JP2003312177A - 表紙の構造、ファイル - Google Patents

表紙の構造、ファイル

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JP2003312177A
JP2003312177A JP2002125059A JP2002125059A JP2003312177A JP 2003312177 A JP2003312177 A JP 2003312177A JP 2002125059 A JP2002125059 A JP 2002125059A JP 2002125059 A JP2002125059 A JP 2002125059A JP 2003312177 A JP2003312177 A JP 2003312177A
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JP2002125059A
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English (en)
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Masao Sato
昌男 佐藤
Yasushi Sasahara
康司 笹原
Takao Wada
貴夫 和田
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイルその他の文房具の表紙を、その使い勝
手を担保しながら、互いに別体をなす背表紙と表表紙、
裏表紙とを用いて構成することができるような構造を実
現する。 【解決手段】背表紙111及び背表紙111にヒンジ1
12、113を介して連なる取付部114、115を有
する背部材11と、背部材11とは別体をなす表表紙1
2若しくは裏表紙13とを具備し、取付部114、11
5と表表紙12若しくは裏表紙13とのうち一方12、
13の縁部12a、13aを他方114、115の縁部
114a、115aに内側より重ね合わせた状態で接合
したものであり、前記一方12、13と前記他方11
4、115とを接合したときに一方12、13の外表面
と他方114、115の縁部114a、115aの外表
面とを略連続させる傾斜した外表面をなすように厚みを
設定した肉厚部121、131を、他方114、115
の縁部114a、115aの縁辺に略沿って一方12、
13に形成してあることを特徴とする表紙1の構造を構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルその他の
文房具に適用可能な、表紙の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】各種文書等をまとめておくためのファイ
ルとして、シートを綴じ込むことができる綴じ込み具を
設けてあるものや、シートを収容することができるポケ
ットを設けてあるもの等が知られている。このようなフ
ァイルの表紙は、一般に、背表紙と、背表紙の両縁に連
接する表表紙、裏表紙とを一体に成形した一枚板状に構
成されている。また、表紙の材質は、板紙製のものや、
芯ボールの上にポリプロピレンフィルムを貼り合わせた
もの、あるいは樹脂成形品等、様々である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のファイル等の表
紙において、デザイン設計の自由度を高める目的で、背
表紙と表表紙、裏表紙とを互いに別体をなすものとする
ことが考えられる。例えば、ファイル等の表紙を、背表
紙を有する背部材の所定部位と表表紙若しくは裏表紙と
を重ね合わせた状態で接合して構成することができる。
【0004】ところが、ファイル等は複数個を並べた状
態で棚に収納されることが多く、収納する際に、または
取り出す際に、背部材と表表紙若しくは裏表紙との接合
部分が隣接するファイル等に引っかかってしまうという
問題が発生する。即ち、背表紙と表表紙、裏表紙とを互
いに別体をなすものとすることにより、ファイル等の使
い勝手の低下を招きかねない。
【0005】以上の問題に鑑みて、本発明は、ファイル
その他の文房具の表紙を、その使い勝手を担保しなが
ら、互いに別体をなす背表紙と表表紙、裏表紙とを用い
て構成することができるような構造を実現することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決すべ
く、本発明では、背表紙及び背表紙にヒンジを介して連
なる取付部を有する背部材と、背部材とは別体をなす表
表紙若しくは裏表紙とを具備し、取付部と表表紙若しく
は裏表紙とのうち一方の縁部を他方の縁部に内側より重
ね合わせた状態で接合したものであり、前記一方と前記
他方とを接合したときに一方の外表面と他方の縁部の外
表面とを略連続させる傾斜した外表面をなすように形成
した連続部を、他方の縁部の縁辺に略沿って一方に形成
