JP2003314703A - メカニカルシール装置 - Google Patents
メカニカルシール装置Info
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Abstract
シール装置が不具合になることなくシール能力を発揮さ
せることにある。 【解決手段】 シールカバー50の内周面に密封嵌合し
て被密封流体側にシール面2Aを有する硬質材製の密封
環2と、密封環2のシール面2Aと密接可能な対向シー
ル面3Aを一端に有すると共に被密封流体を仕切る他端
の有底部に回転軸60と嵌合可能な貫通孔を有する有底
円筒状に形成された硬質材製の相対回転密封環3と、相
対回転密封環3の嵌合内周面3Dと外周部5Aが密封嵌
着すると共に密封環2内の回転軸60に密封嵌着するス
リーブ5とを具備するものである。
Description
攪拌機、研磨機、ロータリージョイント等に用いられる
メカニカルシール装置に関する。特に、スラリ−に硬質
な粉末を含む流体をシールするのに適したメカニカルシ
ール装置に関する。
カニカルシール装置が存在する。図3はこのメカニカル
シール100の半断面図である。
は、ハウジング160内の被密封流体をシールするため
に、ハウジング160と回転軸130との間に配置され
ている。このメカニカルシール100は、静止用密封環
105の相対シール面106と回転用密封環102のシ
ール面103が密接してシールするものである。
のOリングを介してハウジング160に固着されてい
る。この静止用密封環105は炭化珪素又は超硬合金材
製である。そして、一端の突出した面に相対シール面1
06が形成されている。又、静止用密封環105の内周
面はスリーブ131との間に間隙が形成されている。
用密封環102には、対向面にシール面103が形成さ
れており、このシール面103が相対シール面106と
密接している。又、回転用密封環102のシール面10
3と反対側にはテーパ面104が形成されている。この
回転用密封環102のテーパ面104は、リテーナ11
0のテーパ嵌合面111に嵌合する。このテーパ嵌合面
111は、回転用密封環102を覆うようにリテーナ1
10の先端内周面に設けられている。そして、リテーナ
110の内周面はスリーブ131の外周面に移動自在に
嵌合して回転用密封環102を軸方向へ押圧できるよう
に成されている。このスリーブ131は、回転用密封環
102を回転させると共に保持するために、回転軸13
0に嵌着している。
131Aが設けられている。このフランジ部131Aに
より支持されたスプリング115によりテーナ110は
押圧されてテーパ嵌合面111が回転用密封環102の
テーパ面104に嵌合している。そして、リテーナ11
0のテーパ嵌合面111により回動密封環102を同芯
に保持している。この回転用密封環102も炭化珪素、
超硬合金、アルミナ等のセラミック等の硬質材製であ
る。尚、リテーナ110及びスリーブ131は、セラミ
ック等に比べて鉄鋼等の強度を有する軟質材で形成され
ている。又、リテーナ110の内周面とスリーブ131
の内周面には各々環状溝が設けられており、この各環状
溝に設けられた各々のOリング112、132により各
内周面と対向周面との間隙をシールしている。
置100は、回転用密封環102および静止用密封環1
05の摺動するシール面が耐久能力を発揮できるように
炭化珪素等の硬質材料で製作されているが、リテーナ1
10やスリーブ131は強度が必要であるから、強度を
有する鉄鋼やステンレス鋼で製作されている。このため
に、鉱石粉や金属粉などを含むスラリーが被密封流体の
場合には、メカニカルシール装置100を取り付けた装
置内で被密封流体が処理されている時にメカニカルシー
ル装置に鉱石粉や金属粉など激しく当接するから、この
リテーナ110、スリーブ131、スプリング115が
研磨されて摩耗することになる。そして、シール面10
3を正常に保持することが困難になり、メカニカルシー
ル装置100の密封能力を低下させることになる。
回転用密封環102のテーパ面104とリテーナ110
のテーパ嵌合面111との間にスラリーが介在すると、
この両テーパ面104、111の嵌合間に間隙が生じ、
この間隙から被密封流体が漏洩することになる。又、被
密封流体が高圧の場合にはリテーナ110の前面に圧力
が作用してスプリング115を圧縮し、シール面103
の密接力を弱めることになる。更には、スプリング11
5やリテーナ110の内周面等にスラリーや高粘度の被
密封流体が付着して作動が悪化すると、回転用密封環1
02のシール面103のシール能力を低下させることに
なる。
