JP2003311026A - 人形玩具の目 - Google Patents

人形玩具の目

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JP2003311026A
JP2003311026A JP2002120099A JP2002120099A JP2003311026A JP 2003311026 A JP2003311026 A JP 2003311026A JP 2002120099 A JP2002120099 A JP 2002120099A JP 2002120099 A JP2002120099 A JP 2002120099A JP 2003311026 A JP2003311026 A JP 2003311026A
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Japan
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eye
eyes
recess
opening
doll
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JP2002120099A
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Takio Ejima
多規男 江島
Hirokazu Matsuoka
洋和 松岡
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Takara Co Ltd
Original Assignee
Takara Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顔の面積の割に大きいが、自然でかわいさが損
なわれることのない、人形玩具の目の提供。 【解決手段】以下の要件を備えた人形玩具の目。 (イ)頭部1の目に対応する開口部3の裏側に凹部4を
形成すること (ロ)上記凹部4には、目パーツ2が挿嵌されているこ
と (ハ)上記目パーツ2の外形は、上記開口部3の輪郭よ
りもやや大きく形成されていること (ニ)前記目パーツの表面は、前記凹部4に挿嵌された
際、顔部表面の曲面に沿う形状であること

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人形玩具の目に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】一般に、人形玩具の目には、
頭部の目に対応する部分に彩色することによって形成さ
れているものや、頭部の目に対応する部分に開口部を形
成し、開口部に別体の目パーツを取り付けたものが知ら
れている。後者の方が、人体の目に近い、クリアな目と
なる。
【0003】ところで、従来は目パーツは専門のメーカ
ーが製造し、これを人形玩具のメーカーに供給し、人形
玩具メーカーが目パーツを組み付けるという考え方が主
流であった。
【0004】目パーツの形状は、どのような人形の目に
も合わせやすく、しかも生産性が高い、コストが安い、
取りつけやすい(左右、上下を注意しなくてもよい)等
の理由から、図5のように前面が球面で、全体が円形又
は楕円形のパーツ本体8aの背面の中心に取り付け軸8
bを一体に形成した画一的なものであった。そして、目
パーツを取り付けるときは、外側から押しこんで図6
(a)(b)に示すように凹部10に嵌めこむか、ある
いは内側から凹部内に嵌めこんで固定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな目パーツは、人形の顔の形状まで計算して形成され
ているわけではなく、単に表面が球面状に形成されてい
るだけであり、この点がネックとなっている。なぜなら
ば、目パーツが、人形頭部に形成された目の開口部の大
きさよりも少し大きい程度であると、図6(a)のよう
に目の中央部分9が出っ張りすぎて顔のかわいさが損な
われてしまう。目の中央部分9が出っ張らないようにす
るためには、目パーツの前面の球面の弯曲度合いを大き
くしなければならない。そのためには目パーツ全体が大
きくならなければならないから、外部から見える目の開
口部の大きさよりも目パーツの方をはるかに大きく形成
する必要がある。
【0006】一般に、人形の場合は、顔の面積の割には
大きく形成された目が好まれるが、目を大きくしようと
すると、上述のように目パーツはそれよりも各段に大き
なものにしなければならない。このため、できあいの目
パーツでできるだけ大きな目を実現するためには、目パ
ーツの目の中央部分が外側に出っ張らないように、頭部
の開口部の肉厚を厚くしなければならない。そのため、
従来の人形の顔は、目を大きくパッチリとする代償とし
て、同図(b)のように、目の開口部の縁10a、10
bの肉厚が厚くなって上下のまぶたが厚ぼったくなって
しまうという欠点がある。
【0007】本発明は上記問題点を解消し、顔の面積の
割に大きいが、自然でかわいさが損なわれることのな
い、人形玩具の目を提供することをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る人形玩具の目は、以下の要件を備えた
ことを特徴とする。 (イ)頭部の目に対応する開口部の裏側に凹部を形成す
ること (ロ)上記凹部には目パーツが挿嵌されていること (ハ)上記目パーツの外形は、上記開口部の輪郭よりも
やや大きく形成されていること (ニ)前記目パーツの表面は、前記凹部に挿嵌された
際、顔部表面の曲面に沿う形状であること なお、前記目パーツの白目に相当する部位には白色等の
塗料を彩色すればよい。
【0009】前記目パーツは透明であるのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は人形玩具の顔の一部と目パ
ーツの斜視図、図2及び図3はそれぞれ目の開口部に目
パーツが挿嵌された状態の縦断面図及び横断面図を、ま
た図4は目パーツが挿嵌された状態の正面図を示す。上
図において符号1は人形の頭部、2は目パーツである。
【0011】頭部1の目に対応する部位には開口部3が
形成されている。開口部3の上縁3aが上まぶた、下縁
3bが下まぶたを構成する。開口部3の裏側には従来の
