JP2003311305A - Composite roll for hot rolling excellent in crack resistance - Google Patents

Composite roll for hot rolling excellent in crack resistance

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JP2003311305A
JP2003311305A JP2002116409A JP2002116409A JP2003311305A JP 2003311305 A JP2003311305 A JP 2003311305A JP 2002116409 A JP2002116409 A JP 2002116409A JP 2002116409 A JP2002116409 A JP 2002116409A JP 2003311305 A JP2003311305 A JP 2003311305A
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roll
outer layer
inner layer
chamfer
face
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Masatsugu Uchida
真継 内田
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Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a composite roll for hot rolling excellent in crack resistance by reducing tensile residual stress in the radial direction of an end face of a roll barrel part and simultaneously preventing the oxidation corrosion on the end face of a roll. <P>SOLUTION: This roll is the composite roll in which the outer layer consisting of a high-speed steel base alloy and an inner layer consisting of a steel base material are bonded by building-up method by tinkering, caliber grooves are formed on the roll barrel part and a chamfer is formed so that the boundary between the outer layer and the inner layer is present on a face chamfering the corner part at the roll barrel end part. The tilt angle of the chamfer is taken as within the range of 5-30° to the radial direction of the roll and substance for preventing the oxidation corrosion is adhered or coated on the surface of the boundary between the outer layer and the inner layer on the chamfered face. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ロール胴部にカリ
バー溝を有する鋳掛け肉盛法製の熱間圧延用複合ロール
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】圧延ロールには、使用される胴部表面に
おいて、摩耗が少ないこと、肌荒れが生じにくいこと、
亀裂や欠けが発生しないこと等が要求される。これらの
目的のため、従来から胴部に硬質の外層を有する鋳造複
合ロールや熱処理により胴部を硬化させた鍛造ロール等
があり、用途に応じてこれら種々の材質や製法のロール
が一般に用いられている。このような種々の複合ロール
の中でも、ハイス系合金からなる外層(ハイス外層)と
鋼系材料からなる内層とを鋳掛け肉盛法により接合した
複合ロールは、耐摩耗性等が格段に優れたものとして有
用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のハイス外層と鋼
系材料からなる内層を有する熱間圧延用複合ロールにお
いて、ハイス外層は、靭性に優れている内層に比べて、
耐割損性が劣るにもかかわらず、ロールにもともと内在
する残留応力に加えて圧延圧力や熱応力等の圧延応力
が、ほとんど外層に負荷されるため、特にロール端面付
近での割損が発生しやすいという問題がある。 【0004】このロール胴部端面付近での割損を防ぐた
めに、例えば特開平6−182409号公報には、焼結
合金の外層と鋼材の内層とからなり、前記外層と前記内
層との境界がロール胴端部角部の面取りした面内に存在
するように、面取り形成したことを特徴とするHIP製
の複合スリーブロールが記載されている。これによれ
ば、ロール胴端面に発生する半径方向の引張り残留応力
を低減させることができるものである。 【0005】HIP法とは製法が異なる鋳掛け肉盛法製
のカリバー溝を有する複合ロールに、この技術を適用し
たところ、ハイス外層と鋼系材料からなる内層との境界
部の外層側近傍で基地中の炭素が濃化し、トルースタイ
トが発生しやすくなる。トルースタイトは酸化腐食され
やすいため、圧延中に使用される冷却水等によってロー
ル胴部端面の外層と内層部の境界部が腐食され、その部
位に微小なクラックが発生し、ミクロ的に応力が集中
し、割損するという問題が発生した。 【0006】したがって、本発明は上記課題を解決し、
ロール胴部端面の半径方向の引張り残留応力を低減させ
ると同時に、ロール端面の酸化腐食を防止することによ
り耐割損性に優れた熱間圧延用複合ロールを提供するこ
とを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】即ち本発明の熱間圧延用
複合ロールは、ハイス系合金からなる外層と鋼系材料か
らなる内層が、鋳掛け肉盛法により接合されてなり、ロ
ール胴部にカリバー溝を形成するとともに、外層と内層
との境界がロール胴端角部の面取りした面内に存在する
ように面取りを形成した複合ロールであって、前記面取
りの傾斜角度をロール半径方向に対して5°〜30°の
範囲内とし、かつ面取りした面内の外層と内層との境界
の表面に酸化腐食を防止する物質を付着もしくは塗布し
たことを特徴とする。 【0008】 【作用】ロール胴端角部に施す面取りの傾斜角度はロー
ル胴部にカリバー溝を有する鋳掛け肉盛製複合ロールの
場合、ロール端面の半径方向残留応力を小さく抑えると
共に、カリバーに影響を与えるので、特に考慮しなけれ
ばならない。すなわち、面取りの傾斜角度をロール半径
方向に対して5〜30°の範囲内にすることが必要であ
る。ロール胴部端面形状による応力制御は、ロール胴端
角部に施した面取りの傾斜角度がロール半径方向に対し
て5°未満では実質的に効果がない。また30°を超え
ると、実質的胴長が短くなり、カリバー数が減少する可
能性があるため好ましくない。より好ましいロール胴端
角部に施した面取りの傾斜角度は10〜30°である。 【0009】本発明において、外層を形成するハイス系
合金の化学成分は重量比で、Cが1.0〜3.5%、S
iが2.0%以下、Mnが2.0%以下、Crが10.