ーナ110、スプリング115、スリーブ131等が被
密封流体側へ突出して配置されるので、大型になり装置
として不具合になる。
な問題点に鑑みてなされたものであって、その技術的課
題は、メカニカルシール装置にスラリーに含む硬質な粉
末や高粘度のスラリーが接触する場合でも、メカニカル
シール装置の部品が摩耗して或いは高粘度のスラリーが
付着してシール能力が低下するのを防止することにあ
る。
なくし、部品の製作コストを低減することにある。更
に、メカニカルシール装置を小型にして、密封流体を処
理する機器内に長く張り出さないようにすることにあ
る。
封環を押圧するスプリングを被密封流体から隔離し、被
密封流体の不純物がこれらの部品に付着して密封環のシ
ール面の密接応答性の悪化を防止することにある。又、
メカニカルシール装置に被密封流体の圧力が作用して回
転用密封環をシール面から離間させるのを防止し、被密
封流体の高圧下でも常に密封能力を発揮させることにあ
る。
的課題を解決するために成されたものであって、その技
術的手段は以下のように構成されている。
ル装置は、内周面を有するシールカバーと前記シールカ
バーの内周面内に配置された回転軸との間の被密封流体
をシールするメカニカルシール装置であって、前記シー
ルカバーの内周面に密封嵌合して被密封流体側にシール
面を有する硬質材製の密封環と、前記密封環のシール面
と密接可能な対向シール面を一端に有すると共に被密封
流体を仕切る他端の有底部に前記回転軸と嵌合可能な貫
通孔を有する有底円筒状に形成された硬質材製の相対回
転密封環と、前記相対回転密封環の嵌合内周面と外周部
が密封嵌着すると共に前記密封環内の回転軸に密封嵌着
するスリーブとを具備し、前記シール面と前記対向シー
ル面とが押圧されて密接するものである。
シール装置では、硬質材製の相対回転密封環の被密封流
体外の円筒部内にスリーブが配置されており、このスリ
ーブの外周部に嵌着して相対回転密封環が固定されてい
るから、相対回転密封環に覆われたスリーブはスラリー
液の被密封流体により研磨されて摩耗したり、高粘度の
液体が付着して不具合になるのを効果的に防止できる。
その結果、スリーブが摩耗して又は高粘度の液体が付着
して相対回転密封環のシール面の面圧が低下するのを効
果的に防止できる。そして、高粘度の被密封流体或いは
金属粉等の不純物が含有する被密封流体を処理する機械
に適用して被密封流体をシールすることが可能になる。
更に、スリーブの外周部に密封に嵌合している相対回転
密封環は、スリーブ側の被密封流体へ作用する受圧面積
よりも被密封流体の受圧面積が大きいから、相対回転密
封環がスリーブの外周部から離脱するのが防止できる。
このためにメカニカルシール装置の構造を小型にすると
共に、その組立を容易にすることが可能になる。
封流体側へ露出する部分は、相対回転密封環のみにする
ことができるから、高粘度の被密封流体であっても、硬
質粉末が含む被密封流体であっても、被密封流体により
シール面が不具合になることがない。更に、メカニカル
シール装置は、硬質でカップ状に形成された相対回転密
封環により被密封流体から保護されるから修理交換を不
要にすることが可能になる。
ル装置は、前記密封環が前記シールカバーの内周室内に
配置されてシールカバーに支持されたスプリングにより
前記対向シール面へ移動自在に押圧されているものであ
る。
シール装置では、密封環を弾性的に押圧するスプリング
を密封環と相対回転密封環とにより囲まれた被密封流体
に接触しないシールカバー側に配置されているので、酸
化液体又は高粘度の被密封流体或いは金属粉、鉱石粉等
が含まれるスラリー液の被密封流体であっても、スプリ
ングが被密封流体により腐食させられたり、研磨されて
摩耗させられたりすることが無く、スプリングの機能を
発揮してシール能力を発揮することが可能になる。しか
も、スプリングのシールカバー内の内装は、メカニカル
シール装置全体を小型にする効果がある。
ル装置は、前記相対回転密封環の前記嵌合内周面がスリ
ーブの外周部に密封嵌合すると共に前記外周部が前記有
底部と前記相対回転密封環に設けられた係止部に挟持さ
れて固定されているものである。
シール装置では、相対回転密封環をセラミックや超硬合
金のような脆いが硬質な材料にすることが可能になる。
そして、耐摩耗性の材料に覆われたスリーブを硬度は低
いが強度を有する材料にすることが可能になる。このた
め、メカニカルシール装置の耐久性を向上することが可
能になる。しかも、相対回転密封環とスリーブとの連結
は、係止部のみにより結合できるから、組立が簡単にな
ると共に、構造を単純にして部品交換を容易にする。こ
のために、相対回転密封環を回転する消費電力を削減で