ものと同じような凹部4が形成されている。
【0012】上記凹部4には目パーツ2が挿嵌されてい
る。目パーツ2はハイインパクトスチロール、ABS樹
脂、GP等によってパーツ本体2aと軸体2bとから構
成されている。パーツ本体2aの外形は、上記開口部3
の輪郭よりもやや大きくなるように形成されている。
【0013】さらに、目パーツ2は青や黒のクリアな透
明とし、図4に示すように、上記目パーツ2の白目に相
当する部位7には白色等の塗料で彩色すればよい。彩色
はスプレーで行なえばよい。
【0014】また、目パーツ2の中央の瞳部分5は、上
記軸体2bの端面によって構成され、リアル性を向上さ
せるため、パーツ本体の表面には中心から放射状に点線
模様6が施されている。点線模様6は虹彩部分を表わす
もので、図1の白目7の部分は図4のように塗料によっ
て覆い隠される。
【0015】上記構成の目パーツ2は、人形頭部1の目
の開口部3に取り付けるが、この場合も、外側から押し
こんで凹部4に挿嵌するか、あるいは内側から凹部4内
に挿嵌して固定するようにしてもよい。
【0016】上記構成によれば、上記目パーツ2の外形
は、上記開口部3の輪郭よりもやや大きく形成されるよ
うにした、つまり目パーツ2の大きさは人形の頭部1の
大きさに応じて個々に対応するものであり、その形状は
全体的に円形ではないから、その前面を球面とする必要
は全くない。
【0017】そこで、前記目パーツ2の表面は、前記凹
部4に挿嵌された際、顔部表面の曲面に沿う形状にする
のが好ましい。つまり、図3に示されるように、目のカ
ーブは目元側と目尻側とで異なり、目元側pが小さく、
目尻側qが大きくカーブしているので、目の前面の曲面
のカーブは顔部表面の曲面に沿う曲面として形成されて
いる。これにより、顔と目とが一体になった人形の目部
分に彩色したようになり、目はリアルだが、まぶたが不
自然という不都合が解消される。
【0018】上述のように、目パーツ2の外形は、図4
に示されるように、目に対応する位置に形成された開口
部3の輪郭よりもやや大きく形成されるようにしたもの
であるから、その大きさや形状は人形の頭部1の大きさ
に応じて個々に対応するものであって、従来のように画
一的なものではなく、また目パーツ2の表面は、前記凹
部4に挿嵌された際、顔部表面の曲面に沿う形状である
から、図2に示されるように、まぶたを厚くしなくても
顔の表面から目が出っ張ることがないから、顔と目との
全体のバランスがよくなる。しかも顔の面積に比べて大
きな目を簡単に実現することができる。したがって、高
さが20〜30cm程度の小型の人形の目にも十分に対
応することができる。
【0019】また、目パーツ2自体を青みがかった透明
や黒味がかった透明にしたときは、白目7に相当する部
分を彩色することにより簡単に澄んだ目パーツが得ら
れ、リアル性が向上する。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、目パーツ
の外形は、目に対応する位置に形成された開口部の輪郭
よりもやや大きく形成され、目パーツの表面は、前記凹
部に挿嵌された際、顔部表面の曲面に沿う形状であるか
ら、その大きさや形状は人形の頭部1の大きさに応じて
個々に対応するものであり、従来のように画一的なもの
ではない。したがって、目の開口部の縁の肉厚が厚くな
って上下のまぶたが厚ぼったくなってしまうという問題
は解決され、しかも顔の面積に比べて大きな目を簡単に
実現することができる。また、高さが小型の人形の目に
も十分に対応することができる。
【0021】また、目パーツの表面を顔部表面の曲面に
沿う形状になっているから、人形としての顔と目との全
体のバランスがよくなる。
【0022】白目に相当する部分を彩色することにより
澄んだ瞳が得られる。
【0023】請求項2に係る発明によれば、白目に相当
する部分は彩色すればよいので、簡単に目パーツが得ら
れる。
【0024】請求項3に係る発明によれば、目パーツ自
体を青みがかった透明や黒味がかった透明にすることに
より、澄んだ目となり、リアル性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人形玩具の顔の一部と目パーツの
斜視図
【図2】目の開口部に目パーツが挿嵌された状態の縦断
面図
【図3】目の開口部に目パーツが挿嵌された状態の横断
面図
【図4】目の開口部に目パーツが挿嵌された状態の正面
【図5】従来の目パーツの斜視図
【図6】(a)(b)は従来の目パーツの取り付け状態
を示す断面図
【符号の説明】
2 目パーツ 3 開口部 4 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要件を備えたことを特徴とする人
    形玩具の目。 (イ)頭部の目に対応する開口部の裏側に凹部を形成す
    ること (ロ)上記凹部には目パーツが挿嵌されていること (ハ)上記目パーツの外形は、上記開口部の輪郭よりも
    やや大きく形成されていること (ニ)前記目パーツの表面は、前記凹部に挿嵌された
    際、顔部表面の曲面に沿う形状であること
  2. 【請求項2】 前記目パーツの白目に相当する部位には
    白色等の塗料が彩色されている、請求項1記載の人形玩
    具の目。
  3. 【請求項3】 前記目パーツは透明である、請求項1記
    載の人形玩具の目。
JP2002120099A 2002-04-23 2002-04-23 人形玩具の目 Pending JP2003311026A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101495680B1 (ko) 2013-08-21 2015-02-25 우현정 인형용 안구 및 그 제조방법
CN114082201A (zh) * 2020-11-04 2022-02-25 株式会社万代 眼部部件和其制造方法以及人形体

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JP2022074525A (ja) * 2020-11-04 2022-05-18 株式会社バンダイ 眼部品、その製造方法、及び人形体
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