JP2003316494A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JP2003316494A
JP2003316494A JP2002123360A JP2002123360A JP2003316494A JP 2003316494 A JP2003316494 A JP 2003316494A JP 2002123360 A JP2002123360 A JP 2002123360A JP 2002123360 A JP2002123360 A JP 2002123360A JP 2003316494 A JP2003316494 A JP 2003316494A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンキーの安定した入力操作を実現させる。 【解決手段】 テンキーボードベイ151に、挿引可能
なテンキーボード152の端部152aの底面部152
eの略中央部に支持部203を設けることにより、その
先端部が接地面204に当接することにより、テンキー
ボード152が、テンキーボードベイ151より引き出
された状態で、接地面204上でテンキーボード152
を支持することにより、図11中の矢印S方向にテンキ
ーが押下されて、入力操作が実行される際に生じるガタ
つきが抑制されるので安定したテンキーボードによる入
力操作を実現させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力装置に関し、
特に、パーソナルコンピュータのベイスロットに装着さ
れるテンキーボードベイのテンキーボードの入力操作に
より生じるガタつきを抑制させるようにした入力装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】マルチベイスロットを備えたノート型パ
ーソナルコンピュータが一般に普及しつつある。マルチ
ベイスロットとは、フレキシブルディスクドライブベイ
や、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)ドライ
ブベイといった各種の拡張ベイを必要に応じて交換して
装着させることにより、ノート型パーソナルコンピュー
タの携帯性を損なうことなく、その機能を拡張させるデ
バイス用の拡張インターフェースである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この拡張ベ
イの1つに、テンキーボードベイが提案されている。こ
のテンキーボードベイは、ノート型パーソナルコンピュ
ータのキーボードに設けられていないテンキーを装着す
ることにより、ノート型パーソナルコンピュータの携帯
性を損なうことなく、数値入力を容易にさせるものであ
る。
【0004】このテンキーボードベイは、拡張ベイの筐
体と、板状のテンキーボードからなり、テンキーボード
による入力操作が行われるとき、拡張ベイの筐体より板
状のテンキーボードが引き出されると共に、テンキーボ
ードによる入力操作が行われないとき、板状のテンキー
ボードが筐体に挿入されることにより収納できる構成と
なっている。
【0005】しかしながら、板状のテンキーボードを使
用して数値を入力する際には、板状のテンキーボード
は、筐体より引き出された状態で、すなわち、テンキー
ボードの板状の部分が(特に、筐体より引き出された板
状のテンキーボードの端部が)、筐体より飛び出した状
態で、入力操作がなされるので、使用者によりテンキー
ボードが操作される際(テンキーボードのキーが押圧さ
れる際)、板状のテンキーボードがガタつくことにな
り、テンキーボードによる入力操作が不安定になること
があり、結果として、入力ミスを誘発させてしまう恐れ
があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、テンキーボードの筐体より飛び出した板状
の部分を支持することにより、入力操作の安定性を向上
させるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の入力装置は、筐
体に対して挿引可能なキーボードと、キーボードを支持
する支持部と、キーボードに支持部を収納する収納部
と、キーボードが筐体より引き出されたとき、支持部を
収納部から起立させ、キーボードが筐体に挿入されたと
き、支持部を収納部に収納させる弾性部とを備えること
を特徴とする。
【0008】前記筐体は、パーソナルコンピュータの筐
体とするようにすることができる。
【0009】前記筐体は、パーソナルコンピュータのベ
イスロットに挿入可能な拡張ベイとするようにすること
ができる。
【0010】前記キーボードの挿引方向に平行な側面部
であって、筐体のキーボードが挿引される開口部内を摺
動可能なスライド支持部と、スライド支持部の摺動範囲
を規制する規制部とをさらに設けるようにさせることが
でき、規制部には、キーボードが引き出されたとき、ス
ライド支持部の略中央部が、筐体のキーボードが挿引さ
れる開口部と略同位置となるようにスライド支持部の摺
動範囲を規制させるようにすることができる。
【0011】前記キーボードは、テンキーボードとする
ようにすることができる。
【0012】前記支持部の接地部は、曲面とするように
することができる。
【0013】本発明の入力装置においては、筐体に対し
て挿引可能なキーボードが支持部により支持され、収納
部によりキーボードに支持部が収納され、キーボードが
筐体より引き出されたとき、支持部が収納部から起立さ
せられ、キーボードが筐体に挿入されたとき、支持部が
収納部に収納させられる。
【0014】キーボードは、各種の文字や数字などを入
力するための入力キーの集合体であり、その文字や数字
の種類などはアルファベット、ひらがな、または、カタ
カナであってもよいし、それ以外の文字や数字であって
もよく、例えば、テンキーボードであってもよい。
【0015】また、支持部は、キーボードを支持するも
のであればよく、その形状は、板状の物であっても良い
し、棒状のものであってもよく、さらには、キーボード
に対して、1点支持でも良いし、それ以上の点数で支持
するものであってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は、本発明に係るノ
ート型のパーソナルコンピュータ1の外観を示す図であ
る。このパーソナルコンピュータ1は、基本的に、本体
21と、この本体21に対して開閉自在とされる表示部
22により構成されている。図1は表示部22を本体2
1に対して開いた状態を示す外観斜視図である。図2
は、ベイスロット102にテンキーボードベイ151が
挿引状態を示す斜視図であり、図3は、テンキーボード
ベイ151が、ベイスロット102から引き出されたと
きの斜視図である。図4は本体21の平面図、図5は本
