ばれるいずれの群の品種であるかを
識別することができる。
【0061】i)「Dunghan Shali 」、「Arroz Da Ter
ra」、「USSR22」、「日本晴」、「亀ノ尾」、「ほのか
224 」、「彩」、「はやまさり」、「キタヒカリ」、
「キタアケ」、「はくちょうもち」または「たんねも
ち」 ii)「Kasalath」 iii) 「コシヒカリ」、「きらら397 」、「ほしのゆ
め」、「きたいぶき」、「ゆきまる」、「巴まさり」、
「栄光」、「マツマエ」または「キヨカゼ」 iv)「USSR22」または「農林33号」、「農林20
号」、「農林11号」、「胆振早生」または「赤毛」 v)「北海早生」 vi)「Fany」
【0062】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号9で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0063】すなわち、配列番号9で表される塩基配列
のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカーと
する場合には、センスプライマーとして、1種または2
種以上の配列番号34で表されるヌクレオチド鎖の塩基
配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
5〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態様
として挙げることができる。また、アンチセンスプライ
マーとしては、1種または2種以上の配列番号35で表
されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0064】このように、配列番号34にかかわるセン
スプライマーと、配列番号35にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0065】配列番号10のSSRマーカー 配列番号10(27ATA)で表されるSSR配列を増
幅遺伝子マーカーとして用いることにより、被験イネ
が、下記i)〜vii)から選ばれるいずれの群の品種であ
るかを識別することができる。
【0066】i)「Italica Livorno 」または「赤毛」 ii) 「Dunghan Shali 」 iii)「Arroz Da Terra」 iv) 「Fany」、「Kasalath」、「日本晴」、
「彩」、「キヨカゼ」または「北海早生」 v)「コシヒカリ」、「亀の尾」、「巴まさり」、「マツ
マエ」 vi) 「ほのか224 」または「キタヒカリ」 vii)「USSR22」または「きらら397 」、「ほしのゆ
め」、「きたいぶき」、「はやまさり」、「ゆきま
る」、「キタアケ」、「栄光」、「農林33号」、「農
林20号」、「農林11号」、「胆振早生」、「はくち
ょうもち」または「たんねもち」
【0067】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号10で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0068】すなわち、配列番号10で表される塩基配
列のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカー
とする場合には、センスプライマーとして、1種または
2種以上の配列番号36で表されるヌクレオチド鎖の塩
基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
15〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態
様として挙げることができる。また、アンチセンスプラ
イマーとしては、1種または2種以上の配列番号37で
表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0069】このように、配列番号36にかかわるセン
スプライマーと、配列番号37にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0070】配列番号11のSSRマーカー 配列番号11(25TA)で表されるSSR配列を増幅
遺伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、
下記i)〜vii)から選ばれるいずれの群の品種であるか
を識別することができる。
【0071】i)「Italica Livorno 」、「Arroz Da T
erra」または「Kasalath」 ii) 「Dunghan Shali 」 iii)「Fany」、「日本晴」、「彩」、「きらら397
」、「きたいぶき」、「はやまさり」、「ゆきま
る」、「キタヒカリ」、「栄光」または「キヨカゼ」 iv) 「USSR22」、「亀の尾」、「ほのか224 」、「マツ
マエ」、「農林33号」、「農林11号」、「胆振早
生」、「はくちょうもち」または「たんねもち」 v)「コシヒカリ」、「ほしのゆめ」または「農林20
号」 vi) 「北海早生」または「赤毛」 vii)「キタアケ」または「巴まさり」
【0072】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号11で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0073】すなわち、配列番号11で表される塩基配
列のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカー
とする場合には、センスプライマーとして、1種または
2種以上の配列番号38で表されるヌクレオチド鎖の塩
基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
15〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態
様として挙げることができる。また、アンチセンスプラ
イマーとしては、1種または2種以上の配列番号39で
表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0074】このように、配列番号38にかかわるセン
スプライマーと、配列番号39にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0075】配列番号12のSSRマーカー 配列番号12(51ATA・10AAG)で表されるS
SR配列を増幅遺伝子マーカーとして用いることによ
り、被験イネが、下記i)〜viii) から選ばれるいずれ
の群の品種であるかを識別することができる。
【0076】i)「Italica Livorno 」 ii)「Dunghan Shali 」、「ほしのゆめ」、「巴まさ
り」または「キヨカゼ」 iii)「Arroz Da Terra」 iv) 「Fany」、「日本晴」、「ほのか224 」、
「彩」または「はやまさり」 v)「USSR22」、「コシヒカリ」、「亀の尾」、「きら
ら397 」、「きたいぶき」、「キタヒカリ」、「キタア
ケ」、「栄光」、「マツマエ」、「農林11号」、「赤
毛」、「はくちょうもち」または「たんねもち」 vi)「Kasalath」 vii) 「ゆきまる」、「農林33号」、「農林20号」
または「胆振早生」 viii)「北海早生」
【0077】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号12で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0078】すなわち、配列番号12で表される塩基配
列のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカー
とする場合には、センスプライマーとして、1種または
2種以上の配列番号40で表されるヌクレオチド鎖の塩
基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
15〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態
様として挙げることができる。また、アンチセンスプラ
イマーとしては、1種または2種以上の配列番号41で
表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0079】このように、配列番号40にかかわるセン
スプライマーと、配列番号41にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0080】配列番号13のSSRマーカー 配列番号13(14TA)で表されるSSR配列を増幅
遺伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、
下記i)〜xi) から選ばれるいずれの群の品種であるか
を識別することができる。
【0081】i)「コシヒカリ」、「ほのか224 」、
「きらら397 」、「きたいぶき」または「はやまさり」 ii) 「Kasalath」 iii) 「Italica Livorno 」 iv) 「ゆきまる」、「キタヒカリ」、「キタアケ」、
「巴まさり」、「栄光」、「マツマエ」、「キヨカ
ゼ」、「農林33号」、「農林20号」、「胆振早
生」、「赤毛」、「はくちょうもち」または「たんねも
ち」 v)「ほしのゆめ」 vi) 「日本晴」または「彩」 vii)「亀の尾」 viii) 「USSR22」 ix) 「Arroz Da Terra」または「農林11号」 x)「Dunghan Shali 」または「北海早生」 xi) 「Fany」
【0082】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号13で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0083】すなわち、配列番号13で表される塩基配
列のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカー
とする場合には、センスプライマーとして、1種または
2種以上の配列番号42で表されるヌクレオチド鎖の塩
基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
15〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態
様として挙げることができる。また、アンチセンスプラ
イマーとしては、1種または2種以上の配列番号43で
表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0084】このように、配列番号42にかかわるセン
スプライマーと、配列番号43にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0085】配列番号14のSSRマーカー 配列番号14(18AT)で表されるSSR配列を増幅
遺伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、
下記i)〜xi) から選ばれるいずれの群の品種であるか
を識別することができる。
【0086】i)「コシヒカリ」、「ほのか224 」、
「きらら397 」、「きたいぶき」または「はやまさり」 ii) 「Kasalath」 iii) 「Italica Livorno 」 iv) 「ゆきまる」、「キタヒカリ」、「キタアケ」、
「巴まさり」、「栄光」、「マツマエ」、「キヨカ
ゼ」、「農林33号」、「農林20号」、「胆振早
生」、「赤毛」、「はくちょうもち」または「たんねも
ち」 v)「ほしのゆめ」 vi) 「日本晴」または「彩」 vii)「亀の尾」 viii) 「USSR22」 ix) 「Arroz Da Terra」または「農林11号」 x)「Dunghan Shali 」または「北海早生」 xi) 「Fany」
【0087】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号14で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0088】すなわち、配列番号14で表される塩基配
列のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカー
とする場合には、センスプライマーとして、1種または
2種以上の配列番号44で表されるヌクレオチド鎖の塩
基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
15〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態
様として挙げることができる。また、アンチセンスプラ
イマーとしては、1種または2種以上の配列番号45で
表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0089】このように、配列番号44にかかわるセン
スプライマーと、配列番号45にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0090】配列番号15のSSRマーカー 配列番号15(20TA・20AG)で表されるSSR
配列を増幅遺伝子マーカーとして用いることにより、被
験イネが、下記i)〜v) から選ばれるいずれの群の品
種であるかを識別することができる。
【0091】i)「はやまさり」、「きたいぶき」また
は「農林20号」 ii)「Kasalath」 iii)「Arroz Da Terra」、「Italica Livorno 」または
