JP2003317235A - 複数原盤を用いた磁気記録媒体の作成方法、コンテンツ受配信方法、並びに、磁気記録媒体 - Google Patents

複数原盤を用いた磁気記録媒体の作成方法、コンテンツ受配信方法、並びに、磁気記録媒体

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JP2003317235A
JP2003317235A JP2002113637A JP2002113637A JP2003317235A JP 2003317235 A JP2003317235 A JP 2003317235A JP 2002113637 A JP2002113637 A JP 2002113637A JP 2002113637 A JP2002113637 A JP 2002113637A JP 2003317235 A JP2003317235 A JP 2003317235A
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Hiroyuki Yoshimura
弘幸 吉村
Kiminori Sato
公紀 佐藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗号化のプログラムの入手を、第三者に対し
て困難とさせること。また、仮に、特定種類の鍵発生・
暗号化・復号化のアルゴリズムが解読されたとしても、
その被害の波及を最小限に抑制すること。 【解決手段】 各々異なる受配信プログラム10をパタ
ーニングした磁気転写の原盤を(マスタディスク)を用
意し、該原盤を定期的に若しくはランダムに交換しなが
ら磁気転写技術により磁気記録媒体40に埋め込みを行
い、埋め込みされた受配信プログラム10をロッド毎又
はランダムに相違する磁気記録媒体40として供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
用いたコンテンツの受配信システムにおいて、その受配
信に際してのコンテンツの機密性を保持するための手法
を提供することが可能な、複数原盤を用いた磁気記録媒
体の作成方法、コンテンツ受配信方法、並びに、磁気記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の情報化社会では、パソコン等の端
末機器を用いたインターネットによる商取り引きが行わ
れており、その機密情報に関しては、スクランブルをか
けて、第三者の解読が困難にし、秘密を保持している。
この手法では、スクランブルの解除方法が見破られる
と、全てのユーザの情報が漏洩するという危機的な事態
になってしまう問題がある。現に、スクランブル解除装
置に関する情報が、インターネット上に掲示されてお
り、機密保持性に疑わしい面がある。
【0003】このため、新たな手法として、銀行などが
関与した電子商取引等を対象とした鍵を用いた暗号化方
式が開発されている。鍵を用いた暗号方式として、公開
鍵暗号方式と共通鍵方式の2種類があげられる。
【0004】図6は、公開鍵暗号方式についての従来例
である。
【0005】鍵の作成者は、暗号化用に公開する公開鍵
100と復号化用の秘密鍵110とをペアで作成し、暗
号化を必要とする商取引において、情報の送信を行う相
手側に事前に公開鍵100を送付しておき、送信者は、
公開鍵100を用いて、送信する情報を暗号化する。暗
号データを受け取った側は、公開鍵100とペアで作っ
た秘密鍵110を用いてデータを復号化する。
【0006】この公開鍵暗号方式の短所は、ロジックが
比較的複雑なので、暗号化の計算時間は秘密鍵暗号と比
べて長くかかる。長所は、送信者と受信者の間で安全に
鍵の受け渡しを行うことが容易である。
【0007】図7は、共通鍵暗号方式についての従来例
である。
【0008】共通鍵暗号は、自分たちのデータを他社か
ら秘匿するために用い、共通鍵暗号をメッセージの秘匿
通信に使用する場合、暗号データを送る送信側は共通鍵
120,130,140,150の作成者から受け取っ
た各々の共通鍵120,130,140,150でデー
タを暗号化し、また、データを受け取った受信側は暗号
化に使われた鍵と同じ鍵(共通鍵)120,130,1
40,150で復号化する。
【0009】この共通鍵暗号方式の長所は、ロジックが
