JP2003315315A - 振動減衰能測定装置 - Google Patents
振動減衰能測定装置Info
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- JP2003315315A JP2003315315A JP2002115149A JP2002115149A JP2003315315A JP 2003315315 A JP2003315315 A JP 2003315315A JP 2002115149 A JP2002115149 A JP 2002115149A JP 2002115149 A JP2002115149 A JP 2002115149A JP 2003315315 A JP2003315315 A JP 2003315315A
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- Japan
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- vibration
- vibration damping
- sample
- damping capacity
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 荷重下、特に圧縮荷重下での振動減衰能を測
定する装置を提供する。 【解決手段】 架台フレームに固定され、試料に圧縮荷
重を負荷するロードセル;該ロードセルに係合され、該
試料に振動を印加する圧電素子から成る振動発振源;該
架台フレームに固定され、該振動発振源との間に試料を
挟持するピストン、および該架台フレームに固定され、
該ピストンとの間隔を測定するギャップセンサを備えた
ことを特徴とする振動減衰能測定装置。
定する装置を提供する。 【解決手段】 架台フレームに固定され、試料に圧縮荷
重を負荷するロードセル;該ロードセルに係合され、該
試料に振動を印加する圧電素子から成る振動発振源;該
架台フレームに固定され、該振動発振源との間に試料を
挟持するピストン、および該架台フレームに固定され、
該ピストンとの間隔を測定するギャップセンサを備えた
ことを特徴とする振動減衰能測定装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮荷重下にある
試料の振動減衰能を測定する装置に関する。
試料の振動減衰能を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の可動部材を有する機械装置では、
個々の部材が運動に伴い振動する。このような部材の振
動は、騒音の発生、部材係合部の摩耗、エネルギー損失
等の原因になるため、振動減衰能の高い制振材料の開発
が進められている。
個々の部材が運動に伴い振動する。このような部材の振
動は、騒音の発生、部材係合部の摩耗、エネルギー損失
等の原因になるため、振動減衰能の高い制振材料の開発
が進められている。
【0003】従来、振動減衰能は、無荷重状態の試料を
例えば曲げ振動させて測定していた。これに対して、実
際の部材は、部材相互の係合に起因する圧縮荷重を負荷
された状態で振動する場合が多い。したがって、材料の
振動挙動に対して荷重の影響が実質的にある場合には、
実際の使用状況で負荷される荷重状態下で振動させて減
衰能を測定する必要がある。
例えば曲げ振動させて測定していた。これに対して、実
際の部材は、部材相互の係合に起因する圧縮荷重を負荷
された状態で振動する場合が多い。したがって、材料の
振動挙動に対して荷重の影響が実質的にある場合には、
実際の使用状況で負荷される荷重状態下で振動させて減
衰能を測定する必要がある。
【0004】しかし、荷重下での振動減衰能を測定する
装置はこれまで知られていない。
装置はこれまで知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、荷重下、特
に圧縮荷重下での振動減衰能を測定する装置を提供する
ことを目的とする。
に圧縮荷重下での振動減衰能を測定する装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による振動減衰能測定装置は、圧縮荷重下
にある試料の振動の減衰能を測定する装置であって、架
台フレームに固定され、試料に圧縮荷重を負荷するロー
ドセル、該ロードセルに係合され、該試料に振動を印加
する圧電素子から成る振動発振源、該架台フレームに固
定され、該振動発振源との間に試料を挟持するピスト
ン、および該架台フレームに固定され、該ピストンとの
間隔を測定するギャップセンサ、を備えたことを特徴と
する。
めに、本発明による振動減衰能測定装置は、圧縮荷重下
にある試料の振動の減衰能を測定する装置であって、架
台フレームに固定され、試料に圧縮荷重を負荷するロー
ドセル、該ロードセルに係合され、該試料に振動を印加
する圧電素子から成る振動発振源、該架台フレームに固
定され、該振動発振源との間に試料を挟持するピスト
ン、および該架台フレームに固定され、該ピストンとの
間隔を測定するギャップセンサ、を備えたことを特徴と
する。
【0007】典型的には、上記振動の方向が上記圧縮荷
重の方向である。
重の方向である。
【0008】ピストンは、振動発振源による高周波振動
