JP2003314487A - 残像表示機能を設けた携帯用扇風機 - Google Patents
残像表示機能を設けた携帯用扇風機Info
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- JP2003314487A JP2003314487A JP2002125026A JP2002125026A JP2003314487A JP 2003314487 A JP2003314487 A JP 2003314487A JP 2002125026 A JP2002125026 A JP 2002125026A JP 2002125026 A JP2002125026 A JP 2002125026A JP 2003314487 A JP2003314487 A JP 2003314487A
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- emitting member
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】目の残像効果を利用した表示機能を設けること
により、実用性と娯楽性とを兼ね備えた携帯用扇風機を
提供することを課題とする。 【解決手段】本発明は、発光部材を羽根又は羽根の支持
部材に配設し、該発光部材の作動状態を通電することに
より制御し、前記羽根を回転することにより目の残像効
果を利用して発光部材の移動軌跡上に絵柄や画像を表示
するものである。これにより、夜間のスポーツ観戦時や
照明の少ない室内での使用時に涼しくなりながら絵柄や
画像を楽しむことができる携帯用扇風機を提供可能とし
ている。
により、実用性と娯楽性とを兼ね備えた携帯用扇風機を
提供することを課題とする。 【解決手段】本発明は、発光部材を羽根又は羽根の支持
部材に配設し、該発光部材の作動状態を通電することに
より制御し、前記羽根を回転することにより目の残像効
果を利用して発光部材の移動軌跡上に絵柄や画像を表示
するものである。これにより、夜間のスポーツ観戦時や
照明の少ない室内での使用時に涼しくなりながら絵柄や
画像を楽しむことができる携帯用扇風機を提供可能とし
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用扇風機の構
成に関する。より詳細には、羽根又は羽根の支持部材に
発光部材を配設し、羽根の回転時に前記発光部材の作動
状態を制御して発光部材の移動軌跡上に残像表示を実施
可能とした携帯用扇風機の構成に関する。
成に関する。より詳細には、羽根又は羽根の支持部材に
発光部材を配設し、羽根の回転時に前記発光部材の作動
状態を制御して発光部材の移動軌跡上に残像表示を実施
可能とした携帯用扇風機の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られる残像効果を利用した表示玩
具としては、例えば登録実用新案第3057716号公
報に開示される考案が挙げられる。この考案は、モータ
により駆動される回転部材上に配列される複数の発光部
材の作動タイミングを制御することにより、目の残像効
果を利用して発光部材の移動軌跡上に所定の図柄を表示
するものである。かかる構成によれば、制御内容を変更
することにより、様々な図柄を表示することができるの
で、興味を引かれる玩具となる。しかしながら、この考
案ではただ絵柄が変化するだけであるため、実用性はな
くいずれ飽きられてしまうこともあり得る。
具としては、例えば登録実用新案第3057716号公
報に開示される考案が挙げられる。この考案は、モータ
により駆動される回転部材上に配列される複数の発光部
材の作動タイミングを制御することにより、目の残像効
果を利用して発光部材の移動軌跡上に所定の図柄を表示
するものである。かかる構成によれば、制御内容を変更
することにより、様々な図柄を表示することができるの
で、興味を引かれる玩具となる。しかしながら、この考
案ではただ絵柄が変化するだけであるため、実用性はな
くいずれ飽きられてしまうこともあり得る。
【0003】また、従来知られる携帯用扇風機として
は、例えば実用新案登録第3080138号公報に開示
される考案が挙げられる。この考案は、電池で駆動され
るモータの軸に軟質素材で形成される羽根を取り付けて
成る。羽根が軟質であるため、保護具を設けることなく
安全性を確保する可能であるため、野球やサッカーなど
各種スポーツ観戦に使用され好評を博している。しかし
ながら、このような携帯用扇風機は利便性に優れた商品
であり、扇子や団扇で煽るよりも効率的に空冷効果を得
ることが可能である反面、玩具的・娯楽的要素、即ち使
用者の遊び心を刺激する構成という観点では改良の余地
を残していた。
