JP2003319729A - ペット用リード - Google Patents

ペット用リード

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JP2003319729A JP2002130145A JP2002130145A JP2003319729A JP 2003319729 A JP2003319729 A JP 2003319729A JP 2002130145 A JP2002130145 A JP 2002130145A JP 2002130145 A JP2002130145 A JP 2002130145A JP 2003319729 A JP2003319729 A JP 2003319729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し込み操作のみのロック機構を、装置本
体とは別に製造することができるようにしたので製造コ
ストを低く抑えることができ、引き紐の繰り出しをし易
くしたので操作がし易く犬の散歩時に利便性を有するペ
ット用リードを得ることを目的とする。 【解決手段】 装置本体と、前記装置本体に回転自在に
保持されたリールと、前記リールに繰り出し可能に巻き
取られる係留紐体と、前記リールの回転を解除自在に規
制するロック機構と、を備えるとともに、前記装置本体
には把持部が設けられ、前記把持部の端部近傍で前記ロ
ック機構の操作部が前記装置本体に取り付けられたペッ
ト用リードにおいて、前記ロック機構は、前記装置本体
とは別体のユニットケースを備えており、このユニット
ケースが前記装置本体に脱着自在に取り付けられている
ことを特徴とするペット用リード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、犬や小動物等首輪
に掛止される引き紐を出し入れするペット用リードに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用で飼育されるペット、例えば犬に
は通常首輪が付けられると共に、この首輪には掛け止め
具を介してロープやチェーン等の引き紐が掛止される。
この引き紐の一例として、犬を散歩させる場合に好適な
引き紐操作具、いわゆるペット用リードが普及してい
る。この引き紐操作具は、引き紐を出し入れすることが
できるもので、把持部を設けたケース内に渦巻きバネで
巻き取り方向にバネ付勢された巻き取りリールを収容し
ている。そして、前記把持部の近傍には、巻き取りリー
ルを所定の位置に係止し、この係止を解除する係止手段
が設けられている。このような引き紐操作具は、引き紐
を適当な長さに引きだして犬を繋いでおくことができ、
一方、係止を解除すると、引き紐がリールに巻き取られ
てケース内に収容される。このように、犬の散歩時に引
き紐の長さを自由に調整することができる。このため、
人が犬に合わせて振り回されるといったことが軽減され
る。
【0003】この種のペット用リードとしては、特開平
4−360634号公報に記載の動物の引き紐操作具
や、実公昭62−43974号公報に記載の係留紐用収
納具がある。特開平4−360634号公報では、引き
紐をケース内に巻き取りリールで繰り出し可能に巻き取
り、この引き紐を係止、解除する手段を有する提案がさ
れている。これは、装置本体に設けられた操作部をスラ
イドさせることによって、リールの回転を止めて、引き
紐を係止するものである。また、実公昭62−4397
4号公報では、同様に引き紐をケース内に巻き取りリー
ルで繰り出し可能に巻き取り、この引き紐を係止、解除
する手段を有する提案がされている。ここでは、装置本
体に設けられたリールの回転を止めたり、解除したりす
る操作部が設けられており、操作部は二段の押し込み操
作によるものとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、人が犬の
散歩中に犬に合わせて振り回されるといったことを軽減
するために上記のような提案がされている。しかし、特
開平4−360634号公報に記載の動物の引き紐操作
具では、引き紐を所定の長さに自由に調節することが可
能であるが、装置本体にリールを止めたり、解除するロ
ック機構を設けるには、操作部品やその他各種の部品を
製造時に取り付ける必要がある。そのため、製造作業が
複雑となり比較的長い時間を要するため、製造コストが
高くなる。
【0005】また、操作部が把持部の端部でスライド式
となっていることや、把持部の長手方向に対して、引き
紐の繰り出し方向に大きな角度がつけられているので、
犬の散歩中に、引き紐をスムーズに調整するには腕を上