きて省エネルギーのメカニカルシール装置を得ることが
可能になる。
ール装置の好ましい実施の形態を、図1から図2を参照
しながら説明する。
カニカルシール装置の断面図である。図1に於いて、1
はメカニカルシール装置である。メカニカルシール装置
1は、シールカバー50と回転軸60との間隔に取り付
けられる。シールカバー50は大径にされたフランジ部
50Aが設けられている。このフランジ部50Aにはボ
ルト穴を設けており、図示省略のハウジングに取り付け
られるように成されている。
ール装置1を取り付ける内周室51が形成されている。
この内周室51には軸方向へ突出するノックピン52が
結合している。更に、ノックピン52と同径の位置で同
方向へ突出するスプリング15を配置している。このス
プリング15は内周室51側のシールカバー50に設け
られた穴に着座して取り付けられている。
Aには環状溝が設けられている。この環状溝にはフッ素
樹脂(例えば、PTFE)材製のリップシール10が嵌
着している。このリップシール15は密封環2の外周面
に密接して被密封流体のスラリ等の浸入をシールする。
密封環2の被密封流体側Aの端面にはシール面2Aが形
成されている。又、シール面2Aの内周はテーパ面2B
に形成されてシール面が小面積で摺動抵抗を小さく成る
ように構成している。更に、密封環2の内周面2Cはス
リーブ5の外周面よりも大径に形成されて、内周面2C
とスリーブ5との間が間隙に形成されて流通路9を構成
している。密封環2のシール面2Aと反対の他端面には
切り欠き2Dが設けられてノックピン52と係止し、密
封環2が回動しないように保持している。更に、他端面
にはスプリング15が接合してシール面2Aを相対回転
密封環3側へ押圧している。
ー50の内周面51Aとの間にOリング取付室11が形
成されている。そして、このOリング取付室11にはゴ
ム材製のOリング12を装着している。そして、Oリン
グ12によりシールカバー50と密封環2との間をシー
ルする。この外周面2EはD1の直径に形成されてい
る。この密封環2は超硬合金、炭化珪素、セラミック、
カーボン材等により形成されている。
ール面3Aを設けた相対回転密封環3は、円筒部3Bと
有底部3Cとから成る有底円筒状に形成されている。こ
の有底部3Cには軸心を中心にして回転軸60が貫通す
る貫通孔3Fに形成されている。又、円筒部3Bの有底
部3Cと反対の端面には、対向シール面3Aが形成され
ている。更に、円筒部3Bの嵌合内周面3Dには環状溝
を設けており、この環状溝には止めリング(係止部)1
3が設けられている。又、有底部3Cの底面には止め凹
部3Eが形成されている。尚、嵌合内周面3Dは、直径
がD2に形成されており、直径D2は、外周面2Eの直
径D1より小径に構成されている。この直径の差D1>
D2により相対回転密封環3は、被密封流体の圧力が高
圧になっても、止めリングを破損して外周部5Aより離
脱するのが防止される。この相対回転密封環3は硬質材
で形成されている。この硬質材は、例えば、炭化珪素、
アルミナ等のセラミック、超硬合金である。特に、密封
環2よりも硬質材料にすると良い。
5は、被密封流体側Aの端部にフランジ状の外周部5A
が形成している。この外周部5Aは相対回転密封環3の
嵌合内周面3Dに嵌合するように形成されている。又、
スリーブ5の内周には回転軸60と嵌着する内周嵌着面
5Bが形成されている。更に、外周部5Aの先端面に
は、ノックピン14が打ち込まれて固定している。この
スリーブ5は、他端の厚肉部5Cに貫通孔が形成されて
いる。そして、この厚肉部5Cに保持リング6が嵌着し
ている。この保持リング6には雌ねじ6Aが貫通してお
り、この雌ねじ6Aに止めねじ7が螺合して貫通孔を通
り回転軸60の円錐穴に係止している。
が形成されており、相対回転密封環3の嵌合内周面3D
との嵌合間をシールするために段部5Dに第1Oリング
16を装着している。又、スリーブ5の内周嵌着面5B
にはOリング溝が設けられており、このOリング溝には
回転軸60と内周嵌着面5Bとの間をシールするために
第2Oリング17を装着している。
面とスリーブ5との間にはオイルシール18が設けられ
ており、このオイルシール18によりシールカバー50
の内周室51を密封している。スリーブ5のオイルシー
ル18と密接する周面は、硬質表面処理により硬質層1
9に形成されている。
1に貫通する慣用ねじ53が設けられており、この慣用
ねじ53に図示省略の配管が接続されている。そして、
配管から清水が内周室51へ注入される。この清水によ
りメカニカルシール装置1を冷却すると共に、清水の圧
力の作用により被密封流体の浸入を防止することもでき
