JP2003316435A - 遠隔操縦物体システム及び遠隔操縦装置と被操縦物体並びに遠隔操縦方法とコンピュータ・ソフトウエア - Google Patents

遠隔操縦物体システム及び遠隔操縦装置と被操縦物体並びに遠隔操縦方法とコンピュータ・ソフトウエア

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JP2003316435A
JP2003316435A JP2002121081A JP2002121081A JP2003316435A JP 2003316435 A JP2003316435 A JP 2003316435A JP 2002121081 A JP2002121081 A JP 2002121081A JP 2002121081 A JP2002121081 A JP 2002121081A JP 2003316435 A JP2003316435 A JP 2003316435A
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JP2002121081A
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Yoshimichi Kubo
善道 久保
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被操縦物体が操縦者の制御から外れることを
防止し、また広範囲に渡る制御可能範囲を実現し、ま
た、被操縦物体に備えつけたセンサーが周辺の情報を取
得し、同じ通信路を通して操縦装置へ転送し、操縦者が
操縦に必要な情報を得ることを可能とした遠隔操縦物体
システム及び遠隔操縦装置と被操縦物体並びに遠隔操縦
方法とコンピュータ・ソフトウエアを提供する。 【解決手段】 被操縦物体4と、被操縦物体4を遠隔操
縦する遠隔操縦装置1とからなる遠隔操縦物体システム
であって、遠隔操縦装置1は、被操縦物体4へ送信する
操縦情報を、基地局を介した無線による通信が含まれる
データ通信路61を経由して送信する送信部を備え、被
操縦物体4は、基地局を介した無線による通信が含まれ
るデータ通信路61を経由して送信される操縦情報を受
信する受信部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔操縦物体シス
テム及び遠隔操縦装置と被操縦物体並びに遠隔操縦方法
とコンピュータ・ソフトウエアであり、発信された信号
により被操縦物体を操縦する方法及び操縦装置と被操縦
物体とからなるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠隔操作によって物体を動かす玩
具においては、赤外線や電波を使って操縦者が制御装置
へ入力した情報を被制御体へと伝送していた。この時、
赤外線や電波による信号が届く範囲外へ被制御体が飛び
出すと操縦不能となる。従来技術として、被制御体への
制御を取り戻すための方法がある(特開平2001−1
37563号公報)。この公報によれば、被制御体が信
号の届く範囲外に飛び出した場合でも、信号を一時的に
パワーアップさせて被制御体を制御範囲内に戻してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
では、遠隔操作を行う対象の物体が、制御装置から電波
の届く範囲内でのみしか操縦することができない。特開
2001−137563号公報による出力切り替えによ
る方法で、制御を取り戻した場合でも、その強化した出
力電波の到達範囲から外れると制御することができなく
なる。また、上記従来例では、操縦者は直接操作対象と
その周辺を直接見ることで制御に必要な情報を得てお
り、壁越しのような、被制御物体が見えないところで
は、制御するのは不可能であった。
【0004】本発明は、従来の問題を解決するものであ
り、一つの基地局からの電波到達範囲から外れても別の
基地局との通信に切り替え可能である無線によるデータ