は、例えば実用新案登録第3080138号公報に開示
される考案が挙げられる。この考案は、電池で駆動され
るモータの軸に軟質素材で形成される羽根を取り付けて
成る。羽根が軟質であるため、保護具を設けることなく
安全性を確保する可能であるため、野球やサッカーなど
各種スポーツ観戦に使用され好評を博している。しかし
ながら、このような携帯用扇風機は利便性に優れた商品
であり、扇子や団扇で煽るよりも効率的に空冷効果を得
ることが可能である反面、玩具的・娯楽的要素、即ち使
用者の遊び心を刺激する構成という観点では改良の余地
を残していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の問題点に鑑みなされたものであり、携帯用扇風機と
残像効果を利用した表示玩具を融合することにより、実
用性と娯楽性を兼ね備えた携帯用扇風機を提供すること
を課題とする。
術の問題点に鑑みなされたものであり、携帯用扇風機と
残像効果を利用した表示玩具を融合することにより、実
用性と娯楽性を兼ね備えた携帯用扇風機を提供すること
を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
発光部材を羽根又は羽根の支持部材に配設し、該発光部
材の作動状態を通電することにより制御し、前記羽根を
回転することにより目の残像効果を利用して発光部材の
移動軌跡上に絵柄や画像を表示可能としたことを特徴と
する。
発光部材を羽根又は羽根の支持部材に配設し、該発光部
材の作動状態を通電することにより制御し、前記羽根を
回転することにより目の残像効果を利用して発光部材の
移動軌跡上に絵柄や画像を表示可能としたことを特徴と
する。
【0006】本発明によれば、上記構成により羽根の回
転軌跡上に残像表示を実施することが可能となり、夜間
のスポーツ観戦時や照明の少ない室内で使用することに
より涼しくなりながら絵柄や画像を楽しむことができる
携帯用扇風機を提供することができる。夏季のノベルテ
ィ商品などに好適な商品を提供することができる。
転軌跡上に残像表示を実施することが可能となり、夜間
のスポーツ観戦時や照明の少ない室内で使用することに
より涼しくなりながら絵柄や画像を楽しむことができる
携帯用扇風機を提供することができる。夏季のノベルテ
ィ商品などに好適な商品を提供することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、複数の点灯部を備える発光部材と、発光部材の制御
情報が予め記憶された記憶装置と、前記制御情報に基づ
いて前記発光部材の点灯及び/又は消灯時間を制御する
制御装置と、前記羽根の回転により作動して前記制御装
置を作動するスイッチとを設けて成り、羽根が回転して
スイッチが作動すると制御装置が作動し、該制御装置は
記憶装置に予め記憶された制御情報に基づいて発光部材
の各点灯部を点灯又は消灯し、目の残像効果を利用して
発光部材の移動軌跡上に絵柄や画像を表示可能としたこ
とを特徴とする。
て、複数の点灯部を備える発光部材と、発光部材の制御
情報が予め記憶された記憶装置と、前記制御情報に基づ
いて前記発光部材の点灯及び/又は消灯時間を制御する
制御装置と、前記羽根の回転により作動して前記制御装
置を作動するスイッチとを設けて成り、羽根が回転して
スイッチが作動すると制御装置が作動し、該制御装置は
記憶装置に予め記憶された制御情報に基づいて発光部材
の各点灯部を点灯又は消灯し、目の残像効果を利用して
発光部材の移動軌跡上に絵柄や画像を表示可能としたこ
とを特徴とする。
【0008】本発明によれば、上記構成により複雑な機
構を用いることなく羽根の回転軌跡上に残像表示を実施
可能な商品を提供することができる。
構を用いることなく羽根の回転軌跡上に残像表示を実施
可能な商品を提供することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2において、前記複数の点灯部には、発光ダイオード
又はEL素子を配設したことを特徴とする。
項2において、前記複数の点灯部には、発光ダイオード
又はEL素子を配設したことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、点灯部に衝撃などに対し
て高い耐久性を有する発光ダイオード又はEL素子を配
設しているので、羽根の回転に伴う振動や衝撃やなどに
よって破損しにくい商品を提供することができる。
て高い耐久性を有する発光ダイオード又はEL素子を配
設しているので、羽根の回転に伴う振動や衝撃やなどに
よって破損しにくい商品を提供することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3において、前記複数の点灯部が羽根のラジアル方向