体21に設けられている後述するジョグダイヤル23の
拡大図である。また、図6は本体21に設けられている
ジョグダイヤル23の側面図である。
【0017】本体21には、各種の文字や記号などを入
力するとき操作されるキーボード24、LCD(Liquid Cr
ystal Display)26に表示されるポインタ(マウスカ
ーソル)を移動させるときなどに操作されるポインティ
ングデバイスとしてのタッチパット25、および電源ス
イッチ27がその上面に設けられている。また、ジョグ
ダイヤル23、ベイスロット102、IEEE(Institute
of Electrical and Electronics Engineers)1394ポー
ト101、およびメモリカードスロット115等が、本
体21の側面に設けられている。なお、タッチパット2
5に代えて、スティック式のポインティングデバイスを
設けることも可能である。
【0018】また、表示部22の正面には、画像を表示
するLCD26が設けられている。表示部22の右上部に
は、電源ランプPL、電池ランプBL、必要に応じて設けら
れるメッセージランプML(図示せず)その他のLEDより
成るランプが設けられている。さらに、表示部22の上
部には、マイクロフォン66が設けられている。
【0019】なお、電源ランプPLや電池ランプBL、メッ
セージランプML等は表示部22の下部に設けることも可
能である。
【0020】ジョグダイヤル23は、例えば、本体21
上のキーボード24の図4中の右側上部に配置されてい
る。ジョグダイヤル23は、図5中の矢印aに示す回転
操作に対応して所定の処理(例えば、画面のスクロール
の処理)を実行し、同図中矢印bに示す移動操作に対応
した処理(例えば、アイコンの選択の決定の処理)を実
行する。
【0021】なお、ジョグダイヤル23は、本体21の
左側面に配置してもよく、LCD26が設けられた表示部
22の左側面若しくは右側面、または、キーボード24
のGキーとHキーとの間に縦方向に(すなわち、ジョグ
ダイヤル23がYキーまたはBキーのいずれかの方向に
回転するように)配置してもよい。
【0022】また、ジョグダイヤル23は、タッチパッ
ド6を人差し指で操作しながら親指で操作可能なよう
に、本体21の前面の中央部に配置してもよく、タッチ
パッド6の上端縁又は下端縁に沿って横方向に配置して
も、または、タッチパッド6の右ボタンと左ボタンとの
間に縦方向に配置してもよい。さらに、ジョグダイヤル
23は、縦方向や横方向に限定せず、各指で操作し易い
斜め方向へ、所定角度を付けて配置してもよい。その
他、ジョグダイヤル23は、ポインティングデバイスで
あるマウスの側面の親指で操作可能な位置に配置するこ
とも可能である。ジョグダイヤルとしては、本件出願人
と共同の出願人により出願された、特開平8−2033
87号公報に開示されているプッシュスイッチ付回転操
作型電子部品を使用することが可能である。
【0023】IEEE1394ポート101は、IEEE1394に規定
されている規格に基づいた構造を有し、IEEE1394に規定
されている規格に基づいたケーブルが接続される。
【0024】ベイスロット102は、各種の拡張ベイを
装着するインターフェースであり、今の場合、ベイスロ
ット102には、テンキーボードベイ151が装着され
ており、テンキーボードベイ151よりテンキーボード
152が引き出された状態となっている。使用者は、こ
のようにテンキーボード152が引き出された状態で、
テンキーによる入力操作を行う。尚、このテンキーボー
ドベイ151は、図2,図3で示すように、本体21の
ベイスロット102より引き出すことができ、テンキー
ボードベイ以外の、例えば、ドライブベイなどの拡張ベ
イを装着することもできる。
【0025】メモリカードスロット115は、フラッシ
ュメモリなどの半導体メモリを内蔵し、静止画像、動画
像、音声、またはテキストなどのデータを記憶するメモ
リカードである、例えば、メモリースティック(商標)
などのメモリカード11が装着される。
【0026】次に、パーソナルコンピュータ1の構成の
例について図7を参照して説明する。
【0027】中央処理装置(CPU(Central Processing
Unit))51は、例えば、インテル(Intel)社製のペ
ンティアム(登録商標)(Pentium(登録商標))プロ
セッサ等で構成され、ホストバス52に接続されてい
る。ホストバス52には、さらに、ブリッジ53(いわ
ゆる、ノースブリッジ)が接続されており、ブリッジ5
3は、AGP(Accelerated Graphics Port)50を有し、
PCI(Peripheral ComponentInterconnect/Interface)バ
ス56に接続されている。
【0028】ブリッジ53は、例えば、インテル社製の
AGP Host Bridge Controllerである400BXなどで構
成されており、CPU51およびRAM(Random-Access Memor
y)54(いわゆる、メインメモリ)等のデータの伝送
などを制御する。さらに、ブリッジ53は、AGP50を
介して、ビデオコントローラ57とのデータの伝送を制
御する。なお、このブリッジ53とブリッジ(いわゆ
る、サウスブリッジ(PCI-ISA Bridge))58とで、い
わゆるチップセットが構成されている。
【0029】ブリッジ53は、さらに、キャッシュメモ
リ55とも接続されている。キャッシュメモリ55は、
SRAM(Static RAM)などRAM54に比較して、より高速
に書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで
構成され、CPU51が使用するプログラムまたはデータ
をキャッシュする(一時的に記憶する)。
【0030】なお、CPU51は、その内部に1次的な
(キャッシュメモリ55に比較して、より高速に動作で
きるメモリで、CPU51自身が制御する)キャッシュメ
モリを有する。
【0031】RAM54は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)
で構成され、CPU51が実行するプログラム、またはCPU
51の動作に必要なデータを記憶する。具体的には、例
えば、RAM54は、起動が完了した時点において、HDD6
7からロードされた、電子メールプログラム54A、オ
ートパイロットプログラム54B、ジョグダイヤル状態
監視プログラム54C、ジョグダイヤルドライバ54
D、オペレーティングプログラム(OS)54E、その他
のアプリケーションプログラム54F1乃至54Fnを記
憶する。
【0032】電子メールプログラム54Aは、図示せぬ
通信回線などを介して、通信文(いわゆる、電子メー
ル)を授受するプログラムである。
【0033】オートパイロットプログラム54Bは、予
め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、