0%以下、Wが3.0〜15.0%、Moが2.0〜1
0.0%、Vが1.0〜15.0%を含有するFe基合
金が好ましい。以下に各化学成分範囲の限定理由を詳述
する。 【0010】C:1.0〜3.5% Cは同時に含有するCr、W、Mo及びVと結合して硬
い炭化物を形成し、耐摩耗性の向上に寄与する。しかし
ながら、過剰になると炭化物量が、過剰となり、材質が
脆化する。さらにCは基地中に固溶して基地を焼戻し硬
化させる作用を持つが、過剰になると基地の靭性を低下
させる。したがって、Cの含有量は1.0〜3.5%が
好ましい。さらに好ましいC含有量は1.5〜2.7%
である。 【0011】Si:2.0%以下 Siは脱酸効果の他に基地の硬さを高める効果、耐酸化
性及び耐食性を高める効果がある。よって、2.0%以
下含有させる。さらに好ましいSi含有量は、0.2〜
1.0%である。 【0012】Mn:2.0%以下 Mnも脱酸効果を有し、さらに焼入れ性を高める作用を
するので、2.0%以下含有させる。さらに好ましいM
n含有量は0.2〜1.0%である。 【0013】Cr:10.0%以下 CrはCと結合して、炭化物を形成し、耐摩耗性を付与
するとともに、基地に固溶して焼入れ性を高め、さらに
焼戻し硬化性を高める効果がある。しかしながら、過剰
に含有すると基地の靭性を低下させるので、10.0%
以下の含有量とする。さらに好ましいCr含有量は3.
0〜5.0%である。 【0014】W:3.0〜15.0%、 Mo:2.0
〜10.0% W及びMoは、Cと結合してM6C型の炭化物を形成し
て、耐摩耗性を向上させるとともに、焼戻し熱処理によ
る二次硬化性を高める作用がある。しかしながら、過剰
に含有させると、材料が高価になるのみならず、靭性を
低下させるので、本発明における含有量として、Wは
3.0〜15.0%、Moは2.0〜10.0%が好ま
しい。さらに好ましいW含有量はWが3.0〜10.0
%、Moが4.0〜10.0%である。 【0015】V:1.0〜15.0% Vも、W及びMoと同様に、Cと結合して得られる炭化
物はMC型炭化物であるが、このMC型炭化物はHv2
500〜3000であり、MC型炭化物の硬さ(Hv
1500〜1800)より硬い。このため耐摩耗性を必
要とするロールにV含有量の多い合金を用いるとロール
寿命が向上する。しかし過剰に含有させても、靭性の劣
化や被切削加工性の低下等が起こる。またV含有量が少
量過ぎても、効果が発揮できない。したがってVは1.