る。尚、清水の圧力は、被密封流体圧力に比較して低圧
である。尚、シールカバー50とスリーブ5とを組み立
てるためにセットプレート20が取り付けられる。この
セットプレート20をボルト21を介してシールカバー
50に取り付ける。そして、セットプレート20はスリ
ーブ5に設けられた外周溝に嵌め込んでスリーブ5の位
置決めをする。
置1は、回転軸60が回転するとスリーブ5も回転する
から、相対回転密封環3もスリーブ5と共に回転する。
そして、密封環2のシール面2Aと相対回転密封環3の
対向シール面3Aとは密接しているから被密封流体をシ
ールする。又、相対回転密封環3とスリーブ5との嵌合
間は第1Oリング16によりシールされる。更に、シー
ルカバー50と密封環2との嵌合間はリップシール10
及びOリング12によりスラリー状の被密封流体が効果
的にシールされる。
は金属粉、鉱石粉を含有するスラリーであっても、密封
環2の1部と、カップ状の相対回転密封環3が被密封流
体側へ露出しているのみであるから、高粘度の液体が付
着してその後に不具合になることもなく、又金属粉等に
より研磨されても密封環2と相対回転密封環3とは硬質
材で構成されているから、摩耗する量が少ない。更に、
修理のための部品交換頻度が激減している。これらの効
果は実施状況からも認められる。
結合されているから、構造が簡単になる。更に、密封環
2はシールカバー50に嵌合してスプリング15により
押圧された単純な構成であるから、構造が簡単になる。
その結果、メカニカルシール装置1を小型に形成できる
ことになる。更に、上述の構成は、小型化により、メカ
ニカルシール装置1を稼働する消費電力が大きく削減で
きることになる。
係わるメカニカルシール装置1の断面図である。図2に
於いて、図1のメカニカルシール装置1と相違する点
は、密封環2のシール面2Aをシールカバー50の被密
封流体側Aの端面50Bとほぼ同一面に形成して密封環
2をシールカバー50と相対回転密封環3により覆うよ
うに構成したものである。
被密封流体に接触しないように構成することが可能にな
る。このために、密封環2を炭化珪素などの硬質材の他
に、カーボン等の自己潤滑性の摺動材を用いることが可
能になる。又、相対回転密封環3と外周部5Aとの接合
面の間をシールするOリング16の代わりに、外周部5
Aの端面と相対回転密封環3の有底部3Cとの間の貫通
孔3F側にシール部16Aを設けたものである。このよ
うに構成することにより、被密封流体の圧力により密封
環2が外周部5Aから離間する方向へ作用する受圧面積
を小さくし、相対回転密封環3の有底部3Cの被密封流
体側の全面に被密封流体の圧力が密封環2の方向へ作用
するようにして対向シール面3Aを効果的に密接できる
ようにするものである。尚、止めリング13は、外周部
5Aと密封環2とを固定すると共に、密封環2がスリー
ブ5と共に回転するように両部品が周方向に固定されて
いる。
装置によれば、被密封流体側へ露出している部品は密封
環と相対回転密封環のみであるから、被密封流体が高粘
度のスラリー液であっても、更には鉱石、金属粉等を含
むスラリー液であっても、スラリーが付着して不具合に
なることもなく、或いはスラリーにより研磨されて摩耗
することもなく、シール面のシール効果を発揮させる効
果が期待できる。更に、密封環と相対回転密封環の単純
な組み合わせの構成は小型化が可能になり、修理の部品
交換頻度を激減できることになる。更には、稼働のため
の消費電力を低減して省エネルギーの効果も大きくな
る。
置によれば、密封環がシールカバーの内周室内に配置さ
れて密封環を弾性的に押圧するスプリングを密封環と相
対回転密封環とにより囲まれた被密封流体に接触しない
シールカバー側に配置されているので、酸化液体又は高
粘度の被密封流体或いは金属粉、鉱石粉等が含まれるス
ラリー液の被密封流体であっても、スプリングが被密封
流体により腐食させられたり、研磨されて摩耗させられ
たりすることが無く、スプリングでシール面が弾性的に
押圧される機能を発揮してシール効果を奏する。しか
も、スプリングのシールカバー内の内装は、メカニカル
シール装置全体を小型にする効果がある。しかも、摩耗
による部品交換の頻度を激減できる効果を奏する。
置によれば、耐摩耗性の材料に覆われたスリーブを強度
を有する材料にすることが可能になるので、メカニカル
シール装置の耐久性を向上することが可能になる。そし
て、相対回転密封環の対向シール面が密封環のシール面
に密接してメカニカルシール装置全体をスラリー液の被
密封流体側から仕切るように覆うので、被密封流体によ
り酸化したり、不純物が付着したり、摩耗させられたり