比較的単純なので、暗号化の計算時間は公開暗号と比べ
て、短くて済む。短所は、送信者と受信者の間で安全に
鍵の受け渡しを行うことが困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図8および図9は、従
来の暗号化プログラムの配信方法を示す。
【0011】コンテンツは、コンテンツ管理者200か
らセキュリティシステム管理者201に送られ、暗号化
プログラム202として配信される。この場合、暗号化
プログラム202は、セキュリティシステム管理者20
1から、ネットワーク203若しくはCD−ROM20
4等に記憶された市販のプログラム経由で、契約者であ
るユーザ210へダウンロードされたプログラムを使用
している。
【0012】しかし、ハッカー等の第三者211が違法
な手段で入手し、特定ルートの暗号化手法を解析すれ
ば、他ルートも応用で暗号が解ける危険性がある。
【0013】そこで、本発明の目的は、暗号化のプログ
ラムの入手を、第三者に対して困難とさせ、また、仮
に、特定種類の鍵発生・暗号化・復号化のアルゴリズム
が解読されたとしても、その被害の波及を最小限に抑制
することが可能な、複数原盤を用いた磁気記録媒体の作
成方法、コンテンツ受配信方法、並びに、磁気記録媒体
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の原盤を
用いて磁気記録媒体を作成する方法であって、受配信さ
れるコンテンツの守秘性を確保するために必要な鍵発生
・暗号化・復号化のアルゴリズムが全く相違する複数の
受配信プログラムをパターニングして、該プログラム内
容が互いに異なる複数種類の磁気転写用原盤を作成する
工程と、前記作成された複数種類の磁気転写用原盤の中
から、定期的又はランダムな取り替えによって所望の磁
気転写用原盤を選択する工程と、前記選択された磁気転
写用原盤に従って転写することにより、媒体固有の鍵発
生・暗号化・復号化のアルゴリズムを有する受配信プロ
グラムが埋め込まれた磁気記録媒体を作成する工程とを
具えることによって、複数原盤を用いた磁気記録媒体の
作成方法を提供する。
【0015】本発明は、ユーザ端末と、システム管理装
置と、コンテンツ提供装置との間で、コンテンツ配信に
係るデータのやりとりを行う方法であって、上記作成方
法によって作成された磁気記録媒体を用い、前記ユーザ
端末に装備されている前記磁気記録媒体に埋め込まれた
媒体固有の鍵発生・暗号化・復号化のアルゴリズムを有
する受配信プログラムに基づいて、ユーザ固有情報と乱
数とを掛け合わせることにより、ユーザ固有の公開鍵と
秘密鍵とを作成する工程を具えることによって、コンテ
ンツ受配信方法を提供する。
【0016】ここで、前記ユーザ端末で作成された前記
公開鍵を、前記システム管理装置へ送信する工程と、前
記システム管理装置が、前記送信されたユーザ端末の公
開鍵を保持すると共に、前記コンテンツ管理装置へコン
テンツ配信の依頼を行う工程と、前記コンテンツ管理装
置が、前記依頼を受けてユーザ契約情報を前記システム
管理装置へ送信する工程と、前記システム管理装置が、
ユーザが使用中の磁気記録媒体の受配信プログラムに合
わせたシステム側公開鍵を作成し、該システム側公開鍵
を前記ユーザ契約情報に添付して、該ユーザ契約情報を
ユーザの公開鍵で密封して前記ユーザ端末に返信する工
程と、前記ユーザ端末が、前記返信されたユーザ契約情
報を、前記作成した秘密鍵を用いて前記磁気記録媒体の
受配信プログラムに基づいて開封する工程と、前記ユー
ザ端末が、前記ユーザ契約情報に記入後、前記磁気記録
媒体の受配信プログラムに合わせて作成されたシステム
側公開鍵で封をして前記システム管理装置へ送信する工
程と、前記システム管理装置が、前記送信されたユーザ
契約情報を当該管理装置が前記磁気記録媒体の受配信プ
ログラムに合わせて作成したシステム側秘密鍵を用いて
開封し、該ユーザ契約情報の内容を前記コンテンツ管理
者へ送信する工程と、前記コンテンツ管理者が、契約内
容に基づくコンテンツを、前記磁気記録媒体の暗号化プ
ログラムに合わせて作成された公開鍵、秘密鍵、前記シ
ステム側公開鍵、システム側秘密鍵を用いて、前記ユー
ザ端末に配信する工程とを具えてもよい。
【0017】本発明は、複数原盤を用いて作成される磁
気記録媒体であって、受配信されるコンテンツの守秘性