0〜15.0%とする。さらに好ましいV含有量は、
4.0〜10.0%である。 【0016】Co:15%以下 Coは上記化学成分に含有しても良い。Coは耐熱性を
付与するために有効であるので、任意元素として添加す
ることができる。しかしながら、過剰になると靭性が低
下するので、その含有量を15%以下とする。さらに好
ましいCo含有量は10%以下である。 【0017】また、本発明の内層は、圧延負荷に耐える
のに十分な強度を有する限り、鋳鋼、鍛鋼、圧延鋼材等
任意の鋼系材料を用いることができる。 【0018】 【発明の実施の形態】実施例 外層として、重量比で、C:1.9%、Si:0.8
%、Mn:0.5%、Cr:4.6%、W:4.3%、
Mo:2.2%、V:4.8%を含有するFe基合金、
内層としてSCM440の芯材を用いて、鋳掛け肉盛法
にて胴径φ690mm、胴長1250mmのアングル用
ロールを製造した。図1にロール胴端面の断面概略図を
示す。図1において、1はロール胴部、2は内層、3は
外層、4及び4aはロール胴端角部面の形状、7はカリ
バー溝を示す。 【0019】製造に際して、このロールの表面からの距
離10mmピッチで有限要素法により、該ロール端面の
半径方向残留応力(σr)を計算した。図2に、この計
算から得られたσrの変化を示す。図2において、曲線
5はロール胴部角部に面取りをしない場合、曲線6は外
層と内層との境界がロール胴端角部の面取りした面内に
存在するように面取りした場合の結果を示す。尚、曲線
6は、胴端角部に施した面取り傾斜角度θを20°にし
た場合を示す。これらの値は実測値とよく一致すること
も確認した。図2より、胴部端面の外内層境界近傍の外
層側に、最高の引張り残留応力が存在することがわかっ
た。また、曲線6の様に面取りを形成した場合、曲線5
の様に面取りをしない場合と比較すると、引張り残留応
力が約半分の値になっていることがわかる。 【0020】本発明実施例として、図1中の4aの如
く、胴端角部の面取り傾斜角度θが20°で加工を施
し、アングル用複合ロールを製造した。この場合のロー
ル端面の半径方向残留応力は、前述の図2の曲線6に示
す通りであり、胴部端面の外内層境界近傍の引張り残留
応力を小さく抑えた。また、この複合ロールの胴端角部
の面取りした面に酸化腐食を防止する物質として二液状
エポキシ樹脂塗料を刷毛で塗布した。アングル圧延用に
供した結果、長期間使用しても、圧延中に使用される冷
却水等によってロール胴端角部の面取りした面の外層と
内層の境界部が腐食されることなく、その部位に微小な
クラックは見られず健全な状態を維持できた。 【0021】比較例1 比較例1として、前記実施例同様の成分、寸法で、ロー
ル胴端角部を図1中の直線4の如く、面取りを施さない
形状でアングル用複合ロールを製造した。なお、胴部端
面には、前記実施例同様に酸化腐食を防止する物質を塗
布した。このロールを実機圧延に供したところ、端面か
ら割損が発生した。調査結果より、割損はロール端面の
外内層境界近傍の外層部より発生し、外層内部からロー
ル表面へと伝播していた。この起点の位置は、図2に示
す曲線5の最大引張り応力のピーク位置とほぼ一致して
いた。 【0022】比較例2 比較例2として、前記実施例同様の成分、寸法で、ロー
ル胴端角部を図1中の直線4aの如く、胴端角部の面取
り傾斜角度θが20°の角度で外層と内層との境界がロ
ール胴端角部の面取りした面内に存在するように面取り
加工を行い、アングル用複合ロールを製造した。この
際、ロール胴端角部の面取りした面に酸化腐食を防止す
る物質を付着または塗布しなかった。アングル圧延の実
機圧延に供した結果、圧延当初は問題無く良好に使用さ
れていたが、使用後数ヶ月で比較例1と同様、端面境界
部の割損事故が発生した。 【0023】このロールの破面観察を行うと、比較例1
と同様、割損は外内層境界近傍の外層部より発生し、ロ
ール表面へと伝播していた。さらに割損発生部を詳細に
観察行うと、外内層近傍の外層側より境界に沿って、腐
食が進展しており、一部クラックになっていた。また境
界部の組織を観察すると、腐食された部分は主にトルー
スタイトが析出しており、その部分が選択的に腐食され
クラックの起点となっていることが判った。 【0024】 【発明の効果】本発明の熱間圧延用複合ロールは、胴部
端面の半径方向の引張り残留応力を低減させると同時
に、端面の酸化腐食を防止することにより耐割損性に優
れているため、耐事故性に優れ長寿命であり、高品質な
製品が安定して生産できる。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] TECHNICAL FIELD The present invention relates to a roll
Composite Roll for Hot Rolling Made of Cast Overlay with Bar Groove
It is about. [0002] 2. Description of the Related Art Rolling rolls have a body surface to be used.