予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラ
ムである。
【0034】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、ジョグダイヤル23に対応しているか否かの通知
を、上述した各アプリケーションプログラムから受け取
り、ジョグダイヤル23に対応している場合、ジョグダ
イヤル23を操作することで何が行えるかをLCD26に
表示させる。
【0035】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、ジョグダイヤル23のイベント(ジョグダイヤル2
3が図5の矢印aに示す方向に回転される、または図5
の矢印bに示す方向に押圧されるなどの操作)を検出し
て、検出されたイベントに対応する処理を実行する。ジ
ョグダイヤル状態監視プログラム54Cは、アプリケー
ションプログラムからの通知を受け取るリストを有す
る。ジョグダイヤルドライバ54Dは、ジョグダイヤル
23の操作に対応して各種機能を実行する。
【0036】OS(Operating System)54Eは、例えば
マイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(登録商標)
(Windows(登録商標))Me、またはアップルコンピュ
ータ社のいわゆるマックOS(商標)等に代表される、コ
ンピュータの基本的な動作を制御するプログラムであ
る。
【0037】ビデオコントローラ57は、AGP50を介
してブリッジ53に接続されており、AGP50およびブ
リッジ53を介してCPU51から供給されるデータ(イ
メージデータまたはテキストデータなど)を受信して、
受信したデータに対応するイメージデータを生成する
か、または受信したデータをそのまま、内蔵するビデオ
メモリに記憶する。ビデオコントローラ57は、表示部
22のLCD26に、ビデオメモリに記憶されているイメ
ージデータに対応する画像を表示させる。
【0038】PCIバス56には、サウンドコントローラ
64が接続されている。サウンドコントローラ64は、
マイクロフォン66から音声に対応する信号を取り込
み、音声に対応するデータを生成して、RAM54に出力
する。または、サウンドコントローラ64は、スピーカ
65を駆動して、スピーカ65に音声を出力させる。
【0039】ベイスロットインターフェース111は、
PCIバス56に接続され、ベイスロット102に接続さ
れた各種の拡張ベイから供給されたデータを、CPU51
またはRAM54に供給するとともに、CPU51から供給さ
れたデータを各種の拡張ベイに出力する。今の場合、ベ
イスロットインターフェース111には、テンキーボー
ドベイ151が装着されているが、この他に例えば、ド
ライブベイ113が接続されることにより、ドライブベ
イ113に装着されている磁気ディスク121、光ディ
スク122、光磁気ディスク123、または半導体メモ
リ124に記録されているデータを読み出し、読み出し
たデータをベイスロットインターフェース111、およ
びPCIバス56を介して、RAM54に供給する。
【0040】メモリカードインターフェース114は、
PCIバス56に接続され、メモリカードスロット115
に装着されたメモリカード11から供給された、例え
ば、コンテンツを、CPU51またはRAM54に供給すると
ともに、CPU51から供給された、例えば、コンテンツ
をメモリカード11に出力する。
【0041】PCIバス56にはモデム116が接続され
ている。モデム116は、公衆電話回線117およびイ
ンターネットサービスプロバイダ118を介して、ネッ
トワーク4に所定のデータを送信するとともに、ネット
ワーク4から所定のデータを受信する。
【0042】また、PCIバス56にはブリッジ58(い
わゆる、サウスブリッジ)も接続されている。ブリッジ
58は、例えば、インテル社製のPIIX4Eなどで構
成されており、IDE(Integrated Drive Electronics)
コントローラ/コンフィギュレーションレジスタ59、
タイマ回路60、IDEインターフェース61、およびUSB
(Universal Serial Bus)インターフェース68等を内
蔵している。ブリッジ58は、IDEバス62に接続され
るデバイス、またはISA/EIO(Industry Standard Archi
tecture / Extended Input Output)バス63若しくはI
/Oインターフェース69を介して接続されるデバイスの
制御等、各種のI/O(Input / Output)を制御する。
【0043】IDEコントローラ/コンフィギュレーショ
ンレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコントロー
ラとセカンダリIDEコントローラとの2つのIDEコントロ
ーラ、およびコンフィギュレーションレジスタ(config
uration register)等から構成されている(いずれも図
示せず)。
【0044】プライマリIDEコントローラには、IDEバス
62を介して、HDD67が接続されている。また、セカ
ンダリIDEコントローラには、他のIDEバスに、図示しな
いCD-ROMドライブまたはHDDなどの、いわゆるIDEデバイ
スが装着されたとき、その装着されたIDEデバイスが電
気的に接続される。
【0045】なお、HDD67は、電子メールプログラム
67A、オートパイロットプログラム67B、ジョグダ
イヤル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤルドラ
イバ67D、OS67E、その他の複数のアプリケーショ
ンプログラム67F1乃至67Fn等を記録する。HDD6
7に記録されている電子メールプログラム67A、オー
トパイロットプログラム67B、ジョグダイヤル状態監
視プログラム67C、ジョグダイヤルドライバ67D、
OS67E、およびアプリケーションプログラム67F1
乃至67Fn等は、例えば、起動(ブートアップ)処理
の過程で、RAM54に順次供給され、ロードされる。
【0046】ISA/EIOバス63には、さらに、I/Oインタ
ーフェース69が接続されている。このI/Oインターフ
ェース69は、エンベディットコントローラから構成さ
れ、その内部において、ROM70、RAM71、およびCPU
72が相互に接続されている。
【0047】ROM70は、IEEE1394インターフェースプ
ログラム70A、LED制御プログラム70B、タッチパ
ッド入力監視プログラム70C、キー入力監視プログラ
ム70D、ウェイクアッププログラム70E、およびジ
ョグダイヤル状態監視プログラム70F等を予め記憶し
ている。
【0048】IEEE1394インターフェースプログラム70
