JP2003313152A - クロロジフルオロ酢酸フルオリドおよびその誘導体の製造方法 - Google Patents

クロロジフルオロ酢酸フルオリドおよびその誘導体の製造方法

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JP2003313152A
JP2003313152A JP2002119062A JP2002119062A JP2003313152A JP 2003313152 A JP2003313152 A JP 2003313152A JP 2002119062 A JP2002119062 A JP 2002119062A JP 2002119062 A JP2002119062 A JP 2002119062A JP 2003313152 A JP2003313152 A JP 2003313152A
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reaction
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acid fluoride
fluorine
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JP2002119062A
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English (en)
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Masahiro Ito
昌宏 伊藤
Takashi Okazoe
隆 岡添
Kunio Watanabe
邦夫 渡邉
Eisuke Murotani
英介 室谷
Shin Tatematsu
伸 立松
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入手容易で使用に制限のない原料を用いて、工
業的および経済的に有利な方法で、有用なクロロジフル
オロ酢酸フルオリド(5)およびその誘導体を製造す
る。 【解決手段】フッ素含量が30質量%以上である化合物
(3)を液相中でフッ素と反応させて下記化合物(4)
とし、つぎに、エステル結合を分解する。ただし、nは
1以上の整数、Qはn価含フッ素有機基、Qは、Qが
フッ素化されうる基である場合のQは、Qがフッ素化
された基またはQと同一の基であり、Qが水素原子を含
有しない基である場合のQは、Qと同一の基。 (ClCHCHOCO)Q(3) (ClCFCFOCO)(4) ClCFCOF(5)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリフルオロメチ
ル化剤等の前駆体として有用なクロロジフルオロ酢酸フ
ルオリドの製造方法に関する。また、本発明は医農薬、
液晶の製造中間体、溶剤、および洗浄剤として有用なク
ロロジフルオロ酢酸等のクロロジフルオロ酢酸誘導体の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クロロジフルオロ酢酸フルオリドおよび
その誘導体の製造方法として以下の方法が知られてい
る。
【0003】(1)モノクロロ酢酸フルオリドを電気化
学的フッ素化法(以下、ECF法と記載する。)してク
ロロジフルオロ酢酸フルオリドを合成する方法。さらに
該クロロジフルオロ酢酸フルオリドを加水分解してクロ
ロジフルオロ酢酸を合成する方法(Frantsek Dvorak,Cze
ch,119,682)。
【0004】(2)エチレンクロルヒドリンをECF法
によりフッ素化してクロロジフルオロ酢酸フルオリドを
合成する方法。さらに、該クロロジフルオロ酢酸フルオ
リドを加水分解してクロロジフルオロ酢酸を合成する方
法(U.S.S.R.329,165,Otkrytiya,Izobret.,Prom.Obrazts
y,Tovarnye Znaki,1972, 49(7),98)。
【0005】(3)CF2ClCH2 NO2を硫酸で加水
分解してクロロジフルオロ酢酸を合成する方法(DE3
326210)。
【0006】(4)1,2−ジクロロ−1,1,2−ト
リフルオロエタン(R−123a)を少量の水の存在下
に酸素を用いて熱酸化して該クロロジフルオロ酢酸フル
オリドを得て、つぎにクロロジフルオロ酢酸フルオリド
を加水分解してクロロジフルオロ酢酸とする方法(特開
平6−239792)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記方法には以
下の欠点があった。すなわち、(1)および(2)のE