に配列するように発光部材を配置したことを特徴とす
る。
項3において、前記複数の点灯部が羽根のラジアル方向
に配列するように発光部材を配置したことを特徴とす
る。
【0012】本発明によれば、前記複数の発光部材を羽
根のラジアル方向に配列したことにより、最小限の発光
部材により表示を行うことが可能となり、製造コストを
抑えて安価な商品を提供することができる。
根のラジアル方向に配列したことにより、最小限の発光
部材により表示を行うことが可能となり、製造コストを
抑えて安価な商品を提供することができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4において、前記記憶装置には予め複数の制御情報を
記憶し、使用時に該制御情報を自動的に切替えて実行可
能としたことを特徴とする。
項4において、前記記憶装置には予め複数の制御情報を
記憶し、使用時に該制御情報を自動的に切替えて実行可
能としたことを特徴とする。
【0014】本発明によれば、記憶装置に予め複数記憶
された制御情報を自動的に切替えることにより、表示内
容の変更が可能となるので、飽きられにくい商品を提供
することができる。
された制御情報を自動的に切替えることにより、表示内
容の変更が可能となるので、飽きられにくい商品を提供
することができる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項4において、前記記憶装置には予め複数の制御情報を
記憶し、使用時に実行される制御情報を手動で切替え可
能としたことを特徴とする。
項4において、前記記憶装置には予め複数の制御情報を
記憶し、使用時に実行される制御情報を手動で切替え可
能としたことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、記憶装置に予め複数記憶
された制御情報を手動で切替えることにより、好みの表
示内容を選択して出力可能な商品を提供することができ
る。
された制御情報を手動で切替えることにより、好みの表
示内容を選択して出力可能な商品を提供することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、発光部材を羽根又は羽
根の支持部材に配設し、羽根の回転時に前記発光部材の
作動状態を通電することにより制御することにより、目
の残像効果を利用して発光部材の移動軌跡上に残像表示
を実施するものである。これにより、夜間のスポーツ観
戦時や照明の少ない室内での使用時に涼しくなりながら
絵柄や画像を楽しむことができる携帯用扇風機を提供す
ることができる。夏季のノベルティ商品などに好適な商
品を提供することができる。
根の支持部材に配設し、羽根の回転時に前記発光部材の
作動状態を通電することにより制御することにより、目
の残像効果を利用して発光部材の移動軌跡上に残像表示
を実施するものである。これにより、夜間のスポーツ観
戦時や照明の少ない室内での使用時に涼しくなりながら
絵柄や画像を楽しむことができる携帯用扇風機を提供す
ることができる。夏季のノベルティ商品などに好適な商
品を提供することができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る携帯用扇
風機の一実施例を詳細に説明する。はじめに、図1乃至
図3を参照して携帯用扇風機1の構造を説明する。図1
は、本実施例に係る携帯用扇風機1の外観を示してい
る。図2は、図1に示す携帯用扇風機の縦断面図を示し
ている。図3は、スイッチ81及び発光部材4を上部か
ら見た構成を示している。樹脂成型して形成される本体
ケース2の内部には、電池5によって駆動されるモータ
6が配設されており、電池5とモータ6は本体ケース2
の側面に設けた主スイッチ21と電気的に配線されてい
る。モータ6は本体ケース2の前ケース23と後ケース
22にそれぞれ設けられた保持部23aと22aにより
保持されており、前ケース23と後ケース22はネジ止
め(図示せず)して固定されている。主スイッチ21
は、押下する毎にはモータ6のON・OFFを切替える
ものである。
風機の一実施例を詳細に説明する。はじめに、図1乃至
図3を参照して携帯用扇風機1の構造を説明する。図1
は、本実施例に係る携帯用扇風機1の外観を示してい
る。図2は、図1に示す携帯用扇風機の縦断面図を示し
ている。図3は、スイッチ81及び発光部材4を上部か
ら見た構成を示している。樹脂成型して形成される本体
ケース2の内部には、電池5によって駆動されるモータ
6が配設されており、電池5とモータ6は本体ケース2
の側面に設けた主スイッチ21と電気的に配線されてい
る。モータ6は本体ケース2の前ケース23と後ケース
22にそれぞれ設けられた保持部23aと22aにより
