JP2003318365A - 磁気ランダムアクセスメモリ - Google Patents

磁気ランダムアクセスメモリ

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JP2003318365A
JP2003318365A JP2002118214A JP2002118214A JP2003318365A JP 2003318365 A JP2003318365 A JP 2003318365A JP 2002118214 A JP2002118214 A JP 2002118214A JP 2002118214 A JP2002118214 A JP 2002118214A JP 2003318365 A JP2003318365 A JP 2003318365A
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Yoshiaki Asao
吉昭 浅尾
Yoshihisa Iwata
佳久 岩田
Yoshiaki Saito
好昭 斉藤
Hiroaki Yoda
博明 與田
Tomomasa Ueda
知正 上田
Minoru Amano
実 天野
Shigeki Takahashi
茂樹 高橋
Tatsuya Kishi
達也 岸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MRAMのTMR素子に書き込み磁界を効率
よく作用させる。 【解決手段】 TMR素子23の直下には、書き込みワ
ード線20Bが配置される。書き込みワード線20B
は、X方向に延び、その側面及び下面は、高透磁率を有
するヨーク材25Bにより覆われている。ヨーク材25
Bは、書き込みワード線20Bの上面よりも上部に突出
している。TMR素子23の直上には、データ選択線
(読み出し/書き込みビット線)24が配置される。デ
ータ選択線24は、X方向に交差するY方向に延び、そ
の上面は、高透磁率を有するヨーク材27により覆われ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル型磁気抵
抗(Tunneling Magneto Resistive)効果により“1”,
“0”−情報を記憶するTMR素子を利用してメモリセ
ルを構成した磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM: Magn
etic Random Access Memory)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新たな原理により情報を記憶する
メモリが数多く提案されているが、そのうちの一つに、
Roy Scheuerlein et.al.によって提案されたトンネル型
磁気抵抗(Tunneling Magneto Resistive: 以後、TMRと
表記する。) 効果を利用したメモリがある(例えば、IS
SCC2000 Technical Digest p.128「A 10ns Read and Wr
ite Non-Volatile Memory Array Using a Magnetic Tun
nel Junction and FET Switch in each Cell」を参
照)。
【0003】磁気ランダムアクセスメモリは、TMR素
子により“1”,“0”−情報を記憶する。TMR素子
は、図89に示すように、2つの磁性層(強磁性層)に
より絶縁層(トンネルバリア)を挟んだ構造を有する。
TMR素子に記憶される情報は、2つの磁性層のスピン
の向きが平行か又は反平行かによって判断される。
【0004】ここで、図90に示すように、平行とは、
2つの磁性層のスピンの向き(磁化の方向)が同じであ
ることを意味し、反平行とは、2つの磁性層のスピンの
向きが逆向きであることを意味する(矢印の向きがスピ
ンの向きを示している。)。
【0005】なお、通常、2つの磁性層の一方側には、
反強磁性層が配置される。反強磁性層は、一方側の磁性
層のスピンの向きを固定し、他方側のスピンの向きのみ
を変えることにより情報を容易に書き換えるための部材
である。
【0006】スピンの向きが固定された磁性層は、固定
層又はピン層と呼ばれる。また、書き込みデータに応じ
て、スピンの向きを自由に変えることができる磁性層
は、自由層又は記憶層と呼ばれる。
【0007】図90に示すように、2つの磁性層のスピ
ンの向きが平行となった場合、これら2つの磁性層に挟
まれた絶縁層(トンネルバリア)のトンネル抵抗は、最
も低くなる。この状態が“1”−状態である。また、2
つの磁性層のスピンの向きが反平行となった場合、これ
ら2つの磁性層に挟まれた絶縁層(トンネルバリア)の
トンネル抵抗は、最も高くなる。この状態が“0”−状
態である。
【0008】次に、図91を参照しつつ、TMR素子に
対する書き込み動作原理について簡単に説明する。
【0009】TMR素子は、互いに交差する書き込みワ
ード線とデータ選択線(読み出し/書き込みビット線)
との交点に配置される。そして、書き込みは、書き込み
ワード線及びデータ選択線に電流を流し、両配線に流れ
る電流により作られる磁界を用いて、TMR素子のスピ
ンの向きを平行又は反平行にすることにより達成され
る。
【0010】例えば、TMR素子の磁化容易軸がX方向
であり、X方向に書き込みワード線が延び、X方向に直
交するY方向にデータ選択線が延びている場合、書き込
み時には、書き込みワード線に、一方向に向かう電流を
流し、データ選択線に、書き込みデータに応じて、一方
向又は他方向に向かう電流を流す。
【0011】データ選択線に一方向に向かう電流を流す
とき、TMR素子のスピンの向きは、平行(“1”−状
態)となる。一方、データ選択線に他方向に向かう電流
を流すとき、TMR素子のスピンの向きは、反平行
(“0”−状態)となる。
【0012】TMR素子のスピンの向きが変わるしくみ
は、次の通りである。
【0013】図92のTMR曲線に示すように、TMR
素子の長辺(Easy-Axis)方向に磁界Hxをかけると、
TMR素子の抵抗値は、例えば、17%程度変化する。
この変化率、即ち、変化の前後の抵抗値の比は、MR比
と呼ばれる。
【0014】なお、MR比は、磁性層の性質により変化
する。現在では、MR比が50%程度のTMR素子も得
られている。
【0015】TMR素子には、Easy-Axis方向の磁界H
xとHard-Axis方向の磁界Hyとの合成磁界がかかる。
図93の実線に示すように、Hard-Axis方向の磁界Hy
の大きさによって、TMR素子の抵抗値を変えるために
必要なEasy-Axis方向の磁界Hxの大きさも変化する。
この現象を利用することにより、アレイ状に配置される
メモリセルのうち、選択された書き込みワード線及び選
択されたデータ選択線の交点に存在するTMR素子のみ
にデータを書き込むことができる。
【0016】この様子をさらに図93のアステロイド曲
線を用いて説明する。TMR素子のアステロイド曲線
は、例えば、図93の実線で示すようになる。即ち、Ea
sy-Axis方向の磁界HxとHard-Axis方向の磁界Hyとの
合成磁界の大きさがアステロイド曲線(実線)の外側
(例えば、黒丸の位置)にあれば、磁性層のスピンの向
きを反転させることができる。
【0017】逆に、Easy-Axis方向の磁界HxとHard-Ax
is方向の磁界Hyとの合成磁界の大きさがアステロイド
曲線(実線)の内側(例えば、白丸の位置)にある場合
には、磁性層のスピンの向きを反転させることはできな
い。
【0018】従って、Easy-Axis方向の磁界Hxの大き
さとHard-Axis方向の磁界Hyの大きさを変え、合成磁
界の大きさのHx−Hy平面内における位置を変えるこ
とにより、TMR素子に対するデータの書き込みを制御
できる。
【0019】なお、読み出しは、選択されたTMR素子
に電流を流し、そのTMR素子の抵抗値を検出すること
により容易に行うことができる。
【0020】例えば、TMR素子に直列にスイッチ素子
を接続し、選択された読み出しワード線に接続されるス
イッチ素子のみをオン状態として電流経路を作る。その
結果、選択されたTMR素子のみに電流が流れるため、
そのTMR素子のデータを読み出すことができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】磁気ランダムアクセス
メモリにおいては、上述ように、データ書き込みは、書
き込みワード線とデータ選択線(読み出し/書き込みビ
ット線)に,それぞれ、書き込み電流を流し、これによ
り発生する合成磁界をTMR素子に作用させることによ
り行う。
【0022】従って、データ書き込みを効率よく行うた
めには、この合成磁界を、効率よく、TMR素子に与え
ることが重要となる。合成磁界が効率よくTMR素子に
印加されれば、書き込み動作の信頼性が向上し、さら
に、書き込み電流を減らし、低消費電力化を実現するこ
とができる。
【0023】しかし、書き込みワード線及びデータ選択
線にそれぞれ流れる書き込み電流により発生する合成磁
界を、効率よく、TMR素子に作用させるために有効な
デバイス構造については、十分に検討されていない。即
ち、このようなデバイス構造は、実際に、合成磁界が効
率よくTMR素子に加わることはもちろん、簡単に製造
できるか否かという製造プロセスの面からも検討される
必要がある。
【0024】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、その目的は、磁気ランダムアクセス
メモリにおいて、書き込み動作時、合成磁界を、効率よ
く、TMR素子に作用させることができるデバイス構造
及びその製造方法を提案することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の磁気ラ
ンダムアクセスメモリは、半導体基板の上部に形成さ
れ、磁気抵抗効果を利用してデータを記憶するメモリセ
ルと、前記メモリセルの直下に配置され、第1方向に延
びる第1書き込み線と、前記メモリセルの直上に配置さ
れ、前記第1方向に交差する第2方向に延びる第2書き
込み線と、前記第1書き込み線の側面を覆い、前記第1
書き込み線の上面よりも上部に突出している第1ヨーク
材とを備える。
【0026】前記第1ヨーク材は、前記第1書き込み線
の側面のみを覆っている。前記第1ヨーク材は、前記第
1書き込み線の下面を覆っている。
【0027】本発明の磁気ランダムアクセスメモリは、
前記第2書き込み線の表面の一部を覆う第2ヨーク材を
さらに備える。前記第2ヨーク材は、前記第2書き込み
線の上面及び側面を覆っている。前記第2ヨーク材は、
前記第2書き込み線の上面のみを覆っている。前記第2
ヨーク材は、前記第2書き込み線の側面のみを覆ってい
る。
【0028】前記第1及び第2書き込み線のうちの1つ
は、前記メモリセルに電気的に接続され、読み出しビッ
ト線としても機能する。
【0029】 本発明の磁気ランダムアクセスメモリ
は、半導体基板の上部に形成され、磁気抵抗効果を利用
してデータを記憶するメモリセルと、前記メモリセルの
直下に配置され、第1方向に延びる第1書き込み線と、
前記メモリセルの直上に配置され、前記第1方向に交差
する第2方向に延びる第2書き込み線と、前記第2書き
込み線の側面を覆い、前記第2書き込み線の下面よりも
下部に突出している第1ヨーク材とを備える。
【0030】前記第1ヨーク材は、前記第2書き込み線
の側面のみを覆っている。前記第1ヨーク材は、前記第
2書き込み線の上面を覆っている。
【0031】本発明の磁気ランダムアクセスメモリは、
前記第1書き込み線の表面の一部を覆う第2ヨーク材を
さらに備える。前記第2ヨーク材は、前記第1書き込み
線の下面及び側面を覆っている。前記第2ヨーク材は、
前記第1書き込み線の下面のみを覆っている。前記第2
ヨーク材は、前記第1書き込み線の側面のみを覆ってい
る。
【0032】前記第1及び第2書き込み線のうちの1つ
は、前記メモリセルに電気的に接続され、読み出しビッ
ト線としても機能する。
【0033】 本発明の磁気ランダムアクセスメモリ
は、半導体基板の上部に積み重ねられ、磁気抵抗効果を
利用してデータを記憶する第1及び第2メモリセルと、
前記第1及び第2メモリセルの間に配置され、第1方向
に延びる第1書き込み線と、前記第1書き込み線の側面
のみを覆い、前記第1書き込み線の上面よりも上部に突
出し、前記第1書き込み線の下面よりも下部に突出して
いる第1ヨーク材とを備える。
【0034】前記第2メモリセルは、前記第1メモリセ
ルよりも上に配置される。本発明の磁気ランダムアクセ
スメモリは、前記第1メモリセルの直下に配置され、前
記第1方向に交差する第2方向に延びる第2書き込み線
と、前記第2メモリセルの直上に配置され、前記第2方
向に延びる第3書き込み線とをさらに備える。
【0035】本発明の磁気ランダムアクセスメモリは、
前記第2書き込み線の側面のみを覆い、前記第2書き込
み線の上面よりも上部に突出している第2ヨーク材と、
前記第3書き込み線の側面のみを覆い、前記第3書き込
み線の下面よりも下部に突出している第3ヨーク材とを
さらに備える。
【0036】前記第1書き込み線は、前記第1及び第2
メモリセルから離れている。前記第1書き込み線は、前
記第1及び第2メモリセルに接触している。
【0037】 本発明の磁気ランダムアクセスメモリ
は、半導体基板の上部において前記半導体基板の表面に
平行な方向に並んで配置され、磁気抵抗効果を利用して
データを記憶する複数のメモリセルと、前記複数のメモ
リセルに共有され、第1方向に延びる第1書き込み線
と、前記複数のメモリセルに個別に設けられ、前記第1
方向に交差する第2方向に延びる複数の第2書き込み線
と、前記第1書き込み線の側面のみを覆い、前記第1書
き込み線の前記複数のメモリセル側の面よりも前記複数
のメモリセル側に突出している第1ヨーク材と、前記複
数の第2書き込み線の側面のみを覆い、前記第2書き込
み線の前記複数のメモリセル側の面よりも前記複数のメ
モリセル側に突出している第2ヨーク材とを備える。
【0038】前記第1書き込み線は、前記複数のメモリ
セルの直上に配置され、前記複数のメモリセルの一端に
接触している。前記複数のメモリセルの他端は、共通接
続されている。前記複数の第2書き込み線は、前記複数
のメモリセルの直下に配置され、前記複数のメモリセル
から離れている。
【0039】前記第1書き込み線は、前記複数のメモリ
セルの直上に配置され、前記複数のメモリセルから離れ
ている。前記複数の第2書き込み線は、前記複数のメモ
リセルの直下に配置され、前記複数のメモリセルの一端
に接触している。前記複数のメモリセルの他端は、共通
接続されている。
【0040】(2) 本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの製造方法は、半導体基板の上部に絶縁層を形成す
る工程と、前記絶縁層に配線溝を形成する工程と、前記
配線溝の底部及び側壁部にヨーク材を形成すると共に、
前記配線溝内に表面が前記絶縁層の表面よりも下部に存
在する導電材を満たして書き込み線を形成する工程と、
前記書き込み線の直上にTMR素子を形成する工程とを
備える。
【0041】前記ヨーク材は、CVD法により、前記絶
縁層上並びに前記配線溝の底部上及び側壁部上に形成さ
れた後、CMP法により、前記配線溝の底部及び側壁部
に残存させられる。
【0042】前記導電材は、CVD法により、前記絶縁
層上及び前記配線溝内に形成された後、CMP法によ
り、前記配線溝内のみに残存させられる。
【0043】 本発明の磁気ランダムアクセスメモリ
の製造方法は、半導体基板の上部に絶縁層を形成する工
程と、前記絶縁層に配線溝を形成する工程と、前記配線
溝の側壁部のみにヨーク材を形成する工程と、前記配線
溝内に表面が前記絶縁層の表面よりも下部に存在する導
電材を満たして書き込み線を形成する工程と、前記書き
込み線の直上にTMR素子を形成する工程とを備える。
【0044】前記ヨーク材は、CVD法により、前記絶
縁層上並びに前記配線溝の底部上及び側壁部上に形成さ
れた後、RIE法により、前記配線溝の側壁部のみに残
存させられる。
【0045】前記導電材は、CVD法により、前記絶縁
層上及び前記配線溝内に形成された後、CMP法によ
り、前記配線溝内のみに残存させられる。
【0046】 本発明の磁気ランダムアクセスメモリ
の製造方法は、半導体基板の上部にTMR素子を形成す
る工程と、前記TMR素子の側面を覆い、上面が前記T
MR素子の上面に一致する絶縁層を形成する工程と、前
記TMR素子上に導電材を形成する工程と、前記導電材
をエッチングして書き込み線を形成すると共に、前記絶
縁層の上面の一部をエッチングして前記絶縁層に側壁部
を形成する工程と、前記書き込み線の側面及び前記絶縁
層の側壁部に第1ヨーク材を形成する工程とを備える。
【0047】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの製
造方法は、前記導電材を形成する工程の後、前記書き込
み線を形成する工程の前に、前記導電材上に第2ヨーク
材を形成する工程と、前記第2ヨーク材をエッチングす
る工程とをさらに備える。
【0048】前記第2ヨーク材及び前記導電材は、共
に、RIE法によりエッチングされ、前記第2ヨーク材
は、前記導電材の上面のみに残存する。
【0049】前記第1ヨーク材は、CVD法により、前
記書き込み線の側面並びに前記絶縁層の上面及び側壁部
に形成された後、RIE法により、前記書き込み線の側