を確保するために必要な鍵発生・暗号化・復号化のアル
ゴリズムが全く相違する複数の受配信プログラムがパタ
ーニングされた、複数種類の磁気転写用原盤を用い、該
複数種類の磁気転写用原盤の中から、定期的又はランダ
ムな取り替えによって所望の磁気転写用原盤を選択して
当該媒体に転写することにより、媒体固有の鍵発生・暗
号化・復号化のアルゴリズムを有する受配信プログラム
が埋め込まれた磁気記録媒体を提供する。
【0018】ここで、前記受配信プログラムが埋め込ま
れた磁気記録媒体は、映像機器に内蔵される磁気ディス
ク装置に用いてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。 [第1の例]本発明の第1の実施の形態を、図1〜図2
に基づいて説明する。本例では、磁気記録媒体の作成方
法、および、その作成された磁気記録媒体について説明
する。
【0020】(磁気記録媒体の作成方法)図1は、磁気
記録媒体の作成方法を示す。ステップS1では、原盤の
基板上に複数の受配信プログラムをパターニングし、プ
ログラム内容が互いに異なる複数種類の磁気転写用原盤
を作成する。個々の受配信プログラムは、受配信される
コンテンツの守秘性を確保するために必要な鍵発生・暗
号化・復号化のアルゴリズムが全く相違するものであ
る。
【0021】ステップS2では、作成された複数種類の
磁気転写用原盤の中から、定期的又はランダムな取り替
えを行い、所望の磁気転写用原盤を選択する。
【0022】ステップS3では、選択された磁気転写用
原盤に従って、該原盤に形成された受配信プログラム等
からなるパターンを磁気記録媒体の媒体面に転写する。
これにより、媒体固有の鍵発生・暗号化・復号化のアル
ゴリズムを有する受配信プログラムが埋め込まれた磁気
記録媒体を作成する。この受配信プログラムが埋め込ま
れた磁気記録媒体は、映像機器に内蔵されたハードディ
スクドライブ(HDD)等の磁気ディスク装置に使用さ
れる。
【0023】以下、具体的な構成例を挙げて説明する。
図2は、磁気記録媒体の作成方法を示す。
【0024】ここでは、セキュリティシステム管理者1
と、HDDディスクのHDDメーカ2と、ソフトメーカ
3との関係を示す。
【0025】セキュリティシステム管理者1は、暗号・
復号・鍵作成のアルゴリズムが全く相違する複数の受配
信プログラム10(ここでは、暗号化プログラム1,暗
号化プログラム2,…,暗号化プログラムn)を作成
し、HDDメーカー2に供給する。
【0026】HDDメーカー2は、供給を受けた複数の
受配信プログラム10の中から、1種類を選択した受配
信プログラム(例えば、暗号化プログラム1)の他に、
OS(例えば、Windows(登録商標))30,E
−mail31,ネットワーク(Internet)3
2,文書作成33,表計算34,図形作成35等のプロ
グラムを含めたプレインストール用の磁気転写用原盤2
0を作成する。これにより、受配信プログラム10の種
類に相当した複数枚の磁気転写用原盤20が作成される
ことになる。
【0027】この複数枚の磁気転写用原盤20から、ラ
ンダムに、例えば、製造番号を入力とした乱数発生器の
出力値の下2桁の数値により選択することによって磁気
記録媒体40に転写するか、又は、定期的に磁気転写用
原盤20を取り替えることによって磁気記録媒体40に
転写を行う。
【0028】このような転写処理により、受配信プログ
ラム10が異なる複数種のHDDが製作され、図3のパ
ソコンやAV機器等の映像機器50に組み込まれて、ユ
ーザに行き渡る。
【0029】このように異なる受配信プログラム10を
パターニングした磁気転写用原盤(マスタディスク)2
0を複数枚用意し、このマスタディスク20をランダ
ム、又は、定期的に交換しながら、周知の磁気転写技術
により磁気記録媒体40に埋め込むことにより、鍵発
生,暗号化,復号化の受配信プログラム10が常に一定
の種類で供給される事態を避けることができる。
【0030】[第2の例]本発明の第2の実施の形態
を、図3〜図4に基づいて説明する。なお、前述した第
1の例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符
号を付す。
【0031】本例では、暗号化鍵の作成を含むコンテン
ツ受配信方法について説明する。 (暗号化鍵の作成)まず、暗号化鍵の作成方法について