保持されており、前ケース23と後ケース22はネジ止
め(図示せず)して固定されている。主スイッチ21
は、押下する毎にはモータ6のON・OFFを切替える
ものである。
【0019】羽根3は3つの保持部材31にそれぞれ接
着して固定されており、保持部材31の一つには、点灯
部となるLED4a・4b・4c・4d・4eを備える
発光部材4が設けられている。保持部材31の上部には
発光部材4の作動状態を制御するワンチップマイコン
(制御装置)10と、このワンチップマイコン10を作動
させるスイッチ81とが設けられた基盤8が設けられて
いる。基盤8の下部には、基板上に設けたワンチップマ
イコンと、これによって制御される発光部材4に電流を
供給する電池7A・7Bとが設けられている。スイッチ
81は、一端が基盤に?接され、他端に金属片81cが
設けられた可撓性金属片からなる可動アーム81aと、
これに隣設された接触子81bから構成されている。可
動アーム81a及び接触子81bはワンチップマイコン
10に電気的に配線されている。また、発光部材4を構
成するLED4a乃至4eは棒状基盤に?接されてお
り、各LEDとワンチップマイコン10とは配線9aに
より電気的に配線されている。したがって、主スイッチ
21が押下されてモータ6が回転すると、可動アーム8
1aは金属片81cに働く遠心力で接触子81bと接触
し、電池7A・7Bからワンチップマイコン10に電流
が供給される。ワンチップマイコン10は内部に設けら
れたメモリー(記憶装置)に予め記憶された制御情報に
基づいて電流をON・OFFし、発光部材4を構成する
LED4a乃至4eを点灯又は消灯する。
着して固定されており、保持部材31の一つには、点灯
部となるLED4a・4b・4c・4d・4eを備える
発光部材4が設けられている。保持部材31の上部には
発光部材4の作動状態を制御するワンチップマイコン
(制御装置)10と、このワンチップマイコン10を作動
させるスイッチ81とが設けられた基盤8が設けられて
いる。基盤8の下部には、基板上に設けたワンチップマ
イコンと、これによって制御される発光部材4に電流を
供給する電池7A・7Bとが設けられている。スイッチ
81は、一端が基盤に?接され、他端に金属片81cが
設けられた可撓性金属片からなる可動アーム81aと、
これに隣設された接触子81bから構成されている。可
動アーム81a及び接触子81bはワンチップマイコン
10に電気的に配線されている。また、発光部材4を構
成するLED4a乃至4eは棒状基盤に?接されてお
り、各LEDとワンチップマイコン10とは配線9aに
より電気的に配線されている。したがって、主スイッチ
21が押下されてモータ6が回転すると、可動アーム8
1aは金属片81cに働く遠心力で接触子81bと接触
し、電池7A・7Bからワンチップマイコン10に電流
が供給される。ワンチップマイコン10は内部に設けら
れたメモリー(記憶装置)に予め記憶された制御情報に
基づいて電流をON・OFFし、発光部材4を構成する
LED4a乃至4eを点灯又は消灯する。
【0020】次に、図4及び図5を参照して、表示パタ
ーンの一例及び、LEDの作動タイミングを説明する。
図4は、視認される表示パターンの一例を、図5は図4
における表示パターンに関し、発光部材に備えるLED
のON・OFF切替えタイミングをそれぞれ示してい
る。なお、図4では、説明上必要な部材のみ記載してお
り、他の部材に関しては便宜上省略している。各LED
の発光位置はハッチングが設けられた区間である。図示
される表示パターンを構成するために必要な点灯部の駆
動タイミングは以下の方法により求めることができる。
本実施例では、羽根の回転が安定すると回転時の空気抵
抗とモータのトルクがつり合い、羽根の回転速度は一定
となる。そのため、LEDの動作制御は予め定めた時間
毎に通電するだけでよい。以下に、計算を簡単にするた
め羽根が毎分600回転している場合の一例を説明す
る。この場合、羽根が一回転するために要する時間は
0.1秒である。LED4b乃至4eは角度にして略2
π/30ごとに点滅しているので、およそ0.1/15
秒おきに通電すればよい。また、このときの通電時間は
以下のようにして求めることができる。LED4b乃至
4eは略点状に表示されているが、このように表示させ
るためには、点灯中にLED移動する距離をLEDの球
径に比較して十分に小さくする必要がある。図示される
配置では、最外周に位置するLED4eが最も速く移動
するので、これが点状に点灯しているように見えるよう
にすれば、同条件の基でこれより内周に設けられるLE
Dはいずれも点状に見えることになる。そこでLEDの
球径が5mmであり、回転軸の中心からLED4e中心
までの距離が50mmである場合の通電時間を求めてみ