面及び前記絶縁層の側壁部のみに残存させられる。
【0050】前記絶縁層の上面のエッチング量は、前記
第1ヨーク材の下面が前記TMR素子の上面と下面との
間に配置されることを条件に決定される。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の磁気ランダムアクセスメモリの例について詳細に説
明する。
【0052】1. 参考例1 まず、本発明の磁気ランダムアクセスメモリの例を説明
するに当たり、その前提となるデバイス構造について説
明する。
【0053】なお、このデバイス構造は、本発明の磁気
ランダムアクセスメモリの例を簡単に説明することを目
的に示すもので、本発明が、このデバイス構造に限定さ
れるというものではない。
【0054】図1及び図2は、それぞれ、本発明の磁気
ランダムアクセスメモリの例の前提となるデバイス構造
を示している。
【0055】半導体基板(例えば、p型シリコン基板、
p型ウェル領域など)11内には、STI( Shallow Tr
ench Isolation )構造を有する素子分離絶縁層12が形
成される。素子分離絶縁層12により取り囲まれた領域
は、読み出し選択スイッチ(例えば、MOSトランジス
タ、ダイオードなど)が形成される素子領域となる。
【0056】図1のデバイス構造では、読み出し選択ス
イッチは、MOSトランジスタ(nチャネル型MOSト
ランジスタ)から構成される。半導体基板11上には、
ゲート絶縁層13、ゲート電極14及び側壁絶縁層15
が形成される。ゲート電極14は、X方向に延びてお
り、読み出し動作時に、読み出しセル(TMR素子)を
選択するための読み出しワード線として機能する。
【0057】半導体基板11内には、ソース領域(例え
ば、n型拡散層)16−S及びドレイン領域(例えば、
n型拡散層)16−Dが形成される。ゲート電極(読み
出しワード線)14は、ソース領域16−Sとドレイン
領域16−Dの間のチャネル領域上に配置される。
【0058】図2のデバイス構造では、読み出し選択ス
イッチは、ダイオードから構成される。半導体基板11
内には、カソード領域(例えば、n型拡散層)16a及
びアノード領域(例えば、p型拡散層)16bが形成さ
れる。
【0059】第1金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層18Aとして機能し、他の1つは、ソース線1
8B(図1の場合)又は読み出しワード線18B(図2
の場合)として機能する。
【0060】図1のデバイス構造の場合、中間層18A
は、コンタクトプラグ17Aにより、読み出し選択スイ
ッチ(MOSトランジスタ)のドレイン領域16−Dに
電気的に接続される。ソース線18Bは、コンタクトプ
ラグ17Bにより、読み出し選択スイッチのソース領域
16−Sに電気的に接続される。ソース線18Bは、ゲ
ート電極(読み出しワード線)14と同様に、X方向に
延びている。
【0061】図2のデバイス構造の場合、中間層18A
は、コンタクトプラグ17Aにより、読み出し選択スイ
ッチ(ダイオード)のアノード領域16bに電気的に接
続される。読み出しワード線18Bは、コンタクトプラ
グ17Bにより、読み出し選択スイッチのカソード領域
16aに電気的に接続される。読み出しワード線18B
は、X方向に延びている。
【0062】第2金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層20Aとして機能し、他の1つは、書き込みワ
ード線20Bとして機能する。中間層20Aは、コンタ
クトプラグ19により、中間層18Aに電気的に接続さ
れる。書き込みワード線20Bは、例えば、X方向に延
びている。
【0063】第3金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、TMR素子23の下部電極22として機能す
る。下部電極22は、コンタクトプラグ21により、中
間層20Aに電気的に接続される。TMR素子23は、
下部電極22上に搭載される。ここで、TMR素子23
は、書き込みワード線20Bの直上に配置されると共
に、X方向に長い長方形状(磁化容易軸がX方向)に形
成される。
【0064】第4金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、データ選択線(読み出し/書き込みビット線)
24として機能する。データ選択線24は、TMR素子
23に電気的に接続されると共に、Y方向に延びてい
る。
【0065】なお、TMR素子23の構造に関しては、
特に、限定されない。図89に示すような構造であって
もよいし、その他の構造であってもよい。また、TMR
素子23は、複数ビットのデータを記憶できる多値記憶
型であっても構わない。
【0066】TMR素子23の強磁性層としては、特に
制限はないが、例えば、Fe,Co,Ni又はこれらの
合金、スピン分極率の大きいマグネタイト、CrO
RXMnO3−y(R: 希土類、X: Ca,Ba,S
r)などの酸化物の他、NiMnSb,PtMnSbな
どのホイスラー合金などを用いることができる。
【0067】強磁性層には、Ag,Cu,Au,Al,
Mg,Si,Bi,Ta,B,C,O,N,Pd,P
t,Zr,Ir,W,Mo,Nbなどの非磁性元素が多
少含まれていても、強磁性を失わないかぎり、全く問題
ない。
【0068】強磁性層の厚さは、あまりに薄いと、超常
磁性となってしまう。そこで、強磁性層の厚さは、少な
くとも超常磁性とならない程度の厚さが必要である。具
体的には、強磁性層の厚さは、0.1nm以上、好まし
くは、0.4nm以上100nm以下に設定される。
【0069】TMR素子23の反磁性層としては、例え
ば、Fe−Mn,Pt−Mn,Pt−Cr−Mn,Ni
−Mn,Ir−Mn,NiO,Feなどを用いる
ことができる。
【0070】TMR素子23の絶縁層(トンネルバリア)
としては、例えば、Al,SiO,MgO,A
lN,Bi,MgF,CaF,SrTi
,AlLaOなどの誘電体を使用することができ
る。これらは、酸素欠損、窒素欠損、フッ素欠損などが
存在していてもかまわない。
【0071】絶縁層(トンネルバリア)の厚さは、でき
るだけ薄い方がよいが、特に、その機能を実現するため
の決まった制限はない。但し、製造上、絶縁層の厚さ
は、10nm以下に設定される。
【0072】2. 参考例2 次に、参考例1のデバイス構造に対して、TMR素子に
磁界を効率よく集中させるために提案されたデバイス構
造について説明する。
【0073】図3乃至図6は、本発明の磁気ランダムア
クセスメモリの例の前提となるデバイス構造を示してい
る。なお、図3及び図5は、Y方向の断面であり、図4
は、図3のTMR素子部のX方向の断面であり、図6
は、図5のTMR素子部のX方向の断面である。X方向
とY方向は、互いに直交する。
【0074】半導体基板(例えば、p型シリコン基板、
p型ウェル領域など)11内には、STI( Shallow Tr
ench Isolation )構造を有する素子分離絶縁層12が形
成される。素子分離絶縁層12により取り囲まれた領域
は、読み出し選択スイッチ(例えば、MOSトランジス
タ)が形成される素子領域となる。
【0075】本例のデバイス構造では、読み出し選択ス
イッチは、MOSトランジスタ(nチャネル型MOSト
ランジスタ)から構成される。半導体基板11上には、
ゲート絶縁層13、ゲート電極14及び側壁絶縁層15
が形成される。ゲート電極14は、X方向に延びてお
り、読み出し動作時に、読み出しセル(TMR素子)を
選択するための読み出しワード線として機能する。
【0076】半導体基板11内には、ソース領域(例え
ば、n型拡散層)16−S及びドレイン領域(例えば、
n型拡散層)16−Dが形成される。ゲート電極(読み
出しワード線)14は、ソース領域16−Sとドレイン
領域16−Dの間のチャネル領域上に配置される。
【0077】第1金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層18Aとして機能し、他の1つは、ソース線1
8Bとして機能する。
【0078】中間層18Aは、コンタクトプラグ17A
により、読み出し選択スイッチ(MOSトランジスタ)
のドレイン領域16−Dに電気的に接続される。ソース
線18Bは、コンタクトプラグ17Bにより、読み出し
選択スイッチのソース領域16−Sに電気的に接続され
る。ソース線18Bは、例えば、ゲート電極(読み出し
ワード線)14と同様に、X方向に延びている。
【0079】第2金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層20Aとして機能し、他の1つは、書き込みワ
ード線20Bとして機能する。中間層20Aは、コンタ
クトプラグ19により、中間層18Aに電気的に接続さ
れる。書き込みワード線20Bは、例えば、ゲート電極
(読み出しワード線)14と同様に、X方向に延びてい
る。
【0080】本例のデバイス構造では、中間層20A及
び書き込みワード線20Bの下面及び側面は、高い透磁
率を有する材料、即ち、ヨーク材( yoke material )
25A,25Bにより覆われている。ここで使用される
ヨーク材25A,25Bは、導電性を有するものに限定
される。
【0081】磁束は、高い透磁率を有する材料に集中す
る性質があるため、この高い透磁率を有する材料を磁力
線の牽引役として使用すれば、書き込み動作時、書き込
みワード線20Bに流れる書き込み電流により発生する
磁界Hyを、TMR素子23に、効率よく、集中させる
ことができる。
【0082】本願の目的を達成するには、ヨーク材は、
書き込みワード線20Bの下面及び側面を覆っていれ
ば、十分である。但し、実際は、ヨーク材は、中間層2
0Aの下面及び側面にも形成される。これは、第2金属
配線層としての中間層20A及び書き込みワード線20
Bが同時に形成されることに起因する。
【0083】第3金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、TMR素子23の下部電極22として機能す
る。下部電極22は、コンタクトプラグ21により、中
間層20Aに電気的に接続される。TMR素子23は、
下部電極22上に搭載される。ここで、TMR素子23
は、書き込みワード線20Bの直上に配置されると共
に、X方向に長い長方形状(磁化容易軸がX方向)に形
成される。
【0084】第4金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、データ選択線(読み出し/書き込みビット線)
24として機能する。データ選択線24は、TMR素子
23に電気的に接続されると共に、Y方向に延びてい
る。
【0085】本例のデバイス構造では、データ選択線2
4の上面及び側面は、高い透磁率を有する材料、即ち、
ヨーク材26,27により覆われている。ここで使用さ
れるヨーク材26,27としては、図3及び図4に示す
ように、導電性を有する材料から構成することができる
し、また、図5及び図6に示すように、絶縁性を有する
材料から構成することもできる。
【0086】磁束は、上述のように、高い透磁率を有す
る材料に集中する性質があるため、この高い透磁率を有
する材料を磁力線の牽引役として使用すれば、書き込み
動作時、データ選択線24に流れる書き込み電流により
発生する磁界Hxを、TMR素子23に、効率よく、集
中させることができる。
【0087】なお、TMR素子23の構造に関しては、
特に、限定されない。図89に示すような構造であって
もよいし、その他の構造であってもよい。また、TMR
素子23は、複数ビットのデータを記憶できる多値記憶
型であっても構わない。
【0088】このようなデバイス構造においては、TM
R素子23の直下に配置される書き込みワード線20B
に対しては、その下面及び側面にヨーク材25Bが形成
される。また、TMR素子23の直上に配置されるデー
タ選択線(読み出し/書き込みビット線)24に対して
は、その上面及び側面にヨーク材226,27が形成さ
れる。
【0089】この場合、書き込みワード線20B及びヨ
ーク材25Bは、ダマシンプロセス( damascene proce
ss )を採用して形成するのが好都合である。逆に言う
と、書き込みワード線20B及びヨーク材25Bを、R
IEプロセス( Reactive IonEtching process )を採用
して形成することは、プロセスが非常に複雑となるた
め、現実的に不可能となる。
【0090】一方、データ選択線24及びヨーク材2
6,27は、ダマシンプロセス及びRIEプロセスのい
ずれを採用してもよい。
【0091】3. 実施例1 図7乃至図10は、本発明の磁気ランダムアクセスメモ
リの実施例1に関わるデバイス構造を示している。な
お、図7及び図9は、Y方向の断面であり、図8は、図
7のTMR素子部のX方向の断面であり、図10は、図
9のTMR素子部のX方向の断面である。X方向とY方
向は、互いに直交する。
【0092】本例のデバイス構造の特徴は、TMR素子
23の直下に配置される書き込みワード線20Bに関し
ては、その下面及び側面をヨーク材25Bで覆い、TM
R素子23の直上に配置されるデータ選択線(読み出し
/書き込みビット線)24に関しては、その上面及び側
面をヨーク材26,27で覆った点にある。
【0093】さらに、TMR素子23の直下に配置され
る書き込みワード線20Bの側面に配置されるヨーク材
25Bに関しては、書き込み線20Bの上面よりも上部
に突出する構造を有する点に特徴を有する。
【0094】半導体基板(例えば、p型シリコン基板、
p型ウェル領域など)11内には、STI( Shallow Tr
ench Isolation )構造を有する素子分離絶縁層12が形
成される。素子分離絶縁層12により取り囲まれた領域
は、読み出し選択スイッチが形成される素子領域とな
る。
【0095】本例のデバイス構造では、読み出し選択ス
イッチは、MOSトランジスタ(nチャネル型MOSト
ランジスタ)から構成される。半導体基板11上には、
ゲート絶縁層13、ゲート電極14及び側壁絶縁層15
が形成される。ゲート電極14は、X方向に延びてお
り、読み出し動作時に、読み出しセル(TMR素子)を
選択するための読み出しワード線として機能する。
【0096】半導体基板11内には、ソース領域(例え
ば、n型拡散層)16−S及びドレイン領域(例えば、
n型拡散層)16−Dが形成される。ゲート電極(読み
出しワード線)14は、ソース領域16−Sとドレイン
領域16−Dの間のチャネル領域上に配置される。
【0097】第1金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層18Aとして機能し、他の1つは、ソース線1
8Bとして機能する。
【0098】中間層18Aは、コンタクトプラグ17A
により、読み出し選択スイッチ(MOSトランジスタ)
のドレイン領域16−Dに電気的に接続される。ソース
線18Bは、コンタクトプラグ17Bにより、読み出し
選択スイッチのソース領域16−Sに電気的に接続され
る。ソース線18Bは、例えば、ゲート電極(読み出し
ワード線)14と同様に、X方向に延びている。
【0099】第2金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層20Aとして機能し、他の1つは、書き込みワ
ード線20Bとして機能する。中間層20Aは、コンタ
クトプラグ19により、中間層18Aに電気的に接続さ
れる。書き込みワード線20Bは、例えば、ゲート電極
(読み出しワード線)14と同様に、X方向に延びてい
る。
【0100】本例のデバイス構造では、中間層20A及
び書き込みワード線20Bの下面及び側面は、高い透磁
率を有する材料、即ち、ヨーク材( yoke material )
25A,25Bにより覆われている。ここで使用される
ヨーク材25A,25Bは、導電性を有するものに限定
される。
【0101】また、中間層20A及び書き込みワード線
20Bの側面に配置されるヨーク材25A,25Bに関
しては、中間層20A及び書き込みワード線20Bの上
面よりも上部に突出している。つまり、ヨーク材25
A,25Bの突出部をTMR素子23に近付けることが
できる。
【0102】なお、磁束は、高い透磁率を有する材料に
集中する性質があるため、この高い透磁率を有する材料
を磁力線の牽引役として使用すれば、書き込み動作時、
書き込みワード線20Bに流れる書き込み電流により発
生する磁界Hyを、TMR素子23に、効率よく、集中
させることができる。
【0103】本願の目的を達成するには、ヨーク材は、
書き込みワード線20Bの下面及び側面を覆っていれ
ば、十分である。但し、実際は、ヨーク材は、中間層2
0Aの下面及び側面にも形成される。これは、第2金属
配線層としての中間層20A及び書き込みワード線20
Bが同時に形成されることに起因する。
【0104】第3金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、TMR素子23の下部電極22として機能す
る。下部電極22は、コンタクトプラグ21により、中
間層20Aに電気的に接続される。TMR素子23は、
下部電極22上に搭載される。ここで、TMR素子23
は、書き込みワード線20Bの直上に配置されると共
に、X方向に長い長方形状(磁化容易軸がX方向)に形
成される。
