JP2003315746A - 眼 鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】顔形に適合させる事が従来よりも的確に出来る
と共に同一の枠とツルの組合せで複数の顔形に適合させ
る。更に経年変化により眼鏡自体の弾力が低下したり、
変化する人の顔の幅にも適合できる構造を得る。 【構成】枠１とツル５を、球３を一体化したブロック４
を介して球ヒンジ結合させた構造

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は眼鏡の構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】一般的な眼鏡は人それぞれの顔形に合わ
せるよう努力して作られているが、眼鏡が完全に適合さ
れた寸法に製作される事は不可能に近い。それは鼻を中
心にして左右の耳が完全にシンメトリーに配置されてい
ない事が大きな要因である。又経年変化により眼鏡自体
の弾力が低下したり、人の顔も変化するのでメンテナン
スが不可欠である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】人の顔形に出来るだけ
適合させる事が可能な眼鏡の構造とする。 【０００４】 【課題を解決するための手段】眼鏡のツルを枠に対して
上下左右又は左右に調整できる機構を設ける。 【０００５】ツルを枠に対して上下左右に調整できるよ
う球ジョイント構造で連結する。又は左右に調整できる
ようヒンジ構造で連結する。 【０００６】 【作用】人の顔形に従来よりも適合した眼鏡を形成する
ことが出来る。 【０００７】ツルと枠との相対位置の変更が可能なので
同一品を調整により複数の人に適合させることが可能に
なる。 【０００８】 【実施例】図１において、１は枠、２はナット、３は
球、４はブロック、５はツル、６はヒンジ部のピン、７
はレンズである。枠１にはソケット部１ａ、ネジ部１ｂ
があり、ナット２にはソケット部２ａ、孔２ｂがある。
球３にはロッド部３ａがありブロック４に接着等により
一体化されている。ブロック４のヒンジ部４ａとツル５
のヒンジ部５ａはピン６によりヒンジ結合されツル５の
開きを規定している。枠１とツル５はブロック４を介し
て球ヒンジ結合を形成している。ナット２を緩め枠１と
ツル５との相対位置を上下左右に調整する事ができる。
その結果、合理的な眼鏡保持（装着）が可能となる。
（画面が狭いので右眼側のみを示す） 【０００９】図２において、１１は枠、１２は調整ネ
ジ、１３はツル、１４はピンである。枠１１には端部１
１ａ、ヒンジ部１１ｂがあり、ツル１３にはネジ孔１３
ａがある。枠１１のヒンジ部１１ｂとツル１３のヒンジ
部１３ｂはピン１４によりヒンジ結合されている。調整
ネジ１２はツル１３のネジ孔１３ａに螺合し、その頭部
は枠１１の端部１１ａに接触しツル１３の開きを限定し
ている。調整ネジ１２を図の上下方向に調整すればツル
１３は左右に調整され、側頭部を押圧する寸法が規定さ
れる。（画面が狭いので右眼側のみを示す） 【００１０】図３において、２１は枠、２２はツル、２
３はヒンジ部、２４はレンズである。本図は従来の眼鏡
を示したもので詳細な説明は省略する。 【００１１】 【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、下記のような効果が得られる。 【００１２】眼球を中心にして左右の耳の位置が完全な
シンメトリーで無くても図１の球ヒンジ形によりツル５
の位置を使用者に適合するよう上下左右の調整が出来
る。例えば左眼と右眼の各各のツルの高さや開きを変え
る事が可能となる。 【００１３】同一の枠とツルの組合せでも複数の顔形に
適合させる事が出来るので眼鏡のコストを下げる事が可
能になる。 【００１４】図２のヒンジ形によればツル１３の左と右
（図示せず）の間隔が調整出来るので眼球の中心距離が
同じならば複数の使用者に適合できる。 【００１５】顔の幅が減少したりツルの経年変化による
弾性の低下を補正するよう調整できるので、メンテナン
ス費を低減させる事ができる。 【００１６】

【図面の簡単な説明】 【図１】 球ヒンジ形の眼鏡の右眼側の平面図 【図２】 ヒンジ形の眼鏡の右眼側の平面図 【図３】 従来形の平面図 【符号の説明】 １枠 ２ナット ３球 ４ブロック ５ツル
６ピン ７レンズ １１枠 １２調整ネジ １３ツル １４ピン
１５レンズ ２１枠 ２２ツル ２３ヒンジ部 ２４レンズ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 レンズ面がほぼ垂直に位置された眼鏡
   において、ツル（５、１３）が枠（１、１１）を基準に
   して左右又は上下に調整できる事を特徴とする眼鏡