CF法による製造ではH2が副生し、このH2をクロロジ
フルオロ酢酸フルオリドと分離することは難しく、経費
もかかる。(3)の方法では、CF2ClCH2NO2
合成に腐食性の高い化合物を使用するため、装置や反応
操作に特別の配慮が必要になる等の問題がある。(4)
の方法は、環境への負荷が問題になり使用が制限される
塩素化フッ素化炭化水素(R−123a)を出発物質と
する方法である。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、フッ
素含量が30質量%以上である下記化合物(3)を液相
中でフッ素と反応させて下記化合物(4)とし、つぎ
に、該化合物(4)のエステル結合を分解することを特
徴とする下記クロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)の
製造方法を提供する。
【0009】(ClCHCHOCO)Q(3)、
(ClCFCFOCO)(4)、ClCF
COF(5)。
【0010】ただし、式中の記号は以下の意味を示す。 n:1以上の整数。 Q:n価含フッ素有機基。 Q:Qに対応し、Qがフッ素化されうる基である場合
のQは、Qがフッ素化された基またはQと同一の基で
あり、Qが水素原子を含有しない基である場合のQ
は、Qと同一の基である。
【0011】また、本発明は該製造方法における新規な
中間化合物である下記化合物(8)または下記化合物
(9)提供する。
【0012】ClCHCHOCOCF(CF)O
CFCFCF(8)、ClCFCFOCOC
F(CF)OCFCFCF(9)。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明における化合物(3)のn
は1以上の整数を示し、Qはn価含フッ素有機基であ
る。nは、Qに結合する基(ClCHCHOCO
−)の数を示し、1以上の整数を示し、1〜6が好まし
く、1または2が特に、とりわけ1が好ましい。対応す
るQは1〜6価の含フッ素有機基が好ましく、1価また
は2価の含フッ素有機基が特に好ましく、とりわけ1価
の含フッ素有機基が好ましい。
【0014】本明細書における含フッ素有機基とは、炭
素原子とフッ素原子を必須とする基をいい、飽和であっ
ても不飽和であってもよく、飽和の有機基が好ましい。
【0015】また、含フッ素有機基としては、含フッ素
炭化水素基、含フッ素(エーテル性酸素原子含有炭化水
素)基が好ましい。nが1である場合には、含フッ素有
機基は1価の含フッ素有機基であり、該基としては、フ
ルオロアルキル基、フルオロアルケニル基、またはこれ
らの基の炭素−炭素単結合間にエーテル性酸素原子の1
個以上が挿入された基が好ましい。nが2である場合に
は、含フッ素有機基は2価の含フッ素有機基であり、該
基としては、フルオロアルキレン基、フルオロアルケニ
レン基、またはこれらの基の炭素−炭素単結合間にエー
テル性酸素原子の1個以上が挿入された基が好ましい。
含フッ素有機基としては、フッ素化反応時に用いる液相
への溶解性の観点から、その炭素数が1〜20である基
が好ましく、特に炭素数が1〜10である基が好まし
い。
【0016】本発明における化合物(3)のフッ素含量
(フッ素含量とは、化合物の分子量に対するフッ素原子
の総量の割合をいう。)は30質量%以上であり、該フ
ッ素含量が30質量%以上となるようにQの構造を調節
するのが好ましい。該フッ素含量は37質量%以上であ
るのが好ましい。さらにフッ素含量は70質量%以下で
あるのが好ましい。また、化合物(3)の分子量は20
0〜1000であるのが液相中でのフッ素化反応を円滑
に行いうる理由から好ましい。分子量が小さすぎると化
合物(3)が気化しやすくなるため、液相でのフッ素化
反応時に気相中で分解反応が起こるおそれがある。本発
明においては、化合物(3)にフッ素原子を特定量以上
含ませることで、分子量を大きくして沸点を上げること
ができる。一方、分子量が大きすぎる場合には、化合物
(3)の精製が困難になる、液相に対する溶解性が低下
する、後述する化合物(6)を生成物との分離がしにく
くなる、等の問題が生じるおそれがある。
【0017】化合物(3)の具体例としては、下記化合
物が挙げられる。これらの化合物のいくつかは新規な化
合物である。化合物(3)のうち新規な化合物は、後述
する反応によってトリフルオロメチル化剤等に導かれる
有用な中間体である。
【0018】ClCHCHOCOCF(CF)O
CF、ClCHCHOCOCF(CF)OCF
CF、ClCHCHOCOCF(CF)OC
CFCF、ClCHCHOCOCF(CF
)OCFCF(CF)OCFCF CF、C
