JP2003315338A - 磁性粒子懸濁液測定装置 - Google Patents

磁性粒子懸濁液測定装置

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JP2003315338A JP2002126507A JP2002126507A JP2003315338A JP 2003315338 A JP2003315338 A JP 2003315338A JP 2002126507 A JP2002126507 A JP 2002126507A JP 2002126507 A JP2002126507 A JP 2002126507A JP 2003315338 A JP2003315338 A JP 2003315338A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性粒子によって捕獲された目的物質や標識
物質の測定を確実かつ高い信頼性を持って行うことがで
きる磁性粒子懸濁液測定装置を提供することである。 【解決手段】 本発明は、複数のウェルが設けられたマ
イクロプレートを載置可能な載置部と、前記載置部に設
けられ、前記マイクロプレートが前記載置部に載置され
た際に、各ウェルの外面に近接しまたは接触して、各ウ
ェル内に磁力を及ぼす複数の磁力要素を配列した磁力部
と、各ウェル内からの光を受光する受光部と、を有する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性粒子懸濁液測
定装置に関し、特に、磁性粒子が懸濁する液で、該磁性
粒子が捕獲した種々の目的物質または標識化された目的
物質についての光測定を行う場合に用いる磁性粒子懸濁
液測定装置に関する。本発明は、例えば、工学分野、食
品、農産、水産加工等の農学分野、薬学分野、衛生、保
健、免疫、疾病、遺伝等の医学分野、化学もしくは生物
学等の理学等のあらゆる分野に関係するものである。本
発明は、遺伝子、免疫系、蛋白質等の生体高分子を扱う
分野、特に、遺伝子の変異解析、多型解析、マッピン
グ、塩基配列解析、発現解析等において適した磁性粒子
懸濁液測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁性粒子を用いて、種々の目的物
質を捕獲させ、磁場の作用で該磁性粒子をピペットチッ
プの内壁に吸着して移動し、他容器内の液体に再懸濁す
ることによって、該目的物質の抽出、分離、単離、測定
等の処理を行うようになった。そのようにして抽出、分
離等された磁性粒子に捕獲された目的物質またはその標
識物質について、その吸光度、発光等の測定を行う場合
には、磁性粒子と目的物質等とを切断して磁性粒子を除
去する作業をした後か、磁性粒子と目的物質との間を切
断して除去しない場合には、磁性粒子が存在する懸濁液
中で行わなければならないことが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、懸濁液中に
磁性粒子が存在すると、目的物質または標識物質により
液体が呈する色彩、その濃度や標識物質の発する光が、
磁性粒子という異物の存在により吸収、反射、遮蔽等に
より測定の妨げとなり精度の高い測定を行うことができ
ないという問題点を有していた。また、測定前に、該磁
性粒子を該懸濁液から除去する作業を行わなければなら
ないという問題点を有していた。さらに、前記標識物質
が蛍光物質の場合には、該標識物質への励起を十分に行
うことができないという問題点を有していた。
【0004】そこで、本発明は、以上の問題点を解決す
るためになされたものであり、その第1の目的は、磁性
粒子が懸濁する液体中で、目的物質や標識物質による、
その懸濁液の呈する発色、濃度、発光等の測定を確実か
つ高い信頼性を持って行うことができる磁性粒子懸濁液
測定装置を提供することである。
【0005】第2の目的は、簡単な構成で、安価に製造
することができるとともに、液体接触部分であるマイク
ロプレート部分が磁石部分と着脱可能に設けて、液体接
触部分を使い捨て可能とすることによって、クロスコン
タミネーションの確実な防止を図ることができる磁性粒
子懸濁液測定装置を提供することである。
【0006】第3の目的は、多数の検体を一括して測定
することができる効率の高い磁性粒子懸濁液測定装置を
提供することである。