げなければならないため不便である。さらに、実公昭6
2−43974号公報に記載の係留紐用収納具では、係
留紐の引き出し、巻き込みと固定との操作を、片手で指
1本で単に押すだけの単純な作業で行うことができ、押
圧部が1個で、ケース側面に設けられており、係止装置
の作動機構が安定しているとされているが、ここに提案
されている装置においても、上記と同じく装置本体にリ
ールを止めたり、解除するロック機構を設けるには、操
作部品やその他各種の部品を製造時に取り付ける必要が
あるため、製造コストが高くなる。また、引き紐の繰り
出し方向は把持部の長手方向に対して、大きな角度がつ
けられているので、不便である。
【0006】このように、これらのペット用に使用する
係留紐体の収納具では、製造コストが高く、係留紐体を
引き出すのに腕を上げなければならず、さらにはリール
のロック機構の操作がしづらいという問題を同時に解決
するものではなかった。本発明はこのような事情に鑑み
てなされたものであり、押し込み操作のみのロック機構
を、装置本体とは別に製造することができるようにした
ので製造コストを低く抑えることができ、引き紐の繰り
出しをし易くしたので、操作がし易く犬の散歩時に利便
性を有するペット用リードを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、次の技術的手段を講じている。すなわち本発
明は、装置本体と、前記装置本体に回転自在に保持され
たリールと、前記リールに繰り出し可能に巻き取られる
係留紐体と、前記リールの回転を解除自在に規制するロ
ック機構と、を備えるとともに、前記装置本体には把持
部が設けられ、前記把持部の端部近傍で前記ロック機構
の操作部が前記装置本体に取り付けられたペット用リー
ドにおいて、前記ロック機構は、前記装置本体とは別体
のユニットケースを備えており、このユニットケースが
前記装置本体に脱着自在に取り付けられていることを特
徴としている。
【0008】上記本発明によれば、装置本体に回転自在
に保持されたリールと、このリールに巻き取られた係留
紐体と、前記リールを開放及び解除するロック機構が備
えらているペット用リードの前記ロック機構をユニット
化して、前記ロック機構を装置本体と別体として脱着自
在とされているので、前記ロック機構を構成する部品の
みを装置本体とは別に組み上げて製造し、これを装置本
体に装着することができる。また、本発明にかかるペッ
ト用リードは、前記ロック機構が前記リールよりも上部
位置に配されるとともに、前記装置本体には係留紐体の
繰り出し部が設けられ、且つ前記係留紐体の繰り出し方
向が、前記ロック機構に設けられた前記ロック機構の操
作部の操作方向に対して急な角度をつけて形成されてい
ることを特徴としている。
【0009】上記本発明によれば、装置本体からの係留
紐体の繰り出し方向が、ロック機構の操作部の操作方向
に対して、急な角度がつけられているため、装置本体を
持った腕を下に降ろした状態でスムーズに係留紐体を繰
り出すことができる。さらに、本発明にかかるペット用
リードは、前記係留紐体を巻き取る方向に前記リールに
回転力を付勢する回転付勢手段を備えるとともに、前記
ロック機構の操作部を第一押し込み操作したときに前記
リールの回転を阻止するロック手段と、前記ロック機構
の操作部を前記第一押し込み操作と同じ方向に第二押し
込み操作したときに前記リールの回転を開放する解除手
段と、を備えていることを特徴としている。
【0010】上記本発明によれば、リールのロックと解
除がロック機構の操作部を一方向に押し込む操作だけで
行うことができるので、係留紐体の出し入れをかかる操
作部を押し込む操作だけで行うことができる。したがっ
て、使用者はこまめに係留紐体の出し入れを行いたいと
きは、前記操作部の押し込み操作のみをすればいいの
で、操作性がひじょうに良好である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
の形態について説明する。図1から図4は本発明に係る
ペット用リード1を示している。このペット用リード1
の装置本体5は二つ割構造のケース状の巻き取り部8と
把持部7から形成されており、前記装置本体5は、この
装置本体5に回転自在に保持されたリール30と、前記
リール30に繰り出し可能に巻き取られる係留紐体3
と、前記リール30の回転を解除自在に規制するロック
機構2を備えている。さらに、前記巻き取り部8の側面
に設けられた前記把持部7の端部近傍に前記ロック機構
2の操作部6が配されている。また、このロック機構2
の前記把持部7と反対側の巻き取り部8の側面には、U