Aは、IEEE1394ポート101を介して、IEEE1394で規定
される規格に準拠するデータ(パケットに格納されてい
るデータ)を送信するとともに受信する。LED制御プロ
グラム70Bは、電源ランプPL、電池ランプBL、必要に
応じてメッセージランプML、またはその他のLEDよりな
るランプの点灯の制御を行う。タッチパッド入力監視プ
ログラム70Cは、利用者の操作に対応したタッチパッ
ド25からの入力を監視するプログラムである。
【0049】キー入力監視プログラム70Dは、キーボ
ード24またはその他のキースイッチからの入力を監視
するプログラムである。ウェイクアッププログラム70
Eは、ブリッジ58のタイマ回路60から供給される現
在時刻を示すデータに基づいて、予め設定された時刻に
なったかどうかをチェックして、設定された時刻になっ
たとき、所定の処理(またはプログラム)等を起動する
ために、パーソナルコンピュータ1を構成する各チップ
の電源を管理するプログラムである。ジョグダイヤル状
態監視プログラム70Fは、ジョグダイヤル23の回転
型エンコーダが回転されたか否か、またはジョグダイヤ
ル23が押されたか否かを常に監視するためのプログラ
ムである。
【0050】ROM70には、さらにBIOS(Basic Input/O
utput System(基本入出力システム))70Gが書き込
まれている。BIOS70Gは、OSまたはアプリケーション
プログラムと周辺機器(タッチパッド6、キーボード2
4、またはHDD67等)との間で、データの受け渡し
(入出力)を制御する。
【0051】RAM71は、LED制御、タッチパッド入力ス
テイタス、キー入力ステイタス、若しくは設定時刻用の
各レジスタ、ジョグダイヤル状態監視用のI/Oレジス
タ、またはIEEE1394I/Fレジスタ等を、レジスタ71
A乃至71Fとして有している。例えば、LED制御レジ
スタは、ジョグダイヤル23が押下されて、電子メール
プログラム54Aの起動されたとき、所定の値が格納さ
れ、格納されている値に対応して、メッセージランプML
の点灯が制御される。キー入力ステイタスレジスタは、
ジョグダイヤル23が押圧されると、所定の操作キーフ
ラグが格納される。設定時刻レジスタは、使用者による
キーボード24などの操作に対応して、所定の時刻が設
定される。
【0052】また、このI/Oインターフェース69は、
図示を省略したコネクタを介して、ジョグダイヤル2
3、タッチパッド25、キーボード24、およびIEEE13
94ポート101等が接続され、ジョグダイヤル23、タ
ッチパッド25、またはキーボード24それぞれに対す
る操作に対応した信号をISA/EIOバス63に出力する。
また、I/Oインターフェース69は、IEEE1394ポート1
01を介して、接続されている機器とのデータの送受信
を制御する。さらに、I/Oインターフェース69には、
電源ランプPL、電池ランプBL、メッセージランプML、電
源制御回路73、およびその他のLEDよりなるランプが
接続されている。
【0053】電源制御回路73は、内蔵バッテリ74ま
たはAC電源に接続されており、各ブロックに、必要な
電源を供給するとともに、内蔵バッテリ74または周辺
装置のセカンドバッテリの充電のための制御を行う。ま
た、I/Oインターフェース69は、電源をオンまたはオ
フするとき操作される電源スイッチ27を監視してい
る。
【0054】I/Oインターフェース69は、電源がオフ
の状態でも、内部に設けられた電源により、IEEE1394イ
ンターフェースプログラム70A乃至ジョグダイヤル状
態監視プログラム70Fを実行する。すなわち、IEEE13
94インターフェースプログラム70A乃至ジョグダイヤ
ル状態監視プログラム70Fは、常時動作している。
【0055】従って、電源スイッチ27がオフでCPU5
1がOS54Eを実行していない場合でも、I/Oインター
フェース69は、ジョグダイヤル状態監視プログラム7
0Fを実行するので、例えば、省電力状態、または電源
オフの状態で、ジョグダイヤル23が押圧されたとき、
パーソナルコンピュータ1は、予め設定した所定のソフ
トウェアの処理を起動する。
【0056】このように、パーソナルコンピュータ1に
おいては、ジョグダイヤル23がプログラマブルパワー
キー(PPK)機能を有するので、専用のキーを設ける必
要がない。
【0057】次に、テンキーボードベイ151について
説明する。
【0058】図2で示すように、テンキーボードベイ1
51は、図中矢印A方向に引き出すことにより、ベイス
ロット102より外すことができ、逆に、図中矢印B方
向にベイスロット102に対して挿入することにより装
着することができる。
【0059】また、図1,図2で示すように、テンキー
ボード152は、テンキーボードベイ151に対して、
図中矢印A方向に引き出すことにより、各種のキーが設
けられた面が露出され、テンキーによる入力操作が可能
な状態となり、図中矢印B方向にテンキーボードベイ1
51に挿入させることにより、テンキーボード152そ
のものをテンキーボードベイ151の開口部内に収納す
ることができる。
【0060】次に、テンキーボードベイ151の詳細な
構成について説明する。図8は、テンキーボードベイ1
51が、パーソナルコンピュータ1のベイスロット10
2から引き抜かれ、さらに、テンキーボード152がテ
ンキーボードベイ151の本体から引き出された(矢印
A方向に引き出した)状態の上面からみた平面図であ
る。
【0061】テンキーボード152は、その端部152
aを図中矢印A方向に引き出すことにより、テンキーボ
ード152の入力キーの設けられた面を引き出し、逆
に、図中矢印B方向に押圧することで、テンキーボード
152をテンキーボードベイ151に挿入することがで
きる。尚、このテンキーボード152の引き出し操作、
および、挿入操作については、その詳細を後述する。
【0062】テンキーボード152には、図中上から右
方向に順に、「NumLK」、「/」、「*」、「BS」、
「7,Home」、「8,↑」、「9,PgUp」、「−」、
「4,←」、「5」、「6,→」、「1,End」、
「2,↓」、「3,PgDn」、「Enter」、「0,Ins」、
「00」、および「・,Del」キーがそれぞれ設けられ
ており、表示されている文字に対応する文字を入力する
ことができる。但し、「7,Home」、「8,↑」、
「9,PgUp」、「4,←」、「6,→」、「1,En
d」、「2,↓」、「3,PgDn」、「0,Ins」、および
「.,Del」で示すように、2種類の文字が登録された
キーは、図中最左列最上段の「NumLK」(ナンバーロッ
ク)キーが押下されて、テンキーボード152の左上部
に設けられた、ナンバーロックランプ171が点灯した
とき、各キーの数字(小数点を含む)を入力することが
できる。
【0063】このナンバーロックキーは、上述の2種類