に対する応答性を確保できるように、油密室を介して上
記架台フレームに固定されていることが望ましい。
に対する応答性を確保できるように、油密室を介して上
記架台フレームに固定されていることが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明による振
動減衰能測定装置の一実施形態を説明する。
動減衰能測定装置の一実施形態を説明する。
【0010】振動減衰能測定装置1は、架台フレーム1
0に固定されたロードセル12が試料Sに圧縮荷重Fを
負荷し、このロードセル12上に配置された圧電素子か
ら成る振動発振源14が試料Sに振動fを印加する。振
動fの方向は圧縮荷重Fの方向である。ロードセル12
は、ねじ12Xにより架台フレーム10に固定されてお
り、これにより圧縮荷重負荷時のセル下降を防止し、振
動測定の精度を高めている。
0に固定されたロードセル12が試料Sに圧縮荷重Fを
負荷し、このロードセル12上に配置された圧電素子か
ら成る振動発振源14が試料Sに振動fを印加する。振
動fの方向は圧縮荷重Fの方向である。ロードセル12
は、ねじ12Xにより架台フレーム10に固定されてお
り、これにより圧縮荷重負荷時のセル下降を防止し、振
動測定の精度を高めている。
【0011】振動発振源14を構成する圧電素子として
は、チタン酸ジルコニウム酸鉛(Pb(Zr、Ti)O
3):PZT)、チタン酸バリウム(BaTiO3)等
が代表的であるが、これらに限定する必要はない。圧電
素子は、周波数数100Hz〜数kHz、振幅数μmの
振動が圧縮荷重下で可能であり、種々の機械装置におけ
る可動部材で発生する振動を再現できる。積層型の圧電
素子を用いことにより、大きな振幅を得ることができ
る。
は、チタン酸ジルコニウム酸鉛(Pb(Zr、Ti)O
3):PZT)、チタン酸バリウム(BaTiO3)等
が代表的であるが、これらに限定する必要はない。圧電
素子は、周波数数100Hz〜数kHz、振幅数μmの
振動が圧縮荷重下で可能であり、種々の機械装置におけ
る可動部材で発生する振動を再現できる。積層型の圧電
素子を用いことにより、大きな振幅を得ることができ
る。
【0012】試料Sは、架台フレーム10に固定された
ピストン16と振動発振源14との間に挟持される。
ピストン16と振動発振源14との間に挟持される。
【0013】ロードセル12に固定されたギャップセン
サ18が、ピストン16との間隔を測定する。ギャップ
センサ18は、ロードセル12に固定された端部とは反
対側の端部である検出端Tが、試料Sと接触するピスト
ン16の面の延長面Pに近接して対面しており、ピスト
ン16の面Pにおける振幅として試料Sの振幅を検出す
る。ピストン16は、油密室20を介して架台フレーム
10に固定されており、振動発振源14による高周波振
動に対する応答性が確保されている。
サ18が、ピストン16との間隔を測定する。ギャップ
センサ18は、ロードセル12に固定された端部とは反
対側の端部である検出端Tが、試料Sと接触するピスト
ン16の面の延長面Pに近接して対面しており、ピスト
ン16の面Pにおける振幅として試料Sの振幅を検出す
る。ピストン16は、油密室20を介して架台フレーム
10に固定されており、振動発振源14による高周波振
動に対する応答性が確保されている。
【0014】図示の例では、ギャップセンサ18はロー
ドセル12に固定されており、ロードセル12が架台フ
レーム10に固定されているので、結局、ギャップセン
サ18はロードセル12を介して架台フレーム10に固
定されている。このようにすることにより、ギャップセ
ンサ18の設置をコンパクトに行なうことができる。も
ちろん、装置の形態に応じて、ギャップセンサ18は架
台フレーム10に直接固定してもよいし、架台フレーム
10に固定されたロードセル18以外の固定部材を介し
て架台フレーム10に固定してもよい。
ドセル12に固定されており、ロードセル12が架台フ
レーム10に固定されているので、結局、ギャップセン
サ18はロードセル12を介して架台フレーム10に固
定されている。このようにすることにより、ギャップセ
ンサ18の設置をコンパクトに行なうことができる。も
ちろん、装置の形態に応じて、ギャップセンサ18は架
台フレーム10に直接固定してもよいし、架台フレーム
10に固定されたロードセル18以外の固定部材を介し
て架台フレーム10に固定してもよい。
【0015】振動発振源14は、制御ユニット22によ
り周波数、振幅、振動波形を制御された駆動電力を供給
される。制御ユニット22は、直流電源24からの直流
信号をパルスジェネレータ26で交流信号に変換し、こ
れを増幅回路28により増幅して駆動電力として振動発
振源14に出力する。これにより、実際の機械装置にお
ける種々の運動部材の振動状態を再現できる。
り周波数、振幅、振動波形を制御された駆動電力を供給
される。制御ユニット22は、直流電源24からの直流
信号をパルスジェネレータ26で交流信号に変換し、こ
れを増幅回路28により増幅して駆動電力として振動発
振源14に出力する。これにより、実際の機械装置にお
ける種々の運動部材の振動状態を再現できる。
【0016】
【実施例】図1に示した本発明の振動減衰能測定装置を
用い、圧縮荷重下での片状黒鉛鋳鉄の固有振動減衰能