通信路を用いることで、被操縦物体が操縦者の制御から
外れることを防止し、また広範囲に渡る制御可能範囲を
実現し、また、被操縦物体に備えつけたセンサーが周辺
の情報を取得し、同じ通信路を通して操縦装置へ転送
し、操縦者が操縦に必要な情報を得ることを可能にし、
問題の解決を行い、そして、パソコン、ゲーム機、PD
A、携帯電話、PHS等、インターネットに接続できる
端末を操縦装置として被操縦物体を操縦することを可能
とした遠隔操縦物体システム及び遠隔操縦装置と被操縦
物体並びに遠隔操縦方法とコンピュータ・ソフトウエア
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、被操縦物体
と、該被操縦物体を遠隔操縦する遠隔操縦装置とからな
る遠隔操縦物体システムであって、前記遠隔操縦装置
は、前記被操縦物体へ送信する操縦情報を、基地局を介
した無線による通信が含まれるデータ通信路を経由して
送信する送信部を備え、該被操縦物体は、基地局を介し
た無線による通信が含まれるデータ通信路を経由して送
信される操縦情報を受信する受信部を備える遠隔操縦物
体システムである。
【0006】また、本発明は、上記被操縦物体は、遠隔
操縦装置へ送信する周辺情報を、基地局を介した無線に
よる通信が含まれるデータ通信路を経由して送信する送
信部を備え、該遠隔操縦装置は、基地局を介した無線に
よる通信が含まれるデータ通信路を経由して送信される
周辺情報を受信する受信部を備える遠隔操縦物体システ
ムである。
【0007】そして、本発明は、上記データ通信路がイ
ンターネット網である遠隔操縦物体システムである。
【0008】更に、本発明は、被操縦物体とで遠隔操縦
物体システムを構成するとともに、該被操縦物体を遠隔
操縦する遠隔操縦装置であって、前記被操縦物体へ送信
する操縦情報を、基地局を介した無線による通信が含ま
れるデータ通信路を経由して送信する送信部を備えるこ
とを特徴とする遠隔操縦装置である。
【0009】また、本発明は、基地局を介した無線によ
る通信が含まれるデータ通信路を経由して送信される被
操縦物体の周辺情報を受信する受信部を備える遠隔操縦
装置である。
【0010】そして、本発明は、遠隔操縦装置とで遠隔
操縦物体システムを構成するとともに、該遠隔操縦装置
により遠隔操縦される被操縦物体であって、前記遠隔操
縦装置から送信される操縦情報を、基地局を介した無線
による通信が含まれるデータ通信路を経由して受信する
受信部を備える被操縦物体である。
【0011】更に、本発明は、基地局を介した無線によ
る通信が含まれるデータ通信路を経由して、周辺情報を
送信する送信部を備える被操縦物体である。
【0012】また、本発明は、被操縦物体へ送信する遠
隔操縦装置からの遠隔操縦情報を、基地局を介した無線
による通信が含まれるデータ通信路を経由して送信し受
信する遠隔操縦方法である。
【0013】そして、本発明は、上記遠隔操縦装置に送
信する被操縦物体の周辺情報を、基地局を介した無線に
よる通信が含まれるデータ通信路を経由して送信し受信
する遠隔操縦方法である。
【0014】更に、本発明は、インターネット網を介し
て送信し受信する遠隔操縦方法である。
【0015】また、本発明は、被操縦物体とで遠隔操縦
物体システムを構成するとともに、該被操縦物体を遠隔
操縦する遠隔操縦装置に使用されるコンピュータ・ソフ
トウエアであって、前記被操縦物体へ送信する操縦情報
を、基地局を介した無線による通信が含まれるデータ通
信路を経由して送信する機能をコンピュータに実現させ
るプログラムからなるコンピュータ・ソフトウエアであ
る。
【0016】本発明の遠隔操縦物体システムが利用する
データ通信網として、PHS通信網がある。PHS(簡
易携帯電話)では、ある基地局と通信中に、その基地局
の電波の到達範囲から外れる時、あらたに、別の電波到
達可能な基地局を探し出して、その基地局へと通信を切
り替える、ハンドオーバーと呼ばれる仕組みが実現され
ている。この仕組みにより、通信中の基地局の電波圏外