の文字が登録されたキーを切り替えるキーであり、ナン
バーロックキーが押下されることにより、ナンバーロッ
クのオンオフが切り替えられるものである。ナンバーロ
ックキーが押下されることにより、ナンバーロックラン
プ171が点灯すると、数値の文字が入力できるモード
になり、逆にナンバーロックランプ171が消灯すると
数値以外の文字が入力できるモードになる。
【0064】すなわち、ナンバーロックランプ171が
消灯している場合、「Home」が押下されると、カーソル
が各行の先頭位置に移動させられ、「End」が押下され
ると、カーソルが各行の最終位置に移動させられる。ま
た、「PgUp」が押下されると、表示部22のLCD26に
表示された画像がスクロールアップさせられ、逆に「Pg
Dn」が押下されると、画像がスクロールダウンさせられ
る。
【0065】また、「↓」、「↑」、「→」、「←」が
押下されると、各々表示されている矢印の方向にカーソ
ルが移動させられる。
【0066】さらに、「Ins」が押下されると、挿入モ
ードでの入力が可能になり、「Del」が押下されると、
一度入力された文字を削除することができる。
【0067】また、「BS」(バックスペース)が押下さ
れると、カーソルが通常の進行方向と逆方向に進みなが
ら、既に入力されている文字を消去する。「Enter」が
押下されると、文字や数値などの入力が決定されたり、
カーソル位置が改行させられる。
【0068】尚、「/」、「*」、「BS」、「−」、
「+」は、ナンバーロックがオンになった状態であって
も、オフの状態であっても、常に入力することができ
る。
【0069】次に、図9を参照して、テンキーボードベ
イ151の上面部からみた、その内部の機械的な構成に
ついて説明する。尚、通常は、図8で示すように、テン
キーボードベイ151の上面部は蓋で覆われており、図
9で示すようにその内部は露出されてはいないが、ここ
では内部構造を説明するために便宜的に蓋が取り去られ
た状態が示されている。
【0070】図中の矢印A,B方向に対して垂直方向
に、対向するようにガイド部181a,181bが設け
られている。尚、ガイド部181a,181bについ
て、特に区別する必要がない場合、単にガイド部181
と称するものとする。また、その他の構成も同様に称す
る。
【0071】テンキーボード152の図中矢印B方向の
端部で、かつ、図中の上下方向の端部には、それぞれの
ガイド部181a,181bに対向するように凸ロック
部183a,183bが設けられており、テンキーボー
ド152が、図中矢印A方向に全体が引き出されると、
ガイド部181の図中矢印A方向の端部に設けられた凹
ロック部182a,182bと嵌合し、テンキーボード
152がテンキーボードベイ151より引き出された状
態でロックされる(テンキーボード152が引き出され
た状態で、端部152aが図中矢印B方向に所定の大き
さ以上の負荷で押圧されない限り、摺動できない状態に
固定される)。
【0072】バネ185は、テンキーボード152の図
9中矢印B方向の略端部の軸184、および、端部18
5aにおいて固定されており、テンキーボード152が
矢印B方向に摺動され、テンキーボードベイ151に挿
入されるとき、図10で示すように、板191に当接さ
れて図9の矢印D方向に押し込まれた状態で(畳み込ま
れた状態で)固定される。すなわち、テンキーボードベ
イ151のガイド181の矢印A,B方向の長さh1
は、テンキーボード152の長さh2と略同一に構成さ
れているため、テンキーボード152がガイド181に
沿って矢印B方向に挿入されて、端部152aが、テン
キーボードベイ151のテンキーボード152を挿入す
る部分の開口部まで挿入されると、バネ185は、矢印
D方向に畳み込まれた状態となる。そして、この状態
で、テンキーボード152は、テンキーボードベイ15
1に挿入されて、固定される。尚、テンキーボード15
2の固定方法については後述する。
【0073】また、テンキーボード152が、テンキー
ボードベイ151に収納された状態から引き出されると
き、バネ185は、端部185bが板191に当接した
状態から、矢印C方向に板191を押圧し、その反発力
が軸184を介してテンキーボード152に伝達される
ことにより、テンキーボード152は、テンキーボード
ベイ151の板191に対して図中矢印A方向に押し出
される。
【0074】テンキーボードベイ151の底面部151
bには、テンキーボード152をテンキーボードベイ1
51に収納した状態で固定する固定用スライダ186が
設けられている。固定用スライダ186には、底面部1
51bに設けられたレール状のガイド190a,190
bに対向する位置に溝部186b,186cが設けられ
たものであり、テンキーボード152がテンキーボード
ベイ151に挿入されるとき、または、挿入されたテン
キーボード152が引き出されるとき、後述する固定用
スライダガイド231(図19)と、バネ187の反発
力、または、復元力により、固定用スライダ186の凸
部186aが誘導される状態に応じて図中上下方向に摺
動する。バネ187は、軸188とその端部187aが
底面部151bに対して固定されており、固定用スライ
ダ186の凸部186aの位置に応じた反発力、また
は、復元力を発生し、穴186dを介して固定用スライ
ダ186を所定の方向に摺動させる。例えば、図中Kで
示す固定位置よりも凸部186aが図中上方に誘導され
ると、バネ187は、矢印E方向に復元力を発生し、固
定用スライダ186を図中下方向に押圧する。逆に、図
中固定位置Kよりも下方向に凸部186aが誘導される
と、バネ187は、矢印F方向に反発力を発生し、固定
用スライダ186を図中上方向に押圧する。
【0075】配線192は、テンキーボード152に内
蔵された図示せぬ電子回路に接続されており、端子17
2に接続されており、パーソナルコンピュータ1に対し
て入力されたキーに対応する信号を出力する。この端子
172は、図7のベイスロットインターフェース111
に接続される。
【0076】次に、テンキーボード152がテンキーボ
ードベイ151に対して挿引される機構について説明す
る。
【0077】ガイド部181には、図11,図12で示
すように、凹部181aが設けられている。ここで、図
11は、テンキーボードベイ151からテンキーボード
152を引き出した時の側面図を示し、図12は、ガイ
ド部181、スライド式支持部(または、スライド支持
部とも称する)202、および、テンキーボード152
の端部(挿引される方向に平行な端部)の断面図を示し
ている。また、図11において、2点鎖線がガイド部1
81を、1点鎖線がスライド式支持部202を、点線が
テンキーボードをそれぞれ示している。
【0078】この凹部181aは、テンキーボード15
2の厚さ(図12中の縦方向の厚さ)と略同一とされて
いる。テンキーボード152は、この凹部181aに対