字形状の繰り出し口が設けられた係留紐体繰り出し部1
0が隆起するように形成されている。
【0012】巻き取り部8は図4に示すように係留紐体
3の巻き取りが可能とされたリール30を、巻き取り部
8の中で回転自在に維持できるようにされている。この
装置本体5には、把持部7が一体に形成されている。こ
の把持部7は、輪状を形成しており手を入れたときに持
ちやすいようにグリップ形状になっている。係留紐体3
は、扁平状の樹脂性の紐体からなり、その先端には犬の
首輪に係合うさせるフック具4が設けられている。な
お、この係留紐体3には合成樹脂に限らず各種金属や、
形状を鎖状としたものを使用することができる。
【0013】また、前記装置本体5には、把持部7の近
傍であってその端部となる位置にロック機構2が設けら
れている。このロック機構2は単体で装置本体5に脱着
自在とされており、リール30の回転を止めたり解除す
るロック機構を有し、係留紐体3の繰り出しを所望に応
じて規制することができるものである。図3及び図4に
示すように、装置本体5は左右に分割可能な構造を有し
ており、一方の半体(図3の右側)には、他方の半体
(図3の左側)へ向けて、装置本体5の巻取部8の内部
を横断するように回転枢軸11が一体的に突設されてい
る。この回転枢軸11により、リール30が回転自在に
保持される。
【0014】また、リール30の外周はフランジ形状が
形成されており、このフランジ形状の溝部、即ちリール
30の外周部で、係留紐体3の巻き取りができるように
なっているとともに係留紐体3の外れが防止されてい
る。そして、リール30の内部には、リール30を一方
向への回転力を付勢する回転付勢手段31が設けられて
いる。この回転付勢手段31によって図4における時計
回りの回転が付勢される。なお、この回転付勢手段31
は、係留紐体3の有効長さ分の全てを巻回させた状態に
しても、未だ縮径方向への弾性復元力が残存するように
されている。したがって、係留紐体3は、装置本体5内
に全て収納された状態でも、常に収納方向へ引っ張り付
勢されるようになっている。この状態から、係留紐体3
を繰り出してリール30を回転させれば、回転付勢手段
31が更に、弾性復元力を蓄えていくようになってい
る。
【0015】図5に示すように、ロック機構2は、ユニ
ットケース15と,このユニットケース15の上部に配
された操作部6、及び前記ユニットケース15に枢支さ
れた駆動部材23から構成されている。図4に示すよう
にユニットケース15は装置本体5の把時部7の近傍に
形成された矩形状の枠に収まる寸法に形成されている。
操作部6は駆動部材23の一端に装着され、その一部が
装置本体5の外方へ突出されている。また、他の一端に
はロック爪16が取り付けられている。ロック爪16は
凹状を形成しており、この左右の爪部がリール30のフ
ランジ部に複数設けられた係合爪32と係合又は離脱可
能なようにされている。操作部6が装置本体5の外方へ
最も突出した開放状態では、このロック爪16は、リー
ル30の係合爪32と脱離した状態となっており、この
状態から操作部6を装置本体5の内方へ押し込んだ押圧
状態ではロック爪16がリール30の係合爪32へ係合
して、リール30が停止される。さらに、前記開放状態
及び前記押圧状態でロック爪16が停止可能とされてい
る。
【0016】図6及び図7は、ロック機構2を表した断
面図である。図5に示すようにユニットケース15は上
部35と底部36に2分割されている。軸受部42は底
部36から起立して形成されており、可動棒20をこの
軸受部42と上部35で押さえ込んでいる。摺動溝台座
部39は駆動部材23に取り付けられており、かかる駆
動部材23の底部から隆起するように構成されている。
摺動溝台座部39には、作動棒20の径より若干広い摺
動溝40が形成されており、作動棒20がこの摺動溝4
0に沿って回動できるようになっている。この摺動溝4
0は図6(a)に示すように、内方先端の第一切替部4
5を頂点として、第二切替部46を通って第三切替部4
7を過ぎて第四切替部48から、再び第一切替部45に
周回するように溝が切られている。
【0017】さらに、この摺動溝40の底部には図6
(b)に示すように、第一切替部45から摺動方向44
へ移動するに従い迫り上がるように高低差が形成され、
第二切替部46で作動棒20を落とし込むように段差が
形成されている。続いて、第二切替部46から第三切替
部47へ移動するに従い迫り上がるように高低差が形成
され、同様に第三切替部47で作動棒20を落とし込む
ように段差が形成されている。同じように第三切替部4
7から第四切替部48へ、及び第四切替部48から第一
切替部45へ移動するに従い高低差がつけられており、