【0105】第4金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、データ選択線(読み出し/書き込みビット線)
24として機能する。データ選択線24は、TMR素子
23に電気的に接続されると共に、Y方向に延びてい
る。
【0106】本例のデバイス構造では、データ選択線2
4の上面及び側面は、高い透磁率を有する材料、即ち、
ヨーク材26,27により覆われている。ここで使用さ
れるヨーク材26,27としては、図7及び図8に示す
ように、導電性を有する材料から構成することができる
し、また、図9及び図10に示すように、絶縁性を有す
る材料から構成することもできる。
【0107】なお、磁束は、上述のように、高い透磁率
を有する材料に集中する性質があるため、この高い透磁
率を有する材料を磁力線の牽引役として使用すれば、書
き込み動作時、データ選択線24に流れる書き込み電流
により発生する磁界Hxを、TMR素子23に、効率よ
く、集中させることができる。
【0108】TMR素子23の構造に関しては、特に、
限定されない。図89に示すような構造であってもよい
し、その他の構造であってもよい。また、TMR素子2
3は、複数ビットのデータを記憶できる多値記憶型であ
っても構わない。
【0109】このようなデバイス構造においては、TM
R素子23の直下に配置される書き込みワード線20B
に対しては、その下面及び側面にヨーク材25Bが形成
される。また、TMR素子23の直上に配置されるデー
タ選択線(読み出し/書き込みビット線)24に対して
は、その上面及び側面にヨーク材26,27が形成され
る。さらに、書き込みワード線20Bの側面のヨーク材
25Bについては、書き込みワード線20Bの上面より
も上部に突出している。
【0110】従って、書き込みワード線20B及びデー
タ選択線24に流れる書き込み電流により発生する磁界
を、効率よく、TMR素子23に印加することができ
る。
【0111】なお、本例では、データ選択線24に対し
ては、その上面及び側面にヨーク材26,27を形成し
たが、これに限られず、以下のようにしても構わない。
【0112】例えば、データ選択線24に対しては、図
11乃至図14に示すように、その上面のみにヨーク材
27を形成してもよいし、また、図15乃至図18に示
すように、その側面のみにヨーク材26を形成してもよ
い。
【0113】また、書き込みワード線20B及びヨーク
材25Bは、ダマシンプロセス( damascene process
)を採用して形成するのが好都合である。逆に言う
と、書き込みワード線20B及びヨーク材25Bを、R
IEプロセス( Reactive Ion Etching process )を採用
して形成することは、プロセスが非常に複雑となるた
め、現実的に不可能となる。
【0114】また、データ選択線24及びヨーク材2
6,27については、ダマシンプロセス及びRIEプロ
セスのいずれを採用してもよい。
【0115】4. 実施例2 図19乃至図22は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例2に関わるデバイス構造を示している。な
お、図19及び図21は、Y方向の断面であり、図20
は、図19のTMR素子部のX方向の断面であり、図2
2は、図21のTMR素子部のX方向の断面である。X
方向とY方向は、互いに直交する。
【0116】本例のデバイス構造の特徴は、TMR素子
23の直下に配置される書き込みワード線20Bに関し
ては、その下面及び側面をヨーク材25Bで覆い、TM
R素子23の直上に配置されるデータ選択線(読み出し
/書き込みビット線)24に関しては、その上面及び側
面をヨーク材26,27で覆った点にある。
【0117】さらに、TMR素子23の直上に配置され
るデータ選択線24の側面に配置されるヨーク材26に
関しては、データ選択線24の下面よりも下部に突出す
る構造を有する点に特徴を有する。
【0118】半導体基板(例えば、p型シリコン基板、
p型ウェル領域など)11内には、STI( Shallow Tr
ench Isolation )構造を有する素子分離絶縁層12が形
成される。素子分離絶縁層12により取り囲まれた領域
は、読み出し選択スイッチが形成される素子領域とな
る。
【0119】本例のデバイス構造では、読み出し選択ス
イッチは、MOSトランジスタ(nチャネル型MOSト
ランジスタ)から構成される。半導体基板11上には、
ゲート絶縁層13、ゲート電極14及び側壁絶縁層15
が形成される。ゲート電極14は、X方向に延びてお
り、読み出し動作時に、読み出しセル(TMR素子)を
選択するための読み出しワード線として機能する。
【0120】半導体基板11内には、ソース領域(例え
ば、n型拡散層)16−S及びドレイン領域(例えば、
n型拡散層)16−Dが形成される。ゲート電極(読み
出しワード線)14は、ソース領域16−Sとドレイン
領域16−Dの間のチャネル領域上に配置される。
【0121】第1金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層18Aとして機能し、他の1つは、ソース線1
8Bとして機能する。
【0122】中間層18Aは、コンタクトプラグ17A
により、読み出し選択スイッチ(MOSトランジスタ)
のドレイン領域16−Dに電気的に接続される。ソース
線18Bは、コンタクトプラグ17Bにより、読み出し
選択スイッチのソース領域16−Sに電気的に接続され
る。ソース線18Bは、例えば、ゲート電極(読み出し
ワード線)14と同様に、X方向に延びている。
【0123】第2金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層20Aとして機能し、他の1つは、書き込みワ
ード線20Bとして機能する。中間層20Aは、コンタ
クトプラグ19により、中間層18Aに電気的に接続さ
れる。書き込みワード線20Bは、例えば、ゲート電極
(読み出しワード線)14と同様に、X方向に延びてい
る。
【0124】本例のデバイス構造では、中間層20A及
び書き込みワード線20Bの下面及び側面は、高い透磁
率を有する材料、即ち、ヨーク材( yoke material )
25A,25Bにより覆われている。ここで使用される
ヨーク材25A,25Bは、導電性を有するものに限定
される。
【0125】なお、磁束は、高い透磁率を有する材料に
集中する性質があるため、この高い透磁率を有する材料
を磁力線の牽引役として使用すれば、書き込み動作時、
書き込みワード線20Bに流れる書き込み電流により発
生する磁界Hyを、TMR素子23に、効率よく、集中
させることができる。
【0126】本願の目的を達成するには、ヨーク材は、
書き込みワード線20Bの下面及び側面を覆っていれ
ば、十分である。但し、実際は、ヨーク材は、中間層2
0Aの下面及び側面にも形成される。これは、第2金属
配線層としての中間層20A及び書き込みワード線20
Bが同時に形成されることに起因する。
【0127】第3金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、TMR素子23の下部電極22として機能す
る。下部電極22は、コンタクトプラグ21により、中
間層20Aに電気的に接続される。TMR素子23は、
下部電極22上に搭載される。ここで、TMR素子23
は、書き込みワード線20Bの直上に配置されると共
に、X方向に長い長方形状(磁化容易軸がX方向)に形
成される。
【0128】第4金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、データ選択線(読み出し/書き込みビット線)
24として機能する。データ選択線24は、TMR素子
23に電気的に接続されると共に、Y方向に延びてい
る。
【0129】本例のデバイス構造では、データ選択線2
4の上面及び側面は、高い透磁率を有する材料、即ち、
ヨーク材26,27により覆われている。ここで使用さ
れるヨーク材26,27としては、図19及び図20に
示すように、導電性を有する材料から構成することがで
きるし、また、図21及び図22に示すように、絶縁性
を有する材料から構成することもできる。
【0130】また、データ選択線24の側面に配置され
るヨーク材26に関しては、データ選択線24の下面よ
りも下部に突出している。つまり、ヨーク材26の突出
部をTMR素子23に近付けることができる。
【0131】なお、磁束は、上述のように、高い透磁率
を有する材料に集中する性質があるため、この高い透磁
率を有する材料を磁力線の牽引役として使用すれば、書
き込み動作時、データ選択線24に流れる書き込み電流
により発生する磁界Hxを、TMR素子23に、効率よ
く、集中させることができる。
【0132】TMR素子23の構造に関しては、特に、
限定されない。図89に示すような構造であってもよい
し、その他の構造であってもよい。また、TMR素子2
3は、複数ビットのデータを記憶できる多値記憶型であ
っても構わない。
【0133】このようなデバイス構造においては、TM
R素子23の直下に配置される書き込みワード線20B
に対しては、その下面及び側面にヨーク材25Bが形成
される。また、TMR素子23の直上に配置されるデー
タ選択線(読み出し/書き込みビット線)24に対して
は、その上面及び側面にヨーク材26,27が形成され
る。さらに、データ選択線24の側面のヨーク材26に
ついては、データ選択線24の下面よりも下部に突出し
ている。
【0134】従って、書き込みワード線20B及びデー
タ選択線24に流れる書き込み電流により発生する磁界
を、効率よく、TMR素子23に印加することができ
る。
【0135】なお、本例では、書き込みワード線20B
に対しては、その下面及び側面にヨーク材25Bを形成
したが、これに限られず、以下のようにしても構わな
い。
【0136】例えば、書き込みワード線20Bに対して
は、図23乃至図26に示すように、その下面のみにヨ
ーク材25Bを形成してもよいし、また、図27乃至図
30に示すように、その側面のみにヨーク材25Bを形
成してもよい。
【0137】また、書き込みワード線20B及びヨーク
材25Bは、ダマシンプロセス( damascene process
)を採用して形成するのが好都合である。逆に言う
と、書き込みワード線20B及びヨーク材25Bを、R
IEプロセス( Reactive Ion Etching process )を採用
して形成することは、プロセスが非常に複雑となるた
め、現実的に不可能となる。
【0138】また、データ選択線24及びヨーク材2
6,27については、RIEプロセスを採用して形成す
るのが好都合である。逆に言うと、データ選択線24及
びヨーク材26,27を、ダマシンプロセスを採用して
形成することは、プロセスが非常に複雑となるため、現
実的に不可能となる。
【0139】つまり、図19乃至図22に示すようなデ
バイス構造を実現する製造方法に関しては、書き込みワ
ード線20B及びヨーク材25Bをダマシンプロセスで
形成すると共に、データ選択線24及びヨーク材26,
27をRIEプロセスで形成する、という製造方法が主
として採用される。
【0140】5. 実施例3 図31乃至図34は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例3に関わるデバイス構造を示している。な
お、図31及び図33は、Y方向の断面であり、図32
は、図31のTMR素子部のX方向の断面であり、図3
4は、図33のTMR素子部のX方向の断面である。X
方向とY方向は、互いに直交する。
【0141】本例のデバイス構造の特徴は、TMR素子
23の直下に配置される書き込みワード線20Bに関し
ては、その下面及び側面をヨーク材25Bで覆い、TM
R素子23の直上に配置されるデータ選択線(読み出し
/書き込みビット線)24に関しては、その上面及び側
面をヨーク材26,27で覆った点にある。
【0142】さらに、TMR素子23の直下に配置され
る書き込みワード線20Bの側面に配置されるヨーク材
25Bに関しては、書き込み線20Bの上面よりも上部
に突出する構造を有する点、また、TMR素子23の直
上に配置されるデータ選択線24の側面に配置されるヨ
ーク材26に関しては、データ選択線24の下面よりも
下部に突出する構造を有する点に特徴を有する。
【0143】半導体基板(例えば、p型シリコン基板、
p型ウェル領域など)11内には、STI( Shallow Tr
ench Isolation )構造を有する素子分離絶縁層12が形
成される。素子分離絶縁層12により取り囲まれた領域
は、読み出し選択スイッチが形成される素子領域とな
る。
【0144】本例のデバイス構造では、読み出し選択ス
イッチは、MOSトランジスタ(nチャネル型MOSト
ランジスタ)から構成される。半導体基板11上には、
ゲート絶縁層13、ゲート電極14及び側壁絶縁層15
が形成される。ゲート電極14は、X方向に延びてお
り、読み出し動作時に、読み出しセル(TMR素子)を
選択するための読み出しワード線として機能する。
【0145】半導体基板11内には、ソース領域(例え
ば、n型拡散層)16−S及びドレイン領域(例えば、
n型拡散層)16−Dが形成される。ゲート電極(読み
出しワード線)14は、ソース領域16−Sとドレイン
領域16−Dの間のチャネル領域上に配置される。
【0146】第1金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層18Aとして機能し、他の1つは、ソース線1
8Bとして機能する。
【0147】中間層18Aは、コンタクトプラグ17A
により、読み出し選択スイッチ(MOSトランジスタ)
のドレイン領域16−Dに電気的に接続される。ソース
線18Bは、コンタクトプラグ17Bにより、読み出し
選択スイッチのソース領域16−Sに電気的に接続され
る。ソース線18Bは、例えば、ゲート電極(読み出し
ワード線)14と同様に、X方向に延びている。
【0148】第2金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層20Aとして機能し、他の1つは、書き込みワ
ード線20Bとして機能する。中間層20Aは、コンタ
クトプラグ19により、中間層18Aに電気的に接続さ
れる。書き込みワード線20Bは、例えば、ゲート電極
(読み出しワード線)14と同様に、X方向に延びてい
る。
【0149】本例のデバイス構造では、中間層20A及
び書き込みワード線20Bの下面及び側面は、高い透磁
率を有する材料、即ち、ヨーク材( yoke material )
25A,25Bにより覆われている。ここで使用される
ヨーク材25A,25Bは、導電性を有するものに限定
される。
【0150】また、中間層20A及び書き込みワード線
20Bの側面に配置されるヨーク材25A,25Bに関
しては、中間層20A及び書き込みワード線20Bの上
面よりも上部に突出している。つまり、ヨーク材25
A,25Bの突出部をTMR素子23に近付けることが
できる。
【0151】なお、磁束は、高い透磁率を有する材料に
集中する性質があるため、この高い透磁率を有する材料
を磁力線の牽引役として使用すれば、書き込み動作時、
書き込みワード線20Bに流れる書き込み電流により発
生する磁界Hyを、TMR素子23に、効率よく、集中
させることができる。
【0152】本願の目的を達成するには、ヨーク材は、
書き込みワード線20Bの下面及び側面を覆っていれ
ば、十分である。但し、実際は、ヨーク材は、中間層2
0Aの下面及び側面にも形成される。これは、第2金属
配線層としての中間層20A及び書き込みワード線20
Bが同時に形成されることに起因する。
【0153】第3金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、TMR素子23の下部電極22として機能す
る。下部電極22は、コンタクトプラグ21により、中
間層20Aに電気的に接続される。TMR素子23は、
下部電極22上に搭載される。ここで、TMR素子23
は、書き込みワード線20Bの直上に配置されると共
に、X方向に長い長方形状(磁化容易軸がX方向)に形
成される。
【0154】第4金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、データ選択線(読み出し/書き込みビット線)
24として機能する。データ選択線24は、TMR素子
23に電気的に接続されると共に、Y方向に延びてい
る。
【0155】本例のデバイス構造では、データ選択線2
4の上面及び側面は、高い透磁率を有する材料、即ち、
ヨーク材26,27により覆われている。ここで使用さ
れるヨーク材26,27としては、図31及び図32に
示すように、導電性を有する材料から構成することがで
きるし、また、図33及び図34に示すように、絶縁性
を有する材料から構成することもできる。
【0156】また、データ選択線24の側面に配置され
るヨーク材26に関しては、データ選択線24の下面よ
りも下部に突出している。つまり、ヨーク材26の突出
部をTMR素子23に近付けることができる。
【0157】なお、磁束は、上述のように、高い透磁率
を有する材料に集中する性質があるため、この高い透磁
率を有する材料を磁力線の牽引役として使用すれば、書
き込み動作時、データ選択線24に流れる書き込み電流
により発生する磁界Hxを、TMR素子23に、効率よ
く、集中させることができる。
【0158】TMR素子23の構造に関しては、特に、
限定されない。図89に示すような構造であってもよい