してある表紙の構造を構成するものとした。
【0007】即ち、前記一方と前記他方とを接合したと
きに、他方の縁部の縁端面を被覆するとともに一方の外
表面と他方の縁部の外表面とをなだらかに略連続させる
外表面をなす肉厚部を設けることとしたのである。この
ようなものであるならば、棚等に収納する際に、または
棚等より取り出す際に、外側に配される他方の縁部の端
面、言い換えるならば背部材と表表紙、裏表紙との接合
部分が隣接するファイル等に引っかかってしまうことが
なく、該表紙を有するファイルその他の文房具の使い勝
手を損なうことがない。
【0008】なお、ここに言う表紙とは、ファイル、書
物や帳簿その他の文房具の外側に保護、装飾、内容表示
等のために設けたおおい全般を包含する概念である。従
って、本発明に係る表紙の構造を適用する対象として、
いわゆるファイル、バインダー、ホルダーその他種々の
文房具が該当する。
【0009】あるいは、背表紙及び背表紙にヒンジを介
して連なる取付部を有する背部材と、背部材とは別体を
なす表表紙若しくは裏表紙とを具備し、取付部と表表紙
若しくは裏表紙とのうち一方の縁部を他方の縁部に内側
より重ね合わせた状態で接合したものであり、前記一方
と前記他方とを接合したときに他方の縁部の外表面に略
面一に連続する外表面をなすように形成した連続部(ま
たは、厚みを設定した肉厚部)を、他方の縁部の縁辺に
略沿って一方に形成してある表紙の構造を構成するもの
としてもよい。
【0010】前記一方の縁部の端面の少なくとも一部と
当接する当たり部を前記他方の内側に突出させてあれ
ば、背部材と表表紙、裏表紙とを接合するときにこれら
背部材と表表紙、裏表紙とを相対的に位置決めできる。
【0011】前記背部材が樹脂一体成形品であれば、そ
の形状の設計の自由度が増す。特に、既存の一枚板状の
表紙とは異なり、該背部材を貫通しない凹部を設けるよ
うなことも可能であって、この凹部をファイル等を棚か
ら取り出すときの操作部に設定するようなこともでき
る。
【0012】そして、上記の表紙の構造を用いて、背表
紙並びに背表紙にヒンジを介して連なる表表紙若しくは
裏表紙を有する表紙を構成し、該表紙の内方に各種文書
等のシートを収容する、挟み込むあるいは綴じ込むこと
ができるファイルを造ることが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。図1ないし図7に示すものは、
本発明に係る表紙の構造を適用したファイルである。該
ファイルの表紙1は、背表紙111と、背表紙111に
ヒンジ112を介して連なる表表紙12と、背表紙11
1にヒンジ113を介して連なる裏表紙13とを有して
いる。
【0014】詳述すると、背表紙111並びにヒンジ1
12、113は、図5、図6等に示すように、背部材1
1の一部分として存在する。即ち、該背部材11は、前
記背表紙111及び背表紙111に前記ヒンジ112、
113を介して連なる取付部114、115を有するも
のである。図示例の背部材11は、背表紙111並びに
取付部114、115を一体に成形してなるものであ
り、例えば、樹脂一体成形品として構成することができ
る。そして、背表紙111と取付部114、115との
境界部分で屈曲可能であるように加工を施し、ヒンジ1
12、113を構成している。
【0015】取付部114は、表表紙12を接合する部
位である。取付部114は、図4、図6等に示すよう
に、略平板状のもので、反背表紙側の縁部114aの縁
辺が正面視外方に膨出する曲線状をなすように形成して
ある。加えて、取付部114の内向面の上端には当たり
部114bを、下端には当たり部114cを、背表紙側
の側端(ヒンジ112との境界部)には当たり部114
dを、それぞれ法線方向に沿って内向きに突出させてあ
る。これら当たり部114b、114c、114dの突
出長は、表表紙12の縁部12aの板厚に略対応させる
ことが好ましい。取付部115は、裏表紙13を接合す
る部位である。取付部115もまた、略平板状のもので
あり、反背表紙側の縁部115aの縁辺が正面視外方に
膨出する曲線状をなすように形成してある。加えて、取
付部115の内向面の上端には当たり部115bを、下
端には当たり部115cを、背表紙側の側端(ヒンジ1
13との境界部)には当たり部115dを、それぞれ法
線方向に沿って内向きに突出させてある。これら当たり
部115b、115c、115dの突出長は、裏表紙1
3の縁部13aの板厚に略対応させることが好ましい。
なお、図示例において、取付部115は取付部114と
略対称な形状を有する。
【0016】他方、表表紙12、裏表紙13は、図5、
図6等に示すように、ともに略方形平板状のものであ
る。表表紙12、裏表紙13は、例えば、樹脂成形品と
して構成することができる。表表紙12の上下方向の寸
法は、取付部114のそれに略対応させて設定してあ
る。また、背表紙側にあたる側縁部12aの上端を一部
切り欠いて切り欠き部12bを形成するとともに、側縁