へ出た時にも通信を維持することが出来る。また、PH
Sによるデータ通信を用いて、コンピュータ間で通信を
行う仕組みも提供されている。PHSに限らず、このよ
うに無線と基地局から構成される通信方式で、基地局切
り替えができ、かつデータ通信が可能なものは複数実現
されている。この通信路を制御装置(遠隔操縦装置)と
被制御体(被操縦物体)との間の通信路として用いるこ
とにより、従来手法における電波到達距離による操縦範
囲の制限の解決を図る。この無線通信を用いたデータ通
信の送受信装置一式を制御装置、被制御体双方に取り付
ける。制御装置は操縦者が行った操作を基に被制御体へ
制御情報をデータ通信路を介して送信する。被制御体
は、映像、音声などのセンサー、GPS受信機などを備
え、周辺の映像情報、音声情報、位置情報などを得て、
それらをデータ通信路を介して制御装置へ送信する。制
御装置には表示装置、スピーカーを備え付け、操縦者に
それらの情報を伝える。操縦者はその情報によって被制
御体の周辺情報を得ることができ、また次の操作を行う
判断の基とすることができる。このような仕組みによっ
て遠隔操作を実現する。被制御体が、ある基地局の電波
到達範囲内から外へ移動する時、ハンドオーバーによっ
て、別の基地局との通信を確立することにより、操縦者
の手元の制御装置との間の接続を維持することができ
る。よって基地局が抜けなく整備された地域において、
ハンドオーバーを繰り返すことにより、従来手法より広
範囲に渡って制御を維持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の遠隔操縦物体システム及び遠隔操縦装置
と被操縦物体並びに遠隔操縦方法の実施形態について、
図1〜図3を用いて具体的に説明する。図1は、実施形
態1の遠隔操縦物体システムの説明図である。図2は、
実施形態2の遠隔操縦物体システムの説明図である。図
3は、実施形態3の遠隔操縦物体システムの説明図であ
る。
【0018】実施形態1を説明する。本実施形態の遠隔
操縦物体システムは、操縦装置としてマイクロコンピュ
ータを内蔵したラジコン用送信機を用い、無線通信網と
してPHS通信網を用い、被操縦物体として自動車模型
を用いた例であり、図1に示すように、PHS通信網6
1を介して接続されるラジコン用送信機1と自動車模型
5とからなる。ラジコン用送信機1は、操縦装置であ
り、マイクロコンピュータ11及びPHSデータ通信カ
ード12を備えている。自動車模型4は、被操縦物体で
あり、マイクロコンピュータ41、PHSデータ通信カ
ード42、モータドライバ43、DCモータ44、ギヤ
ボックス45、模型用タイヤ46及び電池47を備えて
いる。
【0019】ラジコン用送信機1は、従来のラジコンカ
ーを操縦する送信機と操作上同じ外観を持ち、レバー、
ダイヤル等の操作機構を備えるが、内部にマイクロコン
ピュータ11及びPHSデータ通信カード12を持つ。
まず、操縦装置側マイクロコンピュータ11から被操縦
物体側マイクロコンピュータ41へ操縦物体側PHSデ
ータ通信カード12、PHS通信網61、被操縦物体側
PHSデータ通信カード42を介したPHS通話による
データ通信路を確立する。
【0020】操縦装置側マイクロコンピュータ11は、
ディジタルデータに変換されたレバーやダイヤルの変位
量を取り込む。そして、操縦装置側マイクロコンピュー
タ11は、この取り込んだデータを操縦装置側PHSデ
ータ通信カード12、PHS通信網61、被操縦物体側
PHSデータ通信カード42で確立されるデータ通信路
を通して、被操縦物体側マイクロコンピュータ41へ送
信する。自動車模型4は自動車の形をした模型である。
【0021】被操縦物体側マイクロコンピュータ41
は、送信されてきたデータを基にモータドライバ43へ
の制御データを出力する。モータドライバ43は制御デ
ータに従いDCモータ44を駆動し、その動力がギヤボ
ックス45、模型用タイヤ46へと伝達され、模型用タ
イヤ46が回転することにより自動車模型4全体が移動