lCHCHOCOCFCFCOOCHCH
Cl、ClCHCHOCOCFCFCFCF
COOCHCHCl。
【0019】化合物(3)は、環境への負荷や使用の制
限がない化合物である。本発明においては、該化合物
(3)を用いて、クロロジフルオロ酢酸フルオリドを製
造できる。この化合物(3)の入手方法としては特に限
定されない。たとえば、本発明における化合物(3)
は、目的に応じた構造の化合物(3)を容易に得やすい
点で、下記化合物(1)と下記化合物(2)の反応によ
り得た化合物であるのが好ましい。ただし、Qおよびn
は、上記と同じ意味を示す。
【0020】ClCHCHOH(1)、Q(CO
X)(2)。
【0021】化合物(1)および化合物(2)は公知の
化合物であり、公知の製造方法により、または、市販品
として、入手できる。また、化合物(2)は、後述する
化合物(6)を回収したものを用いてもよい。
【0022】化合物(2)の具体例としては、下記化合
物が挙げられる。
【0023】FCOCF(CF)OCF、FCOC
F(CF)OCFCF、FCOCF(CF)O
CFCFCF、FCOCF(CF)OCF
F(CF)OCFCFCF、FCOCFCF
COF、FCOCFCFCFCFCOF。
【0024】化合物(1)中の−CHOHは、化合物
(2)中の−COX(Xはハロゲン原子を示す。)と反
応して2価連結基−CHOCO−を形成する。Xは、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、またはヨウ素原子で
あり、フッ素原子、塩素原子、または臭素原子が好まし
い。後述する連続プロセスを実施する場合には、Xはフ
ッ素原子であるのが好ましい。
【0025】化合物(1)と化合物(2)との反応は、
エステル化反応であり、WO00/5669号公報等に
記載される公知の反応条件により実施できる。化合物
(1)と化合物(2)の反応において、未反応の化合物
(1)が反応生成物中に残留するのは好ましくないこと
から、化合物(2)を化合物(1)に対して過剰量存在
させて反応を行うのが好ましい。さらに化合物(2)は
エステル化反応の溶媒としての役目も果たすことから、
化合物(2)を過剰量とし、かつ化合物(2)以外の溶
媒を加えずに化合物(1)との反応を行うのが、後処理
の容易さ、および未反応の化合物(1)の量を減少させ
うる点で好ましい。すなわち、化合物(1)に対する化
合物(2)の量は1倍モル〜2倍モルが好ましく、特に
1倍モル〜1.2倍モルが好ましい。
【0026】化合物(1)と化合物(2)との反応で
は、HXで表される酸が発生する。Xがフッ素原子であ
る化合物を用いた場合にはHFが発生するため、HF捕
捉剤としてアルカリ金属フッ化物(NaF、KFが好ま
しい)やトリアルキルアミンを反応系中に存在させても
よい。HFの捕捉剤の使用は、反応を促進させうる利点
がある。また、HF捕捉剤を使用しない場合には、HF
が気化しうる反応温度で反応を行い、かつ、HFを窒素
気流に同伴させて反応系外に排出するのが好ましい。窒
素の使用は生成物との分離の手間が省略できる利点があ
る。HF捕捉剤は化合物(2)に対して1〜10倍モル
を使用するのが好ましい。
【0027】化合物(1)と化合物(2)の反応温度
は、通常の場合−50℃以上が好ましく、+100℃以
下が好ましい。また、該反応の反応時間は原料の供給速
度と反応に用いる化合物量に応じて適宜変更されうる。
反応圧力(ゲージ圧、以下特に記載しない限りゲージ圧
である。)は0〜2MPaが好ましい。
【0028】化合物(1)と化合物(2)との反応で生
成した化合物(3)を含む粗生成物は、目的に応じて精
製を行っても、そのまま、次の反応等に用いてもよい
が、次の工程におけるフッ素化反応を安定に行う観点か
ら、化合物(1)が含まれる場合には、これを分離する
のが好ましい。該分離後の化合物(3)に対する化合物
(1)の量は5モル%以下であるのが好ましく、1モル
%以下であるのが特に好ましく、0.5モル%以下であ
るのがとりわけ好ましい。
【0029】本発明においては、化合物(3)を液相中
でフッ素化と反応させて化合物(4)を得る。液相中で
のフッ素化は、溶媒中で化合物(3)をフッ素(elemen
talfluorine)を用いてフッ素化する方法(いわゆる、
液相フッ素化法と呼ばれる方法)によるのが好ましい。
【0030】化合物(3)のフッ素化反応は、理論的に
はECF法でも実施できるが、実際にはC−O結合の切
断反応が起こり、収率がきわめて低くなり、工業的実施
には不適である。よって、本発明においては液相フッ素
化法によりフッ素化を行う。液相フッ素化は、化合物の
分解を防ぎ、高い収率でフッ素化を実施できる点で好ま