部12aの下端を一部切り欠いて切り欠き部12cを形
成してある。切り欠き部12bの上下方向の寸法は、取
付部114に設けた当たり部114bの上下方向寸法に
略対応させてあり、切り欠き部12cの上下方向の寸法
は、取付部114に設けた当たり部114cの上下方向
寸法に略対応させてある。そして、表表紙12の縁部1
2aより内方に、連続部たる肉厚部121を設けてい
る。肉厚部121は、その背表紙側にあたる側端を、取
付部114の反背表紙側の縁部114aの縁辺の形状に
対応させて形成してある。裏表紙13についても、その
上下方向の寸法が取付部115のそれに略対応させて設
定してある。また、背表紙側にあたる側縁部13aの上
端を一部切り欠いて切り欠き部13bを形成するととも
に、側縁部13aの下端を一部切り欠いて切り欠き部1
3cを形成してある。切り欠き部13bの上下方向の寸
法は、取付部115に設けた当たり部115bの上下方
向寸法に略対応させてあり、切り欠き部13cの上下方
向の寸法は、取付部115に設けた当たり部115cの
上下方向寸法に略対応させてある。そして、表表紙13
の縁部13aより内方に、連続部たる肉厚部131を設
けている。肉厚部131は、その背表紙側にあたる側端
を、取付部115の反背表紙側の縁部115aの縁辺の
形状に対応させて形成してある。なお、図示例におい
て、裏表紙13は表表紙12と略対称な形状を有する。
【0017】しかして、本実施形態では、表表紙12の
縁部12aを取付部114の縁部114aに内側より重
ね合わせた状態で接合し、並びに、裏表紙13の縁部1
3aを取付部115の縁部115aに内側より重ね合わ
せた状態で接合して、表紙1を構成している。表表紙1
2と取付部114とを接合する際には、表表紙12の縁
部12aの切り欠き部12bの端面と取付部114の当
たり部114bとを当接させて、取付部114に対する
表表紙12の上方向への相対的な移動を禁止することが
でき、表表紙12の縁部12aの切り欠き部12cの端
面と取付部114の当たり部114cとを当接させて、
取付部114に対する表表紙12の下方向への相対的な
移動を禁止することができる。さらに、表表紙12の縁
部12aの側端面と取付部114の当たり部114dと
を当接させて、取付部114に対する表表紙12の幅方
向、背表紙側へ向かう相対的な移動を禁止することがで
きる。同様に、裏表紙13と取付部115とを接合する
際には、裏表紙13の縁部13aの切り欠き部13bの
端面と取付部115の当たり部115bとを当接させ
て、取付部115に対する裏表紙13の上方向への相対
的な移動を禁止することができ、裏表紙13の縁部13
aの切り欠き部13cの端面と取付部115の当たり部
115cとを当接させて、取付部115に対する裏表紙
13の下方向への相対的な移動を禁止することができ
る。さらに、裏表紙13の縁部13aの側端面と取付部
115の当たり部115dとを当接させて、取付部11
5に対する裏表紙13の幅方向、背表紙側へ向かう相対
的な移動を禁止することができる。
【0018】そして、表表紙12と取付部114とを接
合したときに、取付部114の縁部114aの外表面と
表表紙12の外表面、即ち縁部12aより反取付部側に
ある面板部12dの外表面とを略連続させる傾斜した外
表面をなすように、肉厚部121を予め形成してある。
より具体的には、図7に示しているように、取付部11
4と肉厚部121との境界近傍において、取付部114
の縁部114aの外表面と肉厚部121の外表面とが互
いに略面一となるように該肉厚部121の厚みを設定し
ている。かつ、取付部114の縁部114aの外表面と
面板部12dの外表面とがなだらかに略連続するよう
に、肉厚部121の外表面を水平断面視(取付部114
の縁部114aの外表面、面板部12dの外表面に対し
て)傾斜させてある。また、既に述べたように、肉厚部
121は正面視取付部114の縁部114aの縁辺に略
沿うように形成してある。このような構成によって、外
側に存在する取付部114の縁部114aの縁端面を肉
厚部121により好適に被覆するとともに、取付部11
4の縁部114aの外表面と面板部12dの外表面との
ギャップを肉厚部121の外表面が埋めるものとなって
いる。同様に、裏表紙13と取付部115とを接合した
ときに、取付部115の縁部115aの外表面と裏表紙
13の外表面、即ち縁部13aより反取付部側にある面
板部13dの外表面とを略連続させる傾斜した外表面を
なすように、肉厚部131を予め形成してある。より具
体的には、図7に示しているように、取付部115と肉
厚部131との境界近傍において、取付部115の縁部
115aの外表面と肉厚部131の外表面とが互いに略
面一となるように該肉厚部131の厚みを設定してい
る。かつ、取付部115の縁部115aの外表面と面板
部13dの外表面とがなだらかに略連続するように、肉
厚部131の外表面を水平断面視(取付部115の縁部
115aの外表面、面板部13dの外表面に対して)傾
