JP2003314882A - 空気調和機の管理用出入口構造 - Google Patents

空気調和機の管理用出入口構造

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JP2003314882A
JP2003314882A JP2002122187A JP2002122187A JP2003314882A JP 2003314882 A JP2003314882 A JP 2003314882A JP 2002122187 A JP2002122187 A JP 2002122187A JP 2002122187 A JP2002122187 A JP 2002122187A JP 2003314882 A JP2003314882 A JP 2003314882A
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air
air conditioner
door
pressure adjusting
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Takafumi Hanada
隆文 花田
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Sanki Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】気圧差により管理用ドアが閉まることを防止
し、管理作業時の管理用ドアの開閉を容易に行うことが
できるようにして、管理作業の作業性及び安全性を改善
した空気調和機の管理用出入口構造を提供する。 【解決手段】内部がエア流路2となっているケーシング
3の側面に管理用ドア4〜9が設けられた空気調和機1
において用いられる空気調和機1の管理用出入口構造で
あって、ケーシング3側部に連接して、管理用ドア7,
8の外側に設けられた気圧調整室15と、気圧調整室1
5の一側面に形成された外部出入用ドア16と、を有
し、気圧調整室15は、管理用ドア7,8と外部出入用
ドア16とを閉じた状態において気密状態とされる構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の保守
点検等の管理作業を容易にするための空気調和機の管理
用出入口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋外空気をクリーンルームなどの室内に
導入する際に、温湿度、室圧、清浄度等を所定の状態に
調整する外調機(外気調和機)等に使用される空気調和
機は、空気調和機本体のケーシングの内部にエア流路が
形成され、そのエア流路内に熱交換器、加湿器、エアフ
ィルタ、送風機等の空調機器類が配置された構成を有す
る。このような空気調和機では、エア流路の下流側(吐
出側)(又は上流側(吸引側))に送風機が配設されて
おり、この送風機の吸引力(又は吐出圧力)によりエア
が送風され、エア流路をエアが流れる。従って、エア流
路内は常に負圧状態(又は加圧状態)となっている。空
調機器類としては、例えば、クリーンルームに用いられ
る吸引式の外気調和機の場合、エア流路の上流側から、
粗塵用エアフィルタ、中性能エアフィルタ、熱交換器、
HEPAフィルタ、加湿器の順に配設され、最後に送風
機が配設される。粗塵用エアフィルタは、一般に、ロー
ル巻き取り型のものや自己再生型のものが使用される
が、中性能エアフィルタ、HEPAフィルタは、集塵に
よりフィルタの目詰まりが増加すると、定期的にフィル
タを新しいものに交換する必要がある。
【0003】このような消耗部品の交換やケーシング内
の掃除などの保守管理をする際に、作業員がケーシング
内部に出入りするための管理用ドアが、ケーシングの側
面に設けられている。空調系統が24時間運転で休業も
限られる場合、作業員は、空気調和機の運転中に、管理
用ドアを開けてケーシングの内部に入り、フィルタ交換
や保守点検等の管理作業を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の吸引式の空気調和機では、運転中はケーシング内部
のエア流路は負圧状態であるため、空気調和機の管理用
ドアを開けたとき、管理用ドアの内外の圧力差により、
管理用ドアが閉まる方向に力(98〜196N)が加わ
り、手を離すと管理用ドアが閉まる方向に加速されて、
激しく閉まる。逆に、加圧式(送風機が上流側に備えら
れたもの)の空気調和機では、運転中はケーシング内部
のエア流路は加圧状態であるため、空気調和機の管理用
ドアを開けたとき、管理用ドアの内外の圧力差により、
管理用ドアが開く方向に力が加わり、手を離すと管理用
ドアが開く方向に加速されて、激しく開く。そのため、