する。電池47はDCモータ44、マイクロコンピュー
タ41と接続され、電源として作用する。このようにし
て、実施形態1における自動車模型4を遠隔操縦するこ
とができる。
【0022】実施形態2を説明する。この実施形態の遠
隔操縦物体システムは、操縦装置としてパソコンを用
い、操縦装置と被操縦物体との間の無線を用いたデータ
通信路としてPHSデータ通信網を用いた例であり、図
2に示すように、パソコン装置2と自動車模型4bとか
らなる。パソコン装置2は、操縦装置であり、キーボー
ド21、パソコン本体部22、PHSデータ通信カード
23、ディスプレイモニタ24を備えている。自動車模
型4bは、被操縦物体であり、実施形態1と同様である
が、CCDカメラ48を備えている。
【0023】パソコン装置2のキーボード21は、自動
車模型4bをどのように動作させるかの情報を操縦者が
入力する装置である。パソコン本体部22は、操縦者か
らの入力を処理し送信データへと変換する。また、自動
車模型4bからの映像データをディスプレイモニタ24
への出力データに変換する。ディスプレイモニタ24
は、パソコン本体部22から出力された自動車模型4b
からの映像を表示する。PHS通信網61、操縦装置側
PHSデータ通信カード42、被操縦物体側PHSデー
タ通信カード42は、パソコン本体部22と被操縦物体
側マイクロコンピュータ41との通信を実現する。マイ
クロコンピュータ41は、自動車模型4bの制御を受け
持ち、パソコン本体部22から送られてきたデータを基
に、モータドライバ43を制御する。また、CCDカメ
ラ48からの映像データを通信データとしてパソコン本
体部22へと送信する。モータドライバ43はマイクロ
コンピュータ41からの入力データを基にDCモータ4
4を制御する。DCモータ44はギヤボックス45を介
して模型用タイヤ46を回転させ、自動車模型4b全体
を移動させる。CCDカメラ48は周辺の映像をデータ
に変換し、マイクロコンピュータ41へ送る。マイクロ
コンピュータ41は映像データをパソコン本体部22へ
と送信する。
【0024】以下に実施形態2での動作の流れの一例を
説明する。まずパソコン本体部22、ディスプレイモニ
タ24、マイクロコンピュータ41の電源を入れ、稼働
状態にする。次に、パソコン本体部22からマイクロコ
ンピュータ41へ操縦側PHSデータ通信カード23、
PHS通信網61、被操縦物体側PHSデータ通信カー
ド42を介したPHS通話によるデータ通信路を確立す
る。操縦者は、キーボード21から自動車模型4bを動
かすための操作を行う。操作は、前進させるときにはキ
ーボード21の上向矢印キーを押し、後退させる時には
下向矢印キー、左旋回させる時には左向矢印キー、右旋
回させる時には右向矢印キーを押すものとする。パソコ
ン本体部22では、操縦用ソフトウェアが動作してお
り、キー操作を監視する。押されたキーから命令データ
に作成し、先に確立されたPHSデータ通信路を介し
て、マイクロコンピュータ41へと送信する。マイクロ
コンピュータ41は、命令データを受信し、そのデータ
から、前進、後退、左旋回、右旋回のいずれの制御命令
が来たかを解釈し、それに従ってモータドライバ43を
制御する。モータドライバ43はマイクロコンピュータ
41からの入力データを基にDCモータ44を制御し、
DCモータ44からギヤボックス45、模型用タイヤ4
6と動力が伝達され、模型用タイヤ46が動くことによ
り、自動車模型4bが移動する。CCDカメラ48は自
動車模型4b前方の映像を受像し、マイクロコンピュー
タ41へ映像信号を送信する。マイクロコンピュータ4
1は、映像信号をディジタルデータに変換し、確立され
ているPHSデータ通信路を介してパソコン本体部22
へと送信する。パソコン本体部22はデータをディジタ
ルデータをデコードして逆変換してディスプレイモニタ
24へ映像を表示する。操縦者は表示された映像を見て
操縦体の状況を把握し、次の操縦命令を考え、キーボー
ド21より入力する。操縦を終える時は、パソコン本体