して、スライド式支持部202を介して、図10中の矢
印A,B方向に平行な、その端部が嵌合されており、こ
のガイド部181の凹部181a内を摺動するように構
成されている。より詳細には、凹部181a内に、スラ
イド式支持部202が嵌合され、さらに、このスライド
式支持部202のガイド部181と接する面の背面にテ
ンキーボード152が嵌合され、スライド式支持部20
2がガイド部181内を、テンキーボード152がスラ
イド式支持部202内を、それぞれ図10中の矢印A,
B方向に摺動する。
【0079】スライド式支持部202には、図12で示
すように、凸部202b,202c,202dが設けら
れており、この凸部202b,202c,202dが、
テンキーボード152の凹部152b,152c,15
2dにそれぞれ嵌合されている。また、スライド式支持
部202では、その矢印B方向の端部に留ネジ202a
が設けられており、ガイド部181のガイド溝181b
を貫通した状態で螺合されている。この留ネジ202a
は、ガイド部181のガイド溝181bを摺動し、矢印
A,B方向の動きをガイドすると共に、スライド式支持
部202の摺動範囲を規制するものである。すなわち、
テンキーボード152が矢印A方向に引き出された時、
図11で示すように、スライド式支持部202の略中央
部の位置は、テンキーボードベイ151の淵151aの
位置(テンキーボード152を挿引する開口部の位置)
となるように、摺動範囲が規制される。
【0080】このように、摺動範囲が規制されることに
より、スライド式支持部202は、テンキーボード15
2が、テンキーボードベイ151より引き出された状態
で、図11中の矢印S方向にテンキーが押下される際
(入力操作がなされる際)に、テンキーボード152の
矢印A方向の端部に生じる応力を、テンキーボードベイ
151に伝達する(テンキーボードベイ151の筐体の
矢印A,B方向の略中央部に伝達する)ことができるよ
うにテンキーボード152を支持し、テンキーボード1
52を操作する際に生じるガタつきを抑制する。
【0081】以上のような構成により、ガイド部181
の凹部181a内で、スライド式支持部202が摺動
し、スライド式支持部202内で、テンキーボード15
2が摺動することにより、テンキーボード152は、図
11中矢印A,B方向に摺動し、テンキーボードベイ1
51に対して、挿引することができる構成となってお
り、さらには、スライド式支持部202によりテンキー
ボード152の入力操作により生じるガタつきが抑制さ
れる。
【0082】次に、支持部203について説明する。
【0083】支持部203は、テンキーボード152の
底面部152eに設けられ、その接地部203b(図1
5)が接地面204に当接することにより、テンキーボ
ード152が、テンキーボードベイ151より引き出さ
れた状態で、図11、または、図13で示すように接地
面204上でテンキーボード152を支持するものであ
る。この支持部203により、図11中の矢印S方向に
テンキーが押下される際に生じるガタつきが抑制され
る。ここで、図13は、ベイスロット102にテンキー
ボードベイ151を装着した状態で、さらに、テンキー
ボード152をテンキーボードベイ151から引き出し
たときのパーソナルコンピュータ1の側面図を示してい
る。
【0084】支持部203は、図13で示すように、テ
ンキーボード152の底面部152eの端部152aの
略中央部(図中矢印A,B方向に対して垂直方向の略中
央部)に設けられており、テンキーボード152と接地
面204までの距離に相当する高さd1で構成されてい
る。また、支持部203は、図14で示すように、軸2
03aを回転軸L1にして、図中矢印I方向について
は、テンキーボード152に対して略90まで,J方向
については、テンキーボード152に対して平行な角度
まで回動可能な構成となっている。軸203aには、バ
ネ212が固定されており(巻き付けられており)、一
方の端部212aがテンキーボード152の背面部の溝
211に固定されている。また、他方の端部212b
は、図15で示すように、バネ212の反発力により支
持部203を図中矢印I方向に押圧して、支持部203
をテンキーボード152に対して、略90度に起立させ
た状態にしている。
【0085】この構成により、支持部203は、テンキ
ーボード152がテンキーボードベイ151より引き出
された状態の場合、図中矢印I方向へのバネ212の反
発力により収納部213から、その接地部203bが押
し出され、図16で示すように、支持部203が起立し
た状態となる。この状態の時、支持部203は、その接
地部203bが接地面204に当接することとなり、テ
ンキーボード152が支持される。ここで、図16は、
支持部203を端部152a方向からみた側面図であ
る。
【0086】また、テンキーボード152の端部152
aが使用者により矢印B方向に押圧されて、テンキーボ
ード152がテンキーボードベイ151に挿入され、収
納される場合、支持部203は、図14で示すテンキー
ボードベイ151の淵151aに当接し、さらに淵15
1aに矢印A方向に押圧されることになる。その結果、
淵151aからバネ212の反発力以上で押圧される
と、支持部203が回転軸L1を軸として、図14中の
矢印J方向に回動され、図17で示すように、支持部2
03が収納部213に収納され、この状態のままテンキ
ーボード152がテンキーボードベイ151に挿入され
る。ここで、図17は、テンキーボード152を底面部
152eからみたときの支持部203付近の平面図であ
る。
【0087】このように、支持部203は、テンキーボ
ード152がテンキーボードベイ151に引き出される
場合、テンキーボード152から自立的に起立し、挿入
される場合、自立的に収納される構成となっているの
で、使用者は、支持部203の起立や収納を意識するこ
となく、支持部203を利用することができる。また、
この支持部203は、その接地部203bが曲面(図1
5で示すように、矢印B方向からみて略半円状、また、
矢印A,B方向と垂直な方向からみて略半円状の曲面)
により構成されており、接地面204と接地部203b
との当接部分が実質的に面ではなく点となるため、接地
面204が平らな面でなくても、安定した状態でテンキ
ーボード152を支持することができるので、ガタつき
が抑制されて、安定したテンキーの入力操作が可能とな
る。
【0088】以上においては、支持部203がテンキー
ボード152の背面部の端部152aの略中央部の1箇
所に設けられている例について説明してきたが、テンキ
ーボード152の背面部のその他の位置に設けるように
しても良い。また、支持部203は、板状の物であって
も良いし、棒状のものであってもよく、さらには、キー
ボードの複数箇所に設けることにより、複数箇所で支持
するものとしてもよい。