しい。
【0031】化合物(3)の液相フッ素化法によるフッ
素化は、WO00/5669号公報等に記載される公知
の方法にしたがって実施できる。本発明の化合物(3)
を液相フッ素化する場合、フッ素としては、フッ素ガス
をそのまま用いても、不活性ガスで希釈されたフッ素ガ
スを用いてもよい。不活性ガス中のフッ素ガス量は特に
限定されず、10vol%以上とするのが効率の点で好
ましく、20vol%以上とするのが特に好ましい。フ
ッ素量は、化学量論量よりも常に過剰量を用いるのが好
ましく、特に反応の開始時点から反応の終了時点まで常
に過剰量のフッ素を用いるのが好ましい。さらにフッ素
の量は化合物(3)中の水素原子に対して1.1倍当量
以上(すなわち、1.1倍モル以上)が好ましく、特に
1.5倍当量以上(すなわち、1.5倍モル以上)が好
ましい。過剰量のフッ素を用いることにより反応の選択
率を高くすることができる。たとえば、反応器に液相を
形成する溶媒を仕込む場合には、該溶媒にあらかじめフ
ッ素を溶解させておくのが好ましい。
【0032】また、本発明の液相フッ素化法において
は、溶媒を使用して実施するのが好ましい。液相として
は、公知のペルフルオロ化された含フッ素有機溶媒から
選択するのが好ましい。また該溶媒は、化合物(3)を
1質量%以上溶解しうる溶媒が好ましく、特には5質量
%以上溶解しうる溶媒であるのが好ましい。
【0033】さらに溶媒としては、ペルフルオロ化され
た化合物である場合の化合物(4)(以下、化合物(4
F)と記す。)、クロロジフルオロ酢酸フルオリド
(5)、ペルフルオロ化された化合物である場合の化合
物(6)(以下、化合物(6F)と記す。)を用いても
よい。特に該化合物(4F)またはクロロジフルオロ酢
酸フルオリド(5)を溶媒として液相フッ素化法を実施
した場合には、フッ素化反応後の後処理が容易になる利
点がある。溶媒の量は、化合物(3)に対して、5倍質
量以上が好ましく、特に10〜100倍質量が好まし
い。
【0034】フッ素化反応の反応温度は、通常は−60
℃以上であるのが好ましく、−50℃〜+100℃が特
に好ましく、−20℃〜+50℃がとりわけ好ましい。
フッ素化反応の反応圧力は特に限定されず、大気圧〜2
MPaが、反応収率、選択率、工業的な実施のしやすさ
の観点から特に好ましい。
【0035】フッ素化反応では、化合物(3)中のCl
CHCHOCO−中に存在する水素原子がフッ素原
子に置換されてClCFCFOCO−になる。また
化合物(3)中のQがフッ素化されうる構造を有するn
価有機基であって、該基がフッ素化された場合のQ
Qがフッ素化された基となる。
【0036】一方、Qがフッ素化されうる構造の基であ
ってもフッ素化されなかった場合、または、Qがフッ素
化されない構造の基である場合、にはQとQは同一の
基になる。たとえばQ中に炭素原子に結合した水素原子
が存在する場合には、通常は該水素原子はフッ素原子に
置換される。
【0037】しかし、炭素原子に結合した水素原子が立
体障害を受けている場合には、フッ素化の条件によって
はフッ素化されないことがある。Qがフッ素化されない
構造の基である場合の具体例としては、Qがペルフルオ
ロ化されたn価有機基である例が挙げられる。Qおよび
はペルフルオロ化された1価有機基であるのが好ま
しい。
【0038】本発明のフッ素化反応においては、化合物
(3)を実質的にペルフルオロ化するのが好ましい。化
合物(3)をペルフルオロ化するために、反応の後段で
反応系中にC−H結合含有化合物を添加する、または、
紫外線照射を行ってもよい。
【0039】化合物(3)のフッ素化反応では、化合物
(4)が生成する。化合物(4)の具体例としては、次
の化合物が挙げられる。これらの化合物のうちいくつか
は新規な化合物である。
【0040】ClCFCFOCOCF(CF)O
CF、ClCFCFOCOCF(CF)OCF
CF、ClCFCFOCOCF(CF)OC
CFCF、ClCFCFOCOCF(CF
)OCFCF(CF)OCFCF CF、C
lCFCFOCOCFCFCOOCFCF
Cl、ClCFCFOCOCFCFCFCF
COOCFCFCl。
【0041】フッ素化反応では、水素原子がフッ素原子
に置換され、HFが副生する。副生したHFを除去する
ために、反応系中にHF捕捉剤を共存させるか、または
反応器ガス出口でHF捕捉剤と出口ガスを接触させるの
が好ましい。該HF捕捉剤としては、前述のものと同様
のものを用いることができ、NaFが好ましい。HF捕
捉剤の量は、化合物(3)中に存在する全水素原子量に
対して1〜20倍モルが好ましく、1〜5倍モルが好ま
しい。
【0042】フッ素化反応で得た生成物(4)を含む粗