それぞれの切替部で作動棒20を落とし込むように段差
が形成されている。作動棒20の内方の一端は、この摺
動溝40に設置されており、他の一端が軸受部42の一
部に当接され、この軸受部42の当接部を支点として作
動棒20が回動するようになっている。
【0018】前記のとおり駆動部材23には摺動溝40
が設けられた摺動溝台座部39とロック爪16が連結さ
れており、これらは一体として駆動するようにされてい
る。即ち、操作部6を装置本体5の内方へ押し込んだと
きは、それと同時に摺動溝40及びロック爪16が内方
へ移動する。このとき、ユニットケース15は、装置本
体5に装着され固定されているので、このユニットケー
ス15から起立して設けられた軸受部42の移動は起こ
らない。また、作動棒20の一端が当接されている軸受
部42の反対面と、駆動部材23の外方の内側面の間に
は、かかる駆動部材23を常に外方へ押し出すようにし
ているバネ41が設けられている。
【0019】作動棒20はステンレス鋼材を使用してい
るが、その他各種金属や樹脂を使用することができる。
これ以外の各種部材は合成樹脂で製作されている。次
に、ロック機構2の機能を説明する。図4において、ロ
ック爪16が、リール30に設けられた係合爪32から
は離脱しているため、リールの回転が解除されて、回転
付勢手段31によって引き出しや、巻き込みが可能とな
っている。ロック爪16を内方へ移動させれば、リール
30の回転が阻止され係留紐体3の巻き込みが行われ
ず、引き出された係留紐体3があれば、そのままの状態
で係止固定される。
【0020】図7(a)はリール30が解除された状態
を表し、図7(b)はリール30がロックされた状態を
示している。解除状態では、ロック機構2において、作
動棒20の内方の一端は摺動溝40の第一切替部45に
当接されている。この状態から、操作部6を内方へ第一
押し込み操作すると、駆動部材23が同時に内方に移動
するとともに、ロック爪16も内方へ移動する。このと
き第一切替部45に当接されていた作動棒20の一端
は、矢印で示す摺動方向44へ移動を開始する。摺動溝
台座部39に形成された阻止突起43の内方の先端部
が、第一切替部45の中心から僅かに駆動部材側壁24
側へずれており、摺動方向44と反対側には段差が形成
されているので、作動棒20は駆動部材側壁25側へ誘
導されることになる。
【0021】さらに操作部6を押し込むと作動棒20が
第二切替部46に到達する。この第二切替部46で手を
離して操作部6を押し込む操作を停止することにより作
動棒20は方向を切り替えると同時に、バネ41が外方
へ駆動部材23を押し出す作用により、駆動部材23と
操作部6が外方へ押し戻される。このとき、作動棒20
の一端はそこまで移動してきた摺動溝40より、低い位
置へ落とされているため、もとの摺動溝40へは戻らず
に第三切替部47へ向かう摺動方向44へ誘導される。
【0022】そして、駆動部材23に取り付けられてい
る摺動溝台座部39が外方へ移動することにより、作動
棒20は第三切替部47へ到達する。このときの状態を
図7(b)に示す。このとき、前記のようにロック爪1
6は内方へ最も突出した状態となるので、係合爪32と
係合してリール30の回転が停止される。再び、操作部
6を内方に僅かに第二押し込み操作をすると、作動棒2
0の一端は、摺動溝40に段差が形成されているため第
二切替部46の方向へは戻らずに、第三切替部47を過
ぎて第四切替部48へ移動を始める。作動棒20が第四
切替部48に到達し操作部6がそれ以上押し込めない状
態になった状態で、作動棒20は方向を切り替える。こ
こで操作部6から手を離すことにより、バネ41の作用
で駆動部材23が外方へ押し戻され、段差が形成されて
いるため作動棒20がもとの第三切替部47の方向へは
戻らずに、第一切替部45の方向への移動を開始する。
そして、作動棒20が図7(a)で示すように第一切替
部45へ到達し、ロック爪16が外方へ移動し、リール
30が解除される。
【0023】また、摺動溝40には作動棒20の滑りを
良好にするためグリースが塗布されるが、摺動溝台座部
を各種のフッ素樹脂やその他の摺動部材で製作して、作
動棒20の滑り性を向上させることもできる。以上のよ
うに、常態においては、リール30は解除された状態で
あるため、係留紐体3の出し入れが自在となっており、
操作部6を押し込んでリール30をロックした状態では
係留紐体3の引き出しが阻止される。したがって、係留
紐体3の引き出し、巻き込みと固定との操作を片手で、
把持部7を持つ手の親指により簡単に操作でき、特にロ
ック操作は親指における第一関節の屈伸動作で操作でき