【0007】第4の目的は、前記マイクロプレートを所
定位置に移動するだけで、該マイクロプレートのウェル
から磁性粒子を除去する作業を行うことなく、簡単かつ
高い精度の測定を行うことができる磁性粒子懸濁液測定
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するために、第1の発明は、複数のウェルが設けられた
マイクロプレートを載置可能な載置部と、前記載置部に
設けられ、前記マイクロプレートが前記載置部に載置さ
れた際に、各ウェルの外壁に近接しまたは接触して、各
ウェル内に磁力を及ぼす磁力要素を配列した磁力部と、
各ウェル内からの光を受光する受光部と、を有する磁性
粒子懸濁液測定装置である。
【0009】ここで、「複数のウェルが設けられたマイ
クロプレート」としては、例えば、48個、96個、3
84個等のウェルがマトリクス状等の平面状に配列され
たものである。該マイクロプレートの各ウェルは、透
明、半透明または不透明の場合がありうる。少なくとも
底部が透明のウェルの場合には、前記マイクロプレート
の下方または上方から光を照射して、マイクロプレート
を挟んで、その反対側で受光することができる。「マイ
クロプレートを載置可能」なのであるから、該マイクロ
プレートは、前記載置部から載置した後に、該載置部か
ら除去することが可能である。「載置」は、必ずしも、そ
のウェルの底部が載置部に接触する必要はなく、マイク
ロプレートの基板や、その枠が載置部に接触して載置さ
れるものであっても良い。
【0010】磁力要素が「各ウェルの外面に近接しまた
は接触して、各ウェル内に磁力を及ぼす」のであるか
ら、側方から磁力を及ぼす場合には、隣接するウェルの
外面間には空隙が設けられていることになる。「外面」
は、外壁または外底部またはこれらの一部を含む。磁力
が及ぼされた外面の内面側に磁性粒子が吸着する。「受
光部」としては、各ウェルごとにまたは全マイクロプレ
ートを覆うように設けられた受光素子またはCCD撮像
素子等がある。複数の「磁力要素」は、各々別体に設けら
れた永久磁石または電磁石であったり、または、プレー
ト状に形成された磁石に複数の孔が開けられたものであ
って該孔に前記ウェルが接触しまたは接近するものであ
っても良い。この場合は該孔またはその周辺部が磁力要
素であり、磁石としては一体に形成されたものである。
【0011】第2の発明は、前記ウェルは、マトリクス
状に配列され、前記磁力要素は、前記ウェルの配列に応
じてマトリクス状に配列された磁性粒子懸濁液測定装置
である。
【0012】第3の発明は、前記磁力要素は、前記マイ
クロプレートが載置部に載置された際に、4個の前記ウ
ェルごとにその配列の略中央に位置するように設けられ
た磁性粒子懸濁液測定装置である。
【0013】第4の発明は、前記各ウェルは透明であ
り、前記載置部を挟んで、前記受光部と反対側に発光部
を設けるとともに、前記マイクロプレートが前記載置部
に載置された際に、前記各ウェルの底部に対応する前記
載置部の位置に光が透過可能な孔が設けられた磁性粒子
懸濁液測定装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る磁性粒
子懸濁液測定装置を図面に基づいて説明する。各実施の
形態の説明は、特に指定のない限り、本発明を制限する
ものと解釈してはならない。
【0015】図1に基づいて、第1の実施の形態に係る
磁性粒子懸濁液測定装置1を説明する。
【0016】図1(a)は、第1の実施の形態に係る磁
性粒子懸濁液測定装置1を示すものである。該装置1
は、下側に突出する複数(この例では、96個)の透明
なウェル2がマトリクス状(この例では、12行×8
列)に配列されたマイクロプレート3と、該マイクロプ
レート3を前記ウェル2の平らな底部2aを支えること
で載置する板状の載置部4を有している。該載置部4
は、前記マイクロプレート3を載置した際に、各ウェル
2に対してその側方から磁場を及ぼすように、各ウェル
2の外壁5に接触するようにマトリクス状(12行×8
列)に配列され上方に突出して設けられた複数(この例
では、96個)の前記磁力要素としての角柱状の磁石6
を有している。
【0017】また、前記載置部4には、前記ウェル2の
配列に対応して、前記ウェル2の底部2aの外径よりも
やや小さい内径を持つ孔7であって、下方から照射され