部22とマイクロコンピュータ41の間のPHSデータ
通信路を切断し、その後、それぞれの電源をオフにす
る。このようにして、実施形態2における自動車模型4
bを遠隔操縦することができる。
【0025】実施形態3を説明する。この実施形態は、
遠隔操縦装置としてPHS端末、被操縦物体に小型飛行
船を用い、そして、遠隔操縦装置と被操縦物体との間の
データ通信路に、インターネット網及びPHSデータ通
信路を用いた例であり、図3に示すように、液晶表示パ
ネル付きPHS端末3と小型飛行船5とからなる。液晶
表示パネル付きPHS端末3は、遠隔操縦装置であり、
通常のPHS端末を使用することができる。小型飛行船
5は、被操縦物体であり、気球部51、ヒーター52、
プロペラ53、尾翼54、マイクロコンピュータ55、
PHSデータ通信カード56、CCDカメラ57、GP
Sレシーバ58及び電池59からなる。液晶表示パネル
付きPHS端末3と小型飛行船5とは、PHS通信網6
1及び遠隔操縦側インターネット接続用ホスト72、イ
ンターネット網71、被操縦側インターネット接続用ホ
スト73とで接続される。
【0026】実施形態3での動作の流れの一例を以下に
説明する。操縦者、あるいは別の補助をする者が小型飛
行船5の電源をオンにする。次に操縦者は液晶パネル付
PHS端末3に対して、ボタン操作を行うことにより小
型飛行船5のマイクロコンピュータ55との間にデータ
通信路を確立する。データ通信路は、液晶表示パネル付
きPHS端末3と、遠隔操縦側インターネット接続用ホ
スト72との間にPHS通信網61を利用したPHSデ
ータ通信と、遠隔操縦側インターネット接続用ホスト7
3と被操縦側インターネット接続用ホスト73間のイン
ターネット網71、被操縦側インターネット接続用ホス
ト73と小型飛行船5内のPHSデータ通信カード56
の間のPHS通信網61を利用したPHSデータ通信か
らなる。
【0027】操縦者が小型飛行船5に対して上昇を指示
する場合、ユーザは液晶パネル付きPHS端末3の数字
「9」ボタンを押す。液晶パネル付きPHS端末3は数
字「9」ボタンを押されたということをデータに変換
し、液晶パネル付PHS端末3から確立されたデータ通
信路を介して、マイクロコンピュータ55へ送信する。
マイクロコンピュータ55は、データから数字「9」ボ
タンの押下により操縦者が上昇させたいという意図を判
断し、小型飛行船5を上昇させるべくヒーター52のス
イッチをオンにする。ヒーター52が発する熱により気
球部51内部の空気が膨張して密度が下がり、小型飛行
船5は浮力を得て上昇することができる。操縦者が小型
飛行船5を下降させたい時には数字「3」ボタンを押下
することにし、同様にこのとき液晶パネル付きPHS端
末3からマイクロコンピュータ55へデータが送られ、
マイクロコンピュータ55はヒーター52のスイッチを
オフにする。気球部51内部の空気は、周辺の空気と同
じ温度へ下がっていくため、浮力が減少し、小型飛行船
5の重量により下降する。操縦者が前進を意図した時に
は数字「8」ボタンを押下する。上昇、下降の時と同様
に、液晶パネル付きPHS端末3は、そのデータをマイ
クロコンピュータ55へ送信し、それを受け取ったマイ
クロコンピュータ55はプロペラを順回転させ、小型飛
行船5は前進する力を得て前進する。操縦者が後進を意
図した時には、数字ボタン「2」ボタンを押下すること
とし、同様に液晶パネル付きPHS端末3はそのデータ
をマイクロコンピュータ55へ送信し、それを受け取っ
た制御用マイクロコンピュータ55はプロペラを逆回転
させ、小型飛行船5を後進させる。操縦者が小型飛行船
5を左方向へ回頭させたいときは、数字「4」ボタンを
押下することとする。この時、液晶パネル付きPHS端
末3はそのデータをマイクロコンピュータ55へ送信
し、それを受け取ったマイクロコンピュータ55は、尾
翼を進行方向に対して右に切り、小型飛行船5の後部を
右に振ることで前部を左方向へ向ける。操縦者が小型飛
行船5を右方向へ回頭させたいときは数字「6」ボタン