作業者が管理用ドアに指を挟まれたり、突然開いたドア
に打ち付けられるおそれがあるという欠点があった。
【0005】また、吸引式の空気調和機では、作業中に
管理用ドアを開けようとする場合、当該ドアの内外の気
圧差のために大きな力を必要とし、また、管理用ドアを
開けた後も、作業者は終始管理用ドアが閉まらないよう
に手で押さえておく必要があり、作業を容易に行うこと
ができないという欠点があった。さらに、作業中にドア
を開けておくと、ドア解放中はドアから外気が進入し、
一時的にせよ室内・クリーンルーム内の温湿度、室圧、
清浄度が乱れるという欠点があった。
【0006】また、作業中にドアを開けておくと、ドア
解放中にドアからエアが吸引(又は放出)され、一時的
にせよ空気調和機内の気圧が上昇(又は低下)し、送風
量が減少し、室内・クリーンルーム内の温湿度、室圧、
清浄度が乱れるという欠点があった。
【0007】そこで、本発明は、上記従来の課題を解決
するもので、エアロックし気密状態になる前室を設ける
ことで、空気調和機を運転中に実施せざるを得ない交換
点検作業時にも、エアの温湿度、室圧、清浄度の乱れを
防止し、気圧差により管理用ドアが閉まること又は開く
ことを防止し、管理作業時の管理用ドアの開閉を容易に
行うことができるようにして、管理作業の作業性及び安
全性を改善した空気調和機の管理用出入口構造を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の空気調和機の管理用出入口構造は、内部が
エア流路となっているケーシングの側面に一又は二以上
の管理用ドアが設けられた空気調和機において用いられ
る空気調和機の管理用出入口構造であって、前記ケーシ
ング側部に連接して、一又は二以上の前記管理用ドアの
外側に設けられた気圧調整室と、前記気圧調整室の一側
面に形成された外部出入用ドアとを有し、前記気圧調整
室は、前記管理用ドアと前記外部出入用ドアとを閉じた
状態において気密状態とされることを特徴とする構成か
らなる。この構成により、次のような作用が得られる。
【0009】空気調和機の作動中においては、エア流路
を流れるエア流が、圧力損失を伴う種々の機器を通過す
ることで、ケーシング内のエア流路は負圧状態(又は加
圧状態)に保たれる。従って、気圧調整室が外気圧と等
しい状態においては、気圧調整室内の気圧とエア流路内
の気圧との気圧差により、吸引式の空気調和機では管理
用ドアに対して気圧調整室からエア流路の方向に力が加
わる(加圧式の空気調和機では、逆に、管理用ドアに対
してエア流路から気圧調整室の方向に力が加わる)。エ
ア流路内部の空調機器の保守点検等の管理を行うとき、
作業者は、まず、外部出入用ドアを開け、保守点検用の
交換部品、工具等を気圧調整室内に搬入し、外部出入用
ドアを閉める。この状態においては、気圧調整室は気密
状態にある。次に、作業者は管理用ドアを開き、エア流
路内の空調機器類の管理作業を行う。このとき、気圧調
整室は気密状態にあるため、一度管理用ドアを開ける
と、気圧調整室内の気圧はエア流路内の気圧と等しくな
る。従って、以後、作業中に気圧差で管理用ドアが突然
閉まる(又は突然開く)というような事態を避けられ
る。また、作業中の管理用ドアの開け閉めも容易とな
る。さらに、気圧調整室内部は外気と遮断されているた
め、清浄度クラスの大きな外気がエア流路内へ流入する
のを最小限に抑えることができ、エア流路内の清浄度ク
ラスを小さいレベルに保ったまま、空気調和機の保守点
検等の管理を行うことが可能となる。
【0010】ここで、気圧調整室は、空気調和機の管理
用ドアの外部にパネルを組み合わせて形成し、パネル間
の継ぎ目をコーキングすることで形成することができ
る。空気調和機の熱交換器等の部分には水配管が接続敷
設されているが、このようにパネルを組み合わせて気圧
調整室を形成することで、これらの配管があっても、管
理用ドアを配管接続のないフィルタ部分に限定して現場
組み立てすることができ、狭い場所でも容易に空気調和
機の管理用出入口構造を設置することができる。すなわ
ち、本発明は既存の空気調和機において、保守管理の作
業性及び安全性を改善するために、空気調和機のケーシ
ングに固定して外付けするのに適している。
【0011】また、本発明の空気調和機の管理用出入口
構造は、内部にエア流路が形成されたケーシングを有す
る空気調和機において用いられる空気調和機の管理用出
入口構造であって、前記エア流路と区画して前記ケーシ
ング内部に設けられた気圧調整室と、前記気圧調整室と
前記エア流路とを隔てる隔壁に設けられた一又は二以上
の管理用ドアと、前記気圧調整室と外界とを隔てる前記
ケーシングに設けられた外部出入用ドアと、を有し、前
記気圧調整室は、前記管理用ドアと前記外部出入用ドア
とを閉じた状態において気密状態とされることを特徴と
する構成にすることもできる。