(SDC:Specific Damping Capacity)を測定した。
測定条件は下記のとおりであった。
用い、圧縮荷重下での片状黒鉛鋳鉄の固有振動減衰能
(SDC:Specific Damping Capacity)を測定した。
測定条件は下記のとおりであった。
【0017】圧縮荷重:10MPa
周波数 :300Hz
振幅 :10μm
これにより得られた固有振動減衰能は、10%であっ
た。
た。
【0018】比較のために、圧縮荷重を負荷しない無荷
重状態で同様の測定を行なった。すなわち測定条件は下
記のとおりであった。
重状態で同様の測定を行なった。すなわち測定条件は下
記のとおりであった。
【0019】圧縮荷重:0
周波数 :300Hz
振幅 :10μm
これにより得られた固有振動減衰能は、15%であっ
た。
た。
【0020】上記の結果から、圧縮荷重下での振動減衰
能は無負荷状態での振動減衰能とは大幅に異なることが
分かった。
能は無負荷状態での振動減衰能とは大幅に異なることが
分かった。
【0021】
【発明の効果】本発明の振動減衰能測定装置は、圧縮荷
重の影響下にある振動減衰能を測定することができる。
これにより、実際の機械装置の運転状態における種々の
部材について振動減衰能を正確に求めることができるの
で、個々の機械装置に応じて、また個々の可動部材に応
じて、最適の制振材料を選択および開発することができ
る。
重の影響下にある振動減衰能を測定することができる。
これにより、実際の機械装置の運転状態における種々の
部材について振動減衰能を正確に求めることができるの
で、個々の機械装置に応じて、また個々の可動部材に応
じて、最適の制振材料を選択および開発することができ
る。
【図1】図1は、本発明の振動減衰能測定装置の一実施
形態を示す配置図である。
形態を示す配置図である。
1…振動減衰能測定装置
10…架台フレーム
12…ロードセル
12X…ロードセル固定用ねじ
14…圧電素子から成る振動発振源
16…ピストン
18…ギャップセンサ
20…油密室
22…制御ユニット
24…直流電源
26…パルスジェネレータ
28…増幅回路
S…試料
F…圧縮荷重
f…振動
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮荷重下にある試料の振動の減衰能を
測定する装置であって、 架台フレームに固定され、試料に圧縮荷重を負荷するロ
ードセル、 該ロードセルに係合され、該試料に振動を印加する圧電
素子から成る振動発振源、 該架台フレームに固定され、該振動発振源との間に試料
を挟持するピストン、および該架台フレームに固定さ
れ、該ピストンとの間隔を測定するギャップセンサ、を
備えたことを特徴とする振動減衰能測定装置。 - 【請求項2】 上記振動の方向が上記圧縮荷重の方向で
あることを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 上記ピストンは油密室を介して上記架台
フレームに固定されていることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002115149A JP2003315315A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 振動減衰能測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002115149A JP2003315315A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 振動減衰能測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003315315A true JP2003315315A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29533666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002115149A Pending JP2003315315A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 振動減衰能測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003315315A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106323672A (zh) * | 2015-06-26 | 2017-01-11 | 中石化石油工程技术服务有限公司 | 一种用于水下的可视化取样设备 |
-
2002
- 2002-04-17 JP JP2002115149A patent/JP2003315315A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106323672A (zh) * | 2015-06-26 | 2017-01-11 | 中石化石油工程技术服务有限公司 | 一种用于水下的可视化取样设备 |
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