る。LEDの球径が5mmである場合、点灯中にLED
が1mm程度動いても形はいびつになるが略点状に見え
る。また、LED4eの中心が描く軌跡の円周は、2π
rより約300mmである。したがって、LED中心の
移動距離1mmは角度にして1/300*2πであるこ
とが分かる。羽根が一回転に要する時間は0.1秒であ
るからLED4e中心が1mm移動するために要する時
間は0.1*1/300秒、即ち1/3000である。
つまり毎分600回転している羽根の回転中心から50
mmの位置に設けられるLEDを略点状に点灯するため
には通電時間を1/3000秒以内とすればよい。以上
のことから、LED4b乃至4eを図示するように点灯
させるには、0.1/15秒おきに1/3000秒間以
下の時間で通電すればよいことが分かる。一方、LED
4aは0.1/30秒の間隔をおいて0.1/15秒間
点灯させればよい。このようにすれば、羽根が一周回転
する毎にLEDは同位置で点灯もしくは消灯状態となる
ため、人の目には残像効果で所定位置には発光部が現
れ、所定形状の絵柄として認識される。本実施例では花
火の絵柄が認識される。図6乃至図8は図4に示すもの
以外の表示パターンを例示するものであり、本実施例で
は前記複数の表示パターンを自動的に切替え可能として
いる。切替えパターンは、前記メモリーに予め記憶され
る表示パターン情報を順次出力することにより実行して
いるが、他の方法としてランダムに出力させる構成とし
てもよい。また、手動で切替え可能とする場合には、前
記メモリーに予め記憶される表示パターン情報を選択す
るためのスイッチを設ければよい。
ーンの一例及び、LEDの作動タイミングを説明する。
図4は、視認される表示パターンの一例を、図5は図4
における表示パターンに関し、発光部材に備えるLED
のON・OFF切替えタイミングをそれぞれ示してい
る。なお、図4では、説明上必要な部材のみ記載してお
り、他の部材に関しては便宜上省略している。各LED
の発光位置はハッチングが設けられた区間である。図示
される表示パターンを構成するために必要な点灯部の駆
動タイミングは以下の方法により求めることができる。
本実施例では、羽根の回転が安定すると回転時の空気抵
抗とモータのトルクがつり合い、羽根の回転速度は一定
となる。そのため、LEDの動作制御は予め定めた時間
毎に通電するだけでよい。以下に、計算を簡単にするた
め羽根が毎分600回転している場合の一例を説明す
る。この場合、羽根が一回転するために要する時間は
0.1秒である。LED4b乃至4eは角度にして略2
π/30ごとに点滅しているので、およそ0.1/15
秒おきに通電すればよい。また、このときの通電時間は
以下のようにして求めることができる。LED4b乃至
4eは略点状に表示されているが、このように表示させ
るためには、点灯中にLED移動する距離をLEDの球
径に比較して十分に小さくする必要がある。図示される
配置では、最外周に位置するLED4eが最も速く移動
するので、これが点状に点灯しているように見えるよう
にすれば、同条件の基でこれより内周に設けられるLE
Dはいずれも点状に見えることになる。そこでLEDの
球径が5mmであり、回転軸の中心からLED4e中心
までの距離が50mmである場合の通電時間を求めてみ
る。LEDの球径が5mmである場合、点灯中にLED
が1mm程度動いても形はいびつになるが略点状に見え
る。また、LED4eの中心が描く軌跡の円周は、2π
rより約300mmである。したがって、LED中心の
移動距離1mmは角度にして1/300*2πであるこ
とが分かる。羽根が一回転に要する時間は0.1秒であ
るからLED4e中心が1mm移動するために要する時
間は0.1*1/300秒、即ち1/3000である。
つまり毎分600回転している羽根の回転中心から50
mmの位置に設けられるLEDを略点状に点灯するため
には通電時間を1/3000秒以内とすればよい。以上
のことから、LED4b乃至4eを図示するように点灯
させるには、0.1/15秒おきに1/3000秒間以
下の時間で通電すればよいことが分かる。一方、LED
4aは0.1/30秒の間隔をおいて0.1/15秒間
点灯させればよい。このようにすれば、羽根が一周回転
する毎にLEDは同位置で点灯もしくは消灯状態となる
ため、人の目には残像効果で所定位置には発光部が現
れ、所定形状の絵柄として認識される。本実施例では花
火の絵柄が認識される。図6乃至図8は図4に示すもの
以外の表示パターンを例示するものであり、本実施例で
は前記複数の表示パターンを自動的に切替え可能として
いる。切替えパターンは、前記メモリーに予め記憶され
る表示パターン情報を順次出力することにより実行して
いるが、他の方法としてランダムに出力させる構成とし