た光が該ウェル2に達するようにするためのものであ
る。なお、符号3aは、前記マイクロプレート3の基板
である。
【0018】図1(b)は、予め、磁性粒子が懸濁する
懸濁液が各ウェル2内に収容されている前記マイクロプ
レート3を前記載置部4に載置した場合に、前記磁石6
と、前記各ウェル2の外壁5および該ウェル2の内壁に
磁力によって吸着されペレット状の粒子塊9との関係を
上側から示す平面図である。
【0019】図1(c)は、前記磁石6と、前記各ウェ
ル2と、前記粒子塊9との関係を断面図で示すものであ
る。
【0020】この状態で、該磁性粒子が除去された残液
10が収容されたウェル2を有するマイクロプレート3
および前記載置部4に対して、下方から、光を照射して
測定を行う。すると、前記磁性粒子によって妨害される
ことなく通過した光を上方で図示されていない受光部に
よって、高い強度で受光されることになる。
【0021】その際、前記磁性粒子は、目的物質を捕獲
したままの場合もあるし、目的物質が磁性粒子から切り
離された状態の場合もある。標識化された目的物質の標
識物質の発光や呈色を測定する場合には、前記目的物質
または標識物質と磁性粒子とは切り離されるべきであ
る。一方、捕獲された目的物質や標識物質が試薬等との
反応の結果、懸濁液が呈する色彩等の状態を測定する場
合には、目的物質と磁性粒子とは切り離される必要はな
い。
【0022】続いて、図2に基づいて、第2の実施の形
態に係る磁性粒子懸濁液測定装置11を説明する。な
お、図1と同一のものは、同一の符号で表すので説明を
省略する。
【0023】図2(a)は、第2の実施の形態に係る磁
性粒子懸濁液測定装置11を示すものである。該装置1
1は、前述したマイクロプレート3を載置する板状の載
置部12を有している。該載置部12は、前記マイクロ
プレート3を前記ウェル2の平らな底部2aを支えるこ
とで載置した際に、正方形状または菱形状に配列された
4個のウェル2ごとに、その配列の略中央部で4個の各
ウェル2に対してその側方から磁場を及ぼすように、各
ウェル2の外壁5に接近するようにマトリクス状(6行
×4列)に配列され上側に突出して設けられた複数(こ
の例では、24個)の前記磁力要素としての直方体状の
磁石13を有している。
【0024】また、前記載置部12には、前記ウェル2
の配列に対応して、前記ウェル2の底部2aの外径より
もやや小さい内径をもつ測光用の孔14であって、下方
から照射された光が該ウェル2に達するようにするため
のものである。
【0025】図2(b)は、予め、磁性粒子が懸濁する
懸濁液が各ウェル2内に収容されている前記マイクロプ
レート3を前記載置部12に載置した場合に、前記磁石
13と前記各ウェル2の外壁5および該ウェル2の内壁
に磁力によって吸着されたペレット状の粒子塊9との関
係を上側から示す平面図である。
【0026】図2(c)は、前記磁石13と、前記各ウ
ェル2と、前記粒子塊9との関係を断面図で示すもので
ある。この状態で、該磁性粒子が除去された残液10が
収容されたウェル2を有するマイクロプレート3および
前記載置部12の前記孔14を通して、下方から、光を
照射して測定を行う。すると、該光は、前記磁性粒子に
よって妨害されることなく上方で図示されていない受光
部によって、高い強度で受光されることになる。
【0027】本実施の形態によれば、磁石の個数を削減
することができるので、製造の手間や製造コストを削減
することができる。
【0028】続いて、第3の実施の形態に係る磁性粒子
懸濁液測定装置を、図3に基づいて説明する。なお、図
1と同一の符号は、同一のものを表すので説明を省略す
る。
【0029】図3(a)は、第3の実施の形態に係る磁
性粒子懸濁液測定装置15を示すものである。該装置1
5は、前述したマイクロプレート3を前記基板3aを支
えることによって載置する板状の載置部16を有してい
る。該載置部16は、前記マイクロプレート3の各ウェ
ル2に対応した位置に、前記各ウェル2の外径よりもや
や大きい内径をもつ円形の孔17が設けられている。前
記マイクロプレート3を該載置部16に載置すると、該
マイクロプレート3の各ウェル2は、該孔17を貫い
て、載置部16の下側に突出する。その際に、各ウェル
2に対してその側方から磁場を及ぼすように、各ウェル
2の外壁5に近接するようにマトリクス状(12行×8