るものである。
【0024】以上のようにロック機構2のみが別体とさ
れているため、装置本体5とは別にロック機構2のみで
製作を行い、組み上がったロック機構2を装置本体5に
組み込むだけで本発明にかかるペット用リードが製作さ
れる。このため、製造コストをひじょうに低く抑えるこ
とができる。また、図1及び図2に示すように、係留紐
体繰り出し部10が操作部6の操作方向とほぼ60°の
角度をつけて形成されているため、把時部7を持つ手の
腕を係留紐体3の引き出し方向に上げる必要がなく、腕
を下に降ろした状態のままで操作部6を押し込み操作で
きるとともに、係留紐体3の引き出しをスムーズに行う
ことができるので便利である。
【0025】なお、本発明にかかるペット用リード1を
使用するユーザーが、前記ロック機構2をワンタッチで
取り替え自在にできるような構成を採用することも勿論
可能である。また、前記実施例においては装置本体5を
左右に分割した構成とし、巻取部8の中心よりの円形部
(図1参照)の色彩のみを変更したデザインとしている
が、巻取部8の半体を脱着自在な蓋部としたり、巻取部
8の外側を被うための取り替え可能なケースカバーを別
途設け、別の色彩や模様が施された前記蓋部や前記ケー
スカバーを他種類製作し、ユーザーがそれらを選んで取
り付けることによって、自由にペット用リード1のデザ
インを変更できるような仕様とすることもできる。
【0026】本発明の実施形態は以上のとおりである
が、その他の実施形態に応じた設計変更は可能である。
【0027】
【発明の効果】押し込み操作のみのロック機構を、装置
本体とは別に製造することができるようにしたので製造
コストを低く抑えることができ、引き紐の繰り出しをし
易くしたので、操作がし易く犬の散歩時に利便性を有す
るペット用リードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるペット用リードの斜視図であ
る。
【図2】同ペット用リードの側面図である。
【図3】同ペット用リードの平面図である。
【図4】装置本体の半体を取った側面図である。
【図5】ロック機構の側面図である。
【図6】(a)装置本体に組み込んだロック機構の断面
図である。 (b)ロック機構の側方の断面図である。
【図7】(a)リールの解除状態における、装置本体に
組み込んだロック機構とその周辺の断面図である。 (b)リールのロック状態における、装置本体に組み込
んだロック機構とその周辺の断面図である。
【符号の説明】
2 ロック機構 3 係留紐体 6 操作部 15 ユニットケース 16 ロック爪 20 作動棒 23 駆動部材 30 リール 32 係合爪 40 摺動溝 42 軸受部 44 摺動方向 45 第一切替部 46 第二切替部 47 第三切替部 48 第四切替部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、前記装置本体に回転自在に
    保持されたリールと、前記リールに繰り出し可能に巻き
    取られる係留紐体と、前記リールの回転を解除自在に規
    制するロック機構と、を備えるとともに、前記装置本体
    には把持部が設けられ、前記把持部の端部近傍で前記ロ
    ック機構の操作部が前記装置本体に取り付けられたペッ
    ト用リードにおいて、 前記ロック機構は、前記装置本体とは別体のユニットケ
    ースを備えており、このユニットケースが前記装置本体
    に脱着自在に取り付けられていることを特徴とするペッ
    ト用リード。
  2. 【請求項2】 前記ロック機構が前記リールよりも上部
    位置に配されるとともに、前記装置本体には前記係留紐
    体の繰り出し部が設けられ、且つ前記係留紐体の繰り出
    し方向が、前記ロック機構に設けられた前記操作部の操
    作方向に対して急な角度をつけて形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のペット用リード。
  3. 【請求項3】 前記係留紐体を巻き取る方向に前記リー
    ルに回転力を付勢する回転付勢手段を備えるとともに、
    前記操作部を第一押し込み操作したときに前記リールの
    回転を阻止するロック手段と、 前記操作部を前記第一押し込み操作と同じ方向に第二押
    し込み操作したときに前記リールの回転を開放する解除
    手段と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のペット用リード。
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