てもよい。また、手動で切替え可能とする場合には、前
記メモリーに予め記憶される表示パターン情報を選択す
るためのスイッチを設ければよい。
【0021】本実施例は、以上説明したように構成され
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、適宜点
灯及び消灯間隔を設定することにより多様な表示形態を
取り得るものである。また、表示色は1色であっても、
多色であってもいずれであってもかまわない。カラフル
な表示を行う場合には、複数色で発光可能なLEDを用
いてもよい。上記実施例では、発光部材にLEDを設け
た場合を説明しているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えばEL素子等の他の発光素子を設けて
構成してもよい。
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、適宜点
灯及び消灯間隔を設定することにより多様な表示形態を
取り得るものである。また、表示色は1色であっても、
多色であってもいずれであってもかまわない。カラフル
な表示を行う場合には、複数色で発光可能なLEDを用
いてもよい。上記実施例では、発光部材にLEDを設け
た場合を説明しているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えばEL素子等の他の発光素子を設けて
構成してもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、次のような効果を有する。
施され、次のような効果を有する。
【0023】本発明によれば、上記構成により羽根の回
転軌跡上に残像表示を実施することが可能となり、夜間
のスポーツ観戦時や照明の少ない室内で使用することに
より涼しくなりながら絵柄や画像を楽しむことができる
携帯用扇風機を提供することができる。夏季のノベルテ
ィ商品などに好適な商品を提供することができる。
転軌跡上に残像表示を実施することが可能となり、夜間
のスポーツ観戦時や照明の少ない室内で使用することに
より涼しくなりながら絵柄や画像を楽しむことができる
携帯用扇風機を提供することができる。夏季のノベルテ
ィ商品などに好適な商品を提供することができる。
【0024】また本発明によれば、上記構成により複雑
な機構を用いることなく羽根の回転軌跡上に残像表示を
実施可能な商品を提供することができる。
な機構を用いることなく羽根の回転軌跡上に残像表示を
実施可能な商品を提供することができる。
【0025】また本発明によれば、点灯部に衝撃などに
対して高い耐久性を有する発光ダイオード又はEL素子
を配設しているので、羽根の回転に伴う振動や衝撃やな
どによって破損しにくい商品を提供することができる。
対して高い耐久性を有する発光ダイオード又はEL素子
を配設しているので、羽根の回転に伴う振動や衝撃やな
どによって破損しにくい商品を提供することができる。
【0026】また本発明によれば、前記複数の発光部材
を羽根のラジアル方向に配列したことにより、最小限の
発光部材により表示を行うことが可能となり、製造コス
トを抑えて安価な商品を提供することができる。
を羽根のラジアル方向に配列したことにより、最小限の
発光部材により表示を行うことが可能となり、製造コス
トを抑えて安価な商品を提供することができる。
【0027】また本発明によれば、記憶装置に予め複数
記憶された制御情報を自動的に切替えることにより、表
示内容の変更が可能となるので、飽きられにくい商品を
提供することができる。
記憶された制御情報を自動的に切替えることにより、表
示内容の変更が可能となるので、飽きられにくい商品を
提供することができる。
【0028】また本発明によれば、記憶装置に予め複数
記憶された制御情報を手動で切替えることにより、好み
の表示内容を選択して出力可能な商品を提供することが
できる。
記憶された制御情報を手動で切替えることにより、好み
の表示内容を選択して出力可能な商品を提供することが
できる。
【図1】 第一実施例の外観を示す図である。
【図2】 図1に示す携帯用扇風機の縦断面図である。
【図3】 スイッチ81及び発光部材4の構成を示す図
である。
である。
【図4】 表示パターンの一例を示す図である。
【図5】 図4における表示に関し、発光部材のON・
OFF状態を示す図である。
OFF状態を示す図である。
【図6】 他の表示パターンを示す図である。
【図7】 他の表示パターンを示す図である。
【図8】 他の表示パターンを示す図である。
1 携帯用扇風機
2 本体ケース
21 主スイッチ
22 後ケース
23 前ケース
22a 保持部
23b 保持部
3 羽根
31 保持部材
4 発光部材