斜させてある。また、既に述べたように、肉厚部131
は正面視取付部115の縁部115aの縁辺に略沿うよ
うに形成してある。このような構成によって、外側に存
在する取付部115の縁部115aの縁端面を肉厚部1
31により好適に被覆するとともに、取付部115の縁
部115aの外表面と面板部13dの外表面とのギャッ
プを肉厚部131の外表面が埋めるものとなっている。
因みに、図示例の表表紙12、裏表紙13は、肉厚部1
21、131と面板部12d、13dとの境界線が敢え
て表出するように形成しており、傾斜面を有する肉厚部
121、131を厚み方向に膨出させた場合における外
観の美麗さをより高めてある。
【0019】上述のような表紙1に、図4及び図6に示
しているように、シートを綴じ込むための綴じ込み具2
を設けて、ファイルとしての機能を具現している。な
お、綴じ込み具2の替わりに、シートを収容するための
ポケットや、シートを挟持するための押さえ金具等を表
紙1に設けて、ファイルとしての機能を発揮するものと
してもよい。
【0020】加えて、本実施形態では、背部材11に該
背部材11を貫通しない凹部116を設けてある。この
凹部116は、図1ないし図3に示しているように、背
表紙側に開口している。よって、本実施形態の表紙1を
具備してなるファイル等が棚に収納されているような場
合にあっても、人の手指を背表紙側より凹部116内に
差し入れて該ファイルを操作し、容易に取り出すことが
できる。さらに、凹部116は、表表紙側若しくは裏表
紙側にも開口しているため、凹部116内に人の手指を
差し入れて操作する場合の操作性がより向上したものと
なっている。
【0021】従って本実施形態によれば、背表紙111
及び背表紙111にヒンジ112、113を介して連な
る取付部114、115を有する背部材11と、背部材
11とは別体をなす表表紙12、裏表紙13とを具備
し、取付部114と表表紙12、裏表紙13とのうち一
方である表表紙12、裏表紙13の縁部12a、13a
を他方である取付部114の縁部114aに内側より重
ね合わせた状態で接合したものであり、表表紙12、裏
表紙13と取付部114とを接合したときに表表紙1
2、裏表紙13の面板部12d、13dの外表面と取付
部114の縁部114aの外表面とを略連続させる傾斜
した外表面をなすように厚みを設定した肉厚部121、
131を、取付部114の縁部114aの縁辺に略沿っ
て表表紙12、裏表紙13に形成してある表紙1の構造
としたことにより、外側に配される取付部114、11
5の縁部114a、115aの縁端面が肉厚部121、
131により好適に被覆されるとともに、取付部11
4、115の縁部114a、115aの外表面と面板部
12d、13dの外表面とのギャップが肉厚部121、
131の外表面によって埋められたものとなる。よっ
て、棚等に収納する際に、または棚等より取り出す際
に、外側に配される取付部114、115の縁部114
a、115aの縁端面が隣接するファイル等に引っかか
ってしまうことがなく、該表紙1を有するファイルその
他の文房具の使い勝手を損なうことがない。
【0022】表表紙12、裏表紙13の縁部12d、1
3dの端面の少なくとも一部と当接する当たり部114
b、114c、114d、115b、115c、115
dを取付部114、115の内側に突出させていること
によって、取付部114、115と表表紙12、裏表紙
13とを相対的に位置決めして接合でき、製造工程の簡
略化につながる。
【0023】一枚板状の既存のファイル等の表紙と異な
り、背部材11を樹脂一体成形品としているため、該背
部材11に貫通しない凹部116を形成する等の形状の
加工を施すことができる。
【0024】背部材11に、該背部材11を貫通しない
凹部116を設けてあるため、凹部116に人の手指を
挿入して操作を行うことが容易となる。
【0025】そして、上記のような表紙1の構造を用い
て、背表紙111並びに背表紙111にヒンジ112、
113を介して連なる表表紙12若しくは裏表紙13を
有する表紙1を構成し、該表紙1に各種文書等のシート
を収容する、挟み込むあるいは綴じ込むことができるフ
ァイルを製造すれば、使い勝手の良さとデザイン設計の
自由度とを両立させたものとなる。
【0026】なお、本発明は以上に詳述した実施形態に
限られるものではない。例えば、連続部は、図示例のよ
うな肉厚部であるとは限られず、その内側において凹陥
を有するようなものであってもよい。取付部の縁部の縁
辺の正面視形状は、上記実施形態のような反背表紙側に
膨出する曲線状には限られず、鉛直方向に延伸する直線
状であっても構わない。背部材に設けてある凹部の配置
やその数、寸法等は、図示例のようなものには限られな
い。また、特に、取付部の縁部を表表紙若しくは裏表紙
の縁部に内側より重ね合わせた状態で接合して本発明に
係る表紙の構造を構成可能であることは言うまでもな
い。