生成物は、そのままつぎのエステル結合の分解反応に用
いてもよく、精製して高純度のものにしてもよい。精製
方法としては、粗生成物をそのまま常圧または減圧下に
蒸留する方法等が挙げられる。
【0043】本発明においては、さらに化合物(4)の
エステル結合を分解してクロロジフルオロ酢酸フルオリ
ド(5)を得る。エステル結合の分解反応は、化合物
(4)中の−CFOCO−を切断する。エステル結合
を分解する反応は、加熱することにより実施する、また
は液相中で求核剤もしくは求電子剤と反応させることに
より実施する、のが好ましく、WO00/5669号公
報等に記載される方法にしたがって実施できる。
【0044】たとえば、沸点が低い化合物(4)は、気
相で加熱することによる気相熱分解反応を行い、生成し
たクロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)を含む出口ガ
スを凝縮し連続的に回収するのが好ましい。気相反応の
反応温度は50〜350℃が好ましく、50〜300℃
が特に好ましく、とりわけ150〜250℃が好まし
い。また、気相反応は、窒素、二酸化炭素等の不活性ガ
スの存在下に実施してもよい。不活性ガス量は、化合物
(4)に対して0.01〜50vol%程度とするのが
好ましい。不活性ガスの添加量が多いと、生成物回収量
が低減することがある。
【0045】化合物(4)が高沸点の化合物である場合
には、エステル結合の分解反応は、液状とした化合物
(4)を加熱することによる液相熱分解反応を行うのが
好ましい。液相反応の反応圧力は限定されない。液相熱
分解反応の反応温度は50〜300℃が好ましく、特に
100〜250℃が好ましい。
【0046】液相熱分解反応は、無溶媒(この場合、化
合物(4)自身が溶媒としても作用しうる。)で行って
も、溶媒の存在下に行ってもよく、無溶媒で行うのが好
ましい。溶媒としては、クロロジフルオロ酢酸フルオリ
ド(5)の精製時に分離しやすいものを選定するのが好
ましい。溶媒としては、ペルフルオロトリアルキルアミ
ン、ペルフルオロナフタレンなどの不活性溶媒、クロロ
トリフルオロエチレンオリゴマー(たとえば、商品名:
フロンルーブ)等が挙げられる。また、溶媒の量は化合
物(4)に対して10〜1000質量%が好ましい。
【0047】また、エステル結合の分解反応は、液相中
で求核剤または求電子剤と反応させることにより実施し
てもよい。求核剤としては、NaF、NaHF、K
F、またはCsF等のアルカリ金属のフッ化物由来のF
が好ましく、特に経済性の面からNaFが好ましい。
求核剤の量は化合物(4)中のエステル結合の数に対し
て1〜500モル%が好ましく、10〜100モル%が
特に好ましく、とりわけ5〜50モル%が好ましい。
【0048】求核剤または求電子剤を用いた反応には、
無溶媒でも、溶媒を用いても実施できるが、無溶媒で行
うのが好ましい。該反応反応温度は、−30℃以上が好
ましく、−20℃〜250℃が特に好ましい。
【0049】エステル結合の分解反応を液相反応で実施
する場合には、生成するクロロジフルオロ酢酸フルオリ
ド(5)が、通常は化合物(4)よりも低沸点であるこ
とを利用して、蒸留塔を有する反応容器で反応を行い、
クロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)を蒸留により反
応系中から連続的に抜き出す方法で実施するのが好まし
い。
【0050】エステル結合の分解反応では、クロロジフ
ルオロ酢酸フルオリド(5)とともに下記化合物(6)
が得られる。ただし、Qおよびnは、上記と同じ意味
を示す。 Q(COF)(6)。
【0051】化合物(6)の具体例としては、化合物
(2)において挙げた例と同じ例が挙げられる。化合物
(6)のnが1であり、QがClCF−である場合
には、化合物(5)と化合物(6)とは同一の化合物に
なるが、通常は化合物(5)と化合物(6)とを異なる
化合物にするのが、化合物(3)の分子量の観点から好
ましい。
【0052】クロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)と
化合物(6)とが異なる化合物である場合には、これら
を分離するのが好ましい。分離した化合物(6)は、化
合物(1)と反応させる化合物(2)として用いること
ができる。化合物(2)と反応させる場合の化合物
(6)としては、分子量が150以上である化合物
(6)が好ましい。
【0053】本発明の方法で製造されるクロロジフルオ
ロ酢酸フルオリド(5)は、トリフルオロメチル化剤の
前駆体などとして有用な化合物である。たとえば、クロ
ロジフルオロ酢酸フルオリド(5)の分子末端に存在す