【0012】この構成により、上述の作用と同様の作用
が得られるが、さらに、本発明ではケーシング内部に気
圧調整室があらかじめ作り込まれているため、空気調和
機の一つのユニットとして輸送・設置することができ、
施工が容易となる。
【0013】また、前記エア流路と前記気圧調整室を貫
通する開口部と、前記開口部の開閉を行う均圧弁とを備
えた構成とすることもできる。
【0014】この構成により、保守点検等の管理作業を
行う作業者は、まず、気圧調整室に入り外部出入用ドア
を閉めた後、均圧弁を開き、気圧調整室内の圧力をエア
流路の圧力と等しくする。これにより、それ以後は、管
理用ドアの開閉が容易となり、保守点検等の管理作業が
容易となる。
【0015】ここで、「開口部」は、エア流路と気圧調
整室とを隔てる隔壁に設けてもよいし、管理用ドアに設
けてもよい。また、「均圧弁」としては、開口部を開閉
する小型の開き戸や引き戸、バルブ、栓等が使用され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一例を表す実施の
形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】(実施の形態1)本実施の形態の空気調和
機の管理用出入口構造は、内部がエア流路となっている
ケーシングの側面に複数の管理用ドアが設けられた空気
調和機において用いられる空気調和機の管理用出入口構
造であって、前記ケーシング側部に連接して、2つの前
記管理用ドアの外側に設けられた気圧調整室と、前記気
圧調整室の一側面に形成された外部出入用ドアとを有
し、前記気圧調整室は、前記管理用ドアと前記外部出入
用ドアとを閉じた状態において気密状態とされることを
特徴とするものである。
【0018】図1は本発明の実施の形態1に係る空気調
和機及び空気調和機の管理用出入口構造の斜視図であ
る。
【0019】図1において、空気調和機1は、内部がエ
ア流路2となったケーシング3を有しており、ケーシン
グ3の側面には6つの管理用ドア4,5,6,7,8,
9が設けられている。これらの管理用ドア4〜9は、閉
扉状態でエアの漏洩がないように気密構造とされてい
る。エアは送風機10の吸引により、エア流路2の吸引
口2aから空気調和機1に流入し、ケーシング3の内部
に配設された粗塵用自動再生フィルタ(図示せず)、中
性能フィルタ11、ケミカルフィルタ12及びHEPA
フィルタ13を通過して清浄化された後、加湿器14で
加湿され、吐出口2bから吐出される。
【0020】定期的に交換が必要な中性能フィルタ1
1、ケミカルフィルタ12及びHEPAフィルタ13の
付近の管理用ドア7,8の外側には、気圧調整室15が
設けられている。この気圧調整室15は、サンドイッチ
パネル又は亜鉛鉄板からなるパネルを組み合わせて長方
形に構成されており、各板のつなぎ目はコーキング剤又
はテープ等によりコーキング又はエアタイトされ気密性
が確保されている。このように、パネルを組み合わせて
構成し、気圧調整室15をケーシング3に固定して外付
けすることで、空気調和機1そのものが気圧調整室15
を備えていない既設のものであっても、後に気圧調整室
15を容易に増設することができ、既存の空気調和機に
おいて、保守管理の作業性及び安全性を改善することが
可能となる。また、既に設置されている既存の空気調和
機の周囲には配水管等の配管が数多く敷設され、一部は
空気調和機の熱交換器に接続されているが、これらの配
管があっても、組み立て外付けで容易に気圧調整室15
を設置することができる。また、管理用ドアが複数個あ
る場合には、それら複数の管理用ドアを1つの気圧調整
室15内に入るように構成することによって(図1では
2つの管理用ドア7,8が気圧調整室15内に入るよう
に構成。)、作業者が複数の管理用ドアからフィルタ交
換作業をする場合でも、効率よく作業を行うことができ
る。
【0021】なお、上記気圧調整室15を移動式前室と
する形態も考え得るが、移動式前室では、その設備され
るケーシング外面が塵埃で汚れていて、保管状態では前
室内面も汚れている場合がある。よって、移動式気圧調
整室はその都度掃除する必要がある。また、空気調和機
に接続されていたり、周囲に敷設されたりしている配管
が、移動時の障害になり、容易に取り付けることができ
ない。また、気密性にも不安がある。これに対して、気
圧調整室15を固定すると、上記問題を解決することが
できる。
【0022】気圧調整室15の一側面には、外部出入用
ドア16が設けられている。この外部出入用ドア16
も、閉扉状態でエアの漏洩がないように気密構造とされ
ている。
【0023】図2は管理用ドア7,8の正面図であり、
図3は管理用ドア7,8の中央部付近の断面図である。
【0024】図2、図3において、管理用ドア7,8の