In addition, that there is little wear, that the skin is hard to occur,
It is required that cracks and chips do not occur. these
For the purpose, casting molds with a hard outer layer
Forging rolls with hardened body by heat treatment
Rolls of these various materials and manufacturing methods depending on the application
Is generally used. Such various composite rolls
Among them, the outer layer made of high-speed alloy (high-speed outer layer)
The inner layer made of steel material was joined by casting and overlaying
Composite rolls have excellent wear resistance and other properties.
Have been used. [0003] SUMMARY OF THE INVENTION Conventional high-speed steel outer layer and steel
Composite roll for hot rolling with an inner layer made of
Therefore, the outer layer of high-speed steel is
Inherent in the roll, despite its poor breakage resistance
Rolling stress such as rolling pressure and thermal stress in addition to residual stress
However, most of the load is applied to the outer layer.
There is a problem that breakage is likely to occur in the vicinity. In order to prevent the breakage near the roll body end face,
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-182409 discloses
An outer layer of an alloy and an inner layer of a steel material, wherein the outer layer and the inner layer
The boundary with the layer exists on the chamfered surface of the roll body corner
HIP made by chamfering
Are described. This
The residual tensile stress in the radial direction at the end of the roll
Can be reduced. [0005] The casting method is different from the HIP method.
This technology is applied to composite rolls with
The boundary between the outer layer of high-speed steel and the inner layer made of steel
Carbon in the base near the outer layer of the part
Is more likely to occur. Troostite is oxidized and corroded
Low due to the cooling water used during rolling.
The boundary between the outer layer and the inner layer on the end face of the
Cracks are generated at each position, and stress concentrates microscopically
However, the problem of breakage occurred. Accordingly, the present invention solves the above-mentioned problems,
Reduces the tensile residual stress in the radial direction at the end of the roll body.
At the same time, by preventing oxidation corrosion of the roll end face.
To provide a composite roll for hot rolling with excellent splitting resistance.
aimed to. [0007] SUMMARY OF THE INVENTION That is, the hot rolling of the present invention
The composite roll consists of an outer layer made of a high-speed alloy and a steel-based material.
The inner layer consisting of
A caliber groove in the outer shell and the inner and outer layers
Boundary exists in the chamfered surface of the roll body corner
A composite roll having a chamfer as described above,
Angle of inclination of 5 ° to 30 ° with respect to the roll radial direction.
Boundary between outer layer and inner layer within the chamfered plane
Attach or apply a substance that prevents oxidative corrosion on the surface of
It is characterized by having. [0008] [Function] The inclination angle of the chamfer applied to the roll body end corner is low.
Cast roll-up composite roll with a caliber groove
If the residual stress in the radial direction of the roll end face is kept small,
Both of them affect the caliber, so special consideration is required.
Must. That is, the inclination angle of the chamfer is set to the roll radius
Must be within the range of 5-30 ° to the direction.
You. The stress control by the roll body end surface shape
The angle of inclination of the chamfer applied to the corners is
If less than 5 °, there is substantially no effect. More than 30 °
In this case, the actual body length is shortened and the number of calipers may be reduced.
It is not preferable because of its potential. More preferable roll body end
The angle of inclination of the chamfer applied to the corner is 10 to 30 °. In the present invention, the high-speed steel for forming the outer layer is used.
The chemical composition of the alloy is as follows: C is 1.0 to 3.5% by weight;
i is 2.0% or less, Mn is 2.0% or less, and Cr is 10.
0% or less, W is 3.0 to 15.0%, Mo is 2.0 to 1
0.0%, Fe group containing 1.0 to 15.0% V
Gold is preferred. The reasons for limiting each chemical component range are detailed below.
I do. C: 1.0 to 3.5% C combines with simultaneously contained Cr, W, Mo and V to form
It forms hard carbides and contributes to improvement of wear resistance. However
However, if it becomes excessive, the amount of carbide becomes excessive, and the material becomes
Embrittles. Further, C forms a solid solution in the matrix and hardens the base by tempering.