説明する。
【0032】図3(a)および図3(b)は、コンテン
ツの暗号化・復号化の処理例を示す。図3(a)はネッ
トワーク45と接続されたシステム構成を示し、図3
(b)は暗号化鍵の作成手順を示すフローチャートであ
る。
【0033】ステップS10では、ユーザは、購入した
映像機器(パソコン又はAV機器)50にHDDの構成
部品である磁気記録媒体40を挿入し、受配信プログラ
ム(暗号化プログラム)10を起動する。
【0034】ステップS11では、複数種から選択され
て埋め込まれた暗号化・復号化・鍵作成の受配信プログ
ラム10を用いて、例えば、ユーザ名,生年月日,血液
型,住所等の個人情報55を入力する。
【0035】ステップS12では、ランダム処理するた
めの乱数を発生させる。
【0036】ステップS13では、個人情報55と乱数
とを掛け合わせて、公開鍵60と秘密鍵61とを作成す
る。
【0037】磁気記録媒体40に埋め込まれている暗号
化・復号化・鍵作成の受配信プログラム10のアルゴリ
ズムが異なれば、個人情報55,乱数の発生値が、同一
であったとしても、公開鍵60と秘密鍵61の作成アル
ゴリズムが相違するので、各媒体毎に異なった公開鍵6
0と秘密鍵61とが作成されることになる。
【0038】(コンテンツ受配信方法)次に、コンテン
ツ受配信方法について説明する。
【0039】図4(a)〜図4(c)は、ユーザが公開
鍵60、秘密鍵61を作成後の処理の流れを示す。
【0040】図4(a)は、サービス開始の申込み手順
(ステップS20〜ステップS24)である。
【0041】ユーザ70は、ネットワーク45を利用し
て入手したいコンテンツ(例えば、音楽、映画、劇場案
内等)を選択し、そのコンテンツ管理者74に対して、
コンテンツ配信依頼のメッセージと、ユーザ70が作成
した公開鍵60をプロバイダー72を経由してセキュリ
ティシステム管理者73へ送信する。
【0042】セキュリティシステム管理者73は、ユー
ザ70の公開鍵60を保管し、コンテンツ管理者74へ
ユーザ70の配信依頼を転送する。
【0043】図4(b)は、申込み書式を受信する手順
(ステップS30〜ステップS34)である。
【0044】コンテンツ管理者74は、ユーザ70の配
信依頼を受け、契約に必要な事項、例えば氏名,住所,
E−mailアドレス,使用料の支払い先(例えばクレ
ジットカード番号)等の情報を記載するフォーマット
を、セキュリティシステム管理者73に送信する。
【0045】セキュリティシステム管理者73は、ユー
ザ70側で動作している暗号・復号・鍵作成のプログラ
ムに合わせた、セキュリティシステム管理者73側の公
開鍵を、上記の契約書類に添付して、ユーザ70側の公
開鍵60で封をして、ユーザ70に返信する。
【0046】図4(c)は、記入済み申込み用紙を送信
する手順(ステップS40〜ステップS44)である。
【0047】ユーザ70は、ユーザ自身が作成した秘密
鍵61で開封し、上記の契約書に必要事項を記載して、
セキュリティシステム管理者73側の公開鍵で封をし
て、コンテンツ管理者74側へ送信する。
【0048】送信途中のセキュリティ管理者73は、セ
キュリティ管理者74が作成した秘密鍵で開封し、上記
の契約書の記載済み事項をコンテンツ管理者74へ送信
する。コンテンツ管理者74は、契約書に基づき、コン
テンツのユーザ70への供給を開始し、そのコンテンツ
の守秘に関しては、セキュリティ管理者74およびユー
ザ間の各々の公開鍵、秘密鍵を用いて行われる。
【0049】[第3の例]本発明の第3の実施の形態
を、図5に基づいて説明する。なお、前述した各例と同
一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
【0050】(セキュリティのシステム構成例)本例で
は、セキュリティシステムの構成例について説明する。
図5は、コンテンツのセキュリティの構成例を示す。そ
の構成者としては、コンテンツ管理者74と、セキュリ
ティシステム管理者73と、プロバイダ72と、ユーザ
70と、映像機器50(パソコン又はAV機器)のメー
カ80とに大別される。
【0051】コンテンツ管理者74は、映像,音楽など
の情報を提供する。セキュリティシステム管理者73
は、コンテンツの秘密性を維持し、暗号・復号・鍵作成