し、その他の構造であってもよい。また、TMR素子2
3は、複数ビットのデータを記憶できる多値記憶型であ
っても構わない。
【0159】このようなデバイス構造においては、TM
R素子23の直下に配置される書き込みワード線20B
に対しては、その下面及び側面にヨーク材25Bが形成
される。また、TMR素子23の直上に配置されるデー
タ選択線(読み出し/書き込みビット線)24に対して
は、その上面及び側面にヨーク材26,27が形成され
る。さらに、書き込みワード線20Bの側面のヨーク材
25Bについては、書き込みワード線20Bの上面より
も上部に突出し、データ選択線24の側面のヨーク材2
6については、データ選択線24の下面よりも下部に突
出している。
【0160】従って、書き込みワード線20B及びデー
タ選択線24に流れる書き込み電流により発生する磁界
を、効率よく、TMR素子23に印加することができ
る。
【0161】なお、書き込みワード線20B及びヨーク
材25Bは、ダマシンプロセス( damascene process
)を採用して形成するのが好都合である。逆に言う
と、書き込みワード線20B及びヨーク材25Bを、R
IEプロセス( Reactive Ion Etching process )を採用
して形成することは、プロセスが非常に複雑となるた
め、現実的に不可能となる。
【0162】また、データ選択線24及びヨーク材2
6,27については、RIEプロセスを採用して形成す
るのが好都合である。逆に言うと、データ選択線24及
びヨーク材26,27を、ダマシンプロセスを採用して
形成することは、プロセスが非常に複雑となるため、現
実的に不可能となる。
【0163】つまり、図31乃至図34に示すようなデ
バイス構造を実現する製造方法に関しては、書き込みワ
ード線20B及びヨーク材25Bをダマシンプロセスで
形成すると共に、データ選択線24及びヨーク材26,
27をRIEプロセスで形成する、という製造方法が主
として採用される。
【0164】6. 実施例4 図35乃至図38は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例4に関わるデバイス構造を示している。な
お、図35及び図37は、Y方向の断面であり、図36
は、図35のTMR素子部のX方向の断面であり、図3
8は、図37のTMR素子部のX方向の断面である。X
方向とY方向は、互いに直交する。
【0165】本例のデバイス構造の特徴は、TMR素子
23の直下に配置される書き込みワード線20Bに関し
ては、その側面のみをヨーク材25Bで覆い、TMR素
子23の直上に配置されるデータ選択線(読み出し/書
き込みビット線)24に関しては、その上面及び側面を
ヨーク材26,27で覆った点にある。
【0166】さらに、TMR素子23の直下に配置され
る書き込みワード線20Bの側面に配置されるヨーク材
25Bに関しては、書き込み線20Bの上面よりも上部
に突出する構造を有する点に特徴を有する。
【0167】半導体基板(例えば、p型シリコン基板、
p型ウェル領域など)11内には、STI( Shallow Tr
ench Isolation )構造を有する素子分離絶縁層12が形
成される。素子分離絶縁層12により取り囲まれた領域
は、読み出し選択スイッチが形成される素子領域とな
る。
【0168】本例のデバイス構造では、読み出し選択ス
イッチは、MOSトランジスタ(nチャネル型MOSト
ランジスタ)から構成される。半導体基板11上には、
ゲート絶縁層13、ゲート電極14及び側壁絶縁層15
が形成される。ゲート電極14は、X方向に延びてお
り、読み出し動作時に、読み出しセル(TMR素子)を
選択するための読み出しワード線として機能する。
【0169】半導体基板11内には、ソース領域(例え
ば、n型拡散層)16−S及びドレイン領域(例えば、
n型拡散層)16−Dが形成される。ゲート電極(読み
出しワード線)14は、ソース領域16−Sとドレイン
領域16−Dの間のチャネル領域上に配置される。
【0170】第1金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層18Aとして機能し、他の1つは、ソース線1
8Bとして機能する。
【0171】中間層18Aは、コンタクトプラグ17A
により、読み出し選択スイッチ(MOSトランジスタ)
のドレイン領域16−Dに電気的に接続される。ソース
線18Bは、コンタクトプラグ17Bにより、読み出し
選択スイッチのソース領域16−Sに電気的に接続され
る。ソース線18Bは、例えば、ゲート電極(読み出し
ワード線)14と同様に、X方向に延びている。
【0172】第2金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層20Aとして機能し、他の1つは、書き込みワ
ード線20Bとして機能する。中間層20Aは、コンタ
クトプラグ19により、中間層18Aに電気的に接続さ
れる。書き込みワード線20Bは、例えば、ゲート電極
(読み出しワード線)14と同様に、X方向に延びてい
る。
【0173】本例のデバイス構造では、中間層20A及
び書き込みワード線20Bの側面は、高い透磁率を有す
る材料、即ち、ヨーク材( yoke material )25A,
25Bにより覆われている。ここで使用されるヨーク材
25A,25Bは、図35及び図36に示すように、導
電性を有する材料から構成することができるし、また、
図37及び図38に示すように、絶縁性を有する材料か
ら構成することもできる。
【0174】また、中間層20A及び書き込みワード線
20Bの側面に配置されるヨーク材25A,25Bに関
しては、中間層20A及び書き込みワード線20Bの上
面よりも上部に突出している。つまり、ヨーク材25
A,25Bの突出部をTMR素子23に近付けることが
できる。
【0175】なお、磁束は、高い透磁率を有する材料に
集中する性質があるため、この高い透磁率を有する材料
を磁力線の牽引役として使用すれば、書き込み動作時、
書き込みワード線20Bに流れる書き込み電流により発
生する磁界Hyを、TMR素子23に、効率よく、集中
させることができる。
【0176】本願の目的を達成するには、ヨーク材は、
書き込みワード線20Bの側面を覆っていれば、十分で
ある。但し、実際は、ヨーク材は、中間層20Aの側面
にも形成される。これは、第2金属配線層としての中間
層20A及び書き込みワード線20Bが同時に形成され
ることに起因する。
【0177】第3金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、TMR素子23の下部電極22として機能す
る。下部電極22は、コンタクトプラグ21により、中
間層20Aに電気的に接続される。TMR素子23は、
下部電極22上に搭載される。ここで、TMR素子23
は、書き込みワード線20Bの直上に配置されると共
に、X方向に長い長方形状(磁化容易軸がX方向)に形
成される。
【0178】第4金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、データ選択線(読み出し/書き込みビット線)
24として機能する。データ選択線24は、TMR素子
23に電気的に接続されると共に、Y方向に延びてい
る。
【0179】本例のデバイス構造では、データ選択線2
4の上面及び側面は、高い透磁率を有する材料、即ち、
ヨーク材26,27により覆われている。ここで使用さ
れるヨーク材26,27としては、図35及び図36に
示すように、導電性を有する材料から構成することがで
きるし、また、図37及び図38に示すように、絶縁性
を有する材料から構成することもできる。
【0180】なお、磁束は、上述のように、高い透磁率
を有する材料に集中する性質があるため、この高い透磁
率を有する材料を磁力線の牽引役として使用すれば、書
き込み動作時、データ選択線24に流れる書き込み電流
により発生する磁界Hxを、TMR素子23に、効率よ
く、集中させることができる。
【0181】TMR素子23の構造に関しては、特に、
限定されない。図89に示すような構造であってもよい
し、その他の構造であってもよい。また、TMR素子2
3は、複数ビットのデータを記憶できる多値記憶型であ
っても構わない。
【0182】このようなデバイス構造においては、TM
R素子23の直下に配置される書き込みワード線20B
に対しては、その側面にヨーク材25Bが形成される。
また、TMR素子23の直上に配置されるデータ選択線
(読み出し/書き込みビット線)24に対しては、その
上面及び側面にヨーク材26,27が形成される。さら
に、書き込みワード線20Bの側面のヨーク材25Bに
ついては、書き込みワード線20Bの上面よりも上部に
突出している。
【0183】従って、書き込みワード線20B及びデー
タ選択線24に流れる書き込み電流により発生する磁界
を、効率よく、TMR素子23に印加することができ
る。
【0184】なお、本例では、データ選択線24に対し
ては、その上面及び側面にヨーク材26,27を形成し
たが、これに限られず、以下のようにしても構わない。
【0185】例えば、データ選択線24に対しては、図
39乃至図42に示すように、その上面のみにヨーク材
27を形成してもよいし、また、図43乃至図46に示
すように、その側面のみにヨーク材26を形成してもよ
い。
【0186】また、書き込みワード線20B及びヨーク
材25Bは、ダマシンプロセス( damascene process
)を採用して形成するのが好都合である。逆に言う
と、書き込みワード線20B及びヨーク材25Bを、R
IEプロセス( Reactive Ion Etching process )を採用
して形成することは、プロセスが非常に複雑となるた
め、現実的に不可能となる。
【0187】また、データ選択線24及びヨーク材2
6,27については、ダマシンプロセス及びRIEプロ
セスのいずれを採用してもよい。
【0188】7. 実施例5 図47乃至図50は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例5に関わるデバイス構造を示している。な
お、図47及び図49は、Y方向の断面であり、図48
は、図47のTMR素子部のX方向の断面であり、図5
0は、図49のTMR素子部のX方向の断面である。X
方向とY方向は、互いに直交する。
【0189】本例のデバイス構造の特徴は、TMR素子
23の直下に配置される書き込みワード線20Bに関し
ては、その下面及び側面をヨーク材25Bで覆い、TM
R素子23の直上に配置されるデータ選択線(読み出し
/書き込みビット線)24に関しては、その側面のみを
ヨーク材26で覆った点にある。
【0190】さらに、TMR素子23の直上に配置され
るデータ選択線24の側面に配置されるヨーク材26に
関しては、データ選択線24の下面よりも下部に突出す
る構造を有する点に特徴を有する。
【0191】半導体基板(例えば、p型シリコン基板、
p型ウェル領域など)11内には、STI( Shallow Tr
ench Isolation )構造を有する素子分離絶縁層12が形
成される。素子分離絶縁層12により取り囲まれた領域
は、読み出し選択スイッチが形成される素子領域とな
る。
【0192】本例のデバイス構造では、読み出し選択ス
イッチは、MOSトランジスタ(nチャネル型MOSト
ランジスタ)から構成される。半導体基板11上には、
ゲート絶縁層13、ゲート電極14及び側壁絶縁層15
が形成される。ゲート電極14は、X方向に延びてお
り、読み出し動作時に、読み出しセル(TMR素子)を
選択するための読み出しワード線として機能する。
【0193】半導体基板11内には、ソース領域(例え
ば、n型拡散層)16−S及びドレイン領域(例えば、
n型拡散層)16−Dが形成される。ゲート電極(読み
出しワード線)14は、ソース領域16−Sとドレイン
領域16−Dの間のチャネル領域上に配置される。
【0194】第1金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層18Aとして機能し、他の1つは、ソース線1
8Bとして機能する。
【0195】中間層18Aは、コンタクトプラグ17A
により、読み出し選択スイッチ(MOSトランジスタ)
のドレイン領域16−Dに電気的に接続される。ソース
線18Bは、コンタクトプラグ17Bにより、読み出し
選択スイッチのソース領域16−Sに電気的に接続され
る。ソース線18Bは、例えば、ゲート電極(読み出し
ワード線)14と同様に、X方向に延びている。
【0196】第2金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層20Aとして機能し、他の1つは、書き込みワ
ード線20Bとして機能する。中間層20Aは、コンタ
クトプラグ19により、中間層18Aに電気的に接続さ
れる。書き込みワード線20Bは、例えば、ゲート電極
(読み出しワード線)14と同様に、X方向に延びてい
る。
【0197】本例のデバイス構造では、中間層20A及
び書き込みワード線20Bの下面及び側面は、高い透磁
率を有する材料、即ち、ヨーク材( yoke material )
25A,25Bにより覆われている。ここで使用される
ヨーク材25A,25Bは、導電性を有するものに限定
される。
【0198】なお、磁束は、高い透磁率を有する材料に
集中する性質があるため、この高い透磁率を有する材料
を磁力線の牽引役として使用すれば、書き込み動作時、
書き込みワード線20Bに流れる書き込み電流により発
生する磁界Hyを、TMR素子23に、効率よく、集中
させることができる。
【0199】本願の目的を達成するには、ヨーク材は、
書き込みワード線20Bの下面及び側面を覆っていれ
ば、十分である。但し、実際は、ヨーク材は、中間層2
0Aの下面及び側面にも形成される。これは、第2金属
配線層としての中間層20A及び書き込みワード線20
Bが同時に形成されることに起因する。
【0200】第3金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、TMR素子23の下部電極22として機能す
る。下部電極22は、コンタクトプラグ21により、中
間層20Aに電気的に接続される。TMR素子23は、
下部電極22上に搭載される。ここで、TMR素子23
は、書き込みワード線20Bの直上に配置されると共
に、X方向に長い長方形状(磁化容易軸がX方向)に形
成される。
【0201】第4金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、データ選択線(読み出し/書き込みビット線)
24として機能する。データ選択線24は、TMR素子
23に電気的に接続されると共に、Y方向に延びてい
る。
【0202】本例のデバイス構造では、データ選択線2
4の側面は、高い透磁率を有する材料、即ち、ヨーク材
26により覆われている。ここで使用されるヨーク材2
6としては、図47及び図48に示すように、導電性を
有する材料から構成することができるし、また、図49
及び図50に示すように、絶縁性を有する材料から構成
することもできる。
【0203】また、データ選択線24の側面に配置され
るヨーク材26に関しては、データ選択線24の下面よ
りも下部に突出している。つまり、ヨーク材26の突出
部をTMR素子23に近付けることができる。
【0204】なお、磁束は、上述のように、高い透磁率
を有する材料に集中する性質があるため、この高い透磁
率を有する材料を磁力線の牽引役として使用すれば、書
き込み動作時、データ選択線24に流れる書き込み電流
により発生する磁界Hxを、TMR素子23に、効率よ
く、集中させることができる。
【0205】TMR素子23の構造に関しては、特に、
限定されない。図89に示すような構造であってもよい
し、その他の構造であってもよい。また、TMR素子2
3は、複数ビットのデータを記憶できる多値記憶型であ
っても構わない。
【0206】このようなデバイス構造においては、TM
R素子23の直下に配置される書き込みワード線20B
に対しては、その下面及び側面にヨーク材25Bが形成
される。また、TMR素子23の直上に配置されるデー
タ選択線(読み出し/書き込みビット線)24に対して
は、その側面のみにヨーク材26が形成される。さら
に、データ選択線24の側面のヨーク材26について
は、データ選択線24の下面よりも下部に突出してい
る。
【0207】従って、書き込みワード線20B及びデー
タ選択線24に流れる書き込み電流により発生する磁界
を、効率よく、TMR素子23に印加することができ
る。
【0208】なお、本例では、書き込みワード線20B
に対しては、その下面及び側面にヨーク材25Bを形成
したが、これに限られず、以下のようにしても構わな
い。
【0209】例えば、書き込みワード線20Bに対して
は、図51乃至図54に示すように、その下面のみにヨ
ーク材25Bを形成してもよいし、また、図55乃至図
58に示すように、その側面のみにヨーク材25Bを形
成してもよい。
【0210】また、書き込みワード線20B及びヨーク
材25Bは、ダマシンプロセス( damascene process
)を採用して形成するのが好都合である。逆に言う
と、書き込みワード線20B及びヨーク材25Bを、R
IEプロセス( Reactive Ion Etching process )を採用
して形成することは、プロセスが非常に複雑となるた
め、現実的に不可能となる。
【0211】また、データ選択線24及びヨーク材26