Has the effect of reducing the toughness of the base if excessive
Let it. Therefore, the content of C is 1.0 to 3.5%.
preferable. A more preferable C content is 1.5 to 2.7%.
It is. Si: 2.0% or less Si has the effect of increasing the hardness of the matrix in addition to the deoxidizing effect, oxidation resistance
It has the effect of enhancing the properties and corrosion resistance. Therefore, 2.0% or less
It is contained below. Further preferred Si content is 0.2 to
1.0%. Mn: 2.0% or less Mn also has a deoxidizing effect and further enhances the hardenability.
Therefore, the content is 2.0% or less. More preferred M
The n content is 0.2 to 1.0%. Cr: 10.0% or less Cr combines with C to form carbides and impart wear resistance
As well as a solid solution in the base to enhance hardenability,
It has the effect of increasing temper hardenability. However, excess
If contained in the steel, the toughness of the matrix will be reduced.
The content is as follows. A more preferred Cr content is 3.
0 to 5.0%. W: 3.0-15.0%, Mo: 2.0
~ 10.0% W and Mo combine with C to form an M6C-type carbide.
To improve wear resistance,
Has the effect of increasing the secondary curability. However, excess
In addition to making the material expensive, the toughness
Therefore, as the content in the present invention, W is
3.0 to 15.0%, Mo is preferably 2.0 to 10.0%.
New More preferably, the W content is 3.0 to 10.0.
% And Mo are 4.0 to 10.0%. V: 1.0-15.0% V, like W and Mo, is carbonized
The material is an MC type carbide, and the MC type carbide is Hv2
500-3000, M6Hardness of C-type carbide (Hv
1500 to 1800). For this reason, wear resistance is essential.
If an alloy with a high V content is used for the required roll,
Life is improved. However, even if it is contained excessively, the toughness is poor.
And the machinability deteriorates. Low V content
If the amount is too large, the effect cannot be achieved. Therefore, V is 1.
0 to 15.0%. Further preferred V content is
4.0 to 10.0%. Co: 15% or less Co may be contained in the above chemical components. Co has heat resistance
It is effective to provide
Can be However, when it is excessive, the toughness is low.
Therefore, the content is set to 15% or less. Even better
The preferred Co content is 10% or less. Further, the inner layer of the present invention withstands a rolling load.
Cast steel, forged steel, rolled steel, etc., as long as they have sufficient strength
Any steel-based material can be used. [0018] BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTIONExample As the outer layer, C: 1.9%, Si: 0.8 by weight ratio
%, Mn: 0.5%, Cr: 4.6%, W: 4.3%,
An Fe-based alloy containing Mo: 2.2% and V: 4.8%,
Casting overlay method using SCM440 core material as inner layer
For angle of body diameter φ690mm, body length 1250mm
Rolls were manufactured. Figure 1 shows a schematic cross-sectional view of the roll drum end face.
Show. In FIG. 1, 1 is a roll body, 2 is an inner layer, 3 is
The outer layers, 4 and 4a, are the shapes of the corners of the roll body end, and 7 is
2 shows a bar groove. In manufacturing, the distance from the surface of this roll is
By the finite element method at a pitch of 10 mm,
The radial residual stress (σr) was calculated. Figure 2 shows this total
The change of σr obtained from the calculation is shown. In FIG. 2, the curve
Curve 6 is outside when 5 is not chamfered at the corner of the roll body.
The boundary between the layer and the inner layer is within the chamfered surface of the roll body corner.
Shown is the result of chamfering to be present. In addition, the curve
6 is to set the chamfering inclination angle θ at the barrel end corner to 20 °
This is shown. These values should agree well with the measured values
I also checked. As shown in FIG.
The highest tensile residual stress is found on the layer side
Was. When a chamfer is formed as in curve 6, curve 5
Compared to the case without chamfering
It can be seen that the force is about half the value. As an embodiment of the present invention, reference numeral 4a in FIG.
The beveling angle θ at the barrel end is 20 °.
Then, a composite roll for angles was manufactured. Row in this case
The residual stress in the radial direction at the end face is shown by the curve 6 in FIG.