列)に配列され、下方に突出して設けられた複数(この
例では、96個)の角柱状の磁石18を、前記各孔17
の縁に沿った所定位置に設けている。該磁石18が前記
磁力要素に相当する。
【0030】図3(b)は、予め、磁性粒子が懸濁する
懸濁液が各ウェル2内に収容されている前記マイクロプ
レート3を前記載置部16に載置した場合に、前記磁石
18と、前記各ウェル2の外壁5および該ウェル2の内
壁に磁力によって吸着されペレット状の粒子塊9との関
係を上側から示す平面図である。
【0031】図3(c)は、前記磁石18と、前記各ウ
ェル2の外壁と、前記粒子塊9との関係を断面図で示す
ものである。
【0032】この状態で、該磁性粒子が除去された残液
10が収容されたウェル2を有するマイクロプレート3
および前記載置部16に対して、下方から、光を照射し
て測定を行う。すると、該光は、前記磁性粒子によって
妨害されることなく上方で図示されていない受光部によ
って、高い強度で受光されることになる。
【0033】本実施の形態によれば、各磁石18は、載
置部16の裏側に設けられているため、マイクロプレー
ト3を載置する際の下方向の移動による接触により磁石
18が損傷を受ける事態を防止することができる。ま
た、各ウェル2が孔17に挿入される為、位置決めが確
実である。
【0034】また、載置部16により、下方からの光を
遮断しないので、各ウェル2に対して、強度の高い光を
照射することができる。
【0035】なお、第3の実施の形態に係る磁性粒子懸
濁液測定装置15の磁石18の代わりに、前記マイクロ
プレート3を載置した際に、正方形状または菱形状に配
列された4個のウェル2ごとに、その配列の略中央部で
4個の各ウェル2に対してその側方から磁場を及ぼすよ
うに、各ウェル2の外壁5に接近するようにマトリクス
状(6行×4列)に配列した下側に突出して設けられた
複数の直方体状の磁石を設けるようにしても良い。
【0036】続いて、図4に基づいて、第4の実施の形
態に係る磁性粒子懸濁液測定装置20を説明する。な
お、図1と同一の符号は、同一のものを表すので、説明
を省略する。
【0037】図4(a)は、第4の実施の形態に係る磁
性粒子懸濁液測定装置20を示すものである。該装置2
0は、下側に突出する複数(この例では、96個)の透
明なウェル21がマトリクス状(この例では、12行×
8列)に配列されたマイクロプレート22と、該マイク
ロプレート22を前記ウェル21の曲面状の底部21a
を支えることで載置する略板状の載置部23を有してい
る。
【0038】該載置部23は、プレート状磁石またはシ
ート状の磁石を有するものであって、前記マイクロプレ
ート22を載置した際に、該マイクロプレート22の各
ウェル21に対応した位置に、各ウェル21の外径より
もやや小さい内径をもつ円形の孔24が設けられてい
る。該孔24は、前記磁力要素に対応している。前記底
部21aは該孔24にその先端が挿入された状態で載置
部23に支えられ、その外面28が、前記孔24の内周
に近接または接触している。
【0039】図4(b)は、予め、磁性粒子が懸濁する
懸濁液が各ウェル21内に収容されている前記マイクロ
プレート22を前記載置部23に載置した場合に、前記
各ウェル21の内壁29(内底部に近い)に磁力によっ
て吸着されたペレット状のリング状粒子塊25との関係
を上側から示す平面図である。該リング状粒子塊25の
リングの径は、前記孔24の内径にほぼ等しい。該リン
グ状粒子塊25の略中央が測光可能な測光領域26であ
る。
【0040】前記マイクロプレート22を前記載置部2
3に載置すると、該マイクロプレート22の各ウェル2
1の底部21a、21bの形状に応じて、図4(c)に
示すように、その内面に磁性粒子のペレット状のリング
状粒子塊25が、前記磁力要素の孔24の縁にある磁石
部分に沿って形成される。
【0041】本実施の形態によれば、プレート状または
シート状の磁石を用いているので、突状の磁石を用いる
必要がなく、前記ウェル21との接触による損傷のおそ
れが小さい。また、磁力を底部の一部に対し下方向か
ら、または底部に近い側壁に対し斜め下方向から及ぼす
ようにしているので、隣接するウェル間に必ずしも磁石
を設けるための空隙が必要でない。
【0042】図5に基づいて、第5の実施の形態に係る
磁性粒子懸濁液測定装置30を説明する。なお、図4と