については、RIEプロセスを採用して形成するのが好
都合である。逆に言うと、データ選択線24及びヨーク
材26を、ダマシンプロセスを採用して形成すること
は、プロセスが非常に複雑となるため、現実的に不可能
となる。
【0212】つまり、図47乃至図50に示すようなデ
バイス構造を実現する製造方法に関しては、書き込みワ
ード線20B及びヨーク材25Bをダマシンプロセスで
形成すると共に、データ選択線24及びヨーク材26を
RIEプロセスで形成する、という製造方法が主として
採用される。
【0213】8. 実施例6 図59乃至図62は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例6に関わるデバイス構造を示している。な
お、図59及び図61は、Y方向の断面であり、図60
は、図59のTMR素子部のX方向の断面であり、図6
2は、図61のTMR素子部のX方向の断面である。X
方向とY方向は、互いに直交する。
【0214】本例のデバイス構造の特徴は、TMR素子
23の直下に配置される書き込みワード線20Bに関し
ては、その側面のみをヨーク材25Bで覆い、TMR素
子23の直上に配置されるデータ選択線(読み出し/書
き込みビット線)24に関しては、その側面のみをヨー
ク材26で覆った点にある。
【0215】さらに、TMR素子23の直下に配置され
る書き込みワード線20Bの側面に配置されるヨーク材
25Bに関しては、書き込み線20Bの上面よりも上部
に突出する構造を有する点、また、TMR素子23の直
上に配置されるデータ選択線24の側面に配置されるヨ
ーク材26に関しては、データ選択線24の下面よりも
下部に突出する構造を有する点に特徴を有する。
【0216】半導体基板(例えば、p型シリコン基板、
p型ウェル領域など)11内には、STI( Shallow Tr
ench Isolation )構造を有する素子分離絶縁層12が形
成される。素子分離絶縁層12により取り囲まれた領域
は、読み出し選択スイッチが形成される素子領域とな
る。
【0217】本例のデバイス構造では、読み出し選択ス
イッチは、MOSトランジスタ(nチャネル型MOSト
ランジスタ)から構成される。半導体基板11上には、
ゲート絶縁層13、ゲート電極14及び側壁絶縁層15
が形成される。ゲート電極14は、X方向に延びてお
り、読み出し動作時に、読み出しセル(TMR素子)を
選択するための読み出しワード線として機能する。
【0218】半導体基板11内には、ソース領域(例え
ば、n型拡散層)16−S及びドレイン領域(例えば、
n型拡散層)16−Dが形成される。ゲート電極(読み
出しワード線)14は、ソース領域16−Sとドレイン
領域16−Dの間のチャネル領域上に配置される。
【0219】第1金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層18Aとして機能し、他の1つは、ソース線1
8Bとして機能する。
【0220】中間層18Aは、コンタクトプラグ17A
により、読み出し選択スイッチ(MOSトランジスタ)
のドレイン領域16−Dに電気的に接続される。ソース
線18Bは、コンタクトプラグ17Bにより、読み出し
選択スイッチのソース領域16−Sに電気的に接続され
る。ソース線18Bは、例えば、ゲート電極(読み出し
ワード線)14と同様に、X方向に延びている。
【0221】第2金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、複数のコンタクトプラグを縦に積み重ねるため
の中間層20Aとして機能し、他の1つは、書き込みワ
ード線20Bとして機能する。中間層20Aは、コンタ
クトプラグ19により、中間層18Aに電気的に接続さ
れる。書き込みワード線20Bは、例えば、ゲート電極
(読み出しワード線)14と同様に、X方向に延びてい
る。
【0222】本例のデバイス構造では、中間層20A及
び書き込みワード線20Bの側面は、高い透磁率を有す
る材料、即ち、ヨーク材( yoke material )25A,
25Bにより覆われている。ここで使用されるヨーク材
25A,25Bは、図59及び図60に示すように、導
電性を有する材料から構成することができるし、また、
図61及び図62に示すように、絶縁性を有する材料か
ら構成することもできる。
【0223】また、中間層20A及び書き込みワード線
20Bの側面に配置されるヨーク材25A,25Bに関
しては、中間層20A及び書き込みワード線20Bの上
面よりも上部に突出している。つまり、ヨーク材25
A,25Bの突出部をTMR素子23に近付けることが
できる。
【0224】なお、磁束は、高い透磁率を有する材料に
集中する性質があるため、この高い透磁率を有する材料
を磁力線の牽引役として使用すれば、書き込み動作時、
書き込みワード線20Bに流れる書き込み電流により発
生する磁界Hyを、TMR素子23に、効率よく、集中
させることができる。
【0225】本願の目的を達成するには、ヨーク材は、
書き込みワード線20Bの側面を覆っていれば、十分で
ある。但し、実際は、ヨーク材は、中間層20Aの側面
にも形成される。これは、第2金属配線層としての中間
層20A及び書き込みワード線20Bが同時に形成され
ることに起因する。
【0226】第3金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、TMR素子23の下部電極22として機能す
る。下部電極22は、コンタクトプラグ21により、中
間層20Aに電気的に接続される。TMR素子23は、
下部電極22上に搭載される。ここで、TMR素子23
は、書き込みワード線20Bの直上に配置されると共
に、X方向に長い長方形状(磁化容易軸がX方向)に形
成される。
【0227】第4金属配線層を構成する金属層のうちの
1つは、データ選択線(読み出し/書き込みビット線)
24として機能する。データ選択線24は、TMR素子
23に電気的に接続されると共に、Y方向に延びてい
る。
【0228】本例のデバイス構造では、データ選択線2
4の側面は、高い透磁率を有する材料、即ち、ヨーク材
26により覆われている。ここで使用されるヨーク材2
6としては、図59及び図60に示すように、導電性を
有する材料から構成することができるし、また、図61
及び図62に示すように、絶縁性を有する材料から構成
することもできる。
【0229】また、データ選択線24の側面に配置され
るヨーク材26に関しては、データ選択線24の下面よ
りも下部に突出している。つまり、ヨーク材26の突出
部をTMR素子23に近付けることができる。
【0230】なお、磁束は、上述のように、高い透磁率
を有する材料に集中する性質があるため、この高い透磁
率を有する材料を磁力線の牽引役として使用すれば、書
き込み動作時、データ選択線24に流れる書き込み電流
により発生する磁界Hxを、TMR素子23に、効率よ
く、集中させることができる。
【0231】TMR素子23の構造に関しては、特に、
限定されない。図89に示すような構造であってもよい
し、その他の構造であってもよい。また、TMR素子2
3は、複数ビットのデータを記憶できる多値記憶型であ
っても構わない。
【0232】このようなデバイス構造においては、TM
R素子23の直下に配置される書き込みワード線20B
に対しては、その側面のみにヨーク材25Bが形成され
る。また、TMR素子23の直上に配置されるデータ選
択線(読み出し/書き込みビット線)24に対しては、
その側面のみにヨーク材26が形成される。さらに、書
き込みワード線20Bの側面のヨーク材25Bについて
は、書き込みワード線20Bの上面よりも上部に突出
し、データ選択線24の側面のヨーク材26について
は、データ選択線24の下面よりも下部に突出してい
る。
【0233】従って、書き込みワード線20B及びデー
タ選択線24に流れる書き込み電流により発生する磁界
を、効率よく、TMR素子23に印加することができ
る。
【0234】なお、書き込みワード線20B及びヨーク
材25Bは、ダマシンプロセス( damascene process
)を採用して形成するのが好都合である。逆に言う
と、書き込みワード線20B及びヨーク材25Bを、R
IEプロセス( Reactive Ion Etching process )を採用
して形成することは、プロセスが非常に複雑となるた
め、現実的に不可能となる。
【0235】また、データ選択線24及びヨーク材26
については、RIEプロセスを採用して形成するのが好
都合である。逆に言うと、データ選択線24及びヨーク
材26を、ダマシンプロセスを採用して形成すること
は、プロセスが非常に複雑となるため、現実的に不可能
となる。
【0236】つまり、図59乃至図62に示すようなデ
バイス構造を実現する製造方法に関しては、書き込みワ
ード線20B及びヨーク材25Bをダマシンプロセスで
形成すると共に、データ選択線24及びヨーク材26を
RIEプロセスで形成する、という製造方法が採用され
る。
【0237】9. 実施例7〜12 次に、実施例4〜6に関わるデバイス構造の改良例とし
ての実施例7〜12について説明する。
【0238】これら実施例7〜12のデバイス構造の特
徴は、TMR素子を複数段に積み重ねた場合(実施例7
〜10)又は複数個のTMR素子を横方向に並べた場合
(実施例11,12)に、複数のTMR素子で1つの書
き込み線を共有し、かつ、その書き込み線の側面を高透
磁率を有するヨーク材で覆った点にある。
【0239】(1) 実施例7 図63及び図64は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例7に関わるデバイス構造を示している。
【0240】本例のデバイス構造では、半導体基板11
上に、2つのTMR素子23が積み重ねられており、こ
れら2つのTMR素子23は、1つのデータ選択線(読
み出し/書き込みビット線)24を共有している。
【0241】データ選択線24は、2つのTMR素子の
間に配置され、Y方向に延びている。また、1つのTM
R素子23は、データ選択線24の下面に接触し、他の
1つのTMR素子23は、データ選択線24の上面に接
触している。データ選択線24の側面は、高透磁率を有
するヨーク材26により覆われている。
【0242】ヨーク材26は、データ選択線24の上面
よりも上部に突出し、かつ、データ選択線24の下面よ
りも下部に突出している。
【0243】書き込み動作時には、データ選択線24に
書き込み電流が流れる。この書き込み電流により発生し
た磁界は、ヨーク材26により、効率よく、TMR素子
23に印加される。
【0244】TMR素子23の直下又は直上には、Y方
向に直交するX方向に延びる書き込みワード線20Bが
配置される。書き込みワード線20Bの側面は、高透磁
率を有するヨーク材25Bにより覆われている。
【0245】ヨーク材25Bは、書き込みワード線20
Bの上面よりも上部に突出し、かつ、書き込みワード線
20Bの下面よりも下部に突出している。
【0246】書き込み動作時には、書き込みワード線2
0Bに書き込み電流が流れる。この書き込み電流により
発生した磁界は、ヨーク材25Bにより、効率よく、T
MR素子23に印加される。
【0247】なお、ヨーク材25B,26は、図63に
示すように、導電材から構成されていてもよいし、図6
4に示すように、絶縁材から構成されていてもよい。
【0248】(2) 実施例8 図65及び図66は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例8に関わるデバイス構造を示している。
【0249】本例のデバイス構造では、半導体基板11
上に、4つのTMR素子23が積み重ねられている。こ
れらTMR素子23のうちの2つは、1つの書き込みワ
ード線20B、又は、1つのデータ選択線(読み出し/
書き込みビット線)24を共有している。
【0250】データ選択線24は、2つのTMR素子2
3の間に配置され、Y方向に延びている。また、1つの
TMR素子23は、データ選択線24の下面に接触し、
他の1つのTMR素子23は、データ選択線24の上面
に接触している。データ選択線24の側面は、高透磁率
を有するヨーク材26により覆われている。
【0251】ヨーク材26は、データ選択線24の上面
よりも上部に突出し、かつ、データ選択線24の下面よ
りも下部に突出している。
【0252】書き込み動作時には、データ選択線24に
書き込み電流が流れる。この書き込み電流により発生し
た磁界は、ヨーク材26により、効率よく、TMR素子
23に印加される。
【0253】上段のデータ選択線24の下面に接触して
いるTMR素子23と下段のデータ選択線24の上面に
接触しているTMR素子23との間には、Y方向に直交
するX方向に延びる1つの書き込みワード線20Bが配
置される。この書き込みワード線20Bは、これら2つ
のTMR素子に共有される。書き込みワード線20Bの
側面は、高透磁率を有するヨーク材25Bにより覆われ
ている。
【0254】また、上段のデータ選択線24の上面に接
触しているTMR素子23の直上及び下段のデータ選択
線24の下面に接触しているTMR素子23の直下に
は、それぞれ、X方向に延びる書き込みワード線20B
が配置される。書き込みワード線20Bの側面は、高透
磁率を有するヨーク材25Bにより覆われている。
【0255】ヨーク材25Bは、書き込みワード線20
Bの上面よりも上部に突出し、かつ、書き込みワード線
20Bの下面よりも下部に突出している。
【0256】書き込み動作時には、書き込みワード線2
0Bに書き込み電流が流れる。この書き込み電流により
発生した磁界は、ヨーク材25Bにより、効率よく、T
MR素子23に印加される。
【0257】なお、ヨーク材25B,26は、図65に
示すように、導電材から構成されていてもよいし、図6
6に示すように、絶縁材から構成されていてもよい。
【0258】(3) 実施例9 図67乃至図70は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例9に関わるデバイス構造を示している。
【0259】本例のデバイス構造では、半導体基板11
上に、直列接続された4つのTMR素子23が積み重ね
られている。これら直列接続されたTMR素子23の一
端は、読み出し選択スイッチRSWに接続され、他端
は、読み出しビット線BLに接続される。これらTMR
素子23のうちの2つは、1つの書き込みワード線20
B、又は、1つの書き込みビット線24を共有してい
る。
【0260】書き込みビット線24は、2つのTMR素
子23の間に配置され、Y方向に延びている。書き込み
ビット線24の側面は、高透磁率を有するヨーク材26
により覆われている。ヨーク材26は、書き込みビット
線24の上面よりも上部に突出し、かつ、書き込みビッ
ト線24の下面よりも下部に突出している。
【0261】書き込み動作時には、書き込みビット線2
4に書き込み電流が流れる。この書き込み電流により発
生した磁界は、ヨーク材26により、効率よく、TMR
素子23に印加される。
【0262】書き込みワード線20Bは、2つのTMR
素子23の間に配置され、Y方向に直交するX方向に延
びている。書き込みワード線20Bの側面は、高透磁率
を有するヨーク材25Bにより覆われている。また、書
き込みワード線20Bは、TMR素子23の直下又は直
上に配置され、X方向に延びている。書き込みワード線
20Bの側面は、高透磁率を有するヨーク材25Bによ
り覆われている。
【0263】ヨーク材25Bは、書き込みワード線20
Bの上面よりも上部に突出し、かつ、書き込みワード線
20Bの下面よりも下部に突出している。
【0264】書き込み動作時には、書き込みワード線2
0Bに書き込み電流が流れる。この書き込み電流により
発生した磁界は、ヨーク材25Bにより、効率よく、T
MR素子23に印加される。
【0265】なお、ヨーク材25B,26は、図67及
び図68に示すように、導電材から構成されていてもよ
いし、図69及び図70に示すように、絶縁材から構成
されていてもよい。
【0266】(4) 実施例10 図71乃至図74は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例10に関わるデバイス構造を示している。
【0267】本例のデバイス構造では、半導体基板11
上に、並列接続された4つのTMR素子23が積み重ね
られている。これら並列接続されたTMR素子23の一
端は、読み出し選択スイッチRSWに接続され、他端
は、読み出しビット線BLに接続される。これらTMR
素子23のうちの2つは、1つの書き込みワード線20
B、又は、1つの書き込みビット線24を共有してい
る。
【0268】書き込みビット線24は、2つのTMR素
子23の間に配置され、Y方向に延びている。書き込み
ビット線24の側面は、高透磁率を有するヨーク材26
により覆われている。ヨーク材26は、書き込みビット
線24の上面よりも上部に突出し、かつ、書き込みビッ
ト線24の下面よりも下部に突出している。
【0269】書き込み動作時には、書き込みビット線2
4に書き込み電流が流れる。この書き込み電流により発
生した磁界は、ヨーク材26により、効率よく、TMR
素子23に印加される。
【0270】書き込みワード線20Bは、2つのTMR
素子23の間に配置され、Y方向に直交するX方向に延
びている。書き込みワード線20Bの側面は、高透磁率
を有するヨーク材25Bにより覆われている。また、書
き込みワード線20Bは、TMR素子23の直下又は直