中央には既製品のはめ殺しのぞき窓と同寸の開口部17
が設けられており、開口部17には、均圧弁として開き
蓋18が設けられている。開き蓋18は、閉蓋状態にお
いては図3(a)に示すように空気が漏洩することなく
気密状態を保ち、開蓋状態においては図3(b)に示す
ように開口部17を開き、エア流路2と気圧調整室15
とを連通させ、均圧弁として機能する。なお、開口部1
7の寸法については、必ずしもこの寸法にこだわる必要
はない。
【0025】以上のように構成された本実施の形態の空
気調和機の管理用出入口構造について、以下、保守点検
等の管理作業時における機能について説明する。
【0026】空気調和機1の作動中は、送風機10によ
り、エア流路2内にエア流が作られる。このエア流路2
を流れるエア流によって、ケーシング3内のエア流路2
は負圧状態に保たれる。例えば、中性能フィルタ11、
ケミカルフィルタ12又はHEPAフィルタ13の付近
においては、エア流路2内の圧力は、一般的には、およ
そ−196〜−490Pa程度の負圧状態になってい
る。従って、気圧調整室15が外気圧と等しい状態にお
いては、気圧調整室15内の気圧とエア流路2内の気圧
との気圧差により、管理用ドア7,8に対して気圧調整
室15からエア流路2の方向に約196〜490×10
Paの圧力が加わっている。また、管理用ドア7,8
の面積は、通常、0.24〜0.6m程度なので、こ
の状態で管理用ドア7,8を開くためには、118〜1
96N程度の力が必要となる。
【0027】エア流路2内部の中性能フィルタ11、ケ
ミカルフィルタ12又はHEPAフィルタ13の交換を
行う場合、作業者は、まず、外部出入用ドア16を開
け、交換用のフィルタ、工具等を気圧調整室15内に搬
入し、外部出入用ドア16を閉める。この状態において
は、気圧調整室15は気密状態にある。
【0028】次に、作業者は、開き蓋18を開いて、気
圧調整室15内の気圧をエア流路2内の気圧と等しくす
る。その後、作業者は、管理用ドア7又は8を開き、エ
ア流路2内のフィルタ11,12,又は13の交換作業
を行う。
【0029】このように、気圧調整室15内の気圧をエ
ア流路2内の気圧と等しくすることで、フィルタ交換作
業中に気圧差で管理用ドア7,8が突然閉まるというよ
うな事態を避けることができる。また、作業中の管理用
ドア7,8の開け閉めも容易となる。さらに、気圧調整
室15内部は外気と遮断されているため、清浄度クラス
の大きな外気がエア流路2内へ流入するのを最小限に抑
えることができ、エア流路2内のエアの状態の変動度を
小さいレベルに保ったまま、空気調和機1のフィルタ交
換を行うことが可能となる。
【0030】(実施の形態2)本実施の形態の空気調和
機の管理用出入口構造は、内部にエア流路が形成された
ケーシングを有する空気調和機において用いられる空気
調和機の管理用出入口構造であって、前記エア流路と区
画して前記ケーシング内部に設けられた気圧調整室と、
前記気圧調整室と前記エア流路とを隔てる隔壁に設けら
れた管理用ドアと、前記気圧調整室と外界とを隔てる前
記ケーシングに設けられた外部出入用ドアとを有し、前
記気圧調整室は、前記管理用ドアと前記外部出入用ドア
とを閉じた状態において気密状態とされることを特徴と
するものである。
【0031】図4は本発明の実施の形態2に係る空気調
和機及び空気調和機の管理用出入口構造の斜視図であ
る。
【0032】図4において、空気調和機1、エア流路
2、吸引口2a、吐出口2b、ケーシング3、管理用ド
ア4,5,6,9、送風機10、中性能フィルタ11、
ケミカルフィルタ12、HEPAフィルタ13、加湿器
14、気圧調整室15、外部出入用ドア16は、図1と
同様のものであるため、同一の符号を付して説明は省略
する。
【0033】本実施の形態においては、気圧調整室15
a,15bは、ケーシング3を構成するフィルタユニッ
ト3a,3bの内部にエア流路2と区画して設けられて
いる。これらの気圧調整室15a,15bとエア流路2
とを隔てる隔壁には管理用ドア7’,8’が設けられて
おり、この管理用ドア7’,8’を開いてフィルタ1
1,12,13の交換を行うことができる。また、気圧
調整室15a,15bと外界とを隔てるケーシング3に
は、外部出入用ドア16a,16bが設けられており、
作業者はこの外部出入用ドア16a,16bから気圧調
整室15a,15bに出入りすることが可能である。
【0034】このように、本実施の形態においては、気
圧調整室15a,15bはフィルタユニット3a,3b
のケーシング3内部に作り込まれているため、空気調和
機1のユニットとして輸送・設置することができ施工が
容易となる。
【0035】図5は外部入口用ドア16a,16bの中
央部付近の断面図である。
【0036】図5において、のぞき窓19の上部には開