【0089】また、図18で示すように、パーソナルコ
ンピュータ1のキーボード24の角度を調整するために
脚222(脚222は、図中軸222aを回転軸として
矢印Q,P方向に回動可能であり、矢印Q方向に回動さ
れると本体21内に収納され、矢印P方向に回動される
と、図18のように引き出される)が設けられている場
合、高さをd2(>d1)とした支持部221を設ける
ようにすることで、脚222に対応してテンキーボード
152を支持できるようにしてもよい。また、ドッキン
グステーションなどがパーソナルコンピュータ1の背面
部に接続されるような場合にも、図18と同様の手法で
対応させるようにしてもよい。
【0090】次に、テンキーボード152が、テンキー
ボードベイ151に挿入される場合の挿入状態を固定す
るための機構と、挿入されているテンキーボード152
の固定状態を開放して、テンキーボードベイ151から
引き出すための機構について説明する。
【0091】テンキーボード152には、図19で示す
ように、その背面部分に固定用スライダガイド231が
設けられている。尚、図19中においては、固定用スラ
イダガイド231の、テンキーボード152の上面から
みたときの位置が点線で示されているが、実際には、テ
ンキーボード152の背面部に、図20で示すように設
けられている。尚、図20においては、固定用スライダ
ガイド231は、テンキーボード152の底面部152
eからみた構成を示しているため、図18で示した形状
とは矢印A,B方向を軸として左右が対称の関係となっ
ている。
【0092】固定用スライダガイド231は、テンキー
ボード152の背面から見て略三角形状のガイド凸部2
41(底面部152eに対して垂直方向に突出している
部分)を囲むように固定用スライダ186の凸部186
aを誘導するための溝である。凸部186aは、このガ
イド凸部241に沿って移動することで、テンキーボー
ド152をテンキーボードベイ151に挿入された状態
に固定すると共に、テンキーボードベイ151に固定さ
れた状態から開放して、引き出せるようにする。
【0093】まず、テンキーボード152をテンキーボ
ードベイ151に挿入して固定するときの動作について
説明する。尚、以下の説明においては、テンキーボード
152の背面に設けられた固定用スライダガイド231
と固定用スライダ186の周辺の動作のみを図示するも
のとする。
【0094】固定用スライダ186は、テンキーボード
152が開放された状態(引き出された状態)のとき、
図21(図9)で示す固定位置Kに位置している。この
とき、バネ187は、図9で示す矢印E,Fのいずれの
方向にも反発力(または、復元力)を発生していない。
テンキーボード152の端部152aが、使用者によ
り、図21の矢印B方向に摺動させられ、さらに、バネ
185が板191に当接したのち、さらに、板191に
対する反発力以上の力で押圧されると、固定用スライダ
186の凸部186aは、図22で示すようにガイド凸
部241の面241aに当接され、その面241aに沿
って矢印m方向にスライドする。このとき、固定用スラ
イダ186の凸部186aには、バネ187の図9中の
矢印F方向への反発力、すなわち、図21中の矢印G方
向に反発力が生じることになる。
【0095】この状態で、凸部186aが面241aに
沿って矢印m方向にスライドしていくと、図23で示す
ように、面241aの上方の端部のガイド突起部251
を超えて、ガイド凹部231に凸部186aが嵌り込む
状態となる(図中の凸部186a')。このとき、テン
キーボード152は、テンキーボードベイ151に対し
てそれ以上押し込むことができない状態となり、使用者
は、押圧を終了させることになる。
【0096】すると、テンキーボード152に使用者か
らの押圧が加えられない状態になるので、テンキーボー
ド152は、バネ185の板191に対する反発力によ
り図23中の矢印A方向に押し戻されることになる(固
定用スライダガイド231が矢印A方向に押し戻される
ことになる)。すると、固定用スライダ186の凸部1
86aは、ガイド凹部231aから開放されると共に、
さらに、バネ187により生じる矢印G方向の反発力に
より、ガイド突起部251を超えて、ガイド凸部241
の固定部252を矢印G方向にスライドする。このと
き、テンキーボード152には、バネ185により矢印
A方向に反発力が生じている状態なので、凸部186a
は、矢印A方向に、固定部252から押し付けられてい
る状態となる。この状態で、図中矢印G方向にスライド
し、図中左端のガイド突起部253に当接したとき、矢
印G方向のスライドが停止すると共に、固定部252の
左端であるガイド突起部253と当接した位置に嵌り込
んだ状態となり、結果としてテンキーボード152が、
テンキーボードベイ151に対して固定された状態とな
る(図中の凸部186a'')。すなわち、この状態の
時、テンキーボード152は、テンキーボードベイ15
1に完全に収納されて、固定された状態となる。
【0097】次に、テンキーボード152をテンキーボ
ードベイ151から引き出すときの動作について説明す
る。
【0098】上述の動作により、テンキーボード152
がテンキーボードベイ151の内部に挿入された状態
(すなわち、図23の状態)で、使用者がテンキーボー
ド152の端部152aをバネ185の反発力に対抗し
て矢印B方向に押圧すると、図24で示すように、固定
部252の左端部に嵌り込んだ固定用スライド186の
凸部186aが、バネ187により矢印G方向にスライ
ドさせられ、ガイド突起部253を超えて、一端ガイド
凹部231bに嵌り込む。この状態になると、テンキー
ボード152の矢印B方向への動きは、固定用スライダ
186の凸部186aと固定用スライダガイド231に
より規制されることになる。このとき、使用者がテンキ
ーボード152の端部152aを開放すると(押圧を止
めると)、バネ185の反発力により(バネ185の端
部185bが板191を押圧して発生する反発力によ
り)テンキーボード152は、テンキーボードベイ15
1より矢印A方向に押し出される。
【0099】この状態で、固定用スライダ186の凸部
186aは、テンキーボードベイ151が矢印A方向に
スライドされるに従って、ガイド凸部241の面241
bに沿って、矢印n方向にスライドする。
【0100】この状態からさらに、バネ185の反発力
によりテンキーボード152が矢印A方向にスライドさ
れると、固定用スライダ186の凸部186aは、面2
41bの図中下端のガイド突起部254を超える。この
とき、固定用スライダ186は、固定位置Kよりも図中
左側に位置する(固定位置Kよりも矢印G方向に位置す
る)ため、バネ187による図9で示す矢印E方向の復
元力が掛けられていることになるので、図24中の矢印
H方向に押し出され、固定位置Kに戻ると共に、固定用
スライダガイド231から開放された状態となる。この