するのを効果的に防止できる。しかも、相対回転密封環
とスリーブとの連結は、係止部のみにより結合できるか
ら、組立が簡単になると共に、構造を単純にして部品交
換を容易にする。又、相対回転密封環の小型化は、回転
する消費電力を削減できて省エネルギーのメカニカルシ
ール装置を得ることが可能になる。
ル装置の断面図である。
ル装置の断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 内周面を有するシールカバーと前記シー
ルカバーの内周面内に配置された回転軸との間の被密封
流体をシールするメカニカルシール装置であって、前記
シールカバーの内周面に密封嵌合して被密封流体側にシ
ール面を有する硬質材製の密封環と、前記密封環のシー
ル面と密接可能な対向シール面を一端に有すると共に被
密封流体を仕切る他端の有底部に前記回転軸と嵌合可能
な貫通孔を有する有底円筒状に形成された硬質材製の相
対回転密封環と、前記相対回転密封環の嵌合内周面と外
周部が密封嵌着すると共に前記密封環内の回転軸に密封
嵌着するスリーブとを具備し、前記シール面と前記対向
シール面とが押圧されて密接することを特徴とするメカ
ニカルシール装置。 - 【請求項2】 前記密封環は前記シールカバーの内周室
内で前記シールカバーに保持されたスプリングにより前
記対向シール面へ移動自在に押圧されていることを特徴
とする請求項1に記載のメカニカルシール装置。 - 【請求項3】 前記相対回転密封環は前記嵌合内周面が
スリーブの外周部に密封嵌合すると共に前記外周部が前
記有底部と前記相対回転密封環に設けられた係止部に挟
持されて固定されていることを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載のメカニカルシール装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002117390A JP4091788B2 (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | メカニカルシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002117390A JP4091788B2 (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | メカニカルシール装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003314703A5 JP2003314703A5 (ja) | 2005-09-08 |
JP4091788B2 JP4091788B2 (ja) | 2008-05-28 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006061997A1 (ja) | 2004-12-07 | 2006-06-15 | Nippon Pillar Packing Co., Ltd. | メカニカルシール及びメカニカルシール装置 |
CN111895097A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-11-06 | 潍坊林凯机械有限公司 | 一种v型机械密封装置 |
-
2002
- 2002-04-19 JP JP2002117390A patent/JP4091788B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2006061997A1 (ja) | 2004-12-07 | 2006-06-15 | Nippon Pillar Packing Co., Ltd. | メカニカルシール及びメカニカルシール装置 |
US7815194B2 (en) | 2004-12-07 | 2010-10-19 | Nippon Pillar Packing Co., Ltd. | Mechanical seal and mechanical seal device |
CN111895097A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-11-06 | 潍坊林凯机械有限公司 | 一种v型机械密封装置 |
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JP4091788B2 (ja) | 2008-05-28 |
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