【0027】さらに、本発明の一変形例として、図8に
示すような表紙の構造を構成することもできる。即ち、
このものは、背表紙111及び背表紙111にヒンジ1
12、113を介して連なる取付部114、115を有
する背部材11と、背部材11とは別体をなす表表紙1
2X、裏表紙13Xとを具備し、取付部114と表表紙
12X、裏表紙13Xとのうち一方である表表紙12
X、裏表紙13Xの縁部12Xa、13Xaを他方であ
る取付部114の縁部114aに内側より重ね合わせた
状態で接合したものであり、表表紙12X、裏表紙13
Xと取付部114とを接合したときに表表紙12X、裏
表紙13Xの外表面、即ち縁部12Xa、13Xaより
反取付部側にある面板部12Xd、13Xdの外表面と
取付部114の縁部114aの外表面とを略面一に連続
させる外表面をなすよう厚みを設定した連続部たる肉厚
部12X1、13X1を、取付部114の縁部114a
の縁辺に略沿って表表紙12X、裏表紙13Xに形成し
てなる表紙1の構造である。このような構成であって
も、取付部114の縁部114aの縁端面を好適に被覆
して、上記実施形態と同様の効果を奏し得る。なお、他
の部分の構成に関しては、上記実施形態におけるものを
そのまま適用することが可能であるため、ここでは説明
を略す。
【0028】その他各部の具体的構成は上記実施形態に
は限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
が可能である。
【0029】
【発明の効果】以上に詳述した本発明によれば、ファイ
ルその他の文房具の表紙を、その使い勝手を担保しなが
ら、互いに別体をなす背表紙と表表紙、裏表紙とを用い
て構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるファイルを示す斜
視図。
【図2】同正面図。
【図3】同側面図。
【図4】同実施形態のファイルの表表紙、裏表紙を開い
た状態を示す斜視図。
【図5】同実施形態のファイルの分解斜視図。
【図6】同実施形態のファイルの内側を示す部分分解斜
視図。
【図7】同実施形態のファイルの水平断面図。
【図8】本発明の一変形例を示す水平断面図。
【符号の説明】
1…表紙 11…背部材 111…背表紙 112、113…ヒンジ 114、115…取付部 114a、115a…縁部 114b、114c、114d、115b、115c、
115d…当たり部 116…凹部 12…表表紙 13…裏表紙 12a、13a…縁部 121、131…肉厚部(連続部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 貴夫 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 Fターム(参考) 2C017 UC08 UC10 UC11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背表紙及び背表紙にヒンジを介して連なる
    取付部を有する背部材と、背部材とは別体をなす表表紙
    若しくは裏表紙とを具備し、取付部と表表紙若しくは裏
    表紙とのうち一方の縁部を他方の縁部に内側より重ね合
    わせた状態で接合したものであり、前記一方と前記他方
    とを接合したときに一方の外表面と他方の縁部の外表面
    とを略連続させる傾斜した外表面をなすように形成した
    連続部を、他方の縁部の縁辺に略沿って一方に形成して
    あることを特徴とする表紙の構造。
  2. 【請求項2】背表紙及び背表紙にヒンジを介して連なる
    取付部を有する背部材と、背部材とは別体をなす表表紙
    若しくは裏表紙とを具備し、取付部と表表紙若しくは裏
    表紙とのうち一方の縁部を他方の縁部に内側より重ね合
    わせた状態で接合したものであり、前記一方と前記他方
    とを接合したときに他方の縁部の外表面に略面一に連続
    する外表面をなすように厚みを設定した肉厚部を、他方
    の縁部の縁辺に略沿って一方に形成してあることを特徴
    とする表紙の構造。
  3. 【請求項3】前記一方の縁部の端面の少なくとも一部と
    当接する当たり部を前記他方の内側に突出させている請
    求項1又は2記載の表紙の構造。
  4. 【請求項4】前記背部材が樹脂一体成形品である請求項
    1、2又は3記載の表紙の構造。
  5. 【請求項5】前記背部材に、該背部材を貫通しない凹部
    を設けてある請求項1、2、3又は4記載のファイル。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5記載の表紙の
    構造を用いて、背表紙並びに背表紙にヒンジを介して連
    なる表表紙若しくは裏表紙を有する表紙を構成したファ
    イル。
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