同一の符号は、同一のものを表すので、説明を省略す
る。
【0043】図5(a)は、第5の実施の形態に係る磁
性粒子懸濁液測定装置30を示すものである。該装置3
0は、前記マイクロプレート22をその底部21aまた
は図示しないマイクロプレート22の枠を支えることで
載置する略板状の載置部31を有している。該載置部3
1に、前記マイクロプレート22を載置した際に、正方
形状または菱形形状に配列された4個のウェル21ごと
に、その配列の略中央部で、4個の各ウェル21に対し
てその、下側方から磁場を及ぼすように、各ウェル21
の底部21aに接近しまたは接触するようにマトリクス
状(6行×4列)に配列され上側に突出して設けられた
複数(この例では、24個)の前記磁力要素としての円
柱状磁石32を有している。
【0044】また、前記載置部31には、前記ウェル2
1の配列に対応して、前記ウェル21の底部21aの外
径よりもやや小さい内径をもつ測光用の孔33であっ
て、下方から照射された光が該ウェル21に達するよう
にするためのものである。
【0045】図5(b)には、予め、磁性粒子が懸濁す
る懸濁液が各ウェル21内に収容されている前記マイク
ロプレート22を前記載置部31に載置した場合に、前
記各ウェル21の内壁29に磁力によって吸着されたペ
レット状の粒子塊34と前記磁石32との位置関係を上
側から示す平面図である。各ウェル21内の領域35が
測光領域である。
【0046】図5(c)は、前記マイクロプレート22
を前記載置部31に載置した場合の、断面図を示すもの
である。
【0047】本実施の形態によれば、ウェル21を4個
ごとに、1個の円柱状の磁石を設ければ足りるので、磁
石の個数を削減することができ、製造の手間や製造コス
トを削減することができる。また、底部の一部に対し下
方向から、または底部に近い側壁に対して、底面の湾曲
を利用して、斜め下方向から磁力を及ぼすようにしてい
るので、ウェルの側面間に磁石を設ける隙間がないかま
たは小さい場合であっても測光することができる。
【0048】続いて、図6に基づいて、第1の実施の形
態に係る磁性粒子懸濁液測定装置を用いた検査について
説明する。該検査は、患者の体液中に所定抗原36が存
在するか否かの検査である。
【0049】図6(1)は、複数の患者から抽出した体
液中に所定抗原36が存在する場合の体液、すなわち、
陽性検体を示すものであり、図6(2)は、該体液中に
所定抗原36が存在しない患者の体液、すなわち、陰性
検体を示すものである。
【0050】ステップS1で、マイクロプレートの各ウ
ェル41、41(例えば、12行×8列の中から選
んだ)に、複数の患者から抽出した体液を含有する液4
、42を収容しておく。ここで、符号38は、前
記所定抗原36と異なる別種の抗原を表す。ステップS
2で、各ウェル41、41中に、前記抗原36と所
定部位で特異的に結合する所定抗体40を固定した磁性
粒子39を添加する。
【0051】これらの検体の分注や、磁性粒子39の添
加は、例えば、前記マイクロプレートのウェルの配列に
応じた配列をもつ複数のノズルに、使い捨て可能なピペ
ットチップを着脱自在に装着し、該ピペットチップの外
部から磁力を及ぼしかつ除去することが可能な磁力手段
を設けた図示しない磁力手段付分注機によって行う。次
に、ステップS3で、前記磁力手段付分注機を用いて、
該ウェル41,41 から液42、42を吸引す
る際に磁力を及ぼすことによって、ピペットチップの内
壁に吸着させることによって磁気分離を行う。
【0052】ステップS4で、磁性粒子39をピペット
チップとともに、別のマイクロプレートのウェル4
、43に移動して、前記ピペットチップ内に磁力
を及ぼさない状態にして、該各ウェル43、43
にある液44、44の吸引吐出を繰り返すことによ
って再懸濁する。
【0053】ステップS5で、前記所定抗原36の前記
磁性粒子39と結合する部位と異なる部位で特異的に結
合可能な抗体45を有する標識物質46を、前記ピペッ
トチップを用いて該ウェル43、43に添加する。
該標識物質46は、発色によって標識を行う物質であっ
て、例えば、ペルオキシダーゼ(POD)という酵素を
用いたものである。
【0054】ステップS6で、前記ピペットチップで、
前記ウェル43、43から前記液44、44
吸引する際に、磁力を及ぼすことによって、該ピペット