The residual tensile strength near the boundary between the outer and inner layers at the end of the trunk
The stress was kept small. Also, the body end corner of this composite roll
Liquid as a substance to prevent oxidative corrosion on chamfered surfaces
Epoxy resin paint was applied with a brush. For angle rolling
As a result, even if used for a long time,
With the outer layer of the chamfered surface of the roll barrel edge
The inner layer boundary is not corroded,
No cracks were seen and the condition remained healthy. [0021]Comparative Example 1 As Comparative Example 1, the same components and dimensions
Do not chamfer the corner of the barrel end as shown by the straight line 4 in FIG.
An angle composite roll was manufactured in the shape. In addition, the trunk end
The surface is coated with a substance that prevents oxidative corrosion as in the previous embodiment.
Clothed. When this roll was subjected to actual rolling,
Cracking occurred. According to the survey results, the breakage was
Generated from the outer layer near the boundary of the outer layer,
To the surface. The position of this starting point is shown in FIG.
Almost coincides with the peak position of the maximum tensile stress in the curve 5
Was. [0022]Comparative Example 2 As Comparative Example 2, the same components and dimensions
The chamfer of the body end corner is taken along the straight line 4a in FIG.
The boundary between the outer layer and the inner layer is
Chamfer so that it lies within the chamfered surface
Processing was performed to produce a composite roll for angles. this
At the time, prevent oxidation corrosion on the chamfered surface of the roll barrel end corner.
Material was not applied or applied. Angle rolling fruit
As a result of being subjected to mill rolling,
But several months after use, similar to Comparative Example 1
A part breakage accident occurred. When this roll was observed for fracture surface, Comparative Example 1 was obtained.
Similarly to the above, the breakage occurs from the outer layer near the boundary between the outer and inner layers,
To the surface of the tool. Further details of the breakage generation part
Observation shows that decay along the boundary from the outer layer side near the outer inner layer
The food was progressing and some cracks were occurring. Again
When observing the interface structure, the corroded part is mainly
Precipitate is deposited and the part is selectively corroded.
It turned out to be the starting point of the crack. [0024] The composite roll for hot rolling of the present invention has a body
At the same time as reducing the radial tensile residual stress on the end face
In addition, by preventing oxidative corrosion of the end face, it has excellent breakage resistance.
It has excellent accident resistance, long life, and high quality.
Products can be produced stably.

【図面の簡単な説明】 【図1】実施例及び比較例の熱間圧延用複合ロール胴端
部の概略断面図を示す。 【図2】実施例及び比較例のロール表面からの距離とロ
ール端面部の半径方向残留応力の関係を示す。 【符号の説明】 1 ロール、 2 内層、 3 外層、 4、4a 胴
端角部の形状、5 面取り加工の無い場合の端面残留応
力の変化曲線、6 面取り加工の有る場合の端面残留応
力の変化曲線、7 カリバー溝
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a body end portion of a composite roll body for hot rolling in Examples and Comparative Examples. FIG. 2 shows the relationship between the distance from the roll surface and the residual stress in the radial direction of the end face of the roll in Examples and Comparative Examples. [Description of Signs] 1 Roll, 2 Inner layer, 3 Outer layer, 4, 4a Shape of body end corner, 5 Curve of end face residual stress without chamfering, 6 Change of end face residual stress with chamfering Curve, 7 caliber groove

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】 ハイス系合金からなる外層と鋼系材料か
らなる内層が、鋳掛け肉盛法により接合されてなり、ロ
ール胴部にカリバー溝を形成するとともに、外層と内層
との境界がロール胴端角部の面取りした面内に存在する
ように面取りを形成した複合ロールであって、前記面取
りの傾斜角度をロール半径方向に対して5°〜30°の
範囲内とし、かつ面取りした面内の外層と内層との境界
の表面に酸化腐食を防止する物質を付着もしくは塗布し
たことを特徴とする耐割損性に優れた熱間圧延用複合ロ
ール。
Claims: 1. An outer layer made of a high-speed alloy and an inner layer made of a steel material are joined by a cast overlaying method to form a caliber groove in a roll body, and an outer layer and an inner layer are formed. A composite roll formed with a chamfer such that a boundary between the chamfer and the roll body end corner is present in a chamfered surface, wherein an inclination angle of the chamfer is in a range of 5 ° to 30 ° with respect to a roll radial direction. A composite roll for hot rolling excellent in cracking resistance, characterized in that a substance for preventing oxidative corrosion is adhered or applied to the surface of the boundary between the outer layer and the inner layer in the chamfered surface.
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