る「−COF」部分を公知の反応により変換して、種々
の有用な化合物に導くことができる。
【0054】たとえば、クロロジフルオロ酢酸フルオリ
ド(5)をZ−Xで表される求核剤と反応させることに
より下記クロロジフルオロ酢酸フルオリド誘導体(7)
を得ることができる。ただし、Zはアルコキシ基、アミ
ノ基、水酸基、またはハロゲン原子を示し、Xはハロゲ
ン原子または水素原子を示す。
【0055】ClCFCOZ(7)。
【0056】Z−Xで表される求核剤の具体例として
は、H−OR10(R10はフッ素を含まない1価有機
基を示し、アルキル基が好ましく、特に炭素数1〜6の
アルキル基が好ましい。)、H−NR1112(R
11およびR12はそれぞれ独立に1価有機基を示し、
アルキル基が好ましく、特に炭素数1〜6のアルキル基
が好ましい。)、H−OH、(X10(X10はハ
ロゲン原子を示し、塩素原子が好ましい。)、X20
M(Mは1価金属原子を示し、X20はハロゲン原子を
示し、塩素原子が好ましい。)等が挙げられる。
【0057】クロロジフルオロ酢酸フルオリド誘導体
(7)の具体例としては、下記化合物が挙げられる。ク
ロロジフルオロ酢酸フルオリド誘導体(7)は、トリフ
ルオロメチル化剤等として有用な化合物である。
【0058】ClCFCOOCH(7a)、ClC
COOCHCH、ClCFCOOH、ClC
CON(CH、ClCFCON(CH
、ClCFCOCl。
【0059】クロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)と
求核剤との反応は、公知の反応の方法および条件を適用
して実施できる。該反応には溶媒を用いても、用いなく
てもよく、溶媒を用いないのが容積効率の点で好まし
い。溶媒を用いる場合には、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、トリエチルアミン、またはトリエチルアミンとテ
トラヒドロフランとの混合溶媒を用いるのが好ましい。
溶媒の量は、クロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)と
求核剤の総量に対して50〜500質量%とするのが好
ましい。
【0060】クロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)と
求核剤との反応では、HFが発生するため、HF捕捉剤
を用いてもよい。HF捕捉剤の例としては前記と同様で
ある。HF捕捉剤はクロロジフルオロ酢酸フルオリド
(5)に対して1〜10倍モルとするのが好ましい。ま
たは、HFが気化しうる反応温度でHFを窒素気流に同
伴させて反応系外に排出するのが好ましい。
【0061】求核剤の量は、クロロジフルオロ酢酸フル
オリド(5)に対して0.75〜5倍モルとするのが好
ましく、1〜2.5倍モルが特に好ましい。反応温度は
求核剤の種類により適宜変更され、通常は−50℃以上
が好ましく、+100℃以下が特に好ましい。また、該
反応の反応時間は原料の供給速度と反応に用いる化合物
量に応じて適宜変更されうる。反応圧力は0〜2MPa
が好ましい。
【0062】本発明の製造方法における好ましい態様
は、以下に挙げられる。
【0063】すなわち、化合物(1)化合物(2a)か
ら調製される下記化合物(3a)を、液相中でフッ素化
して化合物(4a)とし、つぎにエステル結合の分解反
応を行うことにより化合物(5)と化合物(2a)を得
る方法である。さらに化合物(5)をZ−Xで表される
求核剤と反応させることによる化合物(7a)の製造方
法である。またエステル結合の分解反応で生成した化合
物(2a)を化合物を化合物(1)との反応に用いる前
記製造方法である。
【0064】ClCHCHOH(1)+FCOCF
(CF)OCFCFCF(2a)→ClCH
CHOCOCF(CF)OCFCFCF(3
a)→ClCFCFOCOCF(CF)OCF
CFCF(4a)→ClCFCOF(5)+FC
OCF(CF)OCFCFCF(2a)→Cl
CFCOOCH(7a)。
【0065】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例についてさらに
詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
ない。なお、以下において、ガスクロマトグラフィをG
Cと、ガスクロマトグラフィ質量分析をGC−MSと、
テトラメチルシランをTMSと、1,1,2−トリクロ
ロトリフルオロエタンをR−113と記す。また、NM
Rスペクトルは、みかけの化学シフト範囲として示し
た。13C−NMRにおける基準物質CDClの基準