チップの内壁に前記磁性粒子39を含む複合粒子47を
吸着した状態で、該液44、44の残液を吐出して
除去する。
【0055】ステップS7で、該複合粒子47または抗
体40が結合した磁性粒子39を該ピペットチップの内
壁に吸着したまま、他の液48、48が収容されて
いるマイクロプレート3の前記ウェル2、2にまで
移動し、磁力を除去した状態で該液48、48の吸
引吐出を繰り返すことによって、該ウェル2、2
に再懸濁する。
【0056】ステップS8で、前記分注機を用いて、該
各ウェル2、2に前記複合粒子47または抗体40
が結合した磁性粒子39から前記磁性粒子39を切断す
るための乖離剤および前記標識物質を発色させる為の発
色試薬として、テトラメチルベンゼン(TMB)という
色原性基質を添加する。
【0057】ステップS9で、該マイクロプレート3を
前記磁性粒子懸濁液測定装置1の前記載置部4に載置さ
せることによって、各マイクロプレート3の各ウェル2
、2の側面から該各ウェル2、2内に磁力を及
ぼす。
【0058】すると、該磁性粒子39は、前記ウェル2
、2の各磁石6が設けられている側の内壁に吸着
し、前記ウェル2、2内には、該磁性粒子39が除
去され、前記抗原36の存在により、発色試薬によって
発色した標識物質46が呈する色彩のついた残液4
、49が各ウェル2、2に収容されることに
なる。そこで、ステップS10で、該載置部4の下方か
ら照射された光が、該ウェル2、2を透過する際に
該残液49、49を通過する光を前記受光部で受光
することによって、その吸光度を測定する。すると、図
6(1)の場合には、該色彩の波長について高い吸光度
を測定することにより、前記抗原36の存在を検出する
ことができる。一方、図6(2)の場合には、抗原36
が存在しないので、何ら発色が起こらず、低い吸光度が
測定されることになる。
【0059】以上説明した各実施の形態は、本発明をよ
り良く理解させるために具体的に説明したものであっ
て、別形態を制限するものではない。したがって、発明
の主旨を変更しない範囲で変更可能である。例えば、以
上の説明では、96個のウェルを有するマイクロプレー
トを用いた場合のみを説明したが、該場合に限られるこ
となく、種々のウェル数のマイクロプレートに適用する
ことができる。例えば、1列×複数行のウェルが配列さ
れたマイクロプレートであっても良い。
【0060】また、呈色した液の吸光度の測定について
のみ説明したが、該場合に限られず、例えば、前記標識
物質として蛍光物質、例えば、Cy5、FITC等を用
いた場合、または、化学発光物質を用いた場合、さらに
は、放射性物質を用いた場合であっても良い。蛍光物質
の場合には、前記発光部としては、該蛍光物質を励起さ
せるための光を照射する必要がある。その場合には発色
試薬に相当するものは必要ではない。
【0061】また、化学発光には、化学発光性化合物を
標識する化学発光アッセイと、酵素を標識し、その酵素
活性を化学発光法で測定する化学発光酵素アッセイに大
別される。
【0062】化学発光アッセイの場合には、前記標識物
質として、例えば、アクジリニウムエステル誘導体、ま
たはイソルミノール誘導体等を用いて直接前記抗体また
は抗原を用い、発色試薬の代わりに、アクジリニウムエ
ステル誘導体の場合には、過酸化水素水を、また、イソ
ルミノール誘導体の場合には、過酸化水素水およびマイ
クロペルオキシダーゼ(m−POD)を添加して発光さ
せる。
【0063】一方、化学発光酵素アッセイの場合には、
前記標識物質として、酵素を用い、前記発色試薬の代わ
りに基質を用いて、該酵素の活性を化学発光法で検出す
るものである。例えば、酵素として、西洋ワサビペルオ
キシダーゼを用い、基質としてルミノール/過酸化水素
水を用いたもの、または、酵素として、グルコースオキ
シダ−ゼを用い、基質としてグルコース/TCPO/A
NSまたはグルコース/イソルミノール/m−PODを
用いるものがある。
【0064】また、以上の各構成要素、部品、装置等
は、適当に変形しながら任意に組み合わせることができ
る。例えば、前記載置部、マイクロプレートのウェル、
磁力要素の形状、位置、または受光部または発光部の有
無等について適当に変形しながら任意に組み合わせるこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】第1の発明によれば、マイクロプレート