のプログラムを提供する。
【0052】ユーザ70は、HDDを内蔵するパソコン
やAV機器を購入し、ネットワーク45を経由して映
像,音楽などのコンテンツをコンテンツ管理者74から
入手する。
【0053】メーカ80は、ユーザ70に対して、セキ
ュリティシステム管理者73から提供された複数の暗号
・復号・鍵作成のプログラム71(すなわち、暗号化プ
ログラム1〜nからなる受配信プログラム10)を、定
期的若しくはランダムにHDDに内蔵する磁気記録媒体
40に埋め込み、ユーザ70に提供する。
【0054】なお、コンテンツ管理者とセキュリティ管
理者間のデータの受発信は、専用回線により、第三者に
対してはハード的に閉鎖され、秘守性が保たれている。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各々異なる受配信プログラムをパターニングした磁気転
写の原盤を(マスタディスク)を用意し、該原盤を定期
的に若しくはランダムに交換しながら磁気転写技術によ
り磁気記録媒体に埋め込みを行い、埋め込みされた受配
信プログラムをロッド毎又はランダムに相違する磁気記
録媒体として供給するようにしたので、鍵発生,暗号
化,復号化プログラムが常に一定の種類で供給される事
態を避けることができ、これにより、受配信プログラム
の供給ルートを、不特定多数の者が入手出来るルート
(IT,ソフトショップ)から切り離せ、第三者への入
手を困難とさせ、また、仮に第三者のハッキング等を受
け解読されたとしてもその被害を最小限とすることがで
きる。
【0056】また、本発明によれば、磁気記録媒体に対
する受配信プログラムの埋め込みは、周知の磁気転写技
術を用いて定期的に若しくはランダムに交換しながら行
うので、受配信プログラムの供給の際のビットコストを
安くすることができるという付随的な効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である、磁気記録媒
体の作成方法を示すフローチャートである。
【図2】暗号化プログラムも埋め込まれたHDDの磁気
記録媒体の作成方法を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態である、HDD内蔵
の暗号化プログラムを用いた暗号化鍵の作成方法を示す
説明図である。
【図4】ユーザ/コンテンツ管理者間のコンテンツの流
れを示す説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態である、コンテンツ
のセキュリティの構成を示す説明図である。
【図6】公開鍵暗号方式を示す説明図である。
【図7】秘密鍵暗号方式を示す説明図である。
【図8】従来例である暗号化のプログラムの配信方法
を、ネットワークによる供給例として示す説明図であ
る。
【図9】従来例である暗号化のプログラムの配信方法
を、CD−ROMによる供給例として示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 受配信プログラム(暗号化プログラム) 20 磁気転写用原盤(マスタディスク) 40 磁気記録媒体 50 映像機器 60 公開鍵 61 秘密鍵 70 ユーザ 71 埋め込みプログラム(受配信プログラム) 72 プロバイダ 73 セキュリティ管理システム 74 コンテンツ管理者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/12 103 G11B 20/12 103 H04L 9/14 H04L 9/00 641 Fターム(参考) 5D044 AB05 AB07 BC01 CC05 DE03 DE17 DE50 EF05 FG18 GK11 GK17 HL11 5J104 AA41 EA08 EA19 NA31 PA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原盤を用いて磁気記録媒体を作成
    する方法であって、 受配信されるコンテンツの守秘性を確保するために必要
    な鍵発生・暗号化・復号化のアルゴリズムが全く相違す
    る複数の受配信プログラムをパターニングして、該プロ
    グラム内容が互いに異なる複数種類の磁気転写用原盤を
    作成する工程と、 前記作成された複数種類の磁気転写用原盤の中から、定