を押下することとする。この時、液晶パネル付きPHS
端末3は同様にそのデータをマイクロコンピュータ55
へ送信し、それを受け取ったマイクロコンピュータ55
は尾翼を進行方向に対して左に切り、小型飛行船5の後
部を左に振ることで前部を右方向へ向ける。一方、これ
らの操縦に平行して、小型飛行船5から液晶パネル付き
PHS端末3に対して、CCDカメラ57からの映像、
GPSレシーバ58からの位置情報が、データ通信路を
介して送信される。液晶パネル付きPHS3はこれら情
報を液晶パネルに表示し、操縦者は小型飛行船5の周辺
の様子、現在位置を知ることができる。小型飛行船5が
移動していくことにより、PHSデータ通信カード56
が通信を確立していた、PHS通信網61のうちのある
基地局との距離が離れて電波強度が弱くなることで通信
が切断する可能性が高くなったとき、PHSデータ通信
カード56は、電波強度の強い他の基地局を探し出し、
通信をその基地局へと切り替える。これにより、データ
通信路全体は接続を維持することができ、操縦者は継続
して小型飛行船5を操縦することができる。操縦者が小
型飛行船5の操縦を終えたい時は、操縦者の手元あるい
は操縦者の補助をする者のそばまで小型飛行船5を移動
させ、着陸させる。操縦者は液晶パネル付きPHS端末
3と小型飛行船5との間のデータ通信路を切断する。そ
して小型飛行船5の電源をオフにして操縦を終了する。
電池59は、小型飛行船5の電源として作用する。この
ようにして、実施形態3における小型飛行船5を遠隔操
縦することができる。
【0028】なお、上記実施形態では遠隔操縦装置を説
明したが、被操縦物体へ送信する操縦情報を、基地局を
介した無線による通信が含まれるデータ通信路を経由し
て送信する機能をコンピュータに実現させるプログラム
からなるコンピュータ・ソフトウエア又はこれを格納し
たコンピュータ読取可能な記録媒体を使用することは可
能であり、これにより、パソコン、PHS電話機等を遠
隔操縦装置とすることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明により、無線通信網内において被
制御体から操縦者までの距離に関係なく操縦を行える無
線操縦玩具を提供することができ、これまで電波到達範
囲に縛られていた操縦範囲を広げることができる。また
操縦者は被制御体の周辺情報を得られるため、操縦する
ことより周辺情報の獲得の方を主目的とした用途にも利
用できる。また、被制御装置はもっとも近い基地局まで
届くだけの電波出力でよいため、消費電力の低減がで
き、長時間動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の遠隔操縦物体システムの説明
図。
【図2】 実施形態2の遠隔操縦物体システムの説明
図。
【図3】 実施形態3の遠隔操縦物体システムの説明
図。
【符号の説明】
1 ラジコン用送信機 11 マイクロコンピュータ 12 PHSデータ通信カード 2 パソコン装置 21 キーボード 22 パソコン本体部 23 PHSデータ通信カード 24 ディスプレイモニタ 3 液晶表示パネル付きPHS端末 4、4b 自動車模型 41 マイクロコンピュータ 42 PHSデータ通信カード 43 モータドライバ 44 DCモータ 45 ギヤボックス 46 模型用タイヤ 47 電池 48 CCDカメラ 5 小型飛行船 51 気球部 52 ヒーター 53 プロペラ 54 尾翼 55 マイクロコンピュータ 56 PHSデータ通信カード 57 CCDカメラ 58 GPSレシーバ 59 電池 61 PHS通信網 71 インターネット網 72 操縦側インターネット接続用ホスト 73 被操縦側インターネット接続用ホスト

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被操縦物体と、該被操縦物体を遠隔操縦
    する遠隔操縦装置とからなる遠隔操縦物体システムであ
    って、 前記遠隔操縦装置は、前記被操縦物体へ送信する操縦情