「日本晴」 iv)「きらら397 」、「ほしのゆめ」または「キタア
ケ」 v)「コシヒカリ」または「彩」
【0092】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号15で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0093】すなわち、配列番号15で表される塩基配
列のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカー
とする場合には、センスプライマーとして、1種または
2種以上の配列番号46で表されるヌクレオチド鎖の塩
基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
15〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態
様として挙げることができる。また、アンチセンスプラ
イマーとしては、1種または2種以上の配列番号47で
表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0094】このように、配列番号46にかかわるセン
スプライマーと、配列番号47にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0095】配列番号16のSSRマーカー 配列番号16(16AG)で表されるSSR配列を増幅
遺伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、
下記i)〜v) から選ばれるいずれの群の品種であるか
を識別することができる。
【0096】i)「はやまさり」、「きたいぶき」、
「農林20号」または「日本晴」 ii)「Kasalath」 iii)「Arroz Da Terra」または「Italica Livorno 」 iv)「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「キタアケ」ま
たは「コシヒカリ」 v)「彩」
【0097】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号16で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0098】すなわち、配列番号16で表される塩基配
列のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカー
とする場合には、センスプライマーとして、1種または
2種以上の配列番号48で表されるヌクレオチド鎖の塩
基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
15〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態
様として挙げることができる。また、アンチセンスプラ
イマーとしては、1種または2種以上の配列番号49で
表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0099】このように、配列番号48にかかわるセン
スプライマーと、配列番号49にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0100】配列番号17のSSRマーカー 配列番号17(11AG)で表されるSSR配列を増幅
遺伝子マーカーとして用いることにより、被験イネが、
下記i)〜v) から選ばれるいずれの群の品種であるか
を識別することができる。
【0101】i)「はやまさり」、「きたいぶき」、
「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「農林20号」、
「キタアケ」または「コシヒカリ」 ii) 「Kasalath」 iii)「Italica Livorno 」 iv) 「Arroz Da Terra」または「日本晴」 v)「彩」
【0102】ここでは、配列番号1で表されるSSRマ
ーカーと同様に、増幅を行う鋳型遺伝子である、配列番
号17で表されるSSR配列を含む遺伝子領域における
5’末端と3’末端に対して、実質的に相補的な、遺伝
子増幅反応を行うための遺伝子増幅用プライマーを、一
般的な遺伝子増幅用プライマー選択基準に基づき選択す
ることができる。
【0103】すなわち、配列番号17で表される塩基配
列のSSR配列を含む遺伝子領域を増幅遺伝子マーカー
とする場合には、センスプライマーとして、1種または
2種以上の配列番号50で表されるヌクレオチド鎖の塩
基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
15〜50塩基のヌクレオチド鎖とすることが好適な態
様として挙げることができる。また、アンチセンスプラ
イマーとしては、1種または2種以上の配列番号51で
表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含
み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
チド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以上
のヌクレオチド鎖とすることを好適な態様として挙げる
ことができる。
【0104】このように、配列番号50にかかわるセン
スプライマーと、配列番号51にかかわるアンチセンス
プライマーを用いて、イネの遺伝子の増幅を行うことに
より、被験イネの上記品種の別に応じて、異なる塩基長
を与える増幅遺伝子マーカーが得られる。
【0105】上述した、特有のイネの品種の組合せを識
別可能な、異なる遺伝子増幅用プライマーを用いた本品
種識別方法を組み合わせて行うことにより、的確に、被
験イネの品種を識別することが可能である。
【0106】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。ただし、
この実施例の記載により、本発明の技術的範囲が限定さ
れるものではない。 〔実施例1〕 特定SSRマーカーによるイネの品種の
識別識別対象品種 本実施例において、品種識別の対象としたイネは、上述
した日本内外の30品種である。すなわち、 欧州品種:「Italica Livorno 」(IL)、「Dungha
n Shali 」(DS)、「Arroz Da Terra」(ADT)、
「Fany」(FANY)および「USSR22」(U22) インド品種「Kasalath」(カサラス) 日本品種「きたいぶき」、「はやまさり」、「日本
晴」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほのか224 」、
「彩」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「ゆきま
る」、「キタヒカリ」、「キタアケ」、「巴まさり」、
「栄光」、「マツマエ」、「キヨカゼ」、「農林33
号」、「農林20号」、「農林11号」、「北海早
生」、「胆振早生」、「赤毛」、「はくちょうもち」お
よび「たんねもち」
【0107】DNA試料の調製 上記のイネ品種の品種識別のためのDNA試料の調製
は、各々のイネの緑葉から、CTAB法により、DNA
を抽出した。ここで行ったCTAB法は、マーレイ・ト
ンプソン法[Murray,H.G. and Thompson,W.F.(1980)Nucl
eic.Acid Res.8:4321-4325) の改変法であり、各々の緑
葉の凍結組織をホモジネートして、これから、DNAを
抽出した。このようにして得られた各品種のDNA試料
を、特定のSSRマーカーを遺伝子増幅するための鋳型
として、下記のPCR反応を行った。なお、ここでDN
A抽出のために用いたCTAB法は、イネ種子に対して
も用いることができる。
【0108】遺伝子増幅反応 (1)イネゲノム研究プログラムの公開データー(htt
p://rgp.dna.affrc.go.jp)に対して、SSR検索ソフ
トウエア「SSRIT」(http://ars-genome.cornell.e
du/cgi-bin/rice/ssrtool.pl) を用いて、配列番号1〜
17に示すSSR配列の情報を得た。次いで、この配列
番号1〜17記載のSSR配列近傍の、イネ遺伝子にお
ける塩基配列を基に、このSSR近傍領域を、PCR法
により増幅可能なPCRプライマーを、コンピューター
ソフトウエア「Oligo4.04 」(National Bioscience社
製)を用いて設計し、下記の塩基配列のオリゴヌクレオ
チド(配列番号18〜51)を、DNAシンセサイザー
(System plus :ベックマン社製)で合成し〔アール・
エル・レンジャー等の方法(R.T.Letsinger,W.B.Lursfor
d,J.Am.Chem.Society.98,3655)に従う〕、これらをPC
R反応のセンスプライマーまたはアンチセンスプライマ
ーとして用いた。
【0109】(2)各SSRマーカーとセンスプライマ
ーとアンチセンスプライマーの対応関係を、下記に示
す。配列番号1(10TC12CA)で表されるSSRマー
カー (10TCと12CAの間に、他の塩基が入る可能
性あり) センスプライマー:CTTGTTAAATTTCCAT
TCCC(配列番号18) アンチセンスプライマー:ATCTCCTTAGCTC
ATCAAGC(配列番号19)
【0110】配列番号2(7GGA)で表されるSSR
マーカー センスプライマー:GGCCGGATCTTTTTTT
AGCT(配列番号20) アンチセンスプライマー:GTCAACTCGAACC
TGCACAC(配列番号21)
【0111】配列番号3(12TATG)で表されるS
SRマーカー センスプライマー:TTATTGAATAGGTGTA
AGTC(配列番号22) アンチセンスプライマー:ACTAATCCTATTG
ATTTAGG(配列番号23)
【0112】配列番号4(18CT)で表されるSSR
マーカー センスプライマー:GGCCCAGTTGACAAAC
AGGC(配列番号24) アンチセンスプライマー:CAGAGAGCATCAT
GGGCCAG(配列番号25)
【0113】配列番号5(21GA)で表されるSSR
マーカー センスプライマー:ATTTGTGTTGCTGCAT
GCAG(配列番号26) アンチセンスプライマー:ACTCGATCTCGTG
TGTGCCA(配列番号27)
【0114】配列番号6(10TC)で表されるSSR
マーカー センスプライマー:TTAGGTAAAATTAAGG
CACC(配列番号28) アンチセンスプライマー:TCTGTTGTAGGTG
TAGCAGC(配列番号29)
【0115】配列番号7(13CTT)で表されるSS
Rマーカー センスプライマー:GATTGCTCTGCTCAAG
TGTA(配列番号30) アンチセンスプライマー:CGACTTTTTTCAC
AGTTCTT(配列番号31)
【0116】配列番号8(11TATC)で表されるS
SRマーカー センスプライマー:TGAGTTTGGAGTGATT
GGAT(配列番号32) アンチセンスプライマー:CTCAAAGAATGAC
ACCGATG(配列番号33)
【0117】配列番号9(11CT)で表されるSSR
マーカー センスプライマー:TCTCTCCCAAGTCCCA
ATCC(配列番号34) アンチセンスプライマー:CTAACCGTAGCGC
GCTCTCC(配列番号35)
【0118】配列番号10(27ATA)で表されるS
SRマーカー センスプライマー:ATGATTTCCTAAATAA
ATTA(配列番号36) アンチセンスプライマー:TTTAAACACTAGC
AATATAT(配列番号37)
【0119】配列番号11(25TA)で表されるSS
Rマーカー センスプライマー:CCTCTTCCCTTCTTGT
GTCA(配列番号38) アンチセンスプライマー:GGGATTTTTTCAT
CGAAATT(配列番号39)
【0120】配列番号12(51ATA・10AAG)
で表されるSSRマーカー(51ATAと10AAGの
間に、他の塩基が入る可能性あり) センスプライマー:AGAGCATAACATCAAA
GCCA(配列番号40) アンチセンスプライマー:ATAGCTCCAATTC
GATCTTC(配列番号41)
【0121】配列番号13(14TA)で表されるSS
Rマーカー センスプライマー:GATCCAGGAAATCGAA
CCTC(配列番号42) アンチセンスプライマー:GCAACTCTGCTAA
ACGAATT(配列番号43)
【0122】配列番号14(18AT)で表されるSS
Rマーカー センスプライマー:TGTATGTTGTGTCTGC
TACG(配列番号44) アンチセンスプライマー:GCAACTCTGCTAA
ACGAATT(配列番号45)
【0123】配列番号15(20TA・20AG)で表
されるSSRマーカー(20TAと20AGの間に、他
の塩基が入る可能性あり) センスプライマー:CCATAGAGGCCTACAA
GTAT(配列番号46) アンチセンスプライマー:CCAGATGATAGAA
GAGGTGT(配列番号47)
【0124】配列番号16(16AG)で表されるSS
Rマーカー センスプライマー:AAAAGCATATAGAGGC
ACCG(配列番号48) アンチセンスプライマー:ACTCCGTCAGGTT
TTCATCT(配列番号49)
【0125】配列番号17(11AG)で表されるSS
Rマーカー センスプライマー:GAAACGAGGTGAAGAG
GAAG(配列番号50) アンチセンスプライマー:CTAATCCACTCAA
TCCTCCC(配列番号51)