    期的又はランダムな取り替えによって所望の磁気転写用
    原盤を選択する工程と、 前記選択された磁気転写用原盤に従って転写することに
    より、媒体固有の鍵発生・暗号化・復号化のアルゴリズ
    ムを有する受配信プログラムが埋め込まれた磁気記録媒
    体を作成する工程とを具えたことを特徴とする複数原盤
    を用いた磁気記録媒体の作成方法。
  2. 【請求項2】 ユーザ端末と、システム管理装置と、コ
    ンテンツ提供装置との間で、コンテンツ配信に係るデー
    タのやりとりを行う方法であって、 請求項1記載の作成方法によって作成された磁気記録媒
    体を用い、 前記ユーザ端末に装備されている前記磁気記録媒体に埋
    め込まれた媒体固有の鍵発生・暗号化・復号化のアルゴ
    リズムを有する受配信プログラムに基づいて、ユーザ固
    有情報と乱数とを掛け合わせることにより、ユーザ固有
    の公開鍵と秘密鍵とを作成する工程を具えたことを特徴
    とするコンテンツ受配信方法。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ端末で作成された前記公開鍵
    を、前記システム管理装置へ送信する工程と、 前記システム管理装置が、前記送信されたユーザ端末の
    公開鍵を保持すると共に、前記コンテンツ管理装置へコ
    ンテンツ配信の依頼を行う工程と、 前記コンテンツ管理装置が、前記依頼を受けてユーザ契
    約情報を前記システム管理装置へ送信する工程と、 前記システム管理装置が、ユーザが使用中の磁気記録媒
    体の受配信プログラムに合わせたシステム側公開鍵を作
    成し、該システム側公開鍵を前記ユーザ契約情報に添付
    して、該ユーザ契約情報をユーザの公開鍵で密封して前
    記ユーザ端末に返信する工程と、 前記ユーザ端末が、前記返信されたユーザ契約情報を、
    前記作成した秘密鍵を用いて前記磁気記録媒体の受配信
    プログラムに基づいて開封する工程と、 前記ユーザ端末が、前記ユーザ契約情報に記入後、前記
    磁気記録媒体の受配信プログラムに合わせて作成された
    システム側公開鍵で封をして前記システム管理装置へ送
    信する工程と、 前記システム管理装置が、前記送信されたユーザ契約情
    報を当該管理装置が前記磁気記録媒体の受配信プログラ
    ムに合わせて作成したシステム側秘密鍵を用いて開封
    し、該ユーザ契約情報の内容を前記コンテンツ管理者へ
    送信する工程と、 前記コンテンツ管理者が、契約内容に基づくコンテンツ
    を、前記磁気記録媒体の暗号化プログラムに合わせて作
    成された公開鍵、秘密鍵、前記システム側公開鍵、シス
    テム側秘密鍵を用いて、前記ユーザ端末に配信する工程
    とを具えたことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ
    受配信方法。
  4. 【請求項4】 複数原盤を用いて作成される磁気記録媒
    体であって、 受配信されるコンテンツの守秘性を確保するために必要
    な鍵発生・暗号化・復号化のアルゴリズムが全く相違す
    る複数の受配信プログラムがパターニングされた、複数
    種類の磁気転写用原盤を用い、 該複数種類の磁気転写用原盤の中から、定期的又はラン
    ダムな取り替えによって所望の磁気転写用原盤を選択し
    て当該媒体に転写することにより、媒体固有の鍵発生・
    暗号化・復号化のアルゴリズムを有する受配信プログラ
    ムが埋め込まれたことを特徴とする磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記受配信プログラムが埋め込まれた磁
    気記録媒体は、映像機器に内蔵される磁気ディスク装置
    に用いられることを特徴とする請求項4記載の磁気記録
    媒体。
JP2002113637A 2002-04-16 2002-04-16 複数原盤を用いた磁気記録媒体の作成方法、コンテンツ受配信方法、並びに、磁気記録媒体 Pending JP2003317235A (ja)

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