上に配置され、X方向に延びている。書き込みワード線
20Bの側面は、高透磁率を有するヨーク材25Bによ
り覆われている。
【0271】ヨーク材25Bは、書き込みワード線20
Bの上面よりも上部に突出し、かつ、書き込みワード線
20Bの下面よりも下部に突出している。
【0272】書き込み動作時には、書き込みワード線2
0Bに書き込み電流が流れる。この書き込み電流により
発生した磁界は、ヨーク材25Bにより、効率よく、T
MR素子23に印加される。
【0273】なお、ヨーク材25B,26は、図71及
び図72に示すように、導電材から構成されていてもよ
いし、図73及び図74に示すように、絶縁材から構成
されていてもよい。
【0274】(5) 実施例11 図75及び図76は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例11に関わるデバイス構造を示している。
【0275】本例のデバイス構造では、半導体基板11
上において、横方向(半導体基板の表面に平行な方向)
に複数(本例では、4つ)のTMR素子23が配置され
ている。これらTMR素子23の一端は、読み出し選択
スイッチRSWに共通に接続され、他端は、データ選択
線(読み出し/書き込みビット線)24に共通に接続さ
れる。これらTMR素子23は、1つのデータ選択線
(読み出し/書き込みビット線)24を共有している。
【0276】データ選択線24は、複数のTMR素子2
3の直上に配置され、Y方向に延びている。データ選択
線24の側面は、高透磁率を有するヨーク材26により
覆われている。ヨーク材26は、データ選択線24の下
面よりも下部に突出している。書き込み動作時には、デ
ータ選択線24に書き込み電流が流れる。この書き込み
電流により発生した磁界は、ヨーク材26により、効率
よく、TMR素子23に印加される。
【0277】書き込みワード線20Bは、TMR素子2
3の直下に配置され、Y方向に直交するX方向に延びて
いる。書き込みワード線20Bの側面は、高透磁率を有
するヨーク材25Bにより覆われている。ヨーク材25
Bは、書き込みワード線20Bの上面よりも上部に突出
している。
【0278】書き込み動作時には、書き込みワード線2
0Bに書き込み電流が流れる。この書き込み電流により
発生した磁界は、ヨーク材25Bにより、効率よく、T
MR素子23に印加される。
【0279】なお、ヨーク材25B,26は、図75に
示すように、導電材から構成されていてもよいし、図7
6に示すように、絶縁材から構成されていてもよい。
【0280】(6) 実施例12 図77及び図78は、本発明の磁気ランダムアクセスメ
モリの実施例12に関わるデバイス構造を示している。
【0281】本例のデバイス構造では、半導体基板11
上において、横方向(半導体基板の表面に平行な方向)
に複数(本例では、4つ)のTMR素子23が配置され
ている。これらTMR素子23の一端は、読み出し選択
スイッチRSWに共通に接続され、他端は、それぞれ独
立に、データ選択線(読み出しビット線/書き込みワー
ド線)20Bに接続される。
【0282】これらTMR素子23は、1つの書き込み
ビット線24を共有している。書き込みビット線24
は、複数のTMR素子23の直上に配置され、Y方向に
延びている。書き込みビット線24の側面は、高透磁率
を有するヨーク材26により覆われている。ヨーク材2
6は、データ選択線24の下面よりも下部に突出してい
る。書き込み動作時には、書き込みビット線24に書き
込み電流が流れる。この書き込み電流により発生した磁
界は、ヨーク材26により、効率よく、TMR素子23
に印加される。
【0283】データ選択線20Bは、TMR素子23の
直下に配置され、Y方向に直交するX方向に延びてい
る。データ選択線20Bの側面は、高透磁率を有するヨ
ーク材25Bにより覆われている。ヨーク材25Bは、
書き込みワード線20Bの上面よりも上部に突出してい
る。
【0284】書き込み動作時には、データ選択線20B
に書き込み電流が流れる。この書き込み電流により発生
した磁界は、ヨーク材25Bにより、効率よく、TMR
素子23に印加される。
【0285】なお、ヨーク材25B,26は、図77に
示すように、導電材から構成されていてもよいし、図7
8に示すように、絶縁材から構成されていてもよい。
【0286】10. メモリセルアレイ構造 参考例1,2及び実施例1〜12に関わるデバイス構造
により実現されるメモリセルアレイ構造(回路構造)の
例について説明する。
【0287】図79は、磁気ランダムアクセスメモリの
メモリセルアレイ構造の主要部を示している。
【0288】このセルアレイ構造は、TMR素子の磁化
容易軸がY方向を向いていることを前提とするため、書
き込みワード線に流れる書き込み電流の向きが、書き込
みデータに応じて変化する。
【0289】制御信号φ1,φ31,φ32,φ33
は、NチャネルMOSトランジスタQN1,QN31,
QN32,QN33のオン/オフを制御して、データ選
択線(読み出し/書き込みビット線)BL1,BL2,
BL3に電流を流すか否かを決定する。データ選択線B
L1,BL2,BL3の一端(NチャネルMOSトラン
ジスタQN1側)には、電流駆動電源40が接続され
る。電流駆動電源40は、データ選択線BL1,BL
2,BL3の一端の電位をVyにする。
【0290】NチャネルMOSトランジスタQN31,
QN32,QN33は、データ選択線BL1,BL2,
BL3の他端と接地点Vssとの間に接続される。
【0291】書き込み動作時においては、制御信号φ1
が“H”レベルとなり、かつ、制御信号φ31,φ3
2,φ33のうちの1つが“H”レベルとなる。例え
ば、メモリセルMC1のTMR素子に対してデータ書き
込みを行う場合には、図80のタイミングチャートに示
すように、制御信号φ1,φ31が“H”レベルとなる
ため、データ選択線BL1に電流が流れる。この時、制
御信号φ41,φ42,φ43は、“L”レベルとなっ
ている。
【0292】また、Vx1は、“1”−書き込みのため
の電流駆動電源電位であり、Vx2は、“0”−書き込
みのための電流駆動電源電位である。
【0293】例えば、“1”−書き込み時には、図80
に示すように、制御信号φ5,φ11が“H”レベルに
なる。この時、制御信号φ6,φ12は、“L”レベル
となっている。このため、書き込みワード線WWL1に
は、左から右(電流駆動電源41から接地点)に向かっ
て電流が流れる。従って、データ選択線BL1と書き込
みワード線WWL1の交点に配置されるメモリセルMC
1のTMR素子に“1”−データが書き込まれる。
【0294】また、“0”−書き込み時には、図80に
示すように、制御信号φ6,φ11が“H”レベルにな
る。この時、制御信号φ5,φ12は、“L”レベルと
なっている。このため、書き込みワード線WWL1に
は、右から左(接地点Vssから電流駆動電源42)に
向かって電流が流れる。従って、データ選択線BL1と
書き込みワード線WWL1の交点に配置されるメモリセ
ルMC1のTMR素子に“0”−データが書き込まれ
る。
【0295】このように、書き込み動作時において、制
御信号φ1は、全てのデータ選択線に駆動電流を供給す
るために用いられ、制御信号φ31,φ32,φ33
は、駆動電流を流すデータ選択線を選択するために用い
られる。なお、本例では、データ選択線に流れる駆動電
流の向きは、一定である。制御信号φ5,φ6は、書き
込みワード線に流れる電流の向き(書き込みデータに対
応)を制御するために用いられ、制御信号φ11,φ1
2は、駆動電流を流す書き込みワード線を選択するため
に用いられる。
【0296】本例では、説明を簡単にするため、3×2
のメモリセルアレイを前提としている。書き込みワード
線WWL1,WWL2とデータ選択線BL1,BL2,
BL3の交点には、それぞれ、メモリセル(TMR素
子)が配置される。ここで、メモリセルMC1に記憶さ
れたデータを読み出すためには、制御信号φ21,φ2
2,φ41,φ42,φ43を、以下のように制御す
る。
【0297】即ち、読み出し動作時には、読み出しワー
ド線RWL1に与える制御信号φ21を“H”レベルに
し、読み出しワード線RWL1に繋がるNチャネルMO
Sトランジスタをオン状態とする。この時、他の読み出
しワード線RWL2に与える制御信号φ22は、“L”
レベルとなっている。
【0298】また、制御信号φ41を“H”レベルと
し、他の制御信号φ42,φ43を“L”レベルとする
と、読み出し電源43から、メモリセルMC1(Nチャ
ネルMOSトランジスタ及びTMR素子)、データ選択
線BL1、NチャネルMOSトランジスタQN41及び
検出抵抗Rsを経由して、接地点に向かって、駆動電流
が流れる。
【0299】このため、検出抵抗Rsの両端には、メモ
リセルMC1のデータ値に応じた検出電圧Voが発生す
る。この検出電圧Voを、例えば、センスアンプS/A
により検出することにより、メモリセル(TMR素子)
のデータを読み出すことができる。
【0300】11. 製造方法 次に、参考例1,2及び実施例1〜12に関わるデバイ
ス構造のうち、主なものについて、その製造方法を詳細
に説明する。
【0301】(1) 実施例3に関わるデバイス構造の製
造方法 まず、図81に示すように、PEP( Photo Engraving
Process )法、CVD(Chemical Vapour Deposition )
法、CMP( Chemical Mechanical Polishing )法など
の周知の方法を用いて、半導体基板11内に、STI構
造の素子分離絶縁層12を形成する。
【0302】また、素子分離絶縁層12に取り囲まれた
素子領域内に、読み出し選択スイッチとしてのMOSト
ランジスタを形成する。
【0303】MOSトランジスタは、CVD法、PEP
法及びRIE( Reactive Ion Etching )法により、ゲー
ト絶縁層13及びゲート電極(読み出しワード線)14
を形成した後、イオン注入法により、ソース領域16−
S及びドレイン領域16−Dを形成することにより、容
易に形成できる。なお、ゲート電極14の側壁部には、
CVD法及びRIE法により、側壁絶縁層15を形成し
てもよい。
【0304】この後、CVD法により、MOSトランジ
スタを完全に覆う絶縁層28Aを形成する。また、CM
P法を用いて、絶縁層28Aの表面を平坦化する。PE
P法及びRIE法を用いて、絶縁層28A内に、MOS
トランジスタのソース拡散層16−S及びドレイン拡散
層16−Dに達するコンタクトホールを形成する。
【0305】スパッタ法により、絶縁層28A上及びコ
ンタクトホールの内面上に、バリアメタル(例えば、T
i、TiN又はこれらの積層など)51を形成する。続
けて、絶縁層28A上に、コンタクトホールを完全に満
たす導電材(例えば、不純物を含む導電性ポリシリコン
膜、金属膜など)を形成する。そして、CMP法によ
り、導電材及びバリアメタル51を研磨し、コンタクト
プラグ17A,17Bを形成する。
【0306】CVD法を用いて、絶縁層28A上に、絶
縁層28Bを形成する。PEP法及びRIE法を用い
て、絶縁層28B内に、配線溝を形成する。スパッタ法
により、絶縁層28B上及び配線溝の内面上に、バリア
メタル(例えば、Ti、TiN又はこれらの積層など)
52を形成する。続けて、スパッタ法により、絶縁層2
8B上に、配線溝を完全に満たす導電材(例えば、アル
ミニウム、銅などの金属膜)を形成する。この後、CM
Pにより、導電材及びバリアメタル52を研磨し、中間
層18A及びソース線18Bを形成する。
【0307】続けて、CVD法を用いて、絶縁層28B
上に、絶縁層28Cを形成する。PEP法及びRIE法
を用いて、絶縁層28C内に、バイアホール(via hol
e)を形成する。スパッタ法により、絶縁層28C上及
びバイアホールの内面上に、バリアメタル(例えば、T
i、TiN又はこれらの積層など)53を形成する。続
けて、スパッタ法により、絶縁層28C上に、バイアホ
ールを完全に満たす導電材(例えば、アルミニウム、銅
などの金属膜)を形成する。この後、CMP法により、
導電材及びバリアメタル53を研磨し、バイアプラグ1
9を形成する。
【0308】次に、図82に示すように、CVD法を用
いて、絶縁層28C上に、絶縁層29を形成する。PE
P法及びRIE法を用いて、絶縁層29内に、配線溝を
形成する。スパッタ法を用いて、絶縁層29上及び配線
溝内に、高透磁率を有するヨーク材(例えば、NiF
e)25を、約20nmの厚さで形成する。
【0309】スパッタ法により、絶縁層29上及び配線
溝内に、バリアメタル(例えば、Ti、TiN又はこれ
らの積層など)54を形成する。続けて、スパッタ法を
用いて、配線溝を完全に満たす導電材(例えば、アルミ
ニウム、銅などの金属膜)20を形成する。
【0310】この後、CMPにより、導電材20及びバ
リアメタル54を研磨すると、中間層20A及び書き込
みワード線20Bが形成される(図83を参照)。
【0311】ここで、本例では、図83に示すように、
導電材20A,20Bは、その上面が絶縁層29の上面
よりも下部に配置されるような条件で研磨される。即
ち、例えば、ヨーク材25がマスクとなるような条件
で、図82の導電材20を研磨し、その後、絶縁層29
上のヨーク材25を除去する。このような工程を経るこ
とにより、書き込みワード線20Bの上面よりも上部に
突き出たヨーク材25が形成される。
【0312】次に、図83に示すように、CVD法を用
いて、絶縁層29上に、絶縁層30Aを形成する。PE
P法及びRIE法を用いて、絶縁層30A内に、バイア
ホールを形成する。スパッタ法により、絶縁層30A上
及びバイアホールの内面上に、バリアメタル(例えば、
TiN(10nm))55を形成する。続けて、CVD法によ
り、絶縁層30A上に、バイアホールを完全に満たす導
電材(例えば、タングステンなどの金属膜)を形成す
る。この後、CMP法により、導電材及びバリアメタル
55を研磨し、バイアプラグ21を形成する。
【0313】ここで、絶縁層30Aの厚さ(又はバイア
プラグ21の高さ)は、書き込みワード線20BとTM
R素子23との距離を決定する。磁界の強さは、距離に
反比例して減少していくため、TMR素子を書き込みワ
ード線20Bにできるだけ近づけ、小さな駆動電流によ
りデータの書き換えが行えるようにすることが望まし
い。よって、絶縁層30Aの厚さは、できるだけ薄くす
る。
【0314】CVD法を用いて、絶縁層30A上に、絶
縁層30Bを形成する。PEP法及びRIE法を用い
て、絶縁層30B内に、配線溝を形成する。スパッタ法
により、絶縁層30B上に、配線溝を完全に満たす導電
材(例えば、Taなどの金属膜)を、約50nmの厚さ
で形成する。この後、CMPにより、導電材を研磨し、
ローカルインターコネクト線(TMR素子の下部電極)
22を形成する。
【0315】CVD法を用いて、ローカルインターコネ
クト線22上に、例えば、NiFe(約5nm)、Ir
Mn(約12nm)、CoFe(約3nm)、AlOx
(約1.2nm)、CoFe(約5nm)及びNiFe
(約15nm)を、順次、形成する。この後、これら積
層膜をパターニングし、TMR素子23を形成する。
【0316】また、CVD法を用いて、TMR素子23
を覆う絶縁層30Cを形成した後、例えば、CMP法に
よりTMR素子23上の絶縁層30Cを除去し、この絶
縁層30CがTMR素子23の側面のみを覆うようにす
る。
【0317】次に、図84に示すように、スパッタ法に
より、絶縁層30C上に、バリアメタル(例えば、T
i、TiN又はこれらの積層など)56を形成する。続
けて、スパッタ法を用いて、バリアメタル56上に導電
材を形成する。さらに、例えば、CVD法により、導電
材上にヨーク材(例えば、NiFe)27を、約50n
mの厚さで形成する。
【0318】この後、PEP法及びRIE法を用いて、
ヨーク材27、導電材及びバリアメタル56をパターニ
ングし、データ選択線(読み出し/書き込みビット線)
24を形成する。
【0319】ここで、RIEにより、導電材をエッチン
グした後、続けて、例えば、RIEにより、絶縁層30
Cの上面を所定量だけエッチングする。その結果、絶縁
層30Cには、凹部(データ選択線24の側面に連続す
る絶縁層30Cの側壁)が形成される。
【0320】この後、CVD法により、絶縁層30C
上、データ選択線24の側面上及びヨーク材27上に、
ヨーク材(例えば、NiFe)26を、約50nmの厚
さで形成する。そして、RIE法を用いて、ヨーク材2
6をエッチングし、ヨーク材26をデータ選択線24の
側面上及び絶縁層30Cの側壁上のみに残存させる。こ
のような工程を経ることにより、データ選択線24の下
面よりも下部に突き出たヨーク材26が形成される。
【0321】以上の工程により、実施例3(図15及び
図16)に関わる磁気ランダムアクセスメモリが完成す
る。
【0322】なお、本例の製造方法では、金属配線20
A,20Bは、ダマシンプロセスにより形成されたが、
例えば、RIEプロセスにより、金属配線20A,20
Bを形成することも可能である。
【0323】また、本例の製造方法では、ヨーク材25
A,25Bを形成した後にバリアメタル54を形成した
が、これに代えて、例えば、バリアメタル54を形成し
た後にヨーク材25A,25Bを形成してもよい。
【0324】(2) 実施例6に関わるデバイス構造の製
造方法 まず、図85に示すように、PEP( Photo Engraving
Process )法、CVD(Chemical Vapour Deposition )