【0126】(3)上述したSSRマーカーと遺伝子増
幅用のセンスプライマーとアンチセンスプライマーの対
応関係に従って、上記(1)に従って調製した、各品種
のイネの緑葉から抽出したDNAを鋳型として、PCR
反応を行い、配列番号1〜17で示すSSR配列近傍の
遺伝子増幅産物を、それぞれ調製して、被験イネ毎の、
これらの遺伝子増幅産物の塩基長の差異を検出すること
により、イネの品種の識別が可能か否かを検討した。
【0127】本例において、PCR反応は、ウイリアム
ズ(Williams)らの方法に従い、反応混液を調製し、ジー
ン・アンプPCR9700(パーキンエルマー社製)ま
たはiサイクラー(バイオラッド社製)を用いて、DN
Aの増幅を行った[Theor.Apple.Genet.82,489-498(199
0)]。このPCR反応より得られたDNA増幅産物の検
出は、PCR反応が終了した反応液に、泳動用色素液を
添加し、6%変性ポリアクリルアミドゲルにより、電気
泳動装置(Model S2,Gibco BRL 社製) を用い、960V
で、約3時間通電した。電気泳動終了後、銀染色(Silve
r Sequence、プロメガ社製)により、遺伝子増幅産物を
検出した。
【0128】その結果、下記第1表に示すSSR配列
が、上記の30品種のイネに対する識別マーカーとして
用いることが可能であることが見出された。
【0129】なお、表中におけるA〜Kのアルファベッ
トは、表に示した各々のSSRマーカーを、各々の被験
イネ品種に対して用いた結果、電気泳動において現れた
バンドを区別するための記号である。例えば、No.1
のSSRマーカーにおいて、共に「A」で示されてい
る、「きたいぶき」と「はやまさり」では、同一のバン
ドが現れたことを意味し、「B」で示されている「カサ
ラス」や、「C」で示されている他の品種は、これとは
別の分子量を示すバンドが現れたことを意味している。
また、これらのアルファベットA〜Kは、同一のSSR
マーカーにおいて現れる異なるバンドを区別するための
記号であり、例えば、No,1のSSRマーカーの欄に
示されている「A」と、No.2のSSRマーカーの欄
に示されている「A」とは、各々、全く無関係のバンド
を表している。
【0130】
【表1】
【0131】実施例1において示した17種類のSSR
マーカーを用いて、イネの品種識別を、品種毎、また
は、いくつかの品種の組毎に行うことができる。実際
上、これらのSSRマーカーを単独で用いるのみでは、
イネの品種識別の内容として十分でない場合が多い。す
なわち、実施例において示した、異なるイネの品種の識
別機能を有するSSRマーカー同士を組み合わせて用い
ることにより、イネの品種の識別を的確に行うことがで
きる。
【0132】すなわち、本発明は、イネの遺伝子におい
て、配列番号1〜17で表されるSSR配列を含む塩基
配列から選ばれる1種または2種以上、好ましくは、2
種以上の塩基配列を増幅遺伝子マーカーとして、被験イ
ネの品種を識別するイネの品種の識別方法を提供する発
明であり、このイネの品種の識別方法により、上述の3
0品種のイネを、少なくとも3組以上に識別することが
できる。
【0133】〔実施例2〕 複数のSSRマーカーを用
いたイネの品種の識別(1) 本実施例においては、SSRマーカーとして、配列番号
13のSSRマーカー(第1マーカー)、配列番号11
のSSRマーカー(第2マーカー)、配列番号12のS
SRマーカー(第3マーカー)、配列番号10のSSR
マーカー(第4マーカー)、および、配列番号15のS
SRマーカー(第5マーカー)として、イネの品種の識
別を試みた。
【0134】上位のマーカー(第1マーカー)から、
下位のマーカー(第5マーカー)へと順番に、これらの
各々のマーカー単独で識別可能な品種については、その
マーカーに止めて、その上位マーカー単独では、単一
品種として識別ができない品種の群について、一つ下位
のマーカー(例えば、第1マーカーの一つ下位のマーカ
ーは、第2のマーカー)について、の作業を行った。
【0135】これらとの手順を、第1マーカーから
第5マーカーまで、繰り返し行った結果、第2表に示す
結果が得られた。
【0136】
【表2】
【0137】第2表に示すように、第1マーカーによ
り、「カサラス」、「IL」、「FANY」、「ほしの
ゆめ」、「亀の尾」および「U22」を、それぞれ単独
で識別することが可能である。また、第1マーカーの依
存下、第2マーカーにより、「北海早生」、「DS」、
「ADT」、「農林11号」、「赤毛」、「農林20
号」、「コシヒカリ」および「ほのか224 」を、それぞ
れ単独で識別することが可能である。また、第1・第2
マーカーの依存下、第3マーカーにより、「キタア
ケ」、「巴まさり」、「キヨカゼ」、「ゆきまる」およ
び「はやまさり」を、それぞれ単独で識別することが可
能である。また、第1〜3マーカーの依存下、「キタヒ
カリ」、「栄光」、「マツマエ」、「はくちょうもち・
たんねもち」の組、および、「農林33号・胆振早生」
の組を、それぞれ識別することが可能である。また、第
1〜4マーカーの依存下、第5マーカーにより、「きた
いぶき」、「きらら397 」、「日本晴」および「彩」
を、それぞれ単独で識別することが可能である。
【0138】〔実施例3〕 複数のSSRマーカーを用
いたイネの品種の識別(2) 本実施例においては、SSRマーカーとして、配列番号
12のSSRマーカー(第1マーカー)、配列番号11
のSSRマーカー(第2マーカー)、および、配列番号
15のSSRマーカー(第3マーカー)として、「ほし
のゆめ」、「ゆきまる」、「ほのか224 」、「彩」、
「日本晴」、「きらら397 」、「はくちょうもち」およ
び「コシヒカリ」からなる群において、イネの品種の識
別を試みた。
【0139】すなわち、実施例2において示した手順
を、上位のマーカー(第1マーカー)から、下位のマ
ーカー(第3マーカー)へと順番に、繰り返し行った結
果、第3表に示す結果が得られた。
【0140】
【表3】
【0141】第3表に示すように、第1マーカーによ
り、「ほしのゆめ」および「ゆきまる」を、それぞれ単
独で識別することが可能である。また、第1マーカーの
依存下、第2マーカーにより、「ほのか224 」、「きら
ら397 」、「はくちょうもち」および「コシヒカリ」
を、それぞれ単独で識別することが可能である。また、
第1・第2マーカーの依存下、第3マーカ−により、
「彩」および「日本晴」を、それぞれ単独で識別するこ
とが可能である。
【0142】実施例2、3により、本発明により提供さ
れる17種類のイネ遺伝子のSSR配列を、それぞれの
品種識別機能に着目して、必要に応じて組み合わせて遺
伝子マーカーとして用いることにより、イネの品種の識
別を行うことができることがわかる。
【0143】なお、実際のイネの品種の識別を行う際に
は、上記のSSRマーカーの異なる組を用いた品種識別
を、組み合わせて行い、互いの識別結果を確認すること
により、品種識別の確度を向上させることができる。
【0144】
【発明の効果】本発明により、イネの品種識別能に優れ
るDNAマーカーと、これを用いたイネの品種識別手段
が提供される。
【0145】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> HOKUREN Federation of Agricultural Cooperatives Hokkaido Green-Bio Institute <120> Method of Identification of Variety of Rice Plant <130> PHO8 <140> <141> <160> 51 <170> PatentIn Ver. 2.1 <210> 1 <211> 44 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 1 tctctctctc tctctctctc cacacacaca cacacacaca caca 44 <210> 2 <211> 21 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 2 ggaggaggag gaggaggagg a 21 <210> 3 <211> 48 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 3 tatgtatgta tgtatgtatg tatgtatgta tgtatgtatg tatgtatg 48 <210> 4 <211> 36 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 4 ctctctctct ctctctctct ctctctctct ctctct 36 <210> 5 <211> 42 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 5 gagagagaga gagagagaga gagagagaga gagagagaga ga 42 <210> 6 <211> 20 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 6 tctctctctc tctctctctc 20 <210> 7 <211> 39 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 7 cttcttcttc ttcttcttct tcttcttctt cttcttctt 39 <210> 8 <211> 44 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 8 tatctatcta tctatctatc tatctatcta tctatctatc tatc 44 <210> 9 <211> 22 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 9 ctctctctct ctctctctct ct 22 <210> 10 <211> 81 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 10 ataataataa taataataat aataataata ataataataa taataataat aataataata 60 ataataataa taataataat a 81 <210> 11 <211> 50 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 11 tatatatata tatatatata tatatatata tatatatata tatatatata 50 <210> 12 <211> 183 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 12 ataataataa taataataat aataataata ataataataa taataataat aataataata 60 ataataataa taataataat aataataata ataataataa taataataat aataataata 120 ataataataa taataataat aataataata ataaagaaga agaagaagaa gaagaagaag 180 aag 183 <210> 13 <211> 28 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 13 tatatatata tatatatata tatatata 28 <210> 14 <211> 36 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 14 atatatatat atatatatat atatatatat atatat 36 <210> 15 <211> 80 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 15 tatatatata tatatatata tatatatata tatatatata agagagagag agagagagag 60 agagagagag agagagagag 80 <210> 16 <211> 32 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 16 agagagagag agagagagag agagagagag ag 32 <210> 17 <211> 22 <212> DNA <213> Oryza sp. <400> 17 agagagagag agagagagag ag 22 <210> 18 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 18 cttgttaaat ttccattccc 20 <210> 19 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 19 atctccttag ctcatcaagc 20 <210> 20 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 20 ggccggatct ttttttagct 20 <210> 21 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 21 gtcaactcga acctgcacac 20 <210> 22 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 22 ttattgaata ggtgtaagtc 20 <210> 23 