とき、テンキーボード152の端部152aは、テンキ
ーボードベイ151より飛び出した状態になっているの
で、使用者は、この端部152aを掴んで、矢印A方向
に引き出すことが可能となる。尚、バネ185の反発力
(または復元力)は、バネ187に比べて大きいので、
上述の動作は、バネ187により規制されない。
【0101】以上のような構成により、テンキーボード
152は、テンキーボードベイ151に対して、矢印B
方向に押し込むことで収納した状態に固定することがで
き、さらに、収納されたテンキーボード152を矢印B
方向に一端押圧した後、収納された状態における固定状
態を開放し、開放されたテンキーボードベイ151から
飛び出している端部152aを矢印A方向に引き出すこ
とで、テンキーボード152を引き出すことができる。
【0102】以上においては、テンキーボードベイを例
にして説明してきたが、テンキーボードベイに限るもの
ではなく、例えば、パーソナルコンピュータ1の本体2
1に対して直接テンキーボードが挿引できるものでもよ
い。また、挿引できる構成となるものはテンキーに限る
ものではなく、例えば、筐体に対して挿引可能な板状の
台にテンキー以外のキーやボタンが配列されているもの
であっても良いし、例えば、タッチパッドなどのポイン
ティングデバイスが設けられているものであってもよ
い。
【0103】
【発明の効果】本発明の入力装置によれば、筐体に対し
て挿引可能なキーボードを支持部により支持し、収納部
によりキーボードに支持部を収納し、キーボードが筐体
より引き出されたとき、支持部を収納部から起立させ、
キーボードが筐体に挿入されたとき、支持部を収納部に
収納させるようにしたので、キーボードによる安定した
入力操作を実現させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパーソナルコンピュータの外
観の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用したパーソナルコンピュータの外
観の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明を適用したパーソナルコンピュータの外
観の構成を示す斜視図である。
【図4】図1のパーソナルコンピュータの一部の外観の
構成を示す平面図である。
【図5】図1のパーソナルコンピュータの一部の外観の
構成を示す斜視図である。
【図6】図1のパーソナルコンピュータの外観の構成を
示す側面図である。
【図7】図1のパーソナルコンピュータ1の内部の構成
の例を示すブロック図である。
【図8】図1のテンキーボードベイの外観の構成を示す
図である。
【図9】図1のテンキーボードベイの構成を示す図であ
る。
【図10】図1のテンキーボードベイの構成を示す図で
ある。
【図11】図1のテンキーボードベイの構成を示す図で
ある。
【図12】図1のテンキーボードベイの構成を示す図で
ある。
【図13】図1のパーソナルコンピュータの外観の構成
を示す側面図である。
【図14】図1のテンキーボードの背面の構成を示す図
である。
【図15】図14の支持部の構成を示す図である。
【図16】図14の支持部の構成を示す図である。
【図17】図14の支持部の構成を示す図である。
【図18】図1のパーソナルコンピュータの外観の構成
を示す側面図である。
【図19】図1のテンキーボードベイの固定用スライダ
ガイドを説明する図である。
【図20】図1のテンキーボードベイの固定用スライダ
ガイドを説明する図である。
【図21】図1のテンキーボードベイの固定用スライダ
ガイドと固定用スライダの動きを説明する図である。
【図22】図1のテンキーボードベイの固定用スライダ
ガイドと固定用スライダの動きを説明する図である。
【図23】図1のテンキーボードベイの固定用スライダ
ガイドと固定用スライダの動きを説明する図である。
【図24】図1のテンキーボードベイの固定用スライダ
ガイドと固定用スライダの動きを説明する図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 102 ベイスロッ
ト, 151 テンキーボードベイ, 152 テンキ
ーボード, 152a 端部, 203 支持部,20
3a 軸,203b 接地部, 204 接地部, 2
12 バネ, 213 収納部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に対して挿引可能なキーボードと、 前記キーボードを支持する支持部と、 前記キーボードに前記支持部を収納する収納部と、 前記キーボードが前記筐体より引き出されたとき、前記
    支持部を前記収納部から起立させ、前記キーボードが前
    記筐体に挿入されたとき、前記支持部を前記収納部に収
    納させる弾性部とを備えることを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 前記筐体は、パーソナルコンピュータの
    筐体であることを特徴とする請求項1に記載の入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記筐体は、パーソナルコンピュータの
    ベイスロットに挿入可能な拡張ベイであることを特徴と
    する請求項1に記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 前記キーボードの挿引方向に平行な側面
    部であって、前記筐体の前記キーボードが挿引される開
    口部内を摺動可能なスライド支持部と、 前記スライド支持部の摺動範囲を規制する規制部とをさ
    らに備え、 前記規制部は、前記キーボードが引き出されたとき、前
    記スライド支持部の略中央部が、前記筐体の前記キーボ
    ードが挿引される開口部と略同位置となるように前記ス
    ライド支持部の摺動範囲を規制することを特徴とする請
    求項1に記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記キーボードは、テンキーボードであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部の接地部は、曲面であること
    を特徴とする請求項1に記載の入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7163346B2 (en) * 2004-09-22 2007-01-16 Hui Pin Lian Keyboard augmenting hot key structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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