口部17’が設けられており、この開口部17’には均
圧弁をなす栓20が挿入されている。この栓20を抜き
差しすることで、気圧調整室15a,15b内と外界と
の気圧を等しくすることができる。ここで、のぞき窓1
9はあってもなくてもよい。
【0037】図6は気圧調整室内の管理用ドア付近の外
観図である。
【0038】図6において、気圧調整室15a,15b
とエア流路2とを隔てる隔壁21を貫通して開口部が設
けられており、この開口部に均圧弁をなす開閉弁22が
設けられている。この開閉弁22を解放することで、気
圧調整室15a,15b内とエア流路2との気圧を等し
くすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の空気調和機の管理
用出入口構造によれば、保守点検等の管理作業中に、気
圧差により管理用ドアが閉まることを防止し、管理作業
時の管理用ドアの開閉を容易に行うことができるように
して、管理作業の作業性及び安全性を改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る空気調和機及び空
気調和機の管理用出入口構造の斜視図である。
【図2】管理用ドア7,8の正面図である。
【図3】管理用ドア7,8の中央部付近の断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態2に係る空気調和機及び空
気調和機の管理用出入口構造の斜視図である。
【図5】外部出入用ドア16a,16bの中央部付近の
断面図である。
【図6】気圧調整室内の管理用ドア付近の外観図であ
る。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 エア流路 2a 吸引口 2b 吐出口 3 ケーシング 4,5,6,7,8,7’,8’,9 管理用ドア 10 送風機 11 中性能フィルタ 12 ケミカルフィルタ 13 HEPAフィルタ 14 加湿器 15,15a,15b 気圧調整室 16,16a,16b 外部出入用ドア 17,17’ 開口部 18 開き蓋 19 のぞき窓 20 栓 21 隔壁 22 開閉弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部がエア流路となっているケーシング
    の側面に一又は二以上の管理用ドアが設けられた空気調
    和機において用いられる空気調和機の管理用出入口構造
    であって、 前記ケーシング側部に連接して、一又は二以上の前記管
    理用ドアの外側に設けられた気圧調整室と、 前記気圧調整室の一側面に形成された外部出入用ドア
    と、を有し、 前記気圧調整室は、前記管理用ドアと前記外部出入用ド
    アとを閉じた状態において気密状態とされることを特徴
    とする空気調和機の管理用出入口構造。
  2. 【請求項2】 内部にエア流路が形成されたケーシング
    を有する空気調和機において用いられる空気調和機の管
    理用出入口構造であって、 前記エア流路と区画して前記ケーシング内部に設けられ
    た気圧調整室と、 前記気圧調整室と前記エア流路とを隔てる隔壁に設けら
    れた一又は二以上の管理用ドアと、 前記気圧調整室と外界とを隔てる前記ケーシングに設け
    られた外部出入用ドアと、を有し、 前記気圧調整室は、前記管理用ドアと前記外部出入用ド
    アとを閉じた状態において気密状態とされることを特徴
    とする空気調和機の管理用出入口構造。
  3. 【請求項3】 前記エア流路と前記気圧調整室、又は前
    記気圧調整室と外部とを貫通する開口部と、前記開口部
    の開閉を行う均圧弁とを備えたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の空気調和機の管理用出入口構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008093930A1 (en) * 2007-01-29 2008-08-07 Cheil Industries Inc. Light guide panel for lcd back light unit and lcd back light unit thereby

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008093930A1 (en) * 2007-01-29 2008-08-07 Cheil Industries Inc. Light guide panel for lcd back light unit and lcd back light unit thereby

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