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 23 actaatccta ttgatttagg 20 <210> 24 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 24 ggcccagttg acaaacaggc 20 <210> 25 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 25 cagagagcat catgggccag 20 <210> 26 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 26 atttgtgttg ctgcatgcag 20 <210> 27 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 27 actcgatctc gtgtgtgcca 20 <210> 28 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 28 ttaggtaaaa ttaaggcacc 20 <210> 29 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 29 tctgttgtag gtgtagcagc 20 <210> 30 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 30 gattgctctg ctcaagtgta 20 <210> 31 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 31 cgactttttt cacagttctt 20 <210> 32 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 32 tgagtttgga gtgattggat 20 <210> 33 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 33 ctcaaagaat gacaccgatg 20 <210> 34 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 34 tctctcccaa gtcccaatcc 20 <210> 35 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 35 ctaaccgtag cgcgctctcc 20 <210> 36 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 36 atgatttcct aaataaatta 20 <210> 37 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 37 tttaaacact agcaatatat 20 <210> 38 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 38 cctcttccct tcttgtgtca 20 <210> 39 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 39 gggatttttt catcgaaatt 20 <210> 40 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 40 agagcataac atcaaagcca 20 <210> 41 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 41 atagctccaa ttcgatcttc 20 <210> 42 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 42 gatccaggaa atcgaacctc 20 <210> 43 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 43 gcaactctgc taaacgaatt 20 <210> 44 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 44 tgtatgttgt gtctgctacg 20 <210> 45 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 45 gcaactctgc taaacgaatt 20 <210> 46 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 46 ccatagaggc ctacaagtat 20 <210> 47 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 47 ccagatgata gaagaggtgt 20 <210> 48 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 48 aaaagcatat agaggcaccg 20 <210> 49 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 49 actccgtcag gttttcatct 20 <210> 50 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 50 gaaacgaggt gaagaggaag 20 <210> 51 <211> 20 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence: Primer <400> 51 ctaatccact caatcctccc 20
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B024 AA07 AA11 CA01 CA20 HA11 4B063 QA13 QA18 QQ04 QQ42 QR08 QR32 QR35 QR40 QR42 QR62 QS16 QS25 QS36 QX01

Claims (67)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イネの遺伝子において、配列番号1で表さ
    れるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカーと
    して、被験イネが、下記i)〜iii)から選ばれるいずれ
    の群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別方
    法。 i)「Kasalath」 ii)「きたいぶき」または「はやまさり」 iii)「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「Ar
    roz Da Terra」、「Fany」、「USSR22」、「日本
    晴」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほのか224 」、
    「彩」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「ゆきま
    る」、「キタヒカリ」、「キタアケ」、「巴まさり」、
    「栄光」、「マツマエ」、「キヨカゼ」、「農林33
    号」、「農林20号」、「農林11号」、「北海早
    生」、「胆振早生」、「赤毛」、「はくちょうもち」ま
    たは「たんねもち」
  2. 【請求項2】配列番号1で表されるSSR配列を含む遺
    伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライマ
    ーが、配列番号18で表されるヌクレオチド鎖の塩基配
    列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオチ
    ド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、15
    〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセンスプ
    ライマーが、配列番号19で表されるヌクレオチド鎖の
    塩基配列から選ばれる、連続した15〜30塩基のヌク
    レオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基長
    が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項1
    記載のイネの品種の識別方法。
  3. 【請求項3】配列番号1で表されるSSR配列を含む遺
    伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライマ
    ーが、配列番号18で表されるヌクレオチド鎖であり、
    同アンチセンスプライマーが、配列番号19で表される
    ヌクレオチド鎖である、請求項1記載のイネの品種の識
    別方法。
  4. 【請求項4】1種または2種以上の配列番号18で表
    されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
    た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、 1種または2種以上の配列番号19で表されるヌクレ
    オチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20
    塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体
    の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖、からな
    る群から選ばれる、1種または2種以上のヌクレオチド
    鎖。
  5. 【請求項5】イネの遺伝子において、配列番号2で表さ
    れるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカーと
    して、被験イネが、下記i)〜iii)から選ばれるいずれ
    の群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別方
    法。 i)「Kasalath」 ii)「はくちょうもち」または「たんねもち」 iii)「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「Ar
    roz Da Terra」、「Fany」、「USSR22」、「日本
    晴」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほのか224 」、
    「彩」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「きたいぶ
    き」、「はやまさり」、「ゆきまる」、「キタヒカ
    リ」、「キタアケ」、「巴まさり」、「栄光」、「マツ
    マエ」、「キヨカゼ」、「農林33号」、「農林20
    号」、「農林11号」、「北海早生」、「胆振早生」ま
    たは「赤毛」
  6. 【請求項6】配列番号2で表されるSSR配列を含む遺
    伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライマ
    ーが、配列番号20で表されるヌクレオチド鎖の塩基配
    列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオチ
    ド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、15
    〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセンスプ
    ライマーが、配列番号21で表されるヌクレオチド鎖の
    塩基配列から選ばれる、連続した15〜30塩基のヌク
    レオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基長
    が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項5
    記載のイネの品種の識別方法。
  7. 【請求項7】配列番号2で表されるSSR配列を含む遺
    伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライマ
    ーが、配列番号20で表されるヌクレオチド鎖であり、
    同アンチセンスプライマーが、配列番号21で表される
    ヌクレオチド鎖である、請求項5記載のイネの品種の識
    別方法。
  8. 【請求項8】1種または2種以上の配列番号20で表
    されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続し
    た15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、 1種または2種以上の配列番号21で表されるヌクレ
    オチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20
    塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体
    の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖、からな
    る群から選ばれる、1種または2種以上のヌクレオチド
    鎖。
  9. 【請求項9】イネの遺伝子において、配列番号3で表さ
    れるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカーと
    して、被験イネが、下記i)〜v) から選ばれるいずれ
    の群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別方
    法。 i)「USSR22」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほの
    か224 」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「きたい
    ぶき」、「はやまさり」、「キタヒカリ」、「キタア
    ケ」、「巴まさり」、「栄光」、「マツマエ」、「農林
    11号」、「北海早生」、「はくちょうもち」または
    「たんねもち」 ii)「Kasalath」 iii) 「Italica Livorno 」または「Arroz Da Terra」 iv)「Dunghan Shali 」 v)「Fany」、「日本晴」、「彩」、「ゆきま
    る」、「キヨカゼ」、「農林33号」、「農林20
    号」、「胆振早生」または「赤毛」
  10. 【請求項10】配列番号3で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号22で表されるヌクレオチド鎖の塩基
    配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
    チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
    5〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセンス
    プライマーが、配列番号23で表されるヌクレオチド鎖
    の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌ
    クレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基長
    が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項9
    記載のイネの品種の識別方法。
  11. 【請求項11】配列番号3で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号22で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号23で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項9記載のイネの品種
    の識別方法。
  12. 【請求項12】1種または2種以上の配列番号22で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号23
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  13. 【請求項13】イネの遺伝子において、配列番号4で表
    されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカー
    として、被験イネが、下記i)〜iv) から選ばれるいず
    れの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別方
    法。 i)「ほのか224 」または「はやまさり」 ii)「Kasalath」 iii) 「Italica Livorno 」、「Fany」、「USSR2
    2」、「日本晴」、「コシヒカリ」、「亀の尾」、
    「彩」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「きたいぶ
    き」、「ゆきまる」、「キタヒカリ」、「キタアケ」、
    「巴まさり」、「栄光」、「キヨカゼ」、「農林33
    号」、「農林20号」、「農林11号」、「北海早
    生」、「赤毛」、「はくちょうもち」または「たんねも
    ち」 iv) 「Dunghan Shali 」または「Arroz Da Terra」
  14. 【請求項14】配列番号4で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号24で表されるヌクレオチド鎖の塩基
    配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
    チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
    5〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセンス
    プライマーが、配列番号25で表されるヌクレオチド鎖
    の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌ
    クレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基長
    が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項1
    3記載のイネの品種の識別方法。
  15. 【請求項15】配列番号4で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号24で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号25で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項13記載のイネの品
    種の識別方法。
  16. 【請求項16】1種または2種以上の配列番号24で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号25
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  17. 【請求項17】イネの遺伝子において、配列番号5で表
    されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカー
    として、被験イネが、下記i)〜iv) から選ばれるいず
    れの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別方
    法。 i)「Kasalath」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほ
    のか224 」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「きた
    いぶき」、「はやまさり」、「マツマエ」、「農林11
    号」、「北海早生」、「はくちょうもち」または「たん
    ねもち」 ii) 「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「F
    any」、「日本晴」、「彩」、「ゆきまる」、「キタ
    ヒカリ」、「キタアケ」、「巴まさり」、「栄光」、
    「キヨカゼ」、「農林33号」、「農林20号」、「胆
    振早生」または「赤毛」 iii)「Arroz Da Terra」 iv) 「USSR22」
  18. 【請求項18】配列番号5で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号26で表されるヌクレオチド鎖の塩基
    配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
    チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
    5〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセンス
    プライマーが、配列番号27で表されるヌクレオチド鎖
    の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌ
    クレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基長
    が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項1
    7記載のイネの品種の識別方法。
  19. 【請求項19】配列番号5で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号26で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号27で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項17記載のイネの品
    種の識別方法。
  20. 【請求項20】1種または2種以上の配列番号26で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号27
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  21. 【請求項21】イネの遺伝子において、配列番号6で表
    されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカー
    として、被験イネが、下記i)〜iv) から選ばれるいず
    れの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別方
    法。 i)「USSR22」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほの
    か224 」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「きたい
    ぶき」、「はやまさり」、「マツマエ」、「農林11
    号」、「北海早生」、「はくちょうもち」または「たん
    ねもち」 ii) 「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「Ka
    salath」、「ゆきまる」、「キタヒカリ」、「キタア
    ケ」、「巴まさり」、「栄光」または「キヨカゼ」 iii) 「Fany」、「日本晴」または「彩」 iv)「Arroz Da Terra」
  22. 【請求項22】配列番号6で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号28で表されるヌクレオチド鎖の塩基
    配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
    チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
    5〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセンス
    プライマーが、配列番号29で表されるヌクレオチド鎖
    の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌ
    クレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基長
    が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項2
    1記載のイネの品種の識別方法。
  23. 【請求項23】配列番号6で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号28で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号29で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項21記載のイネの品
    種の識別方法。
  24. 【請求項24】1種または2種以上の配列番号28で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号29
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  25. 【請求項25】イネの遺伝子において、配列番号7で表
    されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカー
    として、被験イネが、下記i)〜iv) から選ばれるいず
    れの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別方
    法。 i)「Kasalath」 ii)「はくちょうもち」または「たんね」 iii )「ほのか224 」、「きらら397 」、「ゆきま