を前記載置部に載置するのみで、磁性粒子が懸濁する液
に対して、目的物質または標識物質によって変化した懸
濁液の呈色等の状態、目的物質の濃度や、標識化された
目的物質の標識物質の発光を、高精度で、かつ高い信頼
性で行うことができる。
【0066】また、マイクロプレートのみを交換するこ
とによって、安価に、クロスコンタミネーションを防止
しながら、連続して、迅速に種々の試料に対して測定を
行うことができる。
【0067】さらに、多数の検体を一括して測定するこ
とができるので効率が高い。また、マイクロプレートの
各ウェルから磁性粒子を除去する作業を行うことなく、
マイクロプレートを前記載置部に移動するという簡単な
操作のみで、簡単かつ高い精度の測定を行うことができ
る。
【0068】第2の発明によれば、マトリクス状に磁力
要素を配列することによって、汎用性があり、かつコン
パクトな装置を提供することができる。
【0069】第3の発明によれば、4個の前記ウェルご
とに1つの磁力要素を設けることによって、効率良く、
かつコンパクトな装置を提供することができる。
【0070】第4の発明によれば、磁性粒子が除去され
た残液について、例えば、吸光度、蛍光物質の励起によ
る発光の測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る磁性粒子懸濁
液測定装置を示す図
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る磁性粒子懸濁
液測定装置を示す図
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る磁性粒子懸濁
液測定装置を示す図
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る磁性粒子懸濁
液測定装置を示す図
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る磁性粒子懸濁
液測定装置を示す図
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る磁性粒子懸濁
液測定装置を用いた検査の流れ図
【符号の説明】
1、11、15、20、30 磁性粒子懸濁液測定装
置 2、2、2、21、41、41、43、43
ウェル 3、22 マイクロプレート 4、12、16、23、31 載置部 5(28) 外壁(外面) 6、13、18、32 磁石 7、14、17、24、33 孔 8、29 内壁 9、34 粒子塊 10、48、48 残液 39 磁性粒子 46 標識物質

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のウェルが設けられたマイクロプレ
    ートを載置可能な載置部と、前記載置部に設けられ、前
    記マイクロプレートが前記載置部に載置された際に、各
    ウェルの外面に近接しまたは接触して、各ウェル内に磁
    力を及ぼす複数の磁力要素を配列した磁力部と、各ウェ
    ル内からの光を受光する受光部と、を有するものである
    ことを特徴とする磁性粒子懸濁液測定装置。
  2. 【請求項2】 前記ウェルは、マトリクス状に配列さ
    れ、前記磁力要素は、前記ウェルの配列に応じてマトリ
    クス状に配列されたものであることを特徴とする請求項
    1に記載の磁性粒子懸濁液測定装置。
  3. 【請求項3】 前記磁力要素は、前記マイクロプレート
    が載置部に載置された際に、4個の前記ウェルごとにそ
    の配列の略中央に位置するように設けられたことを特徴
    とする請求項2に記載の磁性粒子懸濁液測定装置。
  4. 【請求項4】 前記各ウェルは透明であり、前記載置部
    を挟んで、前記受光部と反対側に発光部を設けるととも
    に、前記マイクロプレートが前記載置部に載置された際
    に、前記各ウェルの底部に対応する前記載置部の位置に
    光が透過可能な孔が設けられたことを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載の磁性粒子懸濁液測
    定装置。
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