値は、76.9ppmとした。GCのピーク面積から求
まる純度をGC純度という。NMRスペクトルのピーク
面積から求まる収率をNMR収率という。
【0066】[実施例1] (例1−1)エステル化工程 ClCHCHOH(10.0g)とトリエチルアミ
ン(18.9g)をフラスコに入れ、氷浴下で撹拌し
た。FCOCF(CF)OCFCFCF(4
5.4g)を内温を10℃以下に保ちながら1.5時間
かけて滴下した。滴下終了後、室温にして2時間撹拌
し、氷水100mLに加えた。
【0067】得られた粗液を分液し、フルオロカーボン
層として得た。さらにフルオロカーボン層を水100m
Lで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、ろ過
し、粗液を得た。減圧蒸留で20.6gのClCH
OCOCF(CF)OCFCFCFを98
℃/13.3kPa(絶対圧)の留分として得た。GC
による純度は97.5%であった。NMRスペクトルデ
ータは以下のとおりであった。
【0068】1H−NMR(300.4MHz、溶媒:
CDCl3、基準:CHCl)δ(ppm):3.7
5(t,J=5.7Hz,2H),4.56〜4.69
(m,2H)。
【0069】19F−NMR(282.7MHz、溶媒
CDCl、基準:CFCl)δ(ppm):−7
9.3〜−80.0(1F),−81.3(3F),−
82.1(3F),−86.3〜−86.9(1F),
−129.5(2F),−131.6(1F)。
【0070】(例1−2)フッ素化工程 500mLのニッケル製オートクレーブに、R−113
(312g)を加えて撹拌して25℃に保った。オート
クレーブガス出口には、20℃に保持した冷却器、Na
Fペレット充填層、および−10℃に保持した冷却器を
直列に設置した。なお、−10℃に保持した冷却器から
は凝集した液をオートクレーブに戻すための液体返送ラ
インを設置した。オートクレーブに窒素ガスを1.0時
間吹き込んだ後、窒素ガスで20%に希釈したフッ素ガ
ス(希釈フッ素ガス)を、流速5.65L/hで1時間
吹き込んだ。つぎに、希釈フッ素ガスを同じ流速で吹き
込みながら、例1−1で得た化合物(7.0g)をR−
113(140g)に溶解した溶液を4.4時間かけて
注入した。
【0071】つぎに、フッ素ガスを同じ流速で吹き込
み、かつ反応器圧力を0.15MPa(ゲージ圧)に保
ちながら、ベンゼン濃度が0.01g/mLのR−11
3溶液を25℃から40℃にまで昇温しながら9mL注
入し、オートクレーブのベンゼン注入口を閉め、0.3
時間撹拌を続けた。つぎに反応器圧力を0.15MPa
に、反応器内温度を40℃に保ちながら、前記ベンゼン
溶液を6mL注入し、0.3時間撹拌を続けた。さら
に、反応器内温度を40℃に保ちながら、上記のベンゼ
ン溶液を6mL注入し、0.3時間撹拌を続けた。同様
の操作をもう1回くり返し、さらに1.0時間撹拌し
た。ベンゼンの注入総量は0.22g、R−113の注
入総量は21mLであった。さらに、窒素ガスを1.0
時間吹き込んだ。目的物を19F−NMRで定量(内部
標準:C)したところ、標記化合物の収率は85
%であった。
【0072】19F−NMR(376.0MHz、溶媒
CDCl、基準:CFCl)δ(ppm):−7
4.4(2F),−79.9(1F),−81.9〜−
82.2(6F),−87.0(1F),−90.7
(2F),−130.2(2F),−132.1(1
F)。
【0073】(例1−3)エステル分解工程 例1−2で得たCFClCFOCOCF(CF
CFCFCF(5g)をKF粉末(0.13g)
と共に還流器付きの200mLニッケル製オートクレー
ブに仕込み、激しく撹拌しながら100℃に加温した。
還流器は循環冷却水により冷却し、圧力が0.08MP
a(ゲージ圧)以上になった時点でガスをパージし、ガ
ス状サンプル(1.0g)を回収した。GC−MSによ
り、CF ClCOFが主生成物であることを確認し
た。
【0074】(例1−4)エステル化によるクロロジフ
ルオロ酢酸メチルエステルの製造例 メタノール(0.5g)をフラスコに入れ、内温を30
℃に保ちながら撹拌した。窒素と共に例1−3で得られ
たCFClCOF(1.0g)を内温を30℃に保ち
ながら10分かけて吹き込んだ。反応終了後、窒素ガス
を吹き込みながら内温30℃で2時間撹拌し、粗液
(1.0g)を回収した。NMRおよびGC−MSによ
り、CFClCOOCHが主生成物であることを確
認した。
【0075】
【発明の効果】本発明方法によれば、入手容易で使用に
制限のない原料を用いて、工業的および経済的に有利な
方法で、有用なクロロジフルオロ酢酸フルオリドおよび