法、CMP( Chemical Mechanical Polishing )法など
の周知の方法を用いて、半導体基板11内に、STI構
造の素子分離絶縁層12を形成する。
【0325】また、素子分離絶縁層12に取り囲まれた
素子領域内に、読み出し選択スイッチとしてのMOSト
ランジスタを形成する。
【0326】MOSトランジスタは、CVD法、PEP
法及びRIE( Reactive Ion Etching )法により、ゲー
ト絶縁層13及びゲート電極(読み出しワード線)14
を形成した後、イオン注入法により、ソース領域16−
S及びドレイン領域16−Dを形成することにより、容
易に形成できる。なお、ゲート電極14の側壁部には、
CVD法及びRIE法により、側壁絶縁層15を形成し
てもよい。
【0327】この後、CVD法により、MOSトランジ
スタを完全に覆う絶縁層28Aを形成する。また、CM
P法を用いて、絶縁層28Aの表面を平坦化する。PE
P法及びRIE法を用いて、絶縁層28A内に、MOS
トランジスタのソース拡散層16−S及びドレイン拡散
層16−Dに達するコンタクトホールを形成する。
【0328】スパッタ法により、絶縁層28A上及びコ
ンタクトホールの内面上に、バリアメタル(例えば、T
i、TiN又はこれらの積層など)51を形成する。続
けて、スパッタ法により、絶縁層28A上に、コンタク
トホールを完全に満たす導電材(例えば、不純物を含む
導電性ポリシリコン膜、金属膜など)を形成する。そし
て、CMP法により、導電材及びバリアメタル51を研
磨し、コンタクトプラグ17A,17Bを形成する。
【0329】CVD法を用いて、絶縁層28A上に、絶
縁層28Bを形成する。PEP法及びRIE法を用い
て、絶縁層28B内に、配線溝を形成する。スパッタ法
により、絶縁層28B上及び配線溝の内面上に、バリア
メタル(例えば、Ti、TiN又はこれらの積層など)
52を形成する。続けて、スパッタ法により、絶縁層2
8B上に、配線溝を完全に満たす導電材(例えば、アル
ミニウム、銅などの金属膜)を形成する。この後、CM
Pにより、導電材及びバリアメタル52を研磨し、中間
層18A及びソース線18Bを形成する。
【0330】続けて、CVD法を用いて、絶縁層28B
上に、絶縁層28Cを形成する。PEP法及びRIE法
を用いて、絶縁層28C内に、バイアホール(via hol
e)を形成する。スパッタ法により、絶縁層28C上及
びバイアホールの内面上に、バリアメタル(例えば、T
i、TiN又はこれらの積層など)53を形成する。続
けて、スパッタ法により、絶縁層28C上に、バイアホ
ールを完全に満たす導電材(例えば、アルミニウム、銅
などの金属膜)を形成する。この後、CMP法により、
導電材及びバリアメタル53を研磨し、バイアプラグ1
9を形成する。
【0331】次に、図86に示すように、CVD法を用
いて、絶縁層28C上に、絶縁層29を形成する。PE
P法及びRIE法を用いて、絶縁層29内に、配線溝を
形成する。スパッタ法を用いて、絶縁層29上及び配線
溝内に、高透磁率を有するヨーク材(例えば、NiF
e)25A,25Bを、約20nmの厚さで形成する。
この後、RIE法を用いて、ヨーク材25A,25Bを
エッチングすると、このヨーク材25A,25Bは、配
線溝の側壁部のみに残存する。
【0332】また、スパッタ法を用いて、絶縁層29上
及び配線溝内に、バリアメタル(例えば、Ti(10nm)と
TiN(10nm)の積層)54を形成する。続けて、スパッ
タ法を用いて、配線溝を完全に満たす導電材(例えば、
AlCu)20を形成する。この後、CMPにより、導
電材20及びバリアメタル54を研磨すると、中間層2
0A及び書き込みワード線20Bが形成される(図87
を参照)。
【0333】ここで、本例では、図87に示すように、
導電材20A,20Bは、その上面が絶縁層29の上面
よりも下部に配置されるような条件で研磨される。即
ち、例えば、絶縁層29がマスクとなるような条件で、
図86の導電材20を研磨する。このような工程を経る
ことにより、書き込みワード線20Bの上面よりも上部
に突き出たヨーク材25が形成される。
【0334】次に、図87に示すように、CVD法を用
いて、絶縁層29上に、絶縁層30Aを形成する。PE
P法及びRIE法を用いて、絶縁層30A内に、バイア
ホールを形成する。スパッタ法により、絶縁層30A上
及びバイアホールの内面上に、バリアメタル(例えば、
TiN(10nm))55を形成する。続けて、CVD法によ
り、絶縁層30A上に、バイアホールを完全に満たす導
電材(例えば、タングステンなどの金属膜)を形成す
る。この後、CMP法により、導電材及びバリアメタル
55を研磨し、バイアプラグ21を形成する。
【0335】ここで、絶縁層30Aの厚さ(又はバイア
プラグ21の高さ)は、書き込みワード線20BとTM
R素子23との距離を決定する。磁界の強さは、距離に
反比例して減少していくため、TMR素子を書き込みワ
ード線20Bにできるだけ近づけ、小さな駆動電流によ
りデータの書き換えが行えるようにすることが望まし
い。よって、絶縁層30Aの厚さは、できるだけ薄くす
る。
【0336】CVD法を用いて、絶縁層30A上に、絶
縁層30Bを形成する。PEP法及びRIE法を用い
て、絶縁層30B内に、配線溝を形成する。スパッタ法
により、絶縁層30B上に、配線溝を完全に満たす導電
材(例えば、Taなどの金属膜)を、約50nmの厚さ
で形成する。この後、CMPにより導電材を研磨し、ロ
ーカルインターコネクト線(TMR素子の下部電極)2
2を形成する。
【0337】CVD法を用いて、ローカルインターコネ
クト線22上に、例えば、NiFe(約5nm)、Ir
Mn(約12nm)、CoFe(約3nm)、AlOx
(約1.2nm)、CoFe(約5nm)及びNiFe
(約15nm)を、順次、形成する。この後、これら積
層膜をパターニングし、TMR素子23を形成する。
【0338】また、CVD法を用いて、TMR素子23
を覆う絶縁層30Cを形成した後、例えば、CMP法に
よりTMR素子23上の絶縁層30Cを除去し、この絶
縁層30CがTMR素子23の側面のみを覆うようにす
る。
【0339】次に、図88に示すように、スパッタ法を
用いて、絶縁層30C上に、バリアメタル(例えば、T
i(25nm)とTiN(25nm)の積層)56を形成する。続け
て、スパッタ法を用いて、バリアメタル56上に導電材
を形成する。PEP法及びRIE法を用いて、導電材及
びバリアメタル56をパターニングし、データ選択線
(読み出し/書き込みビット線)24を形成する。
【0340】ここで、RIEにより、導電材及びバリア
メタル56をエッチングした後、続けて、例えば、RI
Eにより、絶縁層30Cの上面を所定量だけエッチング
する。その結果、絶縁層30Cには、凹部(データ選択
線24の側面に連続する絶縁層30Cの側壁)が形成さ
れる。
【0341】この後、CVD法により、絶縁層30C
上、並びに、データ選択線24上及びその側面上に、ヨ
ーク材(例えば、NiFe)26を、約20nmの厚さ
で形成する。そして、RIE法を用いて、ヨーク材26
をエッチングし、ヨーク材26をデータ選択線24の側
面上及び絶縁層30Cの側壁上のみに残存させる。この
ような工程を経ることにより、データ選択線24の下面
よりも下部に突き出たヨーク材26が形成される。
【0342】以上の工程により、実施例6(図59及び
図60)に関わる磁気ランダムアクセスメモリが完成す
る。
【0343】なお、本例の製造方法では、金属配線20
A,20Bは、ダマシンプロセスにより形成されたが、
例えば、RIEプロセスにより、金属配線20A,20
Bを形成することも可能である。
【0344】また、本例の製造方法では、ヨーク材25
A,25Bを形成した後にバリアメタル54を形成した
が、これに代えて、例えば、バリアメタル54を形成し
た後にヨーク材25A,25Bを形成してもよい。
【0345】12. その他 参考例1,2及び実施例1−6並びに製造方法の説明に
おいては、1つのTMR素子と1つの読み出し選択スイ
ッチ(MOSトランジスタ)によりメモリセルが構成さ
れ、書き込みワード線とデータ選択線(読み出し/書き
込みビット線)を有する磁気ランダムアクセスメモリを
例に説明した。
【0346】しかし、本発明は、当然に、このようなセ
ルアレイ構造の磁気ランダムアクセスメモリに限定され
るものではなく、例えば、実施例7−12にも示したよ
うに、それらのデバイス構造も含めて、全ての磁気ラン
ダムアクセスメモリに適用可能である。
【0347】例えば、読み出し選択スイッチを有しない
磁気ランダムアクセスメモリ、読み出しビット線と書き
込みビットを別々に設けた磁気ランダムアクセスメモ
リ、1つのTMR素子に複数ビットを記憶させるように
した磁気ランダムアクセスメモリなどにも適用できる。
【0348】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の磁気ラ
ンダムアクセスメモリによれば、書き込みワード線及び
書き込みビット線の表面の一部に、高透磁率を有するヨ
ーク材を設け、かつ、そのヨーク材をTMR素子側に突
出させたことにより、反転電流の発生を抑制でき、書き
込み動作時、合成磁界を、効率よく、TMR素子に作用
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの参考例
1を示す断面図。
【図2】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの参考例
1を示す断面図。
【図3】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの参考例
2を示す断面図。
【図4】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの参考例
2を示す断面図。
【図5】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの参考例
2を示す断面図。
【図6】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの参考例
2を示す断面図。
【図7】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施例
1を示す断面図。
【図8】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施例
1を示す断面図。
【図9】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施例
1を示す断面図。
【図10】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例1を示す断面図。
【図11】実施例1の変形例を示す断面図。
【図12】実施例1の変形例を示す断面図。
【図13】実施例1の変形例を示す断面図。
【図14】実施例1の変形例を示す断面図。
【図15】実施例1の変形例を示す断面図。
【図16】実施例1の変形例を示す断面図。
【図17】実施例1の変形例を示す断面図。
【図18】実施例1の変形例を示す断面図。
【図19】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例2を示す断面図。
【図20】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例2を示す断面図。
【図21】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例2を示す断面図。
【図22】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例2を示す断面図。
【図23】実施例2の変形例を示す断面図。
【図24】実施例2の変形例を示す断面図。
【図25】実施例2の変形例を示す断面図。
【図26】実施例2の変形例を示す断面図。
【図27】実施例2の変形例を示す断面図。
【図28】実施例2の変形例を示す断面図。
【図29】実施例2の変形例を示す断面図。
【図30】実施例2の変形例を示す断面図。
【図31】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例3を示す断面図。
【図32】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例3を示す断面図。
【図33】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例3を示す断面図。
【図34】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例3を示す断面図。
【図35】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例4を示す断面図。
【図36】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例4を示す断面図。
【図37】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例4を示す断面図。
【図38】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例4を示す断面図。
【図39】実施例4の変形例を示す断面図。
【図40】実施例4の変形例を示す断面図。
【図41】実施例4の変形例を示す断面図。
【図42】実施例4の変形例を示す断面図。
【図43】実施例4の変形例を示す断面図。
【図44】実施例4の変形例を示す断面図。
【図45】実施例4の変形例を示す断面図。
【図46】実施例4の変形例を示す断面図。
【図47】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例5を示す断面図。
【図48】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例5を示す断面図。
【図49】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例5を示す断面図。
【図50】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例5を示す断面図。
【図51】実施例5の変形例を示す断面図。
【図52】実施例5の変形例を示す断面図。
【図53】実施例5の変形例を示す断面図。
【図54】実施例5の変形例を示す断面図。
【図55】実施例5の変形例を示す断面図。
【図56】実施例5の変形例を示す断面図。
【図57】実施例5の変形例を示す断面図。
【図58】実施例5の変形例を示す断面図。
【図59】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例6を示す断面図。
【図60】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例6を示す断面図。
【図61】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例6を示す断面図。
【図62】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例6を示す断面図。
【図63】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例7を示す断面図。
【図64】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例7を示す断面図。
【図65】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例8を示す断面図。
【図66】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例8を示す断面図。
【図67】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例9を示す断面図。
【図68】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例9を示す断面図。
【図69】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例9を示す断面図。
【図70】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例9を示す断面図。
【図71】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例10を示す断面図。
【図72】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例10を示す断面図。
【図73】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例10を示す断面図。
【図74】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例10を示す断面図。
【図75】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例11を示す断面図。