    報を、基地局を介した無線による通信が含まれるデータ
    通信路を経由して送信する送信部を備え、該被操縦物体
    は、基地局を介した無線による通信が含まれるデータ通
    信路を経由して送信される操縦情報を受信する受信部を
    備えることを特徴とする遠隔操縦物体システム。
  2. 【請求項2】 上記被操縦物体は、遠隔操縦装置へ送信
    する周辺情報を、基地局を介した無線による通信が含ま
    れるデータ通信路を経由して送信する送信部を備え、該
    遠隔操縦装置は、基地局を介した無線による通信が含ま
    れるデータ通信路を経由して送信される周辺情報を受信
    する受信部を備える請求項1記載の遠隔操縦物体システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記データ通信路がインターネット網で
    ある請求項1又は2に記載の遠隔操縦物体システム。
  4. 【請求項4】 被操縦物体とで遠隔操縦物体システムを
    構成するとともに、該被操縦物体を遠隔操縦する遠隔操
    縦装置であって、 前記被操縦物体へ送信する操縦情報を、基地局を介した
    無線による通信が含まれるデータ通信路を経由して送信
    する送信部を備えることを特徴とする遠隔操縦装置。
  5. 【請求項5】 基地局を介した無線による通信が含まれ
    るデータ通信路を経由して送信される被操縦物体の周辺
    情報を受信する受信部を備える請求項4記載の遠隔操縦
    装置。
  6. 【請求項6】 遠隔操縦装置とで遠隔操縦物体システム
    を構成するとともに、該遠隔操縦装置により遠隔操縦さ
    れる被操縦物体であって、 前記遠隔操縦装置から送信される操縦情報を、基地局を
    介した無線による通信が含まれるデータ通信路を経由し
    て受信する受信部を備えることを特徴とする被操縦物
    体。
  7. 【請求項7】 基地局を介した無線による通信が含まれ
    るデータ通信路を経由して、周辺情報を送信する送信部
    を備える請求項6記載の被操縦物体。
  8. 【請求項8】 被操縦物体へ送信する遠隔操縦装置から
    の遠隔操縦情報を、基地局を介した無線による通信が含
    まれるデータ通信路を経由して送信し受信する遠隔操縦
    方法。
  9. 【請求項9】 上記遠隔操縦装置に送信する被操縦物体
    の周辺情報を、基地局を介した無線による通信が含まれ
    るデータ通信路を経由して送信し受信する請求項8記載
    の遠隔操縦方法。
  10. 【請求項10】 インターネット網を介して送信し受信
    する請求項8又は9に記載の遠隔操縦方法。
  11. 【請求項11】 被操縦物体とで遠隔操縦物体システム
    を構成するとともに、該被操縦物体を遠隔操縦する遠隔
    操縦装置に使用されるコンピュータ・ソフトウエアであ
    って、 前記被操縦物体へ送信する操縦情報を、基地局を介した
    無線による通信が含まれるデータ通信路を経由して送信
    する機能をコンピュータに実現させるプログラムからな
    るコンピュータ・ソフトウエア。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011235099A (ja) * 2010-05-05 2011-11-24 Traxxas Lp 送信コントローラ用補助ユーザーインターフェース
JP2016024613A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 株式会社デンソー 遠隔制御装置およびそれを用いた遠隔制御システム
JP2019029957A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 トヨタ自動車株式会社 遠隔操作装置

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