4a LED(点灯部)
4b LED(点灯部)
4c LED(点灯部)
4d LED(点灯部)
4e LED(点灯部)
5 電池
6 モータ
7A 電池
7B 電池
8 基盤
81 スイッチ
81a アーム
81b 接触子
81c 金属片
9 基盤
10 ワンチップマイコン(制御装置)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09F 13/22 G09F 13/22 Z
13/30 13/30
19/12 19/12 J
Fターム(参考) 3H032 LA00
5C094 AA31 AA56 AA60 BA15 BA23
BA27 BA63 BA71 BA83 BA92
CA18 CA23 DB02 EB10 HA10
5C096 AA11 AA23 AA29 BA04 BC02
BC13 BC18 CA06 CA12 CA18
CA21 CA32 CB01 CC06 CC07
DB06 DB10 DB13 DB18 DB26
DC02 DC04 DC06 DC07 DC19
DD04 FA04
Claims (6)
- 【請求項1】携帯用扇風機であって、発光部材を羽根又
は羽根の支持部材に配設し、該発光部材の作動状態を通
電することにより制御し、前記羽根を回転することによ
り目の残像効果を利用して発光部材の移動軌跡上に絵柄
や画像を表示可能としたことを特徴とする残像表示機能
を設けた携帯用扇風機。 - 【請求項2】請求項1において、複数の点灯部を備える
発光部材と、発光部材の制御情報が予め記憶された記憶
装置と、前記制御情報に基づいて前記発光部材の点灯及
び/又は消灯時間を制御する制御装置と、前記羽根の回
転により作動して前記制御装置を作動するスイッチとを
設けて成り、羽根が回転してスイッチが作動すると制御
装置が作動し、該制御装置は記憶装置に予め記憶された
制御情報に基づいて発光部材の各点灯部を点灯又は消灯
し、目の残像効果を利用して発光部材の移動軌跡上に絵
柄や画像を表示可能としたことを特徴とする残像表示機
能を設けた携帯用扇風機。 - 【請求項3】請求項1において、前記複数の点灯部に
は、発光ダイオード又はEL素子を配設したことを特徴
とする残像表示機能を設けた携帯用扇風機。 - 【請求項4】請求項1又は請求項2において、前記複数
の点灯部が羽根のラジアル方向に配列するように発光部
材を配置したことを特徴とする残像表示機能を設けた携
帯用扇風機。 - 【請求項5】請求項1乃至請求項3において、前記記憶
装置には予め複数の制御情報を記憶し、使用時に該制御
情報を自動的に切替えて実行可能としたことを特徴とす
る残像表示機能を設けた携帯用扇風機。 - 【請求項6】請求項1乃至請求項3において、前記記憶
装置には予め複数の制御情報を記憶し、使用時に実行さ
れる制御情報を手動で切替え可能としたことを特徴とす
る残像表示機能を設けた携帯用扇風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125026A JP2003314487A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 残像表示機能を設けた携帯用扇風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002125026A JP2003314487A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 残像表示機能を設けた携帯用扇風機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003314487A true JP2003314487A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29539865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002125026A Pending JP2003314487A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 残像表示機能を設けた携帯用扇風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003314487A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2002-04-25 JP JP2002125026A patent/JP2003314487A/ja active Pending
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