【図76】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例11を示す断面図。
【図77】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例12を示す断面図。
【図78】本発明の磁気ランダムアクセスメモリの実施
例12を示す断面図。
【図79】本発明の磁気ランダムアクセスメモリのセル
アレイの構造例を示す回路図。
【図80】図79のセルアレイの動作波形を示す図。
【図81】実施例3のデバイス構造の製造方法の一工程
を示す断面図。
【図82】実施例3のデバイス構造の製造方法の一工程
を示す断面図。
【図83】実施例3のデバイス構造の製造方法の一工程
を示す断面図。
【図84】実施例3のデバイス構造の製造方法の一工程
を示す断面図。
【図85】実施例6のデバイス構造の製造方法の一工程
を示す断面図。
【図86】実施例6のデバイス構造の製造方法の一工程
を示す断面図。
【図87】実施例6のデバイス構造の製造方法の一工程
を示す断面図。
【図88】実施例6のデバイス構造の製造方法の一工程
を示す断面図。
【図89】TMR素子の構造例を示す図。
【図90】TMR素子の2つの状態を示す図。
【図91】磁気ランダムアクセスメモリの書き込み動作
原理を示す図。
【図92】TMR曲線を示す図。
【図93】アステロイド曲線を示す図。
【符号の説明】
11 :半導体基板、 12 :素子分離絶縁層、 13 :ゲート絶縁層、 14 :ゲート電極(読み出しワー
ド線)、 15 :側壁絶縁層、 16−S :ソース領域、 16−D :ドレイン領域、 17A,17B :コンタクトプラグ、 18A,20A :中間層、 18B :ソース線(読み出しワード
線)、 19,21 :バイアプラグ、 20B :書き込みワード線、 22 :下部電極、 23 :TMR素子、 24 :データ選択線(読み出し/
書き込みビット線)、 25,25A,25B,26,27 :ヨーク材、 28A〜28C,29,30A〜30C :絶縁層、 40,41,42 :電流駆動電源、 43 :読み出し電源、 44 :検出回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月22日(2003.4.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (72)発明者 斉藤 好昭 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 與田 博明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 上田 知正 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 天野 実 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 高橋 茂樹 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 岸 達也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5F083 FZ10 JA36 JA37 JA39 JA40 MA06 MA16 MA19 PR40

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上部に形成され、磁気抵抗
    効果を利用してデータを記憶するメモリセルと、前記メ
    モリセルの直下に配置され、第1方向に延びる第1書き
    込み線と、前記メモリセルの直上に配置され、前記第1
    方向に交差する第2方向に延びる第2書き込み線と、前
    記第1書き込み線の側面を覆い、前記第1書き込み線の
    上面よりも上部に突出している第1ヨーク材とを具備す
    ることを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  2. 【請求項2】 前記第1ヨーク材は、前記第1書き込み
    線の側面のみを覆っていることを特徴とする請求項1記
    載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 【請求項3】 前記第1ヨーク材は、前記第1書き込み
    線の下面を覆っていることを特徴とする請求項1記載の
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  4. 【請求項4】 前記第2書き込み線の表面の一部を覆う
    第2ヨーク材をさらに具備することを特徴とする請求項
    1記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  5. 【請求項5】 前記第2ヨーク材は、前記第2書き込み
    線の上面及び側面を覆っていることを特徴とする請求項
    4記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  6. 【請求項6】 前記第2ヨーク材は、前記第2書き込み
    線の上面のみを覆っていることを特徴とする請求項4記
    載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  7. 【請求項7】 前記第2ヨーク材は、前記第2書き込み
    線の側面のみを覆っていることを特徴とする請求項4記
    載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2書き込み線のうちの1
    つは、前記メモリセルに電気的に接続され、読み出しビ
    ット線としても機能することを特徴とする請求項1記載
    の磁気ランダムアクセスメモリ。
  9. 【請求項9】 半導体基板の上部に形成され、磁気抵抗
    効果を利用してデータを記憶するメモリセルと、前記メ
    モリセルの直下に配置され、第1方向に延びる第1書き
    込み線と、前記メモリセルの直上に配置され、前記第1
    方向に交差する第2方向に延びる第2書き込み線と、前
    記第2書き込み線の側面を覆い、前記第2書き込み線の
    下面よりも下部に突出している第1ヨーク材とを具備す
    ることを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  10. 【請求項10】 前記第1ヨーク材は、前記第2書き込
    み線の側面のみを覆っていることを特徴とする請求項9
    記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  11. 【請求項11】 前記第1ヨーク材は、前記第2書き込
    み線の上面を覆っていることを特徴とする請求項9記載
    の磁気ランダムアクセスメモリ。
  12. 【請求項12】 前記第1書き込み線の表面の一部を覆
    う第2ヨーク材をさらに具備することを特徴とする請求
    項9記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  13. 【請求項13】 前記第2ヨーク材は、前記第1書き込
    み線の下面及び側面を覆っていることを特徴とする請求
    項12記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  14. 【請求項14】 前記第2ヨーク材は、前記第1書き込
    み線の下面のみを覆っていることを特徴とする請求項1
    2記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  15. 【請求項15】 前記第2ヨーク材は、前記第1書き込
    み線の側面のみを覆っていることを特徴とする請求項1
    2記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  16. 【請求項16】 前記第1及び第2書き込み線のうちの
    1つは、前記メモリセルに電気的に接続され、読み出し
    ビット線としても機能することを特徴とする請求項9記
    載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  17. 【請求項17】 半導体基板の上部に積み重ねられ、磁
    気抵抗効果を利用してデータを記憶する第1及び第2メ
    モリセルと、前記第1及び第2メモリセルの間に配置さ
    れ、第1方向に延びる第1書き込み線と、前記第1書き
    込み線の側面のみを覆い、前記第1書き込み線の上面よ
    りも上部に突出し、前記第1書き込み線の下面よりも下
    部に突出している第1ヨーク材とを具備することを特徴
    とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  18. 【請求項18】 前記第2メモリセルは、前記第1メモ
    リセルよりも上に配置されることを特徴とする請求項1
    7記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  19. 【請求項19】 前記第1メモリセルの直下に配置さ
    れ、前記第1方向に交差する第2方向に延びる第2書き
    込み線と、前記第2メモリセルの直上に配置され、前記
    第2方向に延びる第3書き込み線とをさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項18記載の磁気ランダムアクセス
    メモリ。
  20. 【請求項20】 前記第2書き込み線の側面のみを覆
    い、前記第2書き込み線の上面よりも上部に突出してい
    る第2ヨーク材と、前記第3書き込み線の側面のみを覆
    い、前記第3書き込み線の下面よりも下部に突出してい
    る第3ヨーク材とをさらに具備することを特徴とする請
    求項19記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  21. 【請求項21】 前記第1書き込み線は、前記第1及び
    第2メモリセルから離れていることを特徴とする請求項
    17記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  22. 【請求項22】 前記第1書き込み線は、前記第1及び
    第2メモリセルに接触していることを特徴とする請求項
    17記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  23. 【請求項23】 半導体基板の上部において前記半導体
    基板の表面に平行な方向に並んで配置され、磁気抵抗効
    果を利用してデータを記憶する複数のメモリセルと、前
    記複数のメモリセルに共有され、第1方向に延びる第1
    書き込み線と、前記複数のメモリセルに個別に設けら
    れ、前記第1方向に交差する第2方向に延びる複数の第
    2書き込み線と、前記第1書き込み線の側面のみを覆
    い、前記第1書き込み線の前記複数のメモリセル側の面
    よりも前記複数のメモリセル側に突出している第1ヨー
    ク材と、前記複数の第2書き込み線の側面のみを覆い、
    前記第2書き込み線の前記複数のメモリセル側の面より
    も前記複数のメモリセル側に突出している第2ヨーク材
    とを具備することを特徴とする磁気ランダムアクセスメ
    モリ。
  24. 【請求項24】 前記第1書き込み線は、前記複数のメ
    モリセルの直上に配置され、前記複数のメモリセルの一
    端に接触していることを特徴とする請求項23記載の磁
    気ランダムアクセスメモリ。
  25. 【請求項25】 前記複数のメモリセルの他端は、共通
    接続されていることを特徴とする請求項24記載の磁気
    ランダムアクセスメモリ。
  26. 【請求項26】 前記複数の第2書き込み線は、前記複
    数のメモリセルの直下に配置され、前記複数のメモリセ
    ルから離れていることを特徴とする請求項23記載の磁
    気ランダムアクセスメモリ。
  27. 【請求項27】 前記第1書き込み線は、前記複数のメ
    モリセルの直上に配置され、前記複数のメモリセルから
    離れていることを特徴とする請求項23記載の磁気ラン
    ダムアクセスメモリ。
  28. 【請求項28】 前記複数の第2書き込み線は、前記複
    数のメモリセルの直下に配置され、前記複数のメモリセ
    ルの一端に接触していることを特徴とする請求項23記
    載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  29. 【請求項29】 前記複数のメモリセルの他端は、共通
    接続されていることを特徴とする請求項28記載の磁気
    ランダムアクセスメモリ。
  30. 【請求項30】 半導体基板の上部に絶縁層を形成する
    工程と、前記絶縁層に配線溝を形成する工程と、前記配
    線溝の底部及び側壁部にヨーク材を形成すると共に、前
    記配線溝内に表面が前記絶縁層の表面よりも下部に存在
    する導電材を満たして書き込み線を形成する工程と、前
    記書き込み線の直上にTMR素子を形成する工程とを具
    備することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリの
    製造方法。
  31. 【請求項31】 前記ヨーク材は、CVD法により、前
    記絶縁層上並びに前記配線溝の底部上及び側壁部上に形
    成された後、CMP法により、前記配線溝の底部及び側
    壁部に残存させられることを特徴とする請求項30記載
    の磁気ランダムアクセスメモリの製造方法。
  32. 【請求項32】 前記導電材は、CVD法により、前記
    絶縁層上及び前記配線溝内に形成された後、CMP法に
    より、前記配線溝内のみに残存させられることを特徴と
    する請求項30記載の磁気ランダムアクセスメモリの製
    造方法。
  33. 【請求項33】 半導体基板の上部に絶縁層を形成する
    工程と、前記絶縁層に配線溝を形成する工程と、前記配
    線溝の側壁部のみにヨーク材を形成する工程と、前記配
    線溝内に表面が前記絶縁層の表面よりも下部に存在する
    導電材を満たして書き込み線を形成する工程と、前記書
    き込み線の直上にTMR素子を形成する工程とを具備す
    ることを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリの製造
    方法。
  34. 【請求項34】 前記ヨーク材は、CVD法により、前
    記絶縁層上並びに前記配線溝の底部上及び側壁部上に形
    成された後、RIE法により、前記配線溝の側壁部のみ
    に残存させられることを特徴とする請求項33記載の磁
    気ランダムアクセスメモリの製造方法。
  35. 【請求項35】 前記導電材は、CVD法により、前記
    絶縁層上及び前記配線溝内に形成された後、CMP法に
    より、前記配線溝内のみに残存させられることを特徴と
    する請求項33記載の磁気ランダムアクセスメモリの製
    造方法。
  36. 【請求項36】 半導体基板の上部にTMR素子を形成
    する工程と、前記TMR素子の側面を覆い、上面が前記
    TMR素子の上面に一致する絶縁層を形成する工程と、
    前記TMR素子上に導電材を形成する工程と、前記導電
    材をエッチングして書き込み線を形成すると共に、前記
    絶縁層の上面の一部をエッチングして前記絶縁層に側壁
    部を形成する工程と、前記書き込み線の側面及び前記絶
    縁層の側壁部に第1ヨーク材を形成する工程とを具備す
    ることを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリの製造
    方法。
  37. 【請求項37】 前記導電材を形成する工程の後、前記
    書き込み線を形成する工程の前に、前記導電材上に第2
    ヨーク材を形成する工程と、前記第2ヨーク材をエッチ
    ングする工程とを具備することを特徴とする請求項36
    記載の磁気ランダムアクセスメモリの製造方法。
  38. 【請求項38】 前記第2ヨーク材及び前記導電材は、
    共に、RIE法によりエッチングされ、前記第2ヨーク
    材は、前記導電材の上面のみに残存することを特徴とす
    る請求項37記載の磁気ランダムアクセスメモリの製造
    方法。
  39. 【請求項39】 前記第1ヨーク材は、CVD法によ
    り、前記書き込み線の側面並びに前記絶縁層の上面及び
    側壁部に形成された後、RIE法により、前記書き込み
    線の側面及び前記絶縁層の側壁部のみに残存させられる
    ことを特徴とする請求項36記載の磁気ランダムアクセ
    スメモリの製造方法。
  40. 【請求項40】 前記絶縁層の上面のエッチング量は、
    前記第1ヨーク材の下面が前記TMR素子の上面と下面
    との間に配置されることを条件に決定されることを特徴
    とする請求項36記載の磁気ランダムアクセスメモリの
    製造方法。
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