その誘導体を製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 69/708 C07C 69/708 A (72)発明者 室谷 英介 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 立松 伸 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB84 AC30 AC47 AC48 BB17 BC14 BE61 BM10 BM71 BM72 BP10 BS10 KA14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素含量が30質量%以上である下記化
    合物(3)を液相中でフッ素と反応させて下記化合物
    (4)とし、つぎに、該化合物(4)のエステル結合を
    分解することを特徴とする下記クロロジフルオロ酢酸フ
    ルオリド(5)の製造方法。 (ClCHCHOCO)Q(3) (ClCFCFOCO)(4) ClCFCOF(5) ただし、式中の記号は以下の意味を示す。 n:1以上の整数。 Q:n価含フッ素有機基。 Q:Qに対応し、Qがフッ素化されうる基である場合
    のQは、Qがフッ素化された基またはQと同一の基で
    あり、Qが水素原子を含有しない基である場合のQ
    は、Qと同一の基である。
  2. 【請求項2】化合物(3)が、下記化合物(1)と下記
    化合物(2)との反応で生成する化合物である請求項1
    に記載の製造方法。 ClCHCHOH(1) Q(COX)(2) ただし、式中の記号は以下の意味を示す。 n:上記と同じ意味。 Q:上記と同じ意味。 X:ハロゲン原子。
  3. 【請求項3】クロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)と
    ともに下記化合物(6)を得る請求項1または2に記載
    の製造方法。ただし、Qおよびnは上記と同じ意味を
    示す。 Q(COF)(6)
  4. 【請求項4】化合物(4)のエステル結合を分解するこ
    とによりクロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)および
    /または化合物(6)を得て、クロロジフルオロ酢酸フ
    ルオリド(5)および/または化合物(6)の一部また
    は全部を、化合物(1)と反応させる化合物(2)とし
    て用いる請求項2に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】液相でのフッ素化において、クロロジフル
    オロ酢酸フルオリド(5)を溶媒として用いる請求項1
    〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】QおよびQが、ペルフルオロ化されたn
    価有機基(nは上記と同じ意味を示す。)である請求項
    1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の方法で得
    たクロロジフルオロ酢酸フルオリド(5)とZ−Xで表
    される求核剤とを反応させることを特徴とする下記クロ
    ロジフルオロ酢酸フルオリド誘導体(7)の製造方法。
    ただし、Zはアルコキシ基、アミノ基、水酸基、または
    ハロゲン原子を示し、Xは水素原子またはハロゲン原子
    を示す。 ClCFCOZ(7)
  8. 【請求項8】エステル結合の分解反応が、熱による分解
    反応、または、液相中で求電子剤と反応させることによ
    る分解反応である請求項1〜7のいずれかに記載の製造
    方法。
  9. 【請求項9】下記化合物(8)または下記化合物
    (9)。 ClCHCHOCOCF(CF)OCFCF
    CF(8) ClCFCFOCOCF(CF)OCFCF
    CF(9)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006028023A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Asahi Glass Co Ltd 含塩素含フッ素化合物の製造方法
CN100338012C (zh) * 2005-11-07 2007-09-19 上海泰卓科技有限公司 一种含氟酰氟类化合物的处理方法

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