    る」、「キタヒカリ」、「キタアケ」、「栄光」、「農
    林11号」または「北海早生」 iv) 「Italica Livorno 」、「Dunghan Shali 」、「Ar
    roz Da Terra」、「Fany」、「USSR22」、「日本
    晴」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「彩」、「ほしの
    ゆめ」、「きたいぶき」、「はやまさり」、「巴まさ
    り」、「マツマエ」、「キヨカゼ」、「農林33号」、
    「農林20号」、「胆振早生」または「赤毛」
  26. 【請求項26】配列番号7で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号30で表されるヌクレオチド鎖の塩基
    配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
    チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
    5〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセンス
    プライマーが、配列番号31で表されるヌクレオチド鎖
    の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌ
    クレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基長
    が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項2
    5記載のイネの品種の識別方法。
  27. 【請求項27】配列番号7で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号30で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号31で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項25記載のイネの品
    種の識別方法。
  28. 【請求項28】1種または2種以上の配列番号30で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号31
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  29. 【請求項29】イネの遺伝子において、配列番号8で表
    されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカー
    として、被験イネが、下記i)〜iv) から選ばれるいず
    れの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別方
    法。 i)「Kasalath」 ii)「Italica Livorno 」 iii )「Fany」、「日本晴」または「彩」 iv) 「Dunghan Shali 」、「Arroz Da Terra」、「USSR
    22」、「コシヒカリ」、「亀ノ尾」、「ほのか224 」、
    「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「きたいぶき」、
    「はやまさり」、「ゆきまる」、「キタヒカリ」、「キ
    タアケ」、「巴まさり」、「マツマエ」、「キヨカ
    ゼ」、「農林33号」、「農林20号」、「農林11
    号」、「北海早生」、「胆振早生」、「赤毛」、「はく
    ちょうもち」または「たんねもち」
  30. 【請求項30】配列番号8で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号32で表されるヌクレオチド鎖の塩基
    配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
    チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
    5〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセンス
    プライマーが、配列番号33で表されるヌクレオチド鎖
    の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌ
    クレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基長
    が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項2
    9記載のイネの品種の識別方法。
  31. 【請求項31】配列番号8で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号32で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号33で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項29記載のイネの品
    種の識別方法。
  32. 【請求項32】1種または2種以上の配列番号32で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号33
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  33. 【請求項33】イネの遺伝子において、配列番号9で表
    されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカー
    として、被験イネが、下記i)〜vi) から選ばれるいず
    れの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別方
    法。 i)「Dunghan Shali 」、「Arroz Da Terra」、「USSR
    22」、「日本晴」、「亀ノ尾」、「ほのか224 」、
    「彩」、「はやまさり」、「キタヒカリ」、「キタア
    ケ」、はくちょうもち」または「たんねもち」 ii)「Kasalath」 iii) 「コシヒカリ」、「きらら397 」、「ほしのゆ
    め」、「きたいぶき」、「ゆきまる」、「巴まさり」、
    「栄光」、「マツマエ」または「キヨカゼ」 iv)「USSR22」、「農林33号」、「農林20号」、
    「農林11号」、「胆振早生」または「赤毛」 v)「北海早生」 vi)「Fany」
  34. 【請求項34】配列番号9で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号34で表されるヌクレオチド鎖の塩基
    配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレオ
    チド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、1
    5〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセンス
    プライマーが、配列番号35で表されるヌクレオチド鎖
    の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌ
    クレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基長
    が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項3
    3記載のイネの品種の識別方法。
  35. 【請求項35】配列番号9で表されるSSR配列を含む
    遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプライ
    マーが、配列番号34で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号35で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項33記載のイネの品
    種の識別方法。
  36. 【請求項36】1種または2種以上の配列番号34で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号35
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  37. 【請求項37】イネの遺伝子において、配列番号10で
    表されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカ
    ーとして、被験イネが、下記i)〜Vii)から選ばれるい
    ずれの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別
    方法。 i)「Italica Livorno 」または「赤毛」 ii) 「Dunghan Shali 」 iii)「Arroz Da Terra」 iv) 「Fany」、「Kasalath」、「日本晴」、
    「彩」、「キヨカゼ」または「北海早生」 v)「コシヒカリ」、「亀の尾」、「巴まさり」または
    「マツマエ」 vi) 「ほのか224 」または「キタヒカリ」 vii)「USSR22」、「きらら397 」、「ほしのゆめ」、
    「きたいぶき」、「はやまさり」、「ゆきまる」、「キ
    タアケ」、「栄光」、「農林33号」、「農林20
    号」、「農林11号」、「胆振早生」、「はくちょうも
    ち」または「たんねもち」
  38. 【請求項38】配列番号10で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号36で表されるヌクレオチド鎖の塩
    基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
    オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
    15〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセン
    スプライマーが、配列番号37で表されるヌクレオチド
    鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基の
    ヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基
    長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項
    37記載のイネの品種の識別方法。
  39. 【請求項39】配列番号10で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号36で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号37で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項38記載のイネの品
    種の識別方法。
  40. 【請求項40】1種または2種以上の配列番号36で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号37
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  41. 【請求項41】イネの遺伝子において、配列番号11で
    表されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカ
    ーとして、被験イネが、下記i)〜Vii)から選ばれるい
    ずれの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別
    方法。 i)「Italica Livorno 」、「Arroz Da Terra」または
    「Kasalath」 ii) 「Dunghan Shali 」 iii)「Fany」、「日本晴」、「彩」、「きらら397
    」、「きたいぶき」、「はやまさり」、「ゆきま
    る」、「キタヒカリ」、「栄光」または「キヨカゼ」 iv) 「USSR22」または「亀の尾」、「ほのか224 」、
    「マツマエ」、「農林33号」、「農林11号」、「胆
    振早生」、「はくちょうもち」または「たんねもち」 v)「コシヒカリ」、「ほしのゆめ」または「農林20
    号」 vi) 「北海早生」または「赤毛」 vii)「キタアケ」または「巴まさり」
  42. 【請求項42】配列番号11で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号38で表されるヌクレオチド鎖の塩
    基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
    オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
    15〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセン
    スプライマーが、配列番号39で表されるヌクレオチド
    鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基の
    ヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基
    長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項
    41記載のイネの品種の識別方法。
  43. 【請求項43】配列番号11で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号38で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号39で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項41記載のイネの品
    種の識別方法。
  44. 【請求項44】1種または2種以上の配列番号38で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号39
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  45. 【請求項45】イネの遺伝子において、配列番号12で
    表されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカ
    ーとして、被験イネが、下記i)〜viii) から選ばれる
    いずれの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識
    別方法。 i)「Italica Livorno 」 ii) 「Dunghan Shali 」、「ほしのゆめ」、「巴まさ
    り」または「キヨカゼ」 iii)「Arroz Da Terra」 iv) 「Fany」、「日本晴」、「ほのか224 」、
    「彩」または「はやまさり」 v)「USSR22」、「コシヒカリ」、「亀の尾」、「きらら
    397 」、「きたいぶき」、「キタヒカリ」、「キタア
    ケ」、「栄光」、「マツマエ」、「農林11号」、「赤
    毛」、「はくちょうもち」または「たんねもち」 vi)「Kasalath」 vii) 「ゆきまる」、「農林33号」、「農林20号」
    または「胆振早生」 viii)「北海早生」
  46. 【請求項46】配列番号12で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号40で表されるヌクレオチド鎖の塩
    基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
    オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
    15〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセン
    スプライマーが、配列番号41で表されるヌクレオチド
    鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基の
    ヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基
    長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項
    46記載のイネの品種の識別方法。
  47. 【請求項47】配列番号12で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号40で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号41で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項46記載のイネの品
    種の識別方法。
  48. 【請求項48】1種または2種以上の配列番号40で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号41
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  49. 【請求項49】イネの遺伝子において、配列番号13ま
    たは14で表されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺
    伝子マーカーとして、被験イネが、下記i)〜xi) から
    選ばれるいずれの群の品種であるかを識別する、イネの
    品種の識別方法。 i)「コシヒカリ」、「ほのか224 」、「きらら397
    」、「きたいぶき」または「はやまさり」 ii) 「Kasalath」 iii) 「Italica Livorno 」 iv) 「ゆきまる」、「キタヒカリ」、「キタアケ」、
    「巴まさり」、「栄光」、「マツマエ」、「キヨカ
    ゼ」、「農林33号」、「農林20号」、「胆振早
    生」、「赤毛」、「はくちょうもち」または「たんねも
    ち」 v)「ほしのゆめ」 vi) 「日本晴」または「彩」 vii)「亀の尾」 viii) 「USSR22」 ix) 「Arroz Da Terra」または「農林11号」 x)「Dunghan Shali 」または「北海早生」 xi) 「Fany」
  50. 【請求項50】配列番号13で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号42で表されるヌクレオチド鎖の塩
    基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
    オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
    15〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセン
    スプライマーが、配列番号43で表されるヌクレオチド
    鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基の
    ヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基
    長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項
    49記載のイネの品種の識別方法。
  51. 【請求項51】配列番号14で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号44で表されるヌクレオチド鎖の塩
    基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
    オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
    15〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセン
    スプライマーが、配列番号45で表されるヌクレオチド
    鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基の
    ヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基
    長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項
    49記載のイネの品種の識別方法。
  52. 【請求項52】配列番号13で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号42で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号43で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項49記載のイネの品
    種の識別方法。
  53. 【請求項53】配列番号14で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号44で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号45で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項49記載のイネの品
    種の識別方法。
  54. 【請求項54】1種または2種以上の配列番号42で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号43
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  55. 【請求項55】1種または2種以上の配列番号44で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号45
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  56. 【請求項56】イネの遺伝子において、配列番号15で
    表されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカ
    ーとして、被験イネが、下記i)〜v) から選ばれるい
    ずれの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別
    方法。 i)「はやまさり」、「きたいぶき」または「農林20
    号」 ii) 「Kasalath」 iii) 「Arroz Da Terra」、「Italica Livorno 」また
    は「日本晴」 iv) 「きらら397 」、「ほしのゆめ」または「キタア
    ケ」 v)「コシヒカリ」または「彩」
  57. 【請求項57】配列番号15で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号46で表されるヌクレオチド鎖の塩
    基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
    オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
    15〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセン
    スプライマーが、配列番号47で表されるヌクレオチド
    鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基の
    ヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基
    長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項
    56記載のイネの品種の識別方法。
  58. 【請求項58】配列番号15で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号46で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号47で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項56記載のイネの品
    種の識別方法。
  59. 【請求項59】1種または2種以上の配列番号46で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号47
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  60. 【請求項60】イネの遺伝子において、配列番号16で
    表されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカ
    ーとして、被験イネが、下記i)〜v) から選ばれるい
    ずれの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別
    方法。 i)「はやまさり」、「きたいぶき」、「農林20号」
    または「日本晴」 ii) 「Kasalath」 iii) 「Arroz Da Terra」または「Italica Livorno 」 iv) 「きらら397 」、「ほしのゆめ」、「キタアケ」ま
    たは「コシヒカリ」 v)「彩」
  61. 【請求項61】配列番号16で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号48で表されるヌクレオチド鎖の塩
    基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
    オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
    15〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセン
    スプライマーが、配列番号49で表されるヌクレオチド
    鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基の
    ヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基
    長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項
    60記載のイネの品種の識別方法。
  62. 【請求項62】配列番号16で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号48で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号49で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項60記載のイネの品
    種の識別方法。
  63. 【請求項63】1種または2種以上の配列番号48で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号49
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
  64. 【請求項64】イネの遺伝子において、配列番号17で
    表されるSSR配列を含む塩基配列を増幅遺伝子マーカ
    ーとして、被験イネが、下記i)〜v) から選ばれるい
    ずれの群の品種であるかを識別する、イネの品種の識別
    方法。 i)「はやまさり」、「きたいぶき」、「きらら397
    」、「ほしのゆめ」、「農林20号」、「キタアケ」
    または「コシヒカリ」 ii) 「Kasalath」 iii) 「Italica Livorno 」 iv) 「Arroz Da Terra」または「日本晴」 v)「彩」
  65. 【請求項65】配列番号17で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号50で表されるヌクレオチド鎖の塩
    基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基のヌクレ
    オチド鎖を5’末端側に含み、かつ、全体の塩基長が、
    15〜50塩基のヌクレオチド鎖であり、同アンチセン
    スプライマーが、配列番号51で表されるヌクレオチド
    鎖の塩基配列から選ばれる、連続した15〜20塩基の
    ヌクレオチド鎖を3’末端側に含み、かつ、全体の塩基
    長が、15〜50塩基のヌクレオチド鎖である、請求項
    64記載のイネの品種の識別方法。
  66. 【請求項66】配列番号17で表されるSSR配列を含
    む遺伝子領域の遺伝子増幅産物を得るためのセンスプラ
    イマーが、配列番号50で表されるヌクレオチド鎖であ
    り、同アンチセンスプライマーが、配列番号51で表さ
    れるヌクレオチド鎖である、請求項64記載のイネの品
    種の識別方法。
  67. 【請求項67】1種または2種以上の配列番号50で
    表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連続
    した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を5’末端側に含
    み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレオ
    チド鎖、および、1種または2種以上の配列番号51
    で表されるヌクレオチド鎖の塩基配列から選ばれる、連
    続した15〜20塩基のヌクレオチド鎖を3’末端側に
    含み、かつ、全体の塩基長が、15〜50塩基のヌクレ
    オチド鎖、からなる群から選ばれる、1種または2種以
    上のヌクレオチド鎖。
JP2002130645A 2002-05-02 2002-05-02 イネの品種の識別方法 Pending JP2003319782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130645A JP2003319782A (ja) 2002-05-02 2002-05-02 イネの品種の識別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130645A JP2003319782A (ja) 2002-05-02 2002-05-02 イネの品種の識別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003319782A true JP2003319782A (ja) 2003-11-11
JP2003319782A5 JP2003319782A5 (ja) 2005-09-29

Family

ID=29543614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002130645A Pending JP2003319782A (ja) 2002-05-02 2002-05-02 イネの品種の識別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003319782A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100713669B1 (ko) 2005-07-29 2007-05-04 대한민국 국내외산 벼 품종 식별을 위한 snp 마커
CN100389209C (zh) * 2006-05-22 2008-05-21 江苏明天种业科技有限公司 检测两优培九种子纯度的引物及其方法
JP2008237180A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Japan Grassland Farming Forage Seed Association イタリアンライグラスの品種識別に有用なssrプライマー対及びその利用
JP2010017085A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Nippon Software Management Kk 商品の判別方法
KR100974264B1 (ko) 2007-10-05 2010-08-10 대한민국(국립농산물품질관리원장) 벼 품종 식별용 프라이머 조합 및 이를 이용한 식별 방법
JP2012055253A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 National Agriculture & Food Research Organization イネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品の品種鑑定法
CN109652577A (zh) * 2016-02-04 2019-04-19 山东省农业科学院生物技术研究中心 与水稻高杆qtl紧密连锁的ssr分子标记l08与应用

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100713669B1 (ko) 2005-07-29 2007-05-04 대한민국 국내외산 벼 품종 식별을 위한 snp 마커
CN100389209C (zh) * 2006-05-22 2008-05-21 江苏明天种业科技有限公司 检测两优培九种子纯度的引物及其方法
JP2008237180A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Japan Grassland Farming Forage Seed Association イタリアンライグラスの品種識別に有用なssrプライマー対及びその利用
KR100974264B1 (ko) 2007-10-05 2010-08-10 대한민국(국립농산물품질관리원장) 벼 품종 식별용 프라이머 조합 및 이를 이용한 식별 방법
JP2010017085A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Nippon Software Management Kk 商品の判別方法
JP2012055253A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 National Agriculture & Food Research Organization イネまたはそれに由来する組織、あるいはそれらの加工品の品種鑑定法
CN109652577A (zh) * 2016-02-04 2019-04-19 山东省农业科学院生物技术研究中心 与水稻高杆qtl紧密连锁的ssr分子标记l08与应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hu et al. Target region amplification polymorphism: a novel marker technique for plant genotyping
Agarwal et al. Advances in molecular marker techniques and their applications in plant sciences
Lu et al. Comparative analysis of genetic diversity in pea assessed by RFLP-and PCR-based methods
JP5220597B2 (ja) 1つ又は複数の多型性を同定する方法およびその使用方法
US9624553B2 (en) Molecular markers for various traits in wheat and methods of use
US10337072B2 (en) Copy number detection and methods
JP2009219498A (ja) イネの品種鑑別法
Kentner et al. Characterization of high-copy-number retrotransposons from the large genomes of the Louisiana iris species and their use as molecular markers
CN111979349B (zh) 控制莲花色性状的主效qtl、snp分子标记及其检测引物和应用
CN107151709A (zh) 与辣椒辣味相关的snp标记及其应用
Lotti et al. Integration of AFLP markers into an RFLP‐based map of durum wheat
KR101788989B1 (ko) 벼멸구 저항성 벼 품종 판별용 마커 및 이의 용도
JP2003319782A (ja) イネの品種の識別方法
US20070048768A1 (en) Methods for screening for gene specific hybridization polymorphisms (GSHPs) and their use in genetic mapping and marker development
Schramm et al. Development of single nucleotide polymorphism (SNP) markers for cereal breeding and crop research: current methods and future prospects
US20060246457A1 (en) Splice site aflp
US20070192909A1 (en) Methods for screening for gene specific hybridization polymorphisms (GSHPs) and their use in genetic mapping ane marker development
Rayaprolu et al. Genotyping-by-Sequencing (GBS) method for accelerating marker-assisted selection (MAS) Program
Hannappel et al. Direct isolation of cDNA sequences from specific chromosomal regions of the tomato genome by the differential display technique
KR20230109925A (ko) 대용량 고효율의 밀 품종 식별을 위한 snp 마커, 프라이머 세트, 및 이의 용도
US7695901B2 (en) Identification of poinsettia cultivars
KR101183996B1 (ko) 메밀에서 유래된 ssr 프라이머 및 이의 용도
KR102680730B1 (ko) 시들음병 저항성 또는 감수성 무 품종을 판별하기 위한 snp 마커 조성물 및 이의 용도
KR102672565B1 (ko) 사초과 식물 &#39;애기반들사초&#39;를 판별하기 위한 snp 마커 조성물 및 이의 용도
CN114606341B (zh) 希尔斯山羊草基于基因组重测序SNP的dCAPS分子标记及应用

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050426

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050426

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080924